JPH0792633B2 - 静電複写機 - Google Patents

静電複写機

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JPH0792633B2
JPH0792633B2 JP59072915A JP7291584A JPH0792633B2 JP H0792633 B2 JPH0792633 B2 JP H0792633B2 JP 59072915 A JP59072915 A JP 59072915A JP 7291584 A JP7291584 A JP 7291584A JP H0792633 B2 JPH0792633 B2 JP H0792633B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈従来分野〉 本発明は、静電複写機、更に詳しくは、下部支持枠体と
この下部支持枠体に旋回自在に装着された上部支持枠体
とを具備するシエル型静電複写機に関する。
〈従来技術〉 当業者には周知の如く、下部支持枠体と、開位置と閉位
置との間を旋回自在に上記下部支持枠体に装着された上
部支持枠体とを具備する、所謂シエル型と称される静電
複写機が提案され実用に供されている。かようなシエル
型静電複写機においては、一般に、上部支持枠体を開位
置にせしめると、複写画像が形成される複写紙の搬送経
路の少なくとも相当部分が開放され、それ故に、上記搬
送経路において複写紙の閉塞(ジヤム)が発生した場合
に閉塞した複写紙を容易に取出すことができる等の利点
がある。
しかしながら、従来のこの種の静電複写機においては、
下部支持枠体に旋回自在に装着された上部支持枠体に回
転ドラムが着脱自在に装着されるが、その装着及び離脱
を十分に容易且つ迅速に行うことが困難であり、またそ
の着脱作業時に回転ドラムの周表面に配設された感光体
を損傷する恐れがあつた。
そこで、上述した欠点を解消するために、実開昭58−13
526号公報に開示されている如く、上部支持枠体に着脱
自在に装着されるクリーニング装置にドラム支持部を設
け、このドラム支持部に回転ドラムを着脱自在に装着す
るものも提案されている。この改良された静電複写機に
おいては、実開昭58−13526号公報の明細書及び図面か
ら容易に理解される如く、回転ドラムの上部支持枠体へ
の装着は、回転ドラムを離脱状態にあるクリーニング装
置のドラム支持部に着脱自在に装着し、次いで上部支持
枠体が開位置にある状態においてこのクリーニング装置
を下部支持枠体上に所要の通り載置し、しかる後上部支
持枠体を閉位置に位置付けてこの上部支持枠体に形成さ
れたシヤフト挿通孔を通してドラムシヤフトを差し込む
ことによつて所要の通りに達成され、また回転ドラムの
上部支持枠体からの離脱は、上述した操作とは逆に、ド
ラムシヤフトを上部支持枠体から抜き、次いで上部支持
枠体を開位置に位置付け、しかる後下部支持枠体からク
リーニング装置を取外し、このクリーニング装置から回
転ドラムを離脱せしめることによつて所要の通りに達成
される。
しかし、かくの通りの静電複写機においては、容易に理
解される如く、回転ドラムを離脱せしめるには下部支持
枠体に載置された状態にあるクリーニング装置を取外し
た後にこのクリーニング装置から離脱せしめる必要があ
り、それ故に、回転ドラムを含むクリーニング装置が比
較的高重量であることに起因してクリーニング装置の下
部支持枠体からの取出しは比較的容易でなく、この取外
しの際に回転ドラムを他の部材に当接せしめて感光体を
損傷する恐れがあり、更に回転ドラムの離脱操作も煩雑
である。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、回転ドラムの上部支持枠体への装着及
び上部支持枠体からの離脱を容易且つ迅速に行うことが
できる、一層改良された静電複写機を提供することであ
る。
本発明のその他の目的は、以下の説明から明らかになる
であろう。
〈発明の要約〉 本発明の第1の局面によれば、下部支持枠体と、その片
端部を前後方向に延びる第1の旋回中心軸線を中心とし
て開位置と閉位置との間を旋回自在に該下部支持枠体に
装着された上部支持枠体と、該上部支持枠体に装着され
たユニットとを具備し、該ユニットは、ユニット枠、及
び周表面に感光体を有し且つ該ユニット枠に着脱自在に
装着された回転ドラムを含む静電複写機において; 該ユニット枠の、該第1の旋回中心軸線側に位置する片
端部を、該第1の旋回中心軸線に対して実質上平行に延
びる第2の旋回中心軸線を中心として旋回自在に該上部
支持枠体に装着するための旋回自在装着手段と、 該上部支持枠体に対して該ユニット枠を所定作用位置に
解除自在にロックするためのロック手段と、 該第1の旋回中心軸線を中心とする該上部支持枠体の開
動方向に対して反対方向であるところの、該第2の旋回
中心軸線を中心とする該ユニット枠の、該作用位置から
の開動を所定非作用位置に制限するための制限手段と、
を具備し、 該制限手段は、第1の連結部材と第2の連結部材を含
み、該第1の連結部材の一端は該上部支持枠体に旋回自
在に連結され、該第1の連結部材の他端は該第2の連結
部材の一端に旋回自在に連結され、該第2の連結部材の
他端は該ユニット枠に旋回自在に連結されており、該制
限手段は、更に、該ユニット枠が該第2の旋回中心軸線
を中心として開動する際の該第1の連結部材と該第2の
連結部材との相対的旋回を所定相対角度関係で停止せし
める停止手段を含み、該停止手段によって該第1の連結
部材と該第2の連結部材との相対的旋回が該所定相対角
度関係で停止せしめられることにより、該ユニット枠の
開動が該非作用位置に制限されるように構成した、 ることを特徴とする静電複写機が提供される。
また、本発明の第2の局面によれば、下部支持枠体と、
その片端部を前後方向に延びる第1の旋回中心軸線を中
心として開位置と閉位置との間を旋回自在に該下部支持
枠体に装着された上部支持枠体と、該上部支持枠体に装
着されたユニットとを具備し、該ユニットは、ユニット
枠、及び周表面に感光体を有し且つ該ユニット枠に着脱
自在に装着された回転ドラムを含む静電複写機におい
て; 該ユニット枠の、該第1の旋回中心軸線側に位置する片
端部を、該第1の旋回中心軸線に対して実質上平行に延
びる第2の旋回中心軸線を中心として旋回自在に該上部
支持枠体に装着するための旋回自在装着手段と、 該下部支持枠体に設けられた支持部材と、 該ユニット枠体の他端部に設けられ、該支持部材の上面
に摺動自在に当接せしめられる被支持片と、 を備えていることを特徴とする静電複写機が提供され
る。
〈発明の好適具体例〉 以下、添付図面を参照して、本発明に従つて構成された
静電複写機について説明する。
第1図乃至第8図を参照して、本発明に従つて構成され
た静電複写機の第1の具体例について説明する。まず、
第1図を参照して静電複写機の全体の構成を概説する
と、図示の静電複写機は全体の番号2で示す略直方体状
のハウジングを備えている。このハウジング2は、下部
支持枠体4とこの下部支持枠体4に旋回自在に装着され
た上部支持枠体6とによつて規定されている(後に詳述
する)。
このハウジング2上には、原稿載置手段8が第1図にお
いて左右方向に往復動自在に配設されている。原稿載置
手段8は、往復動自在に装着された原稿載置台10と、原
稿載置台に固定された透明板(図示せず)と、原稿載置
台10に開閉自在に装着された原稿カバー(図示せず)を
含んでいる。
ハウジング2内の略中央部には、周表面に感光体を有す
る回転ドラム12が回転自在に装着されている。矢印14で
示す方向に回転せしめられる回転ドラム12の周囲には、
その回転方向に見て順次に、充電用コロナ放電器16、光
学系18、それ自体適宜の形態でよい静電潜像現像装置2
0、転写用コロナ放電器22、剥離用コロナ放電器24、及
びクリーニングブレード26を有するクリーニング装置28
(クリーニング手段を構成する)が配設されている。ま
た、光学系18に関連せしめて原稿照射ランプ30が配設さ
れている。この原稿照射ランプ30は、ハウジング2の頂
壁部に形成されている開口32を通して、原稿載置手段8
の透明板上に載置された複写すべき原稿(図示していな
い)を照射する。上下方向に延びる多数の細長い光学要
素(例えば日本板硝子株式会社から商品名「セルフオツ
クマイクロレンズ」として販売されているロツド状レン
ズ)を前後方向に配列することによつて構成されている
光学系18は、原稿からの反射光を回転ドラム12の周表面
に投射する。
ハウジング2の略下半部には、全体を番号34で示す複写
紙搬送機構が配設されている。この複写紙搬送機構34の
一端、第1図において右端には、カセツト形式の複写紙
供給装置36が設けられている。複写紙供給装置36は、送
給ローラ38が設けられている複写紙カセツト受部40と、
ハウジング2の右側面に形成された開口を通して上記複
写紙カセツト受部40に装填される複写紙カセツト42との
組合せから構成されており、送給ローラ38の作用によつ
て複写紙カセツト42内に収容されているシート状複写紙
層から1枚毎複写紙を送給する。複写紙カセツト42内か
ら送出された複写紙は、案内板44に案内され、搬送ロー
ラ対46及び48の作用によつて案内板50上を案内され、回
転ドラム12と転写用コロナ放電器22及び剥離用コロナ放
電器24との間に搬送される。次いで、適宜の搬送ベルト
機構52の作用によつて搬送されて、定着装置54に送られ
る。しかる後に、ハウジング2の左側面に形成されてい
る開口を通して受皿56に排出される。搬送ベルト機構52
は、案内板53と案内板53に形成された開口に配設された
無端状搬送ベルト55を含んでいる(第2図参照)。定着
装置54は、加熱手段を有する上方ローラ58及び下方ロー
ラ60から成る定着ローラ対62を有している。定着ローラ
対62からの複写紙は、排出ローラ対64及び66の作用によ
つて受皿56に排出される。
上述した通りの静電複写機においては、回転ドラム12が
矢印14で示す方向に回転せしめられる間に、充電用コロ
ナ放電器16が感光体を特定極性に実質上均一に充電し、
次いで光学系18を通して原稿の像が感光体上に投射さ
れ、かくして感光体上に原稿に対応した静電潜像が形成
される。しかる後に、現像装置20が感光体上の静電潜像
にトナー粒子を施して静電潜像をトナー像に現像する。
次いで、複写紙供給装置36から送給されてきた複写紙が
感光体に接触せしめられ、転写用コロナ放電器22の作用
によつて感光体上のトナー像が複写紙上に転写される。
しかる後に、剥離用コロナ放電器24の作用によつて感光
体から複写紙が剥離される。トナー像が転写された複写
紙は、次いで定着装置54に搬送され、定着装置54におい
てトナー像が定着された後に受皿56に排出される。一
方、回転ドラム12は更に回転を続け、クリーニング装置
28の作用によつて感光体から残留トナー粒子が除去され
る。
次に、第1図と共に第2図を参照して、下部支持枠体4
及び上部支持枠体6の構成について説明する。下部支持
枠体4は、前後方向(第1図において紙面に垂直な方
向、第2図において右下方から左上方に向う方向)に間
隔を置いて配設された垂直前基板68及び垂直後基板70、
並びにこれらの下端に固定された下板72を含んでいる。
下板72は、ハウジング2の底面を規定する底壁部、ハウ
ジング2の両側面の略下半部を規定する両側下面壁部を
有している。一方、上部支持枠体6は、前後方向に間隔
を置いて配設された垂直前基板74及び垂直後基板76、並
びにこれらの上端に固定された上板78(第1図参照)を
含んでいる。上板78は、ハウジング2の頂面を規定する
頂壁部、ハウジング2の両側面の略上半分を規定する両
側上面壁部を有している。かような上部支持枠体6は、
第1図に実線で示す閉位置と第1図に二点鎖線で示すと
共に第2図に示す開位置との間を旋回自在に下部支持枠
体4に装着されている。更に詳しくは、下部支持枠体4
の垂直前基板68及び垂直後基板70の片端部(第1図にお
いて右端部)には、上方に突出した支持突部80(第1図
及び第2図において片側のみ示す)が設けられており、
かかる支持突部80にピン82を介して上部支持枠体6の垂
直前基板74及び垂直後基板76が旋回自在に装着されてい
る。従つて、上部支持枠体6はピン82(このピン82は、
前後方向に延びる第1の旋回中心軸線を構成する)を中
心として矢印84で示す開動方向及び矢印86で示す閉動方
向に旋回自在である。下部支持枠体4と上部支持枠体6
との間には、図示していないが、下部支持枠体4に対し
て上部支持枠体6を矢印84で示す開動方向に弾性的に偏
倚せしめるばね手段が介在されている。このばね手段は
ピン82を中心として上部支持枠体6矢印84で示す開動方
向に偏倚せしめるが、ばね手段の弾性偏倚作用によつて
上部支持枠体6が矢印84で示す開動方向に旋回せしめら
れる際には、容易に理解される如く、上部支持枠体6の
旋回に応じてばね手段の弾性偏倚力が漸次小さくなる。
そして、上部支持枠体6が上記開位置まで旋回せしめら
れると、ピン82を中心として上部支持枠体6を矢印84で
示す開動方向に旋回せしめんとするばね手段の弾性偏倚
力と、上部支持枠体6及びこれに装着された種々の構成
要素自体の重量に起因して上記ピン82を中心としてこの
上部支持枠体6を矢印86で示す閉動方向に旋回せしめん
とするモーメントとが平衡し、かくして上部支持枠体6
は第1図に二点鎖線で示すと共に第2図に示す開位置に
維持される。このばね手段については、本出願人が昭和
57年11月30日付で出願した特願昭57−209849号(名称;
静電複写機)の明細書及び図面に開示されているものと
実質上同一であり、それ故に、その詳細については特願
昭57−209849号の明細書及び図面を参照されたい。上述
した下部支持枠体4及び上部支持枠体6には、更に、上
部支持枠体6を第1図に実線で示す閉位置にロツクする
ためのロツク手段(図示せず)が設けられている。
図示の静電複写機においては、第1図及び第2図を参照
することによつて理解される如く、下方に位置する構成
要素、即ち、複写紙供給装置36,転写用コロナ放電器22,
剥離用コロナ放電器24,案内板44及び50,搬送ローラ46,
搬送ベルト機構52及び定着装置54は下部支持枠体4に装
着され、上方に位置する構成要素、即ち回転ドラム12,
充電用コロナ放電器16,光学系18,現像装置20,クリーニ
ング装置28,原稿照射ランプ30,原稿載置手段8及び搬送
ローラ48は上部支持枠体6に装着されている。従つて、
上部支持枠体6を第1図に実線で示す閉位置から第1図
に二点鎖線で示すと共に第2図に示す開位置に位置付け
ると、複写紙搬送経路の大部分が開放され、複写紙の閉
塞(ジヤム)が発生した場合に閉塞した複写紙を容易に
取出すことができる。
上述した通りの静電複写機においては、回転ドラム12と
クリーニング装置28とがユニツトとして構成され、この
ユニツトが上部支持枠体6に着脱自在に装着されるよう
に構成されている。主として第3図乃至第5図を参照し
て説明すると、全体を番号88で示すユニツトはユニツト
枠90を具備している。ユニツト枠90は前後方向(第3図
において紙面に垂直な方向、第4図において右下方から
左上方に向う方向、第5図において左右方向)に間隔を
置いて配設された前壁92及び後壁94を有している。前壁
92及び後壁94の各々は、左部が略矩形状に形成され、右
部が略円形状に形成され、それらの右端には支持突起92
a及び94aが設けられている。この前壁92の支持突起92a
の前面には、旋回自在装着手段の一部を構成する支持ピ
ン96が植設され、また後壁94の支持突起94aの後面に
は、旋回自在装着手段の一部を構成する支持ピン98が植
設されている。前壁92の後面及び後壁94の前面には、上
方が開放している略U字状の凹所100(第4図において
後壁94に形成された凹所のみを示す)が設けられてい
る。この凹所100は前壁92及び後壁94の上方端から内側
に延びており、その底面は半円形状に形成されている。
各凹所100の上端部には矩形状の切欠き104が形成され、
凹所100の端面上端部は外側に向つて上方に傾斜せしめ
られている(第4図において片方のみ示す)。
この傾斜面100aは、回転ドラム12を装着する際に案内と
して作用する。凹所100の底部には軸孔102が形成されて
おり、軸孔102の各々は、夫々、前壁92の前面に設けら
れた突起部111(第4図及び第5図)及び後壁94の後面
に設けられた突起部112(第5図)を貫通している。上
述した凹所100は、回転ドラム12を支持するための受部
を規定する。前壁92の前面及び後壁94の後面には、更
に、係止ピン106及び108が設けられている(第5図参
照)。係止ピン106及び108は、夫々、前壁92の前面の右
部下端部及び後壁94の後面の右部下端部に植設され、こ
れらの一端部には係止溝109(第4図において係止ピン1
06に形成された係止溝のみ示す)が形成されている。
上述した前壁92及び後壁94間には、クリーニング装置28
が装着されている。クリーニング装置28は装置ハウジン
グ116を含み、この装置ハウジング116が前壁92及び後壁
94間に固定されている。この装置ハウジング116には、
感光体上に残留するトナー粒子を除去するクリーニング
ブレード26が装着されている。かかるクリーニング装置
28は、クリーニングブレード26によつて除去されたトナ
ー粒子を収容容器(図示せず)に排出するための排出管
118を有し、この排出管118の一端側が前壁92に形成され
た貫通孔を貫通して装着されている。かかるクリーニン
グ装置28については、本出願人が昭和58年7年18日付で
出願した実願昭58−110157号(名称;静電複写機におけ
るクリーニング装置)の明細書及び図面に開示されてい
るものと実質上同一であり、それ故に、その詳細につい
ては実願昭58−110157号の明細書及び図面を参照された
い。
次いで、主として第4図を参照して、回転ドラム12のユ
ニツト枠90への装着様式について説明する。回転ドラム
12は周表面に感光体が配設された円筒部120と、円筒部
の両端部に固定された側壁部122a及び122bとを有し、各
側壁部122a及び122bの外面には円筒状の支持部材124及
び126が装着されている。支持部材124には円形状の軸孔
128が形成され、支持部材126には細長い軸孔130が形成
されている。上述した回転ドラム12は、その両端に装着
された支持部材124及び126を前壁92に形成された凹所及
び後壁94に形成された凹所100に上方から挿入すること
によつて、ユニツト枠90に回転自在に装着される。
次に、第2図乃至第5図を参照して、ユニツト枠90の上
部支持枠体6への装着様式について説明する。上部支持
枠体6の垂直前基板74の後面には旋回自在装着手段の一
部を構成する受け部材132(第4図)が固定され、その
垂直後基板76の前面には旋回自在装着手段の一部を構成
する受け部材134(第2図,第4図)が固定されてい
る。この受け部材132及び134の内面には、左端に位置す
る開口から右側上方に延び更に右側下方に延びる受部13
6が設けられている(第8図も参照されたい)。上部支
持枠体6の垂直前基板74には貫通孔が形成されており、
この貫通孔には軸孔を規定する孔138が形成された支持
部材140が装着されている。また、上部支持枠体6の垂
直後基板76には貫通孔が形成され、かかる貫通孔には支
持部材142を介して回転軸144(第2図)が回転自在に装
着されている。回転軸144の垂直後基板76から後方に突
出する外側端には歯車146が固定されており、この回転
軸144の垂直後基板76から前方に突出する内側端面には
細長い凹所148(第2図)が形成されている。上述した
構成のユニツト枠90は、前壁92に植設された支持ピン96
を垂直前基板74に固定された受け部材132の受部136に、
後壁94に植設された支持ピン98を垂直後基板76に固定さ
れた受け部材134の受部136に挿入することによつて、上
部支持枠体6に所要の通りに装着される。かく装着する
と、第3図から理解される如く、ピン82が位置する側の
ユニツト枠90の片端部(右端部)が旋回自在に装着さ
れ、ユニツト枠90は支持ピン96及び98(第1の旋回中心
軸線に対して実質上平行に前後方向に延びる第2の旋回
中心軸線を構成する)を中心として矢印150(第3図)
で示す閉動方向及び矢印152(第3図)で示す開動方向
に旋回自在となる。
上部支持枠体6と上述した如くして上部支持枠体6に旋
回自在に装着されたユニツト枠90との間には制限手段15
4が介在されている。図示の具体例では、制限手段154は
ユニツト枠90の前壁92の前側と後壁94の後側とに配設さ
れている。この制限手段154の各々は、一端部に孔156が
形成された第1の連結部材158と、一端部が第1の連結
部材158の他端部に旋回自在に連結された第2の連結部
材160を有し、第2の連結部材160の他端部には係止切欠
き162が形成されている。主として第5図を参照して、
ユニツト枠90の前壁92の前側に配設された制限手段154
においては、第1の連結部材158の一端部は、孔156を上
部支持枠体6の垂直前基板74に装着された支持部材140
の内側突出部に装着することによつて、この垂直前基板
74に旋回自在に連結され、第2の連結部材160の他端部
は、係止切欠き162をユニツト枠90の前壁92に植設され
た係止ピン106の係止溝109に係合させることによつて、
ユニツト枠90に旋回自在に連結されている。支持部材14
0の内側突出部にはねじりコイルばね164が被嵌され、こ
のコイルばね164の一端側は第1の連結部材158の一端部
に形成された切欠き163に係止され、その他端側は上部
支持枠体6の垂直前基板74に係止されている。また、ユ
ニツト枠90の後壁94の後側に配設された制限手段154に
おいては、第1の連結部材158の一端部は、孔156を上部
支持枠体6の垂直後基板76に装着された支持部材142の
内側突出部に装着することによつて、この垂直後基板76
に旋回自在に連結され、第2の連結部材160の他端部
は、係止切欠き162をユニツト枠90の後壁に植設された
係止ピン108の係止溝に係合させることによつて、ユニ
ツト枠90に旋回自在に連結されている。支持部材142の
内側突出部にもねじりコイルばね166が被嵌され、この
コイルばね166の一端側は第1の連結部材158の一端部に
形成された切欠き163に係止され、その他端側は上部支
持枠体6の垂直後基板76に係止されている。上述したね
じりコイルばね164及び166は、各第1の連結部材158を
支持部材140及び142を中心として第3図において反時計
方向に旋回せしめるように作用する。
上記制限手段154の各々は、停止手段を有している。図
示の停止手段は各第2の連結部材160の一端に一体に形
成された停止片168から構成されている(第3図,第4
図)。かかる停止片168は、第1の連結部材158に対して
第2の連結部材160が第3図において反時計方向に旋回
せしめられて所定相対角度関係になる(具体例では、第
1の連結部材158と第2の連結部材160とが一直状にな
る)と第1の連結部材158の他端部の側面に当接し、第
2の連結部材160の所定相対角度関係を越える旋回動を
阻止する。かくの通りであるので、上部支持枠体6に装
着されたユニツト枠90は、第3図に示す如く、上部支持
枠体6を上記開位置に位置付けた状態において第3図に
二点鎖線で示す作用位置と第3図に実線で示す非作用位
置との間を旋回自在である。
上述した如く上部支持枠体6に旋回自在に装着されたユ
ニツト枠90は、ドラム支持軸170(第5図及び第6図参
照)によつて上記作用位置に保持されるように構成され
ている。主として第6図を参照して、ドラム支持軸170
は横断面が円形である主部170aを有し、この主部170aの
一端には頭部170bが設けられ、その他端には横断面が略
矩形状である係止部170cが設けられている。そして、主
部170aの一端部には、周面に環状の溝172が形成されて
いる。他方、ドラム支持軸170に関連して、上部支持枠
体6の垂直前基板74の前面には係止手段が設けられてい
る。図示の係止手段は垂直前基板74に旋回自在に装着さ
れた係止片174から構成されており、この係止片174に
は、一端に操作部174aが設けられ、中央部下面に略半円
状の係止部174bが設けられている(第2図も参照された
い)。この係止片174と垂直前基板74との間にはねじり
コイルばね176(第2図)が介在されており、このコイ
ルばね176は係止片174を第3図において時計方向(第2
図においては右方から見て時計方向)に旋回せしめるよ
うに作用する。また、この垂直前基板74の前面には、係
止片174の一端に当接してその時計方向の旋回動を阻止
する停止ピン178(第2図)が植設されている。かかる
係止片174の係止部174bは、ドラム支持軸170を所要の通
りに装着した際に、ドラム支持軸170に形成された溝172
に係合せしめられる。
上述した静電複写機には、更に、ユニツト枠90を上記作
用位置に解除自在にロツクするためのロツク手段180が
設けられている。第3図及び第4図を参照して、図示の
ロツク手段180は、係止軸182と、この係止軸182に係合
離脱である係止部材184の組合せから構成されている。
更に説明すると、具体例においては、係止軸182は上部
支持枠体6の垂直前基板74及び垂直後基板76間に固定さ
れている(第2図も参照されたい)。他方、係止部材18
4はユニツト枠90に設けられている。係止部材184は中間
部184aと、この中間部の両端から上方に延びているアー
ム部184bとを有し、各アーム部184bの先端に係合部184c
が設けられている。そして、この係止部材184は、ユニ
ツト枠90の前壁92及び後壁94間に固定されている軸部材
186に各アーム部184bが旋回自在に装着されている。軸
部材186の中間部にはねじりコイルばね188が被嵌されて
おり、このばね188の一端側はクリーニング装置28の装
置ハウジング116に係止され、その他端側は係止部材184
の中間部184aの内面に当接されている。かくの通りであ
るので、係止部材184はねじりコイルばね188の作用によ
つて第2図において時計方向(詳しくは、右下方から見
て時計方向)に偏倚せしめられ、通常、アーム部184bの
内側面が装置ハウジング116の上端縁部に当接する状態
に保持される。この係止部材184の係合部184cは、上記
係止軸182に係合される。
次いで、主として第3図乃至第6図を参照して、回転ド
ラム12及びユニツト枠90の装着手順について説明する。
回転ドラム12及びユニツト枠90を装着するには、まず、
下部支持枠体4及び上部支持枠体6に設けられているロ
ツク手段(図示せず)を解除して上部支持枠体6を矢印
84(第1図乃至第3図)で示す開動方向に開動させて第
3図に示す開位置(第1図に二点鎖線で示すと共に第2
図に示す位置)にせしめる。
次に、離脱状態にあるユニツト枠90に回転ドラム12を着
脱自在に装着する。この装着は、回転ドラム12の両端の
支持部材124及び126をユニツト枠90の前壁92及び後壁94
に設けられた凹所100に上方から挿入することによつて
達成され、かく装着すると、回転ドラム12は前壁92及び
後壁94間に回転自在に支持される。かかる装着状態にお
いては、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94に形成された
軸孔102と回転ドラム12の支持部材124及び126に形成さ
れた軸孔128及び130とが実質上一直線上に整合せしめら
れる。また、回転ドラム12の上縁部は、第4図に示す如
く、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94に形成された切欠
き部に位置付けられる。
次いで、回転ドラム12が装着されたユニツト枠90を上部
支持枠体6に着脱自在に装着する。かかる装着は、ユニ
ツト枠90の前壁92に植設された支持ピン96を垂直前基板
74に固定された受け部材132の受部136に挿入すると共に
ユニツト枠90の後壁94に植設された支持ピン98を垂直後
基板76に固定された受け部材134の受部136に挿入し、そ
してユニツト枠90の前壁92に植設された係止ピン106の
係止溝109を前側の制限手段154の第2の連結部材160に
形成された係止切欠き162に係合させるとともにユニツ
ト枠90の後壁94に植設された係止ピン108の係止溝を後
側の制限手段154の第2の連結部材160に形成された係止
切欠き162に係合させることによつて達成される。かく
装着すると、ユニツト枠90は、制御手段154の作用によ
つて第3図及び第5図に実線で示す非作用位置に保持さ
れる(第5図においては、回転ドラム12,クリーニング
装置28及びユニツト枠90を含むユニツト88を簡略化して
示す)。即ち、かくすると、制御手段154の第1の連結
部材158と第2の連結部材160とが第3図及び第7図に実
線で示す所定相対角度関係(具体例では、一直線となる
関係)に保持され、この所定相対角度関係から第1の連
結部材158に対して第2の連結部材160が第3図及び第7
図において反時計方向に旋回されることが停止片168の
作用によつて阻止され、かくしてユニツト枠90は上記非
作用位置に保持される。この非作用位置に位置する状態
においては、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94に設けら
れた凹所100は、第3図において左斜め上方に向つて開
口している。
回転ドラム12及びユニツト枠90を装着する際には、後の
記載から容易に理解される如く、上述のようにユニツト
枠90に回転ドラム12を装着した後このユニツト枠90を上
部支持枠体6に装着するようにしてもよいが、これに代
えて、ユニツト枠90を上部支持枠体6に着脱自在に装着
し、しかる後このユニツト枠90に回転ドラム12を装着す
るようにしてもよい。
次いで、ユニツト枠90を支持ピン96及び98を中心として
矢印150(第3図)で示す閉動方向に閉動させて第3図
及び第5図に二点鎖線で示す作用位置にせしめる。ユニ
ツト枠90を閉動せしめる際には、ねじりコイルばね164
及び166が第1の連結部材158を支持部材140及び142を中
心として第3図において反時計方向に旋回せしめるよう
に作用し、それ故に、その閉動がスムーズとなる。ユニ
ツト枠90を上記作用位置に位置せしめると、係止部材18
4の係合部184cが係止軸182に係合してロツク状態とな
り、ねじりコイルばね188の作用によつてロツク状態が
維持され、かくしてユニツト枠90は上記作用位置に保持
される。この作用位置の状態においては、第5図から容
易に理解される如く、上部支持枠体6の垂直前基板74に
規定された軸孔(具体例では支持部材140の孔138)と、
ユニツト枠90の前壁92及び後壁94に形成された軸孔102
と、回転ドラム12の支持部材124及び126に形成された軸
孔128及び130と、上部支持枠体6の垂直後基板76に装着
された回転軸144の内側端面に形成された凹所148(第2
図)とが前後方向に実質上整合せしめられる。
しかる後、上部支持枠体6を矢印86(第1図乃至第3
図)で示す閉動方向に閉動させて第6図に示す閉位置
(第1図に実線で示す位置)に位置せしめる。かかる位
置にせしめると、下部支持枠体4及び上部支持枠体6に
設けられているロツク手段(図示せず)がロツク状態と
なり、かくして上部支持枠体6は上記閉位置に保持され
る。
次いで、第6図に示す如く、係止片174を第3図におい
て反時計方向に若干旋回させて解除状態に保持し、ドラ
ム支持軸170の他端側を前方から後方に向つて、順次上
部支持枠体6の垂直前基板74の軸孔,ユニツト枠90の前
壁92の軸孔102,回転ドラム12の支持部材124の軸孔128,
支持部材126の軸孔130、及びユニツト枠90の後壁94の軸
孔102を通して回転軸144の凹所148内に挿入する。かく
挿入すると、回転ドラム12は、ドラム支持軸170を介し
て上部支持枠体6の垂直前基板74及び垂直後基板76間に
回転自在に支持され、更に、ドラム支持軸170の他端側
においては係止部170cが回転ドラム12の支持部材126の
軸孔130及び回転軸144の凹所148内に位置せしめられ、
かくしてこのドラム支持軸170を介して歯車146が固定さ
れた回転軸144と回転ドラム12とが駆動連結される。
尚、歯車146は、上部支持枠体6を上記閉位置にせしめ
た際に、適宜の伝動手段を介して駆動源(図示せず)に
駆動連結される。更に、係止片174の保持を解除してロ
ツク状態にする。かくすると、係止片174はねじりコイ
ルばね176(第2図)の作用によつて第3図において時
計方向に旋回され、係止片174は係止部174bがドラム支
持軸170の溝172に係合するロツク状態に保持され、かく
してドラム支持軸170の離脱が確実に阻止される。
上述した操作においては、上部支持枠体6を閉位置にせ
しめた後にドラム支持軸170を挿入しているが、これに
代えて、上部支持枠体6が開位置にあるときにドラム支
持軸170を挿入せしめ、しかる後この上部支持枠体6を
閉位置にせしめてもよい。
以上の如くして回転ドラム12及びユニツト枠90が上部支
持枠体6に着脱自在に装着されると、各構成要素は第1
図に示す位置関係に保持され、複写可能な状態となる。
上述した如くして装着された回転ドラム12は、次の如く
して上部支持枠体6から離脱せしめることができる。離
脱せしめるには、まず、下部支持枠体4及び上部支持枠
体6に設けられたロツク手段(図示せず)を解除して上
部支持枠体6を矢印84(第1図乃至第3図)で示す開動
方向に開動させて第3図に示す開位置にせしめる。次
に、係止片174を上述した如く旋回させて解除状態に
し、上部支持枠体6からドラム支持軸170を抜く。かく
すると、歯車146と回転ドラム12との連結状態が解除さ
れ、回転ドラム12はユニツト枠90の前壁92及び後壁94に
形成された凹所100に支持された状態となる(上述した
操作に代えて、ドラム支持軸170を抜いた後、上部支持
枠体6を上記開位置にせしめるようにしてもよい)。次
いで、係止部材184の中間部184aを押圧してその係止部1
84cと係止軸182との係合状態を解除してユニツト枠90を
矢印152(第3図)で示す開動方向に開動させる。かく
すると、ユニツト枠90は支持ピン96及び98を中心として
矢印84で示す上部支持枠体6の開動方向に対して反対方
向である矢印152で示す開動方向に旋回され(このと
き、制限手段154の第1の連結部材158は支持部材140及
び142を中心として第3図において時計方向に旋回さ
れ、第2の連結部材160は第1の連結部材158との連結部
を中心として第3図において反時計方向に旋回され
る)、第3図及び第5図に実線で示す非作用位置まで旋
回せしめられると、制限手段154の第2の連結部材160に
設けられた停止片168が第1の連結部材158に当接する
(第7図参照)。かくすると、第1の連結部材158に対
する第2の連結部材160の旋回が阻止され、これによつ
てユニツト枠90の矢印152で示す方向の開動が阻止さ
れ、かくしてユニツト枠90は、回転ドラム12及びクリー
ニング装置28を含むユニツト自身の自重によつて上記非
作用位置に保持される。かかる非作用位置の状態におい
ては、上述した如く、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94
に設けられた凹所100は、第3図において左斜め上方に
向つて開口する。しかる後、ユニツト枠90の前壁92及び
後壁94に形成された切欠き104を通して回転ドラム12の
両端上縁部を把持し、回転ドラム12を前壁92及び後壁94
に設けられた凹所100に沿つて第3図において左斜め上
方、即ち上方に向つて第1の旋回中心軸線を構成するピ
ン82から遠ざかる斜め上方に上昇せしめる。かくして、
回転ドラム12は下部支持枠体4と開位置にある上部支持
枠体6との開口部を通して上記非作用位置にあるユニツ
ト枠90から離脱せしめられ、回転ドラム12を容易に上部
支持枠体6から取外すことができ、回転ドラム12の交換
等を容易に行うことができる。尚、ユニツト枠90から回
転ドラム12を取外す際にクリーニング装置28のクリーニ
ングブレード26がこの回転ドラム12の周表面に干渉する
のを防止するために、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94
の凹所100を、垂直方向に対して所定角度傾斜せしめる
ように構成するのが好ましい。
また、上述した如くして装着されでたユニツト枠90は、
次の如くして上部支持枠体6から離脱せしめることがで
きる。即ち、まず、上述した如く操作して、上部支持枠
体6を上記開位置にせしめると共に、ユニツト枠90を上
記非作用位置にせしめる。次いで、ユニツト88を若干上
方に持上げた後各制限手段154の第2の連結部材160を第
3図及び第7図において時計方向に若干旋回せしめて、
ユニツト枠90の前壁92に植設された係止ピン106及び後
壁94に植設された係止ピン108と各第2の連結部材160の
係止切欠き162との係合状態を解除する。しかる後に、
ユニツト88を上部支持枠体6の垂直前基板74及び垂直後
基板76に設けられた受け部材132及び134の受部136に沿
つて移動される。かくすると、ユニツト枠90の前壁92及
び後壁94に設けられた支持ピン96及び98は、第8図に示
す如く、二点鎖線で示す位置を経て矢印190で示す方向
に移動され、受け部材132及び134の受部136から外れ
る。かくして、ユニツト枠90は上部支持枠体6から離脱
され、このユニツト枠90を容易に上部支持枠体6から取
外すことができ、クリーニング装置28の修理等も容易に
行うことができる。尚、ユニツト枠90の離脱は、容易に
理解される如く、回転ドラム12がユニツト枠90に装着さ
れた状態で、或いはこの回転ドラム12をユニツト枠90か
ら外した状態で行うことができる。
次に、第9図乃至第14図を参照して、本発明に従つて構
成された静電複写機の第2図の具体例について説明す
る。以下、第1の具体例と同一の部材は同一の番号を付
す。
第9図及び第10図を参照して、図示の静電複写機は略直
方体状のハウジング2を具備し、このハウジング2は下
部支持枠体4とこの下部支持枠体4にピン82(前後方向
に延びる第1の旋回中心軸線を構成する)を介して旋回
自在に装着された上部支持枠体6とによつて規定されて
いる。この第2の具体例においても回転ドラム12及びク
リーニング装置28とがユニツトとして構成され、このユ
ニツトが上部支持枠体6に着脱自在に装着されるように
構成されている。
主として第10図及び第11図を参照して更に説明すると、
全体を88′で示すユニツトはユニツト枠90を具備してい
る。ユニツト枠90は前後方向(第10図において紙面に垂
直な方向、第11図において左下方から右上方に向う方
向)に間隔を置いて配設された前壁92及び後壁94を有
し、この前壁92及び後壁94の各々は、左部が略矩形状に
形成され、右部が略円形状に形成されている。前壁92及
び後壁94の右端には支持突起92a及び94aが設けられ、こ
の支持突起92aの前面には旋回装着手段の一部を構成す
る支持ピン96が植設され、支持突起94aの後面には旋回
自在装着手段の一部を構成する支持ピン98が植設されて
いる。前壁92の後面及び後壁94の前面には、第1の具体
例と実質上同一の略U字状の凹所100(第11図において
後壁94に形成された凹所のみ示す)が設けられている。
各凹所100の上端部には矩形状の切欠き104が形成され、
凹所100の端面上端部には外側に向つて上方に傾斜して
いる傾斜面100a(第11図において片方のみ示す)が規定
されている。凹所100の底部には軸孔102が形成されてお
り、この軸孔102の各々は、夫々、前壁92の前面に設け
られた突起部111及び後壁94の後面に設けられた突起部
(図示せず)を貫通している。上述した前壁92及び後壁
94間には、第1の具体例と実質上同様の構成であるクリ
ーニング装置28が装着されている。かかる第2の具体例
においては、第1の具体例における制限手段に代えて、
被支持片が設けられている。図示の具体例では、被支持
片はユニツト枠90の前壁92及び後壁94に設けられ、片方
の被支持片は前壁92の左部下端に設けられた垂下片192
から構成され、他方の被支持片は後壁94の左部下端に設
けられた垂下片194(第12図参照)から構成されてい
る。
このユニツト枠90には、回転ドラム12が着脱自在に装着
される。図示の回転ドラム12は、第1の具体例のものと
実質上同一の構成であり、その側壁部122a及び122bの外
面には、円形状の軸孔128を有する支持部材124及び細長
い軸孔130を有する支持部材126が装着されている。この
回転ドラム12は、その両端に装着された支持部材124及
び126を前壁92及び後壁94の凹所100に上方から挿入する
ことによつて、ユニツト枠90に回転自在に装着される。
上述したユニツト枠90は、上部支持枠体6に着脱自在に
装着される。第9図を参照して、上部支持枠体6の垂直
前基板74の後面には旋回自在装着手段の一部を構成する
受け部材132(第11図)が固定され、垂直後基板76の前
面には旋回自在装着手段の一部を構成する受け部材134
(第9図,第11図)が固定されている。この受け部材13
2及び134の内面には、左端に位置する開口から右側上方
に延び更に右側下方に延びる受部136が設けられている
(第14図も参照されたい)。第2の具体例においては、
第8図と比較して容易に理解される如く、受け部材132
及び134の受部136の傾斜が第1の具体例よりも大きくな
つている。ユニツト枠90は、前壁92に植設された支持ピ
ン96を垂直前基板74に固定された受け部材132の受部136
に、後壁94に植設された支持ピン98を垂直後基板76に固
定された受け部材134の受部136に挿入することによつ
て、第10図及び第12図に示す如く上部支持枠体6に着脱
自在に装着される。かく装着すると、ピン82が位置する
側のユニツト枠90の片端部(右端部)が旋回自在に装着
され、ユニツト枠90は支持ピン96及び98(前後方向に延
びる第2の旋回中心軸線を構成する)を中心として矢印
150(第10図)で示す閉動方向及び矢印152(第10図)で
示す開動方向に旋回自在となる。他方、下部支持枠体4
の垂直前基板68と垂直後基板70との間には、第9図に示
す如く、案内板53が配設されている。案内板53には前後
方向に間隔を置いて複数個の細長い開口が形成されてお
り、この開口内には搬送ベルト機構52の無端状搬送ベル
ト55が配設されている。かくの通りであるので、案内板
53はユニツト枠90に設けられた垂下片192及び194の下端
を支持する支持部材として作用し、ユニツト枠90を上述
した如く装着すると、ユニツト枠90の垂下片192及び194
はユニツト88′自身の自重によつて案内板53の前端部53
a及び後端部53bの上面に当接し、かくしてユニツト枠90
は第10図及び第12図に示す非作用位置に保持される。
上部支持枠体6に旋回自在に装着されたユニツト枠90
は、ドラム支持軸170(第11図,第13図)によつて作用
位置(かかる作用位置にせしめられると、ユニツト枠90
に装着された回転ドラム12及びクリーニング装置28と上
部支持枠体6に装着された充電用コロナ放電器16及び現
像装置20等は、第1図に示す位置関係となる)に保持さ
れるように構成されている。このドラム支持軸170の構
成は第1の具体例のものと実質上同一である。第2の具
体例の静電複写機のその他の構成についても第1の具体
例と実質上同一であり、それ故にその説明については省
略する。
次いで、主として第10図乃至第13図を参照して、第2の
具体例における回転ドラム12及びユニツト枠90の装着手
順について説明する。回転ドラム12及びユニツト枠90を
装着するには、まず、下部支持枠体4及び上部支持枠体
6に設けられているロツク手段(図示せず)を解除して
上部支持枠体6を矢印84(第9図及び第10図)で示す開
動方向に開動させて第3図に示す開位置(第9図に示す
位置)にせしめる。
次に、離脱状態にあるユニツト枠90に回転ドラム12を着
脱自在に装着する。この装着は、回転ドラム12の両端の
支持部材124及び126をユニツト枠90の前壁92及び後壁94
に設けられた凹所100に上方から挿入することによつて
達成され、かく装着すると、回転ドラム12は前壁92及び
後壁94間に回転自在に支持される。かかる装着状態にお
いては、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94に形成された
軸孔102と回転ドラム12の支持部材124及び126に形成さ
れた軸孔128及び130とが実質上一直線上に整合せしめら
れる。また、回転ドラム12の上縁部は、第12図に示す如
く、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94に形成された切欠
き部に位置付けられる。
次いで、回転ドラム12が装着されたユニツト枠90を上部
支持枠体6に着脱自在に装着する。かかる装着は、ユニ
ツト枠90の前壁92に植設された支持ピン96を垂直前基板
74に固定された受け部材132の受部136に挿入すると共に
ユニツト枠90の後壁94に植設された支持ピン98を垂直後
基板76に固定された受け部材134の受部136に挿入するこ
とによつて達成され、かく装着すると、ユニツト枠90は
第10図及び第12図に示す非作用位置に保持される。即
ち、かくすると、ユニツト枠90の前壁92に設けられた垂
下片192及び後壁94に設けられた垂下片194が案内板53の
前端部53a及び後端部53bの上面に載置され、ユニツト枠
90が第10図において反時計方向に旋回されることが阻止
され、かくしてユニツト枠90は上記非作用位置に保持さ
れる。かかる非作用位置の状態においては、ユニツト枠
90の前壁92及び後壁94に設けられた凹所100は、第1の
具体例と同様に、第10図において左斜め上方に向つて開
口している。
回転ドラム12及びユニツト枠90を装着する際には、後の
記載から容易に理解される如く、上述のようにユニツト
枠90に回転ドラム12を装着した後このユニツト枠90を上
部支持枠体6に装着するようにしてもよいが、これに代
えて、ユニツト枠90を上部支持枠体6に着脱自在に装着
し、しかる後このユニツト枠90に回転ドラム12を装着す
るようにしてもよい。
次いで、上部支持枠体6を矢印86(第9図及び第10図)
で示す閉動方向に閉動させて第13図に示す閉位置に位置
せしめる。上記閉位置に位置せしめる際には、第10図か
ら理解される如く、上部支持枠体6の閉動に応じてユニ
ツト枠90の片端部(右端部)が下降せしめられ、これに
よつてユニツト枠90の他端部(左端部)に設けられた垂
下片192及び194は案内板53の上面から離隔することなく
その上面上を第10図において左方に摺動せしめられる。
そして、かく閉動せしめて閉位置にせしめると、下部支
持枠体4及び上部支持枠体6に設けられたロツク手段
(図示せず)がロツク状態となり、上部支持枠体6は第
13図に示す如く上記閉位置に保持される。かかる閉位置
の状態においては、上部支持枠体6の垂直前基板74に規
定された軸孔(具体例では支持部材140の孔138)と、ユ
ニツト枠90の前壁92及び後壁94に形成された軸孔102
と、回転ドラム12の支持部材124及び126に形成された軸
孔128及び130と、上部支持枠体6の垂直後基板76に装着
された回転軸144の内側端面に形成された凹所148(第9
図)とが前後方向に実質上整合せしめられる。
しかる後に、第13図に示す如く、係止片174を第10図に
おいて反時計方向に若干旋回させて解除状態に保持し、
ドラム支持軸170の他端側を前方から後方向に向つて、
順次上部支持枠体6の垂直前基板74の軸孔,ユニツト枠
90の前壁92の軸孔102,回転ドラム12の支持部材124の軸
孔128,支持部材126の軸孔130、及びユニツト枠90の後壁
94の軸孔102を通して回転軸144の凹所148に挿入する。
かく挿入すると、回転ドラム12はドラム支持軸170を介
して上部支持枠体6の垂直前基板74及び垂直後基板76間
に回転自在に支持され、更に、ドラム支持軸170の他端
側においては係止部170cが回転ドラム12の支持部材126
の軸孔130及び回転軸144の凹所148内に位置せしめら
れ、かくしてドラム支持軸170を介して回転軸144と回転
ドラム12とが駆動連結される。また、ユニツト枠90はド
ラム支持軸170によつて拘束され、上記作用位置に保持
される。更に、係止片174の保持を解除してロツク状態
にする。かくすると、係止片174はねじりコイルばね176
(第9図)の作用によつて第10図において計方向に旋回
され、係止片174は係止部174bがドラム支持軸170の溝17
2に係合するロツク状態に保持され、かくしてドラム支
持軸170の離脱が確実に阻止される。第2の具体例にお
いても、歯車146は、上部支持枠体6を上記閉位置にせ
しめた際に、適宜の伝動手段を介して駆動源(図示せ
ず)に駆動連結される。
以上の如くして回転ドラム12及びユニツト枠90が上部支
持枠体6に着脱自在に装着されると、第2の具体例にお
いても、各構成要素は第1図に示す位置関係と実質上同
一の位置関係に保持され、複写可能な状態となる。
上述した装着状態において上部支持枠体6を矢印84(又
は86)で示す開動方向(又は閉動方向)に開動(又は閉
動)させると、回転ドラム12及びユニツト枠90は上部支
持枠体6と一体に移動し、従つて開動の際にはユニツト
枠90に設けられた垂下片192及び194は案内板53の上面か
ら離隔せしめられる。
上述した如くして装着された回転ドラム12は次の如くし
て上部支持枠体6から離脱せしめることができる。即
ち、係止片174を旋回させて解除状態にして、上部支持
枠体6からドラム支持軸170を抜く。かくすると、歯車1
46と回転ドラム12との連結状態が解除され、回転ドラム
12はユニツト枠90の前壁92及び後壁94に形成された凹所
100に支持された状態となる。また、ユニツト枠90の上
記作用位置への拘束が解除され、ユニツト枠90は支持ピ
ン96及び98を中心として旋回自在な状態となる。次い
で、ロツク手段(図示せず)を解除して上部支持枠体6
を矢印84(第9図,第10図)で示す開動方向に開動させ
て第10図及び第12図に示す開位置にせしめる。この開動
の際には、第10図から理解される如く、ユニツト枠90の
片端部は、支持ピン96及び98が受け部材132及び134に装
着されている故に、上部支持枠体6の開動に応じて上昇
せしめられ、ユニツト枠90の他端部に設けられた垂下片
192及び194はユニツト88′自身の自重によつて案内板53
の上面に当接保持され、上部支持枠体6の開動に応じて
案内板53から離隔することなくその上面上を第10図にお
いて右方に摺動せしめられ、これによつてユニツト枠90
は支持ピン96及び98を中心として上部支持枠体6の矢印
84で示す開動方向に対して反対方向である矢印152で示
す開動方向に上部支持枠体6に対して開動せしめられ
る。そして、かく開動された上部支持枠体6が上記開位
置にせしめられると、第10図及び第12図に示す如く、ユ
ニツト枠90は上記非作用位置にせしめられる。かかる非
作用位置の状態においては、上述した如く、ユニツト90
の前壁92及び後壁94に設けられた凹所100は、第10図に
おいて左斜め上方に向つて開口する。しかる後、ユニツ
ト枠90の前壁92及び後壁94に形成された切欠き104を通
して回転ドラム12の両端上縁部を把持し、この回転ドラ
ム12を前壁92及び後壁94に設けられた凹所100に沿つて
第10図において左斜め上方、即ち上方に向つて第1の旋
回中心軸線を構成するピン82から遠ざかる斜め上方に上
昇せしめられる。かくせしめると、回転ドラム12は第10
図に二点鎖線で示す如く上記非作用位置にあるユニツト
枠90から離脱せしめられ、かくして下部支持枠体4と開
位置にある上部支持枠体6との開口部を通して回転ドラ
ム12を容易に取出すことができ、回転ドラム12の交換等
を容易に行うことができる。
また、上述した如くして装着されたユニツト枠90は、次
の如くして上部支持枠体6から離脱せしめることができ
る。即ち、上述した如く操作して、上部支持枠体6を上
記開位置にせしめると共に、ユニツト枠90を上記非作用
位置にせしめる。次いで、ユニツト88′を上部支持枠体
6の垂直前基板74及び垂直後基板76に設けられた受け部
材132及び134の受部136に沿つて移動せしめる。かくす
ると、ユニツト枠90の前壁92及び後壁94に設けられた支
持ピン96及び98は、第14図に示す如く、二点鎖線で示す
位置を経て矢印196で示す方向に移動され、受け部材132
及び134の受部136から外れる。かくして、ユニツト枠90
は上部支持枠体6から離脱され、このユニツト枠90を容
易に上部支持枠体6から取外すことができ、クリーニン
グ装置28の修理等も容易に行うことができる。尚、ユニ
ツト枠90の離脱は、容易に理解される如く、回転ドラム
12がユニツト枠90に装着された状態で、或いはこの回転
ドラム12をユニツト枠90から外した状態で行うことがで
きる。
以上、本発明に従つて構成された静電複写機について説
明したが、本発明はかかる具体例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至
修理が可能である。
例えば、第1の具体例においては、ロツク手段180の係
止部材184を旋回自在に装着しているが、これに代え
て、係止軸182を移動自在に装着してこの係止軸182の移
動によつてロツクを解除自在にするように構成してもよ
い。
また、例えば、第1の具体例においては、各制限手段15
4の第1の連結部材158の一端側を上部支持枠体6の垂直
前基板74及び垂直後基板76に装着された支持部材140及
び142に旋回自在に装着しているが、所望ならば、これ
に代えて、垂直前基板74の後面及び垂直後基板76の前面
に支持ピンを設け、かかる支持ピンに旋回自在に装着し
てもよい。
更に、例えば、第2の具体例においては、ユニツト枠90
に設けられた垂下片192及び194が当接せしめられる支持
部材として複写紙を案内する案内板53を利用している
が、これに代えて案内板53とは別個に支持部材を設ける
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従つて構成された静電複写機の第1
の具体例を示す簡略断面図。 第2図は、第1図の静電複写機のハウジングを開放した
状態を一部省略して示す斜視図。 第3図は、第1図の静電複写機の上部支持枠体及びユニ
ツト枠の開閉動を説明するための簡略図。 第4図は、第1図の静電複写機のユニツト及びそれに関
連する部分を一部分解して示す分解斜視図。 第5図は、第3図のV−V線から見たところを簡略化し
て示す図。 第6図は、第1図の静電複写機の上部支持枠体を閉位置
にせしめてドラム支持軸を挿入する状態を示す斜視図。 第7図は、第1図の静電複写機の制限手段の一部とこれ
に係合された係止ピンを示す図。 第8図は、第1図の静電複写機の受け部材とこの受け部
材に受け入れられた支持ピンを示す端面図。 第9図は、本発明に従つて構成された静電複写機の第2
の具体例におけるハウジングを開放した状態を一部省略
して示す斜視図。 第10図は、第9図の静電複写機の上部支持枠体及びユニ
ツト枠の開閉動を説明するための簡略図。 第11図は、第9図の静電複写機のユニツト及びそれに関
連する部分を一部分解して示す斜視図。 第12図は、第9図の静電複写機の上部支持枠体を開位置
にせしめたときの状態を示す斜視図。 第13図は、第9図の静電複写機の上部支持枠体を閉位置
にせしめてドラム支持軸を挿入する状態を示す斜視図。 第14図は、第9図の静電複写機の受け部材とこの受け部
材に受け入れられた支持ピンを示す端面図。 2……ハウジング 4……下部支持枠体 6……上部支持枠体 12……回転ドラム 28……クリーニング装置 53……案内板 82……ピン(第1の旋回中心軸線) 88及び88′……ユニツト 90……ユニツト枠 96及び98……支持ピン(第2の旋回中心軸線) 132及び134……受け部材 154……制限手段 170……ドラム支持軸 180……ロツク手段 192及び194……垂下片

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部支持枠体と、その片端部を前後方向に
    延びる第1の旋回中心軸線を中心として開位置と閉位置
    との間を旋回自在に該下部支持枠体に装着された上部支
    持枠体と、該上部支持枠体に装着されたユニットとを具
    備し、該ユニットは、ユニット枠、及び周表面に感光体
    を有し且つ該ユニット枠に着脱自在に装着された回転ド
    ラムを含む静電複写機において; 該ユニット枠の、該第1の旋回し中心軸線側に位置する
    片端部を、該第1の旋回中心軸線に対して実質上平行に
    延びる第2の旋回中心軸線を中心として旋回自在に該上
    部支持枠体に装着するための旋回自在装着手段と、 該上部支持枠体に対して該ユニット枠を所定作用位置に
    解除自在にロックするためのロック手段と、 該第1の旋回中心軸線を中心とする該上部支持枠体の開
    動方向に対して反対方向であるところの、該第2の旋回
    中心軸線を中心とする該ユニット枠の、該作用位置から
    の開動を所定非作用位置に制限するための制限手段と、
    を具備し、 該制限手段は、第1の連結部材と第2の連結部材を含
    み、該第1の連結部材の一端は該上部支持枠体に旋回自
    在に連結され、該第1の連結部材の他端は該第2の連結
    部材の一端に旋回自在に連結され、該第2の連結部材の
    他端は該ユニット枠に旋回自在に連結されており、該制
    限手段は、更に、該ユニット枠が該第2の旋回中心軸線
    を中心として開動する際の該第1の連結部材と該第2の
    連結部材との相対的旋回を所定相対角度関係で停止せし
    める停止手段を含み、該停止手段によって該第1の連結
    部材と該第2の連結部材との相対的旋回が該所定相対角
    度関係で停止せしめられることにより、該ユニット枠の
    開動が該非作用位置に制限されるように構成した、 ることを特徴とする静電複写機。
  2. 【請求項2】該旋回自在装着手段は、該ユニット枠の該
    片端部を該上部支持枠体に着脱自在に装着する、特許請
    求の範囲第1項記載の静電複写機。
  3. 【請求項3】該第2の連結部材の該他端は、該ユニット
    枠に着脱自在に連結されている、特許請求の範囲第1項
    記載の静電複写機。
  4. 【請求項4】該回転ドラムは、該ユニット枠が該非作用
    位置にせしめられると、上方に向って該第1の旋回し中
    心軸線から遠ざかる斜め上方に上昇せしめることによっ
    て該ユニット枠から離脱され得るように、該ユニット枠
    に装着されている、特許請求範囲第1項乃至第3項のい
    ずれかに記載の静電複写機。
  5. 【請求項5】該上部支持枠体、該ユニット枠及び該回転
    ドラムには、該回転ドラムが該ユニット枠に装着され且
    つ該ユニット枠が該作用位置にせしめられると前後方向
    に実質上整合せしめられる軸孔が形成されており、該軸
    孔にはドラム支持軸が前方から離脱自在に挿入される、
    特許請求の範囲第1項乃至該4項のいずれかに記載の静
    電複写機。
  6. 【請求項6】該ユニットは、該感光体上から残留トナー
    を除去するための、該ユニット枠に装着されたクリーニ
    ング手段を含む、特許請求の範囲第1項乃至第5項のい
    ずれかに記載の静電複写機。
  7. 【請求項7】下部支持枠体と、その片端部を前後方向に
    延びる第1の旋回中心軸線を中心として開位置と閉位置
    との間を旋回自在に該下部支持枠体に装着された上部支
    持枠体と、該上部支持枠体に装着されたユニットとを具
    備し、該ユニットは、ユニット枠、及び周表面に感光体
    を有し且つ該ユニット枠に着脱自在に装着された回転ド
    ラムを含む静電複写機において; 該ユニット枠の、該第1の旋回中心軸線側に位置する片
    端部を、該第1の旋回中心軸線に対して実質上平行に延
    びる第2の旋回中心軸線を中心として旋回自在に該上部
    支持枠体に装着するための旋回自在装着手段と、 該下部支持枠体に設けられた支持部材と、 該ユニット枠体の他端部に設けられ、該支持部材の上面
    に摺動自在に当接せしめられる被支持片と、 を備えていることを特徴とする静電複写機。
  8. 【請求項8】該旋回自在装着手段は、該ユニット枠の該
    片端部を該上部支持枠体に着脱自在に装着する、特許請
    求の範囲第8項記載の静電複写機。
  9. 【請求項9】該上部支持枠体、該ユニット枠及び該回転
    ドラムには、該回転ドラムが該ユニット枠に装着され且
    つ該上部支持枠体が該閉位置にせしめられると前後方向
    に実質上整合せしめられる軸孔が形成されており、該軸
    孔にはドラム支持軸が前方から離脱自在に挿入され、該
    ドラム支持軸を該軸孔に挿入した状態においては、該ユ
    ニット枠が該上部支持枠体に対して所定作用位置に拘束
    され、かくして該上部支持枠体を該閉位置から開動する
    と、該ユニット枠は該上部支持枠体と一体に移動し、該
    被支持片が該支持部材の上面から離隔し、他方、該ドラ
    ム支持軸を該軸孔から離脱せしめて該上部支持枠体を該
    閉位置から開動すると、該ユニット枠の該片端部は該上
    部支持枠体の開動に応じて上昇せしめられ、該ユニット
    枠の該他端部に設けられた該被支持片は該支持部材の上
    面から離隔することなく該支持部材の上面上を摺動せし
    められ、かくして該ユニット枠は該第2の旋回中心軸線
    を中心として該上部支持枠体の開動に対して反対方向に
    該上部支持枠体に対して開動せしめられ、該上部支持枠
    体が該開位置にせしめられると、該ユニット枠が所定非
    作用位置にせしめられる、特許請求の範囲第7項又は第
    8項記載の静電複写機。
  10. 【請求項10】該回転ドラムは、該ユニット枠が該非作
    用位置にせしめられると、上方に向って該第1の旋回中
    心軸線から遠ざかる斜め上方に上昇せしめることによっ
    て該ユニット枠から離脱され得るように、該ユニット枠
    に装着されている、特許請求の範囲第9項記載の静電複
    写機。
  11. 【請求項11】該ユニットは、該感光体上から残留トナ
    ーを除去するための、該ユニット枠に装着されたクリー
    ニング手段を含む、特許請求の範囲第7項乃至第10項の
    いずれかに記載の静電複写機。
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