JPH0614232B2 - 画像形成法 - Google Patents
画像形成法Info
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- JPH0614232B2 JPH0614232B2 JP58244068A JP24406883A JPH0614232B2 JP H0614232 B2 JPH0614232 B2 JP H0614232B2 JP 58244068 A JP58244068 A JP 58244068A JP 24406883 A JP24406883 A JP 24406883A JP H0614232 B2 JPH0614232 B2 JP H0614232B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- toner
- plasticizer
- transparent film
- toner image
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G11/00—Selection of substances for use as fixing agents
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真法、静電印刷法などにより透明フイル
ム上にカラートナー画像を形成し、該トナー画像を光学
系を通してスクリーン上に投影する画像形成法に関する
もので、更に詳しくはそのようなカラートナー画像の投
影時の呈色を改善する方法に関する。
ム上にカラートナー画像を形成し、該トナー画像を光学
系を通してスクリーン上に投影する画像形成法に関する
もので、更に詳しくはそのようなカラートナー画像の投
影時の呈色を改善する方法に関する。
従来、電子写真法としては米国特許第2297691号
明細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43
−24748号公報に記載されている如く多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用した感光
体上に種々の手段により電気的洗像を形成し、次いで該
潜像をトナーを用いて現像し、必要に応じて紙等の転写
材にトナー画像を転写した後、加熱あるいは圧力などに
より定着してコピーを得るものである。
明細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43
−24748号公報に記載されている如く多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用した感光
体上に種々の手段により電気的洗像を形成し、次いで該
潜像をトナーを用いて現像し、必要に応じて紙等の転写
材にトナー画像を転写した後、加熱あるいは圧力などに
より定着してコピーを得るものである。
また、電気的潜像をトナーを用いて可視化する現像方法
にも種々のものが知られている。例えば米国特許第28
74063号明細書に記載されている磁気ブラシ法、同
2618552号明細書に記載されているカスケード現
像法及び同2221776号明細書に記載されている粉
末法及びファーブラシ現像法、液体現像法等多数の現像
法が知られている。これらの現像法などに用いられるト
ナーとしては、従来、天然或いは合成樹脂中に染料、顔
料を分散させた微粉末が使用されている。更に、第3物
質を種々の目的で添加した現像微粉末を使用することも
知られている。
にも種々のものが知られている。例えば米国特許第28
74063号明細書に記載されている磁気ブラシ法、同
2618552号明細書に記載されているカスケード現
像法及び同2221776号明細書に記載されている粉
末法及びファーブラシ現像法、液体現像法等多数の現像
法が知られている。これらの現像法などに用いられるト
ナーとしては、従来、天然或いは合成樹脂中に染料、顔
料を分散させた微粉末が使用されている。更に、第3物
質を種々の目的で添加した現像微粉末を使用することも
知られている。
このような電子写真法、静電印刷法等を用いた画像形成
技術の利用は、現代の情報複雑化、多様化に伴ない急激
に広がつている。それにつれてその画像形成技術もデジ
タル化、カラー化等多角的な利用に応じられるものが要
求される。これらの要求される技術の中でも透明フィル
ム上に黒色又は有彩色のトナーにより文字、画像を形成
したコピー(以下、透光性コピーという)を、オーバー
ヘツドプロジェクター(OHP)等によりスクリーン上
に投影することは現在すでに広く行なわれている。しか
し従来、電子写真複写機等で透光性コピーを作つた場
合、そのトナー画像が黒色以外の有彩色であつても得ら
れる投影画像は有彩色とならず、黒色になつてしまうと
云う欠点があつた。
技術の利用は、現代の情報複雑化、多様化に伴ない急激
に広がつている。それにつれてその画像形成技術もデジ
タル化、カラー化等多角的な利用に応じられるものが要
求される。これらの要求される技術の中でも透明フィル
ム上に黒色又は有彩色のトナーにより文字、画像を形成
したコピー(以下、透光性コピーという)を、オーバー
ヘツドプロジェクター(OHP)等によりスクリーン上
に投影することは現在すでに広く行なわれている。しか
し従来、電子写真複写機等で透光性コピーを作つた場
合、そのトナー画像が黒色以外の有彩色であつても得ら
れる投影画像は有彩色とならず、黒色になつてしまうと
云う欠点があつた。
そこで本発明の目的はカラー(有彩色)トナー画像が鮮
彩な色彩を以てスクリーン上に投影される画像形成方法
を提供することにある。
彩な色彩を以てスクリーン上に投影される画像形成方法
を提供することにある。
本発明者らの研究によれば、上述の目的の達成のために
は、透明フィルム上に形成したトナー画像を可塑剤と接
触させることが極めて有効であることが見出された。す
なわち、上述の透光性コピーの投影により投影像を得る
画像形成法において、トナー画像による透光性コピーに
よつては、鮮明なカラー投影画像が得られなかつた理由
は、トナーの透明性が低いため、又はトナー画像表面の
凹凸により光が散乱もしくは乱反射するため、又は、そ
の両方により、トナー画像部分の光が被投影面まで到達
できず、画像部分は影として現われるためである。しか
しながら、本発明者等によれば、トナー画像に可塑剤を
接触させ、トナー中に含まれているバインダーと染料、
顔料の相溶を改善すれば、トナーの透明性が改善され、
またトナー画像表面の凹凸が除かれて、鮮彩なカラー投
影画像が得られることが見出されたのである。
は、透明フィルム上に形成したトナー画像を可塑剤と接
触させることが極めて有効であることが見出された。す
なわち、上述の透光性コピーの投影により投影像を得る
画像形成法において、トナー画像による透光性コピーに
よつては、鮮明なカラー投影画像が得られなかつた理由
は、トナーの透明性が低いため、又はトナー画像表面の
凹凸により光が散乱もしくは乱反射するため、又は、そ
の両方により、トナー画像部分の光が被投影面まで到達
できず、画像部分は影として現われるためである。しか
しながら、本発明者等によれば、トナー画像に可塑剤を
接触させ、トナー中に含まれているバインダーと染料、
顔料の相溶を改善すれば、トナーの透明性が改善され、
またトナー画像表面の凹凸が除かれて、鮮彩なカラー投
影画像が得られることが見出されたのである。
本発明の画像形成法は、このような知見に基づくもので
あり、より詳しくは、透明フィルム上に、バインダー中
に染料または顔料が混入されているトナーを用いてバイ
ンダー中に染料または顔料が混入されている有彩色トナ
ーを用いてトナー画像を形成し、該トナー画像を光学系
を通してスクリーン上に投影するためのトナー画像形成
法において、前記トナーの定着画像をその形成と同時に
バインダーと染料または顔料との相溶性を改善してトナ
ーの透明性を改善する可塑剤と接触後、さらに加熱する
か、または該定着画像の形成後に該可塑剤を接触させる
ことにより、透明性の改善されたトナー画像を形成する
ことを特徴とするものである。好ましくは、トナー画像
と可塑剤との接触後に、加熱が行なわれる。
あり、より詳しくは、透明フィルム上に、バインダー中
に染料または顔料が混入されているトナーを用いてバイ
ンダー中に染料または顔料が混入されている有彩色トナ
ーを用いてトナー画像を形成し、該トナー画像を光学系
を通してスクリーン上に投影するためのトナー画像形成
法において、前記トナーの定着画像をその形成と同時に
バインダーと染料または顔料との相溶性を改善してトナ
ーの透明性を改善する可塑剤と接触後、さらに加熱する
か、または該定着画像の形成後に該可塑剤を接触させる
ことにより、透明性の改善されたトナー画像を形成する
ことを特徴とするものである。好ましくは、トナー画像
と可塑剤との接触後に、加熱が行なわれる。
なお、従来から使用されているトナー中には、定着性改
良のため可塑剤が含まれているものがあるが、トナーの
熱的保存性を悪くするため少量しか添加されていない。
この状態では、例えば、トナー画像の形成後にバインダ
ーと染、顔料との相溶を熱的に促進しても鮮彩なカラー
投影画像は得られない。この点、本発明はコピー画像再
現後に可塑剤と接触させるものであり、保存中、あるい
は現像転写工程等におけるトナー性能には、何らの影響
を与えない事はいうまでもない。
良のため可塑剤が含まれているものがあるが、トナーの
熱的保存性を悪くするため少量しか添加されていない。
この状態では、例えば、トナー画像の形成後にバインダ
ーと染、顔料との相溶を熱的に促進しても鮮彩なカラー
投影画像は得られない。この点、本発明はコピー画像再
現後に可塑剤と接触させるものであり、保存中、あるい
は現像転写工程等におけるトナー性能には、何らの影響
を与えない事はいうまでもない。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の画像形成法において、透明フィルム上にトナー
画像を形成する工程は、通常の電子写真法、あるいは静
電印刷法等によることができ、これについては改ためて
詳述する必要はないであろう。また透明フィルム上にト
ナー画像を形成し得るものであれば、上記以外の方法も
採用できる。また使用するトナーも、通常の電子写真
法、あるいは静電印刷法等で用いられる、バインダー中
に染、顔料、その他の添加物を分散混入させたものであ
ればよく、また光の透過を妨げない程度の量、粒径ある
いは種類であれば磁性体を含ませることもできる。
画像を形成する工程は、通常の電子写真法、あるいは静
電印刷法等によることができ、これについては改ためて
詳述する必要はないであろう。また透明フィルム上にト
ナー画像を形成し得るものであれば、上記以外の方法も
採用できる。また使用するトナーも、通常の電子写真
法、あるいは静電印刷法等で用いられる、バインダー中
に染、顔料、その他の添加物を分散混入させたものであ
ればよく、また光の透過を妨げない程度の量、粒径ある
いは種類であれば磁性体を含ませることもできる。
本発明にしたがい、かくして得られる透明フィルム上の
トナー画像に可塑剤を接触させる。
トナー画像に可塑剤を接触させる。
本発明に用いられる可塑剤としては、一般に熱可塑性樹
脂成形体中に、基本的成形特性改良用等の目的で用いら
れるものを用いることができ、具体的には以下に示すよ
うな可塑剤から選択して使用することができる。
脂成形体中に、基本的成形特性改良用等の目的で用いら
れるものを用いることができ、具体的には以下に示すよ
うな可塑剤から選択して使用することができる。
すなわちフタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル
酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチ
ル、フタル酸ジ2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソオ
クチル、フタル酸ジn−オクチル、フタル酸ジノニル、
フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジトリデシル、フタル
酸ジシクロヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル
酸ブチルラウリル、フタル酸のC7〜C10混合エステ
ル、フタル酸メチルオレイルなどのフタル酸エステル;
コハク酸ジイソデシル、アジピン酸ジオクチル、アジピ
ン酸ジイソデシル、アゼライン酸ジオクチル、セバシン
酸ジブチル、セバシン酸ジオクチル、テトラヒドロフタ
ル酸ジオクチルなどの脂肪族2塩基酸エステル;ジエチ
レングリコールジベンゾエート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサエステル、ペンタエリスリトールエステルなど
のグリコールエステル、オレイン酸ブチル、アセチルリ
シノール酸メチル、塩素化脂肪酸メチル、メトキシ塩素
化脂肪酸メチルなどの脂肪酸エステル;トリクレシル、
トリオクチル、オクチルジフエニル、トリフエニル、ト
リクロロエチル、クレジルジフエニルなどのリン酸エス
テル;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキ
システアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸オクチ
ル、エポキシステアリン酸ベンジル、エポキシヘキサヒ
ドロフタル酸ジオクチルなどのエポキシ可塑剤;トリメ
リツト酸トリオクチル、エチルフタリルエチルグリコレ
ート、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセチルク
エン酸トリブチル、塩素化パラフィンC1 40%、塩
素化パラフィンC1 52%、塩素化n−パラフィン、
ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケー
ト、トリアセチン、トリブチリン、トルエンスルホンア
ミド、アルキルベンゼン、ビフェニル、部分水添ターフ
ェニル、ショウノウなどのその他の可塑剤。
酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチ
ル、フタル酸ジ2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソオ
クチル、フタル酸ジn−オクチル、フタル酸ジノニル、
フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジトリデシル、フタル
酸ジシクロヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル
酸ブチルラウリル、フタル酸のC7〜C10混合エステ
ル、フタル酸メチルオレイルなどのフタル酸エステル;
コハク酸ジイソデシル、アジピン酸ジオクチル、アジピ
ン酸ジイソデシル、アゼライン酸ジオクチル、セバシン
酸ジブチル、セバシン酸ジオクチル、テトラヒドロフタ
ル酸ジオクチルなどの脂肪族2塩基酸エステル;ジエチ
レングリコールジベンゾエート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサエステル、ペンタエリスリトールエステルなど
のグリコールエステル、オレイン酸ブチル、アセチルリ
シノール酸メチル、塩素化脂肪酸メチル、メトキシ塩素
化脂肪酸メチルなどの脂肪酸エステル;トリクレシル、
トリオクチル、オクチルジフエニル、トリフエニル、ト
リクロロエチル、クレジルジフエニルなどのリン酸エス
テル;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキ
システアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸オクチ
ル、エポキシステアリン酸ベンジル、エポキシヘキサヒ
ドロフタル酸ジオクチルなどのエポキシ可塑剤;トリメ
リツト酸トリオクチル、エチルフタリルエチルグリコレ
ート、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセチルク
エン酸トリブチル、塩素化パラフィンC1 40%、塩
素化パラフィンC1 52%、塩素化n−パラフィン、
ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケー
ト、トリアセチン、トリブチリン、トルエンスルホンア
ミド、アルキルベンゼン、ビフェニル、部分水添ターフ
ェニル、ショウノウなどのその他の可塑剤。
本発明において、これらの可塑剤を、透明フィルム上の
トナー画像と接触させる態様には、かなり任意性があ
る。例えば透明フィルム上のトナー画像表面に直接可塑
剤を塗布する方法が採用できる。塗布方法としては、刷
毛塗り、スプレー塗り、浸漬塗布、その他どのような方
法を採用してもよい。
トナー画像と接触させる態様には、かなり任意性があ
る。例えば透明フィルム上のトナー画像表面に直接可塑
剤を塗布する方法が採用できる。塗布方法としては、刷
毛塗り、スプレー塗り、浸漬塗布、その他どのような方
法を採用してもよい。
その他、別の方法としては、可塑剤を透明フィルム中に
含有させたり、或いは、透明フィルム上に予め可塑剤を
塗工しておき、この上にトナー画像を転写してもよい。
含有させたり、或いは、透明フィルム上に予め可塑剤を
塗工しておき、この上にトナー画像を転写してもよい。
なお可塑剤を透明フイルム上に塗工したり、トナー画像
表面に塗工する場合は、0.1〜10g/m2が好ましく
0.15〜5g/m2がより好ましい。即ち0.1g/m2
以下では効果が小さく10g/m2以上ではベタツキが大
きいものである。
表面に塗工する場合は、0.1〜10g/m2が好ましく
0.15〜5g/m2がより好ましい。即ち0.1g/m2
以下では効果が小さく10g/m2以上ではベタツキが大
きいものである。
また別の方法としては一方にトナー画像が形成された透
明フィルム(A)、他方に可塑剤が塗布された透明フィル
ム(B)を用い、(A)と(B)を重ね合わせる方法も採用でき
る。特に、この場合には、トナー画像が別の透明フィル
ムで被覆されるため、トナーによる複写画像に悪影響を
与えることなく、その上から書込み、消去が可能であ
り、この際に溶剤の使用も可能である。また、上記透明
フィルム(B)には、可塑剤に加えて粘着剤を塗布してお
くこともできる。これは、可塑剤自体にフィルムの接着
能力が乏しいときに有効である。粘着剤としては、例え
ばシリコーン系樹脂、アクリル系樹脂等が好適に用いら
れる。
明フィルム(A)、他方に可塑剤が塗布された透明フィル
ム(B)を用い、(A)と(B)を重ね合わせる方法も採用でき
る。特に、この場合には、トナー画像が別の透明フィル
ムで被覆されるため、トナーによる複写画像に悪影響を
与えることなく、その上から書込み、消去が可能であ
り、この際に溶剤の使用も可能である。また、上記透明
フィルム(B)には、可塑剤に加えて粘着剤を塗布してお
くこともできる。これは、可塑剤自体にフィルムの接着
能力が乏しいときに有効である。粘着剤としては、例え
ばシリコーン系樹脂、アクリル系樹脂等が好適に用いら
れる。
この透明フィルムの重ね合わせに際しては、一対のロー
ラー間にフィルムを挿入する方法が気泡が入らず好まし
い。
ラー間にフィルムを挿入する方法が気泡が入らず好まし
い。
上記のようにして可塑剤と接触されたトナー画像を加熱
して、バインダーと染、顔料ならびに可塑剤の相溶を促
進することが好ましい。加熱は、例えば60〜80゜C
程度の温風にトナー画像を曝す方法、あるいは透明フィ
ルムの積層による場合は透明フィルム材質の許容する温
度、例えばポリエステルフイルムの場合は100〜13
0゜C程度のロールで加熱する等の方法が採用できる。
もちろん、ロール加熱は、積層のためのロールで同時に
行なつてもよい。このような加熱により一層鮮明な投影
像を与える透光性コピーが速やかに得られる。
して、バインダーと染、顔料ならびに可塑剤の相溶を促
進することが好ましい。加熱は、例えば60〜80゜C
程度の温風にトナー画像を曝す方法、あるいは透明フィ
ルムの積層による場合は透明フィルム材質の許容する温
度、例えばポリエステルフイルムの場合は100〜13
0゜C程度のロールで加熱する等の方法が採用できる。
もちろん、ロール加熱は、積層のためのロールで同時に
行なつてもよい。このような加熱により一層鮮明な投影
像を与える透光性コピーが速やかに得られる。
かくして得られた透光性コピーを用いてスクリーン上に
投影像を得るためには、オーバーヘツドプロジェクター
等を用いる慣用法が用いられる。
投影像を得るためには、オーバーヘツドプロジェクター
等を用いる慣用法が用いられる。
上述したように本発明によれば、電子写真法、静電印刷
法などにより透明フィルム上にトナー画像を形成し、該
トナー画像を光学系を通してスクリーン上に投影する画
像形成法において、トナー画像を可塑剤と接触させるこ
とにより、トナー中に含まれているバインダーと染料、
顔料に相溶を改善した透光性コピーが得られ、これを光
学系を用いてスクリーン上に投影することにより、トナ
ー画像がカラー(有彩色)の場合にも、鮮明なカラー投
影画像が与えられる。
法などにより透明フィルム上にトナー画像を形成し、該
トナー画像を光学系を通してスクリーン上に投影する画
像形成法において、トナー画像を可塑剤と接触させるこ
とにより、トナー中に含まれているバインダーと染料、
顔料に相溶を改善した透光性コピーが得られ、これを光
学系を用いてスクリーン上に投影することにより、トナ
ー画像がカラー(有彩色)の場合にも、鮮明なカラー投
影画像が与えられる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1 キャノン株式会社の電子複写機NPカラーにて、透明ポ
リエステルフィルム(キャノン製OHPフィルム)を転
写材としてこれにカラートナー画像を形成し、該トナー
画像表面にエポキシステアリン酸オクチルを3g/m2の
塗工量に塗布した後、ヘアドライアーで温風を全面に吹
付け、3M社製088型ポータブルOHPを用いてスク
リーンに投影したところ、鮮明なカラートナー画像が再
現された。
リエステルフィルム(キャノン製OHPフィルム)を転
写材としてこれにカラートナー画像を形成し、該トナー
画像表面にエポキシステアリン酸オクチルを3g/m2の
塗工量に塗布した後、ヘアドライアーで温風を全面に吹
付け、3M社製088型ポータブルOHPを用いてスク
リーンに投影したところ、鮮明なカラートナー画像が再
現された。
実施例 2 実施例1と同様にして得たカラートナーコピーを用い、
あらかじめニチバン製の接着剤付のマイラーテープ(厚
さ25μ)の接着剤塗布面にセバシン酸ジオクチルを2
g/m2の塗工量で塗布したものを該コピー画像と重ね合
わせ、30゜Cに加熱した2本のゴムローラーの間に挿
入し積層した。次に、かくして得た積層カラーコピーを
実施例1のOHPを用いてスクリーンに投影したところ
鮮彩なカラートナー画像が再現された。
あらかじめニチバン製の接着剤付のマイラーテープ(厚
さ25μ)の接着剤塗布面にセバシン酸ジオクチルを2
g/m2の塗工量で塗布したものを該コピー画像と重ね合
わせ、30゜Cに加熱した2本のゴムローラーの間に挿
入し積層した。次に、かくして得た積層カラーコピーを
実施例1のOHPを用いてスクリーンに投影したところ
鮮彩なカラートナー画像が再現された。
実施例 3 透明フィルムの片面にコハク酸ジイソデシルを2g/m2
の塗工量で塗布した。次に、その塗布面に実施例1のカ
ラー複写機を用いてカラートナー画像を形成し、更にヘ
アドライアーを用いて温風を全面に吹付けて透光性コピ
ーを得た。次いで、このコピーを実施例1のOHPを用
いてスクリーン上に投影したところ鮮彩なカラートナー
画像が再現された。
の塗工量で塗布した。次に、その塗布面に実施例1のカ
ラー複写機を用いてカラートナー画像を形成し、更にヘ
アドライアーを用いて温風を全面に吹付けて透光性コピ
ーを得た。次いで、このコピーを実施例1のOHPを用
いてスクリーン上に投影したところ鮮彩なカラートナー
画像が再現された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−208764(JP,A) 特開 昭53−115236(JP,A) 特開 昭52−15330(JP,A) 特開 昭52−26835(JP,A) 特開 昭52−54444(JP,A) 特開 昭50−142033(JP,A) 特開 昭48−57641(JP,A) 実開 昭52−40734(JP,U) 実開 昭51−148950(JP,U) 実開 昭58−115747(JP,U) 特公 昭54−30299(JP,B2)
Claims (6)
- 【請求項1】透明フィルム上に、バインダー中に染料ま
たは顔料が混入されている有彩色トナーを用いてトナー
画像を形成し、該トナー画像を光学系を通してスクリー
ン上に投影するためのトナー画像形成法において、前記
トナーの定着画像をその形成と同時にバインダーと染料
または顔料との相溶性を改善してトナーの透明性を改善
する可塑剤と接触後、さらに加熱するか、または該定着
画像の形成後に該可塑剤を接触させることにより、透明
性の改善されたトナー画像を形成することを特徴とする
画像形成方法。 - 【請求項2】透明フィルムのトナー画像形成面に予め可
塑剤を塗布し、トナーの定着画像の形成とほぼ同時にト
ナー画像を前記可塑剤と接触させる特許請求の範囲第1
項に記載の画像形成法。 - 【請求項3】トナー画像を形成する透明フィルム自体に
可塑剤を含ませ、トナーの定着画像の形成とほぼ同時に
トナーの定着画像を前記可塑剤と接触させる特許請求の
範囲第1項に記載の画像形成法。 - 【請求項4】別途一面に前記可塑剤を塗布した他の透明
フィルムを用意し、この透明フィルムをその可塑剤塗布
面が接するように前記透明フィルム上のトナー画像に積
層することにより、トナーの定着画像に該可塑剤を接触
させる特許請求の範囲第1項に記載の画像形成法。 - 【請求項5】前記可塑剤を粘着剤とともに前記他の透明
フィルムに塗布する特許請求の範囲第4項に記載の画像
形成法。 - 【請求項6】トナーの定着画像を形成後に前記可塑剤を
接触させ、更にその後に加熱する特許請求の範囲第1
項、第4項または第5項のいずれかに記載の画像形成
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58244068A JPH0614232B2 (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 画像形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58244068A JPH0614232B2 (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 画像形成法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60135974A JPS60135974A (ja) | 1985-07-19 |
JPH0614232B2 true JPH0614232B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=17113254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JPH0614232B2 (ja) |
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-
1983
- 1983-12-26 JP JP58244068A patent/JPH0614232B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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