JPH061422Y2 - 発券機用サ−マル転写印刷装置 - Google Patents
発券機用サ−マル転写印刷装置Info
- Publication number
- JPH061422Y2 JPH061422Y2 JP1987068022U JP6802287U JPH061422Y2 JP H061422 Y2 JPH061422 Y2 JP H061422Y2 JP 1987068022 U JP1987068022 U JP 1987068022U JP 6802287 U JP6802287 U JP 6802287U JP H061422 Y2 JPH061422 Y2 JP H061422Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ticket
- thermal head
- issuing machine
- transfer ribbon
- ticket issuing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願考案は、発券機用サーマル転写印刷装置の改良に関
するものである。
するものである。
従来の技術 乗車券等の発券機に組み込まれる従来のサーマル転写装
置は、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に、ワッ
クスインク層を有する転写リボンを挿通して成り、前記
サーマルヘッドによって、前記転写リボンに熱を加え券
に対して押圧することにより印刷するようになってい
る。すなわち、前記サーマルヘッドは転写リボンのワッ
クスインクを溶融させて券面に転着させることによって
印刷を行うものであり、このようにして印刷された券
は、サーマルヘッドのすぐ下流側で前記転写リボンから
剥離された後、券売機から排出されるようになってい
る。
置は、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に、ワッ
クスインク層を有する転写リボンを挿通して成り、前記
サーマルヘッドによって、前記転写リボンに熱を加え券
に対して押圧することにより印刷するようになってい
る。すなわち、前記サーマルヘッドは転写リボンのワッ
クスインクを溶融させて券面に転着させることによって
印刷を行うものであり、このようにして印刷された券
は、サーマルヘッドのすぐ下流側で前記転写リボンから
剥離された後、券売機から排出されるようになってい
る。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前述装置によって高速印刷を行う場合に
は、券の搬送を高速度で行うので印刷後に券が転写リボ
ンから剥離されるまでの時間が短くなる。
は、券の搬送を高速度で行うので印刷後に券が転写リボ
ンから剥離されるまでの時間が短くなる。
また、券を搬送しながら印刷する構成の装置では前記サ
ーマルヘッドの温度をより高めて使用する結果サーマル
ヘッドの温度や周囲の温度が上昇する。
ーマルヘッドの温度をより高めて使用する結果サーマル
ヘッドの温度や周囲の温度が上昇する。
従って、前記券が転写リボンから剥離される時点であっ
ても溶融したワックスインクが冷却固化していないこと
がある。このように券が転写リボンから剥離する時点で
固化していないワックスインクは、剥離時に一部が転写
リボン側に残留する結果、前記券面におけるインク転着
量のばらつきを起こし、ムラ等が生じ印字品質が低下す
るという問題点が生じる。
ても溶融したワックスインクが冷却固化していないこと
がある。このように券が転写リボンから剥離する時点で
固化していないワックスインクは、剥離時に一部が転写
リボン側に残留する結果、前記券面におけるインク転着
量のばらつきを起こし、ムラ等が生じ印字品質が低下す
るという問題点が生じる。
本願考案は、上記問題点を解決して高速印刷を行って
も、券面における印字品質の低下をもたらすことが無い
発券機用サーマル転写印刷装置を提供することを目的と
する。
も、券面における印字品質の低下をもたらすことが無い
発券機用サーマル転写印刷装置を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本考案による発券機用サー
マル転写装置は、サーマルヘッドの下流側端部に、熱絶
縁材料製のスペーサ部材を介在させて熱伝導性の高い材
料製の冷却部材が、その端部を前記前記転写リボンに接
するように設けているものである。
マル転写装置は、サーマルヘッドの下流側端部に、熱絶
縁材料製のスペーサ部材を介在させて熱伝導性の高い材
料製の冷却部材が、その端部を前記前記転写リボンに接
するように設けているものである。
作用 前述の構成を有する装置において、前記冷却部材は、券
が転写リボンから剥離する前に、サーマルヘッドによっ
て溶融されたワックスを確実に固化するように作用す
る。
が転写リボンから剥離する前に、サーマルヘッドによっ
て溶融されたワックスを確実に固化するように作用す
る。
実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説明する。
第1図で示すように、本考案による発券機用サーマル転
写印刷装置は、サーマルヘッド(2)と、該サーマルヘッ
ド(2)と協働するプラテンローラ(3)と、両端部がリール
(5,6)に巻回されサーマルヘッド(2)とプラテンローラ
(3)との間に挿通された転写リボン(4)とを含み構成され
ている。
写印刷装置は、サーマルヘッド(2)と、該サーマルヘッ
ド(2)と協働するプラテンローラ(3)と、両端部がリール
(5,6)に巻回されサーマルヘッド(2)とプラテンローラ
(3)との間に挿通された転写リボン(4)とを含み構成され
ている。
前記転写リボン(4)は、既知のものであって、帯状の合
成樹脂基層の一方面に耐熱コート層を有するとともに他
方面にワックスインク層を有し、前記耐熱コート層がサ
ーマルヘッド(2)側、ワックスインク層が前記プラテン
ローラ(3)側となるように使用される。なお、(7)は、転
写リボン(4)用のガイドシャフトである。
成樹脂基層の一方面に耐熱コート層を有するとともに他
方面にワックスインク層を有し、前記耐熱コート層がサ
ーマルヘッド(2)側、ワックスインク層が前記プラテン
ローラ(3)側となるように使用される。なお、(7)は、転
写リボン(4)用のガイドシャフトである。
前記サーマルヘッド(2)の下流側端部には、熱絶縁材料
からなるスペーサ部材(8)を介して、薄板状の冷却部材
(9)が、その端部を前記転写リボン(4)の耐熱コート層に
接するように固着されている。該冷却部材(9)には、熱
伝導性の高い材料が用いられ、例えばアルミ等が好適で
ある。
からなるスペーサ部材(8)を介して、薄板状の冷却部材
(9)が、その端部を前記転写リボン(4)の耐熱コート層に
接するように固着されている。該冷却部材(9)には、熱
伝導性の高い材料が用いられ、例えばアルミ等が好適で
ある。
上述の装置によって印刷を行う際、券(A)が送りローラ
(10,10)を介して転写リボン(4)とプラテンローラ(3)と
の間に送り込まれた後、第2図のように所定位置で停止
すると、サーマルヘッド(2)は、プラテンローラ(3)に向
かって移動して転写リボン(4)を券(A)表面に対して押圧
し熱を加え、転写リボン(4)のワックスインクを溶融さ
せて前記券(A)の表面に転着させる。
(10,10)を介して転写リボン(4)とプラテンローラ(3)と
の間に送り込まれた後、第2図のように所定位置で停止
すると、サーマルヘッド(2)は、プラテンローラ(3)に向
かって移動して転写リボン(4)を券(A)表面に対して押圧
し熱を加え、転写リボン(4)のワックスインクを溶融さ
せて前記券(A)の表面に転着させる。
ついで排出ローラ(11,11)が作動することにより、前記
券(A)は搬送され同時にリール(6)が矢印方向に回転して
転写リボン(4)が冷却部材(9)の下流側において上方に巻
き取られる。この時、転写リボン(4)に一端が接触して
いる冷却部材(9)が熱を吸収することにより、溶融した
ワックスインクを速やかに冷却固化させる働きをする。
その下流で前記券(A)は転写リボン(4)から剥離され、発
券機の券発行口より排出される。
券(A)は搬送され同時にリール(6)が矢印方向に回転して
転写リボン(4)が冷却部材(9)の下流側において上方に巻
き取られる。この時、転写リボン(4)に一端が接触して
いる冷却部材(9)が熱を吸収することにより、溶融した
ワックスインクを速やかに冷却固化させる働きをする。
その下流で前記券(A)は転写リボン(4)から剥離され、発
券機の券発行口より排出される。
なお、前記ワックスインクは比較的高温下でも固化する
ものであるため、実施例における冷却部材(9)は、気温
近くまで積極的に冷却するものではないが充分に機能す
る。もちろん場合に応じて、任意手段により積極的に冷
却してあってもよい。
ものであるため、実施例における冷却部材(9)は、気温
近くまで積極的に冷却するものではないが充分に機能す
る。もちろん場合に応じて、任意手段により積極的に冷
却してあってもよい。
また、実施例では券が停止して転写が行われる例を示し
たが、本願考案は、券を連続的に搬送しながらアレイ状
の加熱素子で所定情報を転写する方式の転写印刷装置に
適用しても良く、同等の効果を奏する。
たが、本願考案は、券を連続的に搬送しながらアレイ状
の加熱素子で所定情報を転写する方式の転写印刷装置に
適用しても良く、同等の効果を奏する。
考案の効果 前述のように、本考案によるサーマル転写印刷装置は、
サーマルヘッドの下流側端部に、熱絶縁材料製のスペー
サー部材を介して熱伝導性の高い材料製の冷却部材を、
その端部が転写リボンに接するように設けたものであ
る。このような構成により、前記装置は、印刷済の券が
転写リボンから剥離される前記に、溶融したワックスイ
ンクを確実に冷却固化できるようになっているため、高
速印刷を行う用途に用いても、券面における印字品質の
低下をもたらすことがないという効果を有する。
サーマルヘッドの下流側端部に、熱絶縁材料製のスペー
サー部材を介して熱伝導性の高い材料製の冷却部材を、
その端部が転写リボンに接するように設けたものであ
る。このような構成により、前記装置は、印刷済の券が
転写リボンから剥離される前記に、溶融したワックスイ
ンクを確実に冷却固化できるようになっているため、高
速印刷を行う用途に用いても、券面における印字品質の
低下をもたらすことがないという効果を有する。
第1図は、本考案による発券機用サーマル転写印刷装置
を示し、 第2図は、第1図で示した装置の動作説明図である。 (2) サーマルヘッド、 (3) プラテンローラ、 (4) 転写リボン、 (8) スペーサ部材、 (9) 冷却部材。
を示し、 第2図は、第1図で示した装置の動作説明図である。 (2) サーマルヘッド、 (3) プラテンローラ、 (4) 転写リボン、 (8) スペーサ部材、 (9) 冷却部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−81072(JP,A) 特開 昭61−219680(JP,A) 特開 昭59−95168(JP,A) 特開 昭59−33160(JP,A) 実開 昭63−149757(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】サーマルヘッド(2)と、該サーマルヘッド
(2)と協働するプラテンローラ(3)と、前記サーマルヘッ
ド(2)とプラテンローラ(3)との間に挿通された転写リボ
ン(4)とを含み構成された発券機用サーマル転写印刷装
置において、 前記サーマルヘッド(2)の下流側端部に、熱絶縁材料製
のスペーサー部材(8)を介在させて熱伝導性の高い材料
製の冷却部材(9)が、その端部を前記転写リボン(4)に接
するように配設されていることを特徴とする発券機用サ
ーマル転写印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987068022U JPH061422Y2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 | 発券機用サ−マル転写印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987068022U JPH061422Y2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 | 発券機用サ−マル転写印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176655U JPS63176655U (ja) | 1988-11-16 |
JPH061422Y2 true JPH061422Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=30907460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987068022U Expired - Lifetime JPH061422Y2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 | 発券機用サ−マル転写印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061422Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6071204B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2017-02-01 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933160A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-22 | Ricoh Co Ltd | 熱転写プリンタ− |
JPS61219680A (ja) * | 1985-03-26 | 1986-09-30 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | インクリボンカセツト |
-
1987
- 1987-05-07 JP JP1987068022U patent/JPH061422Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63176655U (ja) | 1988-11-16 |
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