JPH06141976A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH06141976A
JPH06141976A JP4314422A JP31442292A JPH06141976A JP H06141976 A JPH06141976 A JP H06141976A JP 4314422 A JP4314422 A JP 4314422A JP 31442292 A JP31442292 A JP 31442292A JP H06141976 A JPH06141976 A JP H06141976A
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JP
Japan
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hot water
electrode
water supply
extraction
water
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JP4314422A
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Ikuo Kuroda
郁夫 黒田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯湯タンクの水位制御に使用される電極のス
ケール付着を無くし、誤動作の防止を図った給湯装置を
提供する。 【構成】 サイフォン現象による湯抽出をさせる抽出管
11を上部に有した貯湯タンク6において、貯湯タンク
6内には延出せず、タンク6の上方へのみ突出する保護
管14A内に第1電極31と第2電極32とを入れる。
湯中に保護管14Aは浸漬してないので、管壁にスケー
ル付着は生じず、電極短絡現象、あるいは管中を水が上
昇せず検知動作不能となることでの湯抽出が停止しない
不都合は防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーヒーブルーワ、飲料
自動販売機、給茶器などにおいて、コーヒー、茶を抽出
する湯を加熱貯湯し給湯する給湯装置に関し、特に貯湯
タンクの水位を検出し、湯の抽出制御或いは貯湯量制御
に係る水位検知手段の改良構成に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコーヒーブルーワを例にとると、
給湯タンクの上部に接続した抽出管に、サイフォン現象
を生じさせることができるように、貯湯タンクの水位を
電極式の水位検知手段で制御して、コーヒー抽出のため
の湯を貯湯タンクから抽出してコーヒー粉に注ぐように
した給湯装置が実開平2−37025号公報に開示され
ている。
【0003】ここで図2に示すように、貯湯タンク6に
垂直に挿通されて略下半部を湯中に浸漬されて上下方向
に配された保護管14内に、長さの異なる水位検知用の
第1電極31と第2電極32とが上方から垂下されてい
る。
【0004】第1電極31は抽出弁9が開き、シスター
ン2から水が管路10を介して貯湯タンク6に給水され
破線に示す第1水L1まで上昇したことを感知するとそ
の検出信号が湯抽出制御装置(図示せず)に入力し、該
制御装置からの制御指令で抽出弁9が閉じるように制御
される。
【0005】この後タンクヒータ3が通電し湯温上昇と
なり、貯湯タンク6内の湯温が抽出適温まで上昇したこ
とがサーモスタット4で検出されると適温ランプ(図示
せず)を点灯し抽出可能状態であることを表示する。従
ってこの第1水位L1は湯抽出可能な状況に到達したこ
とを意味する。
【0006】そしてコーヒー抽出スイッチ18が押され
ると再び抽出弁9が開き、給水されて貯湯タンク6内の
水位が上昇する。やがて水位が第2水位L2に達する
と、これを第2電極32が感知する。そして、第2電極
32が感知した後、約3〜4秒後に抽出弁9を閉じるよ
うに湯抽出制御装置により制御される。
【0007】従ってこの第2水位L2はサイフォン現象
を発生可能とする状態にほぼなったことを意味する。こ
の約3〜4秒間に湯が抽出管11の最上部まで達し、抽
出管11において、サイフォンが形成され、このサイフ
ォン現象により抽出弁9が閉じられても貯湯タンク6内
の湯は抽出管11を経由して散水板12からコーヒー粉
16に散水されコーヒーの抽出開始となる。
【0008】その後、散水を続けるにつれ貯湯タンク6
の水位が下降し、やがて水位が抽出管11の下端口11
bより下がるとその下端口から空気が入りサイフォン現
象が消滅し散水が終了し、デカンター一杯分のコーヒー
の抽出が終了する。
【0009】このように保護管14中を上昇する水位を
第1電極31、第2電極32にて検出して抽出弁9を開
閉制御し湯の抽出を行う。
【0010】なお図2に示すコーヒーブロワー30にお
いて、その他の構成部について説明すると、1はコーヒ
ーブロワー本体、8は給水弁7を途中に配し、上水道水
をシスターン2に給水する管路、23は上水道水の水栓
で通常開放されている。シスターン2にはフロートスイ
ッチ13が設けられ、水位が所定水位より低下すると前
記給水弁7を開き、所定水位まで回復すると給水弁7を
閉じるように制御している。17はコーヒー粉16を収
容する着脱自在なコーヒー抽出容器である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のコー
ヒーブロワー30を長期間使用し、貯湯タンク6より湯
抽出が行われると、水道水に含まれるCa分がスケール
として貯湯タンク6中に付着する。空気との境界接面で
乾きやすい破線L1に示す湯の水位(上面)部に多くの
スケールが付着する。
【0012】そして、このスケール付着は保護管14が
湯の中に入っているため保護管14の影絵部分Kにも起
きる。この場合、スケールは最初その管の壁面に付着
し、それが次第に中心部に成長し、管内全面を覆うよう
になる。
【0013】そして、保護管14内にスケールが完全に
付着し、管を閉塞するような事態となると、水が管中を
上昇せず、電極による水位を検知することが出来なくな
る。
【0014】こうなると抽出スイッチ18が押され、抽
出弁9が開き給水され、貯湯タンク6内の水位が上昇し
抽出管11の上部まで水が入りサイフォン現象が確立さ
れ湯抽出が始まっても、保護管14中を水が上昇せず第
2電極32にまで達しない。第2電極32は上昇する水
位を検出すると、約3〜4秒後に抽出弁9を閉じる制御
をするのであるが、その制御ができないため抽出弁9は
開放したままとなる。
【0015】よって貯湯タンク6への給水が続く結果、
抽出管11のサイフォン現象の消滅が起こらず散水板1
2が湯が出っぱなしとなる不都合な事態となる。
【0016】また保護管14内部にスケールが完全に付
着するとスケール電極31、32が短絡して水位が上昇
していないにもかかわらず水が有るように検知し誤動作
を起こす問題があった。
【0017】本発明は上記の問題に鑑み成されたもの
で、スケールの付着を無くし、水位検知手段は誤動作を
生じさせず、確実な湯抽出制御を図れるようにした給湯
装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端に散水器
が接続され、他端を給湯タンクの上部に接続した抽出管
を備え、該抽出管から前記給湯タンク内の湯を抽出する
給湯装置において、湯抽出指令に応じて給水源から供給
される水により上昇する前記給湯タンクの水位が湯抽出
可能な位置になったことを検知する第1電極と、前記水
位がサイフォン現象の発生する位置となったことを検出
する第2電極とを有し、これらの第1電極と第2電極は
前記給湯タンク上面より上方へのみ突出するように設け
られた保護管の上端から垂設されたものである。
【0019】
【作用】給湯タンク内の水位上昇を検知する第1電極お
よび第2電極を収容する保護管は給湯タンク内に延在し
湯につかる管部分が無いので、管内壁へのスケール付着
は全く心配無用である。
【0020】よって電極のスケールによる短絡を起因と
する誤動作や水位上昇せず電極の水位検知動作ができ
ず、抽出管により散水しっぱなしとなる不具合の発生も
生じさせない。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0022】なお、図2に示す従来装置と同一若しくは
同等の構成部は同一番号を付す。
【0023】本発明の保護管14Aは従来の保護管14
において、貯湯タンク6の上面6dより下の管部分をカ
ットし、上方へのみ突出した形のものとなっている。
【0024】そしてこの保護管14Aの上端から第1電
極31と第2電極32とを垂設している。
【0025】この構成によって給湯タンク6の湯中に常
に浸漬する管は存在しないので、管内壁のスケール付着
の問題は生じない。
【0026】よって管がスケールで閉塞し、水位上昇を
阻み、電極検知動作を不能として散水しっぱなしとなる
従来欠点は防止される。
【0027】また電極31、32間がスケールで短絡
し、誤動作する問題も解消され、正常に湯抽出制御が実
施されることとなる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、貯湯タン
ク内の湯に浸る管部分がなく上方へのみ突出する形態の
保護管を設け、この保護管の上端より水位検出用の第1
電極、および第2電極を垂設したので、従来のように保
護管のスケール付着およびスケールによる管閉塞などは
起きない。
【0029】よってスケールによって電極間が短絡する
誤動作、また電極を動作させる水位上昇を不能とする問
題は生じず、貯湯タンク上部に設けた抽出管に常に湯抽
出指令時、サイフォン現象を確実に生じさせ、一販売量
分の湯抽出を行える給湯装置を提供できる。
【0030】また信頼性の高い水位検知動作をする電極
取付構造が簡易な手段で、コスト安価にして達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯装置の概略的側面構成図。
【図2】従来の給湯装置の概略的側面構成図。
【符号の説明】
6 給湯タンク 9 抽出弁 11 抽出管 14A 保護管 31 第1電極 32 第2電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に散水器が接続され、他端を給湯タ
    ンクの上部に接続した抽出管を備え、該抽出管から前記
    給湯タンク内の湯を抽出する給湯装置において、 湯抽出指令に応じて給水源から供給される水により上昇
    する前記給湯タンクの水位が湯抽出可能な位置になった
    ことを検知する第1電極と、前記水位がサイフォン現象
    の発生する位置となったことを検出する第2電極とを有
    し、これらの第1電極と第2電極は前記給湯タンク上面
    より上方へのみ突出するように設けられた保護管の上端
    から垂設されたことを特徴とする給湯装置。
JP4314422A 1992-10-30 1992-10-30 給湯装置 Expired - Lifetime JP3059843B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0811345A1 (en) * 1996-06-05 1997-12-10 Bravilor Bonamat B.V. Apparatus for delivering hot water
GB2416481A (en) * 2004-07-24 2006-02-01 Centrix Technology Ltd Making beverages using siphon action

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0811345A1 (en) * 1996-06-05 1997-12-10 Bravilor Bonamat B.V. Apparatus for delivering hot water
NL1003276C2 (nl) * 1996-06-05 1997-12-10 Bravilor Bonamat B V Inrichting voor het leveren van warm water.
GB2416481A (en) * 2004-07-24 2006-02-01 Centrix Technology Ltd Making beverages using siphon action
GB2416481B (en) * 2004-07-24 2007-06-06 Centrix Technology Ltd Making beverages

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JP3059843B2 (ja) 2000-07-04

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