JPH06141486A - バッテリチャージ電圧調整装置 - Google Patents

バッテリチャージ電圧調整装置

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JPH06141486A
JPH06141486A JP3337746A JP33774691A JPH06141486A JP H06141486 A JPH06141486 A JP H06141486A JP 3337746 A JP3337746 A JP 3337746A JP 33774691 A JP33774691 A JP 33774691A JP H06141486 A JPH06141486 A JP H06141486A
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ピエレ ジャン・マリ
Didier Canitrot
カニトロ ディディエ
Alessio Pennisi
ペンニーシ アレッシオ
Fabio Marchio
マルキーオ ファビオ
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SGS THOMSON MICROELECTRONICS
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
    • H02J7/16Regulation of the charging current or voltage by variation of field
    • H02J7/24Regulation of the charging current or voltage by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices
    • H02J7/243Regulation of the charging current or voltage by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices with on/off action

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リップル成分を含む、整流された電圧を出力
する交流発電機によって、バッテリの流電を効果的に行
なう。 【構成】 交流発電機からの整流された出力によって、
バッテリを充電するとともに、出力電圧の平均値と、リ
ップル成分の正のピーク値及び負のピーク値に作用する
調整回路を備え、負のピーク値の調整回路は、出力電圧
の安定化電圧の供給を受け、かつ負のピーク値が所定値
を下回る度に、交流発電機の励起電流を減らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リプル成分を含む、整
流された電圧を出力する交流発電機によって、バッテリ
の充電を調整する調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人によるフランス国特願第
FR−A−2629957号明細書には、交流発電機か
ら出力される、平均出力電圧を調整するとともに同一信
号に含まれる、出力リプルの上ピーク値を調整する電圧
調整装置が開示されている。
【0003】通常、平均値を調整することにより、可能
な限り均一で、かつ例えば14.5ボルトに近い電圧
で、バッテリを充電する。
【0004】交流発電機から出力される電圧のピーク値
が、所定のしきい値電圧(例えば約19ボルト)を超え
ると、平均値に作用する調整器からピーク値に作用する
調整器に引き継がれ、励起電流を減少させることによ
り、電圧中のリプル成分の振幅を小さくし、交流発電機
出力端の整流器に通例設けられているピーククリッピン
グダイオードが破壊する危険性を回避している。この現
象の詳細については、上記明細書を参照されたい。
【0005】従来、この種の調整装置は、適宜の安定器
を介して、交流発電機から出力される整流された出力電
圧から直かに電力供給を受けている。電力源の電圧は、
通例、約5ボルトから6ボルトに設定されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】上記した従来の装置の欠点は、整流済交流
発電機の電圧が、過度に低い負ピーク値、特に、前記送
り電圧以下の値を取ると、送り電圧が不足して、調整器
の通常の動作が著しく妨げられることである。
【0007】本発明の第1の目的は、上記欠点を軽減す
るとともに、送り電圧の不足を回避できる、上記の型の
回路を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、非常に簡単かつ安
価な手段で、上記の効果を達成することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、リプル
成分を含む、整流された電圧を出力する交流発電機によ
って、バッテリを充電するとともに、整流済出力電圧の
平均値に作用する調整回路と、リプル成分の正ピーク値
に作用する調整回路からなり、該回路に、前記整流され
た出力電圧から得た、安定化電圧を供給するように構成
され、さらに交流発電機励起電流を制御するパワー段を
備える調整装置であって、リプル成分の負ピーク値に作
用し、かつ前記安定化電圧の供給を受けるとともに、前
記負ピーク値の電圧が、所定しきい値を下回る度に、電
流を減らせるように構成された調整回路を含むことを特
徴とする装置が提供される。
【0010】本発明のその他の実施態様、目的および利
点は、添付図面を参照して行う、本発明の好適実施例の
詳細な説明から明らかとなると思う。
【0011】
【実施例】図中、同じ符号は、同様の素子を示すものと
する。図1は、整流された交流発電機の出力電圧を調整
して、自動車の電気回路のバッテリに、適宜の充電電圧
を送る調整装置の全体図である。回路は、交流発電機か
ら出力されて整流された出力電圧(Bt)から、適宜安定
化電圧(例えば+5ボルト)を引き出す、給電部(10)
を備えている。平均値調整部(12)は、調整するべき電
圧(Bt)を受ける入力端と、NORゲート(P1)からな
る論理ゲートの第1入力端に接続された出力端とを有し
ている。また、このNORゲート(P1)の出力端は、本
装置のパワー部(14)の入力端に接続されている。
【0012】パワー部(14)は、交流発電機のフィール
ド巻線(Le)に接続され、フィールド巻線(Le)には、
ダイオード(Dil)が巻線と並列接続されている。
【0013】平均値調整部(12)およびパワー部(14)
とは、例えば上記フランス国特願明細書に記載されてい
るような、公知の型式のものであるため、その詳細は省
略する。
【0014】本発明の主要な実施例によると、ピーク値
検出回路(16)は、電圧(Bt)を受ける入力端と、調整
器パルス信号を送出する出力端とを有する、正ピーク値
検出部回路(161)(詳細については後述する)を備えて
いる。正ピーク値検出回路(161)に続いて、NORゲー
ト(P2)でなる論理ゲートの第1入力端に接続された出
力端を有するフィルタ(162)が設けられている。ピーク
値検出回路(16)には、フィルタ(164)に出力を送る負
ピーク値検出部(163)が設けられている。フィルタ(16
4)の出力端は、NORゲート(P2)の第2入力端に接
続されている。
【0015】NORゲート(P1)の出力端は、遅延回路
(165)の入力端に接続され、遅延回路(165)の出力端か
ら、NORゲート(P1)の第2入力端に、論理制御信号
が送られている。本装置の各部には、図示しない線を介
して給電部(10)から給電される。
【0016】純粋に機能的な観点から見ると、正ピーク
値検出回路(161)、フィルタ(162)、および遅延回路(1
65)は、総体的に、前記フランス国特許願明細書に詳細
に示されている正ピーク値調整回路と等価である。この
種の回路は、特定のしきい値以上の電圧(Bt)の正ピー
ク(Vsup)(例えば、19ボルトに等しい)を、フィルタ
がけすることによって、整流された交流発電機の出力電
圧のリプル成分中のピーク値だけを考慮して、特に、電
圧(Bt)に現われる低エネルギー干渉パルスに応答しな
いようにした、検出信号(高低値論理信号の形)で表わ
すことを目的としている。
【0017】このような正ピーク値が検出されると、電
源回路は、NORゲート(P1)(P2)を介して、交流発電
機に流される励起電流を小さくすることにより、平均電
位(Bt)値と、正ピーク値のピーク電圧とが低下するよ
うに制御される。
【0018】この種の検出の目的は、交流発電機の出力
端と、調整装置との間に設けられた、整流回路(図示せ
ず)の一部を形成するピーククリップダイオードが、過
度に難かしいある種の条件下で作動しないようにするこ
とにある。
【0019】本発明によると、負ピーク値検出回路は、
前記のように、所定の下限(しきい値(Vinf)以下に低
下する負ピーク値を示すことにより、装置の安定化電源
電圧を妨げないようにすることを目的としている。一
方、正ピーク値の検出に関して、フィルタ(164)は、電
圧(Bt)中の低エネルギ干渉パルスによる、しきい値
(Vinf)とのクロス状態を示さないようにすることを目
的としている。このような負のピーク値が検出される
と、電源回路は、同様に励起電流を減らし、電圧(Bt)
中のリプル成分の振幅を、急速に縮小するように制御さ
れる。このリプル成分振幅の縮小効果は、同様に発生す
る平均電圧の降下より大きいため、負ピーク電圧の振幅
は、充分に大きなものとなる。
【0020】5ボルトまたは6ボルトに安定化された電
源電圧に対し、負ピークの低しきい値電圧を、好適に
は、約8ボルトに固定することにより、良好な安全余地
(safety margin)を残すようにする。ピーク値検出回
路(16)の遅延回路(165)は、NORゲート(P2)から
なる論理ゲートから、所定時間、例えば2ミリ秒、出力
される論理信号を記憶する役目をしている。遅延の目的
は、2つの連続するピーク間の時間以下でない時間だ
け、検出論理信号を記憶し、かなりの時間、励起電流を
減少させるに足る時間だけ、NORゲート(P1)に信号
を送出することにより、電圧(Bt)中のリプル成分の周
波数へのラッチ現象を回避することにある。
【0021】次に、図2を参照して、上記の種々の機能
を果たす回路の具体的実施例を説明する。
【0022】整流された、交流発電機の出力電圧(Bt)
は、抵抗器(RO)の第1端子に印加される。抵抗器(R
O)の第2端子は、トランジスタ(T1)のベース電極お
よびツェナダイオード(ZO)の陰極に接続されている。
ツェナダイオード(ZO)の陽極は、順導電方向に装着さ
れたダイオード(DO)を介して接地されている。
【0023】トランジスタ(T1)のコレクタは、電圧
(Bt)源に接続され、またそのエミッタは、ダイオード
(ZO)の値によって決定される値(例えば5または6ボ
ルト)を有する安定化電圧源を構成している。
【0024】3個の直列抵抗器(R1)(R2)(R3)からなる
分圧回路が、電圧(Bt)源と大地との間に設けられてい
る。なお抵抗器(R2)は、調整可能である。
【0025】抵抗器(R1)と(R2)との間の共通点は、
抵抗器(R4)を介して、差動増幅器(A2)の反転入力端
に接続されている。電圧(Bt)の平均値を調整するため
のしきい値を確定する基準電圧(Vref)は、バッファ増
幅器として接続された、差動増幅器(A1)の非反転入力
端に印加される。
【0026】増幅器(A1)の出力端は、抵抗器(R5)を
介して、増幅器(A2)の非反転入力端に接続されるが、
抵抗器(R6)の第1端子に接続されている。抵抗器(R6)
の第2端子は、抵抗器(R7)を介して増幅器(A2)の反転
入力端に、また抵抗器(R8)を介して、増幅器(A2)の
出力端に接続されている。増幅器(A1)の出力端は、さ
らに、第3差動増幅器(A3)の反転入力端に接続されて
いる。また増幅器(A3)の非反転入力端は、増幅器(A
2)の出力端に直結されている。
【0027】増幅器(A3)の出力端は、カウンタ回路
(CT1)、および適宜手段(図示せず)から出される、ク
ロック信号を受信するNORゲート(P3)の周りに構成
された、遅延回路(M1)に接続されている。遅延回路
(M1)の出力端は、NORゲート(P1)の第1入力端に
接続されている。
【0028】NORゲート(P1)の出力端は、簡略化し
て示され、1個以上の適宜のパワートランジスタの周り
に構成された、公知の調整器のパワー部(S)に接続さ
れている。
【0029】平均値調整部(14)の出力端は、交流発電
機の励起巻線(Le)の第1端子と、並列接続された、フ
リーホィールダイオード(Drl)の陰極とに接続されて
いる。巻線(Le)とダイオードとの第2端子は、接地さ
れている。最後に、抵抗器(R9)は、NORゲート(P
1)の出力端を、抵抗器(R2)(R3)間の共通点に接続し
ている。
【0030】次に、ピーク検出回路の詳細を説明する。
この回路は、NPNトランジスタ(T5)から成ってお
り、そのコレクタは、抵抗器(R10)を介して、+5ボル
ト線に、ベースは、抵抗器(R11)の第1端子に接続さ
れ、エミッタは、直かに接地されている。NPNトラン
ジスタ(T5)のコレクタは、さらに、ダイオード(D1)
の陽極に接続され、ダイオード(D1)の陰極は、NPN
トランジスタ(T2)のベースに接続されている。NPN
トランジスタ(T2)のベースは、さらに抵抗器(R12)
を介して、抵抗器(R13)と、3個のツェナダイオード
(Z1)(Z2)(Z3)との直列接続部の共通点に接続されてい
る。
【0031】直列接続ダイオード(Z1)(Z2)(Z3)の第2
端子は、電位(B1)に接続され抵抗器(R13)の第2端子は、
接地されている。
【0032】NPNトランジスタ(T2)のコレクタは、
抵抗器(R14)を介して、+5ボルト線に接続され、その
エミッタは、直かに接地されている。直列接続された複
数個のツェナダイオードについては、単一のツェナダイ
オードで置き換えることができる。NPNトランジスタ
(T2)のコレクタはさらに、NPNトランジスタ(T3)
のベースに接続され、トランジスタ(T3)のエミッタは
接地され、コレクタ抵抗器(R15)は、そのコレクタを、
+5ボルト線に接続している。
【0033】トランジスタ(T3)のコレクタは、抵抗器
(R16)の第1端子に接続され、またこの抵抗器の第2端
子は、以下に詳細を示す遅延回路(M2)の入力端に接続
されている。
【0034】電圧(Bt)は、さらに抵抗器(R17)の第1
端子に印加される。抵抗器(R17)の第2端子は、ツェナ
ダイオード(Z4)の陰極に接続されている。一方、ダイ
オード(Z4)の陽極は、抵抗器(R18)を介して、NPN
トランジスタ(T4)のベースに接続されるとともに、抵
抗器(R19)を介して接地されている。抵抗器(R18)(R1
9)と、ダイオード(Z4)との共通点は、抵抗器(R11)
の第2端子に接続されている。
【0035】NPNトランジスタ(T4)のエミッタは、
接地され、コレクタ抵抗器(R20)は、接地目的で、+5
ボルト線に接続されている。NPNトランジスタ(T4)
のコレクタはさらに、ダイオード(D2)の陽極に接続さ
れ、ダイオード(D2)の陰極は、回路(M2)の入力端に
接続されている。
【0036】最後に、+5ボルト線と、回路(M2)の入
力端との間には、コンデンサ(C2)が接続され、大地と
回路(M2)入力端との間には、ダイオード(D3)が、反
位接続されている。
【0037】回路(M2)は、カウンタ回路(CT2)と、
クロック信号を受信するNORゲート(P4)との周りに
構成されており、カウンタ回路(CT2)の出力端に接続さ
れた第1入力端と、NPNトランジスタ(T4)のコレク
タに接続された第2入力端とを有するNORゲート(P
5)と連動する。遅延回路(M2)の出力端を構成するN
ORゲート(P5)出力端は、NORゲート(P1)の第2
入力端に接続されている。
【0038】次に、平均値調整回路の動作を簡単に説明
する。入力源(Vref)と増幅器(A1)とは、電圧基準回
路を構成している。増幅器(A2)の周りには、電圧(B
t)の平均値を求める目的で用いられる能動フィルタが
形成されている。一方増幅器(A3)は、平均値と、基準
電圧(Vref)とを比較する比較器の役目をする。
【0039】遅延回路(M1)は、ゲート(P1)に印加し
たパルスに、充分な幅を持たせることにより、リプル成
分(Bt)周波数へのラッチを防止しつつ、励起電流に著
しく作用する役目をする。一例として、この遅延時間
は、約2ミリ秒とすることができる。
【0040】抵抗器(R9)は、抵抗器(R1)(R2)(R3)に
よって得られ、電位(Bt)の一部に、遅延回路(M1)の
出力状態の関数として選択的にオフセット信号を送るこ
とにより、交流発電機が、その上限に近い値の電圧を送
る際に、調整サイクル周波数を増大させることにより、
電圧(Bt)の変動が感知し得るものであり、問題を引起
こし得る程、非常に低い周波数に低下しないように作用
する負帰還抵抗器である。
【0041】次に、正・負ピーク値を検出する本発明の
回路の全体動作を説明する。まず、トランジスタ(T1)
は、前記のように、+5ボルト線に、回路の動作に要す
る、安定化された正電力を供給する。この場合、正ピー
クの値検出器は、トランジスタ(T2)と3個のツェナダ
イオード(Z1)(Z2)(Z3)との周りに成形成され、一方負
ピーク値検出器は、トランジスタ(T4)と、ツェナダイ
オード(Z4)との周りに形成されている。
【0042】図1に関して説明した、NORゲート(P
2)からなる論理ゲートは、具体的には、NPNトラン
ジスタ(T3)とダイオード(D2)とで構成されている。
また、図1に示す2つのフィルタ(162)(164)は、本例
の場合、コンデンサ(C2)と抵抗器(R20)(R16)とから
なる、単体フィルタで構成されている。
【0043】このようにすることにより、コンデンサ一
台分を節約でき、コストを下げることができる。フィル
タは、遅延回路(M2)の入力端に、直結されている。
【0044】前記のように、遅延回路は、カウント回路
(CT2)を有しているが、該回路の目的は、2連続ピー
ク間の時間以下でない時間だけ、正・負ピーク値検出器
によって得られた、論理信号を記憶することにより、電
位(Bt)のリプル成分周波数にラッチしないようにしつ
つ、励起電流に有効に作用するに足る継続時間だけ、方
形波信号を送出することにある。例えば、パルスの送出
時間を、約2ミリ秒に選択することができる。
【0045】次に、上記各モジュールの動作の詳細を説
明する。 (a)正ピーク値検出器 電位(Bt)の正ピーク値が、ツェナダイオード(Z1)(Z
2)(Z3)の特性電圧の和で設定される所定のしきい値を
超えると、トランジスタ(T2)はオンに、トランジスタ
(T3)はオフになる。その結果、抵抗器(R15)を介し
て、抵抗器(R16)の第1端子に、+5ボルト電圧が印加
される。そのため、初期充電されたコンデンサ(C2)
が、抵抗器(R16)を介して、放電し、遅延回路(M2)に
入力された電圧は、高論理レベルに達するまで、平滑に
上昇する。正ピーク値を検出するフィルタを構成する抵
抗器(R16)と、コンデンサ(C2)との値は、遅延回路
(M2)の入力が、短い過渡的なパルス電圧(電位(Bt)
にかかる干渉)によって、高論理レベルに達しないよう
に設定されている。この状態において、NPNトランジ
スタ(T4)は、オンになり、遅延回路(M2)に入力に作
用せず、ダイオード(D2)に逆バイアスがかかる。
【0046】(b)負ピーク値検出器 電位(Bt)の負ピーク値が、ダイオード(Z4)の特性電
圧によって設定された、低しきい値を下回ると、トラン
ジスタ(T4)がオフになり、ダイオード(D2)が導通さ
れる。その結果、コンデンサ(C2)は、主に、抵抗器
(R20)とダイオード(D2)とを介して(および若干程
度、抵抗器(R15)(R16)を介するが、抵抗(R20)を、抵
抗(R15)(R16)よりはるかに小さく選択すれば無視でき
る)、平滑に放電する。この場合、負ピーク値が、ツェ
ナダイオード(Z4)で設定されたしきい値を下回ると、
トランジスタ(T3)は、通常、上記の通り、オンになる
ため、抵抗器(R16)を介して、コンデンサ(C2)を接地
することにより、コンデンサ(C2)の放電に対抗する。
【0047】トランジスタ(T5)を基とする段は、この
現象を阻止する役目をする。すなわち、トランジスタ
(T5)は、トランジスタ(T4)と同時にオフになること
により、トランジスタ(T2)をオンに、トランジスタ
(T3)をオフにする。このように、負ピーク値検出中
は、トランジスタ(T3)はコンデンサ(C2)の放電に対
抗できないため、時間定数(R20*C2)によって実質的に
決定された時間が経過すると、遅延回路(M2)の入力端
が高論理レベルに達する。
【0048】非限定例として、コンデンサ(C2)の周り
に形成されたフィルタ回路は、次の遅延を引き起こす。 正ピーク値検出7マイクロ秒、負ピーク値検出2.5マ
イクロ秒、常態への戻り7マイクロ秒。
【0049】それぞれ、正・負ピーク値検出器から得ら
れた論理信号は、素子(T3-R16)および(T4-D2)によっ
て、遅延回路(M2)の入力端で、ORゲート(図5のゲ
ート(P2)と等価である)の要領で組合わされる。正ピ
ーク値が、上しきい値(Vsup)以下で、同時に、負ピー
ク値が下しきい値(Vinf)以上であると、信号は低レベ
ルになり、これらいずれかのしきい値が、ピーク値とク
ロスすると同時に高レベルになる。
【0050】これは、遅延時間にわたって、カウンタ回
路(CT2)の出力を、低レベルに設定する効果がある。負
ピーク値を検出すると、遅延時間と比較して、無視でき
る程度の短時間だけ、トランジスタ(T4)がオフになる
ため、トランジスタ(T4)については、事実上、常時オ
ン状態にあるとみなすことができる。この条件下におい
て、ゲート(P5)は、単独で、カウンタ回路(CT2)が
出力した、論理レベルのインバータの役目をする。
【0051】これにより、遅延回路(M2)の出力端に、
適宜持続時間の、正の方形波パルスが現われ、NORゲ
ート(P2)から出される。平均値調整用の論理信号と組
合わさり、電圧(Bt)中のリプル成分の振幅の縮小、し
たがって、所望に応じて、正ピークまたは負ピーク値
を、対応するしきい値(Vsup)または(Vinf)以下また
は以上に戻して、常態に戻すこととなる励起電流を減ら
す。すなわち、所定持続時間を有する、高論理信号を、
ゲート(P1)の第2入力端に印加することにより、その
第1入力端(平均値を調整する)の状態に係わりなく、
ゲート(P1)を低レベルにし、交流発電機の励起巻線を
含む、電源回路を開いて、励起電流を減らせる効果があ
る。
【0052】前記により、遅延回路(M5)のゲート(P
5)は、カウンタ(CT2)の出力端で発生した、論理レベ
ルを反転して、NORゲート(P1)の第2入力端にマッチ
するようにする論理レベルアダプタ回路であることがわ
かる。NORゲート(P5)の第2の目的は、自動車のバ
ッテリーが放電したばかりであるとすると、調整器のパ
ワー部をブロックしてしまう恐れのある、ピーク値調整
回路の作動を禁止することにある。すなわち、バッテリ
電圧が、不変的に、ピーク値調整用の低しきい値(例え
ば、この場合は、8ボルト)以下であると、トランジス
タ(T4)は、不変的にオフになり、NORゲート(P5)
の第2入力端に、高論理レベル信号が印加される。これ
には、NORゲート(P1)および電源回路への、通常で
は、励起電流を減らす効果がある信号の入力を阻止する
効果がある。バッテリが放電されれば、回路の動作は妨
害されない。
【0053】以上、好適実施例をあげて、本発明の詳細
を説明したが、本発明は、これに限定されるものではな
く、本発明の技術範囲内で、種々に変形修正することが
できる。
【0054】本発明による調整装置は、単機能調整器と
しても、多機能調整器としても、具体化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による調整装置のブロック図である。
【図2】図1に示す装置の電気回路の詳細な回路図であ
る。
【符号の説明】
10…給電部 12…平均値調整部 14…パワー部 16…ピーク値検出
回路 161…正ピーク値検出回路 162…フィルタ 163…負ピーク値検出回路 164…フィルタ 165…遅延回路 A…増幅器 Bt…電圧 C…コンデンサ D…ダイオード CT…カウント回路 Le…フィールド巻線 M…遅延回路 P1,P2…NORゲート R…抵抗器 S…パワー部 T…トランジスタ V…電圧 Z…ツェナダイオー
フロントページの続き (71)出願人 592028743 エス ジー エス トムソン マイクロエ レクトロニクス エッセ エルレ エッレ SGS−THOMSON MICROEL ECTRONICS SOCIETA A RESPONSABILITA LIM ITATA イタリア国 20041 アグラーテ ブリア ンザ ヴィア チ オリヴェッティ 2 (72)発明者 ジャン・マリ ピエレ フランス国 75012 パリ リュ スィビ ュ 24 (72)発明者 ディディエ カニトロ フランス国 94510 ラ ク・アン・ブリ アヴニュ・ドゥ・ブルターニュ 69 (72)発明者 アレッシオ ペンニーシ イタリア国 20149 ミラノ ヴィア ア ルクイノ 5 (72)発明者 ファビオ マルキーオ イタリア国 20013 ガララーテ ヴィア ヂュスチ 10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リプル成分を含む、整流された電圧を出
    力する交流発電機によって、バッテリ充電すると共に、
    前記整流済出力電圧(Bt)の平均値に作用する、調整回
    路(12)および前記リプル成分の正ピーク電圧に作用す
    る調整回路(161)を備え、前記整流済出力電圧から引き
    出した安定化電圧によって、前記両調整回路に給電する
    ように構成され、かつ前記交流発電機の励起電流を制御
    するパワー段(14)を備える調整装置であって、 前記リプル成分の負ピーク値に作用し、前記安定化電圧
    の供給を受けると共に、前記負ピーク電圧が、所定しき
    い値以下に降下する度に、前記励起電流を減らせるよう
    に構成された調整回路(163)(164)を備えることを特徴
    とする装置。
  2. 【請求項2】 負ピーク値に作用する調整回路が検出回
    路(163)、およびフィルタ(164)(2)(R16)(R20)から成
    ることを特徴とする請求項(1)に記載の装置。
  3. 【請求項3】 フィルタ(C2)(R16)(R20)が、負ピーク
    値に作用する調整回路、および前記正ピーク値に作用す
    る調整回路と共通であることを特徴とする請求項(2)に
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 負ピーク値に作用する調整回路の出力端
    に設けられた遅延回路(M2)(T2)(P4)を含むことを特徴
    とする請求項(1)乃至(3)のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 遅延回路(M2)の前段にあって、前記負
    ピーク値に作用する調整回路と、前記正ピーク値に作用
    する調整回路とによって出力された論理信号を組み合わ
    せる手段(P2)(T3(T4)(D2)を含むことを特徴とする請求
    項(4)に記載の装置。
  6. 【請求項6】 正ピーク値に作用する調整回路と、前記
    負ピーク値に作用する調整回路とが、共に、少なくとも
    1つのツェナダイオード(Z1)(Z2)(Z3)(Z4)を介して、
    前記整流済交流発電機の出力電圧を受けるベースを有す
    るトランジスタ(T2)(T4)を含む、接続段(161)(163)を
    備えることを特徴とする請求項(1)乃至(5)のいずれか
    に記載の装置。
  7. 【請求項7】 平均値に作用する調整論理信号と、正お
    よび負のピーク値に作用する組合せ調整論理信号とを組
    合わせる、論理ゲート(P1)を含むことを特徴とする請
    求項(5)に記載の装置。
  8. 【請求項8】 遅延回路(M2)が、カウンタ回路(CT2)
    を含むことを特徴とする請求項(4)または(5)に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 負ピーク値に作用する調整回路が、バッ
    テリの放電により、前記整流済交流発電機の出力電圧が
    不変的に前記所定しきい値以下である場合、その作用を
    禁止する禁止手段(P5)を含むことを特徴とする請求項
    (1)乃至(8)のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 禁止手段が遅延回路(M2)の出力端に
    あって検出信号を受信する第1入力端と、前記遅延回路
    の入力端にあって、検出信号を受信する第2入力端とを
    有する論理ゲート(P5)からなることを特徴とする請求
    項(4)に従属する請求項(9)に記載の装置。
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