JPH06141045A - メッセージ通信システム - Google Patents

メッセージ通信システム

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Publication number
JPH06141045A
JPH06141045A JP4286388A JP28638892A JPH06141045A JP H06141045 A JPH06141045 A JP H06141045A JP 4286388 A JP4286388 A JP 4286388A JP 28638892 A JP28638892 A JP 28638892A JP H06141045 A JPH06141045 A JP H06141045A
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JP
Japan
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message
signal
terminal
storage memory
capacity
Prior art date
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Pending
Application number
JP4286388A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Hayama
卓 羽山
Shigemi Umeda
成視 梅田
Katsumi Kobayashi
勝美 小林
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】着信端末においてメッセージ記憶メモリ上でメ
ッセージ内容が上書きされて消去されることを防止でき
るメッセージ通信システムを提供する。 【構成】移動通信網を介して端末間でショートメッセー
ジ通信を行うメッセージ通信システムにおいて、各端末
は受信したメッセージ信号のメッセージ内容を記憶する
メッセージ記憶メモリ20と、このメモリ20の空き領
域を検出する検出回路21と、メッセージ信号受信終了
時に該メモリ20の空き領域の容量を移動通信網に設け
られたショートメッセージ処理モジュール(SHM)へ
報告する報告ためのメッセージ記憶メモリ空き容量報告
信号生成回路22を有する。SHMでは、着信端末から
報告されてきた着信端末のメッセージ記憶メモリ20の
空き領域の容量に基づいてメッセージ信号の送信動作と
SHM内のメッセージ記憶メモリの記憶動作を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信網を介してメ
ッセージ通信を行うメッセージ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信網を介してショートメッセージ
通信サービスを行うメッセージ通信システムの従来技術
について、図2に示す通信シーケンスを参照して説明す
る。
【0003】まず、ユーザが発信端末に対してメッセー
ジ内容と着信端末の呼出信号を入力して発信を命令する
と、発信端末は発信信号を構成して送信する。この発信
信号を受信した発側網は、発信信号の内容を基に起動信
号を構成し、これをショートメッセージ処理モジュール
(SHM)へ送出する。この起動信号を受信したSHM
は移動メッセージ通信サービスの呼の生起を認識し、起
動信号を着側網に対して送出する。この起動信号を受信
した着側網は、着信端末への着信に必要な全ての情報を
受信したことを示す起動完了信号をSHMを介して発側
網に対して送出するとともに、起動信号の内容を基に着
信信号を構成し、これを着信端末に対して送出する。こ
の着信信号を受信した着信端末は、応答信号を着側網お
よびSHMに対して送出する。この応答信号を受信した
SHMは、応答信号を発側網に対して送出する。この応
答信号を受信した発側網は、発信端末に対して応答信号
を送出し、メッセージ通信開始の許可を通知する。以上
の動作により、発信端末と発信端末間の接続が完了す
る。
【0004】一方、発信端末は応答信号を受信すると、
メッセージ内容を含むメッセージ信号をSHMに対して
送出する。このメッセージ信号を受信したSHMは、そ
のメッセージ内容を記憶した後、メッセージ信号を着信
端末に対して送出する。このメッセージ信号を受信した
着信端末は、そのメッセージ内容を記憶表示してユーザ
に対して通知するとともに、ACK信号を構成し、これ
をSHMに対して送出する。このACK信号を受信した
SHMは、既に記憶しているメッセージ内容を消去し、
ACK信号を発信端末に対して送出する。発信端末はA
CK信号を受信すると、メッセージが着信端末に到着し
たことを認識し、さらに送出すべきメッセージを持つ場
合には、メッセージ信号を送出する。但し、発信端末は
着信端末からのACK信号が戻らない限り新たなメッセ
ージ送出を行わない。
【0005】また、SHMはメッセージ信号の送信が完
了すると、切断信号を着側網および着信端末に対して送
出する。着信端末は、メッセージ伝送完了を認識し、解
放信号を着側網およびSHMに対して送出する。これに
より、SHMと着信端末間のリンクは解放される。更
に、SHMは切断信号と解放信号とにより発信端末との
リンクを解放する。
【0006】以上が従来の移動メッセージ通信サービス
の接続、メッセージ転送過程および切断過程である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動メ
ッセージ通信サービスにおける端末間通信シーケンスに
おいては、発信端末が発信信号を送出し、着信端末より
応答信号を返すことにより着信端末と着信端末間の接続
が完了して、発信端末およびSHMからメッセージ信号
を送出する場合、着信端末におけるメッセージ記憶メモ
リに空き領域がなくとも、SHMでその旨を認識しない
ため、SHMはメッセージ信号を全部送信してしまう。
【0008】この場合、メッセージ信号を受信した着信
端末は、メッセージ記憶メモリに空き領域がないため、
メッセージ記憶メモリ上で受信したメッセージ信号のメ
ッセージ内容を既に記憶しているメッセージ内容に上書
きしてしまう。この結果、着信端末にメッセージが連続
して多量に送られてきたような場合には、ユーザがメッ
セージを読み出さないうちに消されてしまうという欠点
があった。
【0009】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、着信端末においてメッセージ記憶メモリ上でメッセ
ージ内容が上書きされて消去されることを防止してサー
ビス性を向上させたメッセージ通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、移動通信網と、該移動通信網に接続された固
定通信網と、該移動通信網および固定通信網に接続され
る端末と、前記移動通信網に設けられたメッセージ処理
モジュールからなり、該端末間でメッセージ通信を行う
ショートメッセージ通信システムにおいて、前記端末
は、メッセージ内容を入出力するマンマシンインタフェ
ース手段と、このマンマシンインタフェース手段により
入力されたメッセージ内容を含むメッセージ信号を送信
する第1の送信手段と、前記メッセージ処理モジュール
からのメッセージ信号を受信する第1の受信手段と、こ
の第1の受信手段により受信されたメッセージ信号のメ
ッセージ内容を記憶する第1の記憶手段と、この第1の
記憶手段の空き領域を検出する検出手段と、前記受信手
段のメッセージ信号受信終了時に該検出手段により検出
された前記第1の記憶手段の空き領域の容量を前記ショ
ートメッセージ処理モジュールへ報告する報告手段とを
有し、前記ショートメッセージ処理モジュールは、発信
端末からのメッセージ信号を受信する第2の受信手段
と、この第2の受信手段により受信されるメッセージ信
号のメッセージ内容を記憶する第2の記憶手段と、この
第2の記憶手段から読み出されたメッセージ信号を着信
端末へ送信する第2の送信手段と、着信端末から報告さ
れてきた前記第1の記憶手段の空き領域の容量に基づい
て前記第2の送信手段によるメッセージ信号の送信動作
および前記第2の記憶手段の記憶動作を制御する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0011】また、前記制御手段は、着信端末から報告
されてきた前記第1の記憶手段の空き領域の容量が予め
定められた容量より小さい場合は発信端末からの全ての
メッセージ信号のメッセージ内容を前記第2の記憶手段
へ記憶せしめる制御を行うことを特徴とする。
【0012】また、前記報告手段は、前記第1の記憶手
段からメッセージ内容が読み出され、読み出された内容
が該第1の記憶手段から消去される度に該第1の記憶手
段の空き領域の容量を前記ショートメッセージ処理モジ
ュールに報告することを特徴とする。
【0013】さらに、前記報告手段は、前記第1の記憶
手段からメッセージ内容が読み出され、読み出された内
容が該第1の記憶手段から消去される度に該第1の記憶
手段の空き領域の容量を前記ショートメッセージ処理モ
ジュールに報告し、また前記制御手段は、着信端末から
前記第2の記憶手段の空き領域の容量の報告を受ける毎
に前記第2の記憶手段に該着信端末に対するメッセージ
信号のメッセージ内容が記憶されているかを検索し、記
憶されている場合には該メッセージ内容の情報量と報告
された空き領域の容量とを比較して、該情報量が報告さ
れた空き領域の容量以下の場合には、前記第2の記憶手
段にメッセージ内容が記憶されているメッセージ信号を
前記第2の送信手段により送信せしめる制御を行うこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によるメッセージ通信システムによる移
動メッセージ通信サービスにおいては、発信端末と着信
端末間で接続が完了し、ショートメッセージ処理モジュ
ール(SHM)から着信端末へのメッセージ信号送信時
に、着信端末からメッセージ記憶メモリ(第1の記憶手
段)の空き領域の容量がSHMに対して報告される。
【0015】SHMでは、例えば着信端末から報告され
たメッセージ記憶メモリの空き領域の容量が予め定めら
れた容量より小さい場合は、発信端末からの全てのメッ
セージ信号のメッセージ内容をSHM内のメッセージ記
憶メモリ(第2の記憶手段)へ蓄積する。
【0016】一方、着信端末のメッセージ記憶メモリに
空き領域がない場合、SHMはメッセージ信号の送信を
停止する。これにより、着信端末でのメッセージ信号の
受信も停止する。このとき、SHMにおいては着信端末
にメッセージ信号を送信できないため、未送信のメッセ
ージ信号のメッセージ内容を送信が可能となるまでメッ
セージ記憶メモリ(第2の記憶手段)に記憶・蓄積して
おく。
【0017】また、着信端末においてユーザによりメッ
セージ記憶メモリからメッセージ内容が読み出され、読
み出された内容が該メモリから消去される都度、該メモ
リの空き領域の容量がSHMに対して報告される。これ
により、着信端末においてユーザによりメッセージ内容
が読み出されて、メッセージ記憶メモリに空き領域が発
生した場合には、SHMにこの空き領域の容量を報告す
ることで、SHMに対しメッセージ内容が蓄積されてい
るメッセージ信号の転送を促すことができる。SHMで
は、この空き領域の容量の報告を受ける毎に、SHM内
のメッセージ記憶メモリに着信端末に対するメッセージ
信号のメッセージ内容が記憶されているかを検索し、記
憶されている場合にはメッセージ内容の情報量と報告さ
れた空き領域の容量とを比較して、該情報量が報告され
た空き領域の容量以下の場合は、メッセージ記憶メモリ
にメッセージ内容が記憶されているメッセージ信号を着
信端末に送信する。
【0018】このように本発明では、SHMが着信端末
のメッセージ記憶メモリの容量に関係なく一方的にメッ
セージ信号を送信する従来の方式と異なり、着信端末が
メッセージ記憶容量の空き領域の容量をSHMに報告
し、SHMではその報告結果に基づいてメッセージ信号
の送信の開始/停止およびメッセージ内容の記憶動作の
制御を行うことにより、着信端末のメッセージ記憶メモ
リ上でメッセージ内容が上書きされて消去されることが
防止される。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係る移動通信
網を介してショートメッセージ通信サービスを行うメッ
セージ通信システムの構成を示すブロック図である。
【0021】図1において、ショートメッセージ処理モ
ジュール(SHM)1は呼接続、メッセージおよびAC
Kの記憶その他伝送制御を行うモジュールであり、移動
通信網内交換機2と移動網3A,3Bで構成される移動
通信網における移動網3A,3Bの上位に設けられてい
る。移動網3A,3Bには、無線回線を介して移動端末
4A,4Bが接続されている。
【0022】一方、移動通信網用の関門交換機5には、
固定通信網用の関門交換機6A,6B,6Cと一般電話
網8、パケット網9、ISDN網10からなる固定通信
網が接続されている。関門交換機6A,6B,6Cは、
それぞれ接続されている網間のインタフェースを司る。
一般電話網8、パケット網9、ISDN網10には、有
線回線を介して端末11A,11B,11Cがそれぞれ
が接続されている。
【0023】図3は、本実施例における移動端末の構成
を示すブロック図である。この移動端末は、アンテナ1
2、送受分配回路13、復調回路14、復号回路15、
変調回路16、符号化回路17、表示部および入力部1
8、制御回路19、メッセージ記憶メモリ20、メッセ
ージ記憶メモリ空き領域検出回路21、メッセージ記憶
メモリ空き容量報告信号生成回路22および送信信号生
成回路23によって構成される。
【0024】アンテナ12は送受分配回路13に接続さ
れ、この送受分配回路13で送信信号と受信信号とが分
配される。送受分配回路13により分配された受信信号
は、復調回路14に導かれて復調された後、復号回路1
5により復号される。一方、送信信号生成回路23によ
って生成された送信信号は符号化回路17で符号化さ
れ、さらに変調回路16で変調された後、送受分配回路
13に入力される。
【0025】表示部および入力部18は、ユーザと移動
端末とのマンマシンインタフェースを司る部分であり、
到着したメッセージ信号のメッセージ内容の表示と、ユ
ーザによるメッセージ内容の入力および着信端末の呼出
番号の入力等を行うためのものである。移動端末全体
は、制御回路19により制御される。また、送受信され
るメッセージ信号のメッセージ内容や、ACK信号はメ
ッセージ記憶メモリ20で全て記憶される。メッセージ
記憶メモリ20に記憶されたメッセージ内容は、ユーザ
によって読み出されると制御回路19からの制御によっ
て消去されるようになっている。
【0026】メッセージ記憶メモリ空き領域検出回路2
1は、メッセージ記憶メモリ20のメモリ空き領域を検
出し、その検出結果をメッセージ記憶メモリ空き容量報
告信号生成回路22に伝える。メッセージ記憶メモリ空
き領域検出回路21からメモリ空き領域の検出結果を受
け取ったメッセージ記憶メモリ空き容量報告信号生成回
路22は、この検出結果を基にメッセージ記憶メモリ空
き容量報告信号を生成し、送信信号生成回路23へ報告
する。
【0027】図4は、図1におけるSHM1の構成を示
すブロック図である。このSHM1は制御回路24、入
出力回路25,28、信号処理回路26,27、メッセ
ージ記憶メモリ29、メッセージ記憶メモリ空き容量報
告信号抽出回路30、メッセージ記憶メモリの空き容量
比較回路31およびメッセージ信号送信回路32を備え
ている。
【0028】制御回路24は接続制御、メッセージおよ
びACKの伝送制御を行う。信号処理回路26,27
は、信号の構成、分解、誤りチェック等の信号処理を行
う。入出力回路25,28は、対発側網および対着側網
に対して信号の送受信処理を行う。メッセージ記憶メモ
リ29は、発側網から受信したメッセージ信号のメッセ
ージ内容および着側網から受信したACK信号等を一時
的に記憶しておくメモリである。メッセージ記憶メモリ
空き容量報告信号抽出回路30は、着側網からの受信信
号よりメッセージ記憶メモリ空き容量報告信号を抽出
し、メッセージ記憶メモリ空き容量の情報をメッセージ
記憶メモリ空き容量比較回路31へ送る。
【0029】メッセージ記憶メモリ空き容量比較回路3
1は、メッセージ記憶メモリ空き容量報告信号抽出回路
30より移動端末のメッセージ記憶メモリ空き容量の情
報を受け取ると、この空き容量とメッセージ記憶メモリ
29に記憶されている該端末に対して一番古いメッセー
ジ内容の容量とを比較し、着側網に対してメッセージが
送信可能かどうかの判断を行う。メッセージ信号送信回
路32は、メッセージ記憶メモリ空き容量比較回路31
よりメッセージ信号が送信可能という判定結果を受けた
場合に、着側網に対してメッセージ信号の送信を行う。
【0030】図5に、端末〜網間で授受される信号(以
下、端末網間信号という)の構成を示す。全ての端末網
間信号に、信号種別40および呼番号41が含まれてい
る。信号種別40は、端末間を伝送する信号の識別をす
るために用いられる。呼番号41は、端末間で呼の識別
をするために用いられる。各信号におけるその他の信号
構成要素について述べる。発信信号および着信信号は、
着信端末の呼出信号である着番号42、サービスの識別
を行うサービス種別43、メッセージ・ACK信号伝送
の終端、すなわち発信端末から着信端末への伝送か、も
しくは端末からSHM1への伝送かを識別する終端識別
44で構成される。応答信号1は、端末のメッセージ記
憶メモリ空き容量を報告するメッセージ記憶メモリ空き
容量45および終端識別44で構成される。応答信号2
は、終端識別44で構成される。メッセージ信号は、メ
ッセージ内容を含むメッセージ部46で構成される。A
CK信号は、メッセージ記憶メモリ空き容量45で構成
される。切断信号は、切断理由を示す理由表示47で構
成される。なお、解放信号は他の信号構成要素を含まな
い。
【0031】図6に、網〜SHM1〜網間で授受される
信号(以下、SHM網間信号という)の信号構成を示
す。全てのSHM網間信号には、ルーチング情報50、
信号種別51および呼番号52が含まれている。ルーチ
ング情報50は、信号を網間でルーチングする際に用い
られる。信号種別51は、網間を伝送する信号を識別す
るために用いられる。呼番号52は、網間で呼を識別す
るために用いられる。
【0032】各信号におけるその他の信号構成について
述べる。起動信号は、着番号42、サービス種別43お
よび終端識別44で構成される。起動完了信号は、他の
信号構成要素を含まない。応答信号1は、メッセージ記
憶メモリ空き容量45および終端識別44で構成され
る。応答信号2は、終端識別44で構成される。メッセ
ージ信号は、メッセージ部46で構成される。ACK信
号は、メッセージ記憶メモリ空き容量45で構成され
る。切断信号は、理由表示47で構成される。解放信号
は、他の信号構成要素を含まない。
【0033】次に、本実施例におけるショートメッセー
ジ通信の動作を図7〜図9に示す通信シーケンスを参照
して説明する。
【0034】図7に、移動メッセージ通信サービスにお
いて着信端末のメッセージ記憶メモリに十分空き容量が
ある場合の端末間通信シーケンスを示す。
【0035】ユーザが発信端末に対してメッセージ内容
と着信端末の呼出信号を入力して発信を命令すると、発
信端末は発信信号を構成して送信する。発信信号を受信
した発側網は、発信信号の内容を基に起動信号を構成
し、この起動信号をショートメッセージ処理モジュール
(SHM)1へ送出する。起動信号を受信したSHM1
は、移動メッセージ通信サービスの呼の生起を認識し、
起動信号を着側網に対して送出する。起動信号を受信し
た着側網は、着信端末への着信に必要な全ての情報を受
信したことを示す起動完了信号をSHM1を介して発側
網に対して送出するとともに、起動信号の内容を基に着
信信号を構成し、これを着信端末に対して送出する。
【0036】着信信号を受信した着信端末は、メッセー
ジ記憶メモリ20の空き領域をメッセージ記憶メモリ空
き領域検出回路21で調べ、メッセージ記憶メモリ空き
容量報告信号生成回路22で生成した空き容量を示すメ
ッセージ記憶メモリ空き容量報告信号を含む応答信号1
として、着側網およびSHM1に対し報告する。このメ
ッセージ記憶メモリ空き容量報告信号を含んだ応答信号
1を受信したSHM1は、応答信号2を発側網に対して
送出する。応答信号2を受信した発側網は、発信端末に
対して応答信号2を送出し、メッセージ通信開始の許可
を通知する。以上の動作により、発信端末と着信端末間
の接続が完了する。
【0037】発信端末は、応答信号2を受信すると、メ
ッセージ内容を含むメッセージ信号a,b,cを発側網
およびSHM1に対して送出する。発側網からのメッセ
ージ信号a,b,cを受信したSHM1は、メッセージ
信号a,b,cに含まれる全メッセージ内容をメッセー
ジ記憶メモリ29に記憶し、ACK信号および発信端末
とSHM1間のメッセージ伝送が完了したことを示す切
断信号を発側網および発信端末に対して送出する。発信
端末は、ACK信号および切断信号を受信するとメッセ
ージ信号a,b,cがSHM1に到着したことを認識
し、解放信号を発側網およびSHM1に対して送出す
る。
【0038】更に、発側網からのメッセージ信号a,
b,cを受信したSHM1は、メッセージ記憶メモリ空
き容量比較回路31において、先に着側網より送られメ
ッセージ記憶メモリ空き容量報告信号抽出回路30で抽
出されたメッセージ記憶メモリ空き容量報告信号で示さ
れる着信端末の空き容量と、メッセージ記憶メモリ29
に記憶されているメッセージ内容の容量とを比較するこ
とで、メッセージ信号aが送信可能かどうかの判断を行
う。そして、メッセージ信号aが送信可能であれば、メ
ッセージ信号送信回路32を用いてメッセージ信号aを
着側網および着信端末に対して送出する。
【0039】メッセージ信号aを受信した着信端末は、
そのメッセージ内容を記憶表示し、ユーザに対してメッ
セージを受信したことを通知するとともに、ACK信号
を構成し、さらにメッセージ記憶メモリ20の空き領域
を調べてメッセージ記憶メモリ空き容量報告信号を生成
し、この報告信号を含んだACK信号をSHM1に対し
て送出する。このメッセージ記憶メモリ空き容量報告信
号を含んだACK信号を受信したSHM1では、メッセ
ージ記憶メモリ29に記憶しているメッセージ信号aの
内容を消去するとともに、メッセージ信号bが送信可能
かどうかの判断を行う。
【0040】以後、メッセージ信号bおよびcの送信は
メッセージ信号aの送信と同様に行い、SHM1は該着
信端末に対するメッセージ伝送が全て完了すると、着側
網および着信端末に対して切断信号を送出する。そし
て、この切断信号を受信した着信端末は、着側網および
SHM1に対して解放信号を送出する。
【0041】図8に、移動メッセージ通信サービスにお
いて着信端末のメッセージ記憶メモリ20に少量の空き
容量があり、メッセージ信号aのみを送信できる場合の
端末間通信シーケンスを示す。
【0042】発信端末と着信端末間の接続過程およびS
HM1がメッセージ信号aを送信してACK信号を受信
するまでのシーケンスは、図7で説明した着信端末のメ
ッセージ記憶メモリ20に十分空き容量がある場合の動
作と同様である。
【0043】メッセージ信号aを受信した着信端末は、
メッセージ内容をメッセージ記憶メモリ20に記憶する
とともに表示部および入力部18において表示し、ユー
ザに対して通知する。ここで、ユーザがメッセージを読
み出さないために、着信端末のメッセージ記憶メモリ2
0に空き領域がなくなってしまった場合、着信端末は着
側網およびSHM1に対し、メッセージ記憶メモリ空き
容量報告信号生成回路22で生成したメッセージ記憶メ
モリ空き容量報告信号を含んだACK信号により、空き
領域がなくなったことを報告する。この着信端末からA
CK信号によりメッセージ記憶メモリ空き領域がなくな
った旨の報告を受けたSHM1は、メッセージ記憶メモ
リ29において記憶しているメッセージ信号aの内容を
消去した後、着信端末のメッセージ記憶メモリ20に空
き領域が生じるまで、残りのメッセージ信号b,cの内
容を蓄積しておく。
【0044】着単端末においてユーザによりメッセージ
内容が読み出され、メッセージ記憶メモリ20内の読み
出されたメッセージ内容が消去されて該メモリ20に空
き領域が生じた場合、着信端末はメッセージ記憶メモリ
20の空き領域をメッセージ記憶メモリ空き領域検出回
路21で調べ、メッセージ記憶メモリ空き容量報告信号
生成回路22で生成したメッセージ記憶メモリ空き容量
報告信号を含んだメッセージ転送要求信号を着側網およ
びSHM1に対して送出する。SHM1は、このメッセ
ージ記憶メモリ空き容量報告信号を含んだメッセージ転
送要求信号を受信すると、メッセージ信号bが送信可能
かどうかの判断を行い、メッセージ信号bが送信可能で
あれば、これを着側網および着信端末に対して送出す
る。
【0045】以後、メッセージ信号bに対するACK信
号の送信、さらにメッセージ信号cの送信は、図7で説
明したシーケンス処理と同様に行う。
【0046】図9に、移動メッセージ通信サービスにお
いて着信端末のメッセージ記憶メモリ20に全く空き容
量がなく、メッセージ信号が一つも送信できない場合の
端末間シーケンスを示す。
【0047】発信端末と着信端末間の接続過程シーケン
スは、図7で説明した着信端末のメッセージ記憶メモリ
に十分空き領域がある場合の動作と同様である。
【0048】着側網よりメッセージ記憶メモリ空き容量
報告信号を含んだ応答信号を受信したSHM1は、着信
端末のメッセージ記憶メモリ20に全く空き領域がない
ことを知る。この場合、SHM1は発側網よりメッセー
ジ信号a,b,cを受信しても、メッセージ信号a,
b,cの送信は一つも行わず、これらのメッセージ信号
a,b,cに含まれる全メッセージ内容をSHM1のメ
ッセージ記憶メモリ29に蓄積し、ACK信号および発
信端末とSHM1間のメッセージ伝送が完了したことを
示す切断信号を発側網と発信端末に対して送出する。発
信端末は、SHM1からのACK信号および切断信号を
受信すると、メッセージ信号a,b,cがSHM1に到
着したことを認識し、解放信号を発側網およびSHM1
に対して送出する。
【0049】着信端末においてユーザによりメッセージ
が読み出され、メッセージ記憶メモリ20に空き領域が
生じた場合、着信端末では前述と同様にしてメッセージ
記憶メモリ20の空き領域を調べ、着側網およびSHM
1に対しメッセージ記憶メモリ空き容量報告信号を含ん
だメッセージ転送要求信号を送出する。メッセージ記憶
メモリ空き容量報告信号を含んだメッセージ転送要求信
号を受信したSHM1は、メッセージ信号aが送信可能
かどうかの判断を行い、メッセージ信号aが送信可能で
あればメッセージ信号aを着側網および着信端末に対し
て送出する。
【0050】メッセージ信号aを受信した着信端末は、
そのメッセージ内容を記憶表示してユーザに対して通知
するが、ユーザがメッセージを読み出さず、メッセージ
記憶メモリ20が再度一杯になった場合、メッセージ記
憶メモリ空き容量報告信号を含んだACK信号により、
メッセージ記憶メモリに空き領域がなくなったことを着
側網およびSHM1に報告する。
【0051】以後、ユーザによってメッセージが読み出
されることによりメッセージ記憶メモリに空き領域が生
じ、メッセージ信号bおよびメッセージ信号cが送信さ
れる手順は、上述のメッセージ信号aが送信された手順
と同様に行われる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば着
信端末のメッセージ記憶メモリに空き領域がない場合、
SHMはメッセージ信号を送信しないため、着信端末に
おいてメッセージ記憶メモリに記憶されたメッセージ内
容がユーザによって読み出される前に上書きされるとい
う従来の問題点が解決される。
【0053】すなわち、着信端末はメッセージ記憶メモ
リの空き領域を調べて、その空き容量を随時SHMに報
告し、この報告を受けたSHMは蓄積しているメッセー
ジ容量と比較して、新たなメッセージ信号を送信するこ
とが可能かどうかの判断を行うことにより、SHMが不
本意にメッセージ信号を送信することがなく、着信端末
のメッセージが上書きされて消去されることのない移動
メッセージ通信サービスを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る移動通信システムの構
成を示すブロック図
【図2】従来の移動メッセージ通信サービスにおける端
末間通信シーケンスを示す図
【図3】図1における移動端末の構成を示すブロック図
【図4】図1におけるショートメッセージ処理モジュー
ルの構成を示すブロック図
【図5】同実施例における端末網間信号の信号構成を示
す図
【図6】同実施例における網〜ショートメッセージ処理
モジュール〜網間信号の信号構成を示す図
【図7】同実施例において着信端末のメッセージ記憶メ
モリに十分空き容量があり、メッセージa,b,cが全
て送信できる場合の端末間通信シーケンスを示す図
【図8】同実施例において着信端末のメッセージ記憶メ
モリに少量の空き容量があり、メッセージ信号aのみ送
信できる場合の端末間通信シーケンスを示す図
【図9】同実施例において着信端末のメッセージ記憶メ
モリに全く空き容量がなく、メッセージ信号が全く送信
できない場合の端末間通信シーケンスを示す図
【符号の説明】
1…ショートメッセージ処理モジュール 2…移動通信
網内交換機 3A,3B…移動網 4A,4B…
移動端末 5…関門交換機 6A〜6C…
関門交換機 8…一般電話網 9…パケット
網 12…アンテナ 13…送受分
配回路 14…復調回路 15…復号回
路 16…変調回路 17…復号化
回路 18…表示部および入力部 19…制御回
路 20…メッセージ記憶メモリ 21…メッセージ記憶メモリ空き領域検出回路 22…メッセージ記憶メモリ空き容量報告信号生成回路 23…送信信号生成回路 24…制御回
路 25,28…入出力回路 26,27…
信号処理回路 29…メッセージ記憶メモリ 30…メッセージ記憶メモリ空き容量報告信号抽出回路 31…メッセージ記憶メモリ空き容量比較回路 32…メッセージ信号送信回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動通信網と、該移動通信網に接続された
    固定通信網と、該移動通信網および固定通信網に接続さ
    れる端末と、前記移動通信網に設けられたメッセージ処
    理モジュールからなり、該端末間でメッセージ通信を行
    うショートメッセージ通信システムにおいて、 前記端末は、メッセージ内容を入出力するマンマシンイ
    ンタフェース手段と、このマンマシンインタフェース手
    段により入力されたメッセージ内容を含むメッセージ信
    号を送信する第1の送信手段と、前記メッセージ処理モ
    ジュールからのメッセージ信号を受信する第1の受信手
    段と、この第1の受信手段により受信されたメッセージ
    信号のメッセージ内容を記憶する第1の記憶手段と、こ
    の第1の記憶手段の空き領域を検出する検出手段と、前
    記受信手段のメッセージ信号受信終了時に該検出手段に
    より検出された前記第1の記憶手段の空き領域の容量を
    前記ショートメッセージ処理モジュールへ報告する報告
    手段とを有し、 前記ショートメッセージ処理モジュールは、発信端末か
    らのメッセージ信号を受信する第2の受信手段と、この
    第2の受信手段により受信されるメッセージ信号のメッ
    セージ内容を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記
    憶手段から読み出されたメッセージ信号を着信端末へ送
    信する第2の送信手段と、着信端末から報告されてきた
    前記第1の記憶手段の空き領域の容量に基づいて前記第
    2の送信手段によるメッセージ信号の送信動作および前
    記第2の記憶手段の記憶動作を制御する制御手段とを有
    することを特徴とするメッセージ通信システム。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、着信端末から報告されて
    きた前記第1の記憶手段の空き領域の容量が予め定めら
    れた容量より小さい場合は発信端末からの全てのメッセ
    ージ信号のメッセージ内容を前記第2の記憶手段へ記憶
    せしめる制御を行うことを特徴とする請求項1記載のメ
    ッセージ通信システム。
  3. 【請求項3】前記報告手段は、前記第1の記憶手段から
    メッセージ内容が読み出され、読み出された内容が該第
    1の記憶手段から消去される度に該第1の記憶手段の空
    き領域の容量を前記ショートメッセージ処理モジュール
    に報告することを特徴とする請求項1記載のメッセージ
    通信システム。
  4. 【請求項4】前記報告手段は、前記第1の記憶手段から
    メッセージ内容が読み出され、読み出された内容が該第
    1の記憶手段から消去される度に該第1の記憶手段の空
    き領域の容量を前記ショートメッセージ処理モジュール
    に報告し、 前記制御手段は、着信端末から前記第1の記憶手段の空
    き領域の容量の報告を受ける毎に前記第2の記憶手段に
    該着信端末に対するメッセージ信号のメッセージ内容が
    記憶されているかを検索し、記憶されている場合には該
    メッセージ内容の情報量と報告された空き領域の容量と
    を比較して、該情報量が報告された空き領域の容量以下
    の場合には、前記第2の記憶手段にメッセージ内容が記
    憶されているメッセージ信号を前記第2の送信手段によ
    り送信せしめる制御を行うことを特徴とする請求項1記
    載のメッセージ通信システム。
JP4286388A 1992-10-23 1992-10-23 メッセージ通信システム Pending JPH06141045A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998010580A1 (fr) * 1996-09-03 1998-03-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controleur de communications d'information et systeme correspondant
US6499051B1 (en) 1996-08-28 2002-12-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Information transmission method and device
KR100416161B1 (ko) * 2000-07-11 2004-01-24 산요덴키가부시키가이샤 휴대단말기

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WO1998010580A1 (fr) * 1996-09-03 1998-03-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controleur de communications d'information et systeme correspondant
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