JPH06140868A - チップ型圧電共振子 - Google Patents

チップ型圧電共振子

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JPH06140868A
JPH06140868A JP28984892A JP28984892A JPH06140868A JP H06140868 A JPH06140868 A JP H06140868A JP 28984892 A JP28984892 A JP 28984892A JP 28984892 A JP28984892 A JP 28984892A JP H06140868 A JPH06140868 A JP H06140868A
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JP
Japan
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resin
piezoelectric resonator
chip
weight
piezoelectric
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JP28984892A
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English (en)
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Kozo Moriyasu
弘三 森安
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化および表面実装が可能なチップ型圧電
共振子において、振動部以外での不要振動を抑えてスプ
リアスを抑圧できるようにする。 【構成】 圧電基板22を被覆する熱硬化型外装樹脂3
4として、ビスフェノールAエポキシ樹脂50〜200
重量部、DDPノボラックフェノール樹脂80〜200
重量部、シリカ500〜1000重量部、およびガラス
繊維100〜200重量部含有するとともに、硬化剤と
してのノボラック高分子構造フェノール樹脂を含有する
ものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、チップ型
のフィルタ、発振子、ディスクリミネータ等として用い
られるチップ型圧電共振子に関するもので、特に、その
外装被覆用の樹脂組成物の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルタ、発振子、ディスクリミ
ネータとして用いられる圧電共振子は、一般に、リード
付きのものであった。
【0003】ところが、近年、電子機器の小型化を図る
ために表面実装技術(SMD)が採用されており、これ
に伴って、この種の圧電共振子にも、リード線のないチ
ップ型のものが要望されている。このようなチップ型圧
電共振子の具体例を、図10ないし図12に基づいて説
明する。
【0004】図10ないし図12に示すように、圧電共
振子1は、圧電基板2を備える。この圧電基板2の一方
主面には、分割された振動電極3および4が形成され、
他方主面には、これら振動電極3および4に対向する振
動電極5が形成される。これら振動電極3、4および5
には、それぞれ、端子電極6、7および8が接続され、
これら端子電極6〜8は、圧電基板2の端縁に位置して
いる。
【0005】この圧電共振子1は、分割された振動電極
3および4ならびにこれらに対向する振動電極5を有す
る、厚み縦振動モードを利用するエネルギ閉じ込め型の
二重モード圧電共振子である。圧電基板2の両面には、
振動電極3〜5に対応する箇所に空洞9および10をそ
れぞれ有するポリフェニレンサルファイド(PPS)か
らなる樹脂板11および12が配置され、接着剤13お
よび14により、圧電基板2に貼合わせられている。ま
た、この圧電共振子1には、図12に示すように、その
外表面に、外部電極15、16および17が形成され、
端子電極6、7および8とそれぞれ電気的に接続されて
いる。
【0006】このようなチップ型圧電共振子1は、小型
になり、表面実装が可能になるという利点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電基
板2に樹脂板11および12を接着剤13および14で
接着しているが、その接着強度が比較的弱く、その結
果、圧電共振子1の振動部以外での不要振動を抑えてス
プリアスを抑圧する、という効果が現れないという問題
がある。
【0008】また、接着剤13および14を用いている
ため、圧電基板2と樹脂板11および12との界面から
水分が浸入しやすく、耐湿性に劣るという問題がある。
【0009】さらに、圧電基板2に樹脂板11および1
2を接着剤13および14で接着しているため、振動電
極3〜5と樹脂板11および12の空洞9および10と
の位置合せが難しく、このことが自動化への障害となっ
ている。
【0010】それゆえに、この発明の目的は、上述した
ような問題を解決し得るチップ型圧電共振子を提供しよ
うとすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した技
術的課題を解決するため、圧電基板、およびこの圧電基
板を被覆する熱硬化型外装樹脂を備えるチップ型圧電共
振子に向けられるものであって、前記熱硬化型外装樹脂
は、エポキシ系樹脂を含む主剤と硬化剤とガラス繊維と
を含有することを特徴としている。
【0012】上述したガラス繊維は、好ましくは、その
径が8〜15μmで、アスペクト比が1〜30のものが
用いられる。
【0013】また、前記熱硬化型外装樹脂は、無機充填
剤をさらに含有することがあり、この場合、無機充填剤
としては、粒径の互いに異なるものを混合して用いるの
が好ましい。
【0014】また、前記熱硬化型外装樹脂の組成は、よ
り具体的には、次のように選ばれる。すなわち、この熱
硬化型外装樹脂は、 ビスフェノールAエポキシ樹脂 50〜200
重量部、 DDPノボラックフェノール樹脂 80〜200
重量部、 シリカ 500〜10
00重量部、および ガラス繊維 100〜20
0重量部 を含有するとともに、硬化剤としてノボラック高分子構
造フェノール樹脂を含有する。
【0015】上述した組成において、充填剤としてのシ
リカは、粒径が5〜15μmのものを250〜500重
量部、および粒径が25〜35μmのものを250〜5
00重量部それぞれ含むように用いられるのが好まし
い。
【0016】上述した組成においてその組成比の限定理
由は以下のとおりである。まず、ビスフェノールAエポ
キシ樹脂は、強度を向上させる役割を果たすものである
が、これを50〜200重量部としたのは、50重量部
未満では、強靱性が得られず、また、200重量部を越
えると、弾性率が大きくなり、圧電基板への締めつけ力
が強くなるためである。
【0017】また、DDPノボラックフェノール樹脂
は、耐熱性を向上させる役割を果たすものであるが、こ
れを80〜200重量部としたのは、80重量部未満で
は、ガラス転移温度が低くなり、また、200重量部を
越えても、ガラス転移温度が高くならないためである。
【0018】また、シリカは、樹脂強度を向上させ、さ
らにダンピング効果を緩和させる役割を果たすものであ
るが、これを500〜1000重量部としたのは、50
0重量部未満では、ダンピング効果を緩和させる効果が
なく、また、1000重量部を越えると、樹脂の強度が
低下するためである。
【0019】また、ガラス繊維は、外装樹脂の収縮を緩
和し,圧電基板における反りの発生を抑制し、その結
果、接着性を改善するものであるが、これを100〜2
00重量部としたのは、100重量部未満では、圧電基
板の反りを抑制することができず、また、200重量部
を越えると、流動性が悪く、作業性が低下するためであ
る。また、ガラス繊維の径を8〜15μmとしアスペク
ト比を1〜30としたのは、この範囲を外れると流動性
が悪くなって圧電基板を被覆しにくくなり、ガラス繊維
の突起物ができるからである。
【0020】なお、硬化剤として含有されるノボラック
高分子構造フェノール樹脂は、主剤中に含まれるエポキ
シ系樹脂のエポキシ当量に対して最適量だけ配合される
ように選べばよい。
【0021】
【発明の作用効果】この発明によれば、圧電基板を被覆
する熱硬化型外装樹脂を、ガラス繊維が含有されたエポ
キシ系樹脂で構成することにより、耐熱性が高められ、
この樹脂を硬化するときに生じる収縮が緩和され、その
結果、圧電基板からの剥離がなくなり、圧電共振子の振
動部以外での不要振動を抑えてスプリアスを抑圧するこ
とができる。
【0022】また、このような熱硬化型外装樹脂に無機
充填剤を含有させれば、この外装樹脂の曲げ強度が大き
くなり、耐衝撃性を優れたものとすることができる。
【0023】
【実施例】熱硬化型外装樹脂を得るため、ビスフェノー
ルAエポキシ樹脂(エピコート1004;油化シェル
製)、DDPノボラックフェノール樹脂(エピコート1
57;油化シェル製)、シリカ、ガラス繊維、アエロジ
ル、およびノボラック高分子構造フェノール樹脂(分子
量:2000〜8000)を準備した。
【0024】これら材料を、表1に示す割合で混合し、
液状の外装樹脂を調製した。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示した各樹脂組成物について、曲げ
強度[kgf/mm2 ]、曲げ弾性率[kgf/m
2 ]、ガラス転移点[℃]、反り[mm]および線膨
張係数[mm/mm℃]の各々を測定し、その結果も表
1に併せて示した。なお、曲げ強度および曲げ弾性率の
測定は、JIS K6911によった。また、ガラス転
移点の測定は、TMA(Thermomechanical Analysis )
法によった。また、反りの測定は、2cm×1cm×
0.5mmの大きさの圧電基板の片面に、各外装用樹脂
を塗布し、熱処理したものを試料とし、これを、平面を
与える定盤上に置き、試料の一方端部を定盤に接した状
態としたときの他方端縁と定盤との間の距離を測定する
ことによった。
【0027】表1から、いずれの試料も、外装樹脂とし
て、ほぼ満足する特性を与えている。特に、エピコート
1004(ビスフェノールAエポキシ樹脂)とエピコー
ト157(DDPノボラックフェノール樹脂)との混合
割合を変えた試料No.1〜5を比較したとき、これら
が等しい量ずつ混合された試料No.2において、最も
高い曲げ強度およびガラス転移点を示しており、それゆ
えに、高い耐熱性を示すことがわかる。
【0028】また、試料No.2とNo.7とを比較す
ると、これらは、用いられるシリカの平均粒径において
相違する。すなわち、試料No.2では、平均粒径が1
0μmのものと30μmのものとを互いに等しい量だけ
混合して用いているのに対し、試料No.7では、平均
粒径が10μmのもののみを相当する量だけ用いてい
る。その結果、平均粒径の互いに異なるシリカを混合し
て使用した試料No.2において、より高い強度が得ら
れていることわかる。
【0029】また、試料No.2、No.8およびN
o.9 は、ガラス繊維の添加量において互いに異なって
いる。これらのうち、ガラス繊維の添加量が100重量
部以上の試料No.2およびNo.9では、反りがまっ
たく発生していないのに対し、ガラス繊維の添加量が1
00重量部未満であるNo.8では、反りが発生してい
る。このことから、ガラス繊維が樹脂の収縮を緩和して
いることがわかる。
【0030】次に、前述した液状の外装樹脂を用いて、
チップ型圧電共振子を製造する方法について説明する。
【0031】この製造方法によれば、図1に示すような
チップ型圧電共振子20が得られる。
【0032】まず、図2に示すようなマザー基板21が
用意される。このマザー基板21の一部が拡大されて図
3に示されている。マザー基板21は、圧電セラミック
からなる圧電基板22を備え、この圧電基板22の一方
主面には、分割された振動電極23および24が形成さ
れ、他方主面には、これら振動電極23および24に対
向する振動電極25が形成されている。振動電極23、
24および25には、それぞれ、端子電極26、27お
よび28が接続される。これら1組の振動電極23〜2
5および端子電極26〜28によって、1個の圧電共振
素子29が構成され、マザー基板21は、複数の圧電共
振素子29を与えている。
【0033】圧電共振素子29は、分割された振動電極
23および24ならびにこれらに対向する振動電極25
を有する、厚み縦振動モードを利用するエネルギ閉じ込
め型の二重モード圧電共振子であり、振動空間を確保す
るため、空洞形成用の空洞形成材(たとえばワックス)
30が、振動電極23および24ならびに振動電極25
をそれぞれ覆うように形成される。もっとも、マザー基
板によって与えられる圧電共振素子の構造および形式は
任意であり、たとえば、厚みすべり振動モードを利用す
るエネルギ閉じ込め型の共振子でもよく、その場合に
は、振動電極のまわりに、適度なダンピングを与えるた
めのシリコーンゴムのようなゴム状弾性体を付与してお
いてもよい。
【0034】他方、図4に示すように、上述したマザー
基板21をほぼきっちり嵌め込むことができる、たとえ
ば樹脂からなる枠31が用意される。この枠31は、前
述した外装樹脂の加熱硬化時の温度(たとえば150℃
程度)で変形したり溶解したりしないように配慮され
る。また、この枠31の外側面32は、後述する切断時
の基準面にされる場合、平坦度を良くしておくことが望
ましい。
【0035】また、枠31には、その中に入れるマザー
基板21を枠31の厚み方向のほぼ中央部に固定できる
ような手段を講じておくことが好ましい。この例では、
枠31の対向する辺(たとえば短辺)の内側に棚33が
それぞれ設けられている。
【0036】図5に示すように、前述したマザー基板2
1は、枠31に嵌め込まれ、その状態で、図6に示すよ
うに、マザー基板21の片面上に、前述した液状の外装
樹脂34が流し込まれる。この外装樹脂34は、たとえ
ば自然乾燥等によって乾燥され、枠31をマザー基板2
1とともに反転させても外装樹脂34が流出しなくなっ
た後に、枠31は、マザー基板21および外装樹脂34
とともに反転され、この状態で、マザー基板21の他の
面上に、再び外装樹脂34が流し込まれる。この外装樹
脂34も、また、たとえば自然乾燥される。
【0037】次いで、上述したように2段階で流し込ま
れた外装樹脂34は、たとえば、150℃で30分間、
加熱硬化される。このとき、前述した空洞形成材30
は、外装樹脂34中に移行して、その結果、振動空間用
の空洞が形成される。
【0038】次いで、得ようとするチップ型圧電共振子
20(図1)の厚み方向の寸法精度および平面度を高め
るため、外装樹脂34の各々の外面が、枠31とともに
研磨される。この研磨は、たとえば、研磨板を用いるラ
ビング研磨によって行なわれる。これによって、図7に
示すようなマザー基板21の両面が外装樹脂34で覆わ
れたサンドイッチ構造物35が得られる。
【0039】次に、図7に示すように、このサンドイッ
チ構造物35が、枠31とともに、枠31の外側面32
を基準面にして、切断線36および37に沿って切断さ
れる。この切断によって、マザー基板21は、個々の圧
電共振素子29ごとに分割され、かつ、端子電極26〜
28が切断面に露出する。このようにして、図1に示す
ようなチップ型圧電共振子20が得られる。
【0040】次に、図8に示すように、このチップ型圧
電共振子20の少なくとも端子電極26〜28が露出し
ている面に、端子電極26〜28の各々とそれぞれ導通
される外部電極38〜40が、たとえば導電ペーストの
印刷および焼付によって付与される。
【0041】なお、この実施例では、チップ型圧電共振
子20のすべての端子電極26〜28が同じ面に露出し
ているが、このような端子電極が別々の面に露出する場
合もあり、その場合には、これらの面それぞれに外部電
極を付与すればよい。
【0042】また、図9に示すように、チップ型圧電共
振子20の端子電極26〜28に導通する外部電極38
a,39a,40aを、チップ型圧電共振子20の一方
側面だけでなく、上下面の少なくとも一方、さらには他
方側面にまで延びるように形成してもよい。このように
することにより、チップ型圧電共振子20を回路基板に
実装するとき、そのはんだ付けを確実に達成することが
できる。なお、外部電極38a〜40aのうち、チップ
型圧電共振子20の上面および/または下面に形成され
る部分は、予め、図7に示すサンドイッチ構造物35の
状態で、導電ペーストの印刷および焼付等の方法によっ
て付与しておいてもよい。
【0043】このようにして得られたチップ型圧電共振
子20について、スプリアス特性を測定したところ、前
述した表1に示す試料No.1〜7のいずれの外装樹脂
を用いても、ほぼ同様に、図13の実線で示すような特
性を示した。図13において、2点鎖線で示す特性は、
前述した図10〜図12に示した従来の圧電共振子1に
ついて測定したスプリアス特性を示している。また、試
料No.8および9はガラス繊維の量が範囲外のもので
あり、試料No.8のものは反りが発生し、試料No.
9のものは流動性が悪く、作業性に劣るものである。
【0044】図13からわかるように、この発明に係る
チップ型圧電共振子によれば、従来のものに比べて、ス
プリアスをかなり小さくすることができる。
【0045】なお、上述した実施例とは異なる構造また
は形式の圧電共振子についても、前述した特定の熱硬化
型外装樹脂を用いれば、同様の特性を示すことが確認で
きている。
【0046】この発明において用いられる熱硬化型外装
樹脂は、主剤と硬化剤とを含むものであるが、主剤とし
ては、前述したビスフェノールA型の他、ビスフェノー
ルF型等のビスフェノール型のエポキシ樹脂、あるい
は、ノボラック型エポキシ樹脂、直鎖状脂肪族エポキシ
樹脂等の公知の種々のエポキシ系樹脂を用いることがで
き、また、硬化剤としては、前述したフェノール樹脂の
他、ジエチレントリアミン、ジエチレンテトラミン等の
脂肪族アミン、m−フェニレンジアミン、ジフェニルメ
タン等の芳香族アミン、無水フタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸無水物、ピロメリット酸無水物等の酸無水物、ポ
リサルファイド、酸アミド、チオコール、イミダゾール
等の公知の種々の硬化剤を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるチップ型圧電共振子
20の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したチップ型圧電共振子20を得るた
めに用意されるマザー基板21を示す斜視図である。
【図3】図2に示したマザー基板21の一部を拡大して
示す斜視図である。
【図4】図1に示したチップ型圧電共振子20を得るた
めに用いられる枠31を示す斜視図である。
【図5】図4に示した枠31に図2に示したマザー基板
21を嵌め込んだ状態を示す斜視図である。
【図6】図5に示したマザー基板21上に外装樹脂34
を流し込む状態を示す斜視図である。
【図7】図6に示した外装樹脂34を硬化させた後に得
られるサンドイッチ構造物35の切断工程を説明するた
めの斜視図である。
【図8】図1に示したチップ型圧電共振子20に外部電
極38〜40を形成した状態を示す斜視図である。
【図9】図1に示したチップ型圧電共振子20に外部電
極38a〜40aを形成した状態を示す斜視図である。
【図10】従来のチップ型圧電共振子1に含まれる要素
を分解して示す斜視図である。
【図11】図10に示したチップ型圧電共振子1の断面
図である。
【図12】図10に示したチップ型圧電共振子1の外観
を示す斜視図である。
【図13】この発明に係る圧電共振子(実線)と従来の
圧電共振子(2点鎖線)とのスプリアス特性を示す図で
ある。
【符号の説明】
20 チップ型圧電共振子 22 圧電基板 23〜25 振動電極 26〜28 端子電極 34 外装樹脂

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板、および前記圧電基板を被覆す
    る熱硬化型外装樹脂を備え、前記熱硬化型外装樹脂は、
    エポキシ系樹脂を含む主剤と硬化剤とガラス繊維とを含
    有する、チップ型圧電共振子。
  2. 【請求項2】 前記ガラス繊維は、その径が8〜15μ
    mでアスペクト比が1〜30である、請求項1に記載の
    チップ型圧電共振子。
  3. 【請求項3】 前記熱硬化型外装樹脂は、さらに無機充
    填材を含有する、請求項1または2に記載のチップ型圧
    電共振子。
  4. 【請求項4】 前記無機充填材は、粒径の互いに異なる
    ものを混合したものである、請求項3に記載のチップ型
    圧電共振子。
  5. 【請求項5】 前記熱硬化型外装樹脂は、 ビスフェノールAエポキシ樹脂 50〜200
    重量部、 DDPノボラックフェノール樹脂 80〜200
    重量部、 シリカ 500〜10
    00重量部、および ガラス繊維 100〜20
    0重量部 を含有するとともに、硬化剤としてノボラック高分子構
    造フェノール樹脂を含有する、請求項3に記載のチップ
    型圧電共振子。
  6. 【請求項6】 前記シリカは、粒径が5〜15μmのも
    のを250〜500重量部、および粒径が25〜35μ
    mのものを250〜500重量部それぞれ含む、請求項
    5に記載のチップ型圧電共振子。
JP28984892A 1992-10-28 1992-10-28 チップ型圧電共振子 Pending JPH06140868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006050537A (ja) * 2004-06-29 2006-02-16 Kyocera Corp 圧電共振子
WO2007026428A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Kyocera Corporation 圧電共振子

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