JPH06140758A - プリント回路板の製造方法およびその装置 - Google Patents

プリント回路板の製造方法およびその装置

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JPH06140758A
JPH06140758A JP28797392A JP28797392A JPH06140758A JP H06140758 A JPH06140758 A JP H06140758A JP 28797392 A JP28797392 A JP 28797392A JP 28797392 A JP28797392 A JP 28797392A JP H06140758 A JPH06140758 A JP H06140758A
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printed circuit
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component
vibrating
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JP28797392A
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Yasuhiro Nakamura
康弘 中村
Hisao Tsuda
久男 津田
Teruo Shimizu
輝夫 清水
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、電子部品を基板へ面実装するに際し
て、基板に対する部品の位置決め精度の向上を図る。 【構成】はんだペーストが所定のパターンで塗布された
基板2の所定位置に部品22を取り付けた後、これを加
熱してはんだを溶融させ、溶融後、再度凝固する前にお
いて、プリント配線板上の部品が存在しない領域の特定
箇所が通過したことを検出し、この検出に基づいて振動
子をプリント配線板に接触させて振動を与えることによ
り、この振動の加速度をプリント配線板に有効に作用さ
せて、部品の基板に対する摩擦抵抗を小さくしてやり、
部品20のリードとプリント配線板2のランドとの間の
溶融はんだの表面張力によってセルフアライメント作用
を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント回路板の製造
方法および装置にかかり、特に、面実装時の回路板ラン
ドと電子部品のリードとの位置決め精度の向上を図った
製造方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント回路板上に電子部品を取
り付ける実装作業は、下記のようにして行われるのが一
般的である。まず、プリント回路板上の接続点となるラ
ンドにはんだペーストを塗布する。次いで、XY座標上
を移動するロボットハンドを備えた部品取付装置などに
より、電子部品のリードを前記ランドに対して位置決め
し、所定位置に搭載する。さらに、電子部品が搭載され
たプリント回路板をコンベアなどによって搬送しつつ加
熱手段中を移動させ、該加熱手段内で前記はんだペース
トの溶融温度以上まで加熱してはんだを溶融させて(以
下リフローという)電子部品のリードをランドへはんだ
付けした後自然冷却、あるいは強制冷却によってはんだ
を凝固させる。
【0003】前記電子部品の搭載工程にあっては、ラン
ドとリードとの接続不良が生じないように、両者を精密
に位置決めすることが必要とされており、例えば、リー
ドとランドとの位置ずれは、大きくともランドのピッチ
(相互間隔)の1/2以下にとどめることが必要とされ
ている。
【0004】上記精度を得るため、例えば、特開昭60
―180664号公報(以下第1従来例という)、特開
平2―111094号公報(以下第2従来例という)に
おいて、リフロー炉内でプリント回路板を振動させるこ
とにより、溶融はんだの表面張力によるセルフアライメ
ント作用を働かせて前記ランドとリードとの位置合わせ
をする技術が提案されている。すなわち、これらの従来
例にあっては、プリント回路板を振動させることによ
り、リードとランドとの接触面の摩擦抵抗を小さくし
て、溶融はんだの表面張力によって移動可能にすること
が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1従来例の技術にあ
っては、プリント回路板を面に沿う方向(摩擦抵抗と同
一方向)へ振動させているため、摩擦抵抗に打ち勝って
リードを移動させるには大きな加速度を加えることが必
要になる。そして、プリント回路板の面方向へ大きな加
速度が作用すると、プリント回路板が搬送手段上で位置
ずれを生じることが避けられず、このようなプリント回
路板の位置ずれは、ロボットハンドなどを用いてプリン
ト回路板を次工程へ自動的に受け渡そうとする場合のト
ラブルの原因となる。
【0006】第2従来例の技術にあっては、リフロー内
を走行するベルト状の搬送手段中の所定位置の下方に振
動機を設け、この振動機によってその上方のプリント回
路板をベルトとともに垂直方向へ振動させることによ
り、セルフアライメントを作用させているため、水平方
向へ振動させる場合に比してプリント回路板の位置ずれ
のおそれが少ない。しかしながら、プリント回路板がベ
ルトを介して間接的に振動させられているため、振動の
加速度がプリント回路板へ有効に作用するには、振動機
によって大きな振幅の振動を与えることが必要になる。
また、かかる大きな振幅の振動を与えようとすると、振
動機により多くのパワーが必要になるとともに、振動の
影響がベルトの張力、およびその駆動モータの負荷にも
及ぶ。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、リフロー炉中のプリント回路板に効果的に振動を加
えてセルフアライメントを有効に作用させることを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、プリント回路板上の所定位
置にはんだペーストを塗布する工程と、前記プリント回
路板上の所定位置に電子部品を配置する工程と、前記は
んだペーストを溶融温度以上に溶融させて前記電子部品
のリードを前記プリント回路板のランドにはんだ付けす
る工程と、溶融状態のはんだを凝固点以下まで冷却する
工程とからなるプリント回路板の製造方法であって、前
記リードとランドとのすべての接続点ではんだペースト
が溶融した後、いずれかの接続点が凝固点以下に冷却さ
れるまでの間に、プリント回路板上の電子部品が存在し
ない領域に振動子を接触させることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において前記
振動子が接触する部分がプリント回路板上に設けられた
位置合わせ用のマークの位置と一致することを特徴とす
る。請求項3の発明は、プリント回路板上の所定位置に
はんだペーストを塗布する手段と、プリント回路板上の
所定位置に電子部品を配置する手段と、電子部品が配置
されたプリント回路板を載せて面に沿う方向へ搬送する
搬送手段と、該搬送手段の搬送経路上で前記プリント回
路板および電子部品を前記はんだペーストの溶融温度以
上に加熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱され
ているプリント回路板に振動を与える振動手段と、該振
動手段をプリント回路板へ接近する方向または離れる方
向へ移動可能に支持する支持手段と、前記加熱手段中の
所定位置に前記プリント回路板が到達したことを検知す
るセンサと、該センサの出力によって前記振動手段、支
持手段、および搬送手段を制御する制御手段とからなる
プリント回路板の製造装置であって、前記制御手段は、
前記センサから検知信号が出力されたことを条件として
前記搬送手段を停止させるとともに、振動手段をプリン
ト回路板へ接近させて振動を与え、所定時間にわたる振
動が終了したことを条件として搬送手段を運転させるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3において、前
記センサは時間および速度を計測するものであり、前記
制御手段は、時間および速度のデータに基づいて前記振
動手段、支持手段、および搬送手段を制御することを特
徴とする。請求項5の発明は、請求項3において、前記
センサは前記プリント回路板の位置を光学的に検知する
ことを特徴とする。請求項6の発明は、前記センサは加
熱手段外から所定位置のプリント回路板を見通し得る位
置に設けられたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1もしくは請求項2に記載の発明によれ
ば、加熱によってはんだが溶融した状態で振動を与える
ことにより、回路板へ大きな加速度を作用させることが
できる。また、振動を与えることにより、部品と回路板
との間の摩擦抵抗が小さな状態とすることができ、この
状態で、溶融はんだに発生する表面張力により、互いに
はんだ付けされようとしているリードとランドとが互い
の距離が最短となるように引き合う。また、部品が存在
しない位置で振動を与えるから、回路板上の部品や搬送
手段に与える影響をきわめて小さくすることができる。
【0012】請求項3ないし請求項6に記載の発明によ
れば、はんだペーストが塗布された回路板上に電子部品
が取付られた後、回路板が加熱され、融点以上の温度と
なることによりはんだが溶融状態となる。この状態で振
動が与えられると、回路板と電子部品との間の摩擦抵抗
が小さくなり、この状態で溶融はんだの表面張力がリー
ドとランドとの間に作用する。また、回路板の特定位置
を確認した上、この位置に対して所定の関係にある位置
へ振動子を接触させることができる。さらに、目印とな
る位置を光学的手段によって加熱手段の外の常温環境で
検知する。
【0013】
【実施例】以下、本発明にかかるプリント回路板製造装
置の一実施例を説明する。図1はプリント回路板製造装
置におけるはんだリフロー部を示す。プリント回路板2
は、従来と同様、はんだペーストが塗布された上、ロボ
ットハンドなどからなる部品実装装置(図示略)によっ
て所定位置に部品が搭載された後、ベルトコンベア(搬
送手段)4の上へ搬入される。この搬送手段4は、上流
側のベルトコンベア(図示略)より大きな搬送速度に設
定されているので、上流側のベルトコンベア上で互いに
接近して搬送されていたプリント回路板2は、ベルトコ
ンベア4へ送り込まれることによって相互間の間隔が広
げられるようになっている。
【0014】前記搬送手段4は、加熱室6内を走行する
ようになっており、搬送経路の途中には、赤外線をコン
ベア4上のプリント回路板2に照射して加熱する加熱手
段8が設けられている。これらの加熱手段8は、搬送方
向に沿って複数基設けられていて、個々に加熱量を制御
することにより、プリント回路板2を所定の温度特性に
したがって昇温するようになっている。
【0015】前記加熱手段8のさらに下流側の加熱室6
を出た位置には、冷却部10が設けられており、搬送手
段4の上のプリント回路板2を冷却部10において気体
と接触させることにより、溶融状態のはんだを冷却、固
化させるようになっている。すなわち、搬送路の上方に
ファン(図示略)などを設けてプリント回路板2の表面
に空気を吹き付けること、あるいは、窒素ガスなどを吹
き付けることなどによって冷却が行われている。
【0016】さらに、最終の加熱手段8と冷却部10と
の間には、プリント回路板2を重力の方向へ振動させる
振動手段が設けられている。符号12はベースであっ
て、このベース12には、例えばACソレノイドからな
る振動源14が支持され、この振動源14によって振動
子16が垂直方向へ駆動されるようになっている。また
前記ベース12は、振動手段におけるACソレノイド1
4を加熱室6の外側の常温の環境下に置くように支持し
ている。前記ベース12は昇降手段18によって上下方
向へ移動させることができるようになっている。この昇
降手段18は、前記振動子16先端部が搬送手段4上の
プリント回路板2に触れる位置、または、プリント回路
板2から離れた位置へ移動させるようになっている。
【0017】前記駆動手段14は、例えば、コイルによ
って励起される交番磁界の作用により、振動板16を励
磁電流の周波数に応じて振動させるようになっている。
【0018】前記振動子16の上流側の位置には、光学
センサ20が設けられている。この光学センサ20は、
反射光の有無(強弱)を検知する機能を持つもので、そ
の検出信号によって、プリント回路板2が所定の位置ま
で搬送されたことを検知することができる。
【0019】一般にプリント回路板2には、図2に示す
ように、プリントパターン形成のためのマスキングの印
刷、部品22の取付、はんだペーストの塗布などの処理
に際しての位置決めの基準となる合マーク24が設けら
れている。この合マーク24は、一般に、部品22が取
り付けられる領域、あるいはプリントパターンが形成さ
れる範囲を避けて、かつ、プリント回路板2の仕様(部
品の配置、パターンの形状など)にかかわらず一定の位
置に配置されるから、この合マーク24を光学センサ2
0に検出させ、かつ、この合マーク24の位置で振動子
16をプリント回路板2に接触させて振動させることが
行われている。
【0020】すなわち、光学センサ20が合マーク24
を検出した後、光学センサ20と振動子16との相互の
間隔に相当する距離Lだけ搬送手段4が走行したことを
条件として搬送手段4を停止させることにより、合マー
ク24を振動子16の直下の位置に配置することができ
る。
【0021】また、合マーク24と異なる位置に振動子
16を接触させて振動させようとする場合、この接触さ
せるべき位置と合マーク24との相互の間隔ΔLに相当
する値を前記Lから加減した距離の走行によって搬送手
段4を停止させれば、同様にプリント回路板2の所定箇
所(振動させるべき箇所)を振動子16の直下に配置す
ることができる。したがって、前記光学センサ20と振
動子16との間には、このラインで処理すべき最大のプ
リント配線板の長さに相当する間隔が設けられているこ
とが望ましい。
【0022】さらに、前記合マーク24に代えて、プリ
ント回路板2の前縁部26を合マークと同様に用いるよ
うにしてもよい。すなわち、プリント回路板2の前縁部
26の通過を光学センサ20に検知させるとともに、こ
の前縁部から振動子16を接触させるべき領域までの距
離ΔL’に相当する数値を前記Lに加算した距離の走行
によって搬送手段4を停止させることによっても、同様
に、プリント回路板2上の所定位置を振動子16の直下
に配置することができる。
【0023】次いで、上記はんだ付け装置の制御系の構
成を図3により説明する。符号30は制御部であって、
この制御部30には、光学センサ20から、プリント回
路板2の所定位置が通過したか否かについてのデータが
供給されるようになっている。また前記制御部30に
は、前記搬送手段4を駆動するモータなどの駆動源32
と、前記振動子16を駆動する振動源14、および昇降
手段18が接続されて、それぞれその動作が制御される
ようになっている。
【0024】次いで、上記製造装置の動作とともに、本
発明の製造方法を説明する。 イ.所定位置に部品20が搭載されたプリント回路板2
を装置へ送り込む。 ロ.プリント回路板2を搬送しながら加熱する。この昇
温特性は、用いられるはんだの融点、あるいは、取付ら
れる電子部品やプリント回路板の許容温度、熱容量など
によって適宜選択されるものである。例えば、被処理物
の熱容量が大きい場合にははんだの融点よりも十分に高
い温度まで昇温し、許容温度が低い場合には低融点のは
んだが用いられる。また、部品の熱容量の差を考慮し
て、熱容量の大きな部品に低融点のはんだを用い、熱容
量の小さな部品には高融点のはんだを用いて両者が同時
に溶融するように配慮することも有効である。
【0025】ハ.はんだの融点を越えた後、完全な溶融
を期すべくさらに加熱するとピークに達する。その後、
加熱を停止することにより温度が下がる。ここで、はん
だの融点を越えた後、ピークに達するまでの間に(望ま
しくはピークにできるだけ近い位置で)プリント回路板
2に振動を与えることにより、位置の修正がなされる。
すなわち、部品のリードと回路板のランドとの中心がず
れている場合であっても、はんだが完全に溶融すると、
その表面張力によってこれらが互いに引き合うセルフア
ライメント作用が働らこうとする。一方、部品22とプ
リント回路板2との間は、振動によって摩擦抵抗が小さ
くなっているので、このセルフアライメント作用によっ
て各リードとランドのそれぞれの間でセルフアライメン
トが作用する。
【0026】なお、実施例では、セルフアライメントを
確実に作用させるべく最高温度近くで振動を与えるよう
にしたが、はんだの融点を越えて最高温度に達した後、
再度融点を下回るまでのいずれの時期で行ってもよい。
また、加熱室内の温度は、はんだがすべて溶融して潜熱
がすべて放出されると、加熱量に対して急峻な上昇を呈
するから、温度変化(温度の微分値)が所定値を越える
か否かによって振動を与える時期を判断するようにして
もよい。
【0027】上記方法を具体的に実行するための制御部
30の制御動作を図4を参照して説明する。 ステップ1 光学センサ20によって合マークが検出されたか否かを
判断し、検出されたことを条件として次のステップへ進
む。 ステップ2 所定距離、すなわち、光学センサ20と振動子16との
間の間隔L、あるいは、これにΔLまたはΔL’を加減
した距離だけプリント回路板2が移動したことを判断
し、移動したこと(すなわち駆動源32が所定回転した
こと)を条件として次のステップへ進む。 ステップ3 駆動源32を停止させて搬送手段4を停止させる。ま
た、昇降手段18によって振動子16を降下させ、振動
子16の先端をプリント回路板2の所定位置(例えば合
マーク24の上や周縁部などの部品が存在しない位置)
に接触させる。 ステップ4 振動源14を作動させて、振動子16からプリント回路
板2へ振動を加える。この振動は、振動子16からプリ
ント回路板2へ直接的に作用するものであり、したがっ
て、搬送手段4に影響を最小限にしつつ、プリント回路
板2に有効に振動の加速度を作用させることができる。 ステップ5 所定時間にわたって振動源14を作動させた後、停止さ
せる。さらに、振動子16の先端がプリント回路板2の
表面から離れるまで上昇させた後、駆動源32を起動
し、処理が終わったプリント回路板2を装置外へ搬出す
るとともに、次のプリント回路板2を受け入れるべく搬
送手段4を駆動する。 ステップ6 搬送手段4によって次のプリント回路板2が送り込まれ
た場合にはステップ1へ戻り、送り込まれない場合には
処理を終了する。このようにして部品が実装されたプリ
ント回路板2は、目視によって検査され、この検査にお
いてリードとランドとが所定の位置に位置決めされたか
否かが判断される。上記方法によってはんだ付けされた
プリント回路板にあっては、セルフアライメントが正常
に働けばリードとランドとが完全に同心上に位置決めさ
れ、働かなければ(例えば一箇所でもセルフアライメン
トが働かないと全体が動くことができない)ずれたまま
の状態となる。したがって、良否の判定基準は、同心に
あるか否かという単純なものとなり、ずれ量をゲージな
どで測定して許容範囲内にあるか否かを見るといった繁
雑な検査が不要になる。
【0028】さらに、検査によって不良と判定された場
合には、そのプリント回路板を再度リフローラインへ送
り込むか、あるいは、当該プリント回路板を加熱して全
部のはんだ付け箇所を確実に溶融させた後、振動を与え
てやることにより、容易に修正することができる。すな
わち、一旦部品を回路板にはんだ付けした後、再度はん
だを溶融させた状態で振動させることにより、セルフア
ライメント作用を利用した修正を行うことができる。
【0029】なお、プリント回路板の製造ラインや振動
手段の具体的構成が実施例に限定されるものでないのは
もちろんである。また、昇温特性についても、部品、回
路板、あるいははんだの特性に応じて適宜変更してもよ
いのはもちろんである。
【0030】また、通常の(振動手段を有しない)はん
だ付け装置によって一旦はんだ付けされたプリント配線
板のうち、少なくとも部品の位置ずれが生じているもの
を前記実施例のはんだ付け装置によって再度処理するよ
うにしてもよい。すなわち、実施例のはんだ付け装置を
プリント回路板製造ラインの最終部分に修正工程として
設けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、本発明によ
れば、はんだペースト上に部品が配置されたプリント回
路板をはんだペーストの溶融温度以上に加熱するととも
に、この加熱状態でプリント回路板へ振動子を直接接触
させて大きな振動の加速度を作用させ、この加速度によ
って部品のリードと回路板のランドとの間の摩擦抵抗を
軽減させ、溶融はんだの表面超直によるセルフアライメ
ント作用を有効に発揮させて部品のリードを所定位置に
確実に位置決めすることができる。
【0032】また、振動の方向が垂直方向であり、か
つ、プリント回路板に有効に作用することができるか
ら、この振動によってプリント回路板が位置ずれを起こ
したり、搬送手段を構成するベルトコンベアなどの駆動
源の負荷に影響を与えたりすることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はプリント回路板製造装置の一実施例を示
す側面図である。
【図2】図2は図1の装置中にあるプリント回路板の斜
視図である。
【図3】図3は図1の装置の制御系のブロック図であ
る。
【図4】図4は図3の制御系の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 プリント回路板 4 搬送手段 6 加熱室 8 加熱手段 10 冷却部 14 振動源 16 振動子 18 昇降手段 22 部品 24 合マーク 30 制御部 32 駆動源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント回路板上の所定位置にはんだペ
    ーストを塗布する工程と、前記プリント回路板上の所定
    位置に電子部品を配置する工程と、前記はんだペースト
    を溶融温度以上に溶融させて前記電子部品のリードを前
    記プリント回路板のランドにはんだ付けする工程と、溶
    融状態のはんだを凝固点以下まで冷却する工程とからな
    るプリント回路板の製造方法であって、前記リードとラ
    ンドとのすべての接続点ではんだペーストが溶融した
    後、いずれかの接続点が凝固点以下に冷却されるまでの
    間に、プリント回路板上の電子部品が存在しない領域に
    振動子を接触させて垂直方向へ振動させることを特徴と
    するプリント回路板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記振動子が接触する部分は、プリント
    回路板上に設けられた位置合わせ用のマークの位置と一
    致することを特徴とする請求項1のプリント回路板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 プリント回路板上の所定位置にはんだペ
    ーストを塗布する手段と、プリント回路板上の所定位置
    に電子部品を配置する手段と、電子部品が配置されたプ
    リント回路板を載せて面に沿う方向へ搬送する搬送手段
    と、該搬送手段の搬送経路上で前記プリント回路板およ
    び電子部品を前記はんだペーストの溶融温度以上に加熱
    する加熱手段と、該加熱手段によって加熱されているプ
    リント回路板に振動を与える振動手段と、該振動手段を
    プリント回路板へ接近する方向または離れる方向へ移動
    可能に支持する支持手段と、前記加熱手段中の所定位置
    に前記プリント回路板が到達したことを検知するセンサ
    と、該センサの出力によって前記振動手段、支持手段、
    および搬送手段を制御する制御手段とからなるプリント
    回路板の製造装置であって、前記制御手段は、前記セン
    サから検知信号が出力されたことを条件として前記搬送
    手段を停止させるとともに、振動手段をプリント回路板
    へ接近させて振動を与え、所定時間にわたる振動が終了
    したことを条件として搬送手段を運転させることを特徴
    とするプリント回路板の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記センサは時間および速度を計測する
    ものであり、前記制御手段は、時間および速度のデータ
    に基づいて前記振動手段、支持手段、および搬送手段を
    制御することを特徴とする請求項3のプリント回路板の
    製造装置。
  5. 【請求項5】 前記センサは前記プリント回路板の位置
    を光学的に検知することを特徴とする請求項3のプリン
    ト回路板の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記センサは加熱手段の外から所定位置
    のプリント回路板を見通し得る位置に設けられたことを
    特徴とする請求項5のプリント回路板の製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08330722A (ja) * 1995-05-30 1996-12-13 Nec Corp 電子部品のはんだ付け方法
JPH09108956A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Mitsubishi Electric Corp マイクロ部品の接合部構造およびその接合方法
CN107197600A (zh) * 2017-05-12 2017-09-22 深圳市路远电子科技有限公司 印刷电路板器件的制作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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