JPH0613988A - 偏波ダイバーシティ受信機 - Google Patents

偏波ダイバーシティ受信機

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JPH0613988A
JPH0613988A JP4169291A JP16929192A JPH0613988A JP H0613988 A JPH0613988 A JP H0613988A JP 4169291 A JP4169291 A JP 4169291A JP 16929192 A JP16929192 A JP 16929192A JP H0613988 A JPH0613988 A JP H0613988A
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JP
Japan
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light
polarization
circuits
polarized
variable gain
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JP4169291A
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English (en)
Inventor
Joji Ishikawa
丈二 石川
Takao Naito
崇男 内藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏波ダイバーシティ受信機に関し、受信感度
を常に最適値に維持できるようにすることを目的とす
る。 【構成】 各偏波光よりなる局部発振光と、各偏波光よ
りなる受信信号光とを混合して各偏波混合光を得、これ
らをそれぞれ光/電気変換する各光検波回路(21,2
2)およびその光/電気変換信号により中間周波信号を
復調する回路系(31,32,41,42,52)を有
すると共に、各光検波回路(21,22)内の各光電流
レベルをモニターする各モニター手段(61,62)
と、各モニター出力に応じて局部発振光の各偏波光間の
パワーずれを、フィードフォワードにより第1および第
2可変利得増幅回路(31,32)に与えて補償する分
配ずれ補償回路(71)と、受信信号光の電力成分に対
するAGC制御を行う第3および第4可変利得増幅回路
(33,34)と、そのAGC制御を行う自動利得制御
回路(51)を設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コヒーレント光通信に
おける偏波ダイバーシティ受信機に関する。コヒーレン
ト光通信においては、光伝送路(光ファイバ)内を信号
光が伝搬する間にその偏波状態(P偏波、S偏波)が変
動してしまう。このような信号光を受信機において局部
発振光と合波して光検波する場合、両者の偏波状態が完
全に一致していないと、検波効率がきわめて悪くなる。
【0002】この場合、例えば既に敷設済みの光ファイ
バケーブルを光伝送路としてコヒーレント光通信を行お
うとすると、上述した両偏波状態を長期に亘って常に一
致させておく必要があるが、実際には、光ファイバケー
ブルの環境変化、例えば温度変動、振動、外乱などによ
り、信号光の偏波状態が様々に変化してしまう。そこ
で、信号光が光伝送路内を伝搬中にその偏波状態がどの
ように変わろうとも、受信機において常に高い検波効率
を維持できるようにしたのが偏波ダイバーシティ受信方
式であり、公知である。すなわち偏波ダイバーシティ受
信方式は、受信機側で信号光の各偏波(P偏波、S偏
波)ごとに、それぞれヘテロダイン検波し、その後その
各検波出力である各偏波対応の中間周波信号を復調し、
さらにこれらを合成してディジタル信号を再生する。
【0003】
【従来の技術】図7は従来の偏波ダイバーシティ受信機
の基本構成を示す図である。本図において、偏波ダイバ
ーシティ受信機は、図示するように光局部発振器11、
光混合器12、第1および第2光検波回路21,22、
第3および第4可変利得増幅回路33,34(第1およ
び第2可変利得増幅回路については後述)、第1および
第2復調回路41,42、自動利得制御回路51、加算
回路52、第1および第2検波器81,82から構成さ
れる。
【0004】光局部発振器11は、局部発振光を出力す
る。光混合器12は、局部発振光の第1および第2偏波
光(PおよびS偏波光)と、受信した信号光の第1およ
び第2偏波光(PおよびS偏波光)とを混合して、第1
偏波混合光および第2偏波混合光を出力する。第1およ
び第2光検波回路21,22は、第1および第2偏波混
合光を光/電気変換して第1および第2の中間周波信号
をそれぞれ出力する。
【0005】第3および第4可変利得増幅回路33,3
4は、第1および第2中間周波信号を可変の利得でそれ
ぞれ増幅する。自動利得制御(AGC)回路51は、第
1および第2可変利得増幅回路31,32からの各出力
を受信して上記第1および第2中間周波信号に対しそれ
ぞれ自動利得制御を加える。
【0006】第1および第2復調回路41,42は、上
記の自動利得制御が加えられた第1および第2中間周波
信号をそれぞれ復調する。加算回路52は、復調後の第
1および第2ベースバンド信号を合成する。なお、図中
のKは、受信した信号光の電力(パワー)を表し、a
は、光混合器12内で入力光が第1偏波(P)と第2偏
波(S)に分岐されるときの分岐比(P側がaならS側
は1−a)を表す。ここに自動利得制御回路51は、中
間周波信号パワーIFP およびIFS を入力とし、その
和(IFP +IFS )を用いてKに反比例した値
(K-1)を第3および第4可変利得制御回路33,34
に帰還し、いわゆるAGCをかける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の偏波ダイバーシ
ティ受信機においては、光局部発振器11からの局部発
振光は第1偏波(P)系と第2偏波(S)系とに均等に
配分される、という前提で設計がなされている。しかし
ながら実際には種々の要因で上記の均等配分が正確には
行われていないものと考えられる。種々の要因として
は、局部発振光の偏光度(だ円率および主軸角)の変動
や、光局部発振器11から光混合器12に至る光ファイ
バ内および光混合器12内での偏波状態の変動、温度変
動、経年変化等、多数の要因を挙げることができる。
【0008】かくの如く局部発振光の第1偏波(P)光
と第2偏波(S)光とが、各光検波回路21,22に対
して均等に配分して入力されないことがあることに起因
して、次の2つの問題およびが生ずる。 受信機が持つ熱雑音よりも局部発振光のショット雑
音が十分大きいことが期待され、各偏波(P,S)成分
の受信機内での受信感度は、光局部発振器11より入射
される局部発振光の電力(パワー)に大きく依存する。
したがって上記の均等配分が崩れると、P偏波側受信系
の受信感度とS偏波側受信系の受信感度とは均等でなく
なり、いずれか一方の系は他方の系よりも熱雑音による
受信感度の劣化が大きくなる。そうすると、受信機全体
としての受信感度は、いずれか悪い方の系の受信感度で
決まってしまうので、結局受信機全体としてみると性能
が低下してしまう、という第1の問題が生ずる。
【0009】 各偏波(P,S)成分に含まれる受信
機内での雑音を、最も大きく支配するのは光局部発振器
11からの局部発振光のショット雑音である。このショ
ット雑音の電力(パワー)は、当該局部発振光のパワー
にほぼ比例することから、上記の均等配分が崩れると、
P偏波側成分に含まれる雑音パワーとS偏波側成分に含
まれる雑音パワーとは均等でなくなる。そうすると、P
偏波系の雑音パワーとS偏波系の雑音パワーにアンバラ
ンスを生じ、最適な重み付け合成が期待できなくなり、
その結果として受信機の受信感度が劣化する、という第
2の問題を生ずる。
【0010】したがって本発明は上記問題点に鑑み、既
述した局部発振光の偏光度の変動や経年変化等があって
も、偏波ダイバーシティ受信機全体の受信感度を常に最
適値に維持できるようにすることを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明によって新
たに加わる機能を説明する図である。なお図7に示した
従来の偏波ダイバーシティ受信機と同様の構成要素には
同一の参照番号または記号を付して示す。したがって新
たに導入された部分は、第1モニター手段61、第2モ
ニター手段62、偏波分配ずれ比検出部70および分配
ずれ補償回路71、可変利得増幅回路35および36で
ある。
【0012】第1および第2モニター手段61,62
は、第1および第2光検波回路21,22内の各光電流
レベルをそれぞれモニターする。偏波分配ずれ比検出部
70は、第1および第2モニター手段61,62からの
各モニター出力を入力として所定の演算を行い、その演
算結果を、分配ずれ補償回路71に与える。分配ずれ補
償回路71は、当該偏波分配ずれ比に応じて、一対の可
変利得増幅回路35,36の各利得を制御する。かくし
て、光混合器12に入力される局部発振光の第1偏波
(P)光と第2偏波(S)光との間の入力配分のずれ
が、フィードフォーワード形式で補償される。
【0013】
【作用】第1および第2モニター手段61および62に
よってそれぞれモニターされる第1偏波(P)系の光電
流レベルおよび第2偏波(S)系の光電流レベルは、光
局部発振器11からの局部発振光の各偏波成分のパワ
ー、すなわち該局部発振光の第1偏波(P)光および第
2偏波(S)光の各パワーをそれぞれ表している。した
がって、これらの光電流レベルの間のずれを検出して、
局部発振光の第1および第2偏波光間の入力配分のずれ
を補償することができる。
【0014】第1および第2偏波系の各光電流レベル
は、局部発振光の第1および第2偏波光の各電力(パワ
ー)をそれぞれ次のように表す。図1において信号光の
パワーをPsgとし、光局部発振器11からの局部発振光
のパワーをPloとし、そしてこれらのパワーの電界強度
(E)をそれぞれEsgおよびEloで表すと、 Esg(t)=√Psgcosωsgt Elo(t)=√Plocosωlot (tは時間) と表すことができる。なお、この式はP偏波系でもS偏
波系でも同様に成立する。これらの電界を光混合器12
において合波した値|E|2 は、 |E|2 =|√Psgcosωsgt+√Plocosωlot|2 となる。これを展開すると、 |E|2 =1/2×Psg+1/2×Plo +2√Psg√Plocos(ωsg−ωlo)t となる。この式のうち、1/2×Psgは無視することが
できる。なぜなら一般にPsg≪Ploが成立するからであ
る。また第3項の成分は数GH2 の中間周波信号である
から、直流的な光電流レベルとしては1/2×Ploが支
配的になる。したがって、局部発振光の第1および第2
偏波光の各パワーのずれは、第1および第2モニター手
段61,62でそれぞれ検出された各光電流レベルIP
およびISによって定まる。
【0015】具体的には、上記各パワーのずれを前述し
た偏波分配ずれ比bとして表すと、 IP :IS =(1+b):(1−b) と表せるので、bは b=(IP −IS )/(IP +IS ) と求めることができる。そこで第1および第2モニター
手段61,62で検出された上記IP およびIS を、偏
波分配ずれ比検出部70に印加し、bを求める。このb
によって、一対の可変利得増幅回路35および36に対
し、分配ずれ補償回路71を介してフィードフォワード
の制御を行う。この結果、局部発振光の第1および第2
偏波光の各パワーのずれが補償されることになる。
【0016】
【実施例】図2は本発明の基本構成を示す図である。こ
の基本構成によれば、一対の可変利得増幅回路35,3
6の機能のうち、局部発振光の分配ずれは可変利得増幅
回路31,32が専属に行い、そしてその他の重み付け
等の複雑な制御は可変利得制御増幅回路33,34が専
属に行うようにする。このように専属的に分化すれば各
回路の構成は単純化される。
【0017】図3は光混合器および光検波回路の一例を
示す図である。受信した信号光は、偏波分離器(ビーム
スプリッタ)13にて、PおよびS偏波として1/2ず
つに分波され、他方、局部発振光は偏波分離器14にて
PおよびS偏波として1/2ずつに分波される。さらに
これらの分波された偏波光は、各偏波光対応に光カプラ
15Pおよび15Sにて合波される。
【0018】光混合器12からの合波された各偏波
(P,S)光は、それぞれ第1光検波回路21および第
2光検波回路22に印加され、ここで光/電気変換され
る。第1および第2光検波回路21および22は図示の
ようにホトダイオードで構成される。図4は光検波回路
の詳細な具体例とモニター手段の一例を示す図である。
図3より明らかなように、光カプラ15Pおよび15S
の各々における一対の出力光のうち一方のみが対応する
ホトダイオードに印加され、他方の出力光は捨てられて
いる。したがって、このような無駄を無くし、光カプラ
15P,15Sからの一対の出力光の双方を利用するた
めに、図4に示す公知のバランス形受光回路を用いるの
が好ましい。
【0019】一方、図1や図2においては第1および第
2モニター手段61,62をそれぞれ単独の独立したブ
ロックとして示しているが、実際には光検波回路21,
22の中に組み入れて実現するのが有利である。つま
り、図4の第1光検波回路21内において、第1モニタ
ー手段61は、+側光電流レベル検出部63および−側
光電流レベル検出部65と、これらの検出電流を合成す
る電流加算部67によって構成する。
【0020】同様にして、第2光検波回路22内におい
て、第2モニター手段62は、+側光電流レベル検出部
64および−側光電流レベル検出部66と、これらの検
出電流を合成する電流加算部68によって構成する。図
5は本発明の実施例を示す図である。本図において、偏
波分配ずれ比検出部70は演算器72で実現されてい
る。演算器72は既述の式に則り、IP −ISなる減算
と、IP +IS なる加算とIP −IS /IP +IS なる
除算を順番に行い、偏波分配ずれ比bを出力する。ま
た、前述した第3および第4可変利得増幅回路33,3
4は、第1および第2検波器81,82および自動利得
制御回路51と共に信号光成分Kの変動に対するAGC
制御を行う。
【0021】第1および第2光検波回路21,22から
の第1中間周波信号Ka(1+b)および第2中間周波
信号K(1−a)(1b)に対し、変動ならびにずれの
要因であるK(1+b)およびK(1−b)の成分を、
(1+b)と(1−b)に関しては第1および第2可変
利得増幅回路31,32で補償し、Kに関しては第3お
よび第4可変利得増幅回路33,34で調整する、とい
うように、“b”と“K”に関しそれぞれ別個に、か
つ、独立に制御を行う。この結果、bとKについての補
償ならびに調整動作が無理なく楽に行え、したがってハ
ードウェア(31〜34,70,71,72,51)も
シンプルになる。
【0022】図6は図5における自動利得制御回路51
の一例を示す図である。本図において2つの中間周波信
号のパワー成分aおよび(1−a)を、例えば包絡線検
波器からなる第1および第2検波器81,82でモニタ
ーし、加算器92に加える。加算器92は自動利得制御
回路51の前段に配置され、その後段にはゲインGのア
ンプ93が配置される。アンプ93は、第3および第4
可変利得増幅回路33,34に対し共通にAGC制御信
号(K-1)を送出する。
【0023】すなわち、第1および第2検波器81,8
2でそれぞれモニターされたパワーをP1 およびP2
すると、加算器92において P1 +P2 =Ka+K(1−a)=K なる出力が得られ、これをアンプ93を介して第3およ
び第4可変利得増幅回路33,34にフィードバックす
る。このため、信号光の偏波状態(=a)に依存するこ
となく、全信号光電力Kの変動のみを抽出することがで
きる。
【0024】最後に図1に示す構成における動作を数式
を用いて補足説明する。コヒーレント検波方式は、一般
に次のような信号対雑音比S/Nで表される。 S/N=[2PS ×PL (eη/hν)2 ]/[(2PL ×eη/hν) +(4kT/R)]B ただし、PS :信号光パワー、 ν:光周波数 PL :局部発振光パワー、 k:ボルツマン定数 e :電子素量、 T:温度 η :量子効率、 R:負荷抵抗 h :プランク定数、 B:周波数帯域 である。
【0025】ここで、雑音(上記式の分母側)の第1
項、第2項は、それぞれ局部発振光のショット雑音、熱
雑音を示す。局部発振光パワーPL が大きい場合には、
局部発振光のショット雑音が支配的になり、従来の光強
度変調・直接検波方式と比較して受信感度の改善が得ら
れる。以下の議論では、簡単のために、「局部発振光パ
ワーPL が十分大きい」と仮定し、熱雑音を無視して議
論する。
【0026】今、偏波ダイバーシティ受信方式におい
て、P偏波およびS偏波の受信機に分配される信号光パ
ワーおよび局部発振光パワーを、それぞれ PSP=a・PSO (0≦a≦1) PSS=(1−a)・PSO (0≦a≦1) PLp=[(1+b)/2]PLO (−1≦b≦1) Pls=[(1−b)/2]PLO (−1≦b≦1)と
おく。 ただし、aは前述の分岐比、bは前述の偏波分配ずれ
比、PSP,PSSはそれぞれP偏波およびS偏波の各信号
光パワー(PS )、PLpおよびPlsはそれぞれP偏波お
よびS偏波の各局部発振光パワー(PL )、PSO,PLO
はそれぞれ信号光および局部発振光の全パワーである。
【0027】したがって、P偏波およびS偏波の各受信
系で得られる電気信号パワーSP ,SS 、および雑音信
号パワーNP ,NS は、 SP =a(1+b)・PSOLO(eη/hν)2 S =(1−a)(1−b)・PSOLO(eη/hν)2 P =(1+b)・PLO(eη/hν) NS =(1−b)・PLO(eη/hν) と書ける。
【0028】ところで局部発振光のPおよびS偏波光間
に分配ずれがない(b=0)ことを前提とした従来のコ
ヒーレント検波方式では、自動利得制御を行う上で重要
な既述のパラメータIFP +IFS は、 IFP +IFS =SP +SS =PSOLO(eη/hν)2 になり、信号光の偏波状態による分岐比aに依存しな
い。
【0029】一方、前記の分配ずれbが生じる(b≠
0)場合には、 IFP +IFS =[a(1+b)+(1−a)(1−b)] ×PSOLO(eη/hν)2 =(1−b+2ab)・PSOLO(eη/hν)2 になり、信号光の偏波状態による分岐比aにも依存し、
適正な制御が行われない。
【0030】そこで、以下に述べる方法で、分配ずれb
を抽出し、フィードフォワードで補正を加える。P偏波
およびS偏波の各受信系で検出できる局部発振光の光電
流レベル(IP ,IS )は、 IP =[(1+b)/2]PLO(eη/hν) IS =[(1−b)/2]PLO(eη/hν) であるから、分配ずれbは、 b=(IP −IS )/(IP +IS ) と求めることができる。従って、これに基づいて電気信
号および雑音信号パワーSP ,SS ,NP ,NS を以下
のように補正することができる。
【0031】 SP =SP /(1+b) =a・PSOLO(eη/hν)2S =SS /(1−b) =(1−a)・PSOLO(eη/hν)2P =NP /(1+b) =PLO(eη/hν) NS =NS /(1−b) =PLO(eη/hν)
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信感度の劣化が、局部発振光のPおよびS偏波間におけ
る分配ずれbにも起因することに着目し、これのみを独
立して自動的に補償できるようにして、偏波ダイバーシ
ティ受信機の受信感度が長期に亘って徐々に劣化するこ
とを確実に防止可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により新たに加わる機能を説明するため
の図である。
【図2】本発明の基本構成図である。
【図3】光混合器および光検波回路の一例を示す図であ
る。
【図4】光検波回路の詳細な具体例とモニター手段の一
例を示す図である。
【図5】本発明の実施例を示す図である。
【図6】図5における自動利得制御回路の一例を示す図
である。
【図7】従来の偏波ダイバーシティ受信機の基本構成を
示す図である。
【符号の説明】
11…光局部発振器 12…光混合器 21,22…第1および第2光検波回路 31,32…第1および第2可変利得増幅回路 33,34…第3および第4可変利得増幅回路 41,42…第1および第2復調回路 51…自動利得制御回路 52…加算回路 61,62…第1および第2モニター手段 70…偏波分配ずれ比検出部 71…分配ずれ補償回路 81,82…第1および第2検波器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部発振光を出力する光局部発振器(1
    1)と、前記局部発振光の第1および第2偏波光と、受
    信した信号光の第1および第2偏波光とを混合して、第
    1偏波混合光および第2偏波混合光を出力する光混合器
    (12)と、 前記第1および第2偏波混合光を光/電気変換して第1
    および第2の中間周波信号をそれぞれ出力する第1およ
    び第2光検波回路(21,22)と、 前記第1および第2中間周波信号を可変の利得でそれぞ
    れ増幅する一対の可変利得増幅回路(33,34)と、 前記一対の可変利得増幅回路の各出力に現れる前記信号
    光の電力をそれぞれ検出する一対の検波器(81,8
    2)と、 前記一対の検波器からの各検波出力に基づいて前記一対
    の可変利得増幅回路の各々に対して自動利得制御を行う
    自動利得制御回路(51)と、 前記一対の可変利得増幅回路で増幅された前記第1およ
    び第2中間周波信号をそれぞれ復調する第1および第2
    復調回路(41,42)と、 前記復調後の第1および第2ベースバンド信号を合成す
    る加算回路(52)とを有する偏波ダイバーシティ受信
    機において、 前記第1および第2光検波回路(21,22)と、前記
    一対の可変利得増幅回路(33,34)との間にそれぞ
    れ直列に挿入される第1および第2可変利得増幅回路
    (31,32)と、 前記第1および第2光検波回路内の各光電流レベルをそ
    れぞれモニターする第1および第2モニター手段(6
    1,62)と、 前記第1および第2モニター手段からの各モニター出力
    を入力として、前記光混合器に入力される前記局部発振
    光の前記第1偏波光と第2偏波光との間の入力配分のず
    れを表す偏波分配ずれ比を検出する偏波分配ずれ比検出
    部(70)と、 前記偏波分配ずれ比検出部(70)により検出された偏
    波分配ずれ比に応じて前記第1および第2可変利得増幅
    回路の各利得を制御する分配ずれ補償回路(71)と、
    を設けることを特徴とする偏波ダイバーシティ受信機。
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WO2012102358A1 (ja) 2011-01-24 2012-08-02 日本電気株式会社 偏波多重光受信装置および偏波多重光受信方法
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