JPH06139810A - 取付体および照明器具 - Google Patents

取付体および照明器具

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Publication number
JPH06139810A
JPH06139810A JP29166292A JP29166292A JPH06139810A JP H06139810 A JPH06139810 A JP H06139810A JP 29166292 A JP29166292 A JP 29166292A JP 29166292 A JP29166292 A JP 29166292A JP H06139810 A JPH06139810 A JP H06139810A
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JP
Japan
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hook
mounting
fitting
attachment
ceiling
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Pending
Application number
JP29166292A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sugita
篤 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Priority to JP29166292A priority Critical patent/JPH06139810A/ja
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲に取付金具21を設けた引掛シーリング11
に対して、照明器具を取付ける取付体31である。取付体
31は、引掛シーリング11と取付金具21との周方向や中心
位置の位置ずれに対応可能とする。器具取付部32が取付
金具21に取付けられない誤装着を防止する。 【構成】 照明器具を取付ける器具取付部32を設ける。
器具取付部32側に、取付金具21に着脱可能に引掛係合さ
れる引掛部54を設ける。引掛シーリング11の引掛接続部
12に接続するキャップ部35を、器具取付部32と電線34に
て接続する。器具取付部32とキャップ部35との間に、引
掛部54を取付金具21に対して引掛係合方向に付勢する弾
性体36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井面などの器具取付
面に設置された引掛シーリングに対して、照明器具を取
付ける取付体およびその取付体を備えた照明器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、天井面などの器具取付面に照明器
具を直付けする場合、器具取付面に予め設置されている
引掛シーリングに、器具本体の中央部に設けた取付部を
係着させて、器具本体を器具取付面に取付けるようにし
ている。
【0003】ところで、引掛シーリングには、角型、丸
型、埋込型等の種類があり、その種類によって高さが異
なる。このように、引掛シーリングの高さが異なると、
取付時に、違った高さの引掛シーリングに対応した照明
器具であった場合、例えば引掛シーリングの高さが高い
と、器具本体と器具取付面との間に大きな隙間が生じ、
一方、引掛シーリングの高さが低いと、器具本体を器具
取付面に接合した状態でも取付部が引掛シーリングに係
合しないなどの不都合がある。
【0004】また、軽量の照明器具の場合には引掛シー
リングの本体部分に有する引掛接続部に器具側のキャッ
プ部を接続して器具重量を支えるが、重量のある照明器
具の場合には、角型および丸型引掛シーリングの周囲の
器具取付面に取付けた取付金具や埋込型引掛シーリング
に一体の取付金具で器具重量を支えるようにしている。
【0005】そして、従来、引掛シーリングと器具本体
との間に取付体を介在させ、この取付体により引掛シー
リングの高さに対応するとともに引掛シーリングの取付
金具で器具重量を支えるようにした照明器具があり、こ
のような照明器具を図6に示す。
【0006】この従来例では、器具取付面1に角型の引
掛シーリング2が設置されているとともにこの引掛シー
リング2の周囲に一対の引掛爪部3aを有する環状の取付
金具3が取付けられている。
【0007】取付体4は、引掛シーリング2の下面の図
示しない引掛接続部に接続されるキャップ部5を備え、
このキャップ部5の側面に引掛金具6が上下方向のみ摺
動可能に嵌合保持され、キャップ部5の下面と引掛金具
6との間にスプリング7が介在されている。
【0008】そして、取付体4を引掛シーリング2に装
着するには、キャップ部5の上面から突設された図示し
ない引掛接続金具を引掛シーリング2の引掛接続部に下
方から挿入するとともに、引掛金具6をスプリング7に
抗して押し上げて両端の引掛部6aを取付金具3の引掛爪
部3aより上方に移動させる。その状態でキャップ部5お
よび引掛金具6を一体的に所定角度回動させることによ
り、引掛接続金具が引掛接続部に引掛係合されるととも
に電気接続され、また、引掛部6aが引掛爪部3aの上方に
臨み、引掛金具6の押し上げを解除することにより引掛
部6aが引掛爪部3aに引掛係合される。
【0009】そして、器具本体8に設けた取付孔8aを取
付体4の外側に合わせて押し上げることにより、取付孔
8aの内壁面から突出する爪部9が引掛金具6に係着し
て、器具本体8が器具取付面1に対して取付けられる。
【0010】したがって、器具本体8を取付体4の引掛
金具6を介して取付金具3に支持でき、また、キャップ
部5の上下方向位置が可変して引掛シーリング2の高さ
に対応できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、取付金具3
は器具取付面1に設置された引掛シーリング2の周囲に
ねじ止めされるが、このとき、取付金具3の一対の引掛
爪部3aが引掛シーリング2の引掛接続部に対して周方向
にずれた状態で取付けられたり、取付金具3が引掛シー
リング2の中心位置に対してずれた状態で取付けられる
ことがある。
【0012】このように引掛シーリング2と取付金具3
とに周方向や中心位置にずれが生じている場合、従来の
取付体4では、キャップ部5と引掛金具6との周方向位
置および中心位置が固定的であるため、引掛シーリング
2および取付金具3への装着が困難となる問題がある。
【0013】また、取付体4の取付時、キャップ部5の
引掛接続金具を引掛シーリング2の引掛接続部に挿入し
た後、引掛金具6の押し上げが十分でないままキャップ
部5を回動させた場合、引掛接続金具は引掛接続部に引
掛係合されるが、引掛金具6の引掛部6aは取付金具3の
引掛爪部3aの下側に回動移動して引っ掛からず、キャッ
プ部5のみが引掛シーリング2に取付けられた状態で器
具本体8を取付けてしまうといった誤装着が生じる問題
がある。
【0014】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、引掛シーリングと取付金具との位置ずれに対応
でき、かつ、誤装着を防止することができる取付体およ
びその取付体を用いた照明器具を提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の取付体
は、引掛接続部を有するとともに周囲に取付金具を設け
た引掛シーリングに対して、照明器具を取付ける取付体
において、前記照明器具を取付ける器具取付部と、この
器具取付部から突設され前記引掛シーリングの取付金具
に着脱可能に引掛係合される引掛部と、前記器具取付部
と電線にて接続され前記引掛シーリングの引掛接続部に
接続されるキャップ部と、このキャップ部と前記器具取
付部との間に介在され前記引掛部を前記取付金具に対し
て引掛係合方向に付勢する弾性体とを備えたものであ
る。
【0016】請求項2の発明の取付体は、器具取付面に
設置され引掛接続部を有するとともに周囲に取付金具を
設けた引掛シーリングに対して、照明器具を取付ける取
付体において、前記照明器具を取付ける器具取付部と、
この器具取付部から突設され前記引掛シーリングの取付
金具に着脱可能に引掛係合される引掛部と、前記器具取
付部と電線にて接続され前記引掛シーリングの引掛接続
部に接続されるキャップ部と、前記器具取付部側に設け
られ前記器具取付面に弾性的に当接して前記引掛部を前
記取付金具に対して引掛係合方向に付勢する弾性体とを
備えたものである。
【0017】請求項3の発明の照明器具は、請求項1ま
たは請求項2記載の取付体と、この取付体の器具取付部
に取付けられる器具本体とを備えたものである。
【0018】
【作用】請求項1の発明では、取付体を引掛シーリング
に装着するには、キャップ部を引掛シーリングの引掛接
続部に接続し、このキャップ部との間に弾性体を介在さ
せて器具取付部の引掛部を引掛シーリングの取付金具に
引掛係合させる。この取付体の装着状態では、弾性体に
よって、引掛部が取付金具に引掛係合する状態が保持さ
れる。そして、取付体は、器具取付部とキャップ部とを
別体としてそれらを電線を介して接続したので、取付金
具と引掛シーリングとに周方向や中心位置にずれが生じ
ていても、それらの位置ずれに関係なく、キャップ部は
引掛シーリングに、引掛部は取付金具にそれぞれ装着さ
れる。しかも、キャップ部を引掛シーリングに装着した
だけでは、器具取付部が取付金具に引掛係合されていな
いことが明確であり、しかも取付金具が引掛係合されて
いなければ器具本体を取付けることができないため、キ
ャップ部のみが引掛シーリングに取付けられた状態で器
具本体を取付けてしまうといった誤装着が防止される。
【0019】請求項2の発明では、取付体を引掛シーリ
ングに装着するには、キャップ部を引掛シーリングの引
掛接続部に接続し、器具取付部側の弾性体を器具取付面
に弾性的に当接させて器具取付部の引掛部を引掛シーリ
ングの取付金具に引掛係合させる。この取付体の装着状
態では、器具取付面に弾性的に当接する弾性体によっ
て、引掛部が取付金具に引掛係合する状態が保持され
る。そして、取付体は、器具取付部とキャップ部とを別
体としてそれらを電線を介して接続したので、取付金具
と引掛シーリングとに周方向や中心位置にずれが生じて
いても、それらの位置ずれに関係なく、キャップ部は引
掛シーリングに、引掛部は取付金具にそれぞれ装着され
る。しかも、キャップ部を引掛シーリングに装着しただ
けでは、器具取付部が取付金具に取付けられていないこ
とが明確であり、しかも取付金具が引掛係合されていな
ければ器具本体を取付けることができないため、キャッ
プ部のみが引掛シーリングに取付けられた状態で器具本
体を取付けてしまうといった誤装着が防止される。
【0020】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2記載の取付体を用いて、引掛シーリングに対して器
具本体が取付けられる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図1ないし
図3を参照して説明する。
【0022】図において、天井等の器具取付面Aには、
角型の引掛シーリング11が設置されている。この引掛シ
ーリング11の下面には引掛接続部12が設けられており、
この引掛接続部12は、後述する取付体31の一対の引掛接
続金具62が挿入されて所定角度回動されることにより、
その引掛接続金具62が引掛係合される一対の引掛孔13が
設けられているとともに、この各引掛孔13の内側に引掛
係合された引掛接続金具62と電気接続される電源供給用
の図示しない端子が配設されている。
【0023】引掛シーリング11の周囲の器具取付面Aに
は、取付金具21が取付けられている。この取付金具21
は、器具取付面Aに接合されて図示しないねじによって
固定される固定部22およびこの固定部22の周縁から下方
に折曲されたフランジ部23とから環状に形成されてい
る。フランジ部23の相対する2箇所に引掛爪部24が形成
されており、この引掛爪部24は、フランジ部23から下方
に長く分離形成された脚片部25の下端に引掛片部26が水
平外方に折曲形成され、この引掛片部26の先端に幅の狭
い爪片部27が垂直上方に折曲形成されている。また、引
掛片部26にはねじ孔28が形成されている。
【0024】次に、31は引掛シーリング11に取付けられ
る取付体であり、この取付体31は、器具取付部32と、引
掛金具33と、器具取付部32に電線34を介して接続された
キャップ部35と、弾性体としてのスプリング36とから構
成されている。
【0025】器具取付部32は、両端面41が平面状でかつ
両側面42が円弧面状の水平断面略小判形に絶縁性を有す
る合成樹脂にて形成されている。その両側面42に上面が
水平面43a で下面が傾斜面43b とする係止爪43が出没可
能に配設され、下面に突設された筒部44に解除ボタン45
が上下動可能に配設されており、常時は係止爪43が外方
に突出する方向にスプリングなどにより付勢され、解除
ボタン45を押し上げ操作することにより係止爪43が器具
取付部32内に後退するようになっている。また、上面に
はスプリング36の一端が固着される凹状のスプリング固
定部46が形成されている。なお、図示しないが、下面に
は複数の接続孔が形成され、この各接続孔に臨んで刃受
金具が配設されている。
【0026】引掛金具33は、器具取付部32の下面に接合
する下面接合部51が形成され、この下面接合部51の両端
から器具取付部32の両端面に接合する端面接合部52が形
成され、この各端面接合部52の上端からアーム部53が略
水平外方に形成され、この各アーム部53の先端に取付金
具21の引掛爪部24に引掛係合される引掛部54が形成され
ている。この引掛部54は、アーム部53から略垂直に立ち
上げ形成された立上片部55と、この立上片部55の上端か
ら水平内方に略L字状に折曲形成された引掛片部56とを
備え、この引掛片部56に爪片部27が挿通可能とする引掛
孔57が形成されている。
【0027】キャップ部35は、引掛シーリング11の外形
状と略同一形状に絶縁性を有する合成樹脂にて形成さ
れ、下面にスプリング36の上端を嵌合する円形断面の突
部61が突出形成されている。上面には引掛シーリング11
の各引掛孔13に挿入接続される略L字状の一対の引掛接
続金具62が突設され、側面から各引掛接続金具62に一端
が接続された電線34が引き出されている。この電線34
は、一対の芯線を被覆体で被覆した被覆電線からなり、
他端が器具取付部32の刃受金具に接続されている。
【0028】スプリング36は、コイルスプリングからな
り、器具取付部32とキャップ部35との間に介在されて、
器具取付部32を下方に、すなわち引掛部54を取付金具21
の引掛爪部24に対して引掛係合する方向に付勢するよう
になっている。
【0029】次に、図2および図3において、71は円盤
状に形成された器具本体で、この器具本体71の下面中央
に点灯装置等を内蔵した略円錐状の反射体72が取付けら
れ、器具本体71および反射体72の中央部に取付体31が嵌
合する嵌合凹部73が形成されている。この嵌合凹部73の
内壁面には取付体31の係止爪43が係着可能とする係合段
部74が形成され、また、嵌合凹部73の底部には止め板75
が設けられ、この止め板75には、解除ボタン45が挿通す
る挿通孔76が形成されているとともに、上面に器具取付
部32の下面の挿通孔を通じて内蔵の刃受金具に接続され
る図示しない一対の端子が突設されている。
【0030】また、反射体72の下面には、溝状のホルダ
取付部77が設けられ、このホルダ取付部77の側部に常夜
灯78が接続されている。なお、ホルダ取付部77の上側面
には後述するランプホルダ81が電気的に接続される図示
しないコネクタが配設されている。
【0031】また、器具本体71の縁部には後述するセー
ド91を着脱自在に取付ける取付手段79が取付けられてい
る。
【0032】前記ランプホルダ81は、ホルダ取付部77内
に嵌合される基部82を有し、この基部82の両側面にホル
ダ取付部77内に着脱可能に係着する係止爪83が設けら
れ、両端に環形放電ランプLを保持するホルダ部84,85
が設けられている。一方のホルダ部85は、環形放電ラン
プLの口金部に接続されるソケット部として構成され
る。また、基部82の上面にはホルダ取付部77内のコネク
タに接続されるコネクタ86が設けられており、このコネ
クタ86とソケット部とが電気的に配線接続されている。
【0033】91はセードで、このセード91は、透光性を
有し、器具本体71の下面を覆う状態に取付手段79によっ
て取付けられる。
【0034】次に、本実施例の作用を説明する。
【0035】器具本体71を器具取付面Aの取付けるにあ
たり、取付体31を引掛シーリング11に装着する。まず、
取付体31のキャップ部35から突出する一対の引掛接続金
具62を引掛シーリング11の一対の引掛孔13に下方から挿
入して、キャップ部35を所定角度回動させる。これによ
り、各引掛接続金具62が各引掛孔13に引掛係合されると
ともに内蔵の端子に電気的に接続される。
【0036】続いて、キャップ部35の下方から器具取付
部32を接近させ、スプリング36の上端をキャップ部35の
突部61に嵌合し、このスプリング36の弾性に抗して器具
取付部32を押し上げ、引掛金具33の両端の引掛部54を取
付金具21の引掛爪部24より上方に移動させる。この状態
で、引掛金具33を回動させて各引掛部54を引掛爪部24の
上方に臨ませ、押し上げを解除することにより引掛部54
が引掛爪部24に引掛係合される。
【0037】この取付体31の装着状態では、スプリング
36の弾性によって、器具取付部32を下方に付勢し、つま
り、引掛金具33の引掛部54が取付金具21の引掛爪部24に
引掛係合する状態を保持するように付勢する。
【0038】そして、器具本体71の嵌合凹部73を取付体
31に合わせて押し上げることにより、取付体31の両端か
ら突出する係止爪43が係合段部74に係合し、器具本体71
が器具取付面Aに支持される。この状態で、取付体31の
刃受金具と器具本体71側の端子とが接続する。
【0039】次に、環形放電ランプLを取付けたランプ
ホルダ81をホルダ取付部77に下方から嵌合係止させる。
これにより、ランプホルダ81のコネクタ86がホルダ取付
部77のコネクタに接続される。
【0040】次に、セード91を器具本体71の下方から被
せ、取付手段79で係止させる。
【0041】以上のように、取付体31は、器具取付部32
とキャップ部35とを別体としてそれらを電線34を介して
接続したので、取付金具21の一対の引掛爪部24が引掛シ
ーリング11に対して周方向にずれた状態で取付けられた
り、取付金具21が引掛シーリング11の中心位置に対して
ずれた状態で取付けられていても、それらの位置ずれに
関係なく、キャップ部35は引掛シーリング11に、引掛金
具33は取付金具21にそれぞれ装着することができる。
【0042】しかも、キャップ部35を引掛シーリング11
に装着しただけでは、器具取付部32側は電線34を介して
ぶら下がっているだけで、引掛金具33を介して取付金具
21に取付ける必要があることが明確であるため、引掛金
具33が取付金具21に引掛係合されないような誤装着が生
じるのを防止することができる。
【0043】また、キャップ部35を器具取付面Aからの
突出高さの高い角型および丸型や突出高さの低い埋込型
の引掛シーリングに取付けても、器具取付部32は取付金
具21に取付けられる引掛金具33を介して器具取付面Aに
対して一定高さに位置させることができ、各種の引掛シ
ーリング高さに対応できる。
【0044】さらに、器具取付部32を引掛金具33の上面
側に配設したので、器具本体71の重量を器具取付部32が
接合する引掛金具33の上面で受けることができ、重量の
ある器具本体71にも耐えうる構造にすることができる。
【0045】次に、図4は本発明の他の実施例を示し、
この実施例では、引掛金具33の引掛部54を取付金具21の
引掛爪部24に引掛係合する方向に付勢する弾性体を、引
掛金具器33と器具取付面Aとの間に介在させるようにし
ている。
【0046】すなわち、引掛金具33の引掛部54の外端側
に上方に突出する段部101 を設け、この段部101 に幅方
向(周方向)に一対の取付孔102 を設け、この各取付孔
102に弾性体としての山形の板ばね103 の両端部を挿入
するとともに、この板ばね103 の一端を孔縁部に固着し
ている。
【0047】そして、引掛金具33を取付金具21に取付け
る際、引掛金具33の両引掛部54を取付金具21の外側に下
方から挿入して各板ばね103 を器具取付面Aに当接さ
せ、引掛金具33を押し上げて板ばね103 を弾性変形させ
た状態で、板ばね103 を器具取付面Aに対して摺動させ
ながら引掛金具33を回動させて、各引掛部54を引掛爪部
24の上方に臨ませ、押し上げを解除して引掛部54を引掛
爪部24に引掛係合させる。
【0048】このように、引掛部54を引掛爪部24に引掛
係合させた状態では、板ばね103 が器具取付面Aに弾性
的に当接しており、この板ばね103 の弾性によって、引
掛部54が引掛爪部24に引掛係合する状態が保持され、前
記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0049】なお、板ばね103 が器具取付面Aを摺動す
る際、板ばね103 の山形に折曲させた方向を摺動方向に
合わせているため、器具取付面Aに傷を付けるのを防止
できる。
【0050】次に、図5は本発明のさらに他の実施例を
示し、この実施例では、引掛金具33の引掛部54を取付金
具21の引掛爪部24に引掛係合する方向に付勢する弾性体
を、器具取付部32と器具取付面Aとの間に介在させるよ
うにしている。
【0051】すなわち、器具取付部32の両側面42から上
方に突出するアーム部111 を設け、このアーム部111 の
上端に孔部112 を設け、この孔部112 内にボール113 を
回動可能かつ出没可能に収容するとともにその突出位置
で抜け止め係止し、かつ、孔部112 のボール113 の下側
にボール113 を突出方向に付勢する弾性体としてのコイ
ル状のスプリング114 を収容する。
【0052】そして、引掛金具33を取付金具21に取付け
る際、両アーム部111 を取付金具21の外側に下方から挿
入してボール113 を器具取付面Aに当接させ、器具取付
部32を押し上げてスプリング114 に抗してボール113 を
アーム部111 内に没入させた状態で、ボール113 を器具
取付面Aに対して転動させながら器具取付部32を回動さ
せて、各引掛部54を引掛爪部24の上方に臨ませ、押し上
げを解除して引掛部54を引掛爪部24に引掛係合させる。
【0053】このように、引掛部54を引掛爪部24に引掛
係合させた状態では、スプリング114 で上方に付勢され
ているボール113 が器具取付面Aに弾性的に当接してお
り、このスプリング114 の弾性によって、引掛部54が引
掛爪部24に引掛係合する状態が保持され、前記実施例と
同様の作用効果が得られる。
【0054】なお、ボール113 が器具取付面Aを移動す
る際、ボール113 は回動可能で器具取付面Aを転動する
ため、器具取付面Aに傷を付けるのを防止できる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、取付体は、器
具取付部とキャップ部とを別体としてそれらを電線を介
して接続するとともに、器具取付部とキャップ部との間
に弾性体を介在させて器具取付部側の引掛部が取付金具
に引掛係合する状態を保持するようにしたため、取付金
具と引掛シーリングとに周方向や中心位置にずれが生じ
ていても、それらの位置ずれに関係なく、キャップ部を
引掛シーリングに、引掛部を取付金具にそれぞれ装着す
ることができる。しかも、キャップ部を引掛シーリング
に装着しただけでは、器具取付部が取付金具に引掛係合
されていないことが明確であり、しかも取付金具が引掛
係合されていなければ器具本体を取付けることができな
いため、キャップ部のみが引掛シーリングに取付けられ
た状態で器具本体を取付けてしまうといった誤装着が防
止できる。
【0056】請求項2の発明によれば、取付体は、器具
取付部とキャップ部とを別体としてそれらを電線を介し
て接続するとともに、器具取付部側に備えた弾性体が器
具取付面と弾性的に当接することにより器具取付部側の
引掛部が取付金具に引掛係合する状態を保持するように
したため、取付金具と引掛シーリングとに周方向や中心
位置にずれが生じていても、それらの位置ずれに関係な
く、キャップ部を引掛シーリングに、引掛部を取付金具
にそれぞれ装着することができる。しかも、キャップ部
を引掛シーリングに装着しただけでは、器具取付部が取
付金具に取付けられていないことが明確であり、しかも
取付金具が引掛係合されていなければ器具本体を取付け
ることができないため、キャップ部のみが引掛シーリン
グに取付けられた状態で器具本体を取付けてしまうとい
った誤装着が防止できる。
【0057】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2記載の取付体を用いて、引掛シーリングに対し
て器具本体を確実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す取付体の斜視図であ
る。
【図2】同上実施例の照明器具の分解状態の斜視図であ
る。
【図3】同上実施例の照明器具の取付過程を示す側面図
である。
【図4】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の取付体および照明器具を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
11 引掛シーリング 12 引掛接続部 21 取付金具 31 取付体 32 器具取付部 34 電線 35 キャップ部 36 弾性体としてのスプリング 54 引掛部 71 器具本体 103 弾性体としての板ばね 114 弾性体としてのスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引掛接続部を有するとともに周囲に取付
    金具を設けた引掛シーリングに対して、照明器具を取付
    ける取付体において、 前記照明器具を取付ける器具取付部と、 この器具取付部から突設され前記引掛シーリングの取付
    金具に着脱可能に引掛係合される引掛部と、 前記器具取付部と電線にて接続され前記引掛シーリング
    の引掛接続部に接続されるキャップ部と、 このキャップ部と前記器具取付部との間に介在され前記
    引掛部を前記取付金具に対して引掛係合方向に付勢する
    弾性体とを備えたことを特徴とする取付体。
  2. 【請求項2】 器具取付面に設置され引掛接続部を有す
    るとともに周囲に取付金具を設けた引掛シーリングに対
    して、照明器具を取付ける取付体において、 前記照明器具を取付ける器具取付部と、 この器具取付部から突設され前記引掛シーリングの取付
    金具に着脱可能に引掛係合される引掛部と、 前記器具取付部と電線にて接続され前記引掛シーリング
    の引掛接続部に接続されるキャップ部と、 前記器具取付部側に設けられ前記器具取付面に弾性的に
    当接して前記引掛部を前記取付金具に対して引掛係合方
    向に付勢する弾性体とを備えたことを特徴とする取付
    体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の取付体
    と、 この取付体の器具取付部に取付けられる器具本体とを備
    えたことを特徴とする照明器具。
JP29166292A 1992-10-29 1992-10-29 取付体および照明器具 Pending JPH06139810A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020010117A (ko) * 2001-11-23 2002-02-02 김세욱 간편한 형광등 케이스
JP2019040706A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

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KR20020010117A (ko) * 2001-11-23 2002-02-02 김세욱 간편한 형광등 케이스
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