JPH061396A - 缶詰の開缶補助具 - Google Patents

缶詰の開缶補助具

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JPH061396A
JPH061396A JP15813792A JP15813792A JPH061396A JP H061396 A JPH061396 A JP H061396A JP 15813792 A JP15813792 A JP 15813792A JP 15813792 A JP15813792 A JP 15813792A JP H061396 A JPH061396 A JP H061396A
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opening
pull tab
lever
lever portion
canned
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JP15813792A
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Hideo Mifune
英雄 三舩
Masato Seki
正人 関
Tomio Nitta
富夫 新田
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Tokai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶詰の開缶を容易で確実に行えるようにする
と共に、開缶後に加熱用バナーの着火の連係操作を可能
とする。 【構成】 缶詰6のプルタブ5の形成方向に延びるレバ
ー部16を上面に沿って配設し、このレバー部に連接して
プルタブに係合する係合部17を設けると共に、レバー部
の一端部を起倒操作を行う際の操作部16a に形成してな
り、さらに、開缶後のレバー部の起倒動作で缶詰に対す
る着火機構に連係して着火操作を行う構造に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶入り飲料、使用時に
は内容物を缶本体ごと直接加熱する加熱用缶詰等の缶詰
に適用する開缶補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、缶詰は保存食品に使用されて
おり、この内容物を加熱して調理するときには、缶詰の
蓋を開けて内容物を出して調理している。また、缶入り
飲料については、自動販売機などで温めて販売されてい
るものもあるが、そのまま放置しておけば冷めてしま
う。そのため、ハイキングや登山などに携帯した缶詰や
缶入り飲料は、加熱したり温めたいときには現地でバー
ナー、携帯燃料などを使用して加熱することになる。
【0003】一方、飲料用等の各種缶詰においては、蓋
部にリング状のプルタブが形成されてこのプルタブを起
こして開缶を行うようにした構造が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、加熱用缶詰
に限らず、缶入り飲料等の缶詰においては、その缶詰の
開缶用のプルタブの操作には、指先に相当な力を必要と
し、もっと容易に開缶できるようにすることが望まれて
いる。
【0005】一方、缶詰の内容物を加熱前に蓋を開けて
出すことなく、そのまま内容物を缶本体ごと直接加熱す
る加熱用缶詰を使用する場合に、この缶詰を密封状態の
まま加熱すると内容物の温度上昇に缶本体の内部圧力が
高くなり、加熱中の破裂、開缶時の内容物の噴出に起因
する弊害が発生する恐れがあり、加熱時には開缶して大
気開放状態とする必要がある。
【0006】また、上記加熱用缶詰を直接加熱する専用
のバーナーを付設した際に、加熱用缶詰の開缶操作と、
バーナーの着火操作との関係において、着火操作の前に
缶詰が確実に開缶されるように設けるのが好適である。
【0007】そこで本発明は上記事情に鑑み、缶詰の開
缶が容易に確実に行えるようにするとともに、開缶後に
着火操作が可能となるようにした缶詰の開缶補助具を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の缶詰の開缶補助具は、上部にリング状のプルタブが
設けられた缶詰の上記プルタブを起こして開缶するもの
であって、前記プルタブの形成方向に延びるレバー部を
設け、このレバー部に連接してプルタブに係合する係合
部を設け、さらに、上記レバー部の一端部を起倒操作を
行う際の操作部に形成して構成したものである。
【0009】また、前記係合部は、例えば、レバー部に
傾動可能に連接した連結片の先端部に形成し、開缶操作
時にはレバー部の操作部と反対側の端部が缶詰の上面に
当接して支点となる構造に設けるものである。
【0010】さらに、前記係合部は、例えば、レバー部
の操作部と反対側の端部にプルタブを両側から軸方向に
スライド可能に係合する構造に設けるものである。
【0011】一方、前記レバー部は、開缶後の起倒動作
によって加熱用缶詰に対する着火機構に連係して着火操
作を行う構造に設けるのが好適である。
【0012】
【作用】本発明による缶詰の開缶補助具は、レバー部の
一端部における操作部を起立方向に操作すると、プルタ
ブに係合している係合部が該プルタブを連結片を介して
引き起こすか、プルタブに両側から係合している係合部
が該プルタブを起こすことなどで開缶するものであり、
この開缶操作に要する操作部の操作力はプルタブを直接
起こして開缶するのに比べて小さくなり、開缶が容易に
行え力の弱い子供でも開缶が可能となる。
【0013】また、上記レバー部の操作によってプルタ
ブの開缶操作を行った後に、このレバー部をさらに起倒
操作することで加熱用缶詰に対する着火機構の着火操作
を行うように連係して設けると、着火操作時には缶詰の
開缶が完了していて、密閉状態での加熱が防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】<実施例1>図1は本実施例の開缶補助具
を備えた加熱用缶詰を用いたバーナー付缶詰の基本構造
を示す断面図、図2はその平面図である。
【0016】バーナー付缶詰は、基本的に少なくとも上
端を開放した円筒状の外ケース2と、この外ケース2の
上部内側に、該外ケース2との間に燃焼ガスが上昇する
間隙4を形成して収容固定された、上端面に開缶用のプ
ルタブ5が付設された蓋6aを備えた円筒状の耐熱性缶本
体6cからなる加熱用缶詰6と、前記外ケース2の下部内
側に前記缶詰6を加熱するよう収容固定された着火手段
8を備えたバーナー10と、該バーナー10に燃料を供給す
るよう、前記外ケース2の下部内側に固定された燃料タ
ンク12とからなり、前記外ケース2には、前記バーナー
10に外部の空気を供給するための図示しない通気口が形
成されている。
【0017】上記開缶用のプルタブ5は蓋6aに切目がプ
レスされて設けられた開口舌片6bの中心側端部に基端部
が固着され、舌片6bと反対側に延びるプルタブ5のリン
グ部分の先端が起こされると、上記舌片6bの中心側端部
が持ち上がって切断され、小孔が開口して開缶され、さ
らにプルタブ5が引き上げられると舌片6bとともに蓋6a
から分離されて内容物の注ぎ口が開口される構造となっ
ている。なお、上記プルタブ5および舌片6bの形状は他
に公知の構造がある。
【0018】また、前記加熱用缶詰6における蓋6aの上
部には、プルタブ5に係合して該プルタブ5を起こして
開缶する開缶補助具15が配設されている。この開缶補助
具15は、図3にも示すように、スティック状に延びるレ
バー部16に、プルタブ5に係合する係合部17を有する連
結片18が連接されると共に、一端部が起倒操作を行う際
に指を掛ける操作部16a に形成されている。
【0019】具体的には、上記レバー部16は、板状部材
(例えば金属板)によって前記缶詰6の上端外周の縁部
内径より僅かに短い長さで、プルタブ5の幅より僅かに
広い幅に形成され、両側は下向きに屈曲して側壁16b が
形成され、また、長手方向の両端部は円弧状に設けら
れ、その一端部の近傍には円形状の指掛孔19が開口され
て前記操作部16a に設けられている。一方、上記操作部
16a と反対側部分には、ほぼ中心部分で長手方向と直交
する方向に配設されたピン20によって連結片18の基端部
が回動自在に支承され、この連結片18の先端部は筒状に
湾曲されて係合部17に設けられ、この係合部17が前記プ
ルタブ5に回動自在に係合されている。また、上記連結
片18に対応する部分のレバー部16には挿通可能な開口が
形成されている。
【0020】前記バーナー10の着火手段8は、バーナー
10へのガスの供給および着火を行うためのレバー25を備
えており、このレバー25に連係して一端が缶詰6の側方
上部に突出する棒状の操作部材26が設けられている。上
記レバー25はその回動操作に伴って回動する第1のアー
ム27と第2のアーム28とを備え、第1のアーム27は燃料
タンク12からのガスの供給を制御するバルブ機構のノズ
ル部材29に連係して開閉を操作するものであり、また、
第2のアーム28は圧電点火ユニット30を操作するもので
あり、前記レバー25の押下げ作動に基づきノズル部材29
を開作動して燃料ガスをバーナー10に送給するととも
に、圧電点火ユニット30から放電電圧を図示しない放電
電極に印加して着火燃焼を行うように構成されている。
【0021】一方、前記操作部材26は下端が前記レバー
25の先端に連結され、上端部は前記間隙4を通って上方
に延び、レバー25の上昇位置(非操作位置)すなわち操
作部材26の上昇位置では、先端部26a は缶詰6の上方に
屈曲可能に設けられている。該先端部26a は図示しない
スプリングによって垂直状態すなわち一直線状となるよ
うに付勢されるとともに、この直線状態に停止するよう
なストッパ機構が設けられている。なお、缶詰6の保存
状態においては、上記操作部材26の先端部26aは前記開
缶補助具15の上に倒して止着しておく。そして、上記レ
バー25に連結した操作部材26を押し込む操作によって着
火操作が行われる。
【0022】また、外ケース2の外周面と缶詰6の缶本
体6cとの間には、燃焼ガスが上昇する間隙4が形成され
ているが、この間隙4を形成する構成と外ケース2と缶
本体6cとを固定する手段とが兼用して設けられている。
すなわち、図1および図2に示すように、外ケース2と
缶本体6cとの間に縦に延びた三角波状の仕切板9が設け
られ、この波状の仕切板9は、缶本体6cの下端よりも下
方まで伸びて形成されている。このときは、その仕切板
9が両者を固定する作用を有するとともに仕切板9の波
型の内側の空間9aが、燃焼ガスが上昇する間隙4とな
る。
【0023】なお、前記外ケース2には、図示していな
いが、バーナー10の炎が燃えているかどうかを外から確
認できるような窓および前記燃料タンク12の残留燃料の
量を確認するための目盛の付いた窓が形成される。ま
た、前記バーナー10は、炎が消えたときにバーナー10へ
の燃料の供給を自動的に遮断する安全装置を備えている
のが、安全上望ましい。
【0024】上記実施例の作用を説明すれば、まず、図
1および図2の保存状態においては、開缶補助具15は缶
詰6の上部に平坦状態で載置され、その係合部17がプル
タブ5に係合され、着火手段8の操作部材26の先端部26
a は倒されて格納状態とされている。
【0025】そして、上記缶詰6を加熱する際には、上
記開缶補助具15のレバー部16における操作部16a を指掛
孔19によって持ち上げて該レバー部16を起こし始める。
この際に、前記着火手段8の操作部材26の先端部26a は
止着状態が解除されて直立状態に起立する。
【0026】さらに、レバー部16を起こすと、図4に示
すように、該レバー部16は先端部分が蓋6aの上面の外周
部に当接して、この当接点を支点として傾動するもので
あって、これに伴い連結片18の係合部17はプルタブ5を
引き上げて開口舌片6bの中心部分を起こして小孔を開口
させる。続いて、図5に示すように、レバー部16を略垂
直状態にまで起こすと、プルタブ5はさらに引き上げら
れて、連結片18と該プルタブ5とが一直線状に緊張状態
となる。
【0027】上記状態からレバー部16を前方に倒すよう
に操作すると、図6に示すように、該レバー部16は連結
片18との連結部分すなわちピン20を中心として回動する
ことになり、先端部は蓋6aの上面を中心方向に移動し、
その後半部分の回動によって、レバー部16の表面側の中
心部近傍位置に操作部材26の先端部26a が当接し、図7
に示すように、この操作部材26を押し込むように操作す
ることになり、この操作部材26の押し下げに伴って着火
手段8のレバー25を回動させてバーナー10からのガスの
噴出と着火を行うものである。
【0028】そして、前記バーナー10に点火して噴出す
る炎によって缶本体6cの底部から直接加熱を行うもので
あるが、前記仕切板9の下端部が缶本体6cの底部より低
く形成されていることから、バーナー10の炎による熱気
は仕切板9より内側の缶本体6cの周壁に面する内側の空
間9aのみを上昇し、効率よく缶詰6の加熱を行うととも
に、外ケース2の温度上昇を抑制している。
【0029】上記のように開缶補助具15を引き起こし
て、前方に倒す操作によって、プルタブ5を起こして缶
詰6の開缶を行うのに続いてバーナー10の着火操作を連
係して一連に行うようにし、未開封状態での加熱を回避
するようにしている。
【0030】図8は、上記実施例の開缶補助具の変形例
を示している。前記実施例の開缶補助具15ではレバー部
16の操作部16a は指掛孔19が形成されて構成されていた
が、この例の開缶補助具21では、レバー部16の一端部を
缶本体6cの上縁部より外側にまで延設し、缶本体6cより
突出した部分を指を下方から掛けて引き起こすための操
作部16a に形成している。上記操作部16a の内側の側壁
16b には缶縁と係合する溝16c が形成されている。
【0031】また、上記レバー部16に対する連結片18
は、該レバー部16を打ち抜きによって切目を入れて帯状
に形成してなり、連結部分を連結片18の回動中心とし
て、前例のピン20を不要としている。また、レバー部16
の幅は前例のものより狭く、側壁16b にはプルタブ5と
の干渉を避ける逃げ溝16d が形成されている。
【0032】図9は、さらに他の開缶補助具の変形例を
示している。この例の開缶補助具22においては、係合部
17を有する連結片18はレバー部16と別体に形成され、そ
の基端部がレバー部16の裏面の略中央にピン20によって
回動自在に連結支持されている。その他は、図8の構造
と同一である。
【0033】図10ないし図12は、それぞれ上記図8
の開缶補助具21の先端形状の変形例を示し、図10の例
では側壁16b の先端16e が曲線状に切り欠かれており、
図11の例では同様に側壁16b の先端16e が曲線状に切
り欠かれるとともにレバー部16の先端が凹状曲面16f に
形成されており、さらに、図12の例ではレバー部16の
先端が逆に凸状曲面16g に形成されており、いずれも開
缶補助具21を起こして前に倒す際の操作性が向上するよ
うに、缶詰6の蓋6aの外周溝への係合と上面の滑りが良
好となる構造としている。他の例の開缶補助具でも必要
に応じて先端形状が変更される。
【0034】一方、図13はプルトップ5に対する開缶
補助具22の取り付け方向が前記例と逆となった場合を示
すものであり、連結片18を操作部16a 側に倒して係合部
17をプルトップ5と係合し、(A) 〜(D) に示すように前
例と同様な操作によって開缶し、図示しない操作レバー
の着火操作を行うものであり、開缶補助具22を起こした
ときの開缶が大きくなる。
【0035】<実施例2>本例に使用される開缶補助具
は、図14および図15に示すように構成されている。
【0036】本例の開缶補助具35はスライド可能にプル
タブ5に係合するものであって、板状部材(例えば金属
板)によってレバー部36が缶詰6の上端外周の縁部内径
より僅かに短い長さで、プルタブ5の幅より僅かに広い
幅に形成され、両側は下向きに屈曲してから内側に折れ
曲って係合部37に構成され、この係合部37はプルタブ5
に両側から係合するものである。そして、上記係合部37
の一端部はそのまま開放し、他端部には抜け止め37a が
設けられている。また、上記レバー部36の前後端部は若
干上方に折り曲げられ、前記抜け止め37a が設けられて
いる側の一端部はスライドさせるための押し部36a に、
他端部が引き起こすための操作部36b に形成されてい
る。
【0037】上記のような開缶補助具35は、図16の
(A) に示すように、缶詰6のプルタブ5に係合部37をそ
の開放側(操作部36b 側)から挿入しつつ係合し、缶詰
6の上部の縁部の内側に装着される。また、前例と同様
に構成された着火手段8の操作部材26は、上記開缶補助
具35の操作部36b 側の延長部分に位置するように設置さ
れ、先端部26a が倒されて該操作部36b の下面側に挿入
係合されている。
【0038】本例の作用を図16に沿って説明すれば、
上記のような保存状態から、缶詰6を加熱する際には、
上記開缶補助具35のレバー部36の押し部36a を下方に押
しつつ中心側にスライドさせるように押すものであっ
て、これにより、図16の(B)に示すように、開缶補助
具35の一端の操作部36b は缶本体6cの上縁部を越えて外
側に突出するとともに、前記プルタブ5は係合部37の抜
け止め37a で端部側に係止されている。
【0039】続いて、図16の(C) のように、上記操作
部36b を持ち上げてレバー部36を引き起こし始めると、
他端部側に係合しているプルタブ5は係合部37によって
起こされ、開口舌片6bの中心部分を切り起こして小孔を
開口させる。この際、前記着火手段8の操作部材26の先
端部26a は開缶補助具35との係合が解除されて直立状態
に起立する。
【0040】上記缶本体6cの開缶の後には、上記開缶補
助具35を前記とは逆に水平方向に押し倒すように操作す
るものであり、これによりレバー部36の裏面に操作部材
26の先端部26a が当接し、この操作部材26を押し込むよ
うに操作することになり、この操作部26b の押し下げに
伴って着火手段8のレバー25を回動させてバーナー10
からのガスの噴出と着火を行うものである。
【0041】上記のように開缶補助具35をスライドさ
せ引き起こしてから元に倒す操作によって、プルタブ5
を起こして缶詰6の開缶を行うのに続いてバーナー10の
着火操作を連係して一連に行うようにし、未開封状態で
の加熱を回避するようにしている。
【0042】<実施例3>本例は図17ないし図19に
示すように、着火操作を行う操作部材の先端部を倒した
状態で開缶補助具のレバー部の裏面側に係合させる構造
例である。
【0043】本例の開缶補助具45は、レバー部46にピン
20によって回動自在に連結された連結片48の先端係合部
47がプルタブ5に係合され、一端部が操作部46a に形成
されている。また、操作部材41は先端傾倒部41a が支点
で起伏可能に設けられ、両側に分岐した先端が屈曲して
レバー部46の操作部46a と反対側の先端部46b の下方に
保持されている。また、上記操作部材41の軸部にはスリ
ーブ42が嵌挿され下方に配設されたスプリング43によっ
て該スリーブ42が上方に付勢され、このスリーブ42によ
って先端傾倒部41a を起立させるとともに、直立状態に
保持するように構成されている。
【0044】すなわち、図17および図18の折り込み
状態から開缶補助具45の操作部46aを持ち上げて起こす
ように回動させると、前例同様にプルタブ5を起こして
開缶を行うとともに、その先端部46b が蓋6aを中心側に
移動するのに応じて該先端部46b が操作部材41の先端傾
倒部41から外れ、図19に示すように、該先端傾倒部41
a がスプリング43によるスリーブ42の上動によって起こ
されて起立状態になるとともに、その支点部分の外周に
スリーブ42が位置して、先端傾倒部41a の起立状態が保
持される。そして、さらに倒された開缶補助具45によっ
て上記操作部材41が下方に操作されて着火が行われる。
【0045】次に、図20はプルタブが蓋から分離しな
い構造の缶詰の開缶例を示すものであり、前記実施例2
の開缶補助具35(若干構造が異なる)を使用している。
すなわち、本例の缶詰6のプルタブ50は一度起こして開
口舌片6bを開缶した後に、該プルタブ50を水平に倒すよ
うに操作するものであり、開缶補助具35をスライドして
プルタブ50に係合し、操作部材41の先端部41a を倒して
レバー部36の操作部36b の裏側に係合して保持している
(同図(B) 参照)。そして、その開缶操作は、前記図1
6の場合と同様であり、操作部36b を起こして開缶する
とともに、操作部材41の先端傾倒部41a が外れて起立
し、その後の水平状態への押し込みによって着火操作を
同時に行うものである。
【0046】なお、上記各実施例においては、加熱用缶
詰の例について説明したが、本発明の開缶補助具は、加
熱を行わない通常の缶入り飲料等でプルタブを有する缶
詰についても適用可能であるのは勿論である。
【0047】
【発明の効果】上記のような本発明の缶詰の開缶補助具
によれば、プルタブの形成方向に延び缶詰の上面に沿っ
て配設したレバー部に連接してプルタブに係合する係合
部を設けるとともに、上記レバー部の一端部を起倒操作
を行う際の指を掛ける操作部に形成したことにより、レ
バー部の一端部における操作部を起立方向に操作するこ
とで、プルタブに係合している係合部が該プルタブを起
こして簡易に開缶することができ、開缶操作が容易で小
さな操作力で行え力の弱い子供でも開缶が可能である。
また、プルタブの開缶操作を行った後に、レバー部をさ
らに起倒操作することで加熱用缶詰に対する着火機構の
着火操作を行うように連係して設けると、着火操作時に
は缶詰の開缶が完了していて、密閉状態での加熱が防止
でき、加熱中の爆発もしくは開缶時の内容物の噴出等が
防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による開缶補助具を備え
た加熱用缶詰を使用したバーナー付缶詰の基本構造を示
す概略断面図
【図2】同バーナー付缶詰の平面図
【図3】第1の実施例の開缶用補助具の斜視図
【図4ないし図7】同開缶補助具による開缶工程を順に
示す要部断面図
【図8】第1の実施例の開缶補助具の変形例を示す斜視
【図9】第1の実施例の開缶補助具の他の変形例を示す
斜視図
【図10ないし図12】図8の開缶補助具の先端形状の
変形例をそれぞれ示す斜視図
【図13】プルタブに対する開缶補助具の取り付け方向
が逆となった場合の開缶工程を順に示す要部斜視図
【図14】本発明の第2の実施例における開缶補助具の
上面斜視図
【図15】同開缶補助具の底面斜視図
【図16】第2の実施例の開缶補助具による開缶工程を
順に示す要部斜視図
【図17】本発明の第3の実施例におけるバーナー付缶
詰の要部概略断面図
【図18】同バーナー付缶詰の平面図
【図19】第3の実施例での開缶補助具による開缶工程
を示す要部断面図
【図20】他の例のプルタブに対する開缶工程を順に示
す要部斜視図
【符号の説明】 5,50 プルタブ 6 加熱用缶詰 6a 蓋 6b 開口舌片 6c 缶本体 8 着火手段 15,21,22,35,45 開缶補助具 16,36,46 レバー部 16a,36b,46a 操作部 17,37,47 係合部 26,41 操作部材 26a,41a 先端部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そこで本発明は上記事情に鑑み、缶詰の開
缶が容易に確実に行えるようにした缶詰の開缶補助具を
提供することを目的とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】上記のような本発明の缶詰の開缶補助具
によれば、プルタブの形成方向に延び缶詰の上面に沿っ
て配設したレバー部に連接してプルタブに係合する係合
部を設けるとともに、上記レバー部の一端部を起倒操作
を行う際の指を掛ける操作部に形成したことにより、レ
バー部の一端部における操作部を起立方向に操作するこ
とで、プルタブに係合している係合部が該プルタブを起
こして簡易に開缶することができ、開缶操作が容易で小
さな操作力で行え力の弱い子供でも開缶が可能である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 5,50 プルタブ 6 加熱用缶詰 6a 蓋 6b 開口舌片 6c 缶本体 8 着火手段 15,21,22,35,45 開缶補助具 16,36,46 レバー部 16a,36b,46a 操作部 17,37,47 係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にリング状の開缶用プルタブが設け
    られた缶詰の上記プルタブを起こして開缶する開缶補助
    具であって、 前記プルタブの形成方向に延びるレバー部が設けられ、
    該レバー部に連接され、プルタブに係合する係合部が形
    成されるとともに、上記レバー部の一端部が起倒操作を
    行う際の操作部に形成されていることを特徴とする缶詰
    の開缶補助具。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、レバー部に傾動可能に連
    接された連結片の先端部に形成され、開缶操作時にはレ
    バー部の操作部と反対側の端部が缶詰の上面に当接して
    支点となることを特徴とする請求項1記載の缶詰の開缶
    補助具。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、レバー部の操作部と反対
    側の端部にプルタブを両側からスライド可能に係合する
    構造に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    缶詰の開缶補助具。
  4. 【請求項4】 前記レバー部は、開缶後の起倒動作によ
    って加熱用缶詰に対する着火機構に連係して着火操作を
    行うことを特徴とする請求項1記載の缶詰の開缶補助
    具。
JP15813792A 1992-05-01 1992-06-17 缶詰の開缶補助具 Withdrawn JPH061396A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15813792A JPH061396A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 缶詰の開缶補助具
EP93909410A EP0601190B1 (en) 1992-05-01 1993-04-23 Safety device for portable heating apparatus
AU40226/93A AU4022693A (en) 1992-05-01 1993-04-23 Safety device for portable heating apparatus
PCT/JP1993/000526 WO1993021808A1 (en) 1992-05-01 1993-04-23 Safety device for portable heating apparatus
US08/170,225 US5462044A (en) 1992-05-01 1993-04-23 Safety device for use with portable heater
US08/506,897 US5640948A (en) 1992-05-01 1995-07-26 Safety device for use with portable heater
US08/506,896 US5568805A (en) 1992-05-01 1995-07-26 Safety device for use with portable heater
US08/506,895 US5598833A (en) 1992-05-01 1995-07-26 Safety device for use with portable heater

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15813792A JPH061396A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 缶詰の開缶補助具

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30217892A Division JPH0664689A (ja) 1992-02-12 1992-11-12 加熱装置の着火機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH061396A true JPH061396A (ja) 1994-01-11

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ID=15665084

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JP15813792A Withdrawn JPH061396A (ja) 1992-05-01 1992-06-17 缶詰の開缶補助具

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JP (1) JPH061396A (ja)

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