JPH06139632A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH06139632A JPH06139632A JP28790892A JP28790892A JPH06139632A JP H06139632 A JPH06139632 A JP H06139632A JP 28790892 A JP28790892 A JP 28790892A JP 28790892 A JP28790892 A JP 28790892A JP H06139632 A JPH06139632 A JP H06139632A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magneto
- recording medium
- optical recording
- layer
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B11/00—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
- G11B11/10—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
- G11B11/105—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
- G11B11/10502—Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing characterised by the transducing operation to be executed
- G11B11/10504—Recording
- G11B11/10508—Recording by modulating only the magnetic field at the transducer
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小さな外部磁界下でも良好な磁界変調記録を
行なえる光磁気記録媒体を提供する。 【構成】 透明基板１上に、第１の誘電体層２と磁性層
３と第２の誘電体層４と金属反射層５とが順次積層され
ている光磁気記録媒体において、磁性層３の室温におけ
る飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが、１.０
×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3以下であるようにする。
行なえる光磁気記録媒体を提供する。 【構成】 透明基板１上に、第１の誘電体層２と磁性層
３と第２の誘電体層４と金属反射層５とが順次積層され
ている光磁気記録媒体において、磁性層３の室温におけ
る飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが、１.０
×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3以下であるようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体に関し、
特に、小さな外部磁界下でも磁界変調記録が可能な光磁
気記録媒体に関する。
特に、小さな外部磁界下でも磁界変調記録が可能な光磁
気記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】光磁気記録方法は、光と磁性体とを用い
て記録再生を行なうため、磁気記録が有する不揮発性お
よび書き換え可能性と、光記録の有する高密度記録性の
双方を兼ね備えており、実用化が望まれていた。近年、
光磁気記録方法で用いられる記録媒体として、非晶質希
土類遷移金属合金薄膜からなる磁性層を有するディスク
状の光磁気記録媒体が実用化され、例えば大容量のデー
タファイルの記憶などに利用され始めている。現在のと
ころ、上述の光磁気記録媒体への記録は、ＣＡＶ（一定
回転数）方式で行なわれている。
て記録再生を行なうため、磁気記録が有する不揮発性お
よび書き換え可能性と、光記録の有する高密度記録性の
双方を兼ね備えており、実用化が望まれていた。近年、
光磁気記録方法で用いられる記録媒体として、非晶質希
土類遷移金属合金薄膜からなる磁性層を有するディスク
状の光磁気記録媒体が実用化され、例えば大容量のデー
タファイルの記憶などに利用され始めている。現在のと
ころ、上述の光磁気記録媒体への記録は、ＣＡＶ（一定
回転数）方式で行なわれている。
【０００３】ＣＡＶ方式の場合、媒体の回転数が一定な
ので、記録マーク長がディスク状の媒体の内周部分と外
周部分とで異なることになり、そのため記録容量の大容
量化に限界が生じていた。そこで、さらなる大容量化を
可能にする記録方式として、一定のマーク長で記録する
Ｍ−ＣＡＶ（modified ＣＡＶ）方式が考案された。こ
の方式は、ディスク状の光磁気記録媒体の外周と内周と
で記録周波数を変え、記録マーク長を一定にする方式で
ある。さらに、記録されたピットの端部に"０","１"の
情報を対応付けるピットエッジ記録方式も提案されてい
る。
ので、記録マーク長がディスク状の媒体の内周部分と外
周部分とで異なることになり、そのため記録容量の大容
量化に限界が生じていた。そこで、さらなる大容量化を
可能にする記録方式として、一定のマーク長で記録する
Ｍ−ＣＡＶ（modified ＣＡＶ）方式が考案された。こ
の方式は、ディスク状の光磁気記録媒体の外周と内周と
で記録周波数を変え、記録マーク長を一定にする方式で
ある。さらに、記録されたピットの端部に"０","１"の
情報を対応付けるピットエッジ記録方式も提案されてい
る。
【０００４】記録容量の大容量化と平行して、単位記録
量当りの記録再生に要する時間を短縮することが要求さ
れている。この要求を満たすためには、消去動作を必要
としない記録プロセスすなわちオーバーライト機能を実
現させる必要があり、オーバーライト可能な記録方式と
して、記録すべきデータに応じて磁界を変調させる磁界
変調オーバーライト方式が有望視されている。磁界変調
オーバーライト方式では、一般にコイルを用いて変調磁
界を発生させるので、記録時に媒体に加わる外部磁界は
比較的小さなものとなる。
量当りの記録再生に要する時間を短縮することが要求さ
れている。この要求を満たすためには、消去動作を必要
としない記録プロセスすなわちオーバーライト機能を実
現させる必要があり、オーバーライト可能な記録方式と
して、記録すべきデータに応じて磁界を変調させる磁界
変調オーバーライト方式が有望視されている。磁界変調
オーバーライト方式では、一般にコイルを用いて変調磁
界を発生させるので、記録時に媒体に加わる外部磁界は
比較的小さなものとなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】これまで検討されてき
た光磁気記録媒体は、光変調記録方式（記録データに応
じて光の強度などを変調する方式）用に開発されたもの
である。この光磁気記録媒体に対して磁界変調オーバー
ライト方式による記録を行なっても、小さな外部磁界下
における記録再生特性が不十分であり、実用的でない。
また、高記録密度化を図るために磁界の変調速度を高め
る場合、その分、外部磁界の強度はさらに低下し、その
ためさらに小さな外部磁界で磁化反転できるようにしな
ければならない。このように小さな外部磁界の下で十分
な記録再生特性が得られるようにするためには、光磁気
記録媒体の磁化反転が容易に行なわれるようにする必要
がある。
た光磁気記録媒体は、光変調記録方式（記録データに応
じて光の強度などを変調する方式）用に開発されたもの
である。この光磁気記録媒体に対して磁界変調オーバー
ライト方式による記録を行なっても、小さな外部磁界下
における記録再生特性が不十分であり、実用的でない。
また、高記録密度化を図るために磁界の変調速度を高め
る場合、その分、外部磁界の強度はさらに低下し、その
ためさらに小さな外部磁界で磁化反転できるようにしな
ければならない。このように小さな外部磁界の下で十分
な記録再生特性が得られるようにするためには、光磁気
記録媒体の磁化反転が容易に行なわれるようにする必要
がある。
【０００６】本発明の目的は、小さな外部磁界下でも良
好な磁界変調記録を行なえる光磁気記録媒体を提供する
ことにある。
好な磁界変調記録を行なえる光磁気記録媒体を提供する
ことにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録媒体
は、透明基板上に、第１の誘電体層と磁性層と第２の誘
電体層と金属層とが順次積層されている光磁気記録媒体
において、前記磁性層の室温における飽和磁化Ｍｓと保
磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが、１.０×１０6ｅｒｇ／ｃ
ｍ3以下である。
は、透明基板上に、第１の誘電体層と磁性層と第２の誘
電体層と金属層とが順次積層されている光磁気記録媒体
において、前記磁性層の室温における飽和磁化Ｍｓと保
磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが、１.０×１０6ｅｒｇ／ｃ
ｍ3以下である。
【０００８】
【作用】本発明の光磁気記録媒体は、磁性層の室温にお
ける飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃを１.０
×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3以下としているので、後述する実
施例からも明らかになるように、特に小さな外部磁界の
下でも良好な記録再生特性が得られるようになる。
ける飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃを１.０
×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3以下としているので、後述する実
施例からも明らかになるように、特に小さな外部磁界の
下でも良好な記録再生特性が得られるようになる。
【０００９】磁性層としては、例えば非晶質希土類遷移
金属合金からなる薄膜を使用できる。また、第１の誘電
体層と第２の誘電体層の少なくとも一方が窒化物の薄膜
からなるようにするとよい。
金属合金からなる薄膜を使用できる。また、第１の誘電
体層と第２の誘電体層の少なくとも一方が窒化物の薄膜
からなるようにするとよい。
【００１０】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。図１は本発明の一実施例の光磁気記録媒体
の構成を示す模式断面図である。
て説明する。図１は本発明の一実施例の光磁気記録媒体
の構成を示す模式断面図である。
【００１１】この光磁気記録媒体は、ガラスあるいはプ
ラスチックからなる光学的に透明な透明基板１の上に、
光の干渉効果と腐食防止効果を得るために、無機誘電体
からなる第１の誘電体層２が設けられている。この第１
の誘電体層２の上に、光磁気記録の記録再生層となる磁
性層３が形成されている。磁性層３は、例えば非晶質希
土類遷移金属合金からなり、室温での飽和磁化Ｍｓと保
磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが、１.０×１０6ｅｒｇ／ｃ
ｍ3以下となっている。磁性層３の上には、磁性層３の
腐食を防止し、光の干渉効果を生み出すための第２の誘
電体層４が設けられ、さらに第２の誘電体層４の上に
は、金属反射層５が設けられている。この金属反射層５
は、データの再生時に、透明基板１側から入射した光の
うち磁性層３を透過した光を反射して再び透明基板１側
に向けることにより、磁気カー効果に加えて磁気ファラ
デー効果を再生信号に寄与させ、再生信号のＣ／Ｎ（キ
ャリアノイズ比）を向上させるために用いられる。透明
基板１上にこれら各層を積層する場合、連続成膜装置を
用いて真空を破らずに連続的に各層を成膜することが望
ましい。
ラスチックからなる光学的に透明な透明基板１の上に、
光の干渉効果と腐食防止効果を得るために、無機誘電体
からなる第１の誘電体層２が設けられている。この第１
の誘電体層２の上に、光磁気記録の記録再生層となる磁
性層３が形成されている。磁性層３は、例えば非晶質希
土類遷移金属合金からなり、室温での飽和磁化Ｍｓと保
磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが、１.０×１０6ｅｒｇ／ｃ
ｍ3以下となっている。磁性層３の上には、磁性層３の
腐食を防止し、光の干渉効果を生み出すための第２の誘
電体層４が設けられ、さらに第２の誘電体層４の上に
は、金属反射層５が設けられている。この金属反射層５
は、データの再生時に、透明基板１側から入射した光の
うち磁性層３を透過した光を反射して再び透明基板１側
に向けることにより、磁気カー効果に加えて磁気ファラ
デー効果を再生信号に寄与させ、再生信号のＣ／Ｎ（キ
ャリアノイズ比）を向上させるために用いられる。透明
基板１上にこれら各層を積層する場合、連続成膜装置を
用いて真空を破らずに連続的に各層を成膜することが望
ましい。
【００１２】この光磁気記録媒体への記録は、記録すべ
きデータ信号に応じた変調磁界を外部から印加しながら
透明基板１側からレーザビームを照射し、照射点を加熱
してこの照射点での磁性層３の磁化を変調磁界に応じた
方向に配向させることによって行なわれる。また、記録
された信号の再生は、記録時に用いられるレーザビーム
より弱くかつ直線偏光したレーザービームを透明基板１
側から照射して、反射光の偏向面が記録信号に応じて磁
気カー効果と磁気ファラデー効果によって回転すること
を検出して行なわれる。
きデータ信号に応じた変調磁界を外部から印加しながら
透明基板１側からレーザビームを照射し、照射点を加熱
してこの照射点での磁性層３の磁化を変調磁界に応じた
方向に配向させることによって行なわれる。また、記録
された信号の再生は、記録時に用いられるレーザビーム
より弱くかつ直線偏光したレーザービームを透明基板１
側から照射して、反射光の偏向面が記録信号に応じて磁
気カー効果と磁気ファラデー効果によって回転すること
を検出して行なわれる。
【００１３】次に、本発明の光磁気記録媒体を実際に作
成した例を比較例と対照しながら説明する。
成した例を比較例と対照しながら説明する。
【００１４】（実施例１）直径１３０ｍｍのプリグルー
ブされたポリカーボネート基板を透明基板１として用
い、複数のターゲットを有するマグネトロンスパッタリ
ング装置にこの基板を装着し、まず、酸化防止効果と干
渉効果を得るために厚さ１０２ｎｍのＳｉＮ膜を第１の
誘電体層２として形成し、のちにスパッタエッチングに
よる表面処理を行なった。続いて、記録再生のための磁
性層３として厚さ２０ｎｍの非晶質ＴｂＦｅＣｏ膜を形
成し、そして酸化防止と干渉効果を高めるために厚さ３
０ｎｍのＳｉＮ膜を第２の誘電体層４として形成し、最
後に厚さ４５ｎｍのＡｌ膜からなる金属反射層５を形成
し、光磁気記録媒体を完成させた。これら各層は、真空
を破ることなく連続的に成膜されている。磁性層３を成
膜する際にはＴｂからなるターゲットとＦｅ88Ｃｏ12か
らなるターゲットの２種類のターゲットを使用し、これ
ら両方のターゲットに加える電力を制御することによっ
て磁性層３での希土類元素と鉄族元素との原子比を調節
し、室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ
・Ｈｃを調整した。
ブされたポリカーボネート基板を透明基板１として用
い、複数のターゲットを有するマグネトロンスパッタリ
ング装置にこの基板を装着し、まず、酸化防止効果と干
渉効果を得るために厚さ１０２ｎｍのＳｉＮ膜を第１の
誘電体層２として形成し、のちにスパッタエッチングに
よる表面処理を行なった。続いて、記録再生のための磁
性層３として厚さ２０ｎｍの非晶質ＴｂＦｅＣｏ膜を形
成し、そして酸化防止と干渉効果を高めるために厚さ３
０ｎｍのＳｉＮ膜を第２の誘電体層４として形成し、最
後に厚さ４５ｎｍのＡｌ膜からなる金属反射層５を形成
し、光磁気記録媒体を完成させた。これら各層は、真空
を破ることなく連続的に成膜されている。磁性層３を成
膜する際にはＴｂからなるターゲットとＦｅ88Ｃｏ12か
らなるターゲットの２種類のターゲットを使用し、これ
ら両方のターゲットに加える電力を制御することによっ
て磁性層３での希土類元素と鉄族元素との原子比を調節
し、室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ
・Ｈｃを調整した。
【００１５】この光磁気記録媒体での磁性層３の室温に
おける飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃを実
測したところ、０.４×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であった。
おける飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃを実
測したところ、０.４×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であった。
【００１６】次に、この光磁気記録媒体について、磁界
変調記録方式による記録再生試験を行なった。この記録
再生試験は、光磁気記録媒体を回転数２４００ｒｐｍで
回転させ、中心からの半径が３６ｍｍの位置に、６.２
ＭＨｚの変調周波数で変調磁界の強度を変えて記録を行
ない、そののち再生を行なった。そして、信号出力対雑
音比４９ｄＢが得られるときの変調磁界強度を磁界感度
とした。その結果を表１に示す。
変調記録方式による記録再生試験を行なった。この記録
再生試験は、光磁気記録媒体を回転数２４００ｒｐｍで
回転させ、中心からの半径が３６ｍｍの位置に、６.２
ＭＨｚの変調周波数で変調磁界の強度を変えて記録を行
ない、そののち再生を行なった。そして、信号出力対雑
音比４９ｄＢが得られるときの変調磁界強度を磁界感度
とした。その結果を表１に示す。
【００１７】（実施例２）実施例１における磁性層３の
希土類と鉄族元素の原子比を変えた他は実施例１と同様
にして、光磁気記録媒体を作成した。磁性層３の室温に
おける飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃは、
０.７×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であった。この光磁気記録
媒体について、実施例１と同様に記録再生試験を行な
い、磁界感度を求めた。その結果を表１に示す。
希土類と鉄族元素の原子比を変えた他は実施例１と同様
にして、光磁気記録媒体を作成した。磁性層３の室温に
おける飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃは、
０.７×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であった。この光磁気記録
媒体について、実施例１と同様に記録再生試験を行な
い、磁界感度を求めた。その結果を表１に示す。
【００１８】（比較例１）実施例１における第１の誘電
体層２の表面に、スパッタエッチングによる処理を行な
わない他は実施例１と同様にして光磁気記録媒体を作成
した。磁性層３の室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈ
ｃとの積Ｍｓ・Ｈｃは、１.１×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であ
った。この光磁気記録媒体について、実施例１と同様に
記録再生試験を行ない、磁界感度を求めた。その結果を
表１に示す。
体層２の表面に、スパッタエッチングによる処理を行な
わない他は実施例１と同様にして光磁気記録媒体を作成
した。磁性層３の室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈ
ｃとの積Ｍｓ・Ｈｃは、１.１×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であ
った。この光磁気記録媒体について、実施例１と同様に
記録再生試験を行ない、磁界感度を求めた。その結果を
表１に示す。
【００１９】（比較例２）実施例２における第１の誘電
体層２の表面に、スパッタエッチングによる処理を行な
わない他は実施例２と同様にして光磁気記録媒体を作成
した。磁性層３の室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈ
ｃとの積Ｍｓ・Ｈｃは、１.９×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であ
った。この光磁気記録媒体について、実施例１と同様に
記録再生試験を行ない、磁界感度を求めた。その結果を
表１に示す。
体層２の表面に、スパッタエッチングによる処理を行な
わない他は実施例２と同様にして光磁気記録媒体を作成
した。磁性層３の室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈ
ｃとの積Ｍｓ・Ｈｃは、１.９×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3であ
った。この光磁気記録媒体について、実施例１と同様に
記録再生試験を行ない、磁界感度を求めた。その結果を
表１に示す。
【００２０】
【表１】 表１から明らかなように、磁性層の室温における飽和磁
化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが１.０×１０6ｅ
ｒｇ／ｃｍ3以下である光磁気記録媒体（実施例１,２）
は、磁界感度が１００〜１１０Ｏｅ程度と高感度であっ
て、特に小さい外部磁界のもとでの記録が容易に行なえ
るものであった。これに対し、室温における飽和磁化Ｍ
ｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが１.０×１０6ｅｒｇ
／ｃｍ3を越えているもの（比較例１,２）は、磁界感度
が１４０〜１５０Ｏｅ程度と低感度であり、小さい外部
磁界のもとでの記録に適さないものであった。
化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが１.０×１０6ｅ
ｒｇ／ｃｍ3以下である光磁気記録媒体（実施例１,２）
は、磁界感度が１００〜１１０Ｏｅ程度と高感度であっ
て、特に小さい外部磁界のもとでの記録が容易に行なえ
るものであった。これに対し、室温における飽和磁化Ｍ
ｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈｃが１.０×１０6ｅｒｇ
／ｃｍ3を越えているもの（比較例１,２）は、磁界感度
が１４０〜１５０Ｏｅ程度と低感度であり、小さい外部
磁界のもとでの記録に適さないものであった。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、磁性層の
室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈ
ｃを１.０×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3以下とすることによ
り、特に小さな外部磁界の下でも良好な記録再生特性が
得られるという効果がある。
室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃとの積Ｍｓ・Ｈ
ｃを１.０×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3以下とすることによ
り、特に小さな外部磁界の下でも良好な記録再生特性が
得られるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例の光磁気記録媒体の構成を示
す模式断面図である。
す模式断面図である。
１ 透明基板 ２ 第１の誘電体層 ３ 磁性層 ４ 第２の誘電体層 ５ 金属反射層
Claims (3)
- 【請求項１】 透明基板上に、第１の誘電体層と磁性層
と第２の誘電体層と金属層とが順次積層されている光磁
気記録媒体において、 前記磁性層の室温における飽和磁化Ｍｓと保磁力Ｈｃと
の積Ｍｓ・Ｈｃが、１.０×１０6ｅｒｇ／ｃｍ3以下であ
ることを特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項２】 磁性層が非晶質希土類遷移金属合金から
なる請求項１に記載の光磁気記録媒体。 - 【請求項３】 第１の誘電体層と第２の誘電体層の少な
くとも一方が窒化物の薄膜からなる請求項１または２に
記載の光磁気記録媒体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28790892A JPH06139632A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 光磁気記録媒体 |
| EP9393308375A EP0595547A3 (en) | 1992-10-26 | 1993-10-21 | Magneto-optical recording medium, and data recording and reproducing method using it |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28790892A JPH06139632A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06139632A true JPH06139632A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17723287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28790892A Pending JPH06139632A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0595547A3 (ja) |
| JP (1) | JPH06139632A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4995024A (en) * | 1987-10-30 | 1991-02-19 | Kyocera Corporation | Magneto-optical recording element |
| DE69112168T2 (de) * | 1990-10-26 | 1996-03-21 | Teijin Ltd | Magnetooptisches Aufzeichnungsmedium. |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP28790892A patent/JPH06139632A/ja active Pending
-
1993
- 1993-10-21 EP EP9393308375A patent/EP0595547A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0595547A2 (en) | 1994-05-04 |
| EP0595547A3 (en) | 1994-09-14 |
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