JPH06139511A - 音声記録再生回路 - Google Patents

音声記録再生回路

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JPH06139511A
JPH06139511A JP28448592A JP28448592A JPH06139511A JP H06139511 A JPH06139511 A JP H06139511A JP 28448592 A JP28448592 A JP 28448592A JP 28448592 A JP28448592 A JP 28448592A JP H06139511 A JPH06139511 A JP H06139511A
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Moriya Chikada
守也 近田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTRの回路系に大きな変更を加える事なく
3−1方式の音声信号の記録再生を可能とする。 【構成】 L及びRチャンネルの主音声信号を記録す
る。C及びSチャンネルの補助音声信号を所定の係数で
乗算すると共に加算してリニア音声信号となし記録す
る。再生時、L及びRチャンネルの主音声信号と、再生
されたリニア音声信号を主音声信号のそれぞれに加算し
てなる音声信号とをセレクト信号SELにより切替え、モ
ノラルの音声信号と3−1方式の音声信号の何れか一方
を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声記録再生回路、特に
ハイビジョン放送で規格化されているステレオ方式、い
わゆる3−1方式の音声信号を記録再生するビデオテー
プレコーダ(以下、VTRと称する)に好適な音声記録
再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声信号の記録再生回路の例が図
4に示されている。図4に示されているように、従来の
音声信号の記録再生回路は、LチャンネルとRチャンネ
ルからなる2チャンネルの音声に対応している。
【0003】記録時は、図4に示されるように、端子1
11に供給されるLチャンネルの音声信号は、ハイファ
イ音声信号処理回路113と加算回路120に供給され
る。また、端子112に供給されるRチャンネルの音声
信号は、ハイファイ音声信号処理回路113と加算回路
120に供給される。
【0004】ハイファイ音声信号処理回路113では、
LチャンネルとRチャンネルの音声信号がFM変調され
る。該FM変調信号は、ハイファイ用の磁気ヘッド11
5、116によって図示せぬ磁気テープに記録される。
このハイファイ音声信号処理回路113と磁気ヘッド1
15、116を含むLチャンネル及びRチャンネルの系
は、主音声を記録再生する(以下、単に録再と称する)
ためのものである。
【0005】一方、加算回路120では、Lチャンネル
とRチャンネルの音声信号の加算によりモノラルの音声
信号が形成され、該モノラルの音声信号はリニア音声信
号処理回路122に供給される。
【0006】リニア音声信号処理回路122では、モノ
ラル音声信号がバイアス信号と混合されて記録音声信号
が形成される。該記録音声信号は、リニア音声用の磁気
ヘッド124によって図示せぬ磁気テープにバイアス記
録される。加算回路120からリニア音声信号処理回路
122を経て磁気ヘッド124に至る系は、補助のチャ
ンネルであり、副音声を録再するためのものである。
【0007】再生時は、図4に示されるように、磁気ヘ
ッド115、116によって再生されたFM変調信号
が、ハイファイ音声信号処理回路113に供給される。
また、磁気ヘッド124によって再生された記録音声信
号が、リニア音声信号処理回路122に供給される。
【0008】ハイファイ音声信号処理回路113では、
再生されたFM変調信号に対してFM復調が施され、L
チャンネル及びRチャンネルのハイファイステレオ用の
音声信号が形成される。Lチャンネルの音声信号がスイ
ッチ回路126の端子126aに供給され、Rチャンネ
ルの音声信号がスイッチ回路126の端子126dに供
給される。一方、リニア音声信号処理回路122では、
再生された記録音声信号からモノラル用の音声信号が分
離され、該モノラルの音声信号がスイッチ回路126の
端子126b、126fに供給される。
【0009】スイッチ回路126は、図示せぬ制御回路
から供給される制御信号に基づいて、端子間の接続状態
が制御される。即ち、ハイファイステレオ音声が選択さ
れている時は、スイッチ回路126の端子126c及び
126a、126e及び126dが接続され、端子12
7からLチャンネルの音声信号が取り出されると共に、
端子128からRチャンネルの音声信号が取り出され
る。
【0010】一方、モノラル音声が選択されている時
は、スイッチ回路126の端子126c及び126b、
126e及び126fが接続され、端子127、128
から音声信号が取り出される。尚、図4に示されるよう
に、端子129にCチャンネル、端子130にSチャン
ネルが供給されていても回路系に接続されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の音声信
号の記録再生回路では、磁気テープに記録される音声信
号は、あくまでも2チャンネルであった。このため、記
録されるべき信号に、上述したような、L、R、C、S
の4チャンネルの音声信号が含まれていたとしても、4
チャンネルの音声信号を意図する態様で録再できないと
いう問題点があった。従って、いわゆる3−1方式の音
声信号を、3−1方式の特性を生かす態様で再生するこ
とができないという問題点があった。
【0012】本発明は、前記問題を解消するべくなされ
たものであって、本発明の課題は、VTRの回路系に大
きな変更を加える事なく3−1方式の音声信号を記録再
生し得る音声記録再生回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる音声記
録再生回路は、前記課題を解決するため、第一チャンネ
ル及び第二チャンネルの音声信号をハイファイ音声信号
として記録する手段と、第三チャンネル及び第四チャン
ネルの各音声信号に所定の係数を乗じると共に加算して
リニア音声信号を形成する手段と、該リニア音声信号を
記録する手段と、上記ハイファイ音声信号を再生し、該
ハイファイ音声信号を上記第一チャンネルと上記第二チ
ャンネルの音声信号に分離して出力する手段と、上記リ
ニア音声信号に、上記第一、第二チャンネルの音声信号
を、それぞれ加算して第五チャンネルと第六チャンネル
の音声信号を形成する手段と、上記第一及び第二チャン
ネルの音声信号と、上記第五及び第六チャンネルの音声
信号の何れか一方を選択する手段とを備えた構成として
いる。
【0014】
【作用】第一チャンネル及び第二チャンネルの主音声信
号がハイファイ音声信号として記録される。また、第三
チャンネル及び第四チャンネルの音声信号には所定の係
数が乗じられて加算され、これによって、補助音声信号
としてのリニア音声信号が形成され、該リニア音声信号
が記録される。
【0015】上記ハイファイ音声信号が再生され、該ハ
イファイ音声信号が第一チャンネルと第二のチャンネル
の音声信号とに分離して出力される。また、リニア音声
信号が再生され、該リニア音声信号に、上記第一、第二
チャンネルの音声信号が、それぞれ加算されることによ
って、第五チャンネルと第六チャンネルの音声信号が形
成される。
【0016】上記第一及び第二チャンネルの音声信号
と、上記第五及び第六チャンネルの音声信号の内、何れ
か一方の組み合わせの音声信号が、制御信号に基づいて
選択され出力される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して説明する。図1には、いわゆる3−1方式の音声
信号の記録再生回路が示されている。
【0018】図1の構成に於いて、記録時について説明
する。端子1に供給されるLチャンネルの主音声信号
は、ハイファイ音声信号処理回路3に供給され、また、
端子2に供給されるRチャンネルの主音声信号は、ハイ
ファイ音声信号処理回路3に供給される。
【0019】ハイファイ音声信号処理回路3では、Lチ
ャンネルとRチャンネルの音声信号がFM変調される。
該FM変調信号は、ハイファイ用の磁気ヘッド5、6に
よって図示せぬ磁気テープに記録される。このハイファ
イ音声信号処理回路3と磁気ヘッド5、6を含むLチャ
ンネル、Rチャンネルの系は、主音声を記録再生するた
めのものである。
【0020】一方、端子11を介して供給されるCチャ
ンネルの補助音声信号は、選択入力回路10に供給さ
れ、また、端子12を介して供給されるSチャンネルの
補助音声信号は、選択入力回路10に供給される。後述
するように、この選択入力回路10にて合成された音声
信号(0.7×(Vc+Vs))がリニア音声信号処理回路1
4に供給される。
【0021】リニア音声信号処理回路14では、上述の
合成された音声信号がバイアス信号と混合されて記録音
声信号が形成される。該記録音声信号は、リニア音声用
の磁気ヘッド16によって図示せぬ磁気テープに記録さ
れる。選択入力回路10からリニア音声信号処理回路1
4を経て磁気ヘッド16に至る系は、補助のチャンネル
であり、補助音声を記録するためのものである。
【0022】図1の構成に於いて、再生時について説明
する。磁気ヘッド5、6によって再生されたFM変調信
号が、ハイファイ音声信号処理回路3に供給される。ま
た、磁気ヘッド16によって再生された記録音声信号
が、リニア音声信号処理回路14に供給される。
【0023】ハイファイ音声処理回路3では、再生され
たFM変調信号に対してFM復調が施され、Lチャンネ
ル及びRチャンネルのハイファイステレオの音声信号が
形成される。Lチャンネル及びRチャンネルの音声信号
が選択出力回路18に供給される。一方、リニア音声信
号処理回路14では、再生された記録音声信号からモノ
ラルの音声信号(0.7×(Vc+Vs))が分離され、該音
声信号が選択出力回路18に供給される。磁気ヘッド1
6からリニア音声信号処理回路14を経て選択出力回路
18に至る系は、補助のチャンネルであり、補助音声を
再生するためのものである。
【0024】選択出力回路18では、端子19から供給
されるセレクト信号SELに基づいて、モノラル音声と、
3−1方式のハイファイステレオ音声の何れかが選択さ
れる。3−1方式の音声信号を、2チャンネルステレオ
との互換性を保ちながら出力する場合には、後述するよ
うに、Lチャンネル及びRチャンネルの各音声信号と、
上述の音声信号(0.7×(Vc+Vs))とがそれぞれ加算
されて端子20、21から取り出される。
【0025】一方、モノラル音声信号が取り出される場
合には、Lチャンネル及びRチャンネルの音声信号が、
上述のモノラルの音声信号と混合されることなく端子2
0、21から取り出される。
【0026】選択入力回路10の回路図が図2に示され
ている。図2の構成に於いて、端子11はバッファ33
を介して抵抗37の一端側に接続されている。該抵抗3
7の他端は、オペアンプ46の非反転入力端子、抵抗4
0の一端側、38の他端側に接続されている。また、端
子12はバッファ34を介して抵抗38の一端側に接続
されている。該抵抗38の他端は、オペアンプ46の非
反転入力端子、抵抗40の一端側、37の他端側に接続
されている。抵抗40の他端はアースされている。
【0027】オペアンプ46の出力端子は端子47、抵
抗44の一端側に接続されている。抵抗44の他端はオ
ペアンプ46の反転入力端子、抵抗41の一端側に接続
されている。該抵抗41の他端はアースされている。
【0028】オペアンプ46の出力端子から反転入力端
子にかけては、抵抗44、41によってフィードバック
がかけられており、非反転増幅回路45が構成されてい
る。また、上述の抵抗37、38、40、非反転増幅回
路45によって加算回路43が構成されている。
【0029】以下、加算回路43の出力について説明す
る。端子11に供給されるCチャンネルの音声信号の電
位をVcとし、端子12に供給されるSチャンネルの音
声信号の電位をVsとし、そして、抵抗37、38、4
0の値を、それぞれr1、r2、r3とし各抵抗値の比
を(r1=r2=r3)とすると、オペアンプ46の非
反転入力端子に印加されている電位VP39は、以下の
(1)式のようになる。 (Vc−VP39)+(Vs−VP39)=VP39・・・・・(1)
【0030】上述の(1)式を解くと、 V39=(Vc+Vs)/3 =0.33×(Vc+Vs)・・・・・(2) なる解を得ることができる。
【0031】ここで、抵抗41、44の値を、それぞれ
r4、r5とすると、(r4=r5)なので、非反転増
幅回路45の増幅度は(Av=2)となる。非反転増幅
回路45の増幅度は(Av=2)なので、オペアンプ4
6の出力Voは、以下の(3)式のようになる。 Vo=2×0.33×(Vc+Vs) =0.66×(Vc+Vs) ≒0.7×(Vc+Vs)・・・・・(3) となる。この出力Voは、リニア音声信号処理回路14
に供給される。
【0032】上述の出力Voは、抵抗41、44によっ
てフィードバックされる。抵抗41、44の抵抗値は、
(r4=r5)なので、(3)式で示されるオペアンプ
46の出力Voは、等しく分圧され、オペアンプ46の
反転入力端子に印加される。従って、オペアンプ46の
反転入力端子に印加される電位は、 Vo=0.33×(Vc+Vs)・・・・・(3b) となり、オペアンプ46の非反転入力端子に印加される
電位VP39とイマジナリショートが保たれている。
【0033】選択出力回路18の回路図が図3に示され
ている。図3の構成に於いて、端子51は抵抗52の一
端側に接続されている。該抵抗52の他端は、抵抗53
を介してアースされていると共に、バッファ60を介し
て抵抗61、74の一端側に接続されている。抵抗5
2、53によって、信号レベルの変化の無いインピーダ
ンス変換回路55が形成される。抵抗61の他端は、抵
抗62を介してアースされており、また、バッファ65
を介してスイッチ回路77の端子77aに接続されてい
る。上述の抵抗61、62によってインピーダンス変換
回路64が形成されている。
【0034】端子67は、バッファ68を介して抵抗7
0、75の一端側に接続されている。該抵抗70の他端
は、抵抗71を介してアースされていると共に、抵抗7
4の他端側、オペアンプ75の非反転入力端子に接続さ
れている。
【0035】オペアンプ75の出力端子から反転入力端
子にかけては、抵抗59、57によってフィードバック
がかけられており、非反転増幅回路58が構成されてい
る。抵抗59、57の値を、それぞれr9、r8とする
と、抵抗値の比は(r9:r8=2:1)なので、非反
転増幅回路58の増幅度は(Av=3)となる。抵抗7
4、70、71、非反転増幅回路58によって加算回路
72が形成されている。オペアンプ75の出力端子はス
イッチ回路77の端子77bに接続されている。
【0036】抵抗75の他端は、抵抗80を介してアー
スされていると共に、抵抗83の他端側及びオペアンプ
85の非反転入力端子に接続されている。
【0037】オペアンプ85の出力端子から反転入力端
子にかけては、抵抗99、97によってフィードバック
がかけられており、非反転増幅回路86が構成されてい
る。抵抗99、97の値を、それぞれr10、r11と
すると、抵抗値の比は(r10:r11=2:1)なの
で、非反転増幅回路86の増幅度は(Av=3)とな
る。抵抗83、75、80、非反転増幅回路86によっ
て加算回路81が形成されている。オペアンプ85の出
力端子はスイッチ回路87の端子87bに接続されてい
る。
【0038】図3の構成に於いて、端子90は抵抗91
の一端側に接続されている。該抵抗91の他端は、抵抗
92を介してアースされていると共に、バッファ95を
介して抵抗83、100の一端側に接続されている。抵
抗91、92によってインピーダンス変換回路94が形
成されている。抵抗100の他端は、抵抗101を介し
てアースされており、また、バッファ104を介してス
イッチ回路87の端子87aに接続されている。抵抗1
00、101によってインピーダンス変換回路103が
形成される。
【0039】スイッチ回路77、87は、図示せぬ制御
回路から端子19を介して供給されるセレクト信号SEL
によって接続状態の制御がなされる。3−1方式のハイ
ファイステレオ音声を選択する時は、端子77b及び7
7c、並びに端子87b及び87cが接続され、端子7
8からはLチャンネルの音声信号L*、また端子88か
らはRチャンネルの音声信号R*が取り出される。
【0040】また、モノラル音声信号を選択する時は、
端子77a及び77c、並びに端子87a及び87cが
接続され、端子78からはLチャンネルの音声信号L*
*、また端子88からはRチャンネルの音声信号R**が
取り出される。
【0041】以下、選択出力回路18の作用について説
明する。上述のインピーダンス変換回路55、64、9
4、103に於いて、抵抗52、61、91、100の
抵抗値をr21、抵抗53、62、92、101の抵抗
値をr22とした場合には、(r21《r22)とされ
ているので、入出力電圧は略等しくなる。
【0042】例えば、端子51の電位VP51が入力電位
とされ、抵抗52、53間の点P54の電位VP54 が出
力電位とされている場合には、抵抗52、53の抵抗値
r21、r22の関係は、(r21《r22)とされて
いるので、(VP51≒VP54)となり、入出力電圧は略等
しくなる。同様の関係が、電位VP60及びVP63、電位V
P90及びVP93、電位VP84及びVP102の間にも成立す
る。
【0043】従って、端子51に印加されるLチャンネ
ルの音声信号は、レベルが殆ど減衰する事なくスイッチ
回路77の端子77aに供給される。また、点P60の
電位VP60が、前述の加算回路72に供給される。そし
て、端子90に印加されるRチャンネルの音声信号は、
レベルが殆ど減衰する事なくスイッチ回路87の端子8
7aに供給される。また、点P84の電位VP84が、前
述の加算回路81に供給される。
【0044】加算回路72に於いて、抵抗70、71、
74の値をそれぞれr15、r16、r17とすると、
抵抗値の比は(r15=r16=r17)とされている
ので、端子67に供給される音声信号(0.7×(Vc+
Vs))の電位をVP67とし、点P73の電位をVP73と
すると、オペアンプ75の非反転入力端子に印加されて
いる電位は加算され、以下の(4)式のようになる。 (VP67−VP73)+(VP60−VP73)=VP73・・・・・(4)
【0045】上述の(4)式を解くと、 VP73=(VP67+VP60)/3 =0.33×(VP67+VP60)・・・・・(5) なる解を得ることができる。
【0046】また、抵抗59、57の抵抗値は、(r
9:r8=2:1)なので、非反転増幅回路58の増幅
度は(Av=3)となり、オペアンプ75の出力Vo
は、以下の(6)式のようになる。 Vo=3×(VP67+VP60)/3 =(VP67+VP60)・・・・・(6)
【0047】上述の出力Voは、抵抗59、57によっ
てフィードバックされる。抵抗59、57の抵抗値は、
(r9:r8=2:1)なので、(6)式で示されるオ
ペアンプ75の出力Voは、(2:1)の比にて分圧さ
れ、オペアンプ75の反転入力端子に印加される。従っ
て、オペアンプ75の反転入力端子に印加される電位
は、 Vo=(VP67+VP60)/3・・・・・(7) となり、オペアンプ75の非反転入力端子に印加される
電位VP73とイマジナリショートが保たれる。
【0048】上述の電位VP73は電位VP51、即ち、端子
51に印加されるLチャンネルの音声信号の電位VLの
(1/3)と、端子67に印加される音声信号の電位
(0.7×(Vc+Vs))の(1/3)の和である。こ
れらが非反転増幅回路58によって3倍に増幅されるの
で、上述の(7)式は、(8)式にて表される。 Vo=3×(VP67+VP60)/3 =VL+(0.7×(Vc+Vs))・・・・・(8) この(8)式にて表される音声信号がスイッチ回路77
の端子77bに供給される。
【0049】加算回路81に於いて、抵抗75、80、
83の値をそれぞれr15、r16、r17とすると、
抵抗値の比は(r15=r16=r17)とされている
ので、端子67に供給される音声信号(0.7×(Vc+
Vs))の電位をVP67とし、点P82の電位をVP82と
すると、オペアンプ85の非反転入力端子に印加されて
いる電位は加算され、以下の(9)式のようになる。 (VP67−VP82)+(VP84−VP82)=VP82・・・・・(9)
【0050】上述の(9)式を解くと、 VP82=(VP67+VP84)/3 =0.33×(VP67+VP84)・・・・・(10) なる解を得ることができる。
【0051】また、抵抗99、97の抵抗値は、(r1
0:r11=2:1)なので、非反転増幅回路86の増
幅度は(Av=3)となり、オペアンプ85の出力Vo
は、以下の(11)式のようになる。 Vo=3×(VP67+VP84)/3 =(VP67+VP84)・・・・・(11) となる。
【0052】上述の出力Voは、抵抗99、97によっ
てフィードバックされる。抵抗99、97の抵抗値は、
(r10:r11=2:1)なので、(11)式で示さ
れるオペアンプ85の出力Voは、(2:1)の比にて
分圧され、オペアンプ85の反転入力端子に印加され
る。従って、オペアンプ85の反転入力端子に印加され
る電位は、 Vo=(VP67+VP84)/3・・・・・(12) となり、オペアンプ85の非反転入力端子に印加される
電位VP82とイマジナリショートが保たれている。
【0053】上述の電位VP82は電位VP90、即ち、端子
90に印加されるRチャンネルの音声信号の電位VRの
(1/3)と端子67に印加される音声信号の電位(0.
7×(Vc+Vs))の(1/3)の和である。これら
が非反転増幅回路86によって3倍に増幅されるので、
上述の(12)式は、以下の(13)式にて表される。 Vo=3×(VP67+VP84)/3 =VR+(0.7×(Vc+Vs))・・・・・(13) この(13)式にて表される音声信号がスイッチ回路8
7の端子87bに供給される。
【0054】端子19に供給されるセレクト信号SEL
が、例えば、ローベルの時は、スイッチ回路77の端子
77a及び77c、スイッチ回路87の端子87a及び
87cが接続されるため、端子78からはモノラル用の
音声信号L**が取り出され、端子88からはモノラル用
の音声信号R**が取り出される。
【0055】また、端子19に供給されるセレクト信号
SELが、例えば、ハイレベルの時は、スイッチ回路77
の端子77b及び77c、スイッチ回路87の端子87
b及び87cが接続されるため、端子78からは3−1
方式におけるLチャンネルの音声信号L*(=VL+
(0.7×(Vc+Vs)))が取り出され、端子88か
らは3−1方式におけるRチャンネルの音声信号R*
(=VR+(0.7×(Vc+Vs)))が取り出され
る。
【0056】この結果、セレクト信号SELを切り替える
ことにより、3−1方式の音声信号を2チャンネルで合
成して出力する際の混合比 L*=VL+0.7C+0.7S・・・・・(14) R*=VR+0.7C+0.7S・・・・・(15) を実現することができる。
【0057】この一実施例では、Lチャンネル及びRチ
ャンネルの主音声信号をハイファイ音声信号として記録
すると共に、CチャンネルとSチャンネルの補助音声信
号を所定の係数で乗算すると共に加算してリニア音声信
号となし該リニア音声信号を記録する。そして、再生
時、Lチャンネル及びRチャンネルの主音声信号と、再
生されたリニア音声信号をLチャンネルとRチャンネル
のそれぞれに加算してなる音声信号とをセレクト信号SE
Lにより切り替えることによって、単なるLチャンネル
及びRチャンネルでなるモノラルの音声信号と、3−1
方式の特性を生かす態様の音声信号との何れか一方を選
択できる。
【0058】従って、VTRの回路系に大きな変更を加
える事なく3−1方式の音声信号を、3−1方式の特性
を生かす態様の音声信号として記録再生できる。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、VTRの回路系に大
きな変更を加える事なく3−1方式の音声信号を、3−
1方式の特性を生かす態様の音声信号として記録再生で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声記録再生回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】選択入力回路の回路図である。
【図3】選択出力回路の回路図である。
【図4】従来の音声記録再生回路の例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
3、113 ハイファイ音声信号処理回路 5、6、16、115、116 磁気ヘッド 10 選択入力回路 14、122 リニア音声信号処理回路 18 選択出力回路 43、72、81 加算回路 45、58、86 非反転増幅回路 55、64、94、103 インピーダンス変換回路 77、87 スイッチ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一チャンネル及び第二チャンネルの音
    声信号をハイファイ音声信号として記録する手段と、 第三チャンネル及び第四チャンネルの各音声信号に所定
    の係数を乗じると共に加算してリニア音声信号を形成す
    る手段と、 該リニア音声信号を記録する手段と、 上記ハイファイ音声信号を再生し、該ハイファイ音声信
    号を上記第一チャンネルと上記第二チャンネルの音声信
    号に分離して出力する手段と、 上記リニア音声信号に、上記第一、第二チャンネルの音
    声信号を、それぞれ加算して第五チャンネルと第六チャ
    ンネルの音声信号を形成する手段と、 上記第一及び第二チャンネルの音声信号と、上記第五及
    び第六チャンネルの音声信号の何れか一方を選択する手
    段とを備えたことを特徴とする音声記録再生回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000045180A (ko) * 1998-12-30 2000-07-15 전주범 모노 티브이시알에서 음성다중신호 기록 및 재생장치

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