JPH06139121A - 情報処理方法 - Google Patents

情報処理方法

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Publication number
JPH06139121A
JPH06139121A JP4314171A JP31417192A JPH06139121A JP H06139121 A JPH06139121 A JP H06139121A JP 4314171 A JP4314171 A JP 4314171A JP 31417192 A JP31417192 A JP 31417192A JP H06139121 A JPH06139121 A JP H06139121A
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JP
Japan
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file
task
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output
failure
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Application number
JP4314171A
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English (en)
Inventor
Kuniya Kaneko
邦也 金子
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 必要最小限のシステム構成で、障害が発生し
た入出力ファイルの修復ができ、障害発生の直前の入出
力ファイルの内容を知って障害発生原因の究明を行うこ
とができる情報処理方法を提供する。 【構成】 入出力ファイル12にアクセスしてファイル
処理を行うタスク10の実行が指示されると、実行が指
示されたタスク10のタスクIDとアクセスされる入出
力ファイル12のファイルIDが定義体ファイル16か
ら読み取られる。このタスクID,ファイルIDに基づ
いてRASタスク14が実行され、入出力ファイル12
の内容が、タスク10の実行に先立ってRASファイル
18へ格納される。従って、タスク10の実行時に障害
が発生した場合には、RASファイル18の内容を複写
すれば入出力ファイル12を修復でき、またアクセス直
前の入出力ファイル12の内容を知って、障害の原因究
明に役立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データファイル等の
入出力ファイルにアクセスしてデータ更新処理等のファ
イル処理を行うタスクを実行する情報処理システムにお
いて、ファイル処理を行うタスクの実行時に障害が生じ
た場合に、その原因の究明とファイルの回復を容易に行
うことができる情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】中央処理装置(以下、「CPU」とも略
する。)を中心としてなるホストコンピュータ装置およ
びそれに付随する主記憶装置あるいは補助記憶装置と端
末入出力装置等から構成される情報処理システムにおい
て、データファイル等の入出力ファイルにアクセスして
データ更新処理等のファイル処理を行うタスクを実行す
る際に、障害が発生する場合がある。このような場合
に、障害発生の原因の追求および障害が発生したファイ
ルの回復を行う必要上から、情報処理システムに対する
RAS機能の要求が大きくなってきた。RAS( Relia
bility, Availability, Serviceability)機能とは、タ
スクの実行時に障害が発生した場合に、その発生時刻,
障害が発生したタスクの識別子(以下、「タスクID」
とも略する。),プログラムの行番号,読み書き(アク
セス)していたファイルの識別子(以下、「ファイルI
D」とも略する。)等を時系列に記憶しておき、システ
ム管理者等からの要求に応じて必要部分をプリンタ等の
出力装置に出力する機能である。
【0003】このRAS機能について、図9を参照して
説明する。図9は、従来の情報処理システムにおけるR
AS機能の概略を示す説明図である。図9(A)はRA
S機能の仕組みを示す概念図であり、図9(B)はRA
Sファイルの内容の一例を示す図である。図9(A)に
示されるように、ファイル処理を行う一般タスク110
が起動されて、この一般タスク110の実行中に障害が
発生した場合には、一般タスク110からRASタスク
114に対して障害通知がされる。このRASタスク1
14は、インターバルタイマ108によって、定周期で
起動されている。障害発生の検知の方法としては、例え
ば、CPU(中央処理装置)のタイマ機能を用いて、一
般タスク110の開始から一定時間経過しても復帰情報
が返されないことによって障害を検知する方法等が用い
られる。この障害通知によってRASタスク114が起
動し、RASファイル118において障害記憶処理が行
われる。すなわち、図9(B)に示されるように、障害
発生の年月日と時刻,障害が発生したタスクのタスクI
D,プログラムの行番号およびアクセスしていたファイ
ルのファイルIDが、RASファイル118に書き込ま
れる。
【0004】しかしながら、このように障害記憶処理が
されたRASファイル118から、障害が発生したファ
イルのファイルID(図9(B)の例では、「H124
PF」)を読み取り、このファイルの内容を出力したと
しても、障害発生の原因が究明できない場合が多い。す
なわち、このファイルの内容は、多くの場合アクセスに
よって変化を受けており、障害発生の原因に最も密接に
関係する障害発生の直前のファイルの内容が失われてし
まっているためである。このような場合には、RASフ
ァイル118を用いても障害発生原因の究明は困難とな
る。また、ファイルの内容が変化してしまっているため
に障害が発生したファイルの回復もできなくなる。そこ
で、このような場合にも障害が発生したファイルの回復
を可能にするとともに、障害発生の直前のファイルの内
容を知ることにより障害発生原因の究明を行うための技
術として、特開平4−18647号公報に記載された2
元保存データ復旧処理方法とその機構の発明がされてい
る。
【0005】この公報に記載された技術について、図1
0を参照して説明する。図10に示されるように、この
公報に記載の2元保存データ復旧処理方法に係る情報処
理システム200は、中央処理装置204,識別子ファ
イル206,外部記憶装置212,主記憶装置216を
有している。ここで、外部記憶装置212内には、複数
の入出力ファイル214A,214B,…,214Zが
保存されており、主記憶装置216内には、これと同数
の入出力ファイル218A,218B,…,218Zが
保存されている。そして、入出力ファイル214Aと2
18A,214Bと218B,…,214Zと218Z
には、それぞれ同一内容のデータが保存されている。一
方、識別子ファイル206内には、ファイル処理タスク
のタスクID,208と、各ファイル処理タスクがアク
セスする入出力ファイルのファイルID,210とが組
にして記憶されている。
【0006】さて、かかる構成を有する情報処理システ
ム200において、以下のようにしてデータ更新処理が
行われる。まず、タスク起動指令202が中央処理装置
204に入力されると、このタスク起動指令202に基
づいて識別子ファイル206が検索される。そして、識
別子ファイル206内のタスクID,208およびファ
イルID,210によって、起動指令されたファイル処
理タスクがアクセスして処理する入出力ファイルが特定
される(ステップ220)。次に、外部記憶装置212
内の入出力ファイル(214A,214B,…,214
Zのうちのいずれか)に対して、データ更新処理タスク
が実行される(ステップ222)。続いて、データ更新
処理が実行された外部記憶装置212内の入出力ファイ
ルに対応する主記憶装置216内の入出力ファイル(2
18A,218B,…,218Zのうちのいずれか)に
対して、更新対象となったことを示す更新対象キーが追
加される(ステップ224)。
【0007】そして、上記のデータ更新処理の際に障害
が発生したか否かが判定され(ステップ226)、障害
が発生した場合には、前記更新対象キーを用いることに
よって、外部記憶装置212内の障害が発生した入出力
ファイルに対応する主記憶装置216内の入出力ファイ
ルが特定される(ステップ228)。従って、特定され
た主記憶装置216内の入出力ファイルの内容を外部記
憶装置212に転写することによって、障害発生の直前
の元のファイル内容を回復することができる(ステップ
230)。このようにして、タスク実行時の障害の発生
によって外部記憶装置212内の入出力ファイル214
A,214B,…,214Zの内容が変化した場合で
も、直ちに元の内容に回復することができるとともに、
障害発生の直前のファイル内容を検討することによって
障害発生原因の究明を行うことが可能になる。一方、ス
テップ226において障害が発生していないと判定され
れば、外部記憶装置212内の入出力ファイルの内容が
主記憶装置216に転写される(ステップ232)。こ
れによって、両記憶装置212,216内のデータがと
もに更新された状態となり、両記憶装置内のデータの同
一性が維持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の技
術においては、図10に示されるように、外部記憶装置
212および主記憶装置216内に、それぞれ同一内容
のデータを有する複数の入出力ファイルを保存しなけれ
ばならない。このため、情報処理システム200の全体
として、ハードウェア的にもソフトウェア的にも二倍の
容量が必要となり、システム構成が大掛かりとなって極
めて不経済であるという問題点があった。そこで本発明
においては、必要最小限のシステム構成で、障害が発生
した入出力ファイルの内容が回復されるとともに、障害
発生の直前の入出力ファイルの内容を知ることにより障
害発生原因の究明を行うことができる情報処理方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る情報処理方法は、次のように構成され
ている。すなわち、この情報処理方法は、その構成が図
1に模式的に示されるように、複数の入出力ファイルM
14〜M14と、複数の入出力ファイルM14〜M14
のうちの特定の入出力ファイルM14にアクセスしてフ
ァイル処理を行うファイル処理タスクを実行する中央処
理装置M6と、前記ファイル処理タスクのタスク識別子
M10と該ファイル処理タスクがアクセスする入出力フ
ァイルのファイル識別子M12とを組にして記憶してい
る識別子ファイルM8と一時保存用ファイルM4とを有
する情報処理システムM0のための情報処理方法であっ
て、前記ファイル処理タスクの起動指令M2が与えられ
たときに起動指令M2に基づいて識別子ファイルM8を
検索し、複数の入出力ファイルM14〜M14の中から
前記ファイル処理タスクがアクセスする入出力ファイル
M14を特定する工程M16と、特定された入出力ファ
イルM14のデータを一時保存用ファイルM4に転写す
る工程M18と、特定された入出力ファイルM14に対
して前記ファイル処理タスクを実行する工程M20と、
前記ファイル処理タスクの実行時に障害が発生したか否
かを判定する判定工程M22と、判定工程M22で障害
が発生したと判定された場合には一時保存用ファイルM
4に基づく復旧処理を行う工程M24と、判定工程M2
2で障害が発生していないと判定された場合には一時保
存用ファイルM4の内容を消去する工程M26とを有す
る。ここで、入出力ファイルM14〜M14とは、デー
タの書き込みと読み出しを行うデータファイルのような
単なるデータ記憶装置だけでなく、自動制御機械のコン
トロールユニット等の、情報処理システムがアクセスし
て処理を行うことができる対象の全てを含むものであ
る。
【0010】
【作用】さて、本発明の情報処理方法に係る情報処理装
置M0は、複数の入出力ファイルM14〜M14と、複
数の入出力ファイルM14〜M14のうちの特定の入出
力ファイルM14にアクセスしてファイル処理を行うフ
ァイル処理タスクを実行する中央処理装置M6と、前記
ファイル処理タスクのタスク識別子M10と前記ファイ
ル処理タスクがアクセスする入出力ファイルのファイル
識別子M12とを組にして記憶している識別子ファイル
M8と一時保存用ファイルM4とを有している。本発明
に係る情報処理方法は、上記構成を備えた情報処理シス
テムM0において、以下のように実行される。まず、工
程M16において、起動指令M2が与えられたファイル
処理タスクについて識別子ファイルM8の検索が行われ
る。続いて、識別子ファイルM8に記憶されたタスク識
別子M10およびファイル識別子M12によって、複数
の入出力ファイルM14〜M14の中からファイル処理
タスクがアクセスする入出力ファイルM14が特定され
る。
【0011】このようにして特定された入出力ファイル
M14のデータが、工程M18において、一時保存用フ
ァイルM4に転写される。その後、工程M20におい
て、特定された入出力ファイルM14に対してファイル
処理タスクが実行される。次に、工程M22において、
このファイル処理タスクの実行時に障害が発生したか否
かが判定され、この工程M22で障害が発生したと判定
された場合には、工程M24において一時保存用ファイ
ルM4に基づく復旧処理が行われる。すなわち、障害が
発生した入出力ファイルM14の内容がクリアされて、
一時保存用ファイルM4の内容が入出力ファイルM14
へ転写される。これによって、ファイル処理タスクの実
行前の入出力ファイルM14の内容が回復される。一
方、判定工程M22で障害が発生していないと判定され
た場合には、工程M26において、一時保存用ファイル
M4の内容が消去される。入出力ファイルM14の内容
は、障害なくファイル処理タスクが実行されているた
め、そのまま維持される。
【0012】このように、本発明の情報処理方法におい
ては、ファイル処理タスクの実行の際に障害が発生した
場合でも、一時保存用ファイルM4にファイル処理タス
クの実行前の入出力ファイルM14の内容が保存されて
いる。これによって、必要最小限のシステム構成で、障
害が発生した入出力ファイルM14の内容が回復される
とともに、障害発生の直前の入出力ファイルM14の内
容を知ることにより障害発生原因の究明を行うことがで
きる情報処理方法となる。
【0013】
【実施例】
実施例1 次に本発明を具現化した実施例1について、図2〜図6
を参照して説明する。まず、情報処理方法の概略につい
て、図2および図3を参照しつつ説明する。図2は、本
発明に係る情報処理方法の実施例1を示す概念図であ
り、図3は、情報処理方法の実施例1に係る情報処理シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。図3の全体
構成図に示されるように、本実施例における情報処理シ
ステム2は、中央処理装置(以下、「CPU」とも略す
る。)20を中心として、出力プリンタ22,主記憶装
置24,コンソール26,および補助記憶装置28等か
ら構成されている。前記CPU20と、出力プリンタ2
2,主記憶装置24,コンソール26,補助記憶装置2
8との間は、それぞれデータバス22A,24A,26
A,28Aによって、相互にデータ転送可能に接続され
ている。
【0014】かかる構成を有する本実施例の情報処理シ
ステム2における情報処理方法の基本的概念について、
図2を参照して説明する。図2の概念図に示されるよう
に、本実施例の情報処理方法は、インターバルタイマ
8,データ処理タスク10,入出力データファイル12
(入出力データファイルは複数あり、図2にはそのうち
の一つが示されている。),RASタスク14,定義体
ファイル16およびRASファイル18によって構成さ
れている。入出力データファイル12を始めとする複数
の入出力データファイル,定義体ファイル16,RAS
ファイル18は、図3に示される主記憶装置24あるい
は補助記憶装置28内に設けられている。また、データ
処理タスク10およびRASタスク14は、図3に示さ
れる主記憶装置24および補助記憶装置28に記憶され
たプログラムに基づいて、CPU20を中心として実行
される。
【0015】このような基本的構成を有する本実施例の
情報処理方法について、図2を参照しつつ、図4のフロ
ーチャートに従って説明する。図4は、情報処理方法の
実施例1における全体の流れを示すフローチャートであ
る。まず、図4のステップS10において、図2に示さ
れるインターバルタイマ8が、RASタスク14に定周
期で起動をかける。続いて、RASタスク14が定義体
ファイル16の内容を読み出し、現在起動すべきデータ
処理タスク10と、このデータ処理タスク10が読み書
き(アクセス)する入出力データファイル12を知る
(ステップS12)。この定義体ファイル16の具体例
を、図5(A)に示す。図5(A)に示されるように、
定義体ファイル16には、各タスクのタスクID(識別
子)16Aおよび各入出力ファイルのファイルID(識
別子)16Bが記憶されている。なお、一つのタスクが
複数の入出力ファイルにアクセスすることもある。この
定義体ファイル16の内容から、実行が指示されたデー
タ処理タスク10のタスクIDと、そのデータ処理タス
ク10がアクセスする入出力データファイル12のファ
イルIDが読み取られるのである。
【0016】こうして読み取られたタスクID,ファイ
ルIDに基づいて、RASタスク14が実行される。す
なわち、図4のステップS14において、RASタスク
14が入出力データファイル12の内容を読み出し、R
ASファイル18にその内容を書き込む。これによっ
て、データ処理タスク10の実行に先立って、入出力デ
ータファイル12の内容が、RASファイル18へ転写
される。このようにして、データ処理タスク10の実行
直前の入出力データファイル12の内容が、RASファ
イル18内に保存される。RASファイル18内に保存
される内容の一例を図5(B)に示す。図5(B)に示
されるRASファイル18に保存された内容は、入出力
データファイル12の内容と全く同一である。なお、R
ASファイル18は、この図5(B)に示されるような
ファイル保存領域と、従来例の図9(B)に示されるよ
うな障害記憶領域とから成り立っている。
【0017】続いて、RASタスク14が、データ処理
タスク10に起動をかける(図4のステップS16)。
そしてデータ処理タスク10が作動して、入出力データ
ファイル12内のデータが読み出され、データ更新等の
所定の処理が行われた後に、再度入出力データファイル
12に書き込まれる(図4のステップS18)。次に、
このデータ処理タスク10の実行時に障害が発生したか
否かが、システム管理者等により判定される(図4のス
テップS20)。そして、障害が発生した場合には、シ
ステム管理者等の操作によりRASファイル18の内容
が読み出され、入出力データファイル12に転写される
(図4のステップS22)。これによって、障害が発生
した入出力データファイル12の内容を直ちに回復させ
ることができる。また、アクセス直前の入出力データフ
ァイル12の内容を知ることができ、システム管理者等
による障害発生原因の究明が容易になる。一方、障害が
発生しなかった場合には、所定の処理が行われた入出力
データファイル12の内容がそのまま保存され、不要に
なったRASファイル18の内容は消去される(図4の
ステップS24)。なお、このRASファイル18の消
去は、実際には以下に述べるように、次回のRASファ
イル18への書き込みの直前に自動的に実行される(図
6のステップS50参照)。
【0018】次に、図2の入出力データファイル12の
内容をRASファイル18へ書き込む処理(図4のステ
ップS14において行われる処理)の手順について、図
6を参照して詳細に説明する。図6は、本実施例の情報
処理方法におけるファイル内容のRASファイルへの書
き込み処理の手順を示すフローチャートである。まず、
ステップS30において、以下に説明する書き込み処理
のプログラムが起動される。続いて、ステップS32に
おいて、起動指令がされたデータ処理タスクがあるか否
かが判定される。このステップS32における判定結果
がNoの場合、すなわち起動指令を受けたデータ処理タ
スクがない場合には、図6に示されるプログラムは待機
状態となる。一方、ステップS32における判定結果が
Yesの場合、すなわち起動指令を受けたデータ処理タ
スクがある場合には、ステップS34へ進んで、その起
動指令を受けたデータ処理タスクのタスクIDが受信さ
れる。
【0019】次に、定義体ファイル16が開かれて(ス
テップS36)、ステップS34で受信されたデータ処
理タスクのタスクIDに基づいて、定義体ファイル16
に記憶された、当該データ処理タスクによって処理され
るべき入出力データファイルのIDが読み取られる(ス
テップS38)。その後、定義体ファイル16は閉じら
れる(ステップS40)。続いて、読み取られたIDに
基づいて処理される入出力データファイル12が開かれ
(ステップS42)、開かれた入出力データファイル1
2に記憶されたデータが読み取られる(ステップS4
4)。その後、入出力データファイル12は閉じられる
(ステップS46)。さらに、RASファイル18が開
かれ(ステップS48)、RASファイル18の前の記
憶内容がクリアされる(ステップS50)。そして、ス
テップS44で読み取られた入出力データファイル12
内のデータが、RASファイル18に書き込まれる(ス
テップS52)。その後、RASファイル18が閉じら
れ(ステップS54)、RASファイルへの書き込み処
理が終了する(ステップS56)。
【0020】実施例2 次に、本発明を具現化した実施例2について、図7を参
照して説明する。図7は、本発明に係る情報処理方法の
実施例2を示す概念図である。図7に示されるように、
本実施例の情報処理システム32では、タスクスケジュ
ーラ44(この中には、実施例1と同様のRASタスク
が含まれる。)によってデータ処理タスク40が起動さ
れ、入出力データファイル42内のデータが読み出され
て処理された後に、再び入出力データファイル42に書
き込まれる。このデータ処理タスク40の実行に先立っ
て、タスクスケジューラ44によって入出力データファ
イル42内のデータが読み出され、RASファイル48
に書き込まれる。そして、データ処理タスク40の実行
の際に障害が発生した場合には、タスクスケジューラ4
4によってRAS出力タスク50が起動され、RASフ
ァイル48内に保存された障害発生の直前の入出力デー
タファイル42の内容が、データリストとしてRAS出
力プリンタ52に出力される。また、実施例1と同様
に、システム管理者等の操作によって、RASファイル
48の内容が障害が発生した入出力データファイル42
に転写される。
【0021】このように、本実施例の情報処理方法で
は、アクセス直前の入出力データファイル42の内容を
RASファイル48に保存することにより、障害が発生
した場合の入出力データファイル42の回復を可能にす
るとともに、障害の発生と同時にアクセス直前の入出力
データファイル42の内容が自動的に出力される。この
RAS出力プリンタ52からの出力によって、システム
管理者等は障害の発生を知るとともに、障害発生の直前
の入出力データファイル42の内容を検討することが可
能になり、マニュアル操作による入出力データファイル
42の修復とともに、障害発生原因の究明を行うことが
できる。
【0022】実施例3 次に本発明を具現化した実施例3について、図8を参照
して説明する。図8は、本発明に係る情報処理方法の実
施例3を示す概念図である。図8に示されるように、本
実施例の情報処理システム62においては、入出力デー
タファイル72に対してファイル処理が行われる。ま
ず、タスクスケジューラ74(この中には、実施例1と
同様のRASタスクが含まれる。)によってデータ処理
タスク70が起動され、入出力データファイル72内の
データが読み出されて、このデータに対して所定の処理
が行われる。そして、処理されたデータが再度入出力デ
ータファイル72に書き込まれる。このデータ処理タス
ク70の実行に先立って、実施例1あるいは実施例2と
同様に、タスクスケジューラ74によって入力データフ
ァイル72内のデータが読み出され、RASファイル7
8に書き込まれる。そして、上記の入出力データファイ
ル72への書き込みの際に障害が発生した場合には、タ
スクスケジューラ74によってファイル修復タスク80
が起動される。このファイル修復タスク80が実行され
ることによって、RASファイル78内に保存された障
害発生の直前の入出力データファイル72の内容が読み
出されて、入出力データファイル72に書き込まれる。
【0023】このように、本実施例の情報処理方法にお
いては、アクセスされる直前の入出力データファイル7
2の内容をRASファイル78に保存するだけでなく、
障害が発生した場合には、このRASファイル78に保
存された内容によって入出力データファイル72を自動
的に修復する機能を有している。これによって、情報処
理システム62に障害が発生した場合には、システムの
保守管理者等が作業を行うことなく、自動的に入出力デ
ータファイル72の修復が行われ、極めて信頼性・保守
性に優れた実用的な情報処理システムとなる。
【0024】上記の各実施例においては、入出力ファイ
ルとして、データの書き込みと読み出しを行う入出力デ
ータファイルを例にとって説明したが、この入出力ファ
イルはかかる入出力データファイルでなくてもよく、情
報処理システムに接続された自動制御機械や自動ロボッ
トのコントロールユニット等であってもよい。すなわ
ち、本発明における入出力ファイルは、単なるデータ記
憶装置だけでなく、自動制御機械のコントロールユニッ
ト内のメモリ装置等の、情報処理システムがアクセスし
て処理を行うことができる対象の全てを含むものであ
る。情報処理システムのその他の部分の構成,大きさ,
数,形状等や、情報処理方法のその他の工程等について
も、本実施例に限定されるものではない。
【0025】さらに、実施例2に固有の効果として、障
害の発生と同時にアクセス直前の入出力データファイル
の内容が自動的に出力されるため、情報処理システムの
保守管理者等が障害発生の直前の入出力データファイル
の内容を検討することができ、障害発生原因の究明を行
うことができる。また、実施例3に固有の効果として、
障害が発生した場合にはRASファイルに保存された内
容によって入出力データファイルを自動的に修復する機
能を有しているため、システム管理者等が作業を行うこ
となく自動的に入出力データファイルの修復が行われる
という利点がある。
【0026】
【発明の効果】本発明においては、ファイル処理を行う
タスクを実行する前にタスクがアクセスする入出力ファ
イルの内容を一時保存用ファイルへ転写しておき、障害
が発生した場合には、一時保存用ファイルから入出力フ
ァイルへ転写する情報処理方法を創出したために、必要
最小限のシステム構成で、障害が発生した入出力ファイ
ルの内容が回復されるとともに、障害発生の直前の入出
力ファイルの内容を知ることにより障害発生原因の究明
を行うことができる。これによって、情報処理システム
の信頼性,可用性,保守性を著しく向上させることがで
きる、極めて実用的な情報処理方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理方法の構成を模式的に示
す図である。
【図2】本発明に係る情報処理方法の実施例1の基本的
構成を示す概念図である。
【図3】情報処理方法の実施例1における情報処理シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図4】情報処理方法の実施例1における全体の流れを
示すフローチャートである。
【図5】情報処理方法の実施例1におけるファイル内容
を示す図である。
【図6】情報処理方法の実施例1におけるファイル内容
のRASファイルへの書き込み処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明に係る情報処理方法の実施例2を示す概
念図である。
【図8】本発明に係る情報処理方法の実施例3を示す概
念図である。
【図9】従来の情報処理システムにおけるRAS機能の
概略を示す説明図である。
【図10】従来の情報処理システムにおける情報処理方
法を示す図である。
【符号の説明】
M0,2 情報処理システム M2,8 起動指令 M4,18 一時保存用ファイル M6,20 中央処理装置 M8,16 識別子ファイル M10,16A タスク識別子 M12,16B ファイル識別子 M14〜M14,12 入出力ファイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力ファイルと、該複数の入出
    力ファイルのうちの特定の入出力ファイルにアクセスし
    てファイル処理を行うファイル処理タスクを実行する中
    央処理装置と、前記ファイル処理タスクのタスク識別子
    と該ファイル処理タスクがアクセスする入出力ファイル
    のファイル識別子とを組にして記憶している識別子ファ
    イルと一時保存用ファイルとを有する情報処理システム
    のための情報処理方法であって、 前記ファイル処理タスクの起動指令が与えられたときに
    該起動指令に基づいて前記識別子ファイルを検索し、前
    記複数の入出力ファイルの中から前記ファイル処理タス
    クがアクセスする入出力ファイルを特定する工程と、 特定された入出力ファイルのデータを前記一時保存用フ
    ァイルに転写する工程と、 特定された入出力ファイルに対して前記ファイル処理タ
    スクを実行する工程と、 前記ファイル処理タスクの実行時に障害が発生したか否
    かを判定する判定工程と、 該判定工程で障害が発生したと判定された場合には前記
    一時保存用ファイルに基づく復旧処理を行う工程と、 前記判定工程で障害が発生していないと判定された場合
    には前記一時保存用ファイルの内容を消去する工程、と
    を有する情報処理方法。
JP4314171A 1992-10-28 1992-10-28 情報処理方法 Pending JPH06139121A (ja)

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Family

ID=18050108

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6968552B2 (en) 2000-12-20 2005-11-22 Denso Corporation Processor unit for executing event process in real time in response to occurrence of event

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6968552B2 (en) 2000-12-20 2005-11-22 Denso Corporation Processor unit for executing event process in real time in response to occurrence of event

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