JPH11134235A - 外部記憶装置故障時の回復支援方法 - Google Patents

外部記憶装置故障時の回復支援方法

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JPH11134235A
JPH11134235A JP9299945A JP29994597A JPH11134235A JP H11134235 A JPH11134235 A JP H11134235A JP 9299945 A JP9299945 A JP 9299945A JP 29994597 A JP29994597 A JP 29994597A JP H11134235 A JPH11134235 A JP H11134235A
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Kenichi Takeda
賢一 武田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッチ処理を行う計算機システムにおいて、実
行済のバッチジョブの数にかかわらず記憶装置の障害時
における障害の回復を容易に実現する。 【解決手段】バッチジョブの実行に伴って取得された変
位履歴情報3に含まれる実行されたジョブ及び該ジョブ
により操作されたデータセットに関する情報に基づい
て、処理条件パラメータ4で指定された記憶装置の故障
が直接影響するジョブを直接的再実行ジョブとして抽出
し、さらに、直接的再実行ジョブによるデータセットの
操作の影響が波及するジョブを間接的再実行ジョブとし
て抽出する。これら抽出された再実行ジョブとの関連に
おいて、実行されたデータセットの操作履歴を検証し、
データセットの戻し世代数、削除要否とそのタイミン
グ、回復の要否を決定し、回復処理を支援する情報を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中央処理装置と記憶
装置を含む複数のコンピュータシステムでバッチジョブ
が実行され、記憶装置に故障の起こりうる時の故障回復
の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステム上で実行されるバ
ッチジョブは、大量のデータを一括して処理する性格
上、再実行時に必要な最小限のデータセットは磁気テー
プ等の媒体に保存されうるものの、運用負荷の軽減と運
用時間の短縮、及び必要とする磁気ディスクや磁気テー
プ等の資源節約を目的に、大部分のデータセットは処理
終了後に削除されたり磁気ディスク装置を主とした外部
記憶装置に作成されたままとなっている。
【0003】また、外部記憶装置の故障発生後は、一般
的に、当該記憶装置からの記録内容の確認が不可能な事
から、バッチジョブの実行履歴であるジョブ制御言語リ
ストやデータセットの割当て媒体リストを人手により時
系列に追跡し、複数ジョブ間の入出力データセットの関
係を総合的に把握し、回復手順を確定させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方法にお
いては次のような課題がある。すなわち、人手に頼る結
果、途中の追跡・整理に誤りが入り込むと以降の実行済
ジョブとデータセットの変位の相関関係把握結果が誤る
こととなり、多数のバッチジョブ実行後に故障が発生す
ると回復は実質上不可能となる。また、故障発生時の回
復用として外部記憶装置の内容を一定サイクルで磁気テ
ープにバックアップするのが一般的であるが、バックア
ップ取得時点の内容と故障発生時の内容がバッチジョブ
の実行により変位している結果、バックアップテープで
故障発生記憶装置内容を復元した場合、同一名データセ
ットが複数作成されたり、既に削除済みのデータセット
が復元される事態となり、故障回復を長引かせる要因と
なる。
【0005】これを解決するため、必要なデータセット
単位にバックアップを取得すると、通常の運用時間を長
引かせる原因になると共に、運用負荷増加やデータセッ
ト・ジョブの追加・変更時の保守性悪化を惹起する原因
となる。さらにバッチジョブ実行により変位したデータ
セットの追跡と複数ジョブ間の相関を把握する手順は省
略できず、回復時間の短縮に寄与する所は少ない。
【0006】本発明の目的は、実行済バッチジョブ数に
かかわらず外部記憶装置の障害時における障害の回復を
容易に実現できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による回復支援方法は、中央処理装置と記憶
装置とを含み前記中央処理装置上でバッチジョブが実行
され、その結果として前記記憶装置に対するデータセッ
トの入力、出力、削除が行われる計算機システムにおい
て、バッチジョブの実行に伴って取得された変位履歴情
報に含まれる実行されたジョブ及び該ジョブにより操作
されたデータセットに関する情報に基づいて、実行され
たジョブごとに操作したデータセット及びその操作区分
を検証し、該検証結果に基づいて再実行すべきジョブを
直接的再実行ジョブとして抽出する。直接的再実行ジョ
ブとして抽出されたジョブにより操作された各データセ
ットに関して、直接的再実行ジョブとして抽出されたジ
ョブによる操作区分、及び、当該データセットに対する
他のジョブによる操作区分を検証し、該検証結果に基づ
いて間接的に再実行すべきと判断されるジョブを間接的
再実行ジョブとして抽出する。そして、直接的再実行ジ
ョブ及び間接的再実行ジョブとして抽出されたジョブの
いずれかにより操作され、世代管理されるデータセット
について、該データセットの操作ごとに、該データセッ
トの最終的な世代数と当該操作における世代数とに基づ
いて、当該操作におけるデータセットの戻し世代数を決
定し、最終的な操作区分が削除であるデータセットにつ
いて、当該データセットが直接的再実行ジョブまたは間
接的再実行ジョブとして抽出されたジョブのいずれかに
より操作されたか否か、及び当該データセットを格納す
る記憶装置に故障した記憶装置が含まれるか否かを検証
し、その検証結果に基づいて当該データセットの削除方
法及びタイミングを決定する。さらには、直接的再実行
ジョブ及び間接的再実行ジョブとして抽出されたジョブ
のいずれかにより操作された各データセットについてそ
の操作履歴を検証し、その結果に基づいて直接的再実行
ジョブ及び間接的再実行ジョブとして抽出されたジョブ
の再実行に先立ってバックアップより個別に回復するデ
ータセットを決定する。そして、これらの処理結果に基
づいて、故障した記憶装置の回復に必要とされる情報を
出力することを特徴とする。
【0008】本発明の好ましい態様においては、変位履
歴情報に基づいて、バッチジョブで実行されたジョブご
とに、ジョブ内でのデータセット操作に関する情報を保
持するジョブ別データセット操作テーブルと、バッチジ
ョブで実行されたジョブごとにその実行に関する情報を
保持するジョブ情報テーブルと、データセットの操作単
位にそのデータセット操作に関する情報を保持するデー
タセット操作テーブルとを生成するステップを含み、直
接的再実行ジョブの抽出、前記間接的再実行ジョブの抽
出、データセットの戻し世代数の決定、データセットの
削除方法及びタイミングの決定、及び回復するデータセ
ットの決定の各処理は、ジョブ別データセット操作テー
ブル、ジョブ情報テーブル、及びデータセット操作テー
ブルのいずれかを参照して行われる。
【0009】より具体的には、故障した記憶装置へのデ
ータセットの出力を行い、当該出力されたデータセット
が最終的にいずれのジョブによっても削除されていない
ジョブを直接的再実行ジョブとして抽出する。
【0010】また、間接的再実行ジョブとしては、好ま
しくは以下のようにして抽出される。すなわち、直接的
再実行ジョブとして抽出されたジョブにより入力操作ま
たは出力操作が行われたデータセットの操作に関する情
報に基づき、当該直接的再実行ジョブにより入力操作が
行われたデータセットについて、その入力操作の前後の
同一データセット名、同一世代のデータセットへの操作
区分を検証する。そして、入力操作の前に出力操作が行
われており、入力操作後に削除操作が行われていれば、
その入力操作の直近に出力操作を行ったジョブを間接的
再実行ジョブとする。入力操作の前後で出力操作が行わ
れていれば、その入力操作の前であって、入力操作に最
も近い出力操作を行ったジョブ、及び入力操作後最も遅
く出力操作を行い、そのデータセットが最終的に削除さ
れていないジョブを間接的再実行ジョブとする。また、
入力操作の前に出力操作が行われておらず、入力操作の
後に出力操作が行われており、それが削除されていない
とき、最後に出力操作を行ったジョブを間接的再実行ジ
ョブとする。さらには、直接的再実行ジョブにより出力
操作が行われたデータセットについて、その出力操作の
後の同一データセット名、同一世代のデータセットへの
操作区分を検証し、その出力操作の後に別の出力操作が
行われており、最終的な操作が削除でない場合、最後に
別の出力操作を行ったジョブを間接的再実行ジョブとす
る。
【0011】さらに、直接的再実行ジョブまたは間接的
再実行ジョブとして抽出されたジョブにより操作された
データセットについて、その操作ごとに、最終的なデー
タセットの世代と、当該操作時点でのデータセットの世
代との差を求めることによりデータセットの戻し世代数
を求める。
【0012】直接的再実行ジョブまたは前記間接的再実
行ジョブとして抽出されたジョブにより操作されること
がなく、故障した記憶装置に格納されるデータセットで
あって、そのデータセットに対する最後の操作が削除で
あるデータセットを即時に削除可能なデータセットとす
る。一方、直接的再実行ジョブまたは間接的再実行ジョ
ブとして抽出されたジョブにより操作され、最後の操作
が削除であるデータセットは、再実行後に削除可能なデ
ータセットとして決定される。
【0013】さらにまた、各データセットの世代ごと
に、その世代のデータセットに対する操作区分を検証
し、先行する操作として出力操作が行われておらず、最
後の操作が削除である世代のデータセットが回復が必要
なデータセットとして決定される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面により詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明が適用される計算機システ
ムの一つの形態を示すシステム構成図である。図1にお
いて、1はホストコンピュータ、2はバッチジョブで使
用する、例えば、磁気ディスク装置に代表される記憶装
置であり、バッチジョブにより入力、出力、削除される
データセットが保持される。3はジョブの実行の結果と
して得られるジョブ実行情報やデータセットの推移の変
位履歴を記録する記憶装置である。ホストコンピュータ
上では、オペレーティングシステムが動作し、その管理
の下で複数のジョブからなるバッチジョブが実行され
る。記憶装置2に故障が発生した場合、これに代わる交
代記憶装置を用意し、記憶装置3に取得された変位履歴
情報より再実行が必要なジョブを抽出し、抽出されたジ
ョブを再実行ジョブとして再実行することにより故障直
前の状態に回復する。
【0016】記憶装置3には、バッチジョブの実行に伴
い、データセット情報とジョブ情報が変位履歴として取
得される。データセット情報には、操作の対象となった
データセットごとにそのデータセットを操作したジョブ
のジョブ名、そのデータセット名、世代管理区分、世代
番号、データセット操作終了時刻、操作区分などの情報
が含まれる。また、ジョブ情報には、実行された各ジョ
ブのジョブ名、そのジョブの開始・終了時刻が含まれ
る。なお、ジョブによるデータセットの操作内容には入
力・出力・削除の3種類があり、更新は削除と出力の組
合わせで表される。データセットにデータを追加する操
作は出力として表される。
【0017】図2は、本実施の形態において、計算機シ
ステム上で動作するディスク障害からの回復を支援する
プログラムとその入出力情報の入出力関連図である。な
お、本実施の形態では、バッチジョブが実行されるホス
トコンピュータ1上でこのプログラムが実行されるもの
とするが、このプログラムを他の計算機上で動作させる
ことも可能である。
【0018】ディスク障害回復支援プログラム5は、記
憶装置3に記録された変位履歴情報6と処理条件パラメ
ータ4で指定する複数の故障した記憶識別記号に基づ
き、故障回復を支援するための帳票となる再実行ジョブ
一覧表11、世代情報補正一覧表12、戻しデータセッ
ト一覧表13、削除データセット一覧表14の各帳票
と、その妥当性の検証を支援するための帳票として、再
実行ジョブデータセット操作一覧表15、及びデータセ
ット相関表16を出力する。ディスク障害回復支援プロ
グラム5は、磁気テープ、光ディスク(CD)などの記
憶媒体に記録されて配布されることが可能であり、これ
ら記憶媒体に記録されたディスク障害回復支援プログラ
ム5を、ホストコンピュータ1の主記憶にロードして実
行することにより、後述する処理が実現される。
【0019】図3は、本計算機システム上で実行される
バッチジョブの一例における実行ジョブとデータセット
との関連図である。
【0020】図において、20〜23は実行されたジョ
ブ、25〜30はその入出力となるデータセットを示
す。ジョブ“A”20は、データセット“C1”25を
入力し、データセット“A2”26を出力する。ジョブ
“B”21は、データセット“A2”26とデータセッ
ト“X”27を入力し、データセット“B1”28と世
代管理されているデータセット“A1”の世代を1進め
出力している。ジョブ“C”22は、データセット“B
1”28を入力し、データセット“B1”28を削除す
ると共に、データセット“C1”25を削除後あらため
てデータセット“C1”30を出力する。ジョブ“D”
23は、世代管理されたデータセット“A1”29を入
力し、データセット“A2”26とデータセット“X”
27を削除している。
【0021】ジョブ“A”20、ジョブ“B”21、ジ
ョブ“C”22、ジョブ“D”23は、この順番で実行
されるものとする。本実施の形態では、説明を簡単にす
るため、これら4つのジョブからなるバッチジョブを例
として説明を行うが、ジョブの数は、特に4つに制限さ
れるわけではなく、これ以下、あるいは、これ以上いく
つであってもよい。
【0022】以下に、本実施の形態で用いられる各種の
情報を保持するテーブルについて説明する。
【0023】図4は、変位履歴情報6に基づいて作成さ
れるジョブ別データセットテーブルのデータ構成図であ
る。ジョブ別データセットテーブル40は、各ジョブに
おいて操作されるデータセットごとにエントリが設けら
れる。各エントリは、データセットを操作したジョブの
ジョブ名称をセットするジョブ名欄41、操作されたデ
ータセットの名称をセットするデータセット名欄42、
データセットが世代管理されているか示す世代管理区分
情報がセットされる世代管理区分欄43、データセット
が世代管理されていた場合にその世代番号がセットされ
る世代番号欄44、データセットの操作終了時刻がセッ
トされるデータセット操作終了時刻欄45、入力・出力
・削除の区分を示す情報がセットされる操作区分欄4
6、当該データセットが格納されていた記憶装置(以
下、格納媒体ともいう)の識別記号がセットされる格納
媒体識別記号欄48、及びその媒体数がセットされる媒
体数欄47を有する。
【0024】図5は、ジョブ別データセットテーブル4
0と同様に、変位履歴情報6に基づいて作成されるジョ
ブ情報テーブルのデータ構成図である。ジョブ情報テー
ブル50は、データセットを操作したジョブの名称がセ
ットされるジョブ名欄51、そのジョブの開始・終了時
刻がセットされるジョブ開始時刻欄52、ジョブ終了時
刻欄53、再実行要否判別結果として再実行の要否を示
す再実行表示情報がセットされる再実行表示欄54を有
している。
【0025】図6は、データセット操作テーブルのデー
タ構成図である。データセット操作テーブル60は、全
ての変位履歴情報が展開されたジョブ別データセットテ
ーブル40及びジョブ情報テーブル50に基づいて作成
される。データセット操作テーブル60は、各データセ
ットごとの操作に対応したエントリを持つ。各エントリ
は、データセット名欄61、世代管理区分欄62、世代
番号欄63、操作区分欄64、ジョブ名称欄65、ジョ
ブ開始時刻欄66、データセット操作終了時刻欄67、
格納媒体数欄68、格納媒体識別記号欄69の他、再実
行ジョブに関係するデータセットであることを示す再実
行関連表示情報がセットされる再実行関連表示欄70、
再実行ジョブの実行前後で削除することを示す削除要否
表示情報がセットされる削除要否表示欄71、その削除
方法を示す削除方法表示情報がセットされる削除方法表
示欄72、再実行ジョブの実行に先立ち世代データセッ
トのJCL定義を補正するための戻し世代数がセットさ
れる戻し世代数欄73、及び再実行ジョブの入力が削除
されていた場合に個別に戻すための戻し表示情報がセッ
トされる戻し表示欄74を保有する。
【0026】上述した3つのテーブルの他、故障した記
憶装置(以下故障媒体ともいう)を識別するために、処
理条件パラメータで与えられる媒体の識別記号を保有す
る故障媒体識別記号テーブルが設けられる。
【0027】図7は、ディスク障害回復支援プログラム
5により実施されるディスク障害回復支援処理の大まか
な処理の流れを示すフローチャートである。
【0028】ディスク障害回復支援処理においては、ま
ず、処理条件パラメータ7にしたがって、故障媒体記憶
テーブルに障害が発生した記憶装置を識別する識別記号
を故障媒体識別記号として登録する(ステップ10
0)。ステップ110では、変位履歴情報6を入力し、
それに基づいてジョブ別データセットテーブル40、ジ
ョブ情報テーブル50に展開を行い、ジョブ名、データ
セット名、世代管理区分、世代番号、データセット操作
終了時刻、操作区分、格納媒体数、格納媒体識別記号、
ジョブ開始時刻、ジョブ終了時刻をそれぞれのテーブル
の該当する欄にセットする。全ての変位履歴情報を展開
した後、データセット操作テーブル60を生成し、ジョ
ブ別データセットテーブル40、ジョブ情報テーブル5
0の値がセットされた欄に対応するデータセット操作テ
ーブル60の欄に、該当する情報をセットする。なお、
ステップ100、110の処理順序は前後してもよい。
【0029】次に、作成したジョブ別データセットテー
ブル40、ジョブ情報テーブル50、データセット操作
テーブル60、及び故障媒体記憶テーブルに基づいて直
接的再実行ジョブの確定を行う(ステップ120)。そ
して、直接的再実行ジョブを再実行させるための間接的
再実行ジョブ、及び間接的再実行ジョブの再実行を可能
とするための波及間接的再実行ジョブの確定を行う(ス
テップ130)。全ての直接的・間接的再実行ジョブが
確定すると、データセットが再実行ジョブと関係するか
を意味する再実行関連表示情報を確定し、データセット
操作テーブル60の再実行関連表示欄70にセットする
再実行関連補正処理を行う(ステップ140)。
【0030】ステップ150では、再実行ジョブのJC
Lで定義されている世代データセットに対する戻し世代
数73を確定する。そして、再実行ジョブの実行前後で
必要となる削除データセットを判別し、データセット操
作テーブル60の削除要否表示情報欄71、削除方法表
示欄72にセットする削除要否表示情報、削除方法表示
情報を確定させる(ステップ160)。さらに、再実行
ジョブの入力となるデータセットが削除されていた場合
に、そのデータセットを個別に戻すことの要否を確定
し、戻し要否欄74にその結果を反映する(ステップ1
70)。
【0031】以上の処理により全ての情報が確定した各
テーブルを用いて、再実行ジョブ一覧表11、世代情報
補正一覧表12、戻しデータセット一覧表13、削除デ
ータセット一覧表14、再実行ジョブデータセット一覧
表15、データセット操作相関表16の各帳票を出力す
る(ステップ190)。
【0032】以下、ディスク障害回復支援処理の各処理
について詳細に説明する。なお、以下に説明する各処理
において、ジョブ別データセットテーブル40、ジョブ
情報テーブル50、データセット操作テーブル60それ
ぞれのエントリへのポインタとして変数“P1”、“P
2”、“P3”を用いる。
【0033】図8は、ステップ100で行われるパラメ
ータ処理の詳細なフローチャートである。
【0034】パラメータ処理では、まず、処理条件パラ
メータを開き(ステップ1000)、故障媒体識別記号
の指定件数を示す変数“指定件数”に初期値として0を
代入する(ステップ1002)。続いて、処理条件パラ
メータを読み込み、ステップ1006から1012の処
理を繰り返し、全ての処理条件パラメータの処理が終了
した段階でステップ1014に処理が移る(ステップ1
004)。
【0035】ステップ1006では、処理条件パラメー
タの指定が規定の形式に則っていることをチェックし、
形式が正しければ、“指定件数”に1を加算し(ステッ
プ1008)、“指定件数”に対応する故障媒体識別記
号テーブルのエントリに故障媒体識別記号を登録する
(ステップ1010)。ステップ1006において、処
理場件パラメータの形式が正しくないと判断されると、
エラーリストの出力が行われる(ステップ1012)。
【0036】全ての処理条件パラメータについて処理を
終えると、処理条件パラメータを閉じる(ステップ10
14)。そして、“指定件数”が1以上であるかを判別
し(ステップ1016)、“指定件数”が1以上であれ
ば有効な処理条件パラメータが指定されたと判断し、ス
テップ110以降の処理が行われる。一方、“指定件
数”が0であれば、パラメータエラーを通知し処理をア
ベンドする(ステップ1018)。なお、ステップ10
06で同一の故障媒体識別記号が複数重複して指定され
ていることが検出された場合、一回の指定とみなすよう
にすることもできる。
【0037】図9は、ステップ110で行われる変位履
歴編集処理の詳細なフローチャートである。
【0038】変位履歴編集処理では、変位履歴情報6を
開き(ステップ1100)、ジョブ別データセットテー
ブル40、及びジョブ情報テーブル50それぞれへの登
録件数を示す変数“登録件数1”、“登録件数2”に初
期値として0を代入する(ステップ1102)。その
後、変位履歴情報を読み込み、ステップ1106からス
テップ1116の処理を繰り返し、全ての入力情報を処
理した後、ステップ1118の処理に移る(ステップ1
104)。
【0039】ステップ1106では、読み込んだ変位履
歴情報にジョブ別データセットテーブル40に展開する
情報が含まれているかを判別し、含まれていればジョブ
別データセットテーブルへの登録件数を示す“登録件数
1”を1加算し(ステップ1108)、ジョブ別データ
セットテーブル40の各欄にデータ設定を行う。この
時、世代管理区分が「非世代管理」であれば、世代番号
欄44には初期値を設定する(ステップ1110)。
【0040】ステップ1110の後、あるいは、ステッ
プ1106において、読み込んだ変位履歴情報に、ジョ
ブ別データセットテーブル40に展開する情報が含まれ
ていなかった場合には、次に、変位履歴情報にジョブ情
報が含まれているか判別する(ステップ1112)。ジ
ョブ情報が含まれていれば、ジョブ情報テーブル50へ
の登録件数を示す“登録件数2”を1加算し(ステップ
1114)、ジョブ情報テーブル50の各欄にデータ設
定を行う。この時点では、ジョブ名欄51、ジョブ開始
時刻欄52、及びジョブ終了時刻欄53に読み込まれた
データが設定され、再実行表示欄54には初期値とし
て、再実行が不要であることを示す情報が設定される
(ステップ1116)。
【0041】ステップ1116の後、及び、ステップ1
112で読み込まれた変位履歴情報にジョブ情報が含ま
れないと判断されたときは、ステップ1104に戻り、
次の変位履歴情報の読み込みを行い、以上の処理を繰り
返す。
【0042】ステップ1104において読み込むべき変
位履歴情報がなくなり、全ての変位履歴情報について処
理を終えた後、変位履歴情報を閉じる(ステップ111
8)。続いて、“登録件数1”、“登録件数2”の値が
共に1以上、すなわち、ジョブ別データセットテーブル
40、及びジョブ情報テーブル50の双方へデータが設
定されたか判別する(ステップ1120)。
【0043】“登録件数1”、“登録件数2”の値が共
に1以上でありデータが設定されていれば、記憶装置の
故障回復に係わる情報が含まれている可能性があると判
断する。この場合には、さらに以下の処理が行われる。
【0044】ジョブ別データセット40に登録された情
報を、ジョブ名、データセット名、世代番号、データセ
ット操作終了時刻で昇順にソートする(ステップ112
2)。続いて、ジョブ情報テーブル50に登録された情
報をジョブ名、ジョブ開始時刻で昇順にソートする(ス
テップ1124)。さらに、ジョブ別データセット40
に設定された全ての情報をデータセット操作テーブル6
0に転写すると共に、ジョブ別データセットテーブル4
0のジョブ名欄41とジョブ情報テーブル50のジョブ
名欄51に設定されているジョブ名が一致し、“ジョブ
開始時刻≦データセット操作終了時刻≦ジョブ終了時
刻”の条件に合致するジョブ名、及びジョブ開始時刻を
データセット操作テーブル60のジョブ名欄65、ジョ
ブ開始時刻欄66に順次設定する(ステップ112
6)。そして、データセット操作テーブル60をデータ
セット名、世代番号、データセット操作終了時刻で昇順
にソートする(ステップ1128)。
【0045】以上の処理が終了した後、ステップ120
の処理に移る。なお、ステップ1120において、“登
録件数1”及び“登録件数2”の少なくとも一方につい
てその値が0であるときには、処理条件エラーを通知
し、ディスク障害回復支援処理をアベンドする(ステッ
プ1130)。
【0046】図10は、ステップ120で行われる直接
再実行ジョブの確定処理の詳細なフローチャートであ
る。本実施の形態においては、この処理により、故障発
生媒体に出力され、その後の処理で削除されていないデ
ータセットを作成したジョブを直接的再実行ジョブとし
て確定する。
【0047】直接再実行ジョブの確定処理では、まず、
準備処理として、“P1”にジョブ別データセットテー
ブル40の先頭エントリのアドレスを設定し、合わせて
変数“残件数1”にジョブ別データセットテーブル40
に登録されているエントリの数を設定する。
【0048】続いて、“残件数1”の値が0か判別する
(ステップ1202)。“残件数1”の値が1以上のと
きは、全ての直接的再実行ジョブが確定していないた
め、確定処理を継続する。“残件数1”=0であれば、
全ての直接的再実行ジョブが確定されたため、本処理を
終了してステップ130の処理に移る。
【0049】ステップ1204では、ジョブ別データセ
ットテーブル40の“P1”によりポイントされるエン
トリの操作区分欄46に設定された操作区分が“出力”
か判別する。操作区分が「出力」である場合には、さら
に、格納媒体識別記号欄48に設定されている格納媒体
識別記号と、故障媒体識別記号テーブルに設定されてい
る格納媒体識別記号とを比較して一致するもの、つまり
そのデータセットを出力した記憶装置の中に故障の発生
した記憶装置があるか判別する(ステップ1206)。
この結果、両者に一致する格納媒体識別記号が存在する
場合には、当該出力操作を行ったジョブが直接的再実行
の対象となる可能性があるため、ステップ1208の処
理を行う。
【0050】ステップ1208では、故障した記憶装置
への出力操作が行われたデータセットがその出力操作を
行ったジョブを含め、後続の処理で削除されているかど
うか調べるために、当該エントリに登録されているデー
タセット名、世代番号、ジョブ名、操作区分、データセ
ット操作終了時刻をキーとしてデータセット操作テーブ
ル60のエントリを検索し、これらが一致するエントリ
を抽出する。
【0051】検索の結果抽出されたデータセット操作テ
ーブル60のエントリの中に、操作区分欄64に「削
除」が登録されたエントリが存在するか判別する(ステ
ップ1210)。抽出したエントリの中に、操作区分欄
64が「削除」のエントリがあれば、故障媒体への出力
操作は、故障発生時点では無効とみなされるため、ステ
ップ1214の処理に移る。
【0052】一方、ステップ1210において、操作区
分欄64に「削除」が登録されたエントリがなかった場
合は、故障発生媒体への出力状態に回復しなければなら
ないため、ジョブ別データセットテーブル40の処理中
のエントリのジョブ名欄41に登録されているジョブ名
と同一のジョブ名が登録されたジョブ名欄51を持つジ
ョブ情報テーブル50のエントリの再実行表示欄54
に、直接的再実行を示す情報を設定する(ステップ12
12)。
【0053】ステップ1204、1206の判別結果が
否定的であった場合、ステップ1210で、当該データ
セットが削除されていることが確認された場合、及び、
ステップ1212の処理の後、ステップ1214におい
て“P1”を1エントリ分すすめ、“残件数1”を1減
算し、ステップ1202以降の処理を繰り返す。
【0054】図11は、直接的再実行ジョブの確定処理
を終えた段階における各テーブルの状態を示すテーブル
構成図である。図11により上述した直接再実行ジョブ
の確定処理について、具体的な例として、図3に示すバ
ッチジョブにおいて、世代データセット“A1”29を
格納した記憶装置(格納媒体識別記号を“VSN4”とす
る)に故障が発生した場合を想定して説明を行う。な
お、図11において以下の説明と特に関係しない各テー
ブルの欄については図示を省略している。また、ここで
の想定は、以降他の処理について具体例を説明する場合
においても同様とする。
【0055】ステップ1200では、“P1”によりジ
ョブ別データセットテーブル40のエントリ200がポ
イントされ、以降処理が進むにつれ“P1”がポイント
するエントリが1つづつ下にずれる。“P1”がエント
リ202をポイントしているとき、ステップ1204で
操作区分欄46が「出力」であることが判別され、さら
にステップ1206では、格納媒体識別記号欄48に故
障媒体として登録されている記憶装置の格納媒体識別記
号「VSN4」があることが判別される。したがって、ステ
ップ1208において、データセット操作テーブル60
を検索し、エントリ204とエントリ206が抽出され
る。ステップ1210の判定では、これらのエントリに
操作区分欄64が「削除」であるエントリが存在しない
ことが判別される。このため、ステップ1212では、
ジョブ“B”を直接的再実行ジョブとして、ジョブ情報
テーブル50のジョブ名“B”に対応する再実行表示欄
54に「直接的再実行」が設定される。
【0056】図12は、ステップ130における間接的
再実行ジョブの確定処理のフローチャートである。な
お、直接的再実行ジョブが1件も発見できなかったとき
には、ステップ130以降の処理をスキップするように
しても構わない。
【0057】まず、ジョブ情報テーブル50の先頭エン
トリのアドレスを“P2”に設定し、変数“残件数2”
にジョブ情報テーブル50に登録されているエントリの
数、変数“間接的再実行発生件数”に0を代入する(ス
テップ1300)。ステップ1302では、“残件数
2”が0か判定し、“残件数2”が0のとき、先に確定
した直接的再実行ジョブから派生する間接的再実行ジョ
ブの確定処理が完了し、本処理を終了してステップ14
0の処理に移る。
【0058】ステップ1302の判定の結果、“残件数
2”の値が1以上のときは、続いて、“P2”でポイン
トされるジョブ情報テーブル50のエントリにおける再
実行表示欄54に直接的再実行を示す情報が設定されて
いるか判別する(ステップ1304)。再実行表示欄5
4に設定されている情報が直接的再実行を示していない
ときは、ステップ1322に移る。
【0059】ステップ1304の判別の結果、再実行表
示欄54に直接的再実行を示す情報が設定されていれ
ば、“P2”の示すエントリのジョブ名欄51、ジョブ
開始時刻52、及びジョブ終了時刻53に設定されてい
るジョブ名、ジョブ開始時刻、及びジョブ終了時刻に基
づいて、直接的再実行ジョブとして確定したジョブによ
り操作されたデータセットに関するジョブ別データセッ
トテーブル40内の最初のエントリを検索する。具体的
には、ジョブ別データセットテーブル40の先頭のエン
トリから順に検索し、ジョブ名欄41に登録されたジョ
ブ名が一致し、データセット操作終了時刻欄45に登録
されているデータセット操作終了時刻が、ジョブ開始時
刻≦データセット操作終了時刻≦ジョブ終了時刻を満た
す最初のエントリを検索する(ステップ1306)。
【0060】続いて、ステップ1306における検索で
抽出されたジョブ別データセットテーブル40のエント
リについて、操作区分欄46を参照し、その操作区分を
判別する(ステップ1308)。
【0061】操作区分が「入力」のときは、さらに、デ
ータセット名、世代番号、ジョブ名、データセット操作
終了時刻をキーとしてデータセット操作テーブル60を
検索し、直接的再実行ジョブとして確定したジョブ(以
下、単に直接的再実行ジョブという)による入力操作の
前後での別のジョブによる当該データセットへの出力操
作の有無を判別する。直接的再実行ジョブによる入力操
作の前後に別のジョブによる出力操作が存在した場合、
直接的再実行ジョブの直前に実行された出力ジョブと最
後の出力ジョブを間接的再実行ジョブとし、変数“中間
発生件数”に2をセットする。直接的再実行ジョブによ
る入力操作の前に別のジョブによる出力操作が存在せ
ず、直接的再実行ジョブの入力操作後に出力ジョブが存
在した場合は、最後の出力ジョブを間接的再実行ジョブ
とし、“中間発生件数”に1をセットする。また、直接
的再実行ジョブによる入力操作の前に別のジョブによる
出力操作が存在し、入力操作後に直接的再実行ジョブを
含めてデータセットが削除されていたときは、直接的再
実行ジョブによる入力操作の直前の出力ジョブを間接的
再実行ジョブとし、“中間発生件数”に1をセットす
る。但し、直接的再実行ジョブの入力操作の後で別のジ
ョブにより出力されたデータセットが最終的に削除され
ていた場合は、直接的再実行ジョブの入力操作後の出力
操作ジョブを間接的再実行ジョブとはせず、“中間発生
件数”に加算しない(ステップ1310)。
【0062】ステップ1308において、データセット
の操作区分が「出力」であったときは、続いて、直接的
再実行ジョブの出力操作の後に別のジョブによる出力操
作が存在し、データレコードが最終的に削除されていな
いか判別する。別のジョブによる出力操作が存在し、か
つ最終的にデータレコードが削除されていないとき、最
後の出力ジョブを間接的再実行ジョブとする。この場
合、“中間発生件数”には1をセットする。
【0063】ステップ1310、または、ステップ13
12に続いて、“中間発生件数”の値をチェックし、こ
れらの処理により間接的再実行ジョブとされたジョブが
存在していたかどうか判定する(ステップ1314)。
“中間発生件数”の値が0でない、すなわち、間接的再
実行ジョブとされたジョブがあれば、これらのステップ
で間接的再実行ジョブとされたジョブのジョブ名、及び
ジョブ開始時刻をキーとしてジョブ情報テーブル50を
検索し、該当するエントリの再実行表示欄54に、すで
に「直接的再実行」を示す情報が登録されているものを
除き、「影響調査中」を示す情報をセットする。また、
“中間発生件数”の値に応じて“間接的実行発生件数”
の値を1または2増加させ、“中間発生件数”を0にリ
セットする。(ステップ1316)。
【0064】ステップ1308において、操作区分が
「削除」であった場合、ステップ1314において“中
間発生件数”が0であった場合、及びステップ1316
の処理の後、ジョブ別データセットテーブル40内のエ
ントリのうち、ステップ1306における条件を満たす
次のエントリを調べる(ステップ1318)。条件を満
たすエントリが存在していれば、ステップ1308に戻
り、そのエントリについて処理を繰り返す。条件を満た
すエントリがなければ、そのままステップ1322の処
理に移る。
【0065】ステップ1322では、“P2”の値を1
エントリ分進め、“残件数2”から1を減算し、ステッ
プ1302以降の処理を繰り返す。
【0066】図13は、図12に示す間接的再実行ジョ
ブの確定処理を終えた段階における各テーブルの状態を
示すテーブル構成図である。以下、この図を参照して具
体的な例につき説明する。
【0067】“P2”がエントリ208をポイントして
いるとき、ステップ1304において、エントリ208
の再実行表示欄54が「直接的再実行」であることが判
別される。エントリ208のジョブ名欄51より、ジョ
ブ“B”が直接的再実行ジョブであることが判り、ステ
ップ1306において、ジョブ別データセットテーブル
40のジョブ名欄41に“B”が設定されているエント
リを参照し、ジョブ“B”により操作されたデータセッ
トの操作経緯を判別する。例えば、エントリ212よ
り、ジョブ“B”により操作されるデータセット「A
2」は操作区分が「入力」であることが判る。次に、デ
ータセット操作テーブル60を参照して、エントリ21
2に対応するエントリは、エントリ214であり、この
前に同一のデータセットに対する「出力」操作を示すエ
ントリ216があり、後続して同一のデータセットに対
する「削除」操作を示すエントリ218が存在している
ことが判る。したがって、ステップ1310において、
エントリ216のジョブ名欄65よりジョブ“A”が間
接的再実行ジョブであるとされ、ステップ1316で、
ジョブ情報テーブル50のジョブ“A”に対応するエン
トリ220の再実行表示欄54に「影響調査中」が設定
される。
【0068】図14は、ステップ130における間接的
再実行ジョブの確定処理において、図12に示す処理に
より確定した間接的再実行ジョブを再実行可能とさせる
ための波及間接的再実行ジョブ、及び、その波及間接的
再実行ジョブを再実行可能とさせるための波及間接的再
実行ジョブを確定する処理のフローチャートである。な
お、図において、図12で説明した処理と同様の処理が
行われる部分については、図12と同一のステップ番号
を付し、以下では、その説明を省略する。
【0069】本処理では、ステップ1302による判別
において、“残件数2”の値が1以上のときは、“P
2”でポイントされるジョブ情報テーブル50のエント
リにおける再実行表示欄54が「影響調査中」であるか
判別される(ステップ1330)。再実行表示欄54が
「影響調査中」でなければ、ステップ1322に移り、
ジョブ情報テーブル50の次のエントリに関して処理を
継続する。一方、ステップ1330で再実行表示欄54
が「影響調査中」であることが判別されると、その再実
行表示欄54の情報を「間接的再実行」に切り替える
(ステップ1332)。
【0070】ステップ1302で“残件数2”が0であ
った場合は、ステップ1334において“間接的再実行
発生件数”が0であるか判別して、“間接的再実行発生
件数”が0でなければ、再びステップ1300に戻り、
新たに間接的再実行ジョブが発生しなくなるまで本処理
を繰り返す。
【0071】図15は、図14に示す処理を終えた段階
における各テーブルの状態を示すテーブル構成図であ
る。以下、図14、図15を参照して具体的な例につき
説明する。
【0072】ステップ1330で再実行表示欄54が
「影響調査中」であるエントリ220であることが判別
され、続くステップ1332で、この再実行表示欄54
の情報が「影響調査中」から「間接的再実行」に切り換
えられる。ステップ1310以降の処理により、対応す
るジョブ“A”により操作されたデータセットについて
ジョブ別データセットテーブル40のエントリ200よ
り順次その操作の経緯を判別する。この結果、ジョブ別
データセットテーブル40のエントリ200に対応する
データセット操作テーブル60のエントリ222の後に
あるエントリ224より、ジョブ“A”により操作され
たデータセット“C1”に対する操作が出力であるエン
トリ224が見つかる。このエントリ224のジョブ名
欄65を参照して、ジョブ“C”が波及間接的ジョブと
して認識され、エントリ226の再実行表示欄54に
「影響調査中」が設定される。また、このとき、間接的
再実行発生件数が1となるため、ステップ1334の判
別により、再度ジョブ情報テーブル50の影響調査中ジ
ョブの影響が調べられる。これにより、エントリ226
の再実行表示欄54は、「影響調査中」から「間接的再
実行」に切り換えられ、ジョブ“C”により操作された
データセットについてその経緯が調べられる。この結
果、エントリ230、232、234より、ジョブ
“C”によるデータセット“B1”の入力前に、データ
セット“B1”はジョブ“B”により出力され、ジョブ
“C”による入力後に、削除されていることが判る。し
たがって、一旦、ジョブ“B”は波及間接的再実行ジョ
ブとみなされる。しかし、ジョブ情報テーブル50のエ
ントリ208よりジョブ“B”は既に直接的再実行ジョ
ブとされていることが判るため、結果として新たな波及
間接的再実行ジョブには該当しないこととなる。このよ
うにして、ジョブ“A”、ジョブ“B”が間接的再実行
ジョブとして確定し、ジョブ情報テーブル50のエント
リ220、226の再実行表示欄54に「間接的再実
行」が設定される。
【0073】図16は、図7のステップ140における
再実行関連補正処理の詳細なフローチャートである。
【0074】再実行関連補正処理では、まず、“P2”
にジョブ情報テーブル50の先頭エントリのアドレスを
設定し、変数“残件数2”にジョブ情報テーブル50に
登録されているエントリの数を登録件数として設定する
(ステップ1400)。次に、“残件数2”が0となっ
ているか判別し(ステップ1402)、0であれば再実
行関連補正処理を終え、次の戻し世代数確定処理に移
る。
【0075】ステップ1402で“残件数2”が0でな
ければ、続いて、“P2”によりポイントされるジョブ
情報テーブル50のエントリの再実行表示欄54が初期
値のままかどうか判別される(ステップ1404)。再
実行表示欄54が初期値、すなわちこのエントリに対応
するジョブが再実行ジョブとして設定されていない場合
は、ステップ1416の処理に移る。
【0076】ステップ1404で再実行表示欄54が初
期値でないと判別されたとき、すなわち、このエントリ
に対応するジョブが、直接的再実行ジョブ、または間接
的再実行ジョブのいずれかとして設定されているとき
は、その再実行ジョブにより操作された全てのデータセ
ットを再実行に関連あるものとしてデータセット操作テ
ーブル60に登録するために以下の処理を行う。
【0077】“P3”にデータセット操作テーブル60
の先頭エントリのアドレスを設定し、変数“残件数3”
にデータセット操作テーブル60に登録されているエン
トリの数を設定する(ステップ1406)。続く、ステ
ップ1408では、“P2”によりポイントされるジョ
ブ情報テーブル50のエントリのジョブ名欄51に登録
されているジョブ名と、“P3”によりポイントされる
データセット操作テーブル60のエントリのジョブ名欄
65に登録されているジョブ名が一致するか調べられ
る。両者が一致すれば、このエントリに対応するデータ
セットの操作が再実行に関連することを示すため、“P
3”によりポイントされるエントリの再実行関連表示欄
70に「関連有り」を設定する(ステップ1410)。
【0078】ステップ1410に続いて、あるいは、ス
テップ1408でジョブ名が一致しないと判別された場
合には、“P3”を1エントリ分進め、“残件数3”を
1減算する(ステップ1412)。そして、“残件数
3”が0となり、データセット操作テーブル60の全て
のエントリについてステップ1408〜1412の処理
を終了したか判別する(ステップ1414)。未処理の
エントリが残っていれば、ステップ1408に戻り、繰
り返しデータセット操作テーブル60に対する処理を実
行する。
【0079】ステップ1414においてデータセット操
作テーブル60の全てのエントリについてステップ14
08〜1412の処理が終えたと判別されると、ステッ
プ1416に処理は移る。ステップ1416では、“P
2”を1エントリ分進め、“残件数2”を1減算して、
ジョブ情報テーブル50の次のエントリに対応するジョ
ブについて同様の処理を繰り返す。
【0080】以上の処理により、ジョブ情報テーブル5
0の再実行表示欄54に「直接的再実行」、または「間
接的再実行」が設定され、再実行が確定しているジョブ
により操作された全てのデータセットについて、再実行
への関連性があることを設定できる。
【0081】図17は、ステップ150における戻し世
代数確定処理の詳細なフローチャートである。
【0082】本処理では、データセット操作テーブル6
0のエントリへのポインタとして変数“P31”、“P
39”を用い、初期設定として、これらのポインタにデ
ータセット操作テーブル60の先頭エントリのアドレス
を設定すると共に、変数“残件数3”にデータセット操
作テーブル60に登録されているエントリの数を設定す
る。なお、本処理においては、“P31”と“P39”
は、データセット操作テーブル60の中で同一のデータ
セットに対するエントリの先頭及び最終エントリをそれ
ぞれポイントするように使用される(ステップ150
0)。
【0083】ステップ1502では、“残件数3”が0
となり、全ての処理が終了しているか判定する。“残件
数3”が0となっており、全てのエントリについて処理
が終了していると判断されると、本処理を終了し、次の
削除方法確定処理に移る。“残件数3”が0ではなく、
本処理が終了していないと判断された場合は、変数“再
実行件数”を0とし(ステップ1504)、以降の処理
により、世代管理されたデータセットの中で、再実行ジ
ョブにより操作されたデータセットの戻し世代数を確定
していく。
【0084】ステップ1506では、“P31”と“P
39”によりポイントされるエントリが同一のデータセ
ットに関するものであるか、つまり、これらのポインタ
でポイントされるエントリのデータセット名欄61に設
定されているデータセット名が同一か判断される。
【0085】“P31”と“P39”によりポイントさ
れるエントリが同一のデータセットに関するものであっ
たときは、そのデータセットに関連してジョブの再実行
が確定しているか調べる。このために、“P39”によ
りポイントされるエントリの再実行関連表示欄70が
「関連有り」となっているか判別する(ステップ150
8)。再実行関連表示欄70が「関連有り」であれば、
“再実行件数”に1を代入した後、そうでなければその
ままステップ1512に移る。なお、ここでは、判定中
のデータセットが再実行ジョブと関連あるかないかを示
すことができればよいため、変数“再実行件数”をフラ
グ的に用い、再実行ジョブと関連性があれば、その値と
して「1」を設定している。
【0086】ステップ1512では、“P39”を1エ
ントリ分進め、“残件数3”を1減算する。続く、ステ
ップ1214で“残件数3”が0となったか判別する。
“残件数3”が0でなければステップ1506に戻る。
【0087】ステップ1506で“P31”と“P3
9”によりポイントされるエントリが同一のデータセッ
トに関するものでないと判断されたとき、あるいは、ス
テップ1514で“残件数3”が0と判断されたとき
は、同一のデータセット(この判断時点で“P31”が
ポイントするエントリに対応するデータセット)に関し
て再実行ジョブとの関連性の判定が終了しているので、
以下の処理により世代管理が行われている場合の戻し世
代数をそのデータセットに対する操作ごとに確定する。
【0088】まず、“P39”を処理の対象とするデー
タセットに関する最後のエントリをポイントさせるため
に、1エントリ分戻す(ステップ1516)。そして、
“再実行件数”が0であるか判別する(ステップ151
8)。“再実行件数”が0であれば、処理の対象となっ
ているデータセットは、再実行ジョブと関連性がなく、
たとえ世代管理されていても戻し世代数の確定の必要が
ないため以降の処理をスキップし、ステップ1530に
移る。
【0089】ステップ1518において、処理対象とな
っているデータセットが再実行ジョブに関連していれ
ば、“P31”でポイントされるエントリの世代管理区
分欄62を参照し、そのデータセットが世代管理される
ものか判別する(ステップ1520)。データセットが
世代管理されていなければ、戻し世代数の確定の必要が
ないため以降の処理をスキップし、ステップ1530に
移る。データセットが世代管理されるものであれば、ス
テップ1522〜1528の処理により、戻し世代数を
求めていく。
【0090】ステップ1522では、“P31”により
ポイントされるエントリの再実行関連表示欄70が「関
連有り」であるか判別する。「関連有り」でなければ、
そのエントリに関して戻し世代数を求める必要はなく、
ステップ1524をスキップする。「関連有り」であれ
ば、ステップ1524で、“P39”でポイントされる
エントリの世代番号欄63に設定されている世代番号か
ら“P31”でポイントされているエントリの世代番号
欄63に設定されている世代番号を引いたものを“P3
1”でポイントされたエントリに関する戻し世代数とす
る。ここで、“P39”でポイントされるエントリの世
代番号欄63に設定されている世代番号は、そのデータ
セットの最終世代番号である。
【0091】その後、次のエントリについて戻し世代数
を求めるために、“P31”を1エントリ分進める(ス
テップ1526)。そして、“P31”が“P39”を
上回ったか判別し(ステップ1528)、上回れば対象
としているデータセットに関して戻し世代数の確定が終
えているのでステップ1530に進み、上回っていなけ
れば、ステップ1522に戻って、後続のエントリにつ
いて戻し世代数を求める。
【0092】ステップ1530では、残りのデータセッ
トに関して同様の処理を行うために、“P39”を1エ
ントリ分進めて、次のデータセットに関する先頭のエン
トリをポイントさせ、“P31”を“P39”に合わせ
てステップ1502に戻る。
【0093】図18は、ステップ160における削除方
法確定処理の詳細なフローチャートである。なお、図1
8において、図17により説明した処理と同じ処理が行
われるステップについては、図17で用いたステップ番
号を用い、以下では、その詳細な説明は省略する。
【0094】まず、戻し世代数確定処理と同様に、ステ
ップ1500〜ステップ1504において初期設定を行
う。その後、ステップ1600で、“P31”でポイン
トされるエントリと“P39”でポイントされるエント
リのデータセット名欄61、世代番号欄63が一致する
か判別する。これらが一致すれば、ステップ1508〜
1514の処理により、そのデータセットの世代番号に
関連した再実行ジョブが存在するか判定する。
【0095】再実行ジョブとの関連性について判定を終
えると、ステップ1516で“P39”を1エントリ分
戻した後、対象とするデータセットについて削除方法を
確定する。このために、まず、“P39”でポイントさ
れるエントリの操作区分欄64が「削除」か判別する
(ステップ1602)。操作区分欄64が「削除でなけ
れば削除の必要はなく、そのままステップ1612の処
理に移る。
【0096】操作区分欄が「削除」であれば、“再実行
件数”が0か否か調べ、対象としているデータセットに
関連した再実行ジョブの有無を判別する(ステップ16
04)。“再実行件数”が0であれば、格納媒体識別記
号欄69に故障した記憶装置の識別記号が設定されてい
るか調べ(ステップ1606)、含まなければ、削除不
要であるのでそのままステップ1612に進む。一方、
格納媒体識別記号欄69に故障した記憶装置の識別記号
が設定されているときは、故障した記憶装置を含む記憶
装置から、最終的に削除されたデータセットがバックア
ップより回復される場合を想定し、削除要、で即時削除
可能であるとして、“P39”でポイントされるエント
リの削除要否欄71に「要」、削除方法欄72に「即時
削除可能」を設定する(ステップ1608)。
【0097】ステップ1604で“再実行件数”が0で
なければ、再実行ジョブで入出力操作がされるデータセ
ットは、最終的に削除されているため、再実行後に削除
可能として、“P39”でポイントされるエントリの削
除要否欄71に「要」、削除方法欄72に「再実行後」
を設定して、ステップ1612の処理に移る(ステップ
1610)。
【0098】ステップ1612では、残りのエントリに
ついて同様の処理を行うため、“P39”を1エントリ
分進めて、次のデータセットに関する先頭のエントリを
ポイントさせ、“P31”を“P39”に合わせてステ
ップ1502に戻る。
【0099】図19、20は、ステップ170における
戻し要否確定処理の詳細なフローチャートである。ステ
ップ1500〜1514の処理は、図18における削除
方法確定処理と同様に進められるので、ここでは図18
と同一の参照番号で引用し、その詳細な説明は省略す
る。
【0100】戻し要否確定処理では、ステップ1514
で“残件数3”が0である場合、次に、“再実行件数”
が0であるか判別する(ステップ1702)。“再実行
件数”が0であれば、戻し要否確定処理を終了して再実
行手順レポート編集処理180に移る。
【0101】ステップ1702で“再実行件数”が0で
なかったとき、及び、ステップ1600で“P31”で
ポイントされるエントリと“P39”でポイントされる
エントリのデータセット名欄61、世代番号欄63が一
致しなかったときは、ステップ1706以降の処理に移
り、再実行が確定したジョブにより入力され、その入力
操作が行われる以前に削除・出力されることがなく、入
力された以降に出力、もしくは削除されていたデータセ
ットを、バックアップから個別に復元しなければならな
いデータセットとして確定する。
【0102】ステップ1706では、以降行われる処理
の初期条件として、処理の対象となっているデータセッ
トに関して、再実行ジョブによりそのデータセットの入
力が行われていない状態を示すために変数“参照済”に
9を設定し、再実行ジョブによるデータセットの入力以
前にそのデータセットに対する出力・削除が行われてい
ない状態を示すために、変数“作成済”に9を設定す
る。そして、“P31”でポイントされるエントリの操
作区分欄64が「入力」であるか判別する(ステップ1
708)。
【0103】操作区分欄64が「入力」であれば、次
に、“P31”でポイントされるエントリの再実行関連
表示欄70が「関連有り」か判別し(ステップ171
0)、「関連有り」の場合は、さらに、“作成済”が1
であり、当該入力操作の前に出力・削除が行われている
か判別する(ステップ1712)。“作成済”が1であ
り、当該入力操作の前に出力・削除が行われていれば、
そのままステップ1722に進み、“作成済み”が9の
ままで、当該入力操作の前に出力・削除が行われていな
いときは、このエントリにより示されるデータセットの
入力操作の後に、当該データセットの削除・出力が行わ
れたか判定する必要がある。このため、“参照済”に1
を設定してこのエントリに係るデータセットの入力操作
以前にそのデータセットの削除・出力が行われておら
ず、この入力操作以降に出力・削除された可能性あるこ
とを示す。また、このエントリへのポインタを維持する
ため、“P32”に“P31”に設定されているアドレ
スを保持する(ステップ1714)。
【0104】その後、“P31”を1エントリ分進め
(ステップ1722)、“P31”と“P39”が一致
するか判別する(ステップ1724)。両者が一致しな
ければ、同一のデータセットについてさらに処理を進め
るためにステップ1708に戻る。両者が一致したとき
は、次のデータセットについて処理を行うために、ステ
ップ1502に戻る。
【0105】ステップ1710における判別の結果、
“P31”でポイントされるエントリの再実行関連表示
欄70が「関連有り」でないとき、及び、ステップ17
12において、“作成済”が1でなかったときはそのま
まステップ1722の処理に移る。
【0106】一方、ステップ1708で“P31”でポ
イントされるエントリの操作区分欄64が「入力」でな
い場合は、“作成済”に1を設定して現在処理の対象と
なっているデータセットに関して出力・削除が行われた
ことを示し(ステップ1716)、“参照済”が1であ
るか調べる(ステップ1718)。“参照済”が1であ
る場合は、“P32”でポイントされるエントリに係る
データセットの入力操作よりも先にそのデータセットの
出力・削除が行われておらず、入力操作の後に出力・削
除が行われたことになる。つまり、“P32”でポイン
トされるエントリに係るデータセットの入力操作の対象
となったデータセットは、バックアップから個別に復元
し、入力時の状態にデータセットを戻す必要が有る。こ
のことを示すために、ステップ1720において“P3
2”でポイントされるエントリの戻し表示欄74に
「要」を設定する。このとき、“P32”でポイントさ
れたエントリに係るデータセットの操作以降において、
さらに同一の事象が発生していないか調べるために“参
照済”に初期値の9を設定し直す。
【0107】ステップ1718で、“参照済”が1でな
ければ、その出力・削除の前に行われた入力操作はない
ので、さらに処理を進めるためにステップ1722に進
む。
【0108】図21は、戻し要否確定処理を終えた段階
でのデータセット操作テーブル60の状態の一例を示す
テーブル構成図である。
【0109】例えば、エントリ300は、そのエントリ
に係るデータセットの操作が再実行に関連しており、ジ
ョブ“B”のJCL上で+1と定義されている相対世代
番号を+0に変更する必要があることを示している。エ
ントリ302は、そのエントリに係るデータセット“A
2”が、再実行後に削除可能であることを示している。
また、エントリ304は、データセットXがバックアッ
プより個別に復元が必要であることを示している。
【0110】図22は、故障回復に用いられる再実行ジ
ョブ一覧表11、世代情報補正一覧表12、戻しデータ
セット一覧表13、削除データセット一覧表14の出力
例を示す帳票フォーマット図である。これらの各帳票
は、ステップ180において、各テーブルに設定された
情報に基づいて編集され、ステップ190で帳票形式で
出力される。
【0111】各帳票に共通する出力項目である故障媒体
情報は故障媒体識別記号テーブルに保持された故障媒体
識別記号に基づて編集される。基準日時は変位履歴情報
の最初と最後に取得されたレコードの作成日時に基づい
て編集される。
【0112】再実行ジョブ一覧表11は、ジョブ情報テ
ーブル50をジョブの開始時刻順に昇順にソートした後
編集される。編集に当たって使用される情報は、再実行
表示欄54に設定された情報が初期値以外、すなわち、
「直接的再実行」、「間接的再実行」のエントリに設定
された情報である。再実行順序はジョブのジョブ開始時
刻欄52に設定されている開始時刻の順であり、所要時
間はジョブ終了時刻欄53とジョブ開始時刻欄52に設
定されている時刻の差から求められる。また、通算所要
時間は、各ジョブの実行所要時間の合計を表している。
オペレータは、本帳票に従い順次ジョブを再実行するこ
とにより、故障した記憶装置の記録内容を故障発生直前
の状態に回復することができる。なお、通算所要時間は
回復に要する時間の目安として利用できる。
【0113】世代情報補正一覧表12は、データセット
操作テーブル60をジョブ名順に昇順にソートした後編
集される。編集に使用される情報は、戻し世代数欄73
が初期値以外のエントリの情報である。本帳票は、再実
行ジョブのJCLに定義されている世代をジョブ再実行
前に補正するために使用される。
【0114】戻しデータセット一覧表13は、データセ
ット操作テーブル60をデータセット名・世代番号で昇
順にソートした後編集される。ここで使用される情報
は、戻し表示欄74が初期値以外のエントリの情報であ
る。本帳票は、ジョブの再実行に先立ってバックアップ
より帳票に出力されたデータセットを個別に回復するた
めに使用される。
【0115】削除データセット一覧表14は、データセ
ット操作テーブル60を削除方法・データセット名・世
代番号で昇順にソートして編集される。使用される情報
は、削除要否欄71に「要」が設定されているエントリ
の情報である。バックアップから媒体単位の戻し処理を
行う場合、削除方法に「即時削除可能」が表示されたデ
ータセットは、ジョブの再実行前に削除可能である。ま
た、全ての再実行ジョブの実行後、削除方法に「再実行
後削除可能」が表示されたデータセットを削除する。
【0116】図23は検証支援帳票の一種である再実行
ジョブデータセット操作一覧表15の出力例を示す帳票
フォーマット図である。再実行ジョブデータセット操作
一覧表15は、ステップ180において、ジョブ別デー
タセットテーブル40に設定された情報の内、再実行ジ
ョブに関する情報に基づいて編集され、ステップ190
で帳票形式で出力される。
【0117】図24は検証支援帳票の一種であるデータ
セット操作一覧表16の出力例を示す帳票フォーマット
図である。データセット操作一覧表16は、ステップ1
80において、データセット操作テーブル60に設定さ
れた情報に基づいて編集され、ステップ190で帳票形
式で出力される。ジョブ名の前に付された“〇”、
“☆”印は、そのジョブがそれぞれ直接的再実行ジョ
ブ、間接的再実行ジョブであることを示している。
【0118】以上説明した実施の形態によれば故障回復
時に必要な回復手順等の情報を容易に、かつ短時間で得
ることができ、実行済のバッチジョブの数にかかわらず
記憶装置の障害時における障害の回復を容易に実現する
ことができる。また、バッチジョブにおいて取得される
変位履歴情報をもとにして回復に必要な情報を生成する
ため、新たなリソース・負荷増加を伴わずに適用するこ
とが可能である。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば記
憶装置の故障に対し、その回復処理を容易に実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される計算機システムの一つの形
態を示すシステム構成図である。
【図2】ディスク障害からの回復を支援する回復支援プ
ログラムとその入出力情報の入出力関連図である。
【図3】バッチジョブの一例における実行ジョブとデー
タセットとの関連図である。
【図4】ジョブ別データセットテーブルのデータ構成図
である。
【図5】ジョブ情報テーブルのデータ構成図である。
【図6】データセット操作テーブルのデータ構成図であ
る。
【図7】ディスク障害回復支援処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図8】パラメータ処理の詳細なフローチャートであ
る。
【図9】変位履歴編集処理の詳細なフローチャートであ
る。
【図10】直接的再実行ジョブの確定処理の詳細なフロ
ーチャートである。
【図11】直接的再実行ジョブの確定処理を終えた段階
における各テーブルの状態の一例を示すテーブル構成図
である。
【図12】間接的再実行ジョブの確定処理における直接
的再実行ジョブを起点とした間接的再実行ジョブを確定
する処理のフローチャートである。
【図13】直接的再実行ジョブを起点とした間接的再実
行ジョブの確定処理を終えた段階での各テーブル状態の
一例を示すテーブル構成図である。
【図14】間接的再実行ジョブの確定処理における波及
間接的再実行ジョブを確定する処理のフローチャートで
ある。
【図15】間接的再実行ジョブの確定処理終了時点にお
ける各テーブル状態の一例を示すテーブル構成図であ
る。
【図16】再実行関連補正処理の詳細なフローチャート
である。
【図17】戻し世代数確定処理の詳細なフローチャート
である。
【図18】削除方法確定処理の詳細なフローチャートで
ある。
【図19】戻し要否確定処理の詳細なフローチャートで
ある。
【図20】戻し要否確定処理の詳細なフローチャートで
ある。
【図21】戻し要否確定処理を終えた段階でのデータセ
ット操作テーブルの状態の一例を示すテーブル構成図で
ある。
【図22】故障回復に用いられる帳票の出力例を示す帳
票フォーマット図である。
【図23】再実行ジョブデータセット操作一覧表の出力
例を示す帳票フォーマット図である。
【図24】データセット操作一覧表の出力例を示す帳票
フォーマット図である。
【符号の説明】
1:コンピュータ 2:記憶装置 3:記憶装置 5:ディスク障害回復支援プログラム 6:変位履歴情報 7:処理条件パラメータ 40:ジョブ別データ操作テーブル 50:ジョブ情報テーブル 60:データセット操作テーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央処理装置と記憶装置とを含み前記中央
    処理装置上でバッチジョブが実行され、その結果として
    前記記憶装置に対するデータセットの入力、出力、削除
    が行われる計算機システムにおいて、前記記憶装置の故
    障時にその回復を支援するための回復支援方法であっ
    て、 前記バッチジョブの実行に伴って取得された変位履歴情
    報に含まれる実行されたジョブ及び該ジョブにより操作
    されたデータセットに関する情報と、処理条件として指
    定された故障記憶装置を特定する情報とに基づいて、実
    行されたジョブごとに操作したデータセット及びその操
    作区分を検証し、該検証結果に基づいて再実行すべきジ
    ョブを直接的再実行ジョブとして抽出し、 前記直接的再実行ジョブとして抽出されたジョブにより
    操作された各データセットに関して、前記直接的再実行
    ジョブとして抽出されたジョブによる操作区分、及び、
    当該データセットに対する他のジョブによる操作区分を
    検証し、該検証結果に基づいて間接的に再実行すべきと
    判断されるジョブを間接的再実行ジョブとして抽出し、 前記直接的再実行ジョブ及び前記間接的再実行ジョブと
    して抽出されたジョブのいずれかにより操作され、世代
    管理されるデータセットについて、該データセットの操
    作ごとに、該データセットの最終的な世代数と当該操作
    における世代数とに基づいて、当該操作におけるデータ
    セットの戻し世代数を決定し、 最終的な操作区分が削除であるデータセットについて、
    当該データセットが前記直接的再実行ジョブまたは前記
    間接的再実行ジョブとして抽出されたジョブのいずれか
    により操作されたか否か、及び当該データセットを格納
    する記憶装置に故障した記憶装置が含まれるか否かを検
    証し、その検証結果に基づいて当該データセットの削除
    方法及びタイミングを決定し、 前記直接的再実行ジョブ及び前記間接的再実行ジョブと
    して抽出されたジョブのいずれかにより操作された各デ
    ータセットについてその操作履歴を検証し、該検証結果
    に基づいて前記直接的再実行ジョブ及び前記間接的再実
    行ジョブとして抽出されたジョブの再実行に先立ってバ
    ックアップより個別に回復するデータセットを決定し、 前記各ステップにおける処理結果に基づいて、故障した
    記憶装置の回復に必要とされる情報を出力することを特
    徴とする回復支援方法。
  2. 【請求項2】前記変位履歴情報に基づいて、前記バッチ
    ジョブで実行されたジョブごとに、ジョブ内でのデータ
    セット操作に関する情報を保持するジョブ別データセッ
    ト操作テーブルと、前記バッチジョブで実行されたジョ
    ブごとにその実行に関する情報を保持するジョブ情報テ
    ーブルと、データセットの操作単位にそのデータセット
    操作に関する情報を保持するデータセット操作テーブル
    とを生成するステップを含み、前記直接的再実行ジョブ
    の抽出、前記間接的再実行ジョブの抽出、前記データセ
    ットの戻し世代数の決定、前記データセットの削除方法
    及びタイミングの決定、及び前記回復するデータセット
    の決定の各処理は、前記ジョブ別データセット操作テー
    ブル、前記ジョブ情報テーブル、及び前記データセット
    操作テーブルのいずれかを参照して行われることを特徴
    とする請求項1記載の回復支援方法。
  3. 【請求項3】前記直接的再実行ジョブの抽出は、前記故
    障記憶装置を特定する情報により特定される記憶装置へ
    のデータセットの出力を行い、当該出力されたデータセ
    ットが最終的にいずれのジョブによっても削除されてい
    ない、若しくは別のジョブによる同一のデータセット名
    での出力がされていないジョブを直接的再実行ジョブと
    して抽出することを特徴とする請求項1記載の回復支援
    方法。
  4. 【請求項4】前記間接的再実行ジョブの抽出は、前記直
    接的再実行ジョブとして抽出されたジョブにより入力操
    作または出力操作が行われたデータセットの操作に関す
    る情報に基づき、当該直接的再実行ジョブにより入力操
    作が行われたデータセットについて、その入力操作の前
    後の同一データセット名、同一世代のデータセットへの
    操作区分を検証し、当該入力操作の前に出力操作が行わ
    れており、入力操作後に削除操作が行われていれば、当
    該入力操作の直近に出力操作を行ったジョブを間接的再
    実行ジョブとし、当該入力操作の前後で出力操作が行わ
    れていれば、当該入力操作の前であって、当該入力操作
    に最も近い出力操作を行ったジョブ、及び当該入力操作
    後最も遅く出力操作を行いそのデータセットが最終的に
    削除されていないジョブを間接的再実行ジョブとし、当
    該入力操作の前に出力操作が行われておらず、当該入力
    操作の後に出力操作が行われており、それが削除されて
    いないとき、最後に出力操作を行ったジョブを間接的再
    実行ジョブとすることを特徴とする請求項1記載の回復
    支援方法。
  5. 【請求項5】前記間接的再実行ジョブの抽出は、前記直
    接的再実行ジョブとして抽出されたジョブにより入力操
    作または出力操作が行われたデータセットの操作に関す
    る情報に基づき、当該直接的再実行ジョブにより出力操
    作が行われたデータセットについて、その出力操作の後
    の同一データセット名、同一世代のデータセットへの操
    作区分を検証し、当該出力操作の後に別の出力操作が行
    われており、最終的な操作が削除でない場合、最後に別
    の出力操作を行ったジョブを間接的再実行ジョブとする
    ことを特徴とする請求項1または4記載の回復支援方
    法。
  6. 【請求項6】前記間接的再実行ジョブの抽出は、新たに
    間接的再実行ジョブとして抽出されたジョブに関してさ
    らに、間接的再実行ジョブの抽出を繰り返すことを特徴
    とする請求項1、4、または5項記載の回復支援方法。
  7. 【請求項7】前記戻し世代数の決定は、前記直接的再実
    行ジョブまたは前記間接的再実行ジョブとして抽出され
    たジョブにより操作されたデータセットについて、その
    操作ごとに、最終的なデータセットの世代と、当該操作
    時点でのデータセットの世代との差を当該操作における
    データセットの戻し世代数とすることを特徴とする請求
    項1記載の回復支援方法。
  8. 【請求項8】前記削除方法及びタイミングの決定は、前
    記直接的再実行ジョブまたは前記間接的再実行ジョブと
    して抽出されたジョブにより操作されることがなく、故
    障した記憶装置に格納されるデータセットであって、そ
    のデータセットに対する最後の操作が削除であるデータ
    セットを即時に削除可能なデータセットとし、前記直接
    的再実行ジョブまたは前記間接的再実行ジョブとして抽
    出されたジョブにより操作され、最後の操作が削除であ
    るデータセットを再実行後に削除可能なデータセットと
    して決定することを特徴とする請求項1記載の回復支援
    方法。
  9. 【請求項9】前記回復するデータセットの決定は、各デ
    ータセットの世代ごとに、その世代のデータセットに対
    する操作区分を検証し、先行する操作として出力操作が
    行われておらず、最後の操作が削除である世代のデータ
    セットを回復が必要なデータセットとして決定すること
    を特徴とする請求項1記載の回復支援方法。
  10. 【請求項10】中央処理装置と記憶装置とを含み前記中
    央処理装置上でバッチジョブが実行され、その結果とし
    て前記記憶装置に対するデータセットの入力、出力、削
    除が行われる計算機システムにおいて、 前記バッチジョブの実行に伴って取得された変位履歴情
    報に含まれる実行されたジョブ及び該ジョブにより操作
    されたデータセットに関する情報と、パラメータとして
    指定された故障記憶装置を特定する情報とに基づいて、
    実行されたジョブごとに操作したデータセット及びその
    操作区分を検証し、該検証結果に基づいて再実行すべき
    ジョブを直接的再実行ジョブとして抽出し、 前記直接的再実行ジョブとして抽出されたジョブにより
    操作された各データセットに関して、前記直接的再実行
    ジョブとして抽出されたジョブによる操作区分、及び、
    当該データセットに対する他のジョブによる操作区分を
    検証し、該検証結果に基づいて間接的に再実行すべきと
    判断されるジョブを間接的再実行ジョブとして抽出し、 前記直接的再実行ジョブ及び前記間接的再実行ジョブと
    して抽出されたジョブのいずれかにより操作され、世代
    管理されるデータセットについて、該データセットの操
    作ごとに、該データセットの最終的な世代数と当該操作
    における世代数とに基づいて、当該操作におけるデータ
    セットの戻し世代数を決定し、 最終的な操作区分が削除であるデータセットについて、
    当該データセットが前記直接的再実行ジョブまたは前記
    間接的再実行ジョブとして抽出されたジョブのいずれか
    により操作されたか否か、及び当該データセットを格納
    する記憶装置に故障した記憶装置が含まれるか否かを検
    証し、その検証結果に基づいて当該データセットの削除
    方法及びタイミングを決定し、 前記直接的再実行ジョブ及び前記間接的再実行ジョブと
    して抽出されたジョブのいずれかにより操作された各デ
    ータセットについてその操作履歴を検証し、該検証結果
    に基づいて前記直接的再実行ジョブ及び前記間接的再実
    行ジョブとして抽出されたジョブの再実行に先立ってバ
    ックアップより個別に回復するデータセットを決定し、 前記各ステップにおける処理結果に基づいて、故障した
    記憶装置の回復に必要とされる情報を出力するように前
    記中央処理装置を動作させるためのプログラムを記憶し
    た前記中央処理装置により読み出し可能な記憶媒体。
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