JPH0613780Y2 - 磁性体ワ−クの搬送及び供給装置 - Google Patents
磁性体ワ−クの搬送及び供給装置Info
- Publication number
- JPH0613780Y2 JPH0613780Y2 JP1987100423U JP10042387U JPH0613780Y2 JP H0613780 Y2 JPH0613780 Y2 JP H0613780Y2 JP 1987100423 U JP1987100423 U JP 1987100423U JP 10042387 U JP10042387 U JP 10042387U JP H0613780 Y2 JPH0613780 Y2 JP H0613780Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- magnetic
- rotating drum
- permanent magnet
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automatic Assembly (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、自動組立装置の機構に係り、特に磁性材から
成る線状部品を、構造簡単でしかも搬送体の可変ピッチ
送りが可能な搬送供給装置に関するものである。
成る線状部品を、構造簡単でしかも搬送体の可変ピッチ
送りが可能な搬送供給装置に関するものである。
自動組立装置に於ては、組立部品の送りピッチを変え、
組立時の装置間の同期を保つ機構は重要な手段であり、
本考案は一部に磁性材料から成る部品の、可変送りピッ
チを可能とする装置にかかわる。
組立時の装置間の同期を保つ機構は重要な手段であり、
本考案は一部に磁性材料から成る部品の、可変送りピッ
チを可能とする装置にかかわる。
従来、線材部品の搬送、供給には二つのU溝を用い、線
状部品の両端を支持し、それを平行移動したり回転移動
したりすることにより搬送供給するのが一般的であり、
送りのピッチを変える場合は偏心するカム機構を用い、
部品を移す際の時間を変える等の手段がとられている
が、この際線状部品は自重によってのみ拘束されるた
め、部品自体の重量が軽量の場合、又、外乱の力が加わ
る環境の場合には不安定である。又、部品直線度の規格
幅が広く、例えば曲がった部品が混入している際にはト
ラブルの原因となった。
状部品の両端を支持し、それを平行移動したり回転移動
したりすることにより搬送供給するのが一般的であり、
送りのピッチを変える場合は偏心するカム機構を用い、
部品を移す際の時間を変える等の手段がとられている
が、この際線状部品は自重によってのみ拘束されるた
め、部品自体の重量が軽量の場合、又、外乱の力が加わ
る環境の場合には不安定である。又、部品直線度の規格
幅が広く、例えば曲がった部品が混入している際にはト
ラブルの原因となった。
本考案は、従来方式の欠点とされている軽量部品の安定
供給と、部品への過大応力発生を防止する送りピッチ可
変機構の提供にある。
供給と、部品への過大応力発生を防止する送りピッチ可
変機構の提供にある。
本考案は、その構成する一部に磁性材料を持ち、軽量な
部品でも安定に送りピッチを変えることが出来る搬送機
構を提供するにあり、送り速度,送りピッチ速度の異な
る二つの搬送装置の間に、その中心に永久磁石を持ち、
永久磁石の両端に鍔を設け、鍔の一部には鍔の外方へ放
射状に永久磁石の磁束を通すヨーク(継鉄)を設けた回
転ドラムを取り付け、ヨークの間に磁性材(本考案の実
施例ではリードスイッチの磁性リード)を磁気的に吸引
装着し、前の搬送装置から次の搬送装置へ、回転体の回
転速度を変えることにより容易にワーク(部品)の送り
ピッチを変えることが出来る様構成したものである。
部品でも安定に送りピッチを変えることが出来る搬送機
構を提供するにあり、送り速度,送りピッチ速度の異な
る二つの搬送装置の間に、その中心に永久磁石を持ち、
永久磁石の両端に鍔を設け、鍔の一部には鍔の外方へ放
射状に永久磁石の磁束を通すヨーク(継鉄)を設けた回
転ドラムを取り付け、ヨークの間に磁性材(本考案の実
施例ではリードスイッチの磁性リード)を磁気的に吸引
装着し、前の搬送装置から次の搬送装置へ、回転体の回
転速度を変えることにより容易にワーク(部品)の送り
ピッチを変えることが出来る様構成したものである。
以下、本考案の一実施例としてリードスイッチの回転供
給機構を示す。
給機構を示す。
例えば、本考案の装置の一つとして用いたリードスイッ
チを第1図に示す。第3図に本考案のワーク搬送供給機
構の外観とワーク(部品)の供給経路を示す。第2図に
その展開図を示し、Aはウォーキングビーム部、Bはネ
ジを使用した移動テーブル部、Cは永久磁石をその中心
に構成した回転供給部とから成る。
チを第1図に示す。第3図に本考案のワーク搬送供給機
構の外観とワーク(部品)の供給経路を示す。第2図に
その展開図を示し、Aはウォーキングビーム部、Bはネ
ジを使用した移動テーブル部、Cは永久磁石をその中心
に構成した回転供給部とから成る。
第2図及び第3図に於て、リードスイッチはAのウォー
キングビームにより搬送されて来る。ウォーキングビー
ムは、U溝を持つ固定した二つの支持台12と、二つの支
持台12の中央部に偏心した偏心モータ15に駆動され、前
後、及び上下に動くワークを保持するワーク収納溝13を
持つ移動台14により構成されている。
キングビームにより搬送されて来る。ウォーキングビー
ムは、U溝を持つ固定した二つの支持台12と、二つの支
持台12の中央部に偏心した偏心モータ15に駆動され、前
後、及び上下に動くワークを保持するワーク収納溝13を
持つ移動台14により構成されている。
ウォーキングビームは、偏心した偏心モータ15により駆
動されているため、移動台14は或る一定時間支持台12の
ワーク支持溝11の高さより偏心モータ回転位置により高
くなり、又、偏心モータの回転により前へ移動させるこ
とが出来るので、移動台14上に設けられたワーク収納溝
13に収めてあるワーク(部品)は前へ移動し、その間に
ワークはワーク収納溝の1ピッチだけ前へ移動すること
が出来る。
動されているため、移動台14は或る一定時間支持台12の
ワーク支持溝11の高さより偏心モータ回転位置により高
くなり、又、偏心モータの回転により前へ移動させるこ
とが出来るので、移動台14上に設けられたワーク収納溝
13に収めてあるワーク(部品)は前へ移動し、その間に
ワークはワーク収納溝の1ピッチだけ前へ移動すること
が出来る。
移動テーブルBは、スクリューネジ16で軸を回転するこ
とにより、移動テーブル17を前後に移動出来る。移動テ
ーブルにはワーク(部品)を収めるワーク収納溝18が設
けてある。
とにより、移動テーブル17を前後に移動出来る。移動テ
ーブルにはワーク(部品)を収めるワーク収納溝18が設
けてある。
回転供給部Cは、ウォーキングビーム部Aと、移動テー
ブルBの間に設けるもので、軸方向にN・S極に着磁し
た円筒状の永久磁石20と、その両側には非磁性鍔21を取
り付け、鍔21は非磁性材で作られており、鍔にはその中
心から放射状に、永久磁石の磁束を通る磁路を構成する
様複数(本実施例では4個)のヨーク(継鉄)22を取り
付けてある。ヨーク(継鉄)は、磁気的には軟磁性材料
で、通常は純鉄を使用し、ワークの磁性材と閉磁路を構
成する様にしてある。回転供給部の鍔部の継鉄は、永久
磁石を挟み二つの鍔の継鉄は夫々対向する様配置し、軸
芯23を中心に通し、支持台(軸芯部はベアリングで構
成)24により両側より支持し、軸、即ち永久磁石とヨー
クを持つ鍔は一体で軸芯を駆動する装置により回転速度
を変え、停止、又は間欠駆動等の駆動を行なう。ストッ
パープレート25は、回転供給部で、継鉄間に磁気的に吸
引したワークを移動テーブルBへ移すための役割をして
いる。さらにストッパープレート25は、リードスイッチ
を正確に磁力から解放し、目標地点に落下させるよう面
取り加工が施されてある。
ブルBの間に設けるもので、軸方向にN・S極に着磁し
た円筒状の永久磁石20と、その両側には非磁性鍔21を取
り付け、鍔21は非磁性材で作られており、鍔にはその中
心から放射状に、永久磁石の磁束を通る磁路を構成する
様複数(本実施例では4個)のヨーク(継鉄)22を取り
付けてある。ヨーク(継鉄)は、磁気的には軟磁性材料
で、通常は純鉄を使用し、ワークの磁性材と閉磁路を構
成する様にしてある。回転供給部の鍔部の継鉄は、永久
磁石を挟み二つの鍔の継鉄は夫々対向する様配置し、軸
芯23を中心に通し、支持台(軸芯部はベアリングで構
成)24により両側より支持し、軸、即ち永久磁石とヨー
クを持つ鍔は一体で軸芯を駆動する装置により回転速度
を変え、停止、又は間欠駆動等の駆動を行なう。ストッ
パープレート25は、回転供給部で、継鉄間に磁気的に吸
引したワークを移動テーブルBへ移すための役割をして
いる。さらにストッパープレート25は、リードスイッチ
を正確に磁力から解放し、目標地点に落下させるよう面
取り加工が施されてある。
第4図に、回転ドラムの動作を示す。第4図において、
1はワーク、14は移動台、17は移動台、18は移動テーブ
ルのワーク収納溝、20は永久磁石、21は鍔、22はヨー
ク、25はストッパープレートからなる回転ドラムの近傍
の構造を示したものである。
1はワーク、14は移動台、17は移動台、18は移動テーブ
ルのワーク収納溝、20は永久磁石、21は鍔、22はヨー
ク、25はストッパープレートからなる回転ドラムの近傍
の構造を示したものである。
a時点でAウォーキングビーム部よりワーク1が供給さ
れ、b時点でワーク1が磁力でチャックされる。c,d
時点はワーク1が回転搬送されている状態で、e時点で
ワーク1が移動テーブルB上に落下供給される状態であ
る。
れ、b時点でワーク1が磁力でチャックされる。c,d
時点はワーク1が回転搬送されている状態で、e時点で
ワーク1が移動テーブルB上に落下供給される状態であ
る。
以上述べたように、本考案の機構は、従来方式のように
重力のみの拘束ではなく、磁力により拘束しているの
で、回転供給部の回転ドラムの回転加速度を大きく設定
することが可能であること、即ち、従来のように過度の
応力が発生してワークの破損を招くことがなく、又、比
較的粗い位置決め精度のものも一定の位置に落下するこ
とができること。永久磁石を使用しているため、構造,
機構も簡単で、かつ安価で製作が可能である。
重力のみの拘束ではなく、磁力により拘束しているの
で、回転供給部の回転ドラムの回転加速度を大きく設定
することが可能であること、即ち、従来のように過度の
応力が発生してワークの破損を招くことがなく、又、比
較的粗い位置決め精度のものも一定の位置に落下するこ
とができること。永久磁石を使用しているため、構造,
機構も簡単で、かつ安価で製作が可能である。
本考案は、二つの搬送装置間に、磁気回路を利用した回
転搬送装置を設け、磁性材を持つワーク(部品)の移送
するピッチを容易に安価に構成した装置を提供したもの
であるが、本考案の装置は、本実施例で取り上げたリー
ドスイッチのみでなく、永久磁石とヨークとを組み合わ
せた回転ドラムの構造や、前後の搬送装置のワークを収
める溝形状を変えることにより、他の磁性を持つ部品の
搬送にも使用出来る。又、例えば電子部品で、リード線
タイプの抵抗、ダイオード、リードスイッチ等への応用
については、リードが磁性材を使用しているものは、本
考案の装置をそのまま利用出来る。
転搬送装置を設け、磁性材を持つワーク(部品)の移送
するピッチを容易に安価に構成した装置を提供したもの
であるが、本考案の装置は、本実施例で取り上げたリー
ドスイッチのみでなく、永久磁石とヨークとを組み合わ
せた回転ドラムの構造や、前後の搬送装置のワークを収
める溝形状を変えることにより、他の磁性を持つ部品の
搬送にも使用出来る。又、例えば電子部品で、リード線
タイプの抵抗、ダイオード、リードスイッチ等への応用
については、リードが磁性材を使用しているものは、本
考案の装置をそのまま利用出来る。
第1図は、ワーク形状。 第2図は、機構展開図。 第3図は、ワーク搬送供給機構の全体図。 第4図は、回転ドラム動作を説明する図。 1…ワーク(リードスイッチ)。 11…ワーク支持溝(ウォーキングビーム部)。 12…支持台(ウォーキングビーム部)。 13…ワーク支持溝(ウォーキングビーム部)。 14…移動台(ウォーキングビーム部)。 15…偏心モータ。 16…スクリューネジ。 17…移動台(移動テーブル)。 18…ワーク収納溝(移動テーブル)。 20…永久磁石、21…(非磁性)鍔。 22…ヨーク(継鉄)、23…軸芯。 24…支持台(軸芯部はベアリング)。 25…ストッパープレート。 A…ウォーキングビーム部。 B…移動テーブル。 C…回転供給部。
Claims (1)
- 【請求項1】U溝をもつ二つの支持台と、二つの支持台
の中央部に偏心モータに駆動され、前後上下に動く、ワ
ークを保持するワーク収納溝を持つ移動台とにより構成
し、さらに放射状に任意数の磁性ヨークを設け、中心に
回転軸を貫通した非磁性の円板2枚の鍔の間に、円柱状
の永久磁石を挟み、中心に回転軸を設置し、永久磁石,
磁性ヨーク,搬送する磁性体を持つワークにより閉磁路
を形成し、円柱状永久磁石と、両側の鍔は回転ドラムを
形成し、回転ドラムは回転軸を中心に回転出来、回転ド
ラムを連続もしくは間欠駆動することにより、供給され
た磁性体を一部に持つワークを磁性ヨークの鍔の間の回
転ドラムの周囲に吸着保持し、回転移動し、回転ドラム
の円周上に設置されたストッパにより移動テーブル上の
所定の位置に供給して搬送し、回転ドラムの回転数を変
え、又間欠駆動することにより移送ピッチを変えること
が出来る様にした磁性体ワークの搬送及び供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987100423U JPH0613780Y2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 磁性体ワ−クの搬送及び供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987100423U JPH0613780Y2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 磁性体ワ−クの搬送及び供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS644522U JPS644522U (ja) | 1989-01-12 |
JPH0613780Y2 true JPH0613780Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31328481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987100423U Expired - Lifetime JPH0613780Y2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 磁性体ワ−クの搬送及び供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613780Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102421136B1 (ko) * | 2021-04-02 | 2022-07-14 | 주식회사 다인이엔지 | 자석을 이용한 mlcc 정렬기 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115026661B (zh) * | 2022-06-20 | 2023-11-07 | 安徽高创磁业科技有限公司 | 一种瓦型磁体生产加工用磨削设备 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919398A (ja) * | 1982-07-23 | 1984-01-31 | 株式会社日立製作所 | 吸着部品のイジエクト機構 |
JPH041144Y2 (ja) * | 1984-09-12 | 1992-01-16 |
-
1987
- 1987-06-29 JP JP1987100423U patent/JPH0613780Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102421136B1 (ko) * | 2021-04-02 | 2022-07-14 | 주식회사 다인이엔지 | 자석을 이용한 mlcc 정렬기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS644522U (ja) | 1989-01-12 |
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