JPH06137470A - ホース - Google Patents

ホース

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JPH06137470A
JPH06137470A JP4292667A JP29266792A JPH06137470A JP H06137470 A JPH06137470 A JP H06137470A JP 4292667 A JP4292667 A JP 4292667A JP 29266792 A JP29266792 A JP 29266792A JP H06137470 A JPH06137470 A JP H06137470A
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JP
Japan
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hose
bellows
hose portion
tubular
inner hose
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JP4292667A
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Masamitsu Tsukahara
正光 塚原
Shinji Ito
伸二 伊藤
Tadanobu Iwasa
忠信 岩佐
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガソリン燃料等に対するバリヤ性及び柔軟性に
優れた蛇腹付きのホースを提供すること。 【構成】蛇腹筒部10をもつNBR系の外ホース部1
と、蛇腹筒部20をもつポリアミド樹脂製の内ホース部
2とを別々に成形する。接着剤層21fにより、外ホー
ス部1の第1直筒部11と内ホース部2の第2直筒部2
1とを結着して一体化する。蛇腹筒部20と蛇腹筒部1
0との間には、筒状空気層3が形成されている。ホース
が撓み変形する際、第1の蛇腹筒部10と第2の蛇腹筒
部20とはそれぞれ独立して変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホースに関する。本発明
に係るホースはガソリン燃料等を送給する燃料ホースに
適する
【0002】
【従来の技術】近年、ホースでは、柔軟性がよいもの、
気体のバリヤ性が高いものが要請されている。かかる特
性をもつホースとして、ポリアミド樹脂系やフッ素ゴム
系(FKM系)で形成すると共に、軸方向の中間域に蛇
腹筒部を設けた蛇腹付きのものが知られている。しか
し、ポリアミド樹脂系で形成した場合には、バリヤ性は
確保されるものの、樹脂製のため耐火炎性が充分ではな
い。またフッ素ゴム系で形成した場合には、耐火炎性は
確保されるもの、メタノール、エタノール、MTBEが
含まれたガソリン燃料に対してはバリヤ性は充分ではな
い。
【0003】また、ゴムホースの周壁にバリヤ性が高い
ポリアミド樹脂層を一体的に埋設した非蛇腹状ホースも
提供されているが、バリヤ性は一応確保されるものの、
非蛇腹状のためホースの柔軟性は充分ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したホー
スとは異なる方式を採用し、その目的は、バリヤ性及び
柔軟性に優れた蛇腹付きのホースを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のホースは、少な
くとも軸方向の中間域に第1の蛇腹筒部をもつ外ホース
部と、外ホース部に略同軸的に保持され、外ホース部の
第1の蛇腹筒部に対応する位置に設けられた第2の蛇腹
筒部をもち、第2の蛇腹筒部と第1の蛇腹筒部との間に
筒状空気層を形成した内ホース部と、で構成されている
ことを特徴とするものである。
【0006】外ホース部は第1の蛇腹筒部をもつ。内ホ
ース部は、外ホース部の第1の蛇腹筒部に対応する位置
に第2の蛇腹筒部をもつ。各蛇腹筒部の蛇腹部分の波高
さ、ピッチは適宜選択できる。外ホース部の材質は適宜
選択できるが、耐火炎性、耐摩耗性、耐油性等を考慮し
てニトリルゴム(NBR)系、ニトリルゴム(NBR)
と塩化ビニル(PVC)との混合物、エピクロロヒドリ
ンゴム(CO、ECO)系、フッ素ゴム系(FKM系)
を採用できる。内ホース部の材質は適宜選択できるが、
バリヤ性に優れたポリアミド樹脂(PA)を採用でき
る。特に柔軟性を考慮して11ナイロンを採用できる。
【0007】外ホース部の平均厚みはその材質を考慮し
て設定するが、ニトリルゴム系の場合には例えば1〜4
mm程度にでき、また内ホース部の平均厚みはその材質
を考慮して設定するが、ポリアミド樹脂の場合には例え
ば0.2〜2mm程度にできる。内ホース部の第2の蛇
腹筒部と外ホース部の第1の蛇腹筒部との間には、筒状
空気層が形成されている。筒状空気層の平均厚みは適宜
選択できる。
【0008】本発明に係るホースは、外ホース部及び内
ホース部を別々に成形し、外ホース部の端部の内周面と
内ホース部の端部の外周面とを嵌合あるいは結着するこ
とにより、構成できる。この場合、外ホース部の端部の
内周面と内ホース部の端部の外周面との境界域におい
て、接着剤層や熱融着層を形成できる。なお熱融着層の
場合には、該境界域に熱融着フィルム(例えばポリエス
テルフィルム)を配置した状態で、熱融着する。
【0009】
【作用】内ホース部の第2の蛇腹筒部と外ホース部の第
1の蛇腹筒部との間には、筒状空気層が形成されている
ため、本発明に係るホースが撓み変形する際、第1の蛇
腹筒部と第2の蛇腹筒部とは独立して変形する。また、
筒状空気層は空気断熱層としても作用するため、内ホー
ス部に対する断熱性が確保される。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るホースの第1実施例を図
1を参照して説明する。この例に係るホースは、外ホー
ス部1と、外ホース部1の中央孔1i内に配置された内
ホース部2とで構成されている。外ホース部1は、軸方
向の中間域に位置する第1の蛇腹筒部10と、軸方向の
端部に設けられた第1直筒部11とで形成されている。
第1の蛇腹筒部10はリング状にのびる山部10a及び
谷部10cをもつ。第1の蛇腹筒部10において、山部
10aと谷部10c間の波高H1は5〜7mm程度に設
定されている。隣り合う山部10a間のピッチP1は1
5〜20mm程度に設定されている。第1直筒部11
は、内径が34mm、外径が44mm程度に設定されて
いる。
【0011】外ホース部1の材質は、耐火炎性、耐摩耗
性、耐油性等を考慮してニトリルゴムと塩化ビニル(P
VC)との混合物が採用されている。外ホース部1は、
加硫型を用いる型成形により170〜180°C程度で
加硫処理されて形成されている。内ホース部2は、軸方
向の中央域に位置する第2の蛇腹筒部20と、軸方向の
端部に設けられた第2直筒部21とで形成されている。
第2の蛇腹筒部20はリング状にのびる山部20a及び
谷部20cをもつ。第2の蛇腹筒部20において、山部
20aと谷部20cとの間の波高H2は3〜5mm程度
に設定されている。隣り合う山部20a間のピッチP2
は4〜6mm程度に設定されている。ここで、H2はH
1よりも小さく、P2はP1よりも小さくされている。
また内ホース部2を外ホース部1に挿入する前の状態に
おいて、第2直筒部21は、内径が32mm、外径が3
4mm程度に設定されている。内ホース部2の内周面に
より、ガソリン燃料等の流体が通過する通過孔2iが形
成されている。
【0012】内ホース部2の材質は、バリヤ性及び柔軟
性を考慮してポリアミド樹脂(11ナイロン)が採用さ
れている。内ホース部2は、ブロー成形により成形され
ている。本実施例では、外ホース部1及び内ホース部2
を別々に成形し、外ホース部1内に内ホース部2を挿入
し、外ホース部1の第1直筒部11の内周面と内ホース
部2の第2直筒部21の外周面との境界域に形成した接
着剤層21fにより、外ホース部1の第1直筒部11と
内ホース部2の第2直筒部21とは結着されて一体化さ
れている。これにより第2の蛇腹筒部20と第1の蛇腹
筒部10との間には、筒状空気層3が形成されている。
【0013】この様に構成したホースは、ガソリン燃料
等の流体が通過する経路に組付けられ、流体送給用とし
て使用される。ホースの組付の際には、蛇腹筒部10、
20の伸長性、屈曲性が利用され、組付誤差も蛇腹筒部
10、20により吸収できる。また使用時における振動
も蛇腹筒部10、20により吸収できる。以上説明した
様に本実施例では、内ホース部2の第2の蛇腹筒部20
と外ホース部1の第1の蛇腹筒部10との間には、筒状
空気層3が形成されている。そのため、ホースが撓み変
形する際、第1の蛇腹筒部10と第2の蛇腹筒部20と
はそれぞれ独立して変形でき、従って、ホースの柔軟性
が確保される。
【0014】また本実施例では、内ホース部2と外ホー
ス部1とが2重ホース構造を構成するので、バリヤ性の
確保に有利であり、特に、内ホース部2がバリヤ性に優
れたポリアミド樹脂で形成されているため、ガソリン燃
料等の流体の透過阻止、蒸発阻止に有利である。また本
実施例では、加硫ゴムで形成された外ホース部1は耐火
炎性を有するので、ホース外の火炎に対する内ホース部
2の保護性が確保される。
【0015】更に、内ホース部2と外ホース部1との間
に形成された筒状空気層3は、空気断熱層としても作用
するため、ホース外の熱が内ホース部2に伝達されにく
くなり、内ホース部2に対する断熱性、内ホース部2の
耐火炎性が一層確保される。更に本実施例では、内ホー
ス部2の第2蛇腹筒部20の波高さH2、ピッチP2は
外ホース部1に比較して小さいので、内ホース部2の通
過孔2iを通るガソリン燃料等の流体の通過抵抗の低減
化、流体の乱流化防止にも貢献である。
【0016】(他の例)図2、図3は本発明の係るホー
スの第2実施例の要部を示す。この例では、内ホース部
2の第2直筒部21の内面には、筒状をなしかつ弾性を
有するシールゴム層26が配置されている。シールゴム
層26は耐燃料油性に優れたゴム材料例えばニトリルゴ
ム(NBR)系で形成できる。この例では、内ホース部
2の第2直筒部21に相手パイプ4の端部40を挿入
し、リング状のクランプ具42でクランプする。第2直
筒部21に相手パイプ4を挿入する際、シールゴム層2
6の弾性変形により相手パイプ4の挿入性が確保され、
また、内ホース部2の第2直筒部21の損傷も回避でき
る。また挿入した後においても、ポリアミド樹脂からな
る内ホース部2が比較的硬質であっても、シールゴム層
26の弾性により内ホース部2と相手パイプ4との境界
域におけるシール性は確保される。この様にシールゴム
層26によりシール性は確保されるので、場合によって
は、内ホース部2と外ホース部1との境界域、シールゴ
ム層26と内ホース部2との境界面における接着層を廃
止することも期待できる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るホースによれば、内ホース
部の第2の蛇腹筒部と外ホース部の第1の蛇腹筒部との
間には筒状空気層が形成されているため、ホースが撓み
変形する際、第1の蛇腹筒部と第2の蛇腹筒部とはそれ
ぞれ独立して変形でき、従って、ホースの柔軟性が確保
される。しかも内ホース部と外ホース部とによりバリヤ
性が確保され、特に内ホース部がポリアミド樹脂で形成
されている場合には、バリヤ性が確保される。従ってガ
ソリン燃料等の透過防止に有利である。
【0018】また、筒状空気層は空気断熱層としても作
用するため、外部の熱が内ホース部に伝達されにくくな
り、内ホース部に対する断熱性、内ホース部の耐火炎性
が一層確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るホースの断面図である。
【図2】第2実施例に係るホースの要部の断面図であ
る。
【図3】第2実施例に係るホースに相手パイプを挿入し
た状態の要部の断面図である。
【符号の説明】
図中、1は外ホース部、10は第1の蛇腹筒部、2は内
ホース部、20は第2の蛇腹筒部、3は筒状空気層を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも軸方向の中間域に第1の蛇腹筒
    部をもつ外ホース部と、 該外ホース部に略同軸的に保持され、該外ホース部の第
    1の蛇腹筒部に対応する位置に設けられた第2の蛇腹筒
    部をもち、該第2の蛇腹筒部と該第1の蛇腹筒部との間
    に筒状空気層を形成した内ホース部と、で構成されてい
    ることを特徴とするホース。
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