JPH06137305A - 圧油供給装置 - Google Patents

圧油供給装置

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JPH06137305A
JPH06137305A JP28577792A JP28577792A JPH06137305A JP H06137305 A JPH06137305 A JP H06137305A JP 28577792 A JP28577792 A JP 28577792A JP 28577792 A JP28577792 A JP 28577792A JP H06137305 A JPH06137305 A JP H06137305A
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JP
Japan
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pressure
load
check valve
valve portion
actuator
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JP28577792A
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Kazuyoshi Ishihama
和義 石浜
Kazunori Ikei
和則 池井
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2221Control of flow rate; Load sensing arrangements
    • E02F9/2225Control of flow rate; Load sensing arrangements using pressure-compensating valves
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2221Control of flow rate; Load sensing arrangements
    • E02F9/2232Control of flow rate; Load sensing arrangements using one or more variable displacement pumps

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチ
ュエータにシャトル弁を用いずに流量分配して供給でき
るし、高圧側のアクチュエータが変化してもアクチュエ
ータの自然降下がないし、負荷検出圧の上昇感度を向上
する。 【構成】 油圧ポンプ20の吐出側と方向制御弁24,
25の入口側との間にそれぞれ接続した前記圧力補償弁
22,23をチェック弁部28と減圧弁部29より構成
し、そのチェック弁部28を入口側圧力で開き方向に押
され、出口側圧力で閉じ方向に押される構成とし、前記
減圧弁部29をばね32でチェック弁部28に当接し、
圧力室cの圧力で連通方向に押され圧力室dの圧力で遮
断方向に押されてチェック弁部28を閉じる方向に押す
構成とし、その圧力室cを方向制御弁24,25の出口
側に接続し、圧力室dを負荷圧検出導管34に接続し、
減圧弁部29の入口側を油圧ポンプ20の吐出導管21
とパイロット用油圧ポンプ51吐出導管52に高圧優先
弁53を介して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの油圧ポンプの吐
出圧油を複数のアクチュエータに供給する圧油供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に図1に示す圧油供給装置
を提案した。すなわち、油圧ポンプ1のポンプ吐出導管
2に複数の圧力補償弁3,3を並列に接続し、各圧力補
償弁3,3の出口側に方向制御弁4,4をそれぞれ設け
複数のアクチュエータ5,5に前記油圧ポンプ1の吐出
圧油をそれぞれ供給するようにし、前記圧力補償弁3を
ポンプ吐出導管2と方向制御弁4の入口ポート4aを開
閉するチェック弁部6及びポンプ吐出圧を減圧する減圧
弁部7より構成し、そのチェック弁部6を入口圧で開き
方向に移動し、出口圧で閉じ方向に移動する構成とし、
減圧弁部7をばね8でチェック弁部6に当接され一方の
圧力室9の圧力で入口側と出口側を連通し、かつチェッ
ク弁部6より離れる方向に押され、他方の圧力室10の
圧力で入口側と出口側を遮断し、かつチェック弁部6を
閉じる方向に押される構成とし、前記一方の圧力室9に
自己のアクチュエータ5の負荷圧を供給し、他方の圧力
室10をそれぞれ連通した圧油供給装置である。
【0003】かかる圧油供給装置であれば、高圧側のア
クチュエータ5に接続した圧力補償弁3の減圧弁部7は
連通方向に押されてチェック弁部6より離れるから、ポ
ンプ吐出圧がチェック弁部6より方向制御弁4の入口ポ
ート4aに供給されると共に、減圧弁部7の出力圧は高
圧側の負荷圧に見合う高圧となり、低圧側のアクチュエ
ータ5に接続した圧力補償弁3の減圧弁部7は前記減圧
弁部7の出力圧で遮断方向に押されてチェック弁部6を
閉じ側に押すのでチェック弁部6の出力圧はポンプ吐出
圧よりも負荷圧の差だけ低い圧力となり、これによって
1つの油圧ポンプ1の吐出圧油を複数のアクチュエータ
5に所定の分配比で供給できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる圧油供給装置に
おいては、圧力補償弁3をセットするための圧力、つま
り減圧弁部7の他方の圧力室10に作用するアクチュエ
ータ5の負荷に見合う負荷検出圧P0 をポンプ吐出圧P
1 から減圧弁部7を通して発生させているし、ポンプ吐
出圧P1 はポンプ圧力調整弁11によって負荷検出圧P
0 より若干高い圧力にセットしている。このために、ア
クチュエータ5の負荷が小さくて負荷検出圧P0 が低い
時や各方向制御弁4が中立位置で負荷検出圧P0 がゼロ
の時にはポンプ吐出圧P1 が低くなり、この状態でアク
チュエータ5の負荷が急激に大きくなって負荷検出圧P
0 が上昇しようとする時に時間がかかって負荷検出圧の
上昇感度が悪くなり、アクチュエータ5を作動するまで
に時間がかかってしまう。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした圧油供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】各アクチュエータ26,
27の入口側に設けた圧力補償弁22,23を、ポンプ
吐出導管21と方向制御弁24,25の入口ポート24
a,25aを開閉するチェック弁部28及びポンプ吐出
圧を減圧する減圧弁部29より構成し、そのチェック弁
部28を入口圧で開き方向に移動し、出口圧で閉じ方向
に移動する構成とし、減圧弁部29をばね32でチェッ
ク弁部28に当接され一方の圧力室cの圧力で入口側と
出口側を連通し、かつチェック弁部28より離れる方向
に押され、他方の圧力室dの圧力で入口側と出口側を遮
断し、かつチェック弁部28を閉じる方向に押される構
成とし、前記一方の圧力室cに自己のアクチュエータの
負荷圧を供給し、他方の圧力室dをそれぞれ連通し、油
圧ポンプ20の吐出導管21をチェック弁部28の入口
側に接続し、この油圧ポンプ20の吐出圧油と他の油圧
源の高圧油を高圧優先弁53で前記減圧弁部29の入口
側に接続した圧油供給装置。
【0007】
【作 用】高圧側のアクチュエータ26に接続した圧
力補償弁22の減圧弁部29は連通方向に押されてチェ
ック弁部28より離れるから、ポンプ吐出圧がチェック
弁部28より方向制御弁24の入口ポート24aに供給
されると共に、減圧弁部29の出力圧は高圧側の負荷圧
に見合う高圧となり、低圧側のアクチュエータ27に接
続した圧力補償弁23の減圧弁部29は前記減圧弁部2
9の出力圧で遮断方向に押されてチェック弁部28を閉
じ側に押すのでそのチェック弁部28の出力圧はポンプ
吐出圧よりも負荷圧の差だけ低い圧力となり、これによ
って1つの油圧ポンプ20の吐出圧油を異なる負荷圧の
アクチュエータに流量分配して供給でき、しかも複数の
アクチュエータの負荷圧を比較するシャトル弁が不要と
なってコストを安くできるし、高圧となるアクチュエー
タが変化して減圧弁部29の一方の圧力室cに作用する
負荷圧が変化してもアクチュエータが自然降下すること
がないし、減圧弁29の入口側には油圧ポンプ20の吐
出圧油と他の油圧源の高圧油における高圧の圧油が供給
されるので、油圧ポンプ20の吐出圧油が低い時にも負
荷圧検出圧を短時間に上昇できて負荷検出圧の上昇感度
が向上する。
【0008】
【実 施 例】図2に示すように油圧ポンプ20の吐出
導管21には圧力補償弁22,23が並列に設けられ、
その各出口側には方向制御弁24,25を介してアクチ
ュエータ26,27がそれぞれ接続してあり、前記圧力
補償弁22,23はチェック弁部28と減圧弁部29を
有し、チェック弁部28は圧力室aの入口圧力で開き方
向に押され、圧力室bの出口圧力で閉じ方向に押される
ようになり、出口側が方向制御弁24,25の入口ポー
ト24a,25aに接続し、減圧弁部29は負荷圧導入
管30,31で圧力室cに導入した自己のアクチュエー
タの負荷圧で開き方向に押され、弱いばね32と圧力室
dに導入した出口圧力で閉じ方向に押されると共に、チ
ェック弁部28を閉じ側に押す押杆33を備え、各減圧
弁部29の出口側は負荷圧検出導管34にそれぞれ連通
し、この負荷圧検出導管34は絞り35を経てタンク3
6に連通している。前記油圧ポンプ20は可変容量型と
なり、その斜板37の角度を変更する調節シリンダ38
にはポンプ吐出圧がポンプ調整用方向制御弁39によっ
て供給される。
【0009】次に作動を説明する。 方向制御弁24,25が中立位置Aのとき。油圧ポン
プ20によってタンク36から吸上げられた油は、吐出
導管21を通ってチェック弁部28の開く方向の圧力室
aに案内される。この時、減圧弁部27の圧力室c,d
は、ともにタンク36に通じているので、この圧力室
c,dの圧力はともにゼロで、よって減圧弁部29は、
弱いばね32によって押され杆体33がチェック弁部2
8に当接しているだけである。一方、ポンプ吐出圧は、
ポンプ調整用方向制御弁39のばね40によって負荷圧
検出導管34の圧力との差圧がある一定に保たれる。い
ま、この差圧を20kg/cm2 とすると負荷圧検出導
管34の圧力はゼロなので、ポンプ吐出圧は20kg/
cm2 まで上昇し、同時にチェック弁部28の圧力室a
にポンプ吐出圧が流入して方向制御弁24,25の入口
圧(チェック弁部28の出口圧)がポンプ吐出圧と等し
くなるまでストロークし、等しくなれば、弱いばね32
によってレシートする。減圧弁部29は、ストロークエ
ンド時のみ、ポンプ吐出導管21と圧力室dを連通させ
る一方、チェック弁部28は、ストロークエンドに達す
る前に、ポンプ吐出導管21と出口側を連通させるの
で、方向制御弁24,25が中立位置Aのときは、ポン
プ吐出導管21と圧力室dが連通することはなく、圧力
室cの圧力はゼロのままである。
【0010】方向制御弁24,25のいずれか一方の
み圧油供給位置Bにストロークさせるとき。いま、方向
制御弁24を圧油供給位置Bにストロークさせ、方向制
御弁25は、中立位置Aとする。方向制御弁24をスト
ロークさせ入口ポート24aとアクチュエータ26の一
方の導管41を接続させ、同時に、アクチュエータ26
と他方の導管42のタンク36を接続させる。導管41
と入口ポート24aが接続したとき、導管41内の圧力
(負荷圧)がポンプ吐出圧(20kg/cm2 )より大
きいときはチェック弁部28が圧力室bの圧力でレシー
トするため、アクチュエータ26の自然降下を防止する
ことができる。アクチュエータ26の導管41の圧力、
すなわち負荷圧が負荷圧導入管30を介して減圧弁部2
9の一方の圧力室cに導かれる。他方の圧力室dの圧力
はゼロであるため、減圧弁部29は、チェック弁部28
から解離する方向にストロークエンドまでストローク
し、減圧弁部29の絞りを介して、ポンプ吐出導管21
と負荷圧検出導管34が連通する。導管41内の圧力
(負荷圧)がポンプ吐出圧(=20kg/cm2 )より
大きいときは、チェック弁部28が圧力室bの圧力で閉
じ、その圧力が、減圧弁部29の一方の圧力室cに導か
れるため、他方の圧力室dとポンプ吐出導管21が連通
しても、減圧弁部29はストロークしたままである。一
方、導管41内の圧力(負荷圧)がポンプ吐出圧(=2
0kg/cm2)より小さいときは、その負荷圧が減圧
弁部29の一方の圧力室cに導かれ、減圧弁部29が一
方の圧力室cの圧力でストロークするが、他方の圧力室
の圧力が一方の圧力室cの圧力で(すなわち負荷圧)ま
で上昇すると、弱いばね32によって閉じチェック弁部
28に当接する。いずれの場合でも、減圧弁部29は、
一方の圧力室c内の圧力と他方の圧力室d内の圧力が等
しくなるまで、ポンプ吐出導管21と圧力室dを連通さ
せ、両圧力室c,d内の圧力が等しくなれば弱いばね3
2によって閉じチェック弁部28に当接する。結果とし
て負荷圧検出路34内の圧力は、負荷圧と等しくなり、
ポンプ吐出圧は、ポンプ調整用方向制御弁39によっ
て、ある差圧(ここでは20kg/cm2 )分だけ、負
荷圧検出導管34内の圧力より高い圧力に制御される。
このポンプ吐出圧は、チェック弁部28を介して、入口
ポート24aに導かれているので、すなわち、方向制御
弁24の入口圧と出口圧(=負荷圧)の間には、差圧
(=20kg/cm2 )が保たれることになる。よっ
て、方向制御弁24のストロークに伴なう入口側と出口
側の間の絞りの開口面積の変化によってのみ、アクチュ
エータ26へ供給される流量が制御される。方向制御弁
24をストロークさせる際、アクチュエータ26の導管
41あるいは42と負荷圧導入管30が接続され、一
方、負荷圧導入管30は、減圧弁部29の一方の圧力室
cと接続されているが、減圧弁部29において負荷圧導
入管30内の圧力は、パイロット圧力(減圧弁部のセッ
ト圧力)としてのみ使われるので、その圧力がぬけるこ
とはなく、すなわち、方向制御弁26をストロークさせ
た際、負荷圧がぬけることによるアクチュエータ26の
自然降下はない。
【0011】前記負荷圧検出導管34はもう一方の方向
制御弁25に配設されている圧力補償弁23の減圧弁部
29の他方の圧力室dにも接続されているが、減圧弁部
29の一方の圧力室cは、方向制御弁25の中立位置A
によってタンク36と接続しているため、負荷圧導入管
31内の圧力はゼロで、よって圧力室d内の圧力によっ
て減圧弁部29は、チェック弁部28を閉じる方向に付
勢する。一方、チェック弁部28を開く方向の圧力室a
には、ポンプ吐出導管21よりポンプ吐出圧が導かれる
ため、全体として、ポンプ吐出圧と負荷圧検出路34内
の圧力の差圧分(=20kg/cm2 )によってチェッ
ク弁部28及び減圧弁部29をチェック弁部63の開く
方向にストロークさせるが、わずかにストロークし入口
ポート25aの圧力がその差圧(=20kg/cm2
になれば、弱いばね32によってレシートし、結果とし
て、ストロークエンドまで減圧弁部29がストロークす
ることはなく、方向制御弁24側の油圧制御には、何ら
影響することはない。
【0012】方向制御弁24,25のいずれも圧油供
給位置Bにストロークさせるとき。 −各アクチュエータ26,27に必要とされる流量
の合計が油圧ポンプ20の最大吐出流量以下のとき。い
ま、方向制御弁24,25をともに圧油供給位置Bにス
トロークさせ、入口ポート24aと導管41と負荷圧導
入路30、及び、入口ポート25aと導管43と負荷圧
導入路31をそれぞれ接続させたとする。一方の減圧弁
部29は、圧力室d内の圧力が一方の圧力室c内の圧力
に等しくなるまで、また他方の減圧弁部29は、圧力室
d内の圧力が、一方の圧力室c内の圧力に等しくなるま
で、それぞれストロークエンドまでストロークしたまま
である。いま、二つのアクチュエータ26,27の負荷
圧のうち、アクチュエータ26の負荷圧がより大きいと
する。すなわち負荷圧導入管30内の圧力の方が負荷圧
導入管31内の圧力より大きいとする。仮に、アクチュ
エータ26の負荷圧を100(kg/cm2 )アクチュ
エータ27の負荷圧を10(kg/cm2 )とする。負
荷圧検出導管34は、絞り35を介してタンク36と接
続されているので、方向制御弁ストローク前は負荷圧検
出導管34内の圧力はゼロである。よって、各減圧弁部
29は負荷圧検出管30および31内の圧力によってと
もにストロークし、ポンプ吐出圧が圧力検出導管34内
の圧力と連通させる。圧力検出導管34内の圧力が低圧
側のアクチュエータ27の導管43内の圧力(10kg
/cm2 )まで上昇すると、まず、他方の圧力補償弁2
3の減圧弁部29が閉じる。一方の圧力補償弁22の減
圧弁部29はストロークしたままであり、圧力検出導管
34内の圧力はポンプ吐出圧(20kg/cm2 )と等
しくなるまで上昇する。このとき高圧側のアクチュエー
タ26の方向制御弁24の入口ポート24aの圧力は1
00(kg/cm2 )であり、圧力補償弁22のチェッ
ク弁部28は閉じていて、減圧弁部29とは解離してい
る。一方圧力補償弁23の減圧弁部29は、二つの圧力
室cとd内の圧力の差(20−10=10kg/c
2 )でチェック弁部28を閉じる方向に付勢する。一
方、チェック弁部28の開く方向の圧力室a内の圧力
(ポンプ吐出圧)は20(kg/cm2 )であるため、
結果として方向制御弁25の入口ポート25aの圧力が
10(kg/cm2 )になるまでチェック弁部28が開
いた後、弱いばね32によってレシートする。
【0013】ポンプ調整用方向制御弁39によって、あ
る差圧(20kg/cm2 )分だけ、負荷圧検出導管3
4内の圧力(20kg/cm2 )より高い圧力にポンプ
吐出圧が制御される(40kg/cm2 )。このときも
高圧側の圧力補償弁22のチェック弁部28は閉じたま
まで減圧弁部29はストロークしたままで負荷圧検出導
管34内の圧力は40(kg/cm2 )となり、一方、
低圧側の圧力補償弁23の減圧弁部29は、負荷圧検出
導管34と負荷圧導入管31内の圧力差(=30kg/
cm2 )でチェック弁部28を閉じる方向に付勢し、結
果として方向制御弁25の入口ポート25aの圧力は1
0kg/cm2 のままである。このようにして、負荷圧
検出導管34内の圧力とポンプ吐出圧が上昇し続け、や
がてポンプ吐出圧が高圧側のアクチュエータ26の負荷
圧(100kg/cm2 )と等しくなると、高圧側の圧
力補償弁22の減圧弁部29の二つの圧力室cとd内の
圧力はともに100kg/cm2 となり、弱いばね32
によって、閉じてチェック弁部28に当接する。このと
き低圧側の圧力補償弁23の減圧弁部29は負荷圧検出
導管34と負荷圧導入管31内の圧力差(100−10
=90kg/cm2 )でチェック弁部28を閉じる方向
に付勢し、結果として低圧側の方向制御弁25の入口ポ
ート25aの圧力は10kg/cm2 )のままである。
再び、ポンプ調整用方向制御弁39によって、ポンプ吐
出圧が120(kg/cm2 )に制御される。このとき
高圧側の圧力補償弁22の減圧弁部29は、弱いばね3
2によってチェック弁部28に当接しているだけであ
り、チェック弁部28の二つの圧力室aとbの圧力差に
よって、ここで初めてチェック弁部28が開き、ポンプ
吐出圧(120kg/cm2 )が方向制御弁24の入口
ポート24aに導かれる。一方、低圧側の圧力補償弁2
3の減圧弁部29は負荷圧検出導管34と負荷圧導入管
31内の圧力差(=90kg/cm2 )分でチェック弁
部28を閉じる方向に付勢し続けるが、チェック弁部2
8の開く方向の圧力室a内の圧力が120(kg/cm
2 )になったので方向制御弁25の入口ポート25aの
圧力が30(kg/cm2 )(120−90)となる状
態で、チェック弁部28及び減圧弁部29が圧力バラン
スする。すなわち、チェック弁部28及び減圧弁部29
はわずかにストロークし、チェック弁部28において、
120kg/cm2 から30kg/cm2 になるように
絞っている状態となる。ここで初めて、この油圧制御系
はつり合い、高圧側の方向制御弁24の入口ポート24
aの圧力が120kg/cm2 、低圧側の方向制御弁2
5の入口ポート25aの圧力が30kg/cm2 とな
り、すなわち、二つの方向制御弁24,25の入口圧と
出口圧(負荷圧)の差は、ともに20kg/cm2 に保
たれることにより、二つの方向制御弁24,25はとも
に、ストローク分だけで、アクチュエータ26,27に
供給する流量を制御することができるようになる。
【0014】以上の構成及び作用は先に提案した圧油供
給装置と同一であり、次に本発明の構成及び作用する。
図2に示すように、前記方向制御弁24,25はパイロ
ット弁50の吐出圧油でそれぞれ切換えられ、このパイ
ロット弁50にはパイロット用ポンプ51の吐出導管5
2が接続してある。前記パイロット用ポンプ51の吐出
導管52と油圧ポンプ20の吐出導管21は高圧優先弁
53を介して各圧力補償弁22,23の減圧弁部29の
入口ポート29aにそれぞれ接続している。
【0015】次に作動を説明する。油圧ポンプ20の吐
出圧P1 がパイロット用ポンプ51の吐出圧P2 よりも
低い時にはその吐出圧P2 が各減圧弁部29の入口ポー
ト29aに供給されるので、アクチュエータ26,27
の負荷が急激に上昇した時に検出負荷圧P0 を短時間に
上昇できる。
【0016】例えば、前述ので説明した方向制御弁2
4,25が中立位置Aのときに油圧ポンプ20の吐出圧
1 は20kg/cm2 と低圧であり、この時パイロッ
ト用油圧ポンプ51の吐出圧P2 は30kg/cm2
高圧となっているので、この吐出圧P2 より検出負荷圧
0 を所定の圧力まで上昇するので、短時間に上昇でき
る。
【0017】図3は具体構造を示し、弁ブロック60に
スプール孔61とチェック弁用孔62と減圧弁用孔63
を形成し、前記弁ブロック60にはスプール孔61に開
口した入口ポート64、第1・第2負荷圧検出ポート6
5,66、第1・第2アクチュエータポート67,6
8、第1・第2タンクポート69,70をそれぞれ形成
し、このスプール孔61に各ポートを連通・遮断する主
スプール71を嵌挿して方向制御弁24,25とし、前
記弁ブロック60にはチェック弁用孔62に開口した第
1ポート72及びチェック弁用孔62を入口ポート64
に連通する油路73を形成し、そのチェック弁用孔62
に第1ポート72と油路73を連通・遮断し、かつ遮断
位置でストップされるスプール74を挿入してチェック
弁部28とし、前記弁ブロック60には減圧弁用孔63
に開口する第2・第3ポート75、76を形成し、この
減圧弁用孔63にスプール77を嵌挿して第1圧力室7
8と第2圧力室79を形成し、その第1圧力室78を第
2負荷圧検出ポート66に連通し、第2圧力室79を第
3ポート76に連通し、前記スプール77をばね80で
一方向に付勢して前記チェック弁部28のスプール74
を遮断位置に押しつけ保持して減圧弁部29としてあ
る。
【0018】1つの弁ブロック60にポンプポート81
と補助ポート82を形成し、このポンプポート81を第
1ポート72に連通すると共に、ポンプポート81と補
助ポート82をシャトル弁83で第2ポート75に接続
してある。
【0019】そして、各弁ブロック60を連結して各第
1ポート72を連通すると共に、各第2ポート75及び
第3ポート76をそれぞれ連通し、ポンプポート81に
油圧ポンプ20の吐出導管21を接続すると共に、補助
ポート82にパイロット用ポンプ51の吐出導管52を
接続してある。
【0020】
【発明の効果】高圧側のアクチュエータ26に接続した
圧力補償弁22の減圧弁部29は連通方向に押されてチ
ェック弁部28より離れるから、ポンプ吐出圧がチェッ
ク弁部28より方向制御弁24の入口ポート24aに供
給されると共に、減圧弁部29の出力圧は高圧側の負荷
圧に見合う高圧となり、低圧側のアクチュエータ27に
接続した圧力補償弁23の減圧弁部29は前記減圧弁部
29の出力圧で遮断方向に押されてチェック弁部28を
閉じ側に押すのでそのチェック弁部28の出力圧はポン
プ吐出圧よりも負荷圧の差だけ低い圧力となり、これに
よって1つの油圧ポンプ20の吐出圧油を異なる負荷圧
のアクチュエータに流量分配して供給でき、しかも複数
のアクチュエータの負荷圧を比較するシャトル弁が不要
となってコストを安くできるし、高圧となるアクチュエ
ータが変化して減圧弁部29の一方の圧力室cに作用す
る負荷圧が変化してもアクチュエータが自然降下するこ
とがない。また、減圧弁部29の入口側には油圧ポンプ
20の吐出圧油と他の油圧源の高圧油における高圧の圧
油が供給されるので、油圧ポンプ20の吐出圧油が低い
時にも負荷圧検出圧を短時間に上昇できて負荷検出圧の
上昇感度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の油圧回路図である。
【図2】本発明の実施例を示す油圧回路図である。
【図3】本発明の具体構造を示す断面図である。
【符号の説明】
20…油圧ポンプ、21…ポンプ吐出導管、22…圧力
補償弁、23…圧力補償弁、24…方向制御弁、25…
方向制御弁、26…アクチュエータ、27…アクチュエ
ータ、28…チェック弁部、29…減圧弁部、51…パ
イロット用ポンプ、52…吐出導管、53…高圧優先
弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各アクチュエータ26,27の入口側に
    設けた圧力補償弁22,23を、ポンプ吐出導管21と
    方向制御弁24,25の入口ポート24a,25aを開
    閉するチェック弁部28及びポンプ吐出圧を減圧する減
    圧弁部29より構成し、そのチェック弁部28を入口圧
    で開き方向に移動し、出口圧で閉じ方向に移動する構成
    とし、減圧弁部29をばね32でチェック弁部28に当
    接され一方の圧力室cの圧力で入口側と出口側を連通
    し、かつチェック弁部28より離れる方向に押され、他
    方の圧力室dの圧力で入口側と出口側を遮断し、かつチ
    ェック弁部28を閉じる方向に押される構成とし、前記
    一方の圧力室cに自己のアクチュエータの負荷圧を供給
    し、他方の圧力室dをそれぞれ連通し、 油圧ポンプ20の吐出導管21をチェック弁部28の入
    口側に接続し、この油圧ポンプ20の吐出圧油と他の油
    圧源の高圧油を高圧優先弁53で前記減圧弁部29の入
    口側に接続したことを特徴とする圧油供給装置。
JP28577792A 1992-10-23 1992-10-23 圧油供給装置 Pending JPH06137305A (ja)

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JP28577792A JPH06137305A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 圧油供給装置
EP93923052A EP0747601B1 (en) 1992-10-23 1993-10-22 Pressure oil supply system having a pressure compensating valve
DE1993628382 DE69328382T2 (de) 1992-10-23 1993-10-22 Druckölzufuhrsystem mit druckkompensierendem ventil
PCT/JP1993/001534 WO1994010454A1 (en) 1992-10-23 1993-10-22 Pressure oil supply system having a pressure compensating valve
KR1019950701574A KR950704617A (ko) 1992-10-23 1993-10-22 가압유 공급장치(Pressurized fluid supply system)
US08/411,817 US5651390A (en) 1992-10-23 1993-10-22 Pressurized fluid supply system
US08/600,505 US5784885A (en) 1992-10-23 1996-02-13 Pressurized fluid supply system
US08/742,777 US5845678A (en) 1992-10-23 1996-10-31 Pressurized fluid supply system

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102803747A (zh) * 2009-06-24 2012-11-28 诺德液压股份公司 阀装置

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CN102803747A (zh) * 2009-06-24 2012-11-28 诺德液压股份公司 阀装置

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