JP3116564B2 - 圧油供給装置 - Google Patents

圧油供給装置

Info

Publication number
JP3116564B2
JP3116564B2 JP04161931A JP16193192A JP3116564B2 JP 3116564 B2 JP3116564 B2 JP 3116564B2 JP 04161931 A JP04161931 A JP 04161931A JP 16193192 A JP16193192 A JP 16193192A JP 3116564 B2 JP3116564 B2 JP 3116564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
port
valve
pump
check valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04161931A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05332315A (ja
Inventor
忠雄 唐鎌
光正 明石
照夫 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP04161931A priority Critical patent/JP3116564B2/ja
Publication of JPH05332315A publication Critical patent/JPH05332315A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3116564B2 publication Critical patent/JP3116564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1つ又は複数の油圧ポン
プの吐出圧油を複数のアクチュエータ、特に左右走行用
油圧モータと旋回用油圧モータに供給する圧油供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−11706号公報に示す圧
油供給装置が知られている。すなわち、図1に示すよう
に油圧ポンプ1の吐出導管2に複数の圧力補償弁3,1
3を並列に接続し、各圧力補償弁3,13の出口導管
4,14に方向制御弁5,15をそれぞれ設けこの各方
向制御弁5,15の出力側をアクチュエータ6,16に
それぞれ接続し、前記圧力補償弁3,13をポンプ吐出
圧と方向制御弁出口圧で開き方向に押され、方向制御弁
入口圧と最も高い負荷圧で閉じ方向に押される構造とし
た圧油供給装置である。この圧油供給装置であれば、複
数の方向制御弁3,13を同時操作した時に各アクチュ
エータにポンプ吐出圧油を所定の分配比で供給できる。
【0003】かかる圧油供給装置であるとアクチュエー
タの負荷圧を比較して高い方の負荷圧を圧力補償弁に供
給するためにシャトル弁7が必ず必要であり、しかもこ
のシャトル弁7はアクチュエータの数より1つ少ない数
だけ必要であり、それだけコストが高くなる。また、前
述の図1に示す圧油供給装置であると2つのアクチュエ
ータ6,12をともに作動させ、それらの負荷圧のう
ち、アクチュエータ6側の負荷圧が大きいとする。この
ときは、導管8内の圧力が最高負荷圧としてシャトル弁
7によって導管9に導かれる。次に、負荷圧が変動し
て、アクチュエータ16側の負荷圧の方がアクチュエー
タ6側の負荷圧より大きくなったとする。その際、すな
わちシャトル弁7が切換わる際、シャトル弁7内の吹き
ぬけにより導管18内の圧力がぬけ、他方の導管8内の
圧力が押しこめられる。そのため、シャトル弁7の切換
え時、過渡的にアクチュエータ6は自然降下しアクチュ
エータ6は加速される。そこで、本出願人は先に前述の
課題を解決できるようにした圧油供給装置を出願した。
【0004】かかる圧油供給装置は図2に示すように、
油圧ポンプ20の吐出路21に複数の方向制御弁22を
設け、この各方向制御弁22の入口側にチェック弁部2
3と減圧弁部24より成る圧力補償弁25をそれぞれ設
けたものであり、この方向制御弁22と圧力補償弁25
は図3に示すように構成してある。
【0005】すなわち、図3に示すように、弁ブロック
30は略直方体形状となり、この弁ブロック30の上部
寄りにスプール孔31が左右側面32,33に開口して
形成され、このスプール31に開口した第1・第2アク
チュエータポート34,35が上面36に開口して形成
してあり、弁ブロック30の下部寄りには左側面32に
開口したチェック弁用孔37と右側面33に開口した減
圧弁用孔38が同心状に形成され、前記チェック弁用孔
37に開口した第1ポート39が前後面に開口して形成
され、前記減圧弁用孔38に開口した第2、第3ポート
42,43が前後面に開口して形成してあり、複数の弁
ブロック30の前後面を突き合せて連結すると各第1・
第2・第3ポート39,42,43が連通するようにし
てある。
【0006】前記弁ブロック30にはスプール孔31に
開口したポンプポート44、第1・第2負荷圧検出ポー
ト45,46、前記第1・第2アクチュエータポート3
4,35、第1、第2タンクポート47,48が形成さ
れ、そのスプール孔31に嵌挿した主スプール49には
第1・第2小径部50,51と連通用溝52が形成して
あり、主スプール49には第1・第2負荷圧検出ポート
45,46を常時連通する第1油路53及び第2負荷圧
検出ポート46と第2タンクポート48を連通・遮断す
る第2油路54が形成され、スプール49はスプリング
で各ポートを遮断し、第2油路54で第2負荷圧検出ポ
ート46と第2タンクポート48を連通する中立位置に
保持され、スプール49を右方に摺動すると第2小径部
51で第2アクチュエータポート35を第2タンクポー
ト48に連通し、連通用溝52でポンプポート44が第
2負荷圧検出ポート46に連通し、第1小径部50で第
1アクチュエータポート34が第1負荷圧検出ポート4
5に連通し、かつ第2負荷圧検出ポート46と第2タン
クポート48が遮断する第1圧油供給位置となり、スプ
ール49を左方に摺動すると第1小径部50で第1アク
チュエータポート34を第1タンクポート47に連通
し、連通用溝52でポンプポート44が第1負荷圧検出
ポート45に連通し、第2小径部51で第2アクチュエ
ータポート35が第2負荷圧検出ポート46に連通し、
かつ第2負荷圧検出ポート46と第2タンクポート48
が遮断する第2圧油供給位置となって方向制御弁22を
構成している。
【0007】前記チェック弁用孔37は油路56でポン
プポート44に開口し、そのチェック弁用孔37には前
記第1ポート39とポンプポート44を連通遮断する弁
60が嵌挿され、その弁60はプラグ61に設けたスト
ッパ杆62で図示位置より左方に摺動しないように規制
されて遮断位置に保持されてチェック弁部23を構成し
ている。前記減圧弁用孔38は第4ポート57と油路5
8で第2負荷圧検出ポート46に連通し、この減圧弁用
孔38にはスプール64が嵌挿されて第1圧力室65と
第2圧力室66を形成し、第1圧力室65は第4ポート
57に連通し、第2圧力室66は第3ポート43に連通
し、前記スプール64の盲穴67に挿入したフリーピス
トン68と盲穴67底部との間にばね69が設けられて
フリーピストン68はプラグ70に当接し、かつスプー
ル64に一体的に設けた押杆71が透孔72より突出し
て前記弁60をストッパ杆62に当接しており、前記ス
プール64には第2ポート42を盲穴67に連通する細
孔73が形成されて減圧弁部24を構成し、この減圧弁
部24と前記チェック弁部23とで圧力補償弁25を構
成している。
【0008】そして、図2に示すように油圧ポンプ20
の吐出路21を第1ポート39、第2ポート42に連通
し、第3ポート43に負荷圧検出路82を接続し、第1
・第2アクチュエータポート34,35にアクチュエー
タ88が接続してある。図2において、83は油圧ポン
プ20の吐出流量を制御する斜板、84はサーボシリン
ダ、85はポンプ調整用方向制御弁である。
【0009】次に作動を図2に基づいて説明する。方
向制御弁22が中立位置Aのとき。油圧ポンプ20によ
ってタンク86から吸上げられた油は、吐出路21を通
ってチェック弁部23の開く方向の圧力室aに案内され
る。この時、減圧弁部24の圧力室65,66は、とも
にタンク86に通じているので、この圧力室65,66
の圧力はともにゼロで、よって減圧弁部24は、弱いば
ね69によって押され杆体71がチェック弁部23に当
接しているだけである。一方、ポンプ吐出圧は、ポンプ
調整用方向制御弁85のばね87によって負荷圧検出路
82の圧力との差圧がある一定に保たれる。いま、この
差圧を20kg/cmとすると負荷圧検出路82の圧
力はゼロなので、ポンプ吐出圧は20kg/cmまで
上昇し、同時にチェック弁部23の圧力室aにポンプ吐
出圧が流入して方向制御弁22の入口圧(チェック弁部
63の出口圧)がポンプ吐出圧と等しくなるまでストロ
ークし、等しくなれば、弱いばね69によってレシート
する。減圧弁部24は、ストロークエンド時のみ、ポン
プ吐出路21と圧力室66を連通させる一方、チェック
弁部23は、ストロークエンドに達する前に、ポンプ吐
出路81と出口側を連通させるので、方向制御弁22が
中立位置Aのときは、ポンプ吐出路21と圧力室66が
連通することはなく、圧力室65の圧力はゼロのままで
ある。
【0010】方向制御弁22のいずれか一方のみ第1
圧油供給位置Bにストロークさせるとき。いま、左側の
方向制御弁22を第1圧油供給位置Bにストロークさ
せ、右側の方向制御弁22は、中立位置Aとする。方向
制御弁22をストロークさせポンプポート44と第1ア
クチュエータポート34を接続させ、同時に、第2アク
チュエータ35と第2タンクポート48を接続させる。
この時第1アクチュエータポート34とアクチュエータ
88を接続する導管89内の圧力(負荷圧)がポンプ吐
出圧(20kg/cm2 )より大きいときはチェック弁
部23が圧力室bの圧力でレシートするため、アクチュ
エータ88の自然降下を防止することができる。アクチ
ュエータ88の導管89の圧力、すなわち負荷圧が第1
油路53、通路58より減圧弁部24の一方の圧力室6
5に導かれる。他方の圧力室66の圧力はゼロであるた
め、減圧弁部24は、チェック弁部23から解離する方
向にストロークエンドまでストロークし、減圧弁部24
の絞りを介して、ポンプ吐出路21と負荷圧検出路82
が連通する。前記導管89内の圧力(負荷圧)がポンプ
吐出圧(=20kg/cm2 )より大きいときは、チェ
ック弁部23の圧力室bの圧力で閉じ、その圧力が、減
圧弁部24の一方の圧力室65に導かれるため、他方の
圧力室66とポンプ吐出路21が連通しても、減圧弁部
24はストロークしたままである。一方、導管41内の
圧力(負荷圧)がポンプ吐出圧(=20kg/cm2
より小さいときは、その負荷圧が減圧弁部24の一方の
圧力室65に導かれ、減圧弁部24が一方の圧力室65
の圧力でストロークするが、他方の圧力室66の圧力が
一方の圧力室65の圧力(すなわち負荷圧)まで上昇す
ると、弱いばね69によって閉じチェック弁部23に当
接する。いずれの場合でも、減圧弁部24は、一方の圧
力室65内の圧力と他方の圧力室66内の圧力が等しく
なるまで、ポンプ吐出路21と圧力室66を連通させ、
両圧力室65,66内の圧力が等しくなれば弱いばね6
9によって閉じチェック弁部23に当接する。結果とし
て負荷圧検出路82内の圧力は、負荷圧と等しくなり、
ポンプ吐出圧は、ポンプ調整用方向制御弁85によっ
て、ある差圧(ここでは20kg/cm2 )分だけ、負
荷圧検出路82内の圧力より高い圧力に制御される。こ
のポンプ吐出圧は、チェック弁部23を介して、ポンプ
ポート44に導かれているので、すなわち、方向制御弁
22の入口圧と出口圧(=負荷圧)の間には、差圧(=
20kg/cm2 )が保たれることになる。よって、方
向制御弁22のストロークに伴なう入口側と出口側の間
の絞りの開口面積の変化によってのみ、アクチュエータ
88へ供給される流量が制御される。方向制御弁22を
ストロークさせる際、アクチュエータ88の導管89あ
るいは90と負荷圧導入用の第2油路53が接続され、
一方、第2油路53は、減圧弁部24の一方の圧力室6
5と接続されているが、減圧弁部24において負荷圧
は、パイロット圧力(減圧弁部のセット圧力)としての
み使われるので、その圧力がぬけることはなく、すなわ
ち、方向制御弁22をストロークさせた際、負荷圧がぬ
けることによるアクチュエータ88の自然降下はない。
【0011】前記負荷圧検出路82はもう一方の方向制
御弁22に配設されている圧力補償弁25の減圧弁部2
4の他方の圧力室66にも接続されているが、減圧弁部
24の一方の圧力室65は、方向制御弁22の中立位置
Aによってタンク86と接続しているため、負荷圧導入
用の第1油路53内の圧力はゼロで、よって圧力室66
内の圧力によって減圧弁部24は、チェック弁部23を
閉じる方向に付勢する。一方、チェック弁部24を開く
方向の圧力室aには、ポンプ吐出路81よりポンプ吐出
圧が導かれるため、全体として、ポンプ吐出圧と負荷圧
検出路82内の圧力の差圧分(=20kg/cm2 )に
よってチェック弁部23及び減圧弁部24をチェック弁
部23の開く方向にストロークさせるが、わずかにスト
ロークしポンプポート44の圧力がその差圧(=20k
g/cm2 )になれば、弱いばね69によってレシート
し、結果として、ストロークエンドまで減圧弁部24が
ストロークすることはなく、方向制御弁22側の油圧制
御には、何ら影響することはない。
【0012】方向制御弁22のいずれも第1圧油供給
位置Bにストロークさせるとき。 −各アクチュエータ88に必要とされる流量の合計
が油圧ポンプ20の最大吐出流量位置のとき。 いま、方向制御弁22をともに第1圧油供給位置Bにス
トロークさせ、各ポンプポート44と各導管89と各負
荷圧導用の第1油路53をそれぞれ接続させたとする。
一方の減圧弁部24は、圧力室66内の圧力が一方の圧
力室65内の圧力に等しくなるまで、また他方の減圧弁
部24は、圧力室66内の圧力が、一方の圧力室65内
の圧力に等しくなるまで、それぞれストロークエンドま
でストロークしたままである。いま、二つのアクチュエ
ータ88,88の負荷圧のうち、左側のアクチュエータ
88の負荷圧がより大きいとする。仮に、左側アクチュ
エータ88の負荷圧を100(kg/cm)、右側の
アクチュエータ88の負荷圧を10(kg/cm)と
する。負荷圧検出路82は、絞り91を介してタンク8
6と接続されているので、方向制御弁ストローク前は負
荷圧検出路82内の圧力はゼロである。よって、各減圧
弁部24は負荷圧検出用の第1油路53内の圧力によっ
てもストロークし、ポンプ吐出圧が圧力検出導管34内
の圧力と連通させる。負荷圧検出路82内の圧力が低圧
側である右側のアクチュエータ88の導管90内の圧力
(10kg/cm)まで上昇すると、まず、右方の圧
力補償弁25の減圧弁部24が閉じる。左方の圧力補償
弁25の減圧弁部24はストロークしたままであり、負
荷圧検出路82内の圧力はポンプ吐出圧(20kg/c
)と等しくなるまで上昇する。このとき高圧側であ
る左側のアクチュエータ88の方向制御弁22のポンプ
ポート44の圧力は100(kg/cm)であり、圧
力補償弁25のチェック弁部23は閉じていて、減圧弁
部24とは解離している。一方圧力補償弁25の減圧弁
部24は、二つの圧力室65と66内の圧力の差(20
−10=10kg/cm)でチェック弁部23を閉じ
る方向に付勢する。一方、チェック弁部23の開く方向
の圧力室a内の圧力(ポンプ吐出圧)は20(kg/c
)であるため、結果として方向制御弁22のポンプ
ポート44の圧力が10(kg/cm)になるまでチ
ェック弁部23が開いた後、弱いばね69によってレシ
ートする。ポンプ調整用方向制御弁85によって、ある
差圧(20kg/cm)分だけ、負荷圧検出路82内
の圧力(20kg/cm)より高い圧力にポンプ吐出
圧が制御される(40kg/cm)。このときも高圧
側の圧力補償弁25のチェック弁部23は閉じたままで
減圧弁部24はストロークしたままで負荷圧検出路82
内の圧力は40(kg/cm)となり、一方、低圧側
の圧力補償弁25の減圧弁部24は、負荷圧検出路82
と負荷圧導入用の第1油路53内の圧力差(=30kg
/cm)でチェック弁部23を閉じる方向に付勢し、
結果として方向制御弁22のポンプポート44の圧力は
10kg/cmのままである。このようにして、負荷
圧検出路82内の圧力とポンプ吐出圧が上昇し続け、や
がてポンプ吐出圧が高圧側のアクチュエータ88の負荷
圧(100kg/cm)と等しくなると、高圧側の圧
力補償弁25の減圧弁部23の二つの圧力室65と66
内の圧力はともに100kg/cmとなり、弱いばね
69によって、閉じチェック弁部23に当接する。この
とき低圧側の圧力補償弁25の減圧弁部24は負荷圧検
出路82と負荷圧導入用の第1油路53内の圧力差(1
00−10=90kg/cm)でチェック弁部23を
閉じる方向に付勢し、結果として低圧側の方向制御弁2
2のポンプポート44の圧力は10kg/cmのまま
である。再び、ポンプ調整用方向制御弁85によって、
ポンプ吐出圧が120(kg/cm)に制御される。
このとき高圧側の圧力補償弁25の減圧弁部23は、弱
いばね69によってチェック弁部23に当接しているだ
けであり、チェック弁部23の二つの圧力室aとbの圧
力差によって、ここで始めてチェック弁部23が開き、
ポンプ吐出圧(120kg/cm)が方向制御弁22
のポンプポート44に導かれる。一方、低圧側の圧力補
償弁25の減圧弁部24は負荷圧検出路82と負荷圧導
入用の第1油路53内の圧力差(=90kg/cm
分でチェック弁部23を閉じる方向に付勢し続けるが、
チェック弁部23の開く方向の圧力室a内の圧力が12
0(kg/cm)になったので方向制御弁22の入口
ポート44の圧力が30(kg/cm)(120−9
0)となる状態で、チェック弁部23及び減圧弁部24
が圧力バランスする。すなわち、チェック弁部23及び
減圧弁部24はわずかにストロークし、チェック弁部2
3において、120kg/cmから30kg/cm
になるように絞っている状態となる。ここで初めて、こ
の油圧制御系はつり合い、高圧側の方向制御弁22のポ
ンプポート44の圧力が120kg/cm、低圧側の
方向制御弁22のポンプポート44の圧力が30kg/
cmとなり、すなわち、二つの方向制御弁22,22
の入口圧と出口圧(負荷圧)の差は、ともに20kg/
cmに保たれることにより、二つの方向制御弁22,
22はともに、ストローク分だけで、アクチュエータ8
8,88に供給する流量を制御することができるように
なる。
【0013】−各アクチュエータ88,88に必要
とされる流量は合計が油圧ポンプ20の最大吐出流量以
上のとき。 いま、アクチュエータ88,88の負荷圧および必要流
量を左側のアクチュエータ88が100kg/cm
501/min、右側のアクチュエータ88が10kg
/cm、501/minとする。油圧ポンプ20の最
大吐出流量が1001/min以上のときは、前述の通
り、方向制御弁22,22の入口圧と出口圧の差が一定
に保たれる(=20kg/cm)ため、ストロークに
よって流量制御ができ、501/minずつ流量分配す
ることはできる。次に、油圧ポンプ20の最大吐出量
701/minになったとする。二つの方向制御弁2
2,22の入口圧は前述の通り120kg/cm、3
0kg/cmであるので、高圧側の方向制御弁22へ
の流量が501/minから201/minに減る。低
圧側の方向制御弁22への流量は、501/minのま
まである。二つの方向制御弁22,22のストローク
(開口面積)を変えないとすると、高圧側の方向制御弁
22の入口圧と出口圧の差圧が流量が減った分、20k
g/cmから下がる。いま、差圧が14kg/c
、すなわち、入口圧が、120kg/cmから1
14(100+14)kg/cmに下がったとする。
この時圧力補償弁25の減圧弁部24の二つの圧力室6
5,66の圧力は、ともに100kg/cmのままで
あるから、減圧弁部24は弱いばね69によってチェッ
ク弁部23に当接しているだけであり、チェック弁部2
3の閉じる方向の圧力室b内の圧力が120kg/cm
から114kg/cmに減少すれば、チェック弁部
23が開いたまま(ストロークエンド)で、チェック弁
部23の開く方向の圧力室a内の圧力、すなわち、ポン
プ吐出圧が120kg/cmから114kg/cm
に減少する。この時(ポンプ吐出流量不足時)にはポン
プ吐出圧はポンプ調整用方向制御弁85の制御によらな
くなる。一方、低圧側の圧力補償弁25の減圧弁部24
の二つの圧力室65と66は、100kg/cm、1
0kg/cmのままで、その差圧90kg/cm
チェック弁部23を閉じる方向に付勢し続ける。一方、
チェック弁部23の開く方向の圧力室a内の圧力、すな
わちポンプ吐出圧が114kg/cmに減少したの
で、チェック弁部23の閉じる方向の圧力室b内の圧力
が30kg/cmから24kg/cmに減少した状
態でチェック弁部23及び減圧弁部24が圧力バランス
する。よって、低圧側の方向制御弁22の入口圧と出口
圧の差圧は20kg/cmから14kg/cm(2
4−10)に減少する。方向制御弁22のこの差圧の減
少により低圧側のアクチュエータ88への供給流量は5
01/minから減少し、その分高圧側のアクチュエー
タ88への供給流量が201/minから増える。すな
わち、方向制御弁22および22の入口圧と出口圧の差
圧が等しく、かつ、二つのアクチュエータ88,88へ
の供給量がともに351/minずつに分配される状態
で、この油圧制御系がつり合う。
【0014】一つの油圧ポンプ20によって負荷され
るアクチュエータが3つ以上のとき。アクチュエータが
3つ以上のときも、方向制御弁と油圧ポンプの間に、同
じチェック弁部23及び減圧弁部24を備えた圧力補償
弁25を配設し、各減圧弁部の閉じる方向の圧力差を負
荷圧検出路82によってすべて連通するだけで、アクチ
ュエータが3つ以上のときも前述の作動原理による作動
が実現される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】かかる圧油供給装置に
おいては負荷圧検出路82の最高負荷圧(以下制御圧と
いう)をポンプ調整用方向制御弁85に作用して油圧ポ
ンプ20のポンプ吐出量をポンプ吐出圧に基づいて増減
して油圧ポンプ20の吸収トルクを制御し、油圧ポンプ
20を駆動するエンジの過負荷を防止している。他方、
前述の圧油供給装置によってパワーショベルの左右走行
用油圧モータと旋回用油圧モータに圧油を供給する場合
に、左右走行用油圧モータにポンプ吐出圧油を供給して
走行している状態で旋回用油圧モータにポンプ吐出圧油
を供給してパワーショベルの上部車体を旋回動作する
と、上部車体の慣性が大きいために旋回用油圧モータの
負荷圧が走行中の左右走行用油圧モータの負荷圧よりも
急激に高くリリーフ圧となるから制御圧が高圧となって
ポンプ吐出量が減少するので、走行速度が急激に低下し
て大きな減速ショックが発生する。このために、図2に
示す従来の圧油供給装置においては旋回用油圧モータ側
の負荷圧検出部に接続した回路に開閉弁を設け、旋回用
油圧モータ以外のアクチュエータに圧油を供給する時に
は開閉弁を閉として旋回用油圧モータの負荷圧が検出さ
れないようにして圧力補償弁を他のアクチュエータの負
荷圧によってセットしている。
【0016】しかしながら前述の開閉弁を開閉して旋回
用油圧モータの負荷圧を検出したり、検出しないように
すると、開閉弁の開閉切替を判別するロジック回路が必
要となり、回路が複雑となってコスト高となる。
【0017】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした圧油供給装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】油圧ポンプ20の吐出路
21を、左右走行用油圧モータに圧油を供給する左右の
弁ブロック30−1,30−1の第1ポート39と旋回
用油圧モータに圧油を供給する弁ブロック30−2の第
1ポート39と第2ポート42にそれぞれ接続し、前記
左右の弁ブロック30−1,30−1の第2ポート42
相互を第1通路115で連通し、ポンプポート44を第
2通路116で連通し、この第2通路116を第3通路
117で前記弁ブロック30−2のポンプポート44に
連通して成る圧油供給装置。
【0019】
【作 用】左右の弁ブロック30−1,30−1の主
スプール49を操作して左右の走行用油圧モータに油圧
ポンプ20の吐出圧油を供給している状態で弁ブロック
30−2の主スプール49を操作して旋回用油圧モータ
に油圧ポンプ20の吐出圧油を供給すると、その旋回駆
動圧によって油圧ポンプ20の吐出圧油が上昇しようと
するが、その圧油の一部がポンプポート44、第3通路
117、第2通路116より左右の弁ブロック30−
1,30−1のポンプポート44より左右走行用油圧モ
ータにバイパスして圧力上昇が低減され、油圧ポンプ2
0の吐出量が急激に大幅に低下しないから、走行中に旋
回動作しても大きな減速ショックが生じないし、各弁ブ
ロック30のポンプポート44を第3・第2通路11
7,116で連通しただけであって、どの弁ブロック3
0の主スプールを操作したかを判断するロジック回路が
不要となるから構造簡単である。
【0020】
【実 施 例】本発明の実施例を図4以降を参照して説
明する。なお従来と同一部材は符号を同一とする。図4
は左右走行用油圧モータに圧油を供給する弁ブロック3
0−1の断面図であり、その方向制御弁22の主スプー
ル49にはポンプポート44と第1・第2負荷圧検出ポ
ート45,46を連通・遮断する中間小径部120が形
成してある。減圧弁部24の第3ポート43と第2圧力
室66をスプール64で遮断し、第3ポート43と第2
ポート42を連通・遮断するスリット状の開口100を
スプール64の外周面に形成し、第3ポート43に負荷
圧検出路82を接続する。スプール64の盲穴67を段
付形状とし、シート68を盲穴68aと環状凹部68b
を有する形状とし、そのシート68を盲穴67の外向段
部67aに当接しで固定し、そのシート68とプラグ7
0との間にバネ69を設け、前記シート68の盲穴68
aの開口周縁にチェック弁101をバネ102で押しつ
けて盲穴68aとチェック弁101との間に圧力室10
3を構成し、その圧力室103を第1絞り104で第2
圧力室66に連通し、かつ第2絞り105で環状凹部6
8bに連通し、その環状凹部68bをスプール64の絞
り106で第3ポート43に開口し、チェック弁101
のバネ室107を絞り108で第2ポート42に開口す
る。前記第1圧力室65をスプール64の切欠部109
と細孔110でシート68とチェック弁101との間に
連通してある。
【0021】図5は旋回用油圧モータに圧油を供給する
弁ブロック30−2の断面図であり、減圧弁部24の第
3ポート43と第2圧力室66をスプール64で遮断
し、第3ポート43と第2ポート42を連通・遮断する
スリット状の開口111をスプール64に形成し、第2
ポート42の圧油を第3ポート43より負荷圧検出路8
2に直接供給する。第2圧力室66はダンパ用絞り11
2を介した第3ポート43に連通し、フリーピストン6
8の圧力室113をダンパ用絞り114で前記開口11
1に開口連通する。なお、この弁ブロック30−2の減
圧弁部24は図3に示すものとしても良い。これによ
り、スプール64が右方に摺動する時には第2圧力室6
6内の圧油がダンパ用絞り112を通って第3ポート4
3に流れ、圧力室113の圧油はダンパ用絞り114を
通って第2ポート42に流れるのでスプール64が急激
に右方に摺動することを防止できるし、スプール64が
左方に摺動する時には前述と反対に流れるから左方に急
激に摺動することを防止できる。
【0022】図6に示すように左右走行用油圧モータに
圧油を供給する左右の弁ブロック30−1,30−1の
減圧弁部24,24における第2ポート42相互を第1
通路115で連通してあり、この左右の弁ブロック30
−1,30−1の第1・第2アクチュエータポート3
4,35に連通したアクチュエータ88は左右走行用油
圧モータとなっていると共に、油圧ポンプ20の吐出路
21は各弁ブロック30−1,30−1,30−2の第
1ポート39にそれぞれ接続し、かつ旋回用油圧モータ
に圧油を供給する弁ブロック30−2の第2ポート42
に接続し、各弁ブロック30−1,30−1,30−2
の第3ポート43は負荷圧検出路82にそれぞれ接続し
ている。前記左右の弁ブロック30−1,30−1のポ
ンプポート44は第2通路116で連通し、この第2通
路116は第3通路117で弁ブロック30−2のポン
プポート44に連通し、その第3通路117には絞り1
18とチェック弁119が設けられて弁ブロック30−
2のポンプポート44より弁ブロック30−1のポンプ
ポート44に圧油を減圧して供給できるようにしてあ
る。
【0023】次に作動を説明する。直進走行時。左右の
弁ブロック30−1,30−1の方向制御弁22の主ス
プール49を左方に摺動させると、図4に示すように油
圧ポンプ20の吐出圧油は第1ポート39、ポンプポー
ト44、中間小径部120、左側切欠部121、第1負
荷圧検出ポート45、連通路122、第2負荷圧検出ポ
ート46、左側切欠き123、第2小径部51、第2ア
クチュエータポート35よりアクチュエータ88の一方
のポート88aに流入し、その他方のポート88bから
の戻り油は第1アクチュエータポート34、第1小径部
51、左側切欠き124より第1タンクポート47に流
出する。アクチュエータ88である左右走行用油圧モー
タの負荷圧は第2アクチュエータポート35、第2負荷
圧検出ポート46、通路58より第1圧力室65に作用
してスプール64を右方に押圧してストロークさせる。
この時、第2ポート42の圧力はスプール64の絞り1
08でチェック弁101のバネ室107に導入されてチ
ェック弁101の左側面に作用する。他方、チェック弁
101と盲穴68aとの間の圧力室103にはスプール
64の絞り106、環状凹部68b、シート68の第2
絞り105より第3ポート43の圧力が流入してチェッ
ク弁101の右側面に作用する。そして、前記第2ポー
ト42の圧力と第3ポート43の圧力はほぼ同一である
からチェック弁101はバネ102でフリーピストン6
8に押しつけ保持される。
【0024】これによりスプール64の切欠溝109が
第2ポート42に開口して第1通路115で連通するか
ら左右の弁ブロック30−1,30−1に接続した左右
のアクチュエータ88,88である左右走行用油圧モー
タの負荷圧は第2ポート42と第1通路115で同一圧
力となり、しかもこの第2ポート42は開口100で第
3ポート43に連通するから、前記負荷圧が負荷圧検出
回路82に制御圧として供給されるので、左右のアクチ
ュエータ88の一方のポート88aに供給される流量が
同一となって直進走行できる。この時、図6において第
2通路116のポンプ吐出圧油はチェック弁119で第
3通路117に流れることを阻止される。
【0025】前述の直進走行状態で旋回用油圧モータに
圧油を供給する弁ブロック30−2の方向制御弁22の
主スプール49を左方に摺動すると図5のように油圧ポ
ンプ20の吐出圧油がその弁ブロック30−2の第1ポ
ート39より前述と同様にして第2アクチュエータポー
ト35よりアクチュエータ88である旋回用油圧モータ
に供給され、その戻り油は前述と同様に第1アクチュエ
ータポート34より第1タンクポート47に流出する。
この時、旋回駆動負荷は走行負荷より大きいので油圧ポ
ンプ20の吐出圧が上昇しようとするが、油圧ポンプ2
0の吐出圧油の一部はポンプポート44、第3通路11
7、絞り118、チェック弁119、第2通路116よ
り左右の弁ブロック30−1,30−1のポンプポート
44にバイパスし、前述と同様に左右走行用油圧モータ
に流れるから油圧ポンプ20の吐出圧が旋回駆動圧によ
って上昇することが低減され、油圧ポンプ20の吐出量
が急激に大幅に減少しないので左右走行用油圧モータへ
の流量が急激に減少せずに大きな減速ショックが生じな
い。
【0026】前記左右走行用油圧モータへのバイパス量
は絞り118によって調整される。また、第3通路11
7に設けたチェック弁119によって左右の弁ブロック
30−1,30−1のポンプポート44から弁ブロック
30−2のポンプポート44に圧油が流れることが阻止
されるので、パワーショベルが走行登坂しながら上部車
体を坂下側に旋回した時に、その旋回初期に弁ブロック
30−1のポンプポート44の圧油が弁ブロク30−2
の入口ポート44に流れて旋回用油圧モータに供給され
ることがないので、上部車体が急激に旋回開始すること
を防止できる。しかし、このことが実用上問題がなけれ
ばチェック弁119は設けなくとも良い。また、旋回用
油圧モータに単独で油圧ポンプ20の吐出圧油を供給す
る場合には弁ブロック30−2のポンプポート44より
第3通路117、絞り118、チェック弁119より第
2通路116で通って弁ブロック30−1のポンプポー
ト44に圧油の一部が流れるが、この時弁ブロック30
−1の方向制御弁22の主スプール49は中立位置であ
るから何ら問題がない。
【0027】左右旋回走行時。前述の直進走行状態から
右側の弁ブロック30−1の方向制御弁22の主スプー
ル49を中立位置に向けて右方に摺動すると、第2負荷
圧検出ポート46と第2アクチュエータポート35との
開口面積が小さくなるため右側のアクチュエータ88の
一方のポート88aに流れる流量が減少する。この結
果、右側のアクチュエータ88の負荷圧が低下して右側
の弁ブロック30−1の減圧弁部24の第1圧力室65
の圧力が低下し、そのスプール64は第2圧力室66に
負荷圧検出路82で供給されている左側の弁ブロック3
0の第2圧力室66内の負荷圧(つまり制御圧)により
左方に押されて第2ポート42と第1圧力室65が切欠
溝109によって連通されなくなるから、左右側の負荷
圧が同圧にならずに右側のアクチュエータ88の負荷圧
が低く、左側のアクチュエータ88の負荷圧が高くなっ
て右旋回走行する。この時、右側の弁ブロック30−1
の減圧弁部24のチェック弁101のバネ室102には
通路115、第2ポート42、絞り108より左側のア
クチュエータ88である左走行用油圧モータの負荷圧が
導入されてチェック弁101の左側面に作用する。他
方、チェック弁101の右側面には負荷圧検出路82、
第3ポート43、スプール64の絞り106、第2絞り
105より制御圧が作用するが、この制御圧は左側のア
クチュエータ88である左走行用油圧モータの負荷圧と
ほぼ等しいからチェック弁101はシート68に押しつ
けた状態となる。
【0028】図5と図6において、チェック弁部23の
スプール60に第1ポート39とポンプポート44を連
通・遮断する小径部150を形成してスプール60を右
方に押す圧力室151と第1ポート39と区画し、スプ
ール60に形成したダンパ用絞り152と連通孔153
で第1ポート39に連通する。これにより、スプール6
0が右方、左方に摺動する時に第1ポート39と圧力室
151との間にダンパ用絞り152を通して圧油が流れ
るから、スプール60が急激に左方、右方に摺動するこ
とを防止できる。
【0029】
【発明の効果】左右の弁ブロック30−1,30−1の
主スプール49を操作して左右の走行用油圧モータに油
圧ポンプ20の吐出圧油を供給している状態で弁ブロッ
ク30−2の主スプール49を操作して旋回用油圧モー
タに油圧ポンプ20の吐出圧油を供給すると、その旋回
駆動圧によって油圧ポンプ20の吐出圧油が上昇しよう
とするが、その圧油の一部がポンプポート44、第3通
路117、第2通路116より左右の弁ブロック30−
1,30−1のポンプポート44より左右走行用油圧モ
ータにバイパスして圧力上昇が低減され、油圧ポンプ2
0の吐出量が急激に大幅に低下しない。したがって、走
行中に旋回動作しても大きな減速ショックが生じない。
また、各弁ブロック30のポンプポート44を第3・第
2通路117,116で連通しただけであって、どの弁
ブロック30の主スプールを操作したかを判断するロジ
ック回路が不要となるから構造簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧油供給装置の回路図である。
【図2】先に出願した圧油供給装置の回路図である。
【図3】圧力補償弁と方向制御弁の具体例を示す断面図
である。
【図4】本発明の実施例を示す走行用油圧モータ用の弁
ブロックの断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す作業機シリンダ用の弁ブ
ロックの断面図である。
【図6】各弁ブロックを接続した状態の説明図である。
【符号の説明】
20…油圧ポンプ、21…吐出路、22…方向制御弁、
23…チェック弁部、24…減圧弁部、25…圧力補償
弁、30…弁ブロック、31…スプール孔、34…第1
アクチュエータポート、35…第2アクチュエータポー
ト、37…チェック弁用孔、38…減圧弁用孔、39…
第1ポート、42…第2ポート、43…第3ポート、4
4…ポンプポート、45…第1負荷圧検出ポート、46
…第2負荷圧検出ポート、47…第1タンクポート、4
8…第2タンクポート、49…主スプール、53…第1
油路、54…第2油路、56…油孔、58…油孔、60
…スプール、64…スプール、65…第1圧力室、66
…第2圧力室、69…ばね、82…負荷圧検出路、88
…アクチュエータ、115…第1通路、116…第2通
路、117…第3通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−244604(JP,A) 実開 平5−30503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 - 11/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ブロック30にスプール孔31とチェ
    ック弁用孔37と減圧弁用孔38を形成し、前記弁ブロ
    ック30にはスプール孔31に開口したポンプポート4
    4、第1・第2負荷圧検出ポート45,46、第1・第
    2アクチュエータポート34,35、第1・第2タンク
    ポート47,48をそれぞれ形成し、このスプール孔3
    1に各ポートを連通・遮断する主スプール49を嵌挿し
    て方向制御弁22とし、 前記弁ブロック30にはチェック弁用孔37に開口した
    第1ポート39及びチェック弁用孔37をポンプポート
    44に連通する油路56を形成し、そのチェック弁用孔
    37に第1ポート39と油路56を連通・遮断し、かつ
    遮断位置でストップされるスプール60を挿入してチェ
    ック弁部23とし、 前記弁ブロック30には減圧弁用孔38に開口する第2
    ・第3ポート42,43を形成し、この減圧弁用孔38
    にスプール64を嵌挿して第1圧力室65と第2圧力室
    66を形成し、その第1圧力室65を第2負荷圧検出ポ
    ート46に連通し、第2圧力室66を第3ポート43に
    連通し、前記スプール64をばね69で一方向に付勢し
    て前記チェック弁部23のスプール60を遮断位置に押
    しつけ保持して減圧弁部24とし、この減圧弁部24と
    前記チェック弁部23で圧力補償弁25とし、 油圧ポンプ20の吐出路21を、左右走行用油圧モータ
    に圧油を供給する左右の弁ブロック30−1,30−1
    の第1ポート39と旋回用油圧モータに圧油を供給する
    弁ブロック30−2の第1ポート39と第2ポート42
    にそれぞれ接続し、前記左右の弁ブロック30−1,3
    0−1の第2ポート42相互を第1通路115で連通
    し、ポンプポート44を第2通路116で連通し、この
    第2通路116を第3通路117で前記弁ブロック30
    −2のポンプポート44に連通して成る圧油供給装置。
JP04161931A 1992-05-29 1992-05-29 圧油供給装置 Expired - Fee Related JP3116564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04161931A JP3116564B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 圧油供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04161931A JP3116564B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 圧油供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05332315A JPH05332315A (ja) 1993-12-14
JP3116564B2 true JP3116564B2 (ja) 2000-12-11

Family

ID=15744761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04161931A Expired - Fee Related JP3116564B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 圧油供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3116564B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5794510A (en) * 1993-09-28 1998-08-18 Komatsu Ltd. Pressurized fluid feed system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05332315A (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0900962B1 (en) Pilot solenoid control valve and hydraulic control system using same
US5533334A (en) Pressurized fluid supply system
JP2557000B2 (ja) 操作弁装置
JP3531758B2 (ja) 圧力補償弁を備えた方向制御弁装置
KR940008818B1 (ko) 유압회로
JP3116564B2 (ja) 圧油供給装置
JP3119317B2 (ja) 圧油供給装置
JP3454313B2 (ja) 圧油供給装置
JP3119316B2 (ja) 圧油供給装置
JP2577676Y2 (ja) 圧油供給装置
JP3119315B2 (ja) 圧油供給装置
JPH05332311A (ja) 圧油供給装置
JP2575156Y2 (ja) 圧油供給装置
JP2577675Y2 (ja) 圧油供給装置
JP2578622Y2 (ja) 圧力補償弁を備えた方向制御弁装置
JPH05332312A (ja) 圧油供給装置
JP3240286B2 (ja) 油圧システム
JPH0643301U (ja) 方向制御弁装置
JP2571234Y2 (ja) 圧油供給装置
JPH05332306A (ja) 圧油供給装置
JPH05332305A (ja) 圧油供給装置
JPH0625682Y2 (ja) ポペツト形流体制御弁
JP2550773Y2 (ja) 方向制御弁装置
JP2902072B2 (ja) 流量制御弁
JP2551546Y2 (ja) 圧油供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees