JPH06136846A - 小屋裏換気構造 - Google Patents

小屋裏換気構造

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JPH06136846A
JPH06136846A JP31651492A JP31651492A JPH06136846A JP H06136846 A JPH06136846 A JP H06136846A JP 31651492 A JP31651492 A JP 31651492A JP 31651492 A JP31651492 A JP 31651492A JP H06136846 A JPH06136846 A JP H06136846A
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roof
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parapet
ventilation
wall
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Noriko Yamamoto
典子 山本
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外壁上部にパラペット部を形成し、このパラ
ペット部の内側面側に屋根傾斜部を形成する寒冷地仕様
の建築物の外壁内部と小屋裏の良好な換気を防火上の支
障を生じさせることなく確保する構造を提供する。 【構成】 上部にパラペット部36が形成された外壁部
10を壁パネル12とその外表面に固着した複数の胴縁
16、さらにその外表面のサイディング部材18にて形
成し、胴縁16を相互に離間して壁パネル12へ固着す
ることにより上下方向に伸長する複数の通気部16aを
形成した。そして、屋根傾斜部を構成する屋根パネル2
6の結合端面部分に開口部34を形成し、上記通気部1
6aに連通する連通部を形成した。これにより、小屋裏
100は連通部および通気部16aによって外気に連通
され、換気が可能となる。これにより、パラペット部、
外壁部等、小屋裏の外表面部分に何ら開口部を形成する
必要がないので防火上の支障を生ずることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁内の換気と、小屋
裏の換気を防火上支障のないよう行うための構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷地においては、屋根上に積った雪が
下方へ落下することを有効に防止するため、建築物の外
壁部上部にパラペット部を構成し、このパラペット部の
内側で外壁部上部から屋根部頂上方向へ伸長するように
屋根傾斜部が構成される屋根構造が用いられている。す
なわち、屋根傾斜部に積った雪がパラペット部によって
建築物外方へ落ちるのをせき止め、あるいは屋根傾斜面
を屋根中央方向に向って下降傾斜するような形式とし、
積った雪が外方へずれ落ちるのを有効に防止するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような屋根構造で
は、一般的な軒先構造を有する屋根構造に比べ、小屋裏
の換気を行うための構造の付加が比較的困難である。特
に、木造3階建共同住宅等の複数階構造の建築物におい
ては、防火上の規制のため防火被覆を切らない構造が必
要とされ、建築物外表面の特定部分に開口部を形成する
ことができないので、小屋裏の換気がさらに困難な状況
となっている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的はパラペット部の内側面側から屋根傾斜
部が伸長するように構成された屋根構造を有する建築物
についてパラペット部に通気口を設けることなく良好な
小屋裏の換気と外壁内換気をを行うことのできる構造を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る小屋裏換気構造は、外壁部の上端部に
パラペット部が設けられ、該パラペット部の内側面側か
ら屋根中央部へ向って所定の傾斜角で屋根傾斜部が伸長
するように構成された建築物の小屋裏換気構造におい
て、前記外壁部は、壁パネルと、該壁パネルの外表面に
固着された複数の胴縁と、該胴縁の外表面に固着され壁
面のほぼ全域を覆うサイディング部材と、を含み、前記
胴縁は相互に離間した状態で上下方向に伸長し、これら
胴縁相互の空間が通気部を構成し、前記屋根傾斜部を構
成する屋根パネルの端面には、前記通気部と連通する開
口部が設けられ、かつ、前記パラペット部、屋根傾斜部
及び外壁部の連結部外側にカバー部材が設けられたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の小屋裏換気構造によれば、下部に小
屋裏部を構成している屋根傾斜部を構成する屋根パネル
の端面には、小屋裏まで連通する開口部が形成されてい
る。屋根パネルは外壁部の基本構成である壁パネルの上
端に設置され、前記開口部が胴縁および通気部に対向す
る状態で結合される。複数の胴縁は相互に離間した状態
で上下方向に設けられ、これら胴縁相互の空間が通気部
を構成している。通気部は、屋根パネルの結合側端面の
開口部に連通し、これにより、小屋裏から開口部、さら
に開口部から通気部へと空気の流通路が形成されてい
る。胴縁は、壁パネルの外表面に固着されているが、そ
の下端部に至るまで通気部が形成されているので、通気
部は胴縁の下端部で屋外に開放された状態となってい
る。
【0007】また、胴縁の外表面にはサイディング部材
が固着され、そのサイディング部材は壁面のほぼ全域を
覆っているが、上記のようにサイディング部材の内側
(胴縁相互間の通気部)で換気されているのでサイディ
ング部材に換気のため切断部や開口部を設ける必要がな
い。同じくパラペット部の外表面にも開口部を形成する
必要がない。
【0008】さらに、通気部と屋根傾斜部の開口部との
連通部以外は密閉した状態で構成することができ、しか
も前記パラペット部、屋根傾斜部及び外壁部の連結部外
側にカバー部材を設けたので、良好な小屋裏の換気およ
び外壁内の通気を確保しながら、防火性が極めて良好な
屋根構造を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0010】図1は、実施例に係る小屋裏換気構造の構
成を示す建築物の部分断面図である。
【0011】図において、建築物の外壁部10は、壁パ
ネル12、その内側面に設けられた石膏ボード14、壁
パネル12の外表面に離間して上下方向に固着された複
数の胴縁16、さらにこれらの胴縁16の外表面に固着
されたサイディング部材18から構成されている。
【0012】胴縁16は、壁パネル12の上端部よりさ
らに上方まで伸長している。また、その胴縁16の上部
の所定領域外表面には石膏ボード20が固着されてい
る。
【0013】次に、本発明の特徴的構成要素である小屋
裏100の換気通路として、まず胴縁16相互の空間に
よって通気部16aが構成されている。この通気部16
aは所定間隔毎に上下方向に形成されている。図2はそ
のような胴縁16の配列状態を示す部分断面図である。
図示のように、断面方形状の通気部16aが一定の間隔
をもって形成されている。
【0014】次に、外壁10の上端部には結合桁24が
設けられ、その上端は建築物内方へ向ってやや下降傾斜
した面とされている。この傾斜角は屋根面の傾斜角とな
るものである。
【0015】この結合桁24の上部に屋根傾斜部を構成
する屋根パネル26が設置されている。屋根パネル26
は枠状に組まれた芯材28の一方の側面にパネル面材3
0を固着して形成されており、他方の側面には面材は固
着されていない。この屋根パネル26の外壁10側の端
部は、結合桁24上に設置され、結合部材32を介して
胴縁16と結合されている。
【0016】そして、屋根パネル26の芯材28の下端
部28aは、幅方向に所定長さ切断され開口部34が形
成されている。さらに結合部材32の図上下端側も所定
範囲にわたって切欠部32aが形成され、芯材28の開
口部34と切欠部32aによって連通部が形成されてい
る。
【0017】屋根パネル26の上には結合桁38を介し
てパラペット縁部40が設けられ、パラペット36部が
構成されている。そして、このパラペット部36、屋根
パネル26及び外壁部10の上端部にわたって耐水性や
耐熱性に優れたカバー部材22が設けられている。
【0018】上記のような構成により、屋根パネル26
の下方に形成される小屋裏100は、屋根パネル26の
開口部34及び結合部材32の切欠部32a及び胴縁1
6相互間の通気部16aを介して外部と連通している。
【0019】このような構成により、小屋裏はパラペッ
ト部36及びその近傍位置に何ら開口部を形成すること
なく大気と連通した状態が確保される。これにより外壁
および小屋裏の良好な換気状態を得ることができ、しか
もパラペット部36及び屋根パネル26の部分の外表面
をカバー部材22によって完全に密閉することができ、
耐水性や耐熱性に優れた極めて良好な防火構造とするこ
とができる。また、パラペット部36の下方側では、胴
縁16の外表面にサイディング部材18が固着され、そ
のサイディング部材18には内部換気のための切込みや
開口部を形成する必要がないので、この部分についても
良好な防火構造を得ることができる。
【0020】なお、本発明は上記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が
可能である。例えば、胴縁16の内側面に形成される通
気部16の数や形状は特に限定されず、建築物の種類に
応じて良好な換気作用を得るために種々調整することが
可能である。また、上記実施例では屋根パネル26を屋
根内方へ向けて下降傾斜した屋根構造を示したが、この
ような屋根構造に限られず、内方へ向けて上昇していく
通常傾斜の屋根構造について適用することも可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る小屋
裏の換気構造によれば、寒冷地仕様の屋根構造であるパ
ラペット部の内側面側に屋根傾斜部の形成された屋根構
造を有する建築物において、外壁内通気と小屋裏部分の
良好な換気をパラペット部の防火被覆を切ることなく確
保することができる。これにより、防火上何ら支障なく
外壁内および屋根裏の換気を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示す建築物の部分断面図であ
る。
【図2】実施例に用いた胴縁の構成を示す部分水平断面
図である。
【符号の説明】
10 外壁部 12 壁パネル 16 胴縁 16a 通気部 18 サイディング部材 22 カバー部材 26 屋根パネル 28 芯材 34 開口部 40 パラペット縁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁部の上端部にパラペット部が設けら
    れ、該パラペット部の内側面側から屋根中央部へ向って
    所定の傾斜角で屋根傾斜部が伸長するように構成された
    建築物の小屋裏換気構造において、 前記外壁部は、壁パネルと、該壁パネルの外表面に固着
    された複数の胴縁と、該胴縁の外表面に固着され壁面の
    ほぼ全域を覆うサイディング部材と、を含み、 前記胴縁は相互に離間した状態で上下方向に伸長し、こ
    れら胴縁相互の空間が通気部を構成し、 前記屋根傾斜部を構成する屋根パネルの端面には、前記
    通気部と連通する開口部が設けられ、かつ、 前記パラペット部、屋根傾斜部及び外壁部の連結部外側
    にカバー部材が設けられたことを特徴とする小屋裏換気
    構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194020U (ja) * 1984-05-31 1985-12-24 アサヒ住宅株式会社 空気の流通による融雪屋根
JPS6180909U (ja) * 1984-10-31 1986-05-29
JPH02144911U (ja) * 1989-05-11 1990-12-10

Patent Citations (3)

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JPH02144911U (ja) * 1989-05-11 1990-12-10

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