JPH11336213A - 建物壁の断熱構造及び断熱方法 - Google Patents
建物壁の断熱構造及び断熱方法Info
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- JPH11336213A JPH11336213A JP14983698A JP14983698A JPH11336213A JP H11336213 A JPH11336213 A JP H11336213A JP 14983698 A JP14983698 A JP 14983698A JP 14983698 A JP14983698 A JP 14983698A JP H11336213 A JPH11336213 A JP H11336213A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物壁に採用する断熱構造は、外気温が低
く、屋内温度が暖房等により高くなる場合を想定したも
のであって、外壁材と内壁材との間に断熱材を設けると
共に、外壁材と断熱材との間に通気空間を設けて、断熱
材の屋外側面での結露防止を図っていた。しかし、例え
ば夏場等、外気温が高く、屋内温度が冷房等により低く
なる場合には、断熱材における屋内側の面に結露が発生
するおそれがあった。このような外気温と屋内温度との
逆転が生じても、結露の発生を防止して断熱効果を高め
る。 【解決手段】 外壁材2と断熱材4との間に外側の通気
空間7を設けるだけでなく、断熱材4と内壁材3との間
にも、内側の通気空間8を設ける。
く、屋内温度が暖房等により高くなる場合を想定したも
のであって、外壁材と内壁材との間に断熱材を設けると
共に、外壁材と断熱材との間に通気空間を設けて、断熱
材の屋外側面での結露防止を図っていた。しかし、例え
ば夏場等、外気温が高く、屋内温度が冷房等により低く
なる場合には、断熱材における屋内側の面に結露が発生
するおそれがあった。このような外気温と屋内温度との
逆転が生じても、結露の発生を防止して断熱効果を高め
る。 【解決手段】 外壁材2と断熱材4との間に外側の通気
空間7を設けるだけでなく、断熱材4と内壁材3との間
にも、内側の通気空間8を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物壁の断熱構造
及び断熱方法に関するものである。
及び断熱方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷地等における建物壁の断熱構造とし
て、図6及び図7に示すように、間柱80相互間等へ断
熱材81を建て込み、断熱材81の屋外側の面81aに
通気シート83を張ったうえで、間柱80に対して上記
通気シート83を挟み込むようにして縦胴縁84を取り
付け、この縦胴縁84に対して外壁材85を設けること
で、通気シート83と外壁材85との間に通気空間86
を設けるようにしていた。
て、図6及び図7に示すように、間柱80相互間等へ断
熱材81を建て込み、断熱材81の屋外側の面81aに
通気シート83を張ったうえで、間柱80に対して上記
通気シート83を挟み込むようにして縦胴縁84を取り
付け、この縦胴縁84に対して外壁材85を設けること
で、通気シート83と外壁材85との間に通気空間86
を設けるようにしていた。
【0003】このようにすることで、冬季等にあって、
外気温が低く、これに対して屋内温度が暖房等により高
くなったときに、断熱材81における屋外側の面81a
に結露が発生するのを防止し、断熱材81の乾燥状態
(空気層保有性)を保持して良好な断熱効果が得られる
ようにしていた。なお、断熱材81の屋内側の面81b
には、防湿シート87を直接に張りつけたうえで、更に
内壁材88を直接に当接状態で設けるようにしていた。
外気温が低く、これに対して屋内温度が暖房等により高
くなったときに、断熱材81における屋外側の面81a
に結露が発生するのを防止し、断熱材81の乾燥状態
(空気層保有性)を保持して良好な断熱効果が得られる
ようにしていた。なお、断熱材81の屋内側の面81b
には、防湿シート87を直接に張りつけたうえで、更に
内壁材88を直接に当接状態で設けるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の断熱構造に
おいて、夏季にあって、外気温が高く、これに対して屋
内温度が冷房等により低くなるといったこと(即ち、温
度の高低関係の逆転)が起こると、防湿シート87にお
ける屋外側の面87a、即ち、断熱材81における屋内
側の面81bに結露が発生し、断熱材81を湿らせるこ
とになっていた。
おいて、夏季にあって、外気温が高く、これに対して屋
内温度が冷房等により低くなるといったこと(即ち、温
度の高低関係の逆転)が起こると、防湿シート87にお
ける屋外側の面87a、即ち、断熱材81における屋内
側の面81bに結露が発生し、断熱材81を湿らせるこ
とになっていた。
【0005】このようになると、断熱材81の空気層保
有性が低下することに伴って断熱効果も低下し、また、
湿気に伴うカビの発生等を招来して、壁構造としての寿
命に悪影響がでるということがあった。本発明は、上記
事情に鑑みてなされたものであって、外気温と屋内温度
との高低関係に関係なく、断熱材のいずれの面にも結露
が発生することがないようにして、その乾燥状態(空気
層保有性)を保持できるようにし、もって良好な断熱効
果が得られ、また結露等を原因として壁構造の耐久性に
悪影響がでないようにできる建物壁の断熱構造及び断熱
方法を提供することを目的とする。
有性が低下することに伴って断熱効果も低下し、また、
湿気に伴うカビの発生等を招来して、壁構造としての寿
命に悪影響がでるということがあった。本発明は、上記
事情に鑑みてなされたものであって、外気温と屋内温度
との高低関係に関係なく、断熱材のいずれの面にも結露
が発生することがないようにして、その乾燥状態(空気
層保有性)を保持できるようにし、もって良好な断熱効
果が得られ、また結露等を原因として壁構造の耐久性に
悪影響がでないようにできる建物壁の断熱構造及び断熱
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る建物壁の断熱構造では、外壁材と内壁材との間
に断熱材を建て込むにあたり、外壁材と断熱材との間に
通気空間(外側の通気空間)を形成させるだけでなく、
断熱材と内壁材との間にも通気空間(内側の通気空間)
を形成させるようにしている。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る建物壁の断熱構造では、外壁材と内壁材との間
に断熱材を建て込むにあたり、外壁材と断熱材との間に
通気空間(外側の通気空間)を形成させるだけでなく、
断熱材と内壁材との間にも通気空間(内側の通気空間)
を形成させるようにしている。
【0007】このような構成であれば、冬季等にあっ
て、外気温が低く、これに対して屋内温度が高くなった
ときには、外側の通気空間で得られる通気性により、断
熱材の屋外側面に結露が発生するのを防止できるもので
あり、また夏季等にあって、外気温が高く、これに対し
て屋内温度が低くなったときには、内側の通気空間で得
られる通気性により、断熱材の屋内側面に結露が発生す
るのを防止できるものである。
て、外気温が低く、これに対して屋内温度が高くなった
ときには、外側の通気空間で得られる通気性により、断
熱材の屋外側面に結露が発生するのを防止できるもので
あり、また夏季等にあって、外気温が高く、これに対し
て屋内温度が低くなったときには、内側の通気空間で得
られる通気性により、断熱材の屋内側面に結露が発生す
るのを防止できるものである。
【0008】なお、従来、内側の通気空間を形成させて
いなかったため、夏季等において結露が発生していたの
は、上記したように防湿シートにおける屋外側の面とな
り、その結果として、この面に当接関係にあった、断熱
材における屋内側の面を湿らせていたものである。これ
に対して本発明では、内側の通気空間を形成させること
で、断熱材における屋内側の面での結露発生を防止する
ものではあるが、更に安全性及び確実性を得るようにす
るには、防湿シートを、内壁材における屋外側の面、即
ち、断熱材へ向けられる面に対して設けるようにして、
この防湿シートと断熱材との間に内側の通気空間を形成
させる(即ち、離反させる)のが好適となる。
いなかったため、夏季等において結露が発生していたの
は、上記したように防湿シートにおける屋外側の面とな
り、その結果として、この面に当接関係にあった、断熱
材における屋内側の面を湿らせていたものである。これ
に対して本発明では、内側の通気空間を形成させること
で、断熱材における屋内側の面での結露発生を防止する
ものではあるが、更に安全性及び確実性を得るようにす
るには、防湿シートを、内壁材における屋外側の面、即
ち、断熱材へ向けられる面に対して設けるようにして、
この防湿シートと断熱材との間に内側の通気空間を形成
させる(即ち、離反させる)のが好適となる。
【0009】外壁材の上部と屋根側部材との間に、外側
の通気空間を屋外へ連通させるための外側連通部を設け
ておけば、外側の通気空間で発生した上昇流(即ち、湿
気)は、この外側連通部を介して直接に排気されるよう
になる。また、内壁材の上部と屋根側部材との間に、内
側の通気空間を屋根裏の排気構造部へ連通させるための
内側連通部を設けておけば、内側の通気空間で発生した
上昇流(湿気)は、内側連通部から一旦屋根裏へ出した
後、この屋根裏に設けられた排気構造部を介して排気さ
れるようになる。
の通気空間を屋外へ連通させるための外側連通部を設け
ておけば、外側の通気空間で発生した上昇流(即ち、湿
気)は、この外側連通部を介して直接に排気されるよう
になる。また、内壁材の上部と屋根側部材との間に、内
側の通気空間を屋根裏の排気構造部へ連通させるための
内側連通部を設けておけば、内側の通気空間で発生した
上昇流(湿気)は、内側連通部から一旦屋根裏へ出した
後、この屋根裏に設けられた排気構造部を介して排気さ
れるようになる。
【0010】このような構成とすれば、排気通路として
その一部を建物側において元来備わっている排気構造部
の一部利用によって行えることになり、それだけ構造の
簡潔化及び構築の容易さが得られる利点がある。また、
排気効率も優れたものになる利点がある。
その一部を建物側において元来備わっている排気構造部
の一部利用によって行えることになり、それだけ構造の
簡潔化及び構築の容易さが得られる利点がある。また、
排気効率も優れたものになる利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図5は、本発明に係る建物壁の断
熱構造を示しており、図1乃至図4は、この断熱構造を
採用した建物を示している。この断熱構造では、外壁材
2と内壁材3の間に断熱材4を建て込んだ状態で、外壁
材2と断熱材4との間に外側の通気空間7を形成させる
だけでなく、断熱材4と内壁材3との間にも、内側の通
気空間8を形成させたものである。
施の形態を説明する。図5は、本発明に係る建物壁の断
熱構造を示しており、図1乃至図4は、この断熱構造を
採用した建物を示している。この断熱構造では、外壁材
2と内壁材3の間に断熱材4を建て込んだ状態で、外壁
材2と断熱材4との間に外側の通気空間7を形成させる
だけでなく、断熱材4と内壁材3との間にも、内側の通
気空間8を形成させたものである。
【0012】断熱材4は、グラスウール等を素材に用い
てボード状に成形したもので、建物側において所定間隔
で立設された間柱10の相互間又は間柱10と柱(図示
略)との間等で立設保持させるようにしてある。断熱材
4の厚さは、間柱10等と同じに合わせてある。また、
この断熱材4の屋外側の面4aには、後付けにより直接
に通気シート12が張りつけられている。
てボード状に成形したもので、建物側において所定間隔
で立設された間柱10の相互間又は間柱10と柱(図示
略)との間等で立設保持させるようにしてある。断熱材
4の厚さは、間柱10等と同じに合わせてある。また、
この断熱材4の屋外側の面4aには、後付けにより直接
に通気シート12が張りつけられている。
【0013】そして、間柱10等に対し、上記通気シー
ト12を挟み込むようにして縦胴縁13を取り付けてか
ら、この縦胴縁13を介して陶器質サイディング等の外
壁材2を設けるようにすることで、通気シート12と外
壁材2との間で、上記した外側の通気空間7を形成させ
ているものである。一方、上記間柱10等には、上記通
気シート12を設けた側とは反対側の面にも別の縦胴縁
15を取り付けて、断熱材4の屋内側の面4bに沿った
スペースを確保できるようにしておきながら、且つ、ベ
ニヤ合板等の内壁材3における屋外側の面3a、即ち、
断熱材4へ向けられる面に、予めアルミ箔等の防湿シー
ト17を設けて、この内壁材3を防湿シート17が上記
縦胴縁15に当接するように建て込むことにより、この
防湿シート17と断熱材4との間で、上記した内側の通
気空間8を形成させているものである。
ト12を挟み込むようにして縦胴縁13を取り付けてか
ら、この縦胴縁13を介して陶器質サイディング等の外
壁材2を設けるようにすることで、通気シート12と外
壁材2との間で、上記した外側の通気空間7を形成させ
ているものである。一方、上記間柱10等には、上記通
気シート12を設けた側とは反対側の面にも別の縦胴縁
15を取り付けて、断熱材4の屋内側の面4bに沿った
スペースを確保できるようにしておきながら、且つ、ベ
ニヤ合板等の内壁材3における屋外側の面3a、即ち、
断熱材4へ向けられる面に、予めアルミ箔等の防湿シー
ト17を設けて、この内壁材3を防湿シート17が上記
縦胴縁15に当接するように建て込むことにより、この
防湿シート17と断熱材4との間で、上記した内側の通
気空間8を形成させているものである。
【0014】従って、この断熱構造にあっては、冬季等
にあって、外気温が低く、これに対して屋内温度が暖房
等により高くなって、断熱材4の屋外側の面4a(通気
シート12側)で湿気が起こりそうになっても、この湿
気は、外側の通気空間7内で上昇流として逃がされるも
のであり、反対に、夏季等にあって、外気温が高く、こ
れに対して屋内温度が冷房等により低くなって、断熱材
4の屋内側の面4b(防湿シート17側)で湿気が起こ
りそうになっても、この湿気は、内側の通気空間8内で
上昇流として逃がされるものである。
にあって、外気温が低く、これに対して屋内温度が暖房
等により高くなって、断熱材4の屋外側の面4a(通気
シート12側)で湿気が起こりそうになっても、この湿
気は、外側の通気空間7内で上昇流として逃がされるも
のであり、反対に、夏季等にあって、外気温が高く、こ
れに対して屋内温度が冷房等により低くなって、断熱材
4の屋内側の面4b(防湿シート17側)で湿気が起こ
りそうになっても、この湿気は、内側の通気空間8内で
上昇流として逃がされるものである。
【0015】結果、断熱材4における屋外及び屋内のい
ずれ向きの面4a,4bでも、湿気の除去がなされ、結
露には至らない。このような断熱構造を建物において採
用する場合、図3に示すように、断熱材4の下端部は、
根太や大引等の横木20によって支持されるのが普通で
ある。また、外壁材2の下端部は、縦胴縁13、場合に
よっては間柱10(図5参照)や横木20等に対して、
引抜材又は折曲材として形成された土台水切21を介し
て固定されるのが普通である。
ずれ向きの面4a,4bでも、湿気の除去がなされ、結
露には至らない。このような断熱構造を建物において採
用する場合、図3に示すように、断熱材4の下端部は、
根太や大引等の横木20によって支持されるのが普通で
ある。また、外壁材2の下端部は、縦胴縁13、場合に
よっては間柱10(図5参照)や横木20等に対して、
引抜材又は折曲材として形成された土台水切21を介し
て固定されるのが普通である。
【0016】そこで、この土台水切21として、外側の
通気空間7の下端側と屋外とを貫通孔やスリット等の連
通部22によって連通可能にさせたものを用いるのが好
適である。一方、図4に示すように、断熱材4の上端部
は、軒桁や梁等の屋根側部材25に届くように設けられ
るのが普通である。また、外壁材2の上端部は、縦胴縁
13、場合によっては間柱10(図5参照)や屋根側部
材25等に対して、引抜材又は折曲材として形成された
固定ジョイナー26を介して固定されるのが普通であ
る。
通気空間7の下端側と屋外とを貫通孔やスリット等の連
通部22によって連通可能にさせたものを用いるのが好
適である。一方、図4に示すように、断熱材4の上端部
は、軒桁や梁等の屋根側部材25に届くように設けられ
るのが普通である。また、外壁材2の上端部は、縦胴縁
13、場合によっては間柱10(図5参照)や屋根側部
材25等に対して、引抜材又は折曲材として形成された
固定ジョイナー26を介して固定されるのが普通であ
る。
【0017】そこで、この固定ジョイナー26として、
外側の通気空間7の上端側と屋外とを貫通孔やスリット
等の連通部27によって連通可能にさせたものを用いる
のが好適である。このような土台水切21や固定ジョイ
ナー26を用いることで、外側の通気空間7は、その上
下両端側が屋外(外気)と連通状態になり、もって、豊
富な通気性を持たせることができることになる。
外側の通気空間7の上端側と屋外とを貫通孔やスリット
等の連通部27によって連通可能にさせたものを用いる
のが好適である。このような土台水切21や固定ジョイ
ナー26を用いることで、外側の通気空間7は、その上
下両端側が屋外(外気)と連通状態になり、もって、豊
富な通気性を持たせることができることになる。
【0018】これに対し、内壁材3の場合、屋内側にあ
っては、その上端部も下端部も、当然に床材(図示略)
や天井材29等と当接されることになり、また屋外側で
も、断熱材4の上下両端部が下部側の横木20や屋根側
部材25に当接している関係上、屋外(外気)とは区画
された構造になる。そこで、図4に示すように、内壁材
3の上部と屋根側部材25との間を開放させる等して連
通部30を設けておき、これによって内側の通気空間8
を屋根裏31へ連通させるようにするとよい。
っては、その上端部も下端部も、当然に床材(図示略)
や天井材29等と当接されることになり、また屋外側で
も、断熱材4の上下両端部が下部側の横木20や屋根側
部材25に当接している関係上、屋外(外気)とは区画
された構造になる。そこで、図4に示すように、内壁材
3の上部と屋根側部材25との間を開放させる等して連
通部30を設けておき、これによって内側の通気空間8
を屋根裏31へ連通させるようにするとよい。
【0019】すなわち、図1に示すような切妻屋根構造
32を備えた建物であれば、一般に、妻部上部に通気口
33が設けられており、また図2に示すような寄棟屋根
構造34を備えた建物であれば、一般に、棟部に換気棟
35が設けられているといった具合に、屋根裏31に
は、必ず、何らかの排気構造部が設けられている。その
ため、これらの排気構造部を介して内側の通気空間8を
屋外(外気)へ連通させることができる。
32を備えた建物であれば、一般に、妻部上部に通気口
33が設けられており、また図2に示すような寄棟屋根
構造34を備えた建物であれば、一般に、棟部に換気棟
35が設けられているといった具合に、屋根裏31に
は、必ず、何らかの排気構造部が設けられている。その
ため、これらの排気構造部を介して内側の通気空間8を
屋外(外気)へ連通させることができる。
【0020】このようなことから、外側の通気空間7で
発生した湿気等の上昇流は、外側の連通部27を介して
直接に屋外(外気)へと排気され、内側の通気空間8で
発生した湿気等の上昇流は、内側の連通部30から一旦
屋根裏31へ出た後、排気構造部(33,35)を介し
て屋外(外気)へと排気されることになる。特に、内側
の通気空間8から内側連通部30を介して屋根裏31へ
出た上昇流は、軒天吸気部37(図1及び図2参照)か
ら屋根裏31へ入り込んで排気構造部(33,35)へ
と流れる外気流れに巻き込まれて、高効率で排気される
ことになる。
発生した湿気等の上昇流は、外側の連通部27を介して
直接に屋外(外気)へと排気され、内側の通気空間8で
発生した湿気等の上昇流は、内側の連通部30から一旦
屋根裏31へ出た後、排気構造部(33,35)を介し
て屋外(外気)へと排気されることになる。特に、内側
の通気空間8から内側連通部30を介して屋根裏31へ
出た上昇流は、軒天吸気部37(図1及び図2参照)か
ら屋根裏31へ入り込んで排気構造部(33,35)へ
と流れる外気流れに巻き込まれて、高効率で排気される
ことになる。
【0021】その結果、断熱材4における屋外側の面4
aでも、また屋内側の面4bでも、結露が発生すること
が防止され、断熱材4が一年を通して空気層保有性の豊
富な乾燥状態に保持され、空気層を形成できるため、高
い断熱効果が得られるものとなる。ところで、本発明
は、上記実施形態に限定されるものではない。
aでも、また屋内側の面4bでも、結露が発生すること
が防止され、断熱材4が一年を通して空気層保有性の豊
富な乾燥状態に保持され、空気層を形成できるため、高
い断熱効果が得られるものとなる。ところで、本発明
は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0022】例えば、防湿シート17は、断熱材4の屋
内側の面4bに対して直接設けて、この防湿シート17
と内壁材3との間に内側の通気空間8を形成させるよう
にしてもよい。また、断熱材4に対し、防湿シート17
や通気シート12が予め一体に張りつけられたようなも
のを用いてもよい。その他、細部にわたる構造等に関し
て、適宜変更可能である。
内側の面4bに対して直接設けて、この防湿シート17
と内壁材3との間に内側の通気空間8を形成させるよう
にしてもよい。また、断熱材4に対し、防湿シート17
や通気シート12が予め一体に張りつけられたようなも
のを用いてもよい。その他、細部にわたる構造等に関し
て、適宜変更可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る建物壁の断熱構造及び断熱方法では、外壁材と断
熱材との間に外側の通気空間を形成させるだけでなく、
断熱材と内壁材との間にも内側の通気空間を形成させて
いるので、外気温と屋内温度との高低関係に関係なく、
断熱材のいずれの面でも空気層保有性を豊富にして、結
露の発生を防止できるため、断熱材の乾燥状態を保持し
て、良好な断熱効果が得られることになる。また、結露
等を原因として壁構造の耐久性を低下させることがない
ようにできる。
に係る建物壁の断熱構造及び断熱方法では、外壁材と断
熱材との間に外側の通気空間を形成させるだけでなく、
断熱材と内壁材との間にも内側の通気空間を形成させて
いるので、外気温と屋内温度との高低関係に関係なく、
断熱材のいずれの面でも空気層保有性を豊富にして、結
露の発生を防止できるため、断熱材の乾燥状態を保持し
て、良好な断熱効果が得られることになる。また、結露
等を原因として壁構造の耐久性を低下させることがない
ようにできる。
【0024】外側の通気空間を外側連通部によって屋外
へ連通させ、また内側の通気空間を内側連通部から屋根
裏の排気構造部を介して屋外へ連通させる構造にするこ
とで、建物側において、わざわざ複雑な排気通路を構築
することがなく、構造の簡潔化及び構築の容易さが図れ
ると共に、良好な通気性が得られる利点がある。
へ連通させ、また内側の通気空間を内側連通部から屋根
裏の排気構造部を介して屋外へ連通させる構造にするこ
とで、建物側において、わざわざ複雑な排気通路を構築
することがなく、構造の簡潔化及び構築の容易さが図れ
ると共に、良好な通気性が得られる利点がある。
【図1】切妻屋根構造を備えた建物の壁において本発明
に係る断熱構造を採用した場合の通気状況を示す模式図
である。
に係る断熱構造を採用した場合の通気状況を示す模式図
である。
【図2】寄棟屋根構造を備えた建物の壁において本発明
に係る断熱構造を採用した場合の通気状況を示す模式図
である。
に係る断熱構造を採用した場合の通気状況を示す模式図
である。
【図3】断熱構造を採用した建物壁の下部構造を示す拡
大側断面図である。
大側断面図である。
【図4】断熱構造を採用した建物壁の上部構造を示す拡
大側断面図である。
大側断面図である。
【図5】本発明に係る建物壁の断熱構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】従来における建物壁の断熱構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】従来における建物壁の断熱構造を示す概略側断
面図である。
面図である。
2 外壁材 3 内壁材 4 断熱材 7 外側の通気空間 8 内側の通気空間 17 防湿シート 25 屋根側部材 27 外側連通部 30 内側連通部 33 通気口(排気構造部) 35 換気棟(排気構造部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 良 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内
Claims (4)
- 【請求項1】 外壁材(2)と内壁材(3)との間に断
熱材(4)を建て込んだ建物壁であって、外壁材(2)
と断熱材(4)との間に外側の通気空間(7)が形成さ
れていると共に、断熱材(4)と内壁材(3)との間に
内側の通気空間(8)が形成されていることを特徴とす
る建物壁の断熱構造。 - 【請求項2】 前記内壁材(3)の断熱材(4)へ向く
面(3a)に防湿シート(17)を設けて、該防湿シー
ト(17)と断熱材(4)との間で上記内側の通気空間
(8)を形成させてあることを特徴とする請求項1記載
の建物壁の断熱構造。 - 【請求項3】 外壁材(2)の上部と屋根側部材(2
5)との間に、上記外側の通気空間(7)を屋外へ連通
させる外側連通部(27)が設けられ、内壁材(3)の
上部と屋根側部材(25)との間に、上記内側の通気空
間(8)を屋根裏の排気構造部(33)(35)へ連通
させる内側連通部(30)が設けられていることを特徴
とする請求項1又は請求項2記載の建物壁の断熱構造。 - 【請求項4】 外壁材(2)と内壁材(3)との間に、
断熱材(4)をその上部を屋根側部材(25)へ届かせ
て建て込み、外壁材(2)と断熱材(4)との間に外側
の通気空間(7)を形成させると共に断熱材(4)と内
壁材(3)との間に内側の通気空間(8)を形成させ、
外側の通気空間(7)で発生した上昇流は外壁材(2)
の上部と屋根側部材(25)との間に設けた外側連通部
(27)を介して直接に排気させ、内側の通気空間
(8)で発生した上昇流は内壁材(3)の上部と屋根側
部材(25)との間に設けた内側連通部(30)から一
旦屋根裏へ出した後、該屋根裏に設けられた排気構造部
(33)(35)を介して排気させることを特徴とする
建物壁の断熱方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14983698A JPH11336213A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 建物壁の断熱構造及び断熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14983698A JPH11336213A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 建物壁の断熱構造及び断熱方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11336213A true JPH11336213A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15483733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14983698A Pending JPH11336213A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 建物壁の断熱構造及び断熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11336213A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007182719A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Toyota Motor Corp | 建物の空間区画構造 |
| JP2008150946A (ja) * | 2008-03-12 | 2008-07-03 | Hideharu Aizawa | 建物の断熱構造 |
| CN103276820A (zh) * | 2013-05-13 | 2013-09-04 | 浙江宏成建设集团有限公司 | 无机玻化微珠外墙抗裂砂浆涂抹工艺 |
| CN103276818A (zh) * | 2013-05-13 | 2013-09-04 | 浙江宏成建设集团有限公司 | 一种无机玻化微珠保温外墙施工工艺 |
| CN103603534A (zh) * | 2013-12-04 | 2014-02-26 | 山东长江粮油仓储机械有限公司 | 太阳能通风降温、气密保温钢板仓 |
| JP2019190026A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 株式会社竹中工務店 | 建物 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14983698A patent/JPH11336213A/ja active Pending
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| JP2019190026A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 株式会社竹中工務店 | 建物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20031209 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |