JPH06136581A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH06136581A JPH06136581A JP31400292A JP31400292A JPH06136581A JP H06136581 A JPH06136581 A JP H06136581A JP 31400292 A JP31400292 A JP 31400292A JP 31400292 A JP31400292 A JP 31400292A JP H06136581 A JPH06136581 A JP H06136581A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/50—Solvents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベアリングなどの金属精密部品の加工に用
いられる金属の表面汚れに対し、優れた洗浄力を有し、
安全性などの点でも優れた、非ハロゲン系洗浄剤を得る
こと。 【構成】 ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ナ
フテンなどの炭化水素系溶剤と、ジエチレングリコール
ジプロピレングリコールモノブチルエーテルなどのポリ
オキシアルキレンモノアルキルエーテルおよびトリエチ
レングリコールジメチルエーテルなどのポリオキシエチ
レンジアルキルエーテルからなることを特徴とする金属
用洗浄剤組成物。
いられる金属の表面汚れに対し、優れた洗浄力を有し、
安全性などの点でも優れた、非ハロゲン系洗浄剤を得る
こと。 【構成】 ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ナ
フテンなどの炭化水素系溶剤と、ジエチレングリコール
ジプロピレングリコールモノブチルエーテルなどのポリ
オキシアルキレンモノアルキルエーテルおよびトリエチ
レングリコールジメチルエーテルなどのポリオキシエチ
レンジアルキルエーテルからなることを特徴とする金属
用洗浄剤組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラなどの光学機器
部品などに用いられるベアリングなどの金属精密部品の
加工に用いられる切削油、防錆油あるいはグリースなど
による金属の表面汚れを洗浄する洗浄剤組成物に関す
る。
部品などに用いられるベアリングなどの金属精密部品の
加工に用いられる切削油、防錆油あるいはグリースなど
による金属の表面汚れを洗浄する洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】精密部品用洗浄剤として、切削油などを
除去するためにフロン系や1,1,1−トリクロロエタ
ンなどの塩素系溶剤が用いられいたが、環境などの問題
から炭化水素系溶剤単独や炭化水素系溶剤にグリコール
エーテル系化合物を添加した洗浄剤(例えば、特開平4-
65495号、特開平3-243699号各公報)あるいは界面活性
剤を使用した水系洗浄剤などの非ハロゲン系洗浄剤が一
部使用されている。また、印刷機用洗浄剤として燈油に
アルコールやグリコールエーテルなどを添加した洗浄剤
(例えば、特開昭57-202399号、特開昭61-293274号各公
報)が提案されている。
除去するためにフロン系や1,1,1−トリクロロエタ
ンなどの塩素系溶剤が用いられいたが、環境などの問題
から炭化水素系溶剤単独や炭化水素系溶剤にグリコール
エーテル系化合物を添加した洗浄剤(例えば、特開平4-
65495号、特開平3-243699号各公報)あるいは界面活性
剤を使用した水系洗浄剤などの非ハロゲン系洗浄剤が一
部使用されている。また、印刷機用洗浄剤として燈油に
アルコールやグリコールエーテルなどを添加した洗浄剤
(例えば、特開昭57-202399号、特開昭61-293274号各公
報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
系溶剤はオゾン層を破壊し、塩素系溶剤は、人体への毒
性があるという問題がある。また、炭化水素系溶剤単独
や炭化水素系溶剤にグリコールエーテル系化合物を添加
した従来の洗浄剤や界面活性剤を使用した水系洗浄剤
は、洗浄力の面で不十分であるのが現状である。以上の
状況に鑑み、本発明は、洗浄力に優れ、しかも環境適
応、毒性、臭気などの点で満足しうる非ハロゲン系の金
属表面用洗浄剤を提供することを目的とする。
系溶剤はオゾン層を破壊し、塩素系溶剤は、人体への毒
性があるという問題がある。また、炭化水素系溶剤単独
や炭化水素系溶剤にグリコールエーテル系化合物を添加
した従来の洗浄剤や界面活性剤を使用した水系洗浄剤
は、洗浄力の面で不十分であるのが現状である。以上の
状況に鑑み、本発明は、洗浄力に優れ、しかも環境適
応、毒性、臭気などの点で満足しうる非ハロゲン系の金
属表面用洗浄剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討した結果、炭化水素系溶剤と特定の
ポリオキシアルキレン化合物の少なくとも2種を用いた
組成物が、この洗浄剤として極めて好適であることを見
出し、本発明に到達した。
達成すべく鋭意検討した結果、炭化水素系溶剤と特定の
ポリオキシアルキレン化合物の少なくとも2種を用いた
組成物が、この洗浄剤として極めて好適であることを見
出し、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、炭化水素系溶剤(A)
と、下記一般式(1)で示される化合物(B)および下
記一般式(2)で示される化合物(C)からなることを
特徴とする金属用洗浄剤組成物である。 R1O(C2H4O)l(C3H6O)mH (1) R1O(C2H4O)nR2 (2) (式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基またはシクロ
アルキル基、R2はメチル基またはエチル基、l、mま
たはnは1〜10の整数を表す。)
と、下記一般式(1)で示される化合物(B)および下
記一般式(2)で示される化合物(C)からなることを
特徴とする金属用洗浄剤組成物である。 R1O(C2H4O)l(C3H6O)mH (1) R1O(C2H4O)nR2 (2) (式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基またはシクロ
アルキル基、R2はメチル基またはエチル基、l、mま
たはnは1〜10の整数を表す。)
【0006】本発明における炭化水素系溶剤(A)とし
ては、脂肪族炭化水素系溶剤(ノルマルパラフィン、イ
ソパラフィン、ナフテン、ケロシン、テルペンなど)、
芳香族炭化水素系溶剤(アルキルベンゼンなど)および
これらの混合物が挙げられる。これら炭化水素系溶剤と
して好ましいものは、沸点が150〜300℃のもので
あり、特に好ましいものは沸点200〜250℃のもの
である。沸点が150℃未満では引火危険性および臭気
の問題があり、300℃を超えると乾燥性が悪くなる。
ては、脂肪族炭化水素系溶剤(ノルマルパラフィン、イ
ソパラフィン、ナフテン、ケロシン、テルペンなど)、
芳香族炭化水素系溶剤(アルキルベンゼンなど)および
これらの混合物が挙げられる。これら炭化水素系溶剤と
して好ましいものは、沸点が150〜300℃のもので
あり、特に好ましいものは沸点200〜250℃のもの
である。沸点が150℃未満では引火危険性および臭気
の問題があり、300℃を超えると乾燥性が悪くなる。
【0007】一般式(1)で示される化合物(B)およ
び一般式(2)で示される化合物(C)において、R1
の炭素数1〜8のアルキル基としては、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エ
チルヘキシル基、tert−ブチル基などが挙げられ、
シクロアルキル基の例としては、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、シクロオクチル基などが挙げられる。
これらの内好ましいものは、炭素数1〜4のアルキル基
であり、特に好ましいものは一般式(1)においてはR
1が炭素数4のアルキル基のものであり、一般式(2)
においてはR1がメチル基のものである。R1の炭素数が
8を超えるものは、洗浄性が悪くなる。
び一般式(2)で示される化合物(C)において、R1
の炭素数1〜8のアルキル基としては、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エ
チルヘキシル基、tert−ブチル基などが挙げられ、
シクロアルキル基の例としては、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、シクロオクチル基などが挙げられる。
これらの内好ましいものは、炭素数1〜4のアルキル基
であり、特に好ましいものは一般式(1)においてはR
1が炭素数4のアルキル基のものであり、一般式(2)
においてはR1がメチル基のものである。R1の炭素数が
8を超えるものは、洗浄性が悪くなる。
【0008】一般式(1)および(2)中のC2H4Oお
よびC3H6Oは、それぞれオキシエチレン基およびオキ
シプロピレン基を表す。(B)の付加形式は、ランダム
付加でもブロック付加でもいずれでも良いが、洗浄性を
考慮すると、(ポリ)オキシエチレンと(ポリ)オキシ
プロピレンとがブロック付加したものがより好ましい。
一般式(1)におけるlおよびmは、それぞれ通常1〜
10の整数であり、好ましくは1〜5である。lまたは
mが10を超えるものは洗浄性が悪くなる。
よびC3H6Oは、それぞれオキシエチレン基およびオキ
シプロピレン基を表す。(B)の付加形式は、ランダム
付加でもブロック付加でもいずれでも良いが、洗浄性を
考慮すると、(ポリ)オキシエチレンと(ポリ)オキシ
プロピレンとがブロック付加したものがより好ましい。
一般式(1)におけるlおよびmは、それぞれ通常1〜
10の整数であり、好ましくは1〜5である。lまたは
mが10を超えるものは洗浄性が悪くなる。
【0009】一般式(2)におけるnは、通常1〜10
の整数であり、好ましくは1〜5、更に好ましくは2〜
4である。nが10を超えるものは洗浄性が悪くなる。
の整数であり、好ましくは1〜5、更に好ましくは2〜
4である。nが10を超えるものは洗浄性が悪くなる。
【0010】一般式(1)で示される化合物(B)の具
体例としては、例えば炭素数1〜8のアルコールにエチ
レンオキシドを付加させた後プロピレンオキシドを付加
させたモノアルキルエーテル類(B1)[エチレン(モ
ノ〜デカ)プロピレングリコールモノメチルエーテル、
エチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコ
ールモノブチルエーテル、エチレン(モノ〜デカ)プロ
ピレングリコールモノペンチルエーテル、エチレン(モ
ノ〜デカ)プロピレングリコールモノヘキシルエーテ
ル、ジエチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレン(モノ〜デカ)プロピレ
ングリコールモノペンチルエーテル、トリエチレン(モ
ノ〜デカ)プロピレングリコールモノブチルエーテル、
テトラエチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、テトラエチレン(モノ〜デカ)プロ
ピレングリコールモノブチルエーテルなど];炭素数1
〜8のアルコールにエチレンオキシドとプロピレンオキ
シドをランダム付加したモノアルキルエーテル類(B
2)[(エチレンジプロピレングリコール)モノメチル
エーテル、(ジエチレンプロピレングリコール)モノエ
チルエーテル、(トリエチレンプロピレングリコール)
モノプロピルエーテル、(ジエチレンジプロピレングリ
コール)モノブチルエーテル、(テトラエチレンジプロ
ピレングリコール)モノペンチルエーテル、(ペンタエ
チレントリプロピレングリコール)モノシクロヘキシル
エーテルなど];およびこれらの2種以上の混合物が挙
げられる。
体例としては、例えば炭素数1〜8のアルコールにエチ
レンオキシドを付加させた後プロピレンオキシドを付加
させたモノアルキルエーテル類(B1)[エチレン(モ
ノ〜デカ)プロピレングリコールモノメチルエーテル、
エチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコ
ールモノブチルエーテル、エチレン(モノ〜デカ)プロ
ピレングリコールモノペンチルエーテル、エチレン(モ
ノ〜デカ)プロピレングリコールモノヘキシルエーテ
ル、ジエチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレン(モノ〜デカ)プロピレ
ングリコールモノペンチルエーテル、トリエチレン(モ
ノ〜デカ)プロピレングリコールモノブチルエーテル、
テトラエチレン(モノ〜デカ)プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、テトラエチレン(モノ〜デカ)プロ
ピレングリコールモノブチルエーテルなど];炭素数1
〜8のアルコールにエチレンオキシドとプロピレンオキ
シドをランダム付加したモノアルキルエーテル類(B
2)[(エチレンジプロピレングリコール)モノメチル
エーテル、(ジエチレンプロピレングリコール)モノエ
チルエーテル、(トリエチレンプロピレングリコール)
モノプロピルエーテル、(ジエチレンジプロピレングリ
コール)モノブチルエーテル、(テトラエチレンジプロ
ピレングリコール)モノペンチルエーテル、(ペンタエ
チレントリプロピレングリコール)モノシクロヘキシル
エーテルなど];およびこれらの2種以上の混合物が挙
げられる。
【0011】また一般式(2)で表される化合物(C)
の具体例としては、例えばメチルエーテル化合物(C
1)[ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエ
チレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレング
リコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコール
メチルエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルブ
チルエーテルなど];エチルエーテル化合物(C2)
[ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールエチルブチルエーテル、テトラエチレング
リコールエチルブチルエーテルなど];およびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
の具体例としては、例えばメチルエーテル化合物(C
1)[ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエ
チレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレング
リコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコール
メチルエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルブ
チルエーテルなど];エチルエーテル化合物(C2)
[ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールエチルブチルエーテル、テトラエチレング
リコールエチルブチルエーテルなど];およびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。
【0012】本発明の洗浄剤組成物は、(A)、(B)
および(C)を必須成分とするものであり、(A):
[(B)+(C)]の重量比は、通常(98〜60):
(2〜40)、好ましくは(97〜80):(3〜2
0)である。(B)+(C)が2未満および40を超え
ると洗浄性が不十分となる。また、(B)と(C)の重
量比は、通常(80〜20):(20〜80)、好まし
くは(75〜25):(25〜75)である。(B)ま
たは(C)の比率が20未満および80を超える場合も
洗浄性が不十分となる。
および(C)を必須成分とするものであり、(A):
[(B)+(C)]の重量比は、通常(98〜60):
(2〜40)、好ましくは(97〜80):(3〜2
0)である。(B)+(C)が2未満および40を超え
ると洗浄性が不十分となる。また、(B)と(C)の重
量比は、通常(80〜20):(20〜80)、好まし
くは(75〜25):(25〜75)である。(B)ま
たは(C)の比率が20未満および80を超える場合も
洗浄性が不十分となる。
【0013】(B)または(C)のどちらか一方の化合
物の1種または2種以上だけしか含まない場合は、十分
な洗浄性が得られない。
物の1種または2種以上だけしか含まない場合は、十分
な洗浄性が得られない。
【0014】本発明の洗浄剤は、浸透性、湿潤性、防錆
性などを高めるために公知の他の界面活性剤やグリコー
ルエーテル、防錆剤などを任意成分として含有すること
も可能である。他の界面活性剤としては、例えばノニル
フェノールのエチレンオキシド付加物、オクチルフェノ
ールのエチレンオキシド付加物、弗素系界面活性剤(パ
ーフルオロアルコールエチレンオキシド付加物等)類が
挙げられる。これらの内、弗素系界面活性剤が好まし
い。
性などを高めるために公知の他の界面活性剤やグリコー
ルエーテル、防錆剤などを任意成分として含有すること
も可能である。他の界面活性剤としては、例えばノニル
フェノールのエチレンオキシド付加物、オクチルフェノ
ールのエチレンオキシド付加物、弗素系界面活性剤(パ
ーフルオロアルコールエチレンオキシド付加物等)類が
挙げられる。これらの内、弗素系界面活性剤が好まし
い。
【0015】上記の任意成分を用いる場合の含有量は、
(A)、(B)および(C)の合計重量に対して通常3
重量%以下、好ましくは1重量%以下である。3重量%
を超えると、金属表面への残留による汚れや腐食の原因
になるので好ましくない。
(A)、(B)および(C)の合計重量に対して通常3
重量%以下、好ましくは1重量%以下である。3重量%
を超えると、金属表面への残留による汚れや腐食の原因
になるので好ましくない。
【0016】本発明の洗浄剤を用いてベアリングなどの
精密部品などを洗浄するには、室温〜100℃、好まし
くは30〜80℃に加温した該洗浄剤中に精密部品など
を浸漬し、超音波洗浄するか、攪拌、揺動するとよい。
また、該洗浄剤を用いてスプレーなどにより洗浄しても
よい。洗浄後、金属を引き上げそのまま常温または加熱
下で乾燥する。
精密部品などを洗浄するには、室温〜100℃、好まし
くは30〜80℃に加温した該洗浄剤中に精密部品など
を浸漬し、超音波洗浄するか、攪拌、揺動するとよい。
また、該洗浄剤を用いてスプレーなどにより洗浄しても
よい。洗浄後、金属を引き上げそのまま常温または加熱
下で乾燥する。
【0017】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。以下、実施例中
の部は重量部を示す。
発明はこれに限定されるものではない。以下、実施例中
の部は重量部を示す。
【0018】実施例1 ノルマルパラフィン(沸点205〜250℃)85部、
ジエチレングリコールジプロピレングリコールモノブチ
ルエーテル5部、エチレンジプロピレングリコールモノ
ブチルエーテル5部およびトリエチレングリコールジメ
チルエーテル5部からなる本発明の洗浄剤。
ジエチレングリコールジプロピレングリコールモノブチ
ルエーテル5部、エチレンジプロピレングリコールモノ
ブチルエーテル5部およびトリエチレングリコールジメ
チルエーテル5部からなる本発明の洗浄剤。
【0019】実施例2 ナフテン(沸点220〜260℃)80部、エチレンジ
プロピレングリコールモノイソブチルエーテル5部、ジ
エチレンモノプロピレングリコールモノイソブチルエー
テル5部、ジエチレングリコールジメチルエーテル5部
およびテトラエチレングリコールメチルエチルエーテル
5部からなる本発明の洗浄剤。
プロピレングリコールモノイソブチルエーテル5部、ジ
エチレンモノプロピレングリコールモノイソブチルエー
テル5部、ジエチレングリコールジメチルエーテル5部
およびテトラエチレングリコールメチルエチルエーテル
5部からなる本発明の洗浄剤。
【0020】実施例3 ケロシン(沸点205〜240℃)95部、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテル1部、エチレントリプ
ロピレングリコールモノブチルエーテル1部、ジエチレ
ンジプロピレングリコールモノイソブチルエーテル2部
およびジエチレングリコールメチルエチルエーテル1部
からなる本発明の洗浄剤。
ングリコールモノブチルエーテル1部、エチレントリプ
ロピレングリコールモノブチルエーテル1部、ジエチレ
ンジプロピレングリコールモノイソブチルエーテル2部
およびジエチレングリコールメチルエチルエーテル1部
からなる本発明の洗浄剤。
【0021】実施例4 ノルマルパラフィン(沸点200〜240℃)90部、
ジエチレンモノプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル3部、ブチルアルコールにエチレンオキシド1モルと
プロピレンオキシド2モルをランダム付加したアルキル
エーテル3部、およびジエチレングリコールメチルエチ
ルエーテル4部からなる本発明の洗浄剤。
ジエチレンモノプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル3部、ブチルアルコールにエチレンオキシド1モルと
プロピレンオキシド2モルをランダム付加したアルキル
エーテル3部、およびジエチレングリコールメチルエチ
ルエーテル4部からなる本発明の洗浄剤。
【0022】比較例1 1,1,1−トリクロロエタン100部のみの洗浄剤。
【0023】比較例2 ノルマルパラフィン(沸点205〜250℃)100部
のみの洗浄剤。
のみの洗浄剤。
【0024】比較例3 ナフテン(沸点210〜240℃)100部のみの洗浄
剤。
剤。
【0025】比較例4 ノルマルパラフィン(沸点205〜250℃)80部お
よびジエチレングリコールモノブチルエーテル20部か
らなる洗浄剤。
よびジエチレングリコールモノブチルエーテル20部か
らなる洗浄剤。
【0026】比較例5 ナフテン(沸点210〜240℃)85部およびジエチ
レングリコールジメチルエーテル15部からなる洗浄
剤。
レングリコールジメチルエーテル15部からなる洗浄
剤。
【0027】比較例6 ナフテン(沸点210〜240℃)85部およびエチレ
ンジプロピレンゴリコールモノブチルエーテル15部か
らなる洗浄剤。
ンジプロピレンゴリコールモノブチルエーテル15部か
らなる洗浄剤。
【0028】性能試験例 実施例1〜4および比較例1〜6の洗浄剤の洗浄試験結
果を表1に示す。
果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】試験方法 試料 1 ベアリング(切削油が付着) 試料 2 ベアリング(切削油および防錆油が付着) 試料各10ケと洗浄剤とを容器にいれ、40℃で120
秒間超音波洗浄機[本多電子(株)製W−188型,4
5KHz]にて洗浄した。洗浄後の各試料に残存する汚
れをみるために、洗浄後の各試料を1,1,1−トリク
ロロエタンで40℃で10分間超音波洗浄し、この洗浄
液の汚染程度をパティクルカウンター[リオン(株)製
KL−10]にて測定した。
秒間超音波洗浄機[本多電子(株)製W−188型,4
5KHz]にて洗浄した。洗浄後の各試料に残存する汚
れをみるために、洗浄後の各試料を1,1,1−トリク
ロロエタンで40℃で10分間超音波洗浄し、この洗浄
液の汚染程度をパティクルカウンター[リオン(株)製
KL−10]にて測定した。
【0031】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、ハロゲン系洗
浄剤と同等以上の洗浄性を有しており、非ハロゲン系の
ため環境破壊の恐れがなく、且つ引火危険性や臭気の点
でも十分に満足できるものある。ベアリングなどの精密
部品を使用する場合、事前に表面に付着している加工
油、防錆油、グリースなどを洗浄して除去する必要があ
るが、本発明の洗浄剤組成物はこの洗浄剤として特に有
用である。
浄剤と同等以上の洗浄性を有しており、非ハロゲン系の
ため環境破壊の恐れがなく、且つ引火危険性や臭気の点
でも十分に満足できるものある。ベアリングなどの精密
部品を使用する場合、事前に表面に付着している加工
油、防錆油、グリースなどを洗浄して除去する必要があ
るが、本発明の洗浄剤組成物はこの洗浄剤として特に有
用である。
Claims (8)
- 【請求項1】 炭化水素系溶剤(A)と、下記一般式
(1)で示される化合物(B)および下記一般式(2)
で示される化合物(C)からなることを特徴とする金属
用洗浄剤組成物。 R1O(C2H4O)l(C3H6O)mH (1) R1O(C2H4O)nR2 (2) (式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基またはシクロ
アルキル基、R2はメチル基またはエチル基、l、mお
よびnは1〜10の整数を表す。) - 【請求項2】 (A):[(B)+(C)]の重量比が
(98〜60):(2〜40)である請求項1記載の洗
浄剤組成物。 - 【請求項3】 (B):(C)の重量比が(80〜2
0):(20〜80)である請求項1または2記載の洗
浄剤組成物。 - 【請求項4】 (A)の沸点が150〜300℃である
請求項1〜3いずれか記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 (A)がノルマルパラフィン、イソパラ
フィン、ケロシンおよびナフテンから選ばれる少なくと
も1種である請求項1〜4いずれか記載の洗浄剤組成
物。 - 【請求項6】 一般式(1)で示される化合物(B)に
おけるR1が炭素数4のアルキル基である請求項1〜5
いずれか記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項7】 一般式(2)で示される化合物(C)に
おけるR1がメチル基である請求項1〜5いずれか記載
の洗浄剤組成物。 - 【請求項8】 金属機械部品用洗浄剤である請求項1〜
7いずれか記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31400292A JPH06136581A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31400292A JPH06136581A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06136581A true JPH06136581A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=18048036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31400292A Pending JPH06136581A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06136581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050079953A (ko) * | 2005-06-18 | 2005-08-11 | 주식회사 엠닥터 | 플라스틱 사출성형품의 세정제 제조방법 및 그 세정제 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05306482A (ja) * | 1992-04-30 | 1993-11-19 | Kao Corp | 精密部品又は治工具類用洗浄剤組成物 |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP31400292A patent/JPH06136581A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05306482A (ja) * | 1992-04-30 | 1993-11-19 | Kao Corp | 精密部品又は治工具類用洗浄剤組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050079953A (ko) * | 2005-06-18 | 2005-08-11 | 주식회사 엠닥터 | 플라스틱 사출성형품의 세정제 제조방법 및 그 세정제 |
KR100695745B1 (ko) * | 2005-06-18 | 2007-03-16 | 주식회사 엠닥터 | 플라스틱 사출성형품의 세정제 제조방법 및 그 세정제 |
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