JPH0613607B2 - 耐熱性に優れたポリフェニレンオキシド - Google Patents

耐熱性に優れたポリフェニレンオキシド

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JPH0613607B2
JPH0613607B2 JP59019712A JP1971284A JPH0613607B2 JP H0613607 B2 JPH0613607 B2 JP H0613607B2 JP 59019712 A JP59019712 A JP 59019712A JP 1971284 A JP1971284 A JP 1971284A JP H0613607 B2 JPH0613607 B2 JP H0613607B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/34Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives
    • C08G65/38Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives derived from phenols
    • C08G65/44Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives derived from phenols by oxidation of phenols

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱性に優れたポリフエニレンオキシド及び
その製造法に関する。詳しくは、ポリフエニレンオキシ
ドに対する良溶媒と貧溶媒とを所定の割合で混合した混
合溶媒中で特定の触媒の存在下にフエノール類を酸化重
縮合するポリフエニレンオキシドの製造法及びこの方法
によつて得られる耐熱性に優れたポリフエニレンオキシ
ドに関する。
ポリフエニレンオキシドは耐熱性に優れ、機械的性質及
び電気的性質に優れたエンジニアリングプラスチツクス
として知られており、これらの特長を生かして各種用途
に広く使用されている。特に、2,6−ジメチル−1,
4−フエニレンオキシド及び2,6−ジメチルフエノキ
シ基と2,3,6−トリメチルフエノキシ基とからなる
ポリフエニレンオキシド共重合体は、有用なポリフエニ
レンオキシドとして実用に供せられていることは周知の
通りである。
ところで、ポリフエニレンオキシドの耐熱性は、種々の
方法によつて評価できるが、その一つの方法としてガラ
ス転移点(Tg)の測定があり、ガラス転移点は、差動
操作熱量計(Diff−erential Scanning Calorimeter,
DSCと略称)を用いて測定することができる。
そこで、本発明者らは、後述する比較例において示すご
とく、従来公知の溶液重合法で得られたポリフエニレン
オキシドについてDSC(機種:Perkin Elmer社製「D
SC−1B」)を用いて窒素雰囲気中昇温速度8℃/分
の条件でガラス転移点を測定したところ、固有粘度0.
50dl/g(30℃、クロロホルム中)の2,6−ジメチ
ル−1,4−フエニレンオキシドについては215℃、
固有粘度0.523dl/gの2,6−ジメチルフエノール
(95モル%)と2,3,6−トリメチルフエノール
(5モル%)とから得られるポリフエニレンオキシド共
重合体については222.5℃であることを知つた。
これらのポリフエニレンオキシドのガラス転移点をさら
に高めることができれば、耐熱性という特徴ある性質を
さらに発揮することができるばかりでなく、ポリフエニ
レンオキシドに耐衝撃性ポリスチレン樹脂、ポリオレフ
イン、ゴム、その他の樹脂あるいは各種の添加剤を配合
した組成物においても高い耐熱性という特徴が生かされ
ることになり、ポリフエニレンオキシドの成形材料とし
ての応用範囲を拡大することが可能となる。
ところで、ポリフエニレンオキシドを製造する従来方法
として、溶液重合法と沈澱法が知られており、溶液重合
法とは、原料フエノール類及び重合体を溶解できる溶媒
中でフエノール類を酸化重合せしめ、得られた重合体溶
液とポリフエニレンオキシドに対する貧溶媒とを接触さ
せて所望の重合体を沈澱させ、分別取得する方法であ
り、沈澱法とは、ポリフエニレンオキシドに対する良溶
媒と貧溶媒との混合溶媒中でフエノール類を酸化重合せ
しめ、生成する所望の重合体を生成と同時に反応系中に
粒子として沈澱させる方法であり、これらの方法は特許
公報をはじめ種々の刊行物に記載されている。沈澱法に
関しては、たとえば特公昭49−26318号公報には
第一銅塩と第三級アミンとからなる触媒を用いて2,6
−ジ置換フエノール類を単独重合する方法が、特公昭5
2−50080号公報には共重合体の製造についても教
示があるが、第一銅塩と第三級アミンとからなる触媒を
用いる方法がそれぞれ記載されており、また特開昭57
−53530号公報には貧溶媒として環状脂肪族化合物
を用いる方法が開示されているが、ここで得られている
ポリフエニレンオキシドの極限粘度はいずれも低く、
0.46dl/g以下であり、一般に実用上要求される極限
粘度0.5dl/gにも達していない。
いずれにしても、これらの文献には第一銅塩と第一級ア
ミンとからなる触媒については教示がなく、さらにポリ
フエニレンオキシドの熱的特性であるガラス転移点につ
いては何ら記載がない。
本発明者らは、前記沈澱法によつてポリフエニレンオキ
シドを製造する方法において従来用いられていないフエ
ノール類の酸化重合反応系について検討を進めていたと
ころ、触媒として第一銅塩と第一級アミンまたは第二級
アミンとからなる触媒系を用い、溶媒としてポリフエニ
レンオキシドに対する良溶媒である芳香族炭化水素と貧
溶媒である脂肪族炭化水素との特定の割合での混合溶媒
系を用いると、生成するポリフエニレンオキシドが第一
銅塩と第三級アミンとの組み合わせからなる触媒の存在
下に重合する方法で得られる同じ重合体骨格のポリフエ
ニレンオキシドに比べてより高いガラス転移点を持つて
いるという意外な知見を得、本発明に至つた。
従つて、本発明の目的は、新規な酸化重合反応系でポリ
フエニレンオキシドを製造する方法を提供することであ
り、別の目的は、この方法によつて耐熱性に優れたポリ
フエニレンオキシドを提供することである。
本発明は、ポリフエニレンオキシドに対する良溶媒であ
る芳香族炭化水素とポリフエニレンオキシドに対する貧
溶媒である脂肪族炭化水素とを重量比で良溶媒1に対し
て貧溶媒0.9〜1.1の範囲で混合した混合溶媒中で
第一銅塩と第一級アミンまたは第二級アミンとからなる
触媒の存在下にすくなくとも一種のフエノール類を酸化
重縮合させることを特徴とする新規な酸化重合反応系の
ポリフエニレンオキシドの製造法に関する。
即ち、本発明は、ポリフェニレンオキシドに対する良溶
媒である芳香族炭化水素とポリフェニレンオキシドに対
する貧溶媒である脂肪族炭化水素とを重量比で良溶媒1
に対して貧溶媒0.9〜1.1の範囲で混合した混合溶
媒中で、第一銅塩及び第一級アミンもしくは第二級アミ
ンとの組み合わせからなる触媒の存在下に、一種または
二種のフェノール類を酸化重縮合させることにより製造
され、30℃、クロロホルム中で測定した固有粘度が0.47
〜0.70dl/gであり、第一銅塩と第三級アミンとの組
み合わせからなる触媒の存在下に製造された同一骨格構
造からなる重合体よりも5℃以上高いガラス転移点を有
する、式(1)で示される構造単位からなるポリフェニ
レンオキシドである。
(式中、R、及びRはメチル基、Rはメチル基ま
たは水素原子、及び、Rは水素原子を示す。) 次に、本発明のポリフエニレンオキシドの製造方法を具
体的に説明する。
本発明の方法を実施するために用いるポリフエニレンオ
キシドに対する良溶媒とは、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼン等で例示される芳香族炭化水素や
クロルベンゼンで代表されるハロゲン化芳香族炭化水素
を指し、特にトルエンが好適に用いられる。また、貧溶
媒としては、n−ヘキサン、n−ペンタン、n−ヘプタ
ン、n−オクタンで例示される直鎖の脂肪族炭化水素が
用いられ、特にn−ヘプタンが好適に用いられる。そし
て、本発明の方法を実施するに当つて、上記良溶媒と貧
溶媒との混合比率は重大な要件である。フエノール酸の
酸化重合の反応速度を実用的な範囲に保ち、得られるポ
リフエニレンオキシドの固有粘度を0.47dl/g(クロ
ロホルム中、30℃)以上に保ち、且つ収率よく目的の
ポリフエニレンオキシドを取得するためには、重量比で
良溶媒1に対して貧溶媒0.9〜1.1の範囲で両溶媒
を混合して用いるのが良い。
本発明の方法において触媒として用いられる第一銅塩と
しては、塩化第一銅、臭化第一銅、沃化第一銅、シアン
化第一銅、チオシアン化第一銅、硫酸第一銅、酢酸第一
銅等を挙げることができる。中でも沃化第一銅、シアン
化第一銅またはチオシアン化第一銅が好適に用いられ、
特に沃化第一銅が好適である。
さらに本発明の方法において触媒として用いる第一級ア
ミンまたは第二級アミンとしては、次の化合物が挙げら
れる。第一級アミンとしては、エチルアミン、プロピル
アミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、アミ
ルアミン、ラウリルアミン等で例示されるモノアルキル
アミン;シクロヘキシルアミンで代表されるモノシクロ
アルキルアミン;ベンジルアミン、β−フエニルエチル
アミン等で例示されるモノアラルキルアミン等を挙げる
ことができる。第二級アミンとしては、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジブロピルアミン、ジブチルアミ
ンで代表されるジアルキルアミンを挙げることができ
る。
前述の特定比率の混合溶媒を用い、上述の第一銅塩と第
一級アミンまたは第二級アミンとからなる触媒を用る反
応系中でフエノール類を酸化重縮合する操作自体は公知
の操作と同じでよく、反応系に酸素または酸素を含有す
るガスを通しながら酸化重合反応を行なう。重合反応が
進行して所望の重合体が生成すると、当該重合体は粒子
として反応系中に沈澱する。反応終了後、沈澱は別さ
れ、所望の重合体を取得する。重合反応は、通常20〜
100℃の範囲の温度から適宜選んで行なわれればよ
く、反応系に吹込まれる酸素を含有するガスとしては工
業的には空気が用いられるが、特にこれに限定するもの
ではない。
本発明の方法を実施するに当つて用いられるフエノール
類とは、式(2)で示される一価の単環フエノール化合物
であり、 〔式中、R1,R2,R3およびR4は、前記式(1)と同じで
ある。〕 この単環フエノール化合物は単独でまたは2種以上混合
して用いられてもよく、2,6−ジアルキルフエノール
を単独で用いた重合体および2,6−ジアルキルフエノ
ールと2,3,6−トリアルキルフエノールとを混合し
て用いた共重合体が特に実用的に有用である。重合反応
系におけるフエノール類の濃度は、フエノール類が完全
に溶解している限り特に制限はないが、通常、5〜60
重量%の範囲の濃度が選ばれる。
上述した本発明の方法で得られる本発明のポリフエニレ
ンオキシドは、前記式(1)で表わされる繰り返し構造単
位の1種または2種以上で構成されるポリフエニレンオ
キシド単独重合体または共重合体であり、固有粘度は
0.47〜0.70dl/gを持ち、第一銅塩と第三級アミ
ンとの組み合わせからなる触媒の存在下に重合する方法
で得られる同じ重合体骨格を持つポリフエニレンオキシ
ドより5℃以上高いガラス転移点を持つ。本発明の耐熱
性にすぐれたポリフエニレンオキシドの具体例を示す
と、式(1)においてR及びがメチル基であり、R
及びRが水素原子である繰り返し構造単位のみからな
るポリフエニレンオキシドでは、固有粘度0.55dl/g
において225.5℃という高いガラス転移点を示す。
さらに式(1)においてR及びRはメチル基であり、
及びRは水素原子である構造単位と式(1)におい
てR1,R及びRはメチル基であり、Rは水素原子
である構造単位とからなり、前者の構造単位が90〜9
8%の割合で含有されているポリフエニレンオキシド共
重合体では、固有粘度0.47dl/g以上において226
℃以上という高いガラス転移点を示す。ここに具体的に
示した両ポリフエニレンオキシドは、既に実用化されて
いる重合体骨格を持つポリフエニレンオキシドであり、
その点で特に有用である。ここで、固有粘度は30℃、
クロロホルム中で測定された値を示し、ガラス転移点は
DSC(Perkin Elmer社製、DSC−1Bを使用)を用
いて窒素雰囲気中毎分8℃の昇温速度で測定された値を
示す。以下の比較例及び実施例においても同様にして測
定された値が示されている。
以下、実施例及び比較例によつて本発明を具体的に説明
する。以下の記載において、原料その他の仕込み部数は
重量基準である。
比較例 1 撹拌機、還流コンデンサー及び空気吹き込み管を備えた
反応器に2,6−キシレノール 188.9部、2,
3,6−トリメチルフエノール 11.1部及びトルエ
ン 2000部を入れ、フエノール類を完全に溶解させ
た。続いてこれに沃化第一銅 1部をn−ブチルアミン
134部に溶解した溶液を加え、内容物を37℃に加
温した。
この溶液を激しく撹拌し、これに空気を通じて反応を開
始し、反応開始後、90分にて撹拌及び空気吹き込みを
止めた。
反応生成液に塩酸を加えて、反応を停止した。得られた
反応生成液に過剰のメタノールを加えて重合体を沈澱さ
せ、沈澱した重合体を別し、洗浄して目的とする重合
体を回収した。
得られたポリフエニレンオキシド共重合体の固有粘度
は、0.523dl/gであり、またそのガラス転移点は2
22.5℃であつた。
比較例 2 比較例1において、2,6−キシレノール188.9部
及び2,3,6−トリメチルフエノール 11.1部に
代えて2,6−キシレノール 199部を用いる以外
は、比較例1の方法を繰り返し、固有粘度 0.50dl
/gのポリ(2,6−ジメチル−1,4−フエニレン)オ
キシドを得た。そのガラス転移点は215℃であつた。
実施例 1 比較例と同じ反応器に、トルエン 600部及びn−ヘ
プタン 588部を仕込み、次いで、これに沃化第一銅
1.0部をn−ブチルアミン 134部に溶解して調
製された触媒を加え、内容物を約40℃に加温した。撹
拌下に2,6−ジメチルフエノール 188.9部と
2,3,6−トリメチルフエノール 11.1部をトル
エン 400部とn−ヘプタン 392部からなる混合
溶媒に溶解したフエノール混合溶液を定量ポンプで上記
触媒溶液中に供給し、約80分をかけて全量を反応器に
仕込んだ。重合反応の進行と共に、反応系中に沈澱が生
成した。反応開始後、120分で撹拌を止め、反応を終
了した。反応生成液から沈澱を別し、次いで洗滌によ
つて精製し、乾燥した。
得られた生成物は、固有粘度 0.528dl/gのポリ
フエニレンオキシド共重合体であり、また、そのガラス
転移点は231.5℃であつた。
比較例1の公知の溶液重合法によつて製造された重合体
に比べて、そのガラス転移点は9℃高いことが判る。
実施例 2 実施例1において、2,6−ジメチルフエノールのみを
199部用いる以外は、実施例1と同じ操作を繰り返
し、単独重合体を製造した。
得られた重合体の固有粘度は、0.55dl/gであり、
また、そのガラス転移点は225.5℃であつた。公知
の溶液法で製造された比較例2の重合体に比べてガラス
転移点は10.5℃高いことが判つた。
実施例 3 実施例1において、第一級アミンとしてn−ヘキシルア
ミン 134部を用いた以外は、実施例1を繰り返し
た。得られた共重合体の固有粘度は、0.50dl/gであ
り、そのガラス転移点は228℃であり、比較例1の共
重合体に比べて5.5℃高いことが判る。
実施例 4 実施例1において、第一銅塩として、チオシアン化銅
1.3部を用い、反応時間を200分とした以外は、実
施例1を繰り返した。得られた共重合体の固有粘度は、
0.50dl/g(30℃、クロロホルム)であり、そのガ
ラス転移点は228℃であつた。
実施例 5 実施例1において、n−ヘプタンの代りに、n−オクタ
ンを同量用いる以外は、実施例1を繰り返した。反応時
間 180分で得られた重合体の固有粘度は、0.60
dl/gであり、そのガラス転移点は228.5℃であつ
た。
実施例 6 実施例1において、トルエンの代りにクロルベンゼンを
同量使用した。反応時間110分で得られた重合体の固
有粘度は0.65dl/gであり、そのガラス転移点は22
9℃であつた。
実施例 7 実施例1において、トルエン 600部に代えて386
部を、そしてn−ヘプタン 588部に代えて406部
をそれぞれ使用する以外は、実施例1を繰り返した。
得られた共重合体の固有粘度は0.51dl/gであり、
そのガラス転移点は228℃であつた。
比較列 3 実施例1において、トルエン 600部に代えて344
部を、そしてn−ヘプタン 588部に代えて448部
をそれぞれ使用する以外は、実施例1を繰り返した。
貧溶媒比率の高い混合溶媒系で得られた共重合体の固有
粘度は0.413dl/gにしか達せず、そのガラス転移点
は222℃であつた。
比較例 4 実施例1において沃化第一銅1.0部を塩化第一銅5部
に、n−ブチルアミン134部をピリジン199部にそ
れぞれ代えて使用する以外は、実施例1を繰り返した。
得られた共重合体の固有粘度は0.49dl/gであ
り、そのガラス転移点は225.2℃であった。
実施例 8 実施例1において、沃化第一銅1.0部を臭化一銅2.
0部に、n−ブチルアミン134部をジ−n−ブチルア
ミン40部にそれぞれ変えて使用する以外は実施例1を
繰り返した。得られた共重合体の固有粘度は0.51d
l/gであり、そのガラス転移点は230℃であった。
比較例 5 実施例8において、ジ−n−ブチルアミン40部をピリ
ジン200部に変えた以外は実施例8を繰り返した。得
られた共重合体の固有粘度は0.50dl/gであり、
そのガラス転移点は222℃であった。
比較例 6 実施例8において、ジ−n−ブチルアミン40部をトリ
−n−ブチルアミン57部に変えた以外は実施例8を繰
り返した。得られた共重合体の固有粘度は0.49dl
/gであり、そのガラス転移点は221℃であった。
比較例 7 実施例8において、ジ−n−ブチルアミン40部をトリ
−イソプロピルアミン52部に変えた以外は実施例8を
繰り返した。得られた共重合体の固有粘度は0.50d
l/gであり、そのガラス転移点は221.7℃であっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−37998(JP,A) 特開 昭50−150798(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリフェニレンオキシドに対する良溶媒で
    ある芳香族炭化水素とポリフェニレンオキシドに対する
    貧溶媒である脂肪族炭化水素とを重量比で良溶媒1に対
    して貧溶媒0.9〜1.1の範囲で混合した混合溶媒中
    で、第一銅塩と第一級アミンもしくは第二級アミンとの
    組み合わせからなる触媒の存在下に、一種または二種の
    フェノール類を酸化重縮合させることにより製造され、
    30℃、クロロフォルム中で測定した固有粘度が0.4
    7〜0.70dl/gであり、第一銅塩と第三級アミン
    との組み合わせからなる触媒の存在下に同じフェノール
    類を酸化重縮合させることにより製造されたポリフェニ
    レンオキシドよりも5℃以上高く、かつ、式(1)にお
    いてRが水素原子である構造単位からなる単独重合体
    であるときには225.5℃、式(1)においてR
    水素原子である構造単位と、式(1)においてRがメ
    チル基である構造単位とからなるポリフェニレンオキシ
    ド共重合体のときには226℃以上のガラス転移点を有
    する、式(1)で示される構造単位からなるポリフェニ
    レンオキシド。 (式中、R、及びRはメチル基、Rはメチル基ま
    たは水素原子、及び、Rは水素原子を示す。)
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