JPH06135649A - エレベータの放送装置 - Google Patents

エレベータの放送装置

Info

Publication number
JPH06135649A
JPH06135649A JP29027792A JP29027792A JPH06135649A JP H06135649 A JPH06135649 A JP H06135649A JP 29027792 A JP29027792 A JP 29027792A JP 29027792 A JP29027792 A JP 29027792A JP H06135649 A JPH06135649 A JP H06135649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
recording
audio
reproducing
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29027792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Fujita
政雄 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP29027792A priority Critical patent/JPH06135649A/ja
Publication of JPH06135649A publication Critical patent/JPH06135649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声用メモリの交換なしに音声データを容易
に短時間で変更でき、しかも安価に構成できるエレベー
タの放送装置を得る。 【構成】 音声録音再生装置32をかご室7に設け、第
1ないし第3の切替スイッチ36〜38を音声録音再生
操作スイッチ25の情報に応じて切替えることにより、
音声録音再生装置32は、インターホン親機26のマイ
ク27より入力された音声を録音し、インターホン子機
33のスピーカ35からかご室7に放送する。また、イ
ンターホン親機26のスピーカ28から監視室5に放送
することにより、録音した音声データを試聴することが
できる。さらに、異常時にはインターホン親機26とイ
ンターホン子機33を接続し、監視室5とかご室7の間
で相互に通話することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータのかごが
室や各乗場で各種の音声案内を行うためのエレベータの
放送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エレベータに不慣れな乗客や
目の不自由な乗客に便利なように、運転方向や着床停止
階などの各種案内を、エレベータのかご内や乗場に設け
られたスピーカにより放送する放送装置がエレベータに
設置されている。
【0003】ところで、この放送装置は、従来、固定の
音声データをROMに格納していたため、放送内容を変
更する必要が生じた場合には、音声データを書き換えた
ROMと交換する必要があり、交換に手間を要してしま
うという問題点があった。しかし、近年においては、音
声合成技術の応用分野の拡大に伴い、このような放送装
置に録音再生が可能な音声合成装置を用いることが提案
されている。
【0004】図7〜図9は例えば特開平2−95682
号公報に示された従来のエレベータの放送装置を示す図
である。図7は録音再生可能な音声合成装置を用いた従
来のエレベータの放送装置の構成図である。図におい
て、1はエレベータ機械室に設置された制御装置2内に
実装されたメインステーション、3はメインステーショ
ン1により制御される伝送路、4は監視室5に設置され
た音声録音再生装置、6はかご室7に設置された音声再
生装置である。なお、音声録音再生装置4及び音声再生
装置6は伝送路3によりメインステーション1と接続さ
れている。
【0005】また、図8は上記監視室5に設置された音
声録音再生装置4の詳細ブロック図である。図におい
て、8は装置全体をバスライン9により制御するCP
U、10は伝送路3より直列データを入出力するシリア
ル伝送インターフェイス(以下、UARTと称す)、1
1は外部並列信号を入出力するデジタル入出力回路、1
2は音声を入力するマイク13からの出力を適正な値に
増幅し、録音再生回路14に入力する入力アンプ、15
は録音再生回路14からの出力を適正な値に増幅し、ス
ピーカ16に入力する出力アンプ、17は録音再生回路
14によりデジタル化された音声データを格納する音声
用メモリである。
【0006】さらに、図9はかご室7に設置された音声
再生装置6の詳細ブロック図である。図において、18
は装置全体をバスライン19により制御するCPU、2
0は伝送路3より直列データを入出力するUART、2
1は再生回路22からの出力を適正な値に増幅し、スピ
ーカ23に入力する出力アンプ、24は伝送路3よりU
ART20を通じて入力された音声データを格納する音
声用メモリである。
【0007】次に上記のように構成された従来のエレベ
ータの放送装置の動作について説明する。放送内容を変
更する場合、つまり録音をする場合は、まず録音を指示
する図示しない所定の操作スイッチを操作する。この操
作スイッチの状態が図8に示す音声録音再生装置4内の
デジタル入出力回路11により入力されると、マイク1
3より入力された音声信号は入力アンプ12により適正
レベルに増幅され、録音再生回路14に入力される。録
音再生回路14は、入力された音声信号を予め決められ
たアルゴリズムでデジタル化して音声用メモリ17に格
納する。
【0008】上記音声録音再生装置4で作成した音声デ
ータをかご室7に設置した音声再生装置6に伝送する場
合は、まず、伝送を指示する図示しない所定の操作スイ
ッチを操作する。この操作スイッチの状態がデジタル入
出力回路11により入力されると、UART10は音声
用メモリ17に格納されている音声データを予め定めら
れたデータフォーマットで伝送路3を通じて音声再生装
置6に伝送する。一方、音声再生装置6は伝送されてき
た音声データをUART20により取り込み、音声用メ
モリ24に格納する。
【0009】そして、図9に示すかご室7内の音声再生
装置6によりエレベータの動きに応じた各種放送を行う
場合は、メインステーション1からの放送指令を伝送路
3を通じてUART20により入力し、所定の音声デー
タを音声用メモリ24より読み出し、再生回路22に与
えてアナログの音声信号に復調し、出力アンプで増幅し
てスピーカ18に与えることにより放送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエレ
ベータの放送装置においては、監視室5には音声録音再
生装置4を、かご室7には音声再生装置6を、という具
合にそれぞれ別個に設置しなければならないため、高価
になるという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、音声用メモリの交換なしに音声
データを容易に短時間で変更でき、しかも安価に構成で
きるエレベータの放送装置を得ることを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの放送装置は、エレベータの監視室に、マ
イク及びスピーカを有するインターホン親機と、音声録
音時及び再生時の動作を設定するための設定手段とを備
えると共に、かご室に、マイク及びスピーカを有し上記
インターホン親機と接続されるインターホン子機と、上
記設定手段の情報に基づいて音声信号を録音及び再生す
るための音声録音再生装置と、上記インターホン子機の
マイクから入力された音声信号と上記音声録音再生装置
により再生された音声信号のいずれかを切替えて上記イ
ンターホン子機の音声入力部に入力するための第1の切
替手段と、上記インターホン親機のマイクを通じて上記
インターホン子機に入力された音声信号を、上記インタ
ーホン子機のスピーカと上記音声録音再生装置のいずれ
かに切替えて出力するための第2の切替手段と、上記音
声録音再生装置で再生された音声信号を、上記インター
ホン子機のスピーカとインターホン子機の音声入力部の
いずれかに切替える第3の切替手段と、上記音声録音再
生装置からの信号に基づいて上記各切替手段の切替えを
制御する切替制御手段とを備えたものである。
【0013】また、請求項2に係るエレベータの放送装
置は、エレベータの監視室に、マイク及びスピーカを有
するインターホン親機と、音声録音時及び再生時の動作
を設定するための設定手段とを備え、エレベータの各乗
場には、音声案内を行うための音声再生装置を備えると
共に、かご室に、マイク及びスピーカを有し、上記イン
ターホン親機と接続されるインターホン子機と、上記設
定手段の情報に基づいてかご室に放送する音声信号を格
納する第1の音声用メモリ及び各乗場に放送する音声信
号を一時的に格納する第2の音声用メモリを有し、音声
信号を録音及び再生するための音声録音再生装置とを備
えたものである。
【0014】
【作用】この発明の請求項1におけるエレベータの放送
装置は、第1ないし第3の切替手段を、音声録音再生装
置の動作を設定するための設定装置の情報に応じて制御
手段により切替えることで、インターホン親機に備えら
れたマイクより入力された音声を音声録音再生装置によ
り録音でき、インターホン親機に備えられたスピーカよ
り音声録音再生装置に録音された音声を監視室にて試聴
でき、また、音声録音再生装置で再生した音声をインタ
ーホン子機に備えられたスピーカにより放送できる。さ
らに、非常時においては、インターホン親機とインター
ホン子機が接続され監視室とかご室で相互通話できる。
【0015】また、かご室だけでなく各乗場にも音声案
内を行うこの発明の請求項2におけるエレベータの放送
装置は、第1の音声用メモリと第2の音声用メモリとを
有する音声録音再生装置をかご室に設けると共に、各乗
場に音声再生装置を設け、音声録音再生装置の第1の音
声用メモリに音声データを前記と同様の方法で録音する
ことにより、かご室の放送内容を変更できる。また音声
録音再生装置の第2の音声用メモリに音声データを前記
と同様の方法で録音することにより、各乗場の放送内容
を変更できる。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1のエレベータの放送装
置を示す全体構成図、図2は同実施例におけるエレベー
タの機械室に設置される制御装置2の詳細ブロック図、
図3は同実施例におけるエレベータのかご室7に設置さ
れる音声録音再生装置を主要部とする詳細ブロック図で
ある。尚、各図中において、従来例と同一または相当す
る部分には同一符号を付して説明する。
【0017】図1に示す全体構成図において、25はフ
レーズ選択、録音/再生のモード設定等を行う各種操作
スイッチから構成された音声録音再生操作スイッチ、2
6はマイク27及びスピーカ28を備えたインターホン
親機であり、これらは監視室5に設置されている。
【0018】29は音声録音再生操作スイッチ25の情
報を入力し、その情報に応じた制御を行う音声再生制御
装置、30はエレベータの制御全体を司る制御回路、3
1はかご内の機器と情報の授受を行うかごの親局で、シ
リアル伝送インターフェイス(UART)を内蔵してい
る。これらはエレベータの機械室に設置されている制御
装置2内に設けられている。
【0019】32は音声録音再生装置、33はマイク3
4及びスピーカ35とを備えたインターホン子機、36
は第1の切替スイッチ、37は第2の切替スイッチ、3
8は第3の切替スイッチ、39は第1ないし第3の切替
スイッチ36〜38のそれぞれの切替を制御する切替制
御装置である。これらはエレベータのかご室7に設けら
れている。
【0020】ここで、上記第1の切替スイッチ36の共
通端子Aはインターホン子機33の音声入力端子に、端
子Bはマイク34に、端子Cは第3の切替スイッチ38
の端子Bにそれぞれ接続されている。また、上記第2の
切替スイッチ37の共通端子Aはインターホン子機33
の音声出力端子に、端子Bはスピーカ34と第3の切替
スイッチ38の端子Cに、端子Cは音声録音再生装置3
2の音声入力端子にそれぞれ接続されている。さらに、
上記第3の切替スイッチ38の共通端子Aは音声録音再
生装置32の音声出力端子に接続されている。
【0021】そして、上記制御装置2内のかごの親局3
1とかご室7内の音声録音再生装置32は直列伝送路4
0により接続されており、また、インターホン親機26
とインターホン子機33はインターホンケーブル41に
より接続されている。
【0022】また、図2に示す機械室に設置される制御
装置2の詳細ブロック図において、42はエレベータを
制御するためのデータ処理等を行うCPU、43は直列
伝送路40に接続されているUARTであり、図1のか
ごの親局31が内蔵しているUARTである。44は処
理プログラムや固定データ等を格納したROM、45は
演算結果等を格納するRAM、46は監視室5に設けら
れた音声録音再生スイッチ25の情報を取り込む入力ポ
ートである。これらはバスライン47を介して接続され
ており、この図2の構成により図1に示す音声録音再生
制御装置29と制御回路30及びかごの親局31の機能
を有している。
【0023】さらに、図3に示すがご室7に設置される
音声録音再生装置32を主要部とする詳細ブロック図に
おいて、48はデータ処理等を行うCPU、49は直列
伝送路40に接続されているUART、50は処理プロ
グラムや固定データ等を格納したROM、51は演算結
果等を格納するRAM、52は音声を予め決められたア
ルゴリズムでデジタル化する音声分析回路とデジタル化
した音声データを復調する音声合成回路とからなる録音
再生回路である。
【0024】53は音声信号を増幅して録音再生回路5
2に入力する入力アンプで、図1の音声録音再生装置3
2の音声入力部に相当し、図1に示される第2の切替ス
イッチ37の端子Cと接続されている。54は録音再生
回路52で復調された音声信号を増幅して出力する出力
アンプで、図1の音声録音再生装置32の音声出力部に
相当し、図1に示される第3の切替スイッチ38の共通
端子Aに接続されている。
【0025】55は音声データを格納する音声用メモ
リ、56は各切替スイッチの切替制御を行う切替回路
で、図1の切替制御装置39に相当し、図1に示される
第1の切替スイッチ36、第2の切替スイッチ37、第
3の切替スイッチ38それぞれに接続されている。これ
らはバスライン57を介して接続されており、この図3
の構成により図1に示す音声録音再生装置32と切替制
御装置39の機能を有している。
【0026】次に、以上のように構成されたエレベータ
の放送装置の動作を説明する。図4は図3に示される音
声録音再生装置の動作を示すフローチャートで、このフ
ローチャートを参照しながら説明する。制御装置2内の
制御回路30は、監視室5内に設けられている音声録音
再生操作スイッチ25の情報を音声録音再生制御装置2
9により取り込み、音声録音再生装置32を制御する制
御信号(例えば録音/再生するフレーズを選択するコー
ドや録音/再生のモードを選択するコード等)をかごの
親局31から音声録音再生装置32に直列伝送路40を
介して予め定められたデータフォーマットにて伝送して
いる。
【0027】まず、ステップS1において、エレベータ
運転中に何等かの異常が発生したことを検出する図示し
ない異常検出回路が作動したときに、かご室内の乗客に
よりかご室内に設けられた図示しない非常釦が押された
かどうかの条件判断を行う。ここでは、詳細な説明を省
略するが、一度非常釦が押されると、その状態はエレベ
ータの異常が解除され正常運転に復帰するまで保持され
るよう構成されている。
【0028】上記条件判断結果、異常時に非常釦が押さ
れていればステップS2に進み、切替制御装置39によ
り第1の切替ステップ36の共通端子Aと端子B間を閉
成し、インターホン子機33の音声入力端子にマイク3
4を接続する。次いでステップS2に進み、切替制御装
置39により第3の切替スイッチ38の共通端子Aと端
子B間を閉成し、音声録音再生装置32の音声出力端子
とスピーカ35を切り放す。さらに、ステップS4に進
み、切替制御装置39により第2の切替スイッチ37の
共通端子Aと端子B間を閉成し、インターホン子機33
の音声出力端子にスピーカ35を接続する。
【0029】このように接続することにより、異常時に
かご室内の乗客により非常釦がおされた場合には、イン
ターホン子機33の入出力部が一般のインターホンと同
じ構成となり、かご室内の乗客と監視室内の管理人はイ
ンターホン親機26とインターホン子機33を介して相
互通話が可能となる。
【0030】次に、エレベータが正常に運転されている
場合について説明する。ステップS1の条件判断で条件
が成立しないのでステップS5に進み、切替制御装置3
9により第1の切替スイッチ36の共通端子Aと端子C
間を閉成し、インターホン子機33の音声入力端子から
マイク34を切り放す。次にステップS6に進み、切替
制御装置39により第2の切替スイッチ37の共通端子
Aと端子C間を閉成し、インターホン子機33の音声出
力端子をインターホン子機33に備えられたスピーカ3
5から切り放し音声録音再生装置32の音声入力端子と
接続する。さらにステップS7に進み、切替制御装置3
9により第3の切替スイッチ38の共通端子Aと端子C
間を閉成し、音声録音再生装置32の音声出力端子とイ
ンターホン子機33に備えられたスピーカ35を接続す
る。
【0031】ここで、音声録音再生操作スイッチ25の
状態により以降の処理が変わる。音声を録音する場合
は、まず、音声録音再生操作スイッチ25により録音モ
ードの指定、フレーズの指定、及び録音開始の指示を行
う。この情報は音声録音再生制御装置29に入力され、
かごの親局31から直列伝送路40を通じて音声録音再
生装置32に制御信号として予め定められたデータフォ
ーマットで送信される。
【0032】ステップS8で、音声録音再生装置32は
この制御信号をUART49により受信し、録音モード
であることを確認するとステップS9に進む。ステップ
S9では録音開始が指示されているか条件判断を行い、
指示されていればステップS10に進む。この状態で、
監視室5にいる管理人は、インターホン親機26に備え
られたマイク27より音声を入力する。
【0033】ステップS10で、音声録音再生装置32
は入力された音声をインターホン親機26からインター
ホン子機33を通じて入力した後、入力アンプ53によ
り適正レベルに増幅し録音再生回路52に入力する。録
音再生回路52は増幅した音声信号を予め決められたア
ルゴリズムでデジタル化し、音声用メモリ55の指定し
たフレーズに対応するアドレスに格納する。録音開始が
指示されていないときにはステップS9の条件が成立し
ないので処理を抜ける。
【0034】次に、音声用メモリ55に格納された音声
デジタルの録音状態をチェックする場合について説明す
る。音声録音再生操作スイッチ25により試聴モードの
指定、フレーズの指定がされたことを音声録音再生装置
32が受信すると、ステップS8の条件判断でステップ
S11に進み、さらにステップS11の条件判断により
ステップS12に進む。ステップS12では切替制御装
置39により第3の切替スイッチ38の共通端子Aと端
子B間を閉成し、音声録音再生装置32の音声出力端子
とインターホン子機33の入力端子を接続する。
【0035】次に、ステップS13で、音声録音再生操
作スイッチ25により再生開始が指示されているかの条
件判断を行い、指示されていればステップS14に進
む。ステップS14では音声録音再生装置32が音声用
メモリ55の対応するアドレスから音声データを読み出
し、その音声データを音声録音再生回路32によりアナ
ログ信号に復調し、その音声信号を出力アンプ54を介
してインターホン子機33の音声入力端子に入力し、イ
ンターホン子機33からインターホン親機26を通じて
インターホン親機26に備えられたスピーカ28により
出力する。
【0036】これにより、監視室5にいる管理人は所望
の放送内容を確認することができる。音声録音再生操作
スイッチ25により再生開始が指示されていないときに
はステップS13の条件が成立しないので処理を抜け
る。
【0037】次に、通常の運行状態のときに、エレベー
タの動きに応じた放送内容をかご室7に放送する場合に
ついて説明する。音声録音再生スイッチ25で再生モー
ドの指定がされたことを音声録音再生装置32が受信す
ると、ステップS8の条件判断でステップS11に進
み、さらにステップS11の条件判断でステップS15
に進む。
【0038】ステップS15では制御回路30によりか
ごの親局31から直列伝送路40を介して送信される。
エレベータの動きに応じた放送内容の再生を指示する制
御信号を、音声録音再生装置32が受信すると、ステッ
プS16に進む。ステップS16では音声録音再生装置
32が音声用メモリ55の指定したフレーズに対応した
アドレスから音声データを読み出し、音声録音再生回路
32によりアナログ信号に復調し、出力アンプ54を介
してインターホン子機33に備えられているスピーカ3
5により放送する。
【0039】これにより、エレベータの動きに応じた放
送をかご室7内の乗客に行うことができる。放送信号が
送信されていないときにはステップS15の条件が成立
しないので処理を抜ける。
【0040】実施例2.図5と図6はこの発明の実施例
2を示す図であり、各乗場にも放送を行うエレベータの
放送装置の実施例である。図5は実施例2におけるエレ
ベータの放送装置を示す要部構成図、図6は同実施例に
おけるエレベータのかご室に設置される音声録音再生装
置の詳細ブロック図である。なお、図5に示す制御装置
2とかご室7の構成には、その他、図1に示す構成が備
えられる。
【0041】図5の構成図において、58は制御装置2
内に設けられた乗場の機器と情報の授受を行う乗場の親
局で、シリアル伝送インターフェース(UART)を内
蔵している。59a〜59dは各乗場に設けられた音声
再生装置で、装置の構成は従来の音声再生装置である図
9と同様であり、これら音声再生装置59a〜59dに
は予め決められたアドレスがそれぞれ割り当てられてい
る。
【0042】60は乗場の親局58と音声再生装置59
a〜59dを含む各乗場に設けられた機器とを接続する
直列伝送路、61はかご室7内に設けられた音声録音再
生装置で、図3と同一部分は同一符号を付して示す図6
に示すように、かご室7で放送するための音声データを
格納する第1の音声用メモリ62と、乗場で放送するた
めの音声データを一時的に格納する第2の音声用メモリ
63とを有している。
【0043】以上のように構成されたエレベータの放送
装置において、各乗場に設けられた音声再生装置59a
〜59dの音声データを変更する場合の動作について説
明する。まず、実施例1において説明した図1に示す音
声録音再生操作スイッチ25と同様な入力手段により、
音声データを変更する乗場の音声再生装置のアドレス指
定、録音モードの指定、フレーズの指定、及び録音開始
の指示を行う。
【0044】この情報は、実施例1と同様に、かごの親
局31から直列伝送路40を通じて音声録音再生装置6
1に制御信号として予め定められたデータフォーマット
で送信される。音声録音再生装置61は、この制御信号
を受信すると、実施例1で説明した録音モードの場合と
同様の処理を行い、乗場で放送するための音声データを
格納する第2の音声用メモリ63に分析した音声データ
を格納する。
【0045】次に、音声録音再生装置61は音声再生装
置59a〜59dのうち音声データを変更する音声再生
装置を指定するアドレスと併せて、作成した音声データ
を予め決められたデータフォーマットにより、かごの親
局31と乗場の親局58を経由させて指定された音声再
生装置に対して送信する。各乗場に設けられた音声再生
装置59a〜59dのうち指定された音声再生装置は送
信されたアドレスを認識して、併せて送信される音声デ
ータを音声用メモリに格納する。
【0046】音声録音再生装置61において、かご室7
に放送する放送内容を変更する場合は、第1の音声用メ
モリ62に変更後の音声データを格納することを除い
て、実施例1と同様の動作を行い、また、通常の運行状
態のときにエレベータの動きに応じてかご室7に案内放
送をする場合は、音声データを第1の音声用メモリ62
から読み出すことを除いて、実施例1と同様の動作を行
う。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、音声録音再生装置をかご室に設けると共に、録音
時の音声録音再生装置への音声入力手段をインターホン
親機に備えられたマイクで構成し、監視室での試聴時の
再生手段をインターホン親機に備えられたスピーカで構
成し、かご室での再生時の再生手段をインターホン子機
に備えられたスピーカで構成し、また異常時にはインタ
ーホンの親機とインターホン子機を接続し、相互通話が
できるように構成したので、音声録音再生装置を監視室
に設け、かつ音声再生装置をかご室に設けるということ
は必要なく、更には音声録音再生装置用に専用のマイク
やスピーカを設ける必要もなくなるため、音声用メモリ
の交換なしに音声データを容易に短時間で変更でき、し
かも安価に構成できるエレベータの放送装置を得ること
ができる。
【0048】また、かご室だけてなく各乗場にも音声案
内を行うこの発明の請求項2におけるエレベータの放送
装置によれば、かご室の音声録音装置の音声用メモリ
を、かご室に放送する音声データを格納する第1の音声
用メモリと、各乗場に放送する音声データを変更すると
きに録音した音声データを一時的に格納する第2の音声
用メモリとにより構成したので、各乗場に設けられた音
声再生装置の音声データを変更する場合も同様の構成で
実現することができ、実施例1と同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のエレベータの放送装置を
示す構成図である。
【図2】この発明の一実施例におけるエレベータの機械
室に設置される制御装置の詳細ブロック図である。
【図3】この発明の一実施例におけるエレベータのかご
室に設置される音声録音再生装置の詳細ブロック図であ
る。
【図4】この発明の一実施例のエレベータの放送装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施例のエレベータの放送装置
を示す構成図である。
【図6】この発明の他の実施例におけるエレベータのか
ご室に設置される音声録音再生装置の詳細ブロック図で
ある。
【図7】従来の録音再生可能な音声合成装置を用いたエ
レベータの放送装置の構成図である。
【図8】従来の監視室に設置された音声録音再生装置の
詳細ブロック図である。
【図9】従来のかご室に設置された音声再生装置の詳細
ブロック図である。
【符号の説明】
32 音声録音再生装置 36 第1の切替スイッチ 37 第2の切替スイッチ 38 第3の切替スイッチ 39 切替制御装置 62 第1の音声用メモリ 63 第2の音声用メモリ
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】29は音声録音再生操作スイッチ25の情
報を入力し、その情報に応じた制御を行う音声録音再生
制御装置、30はエレベータの制御全体を司る制御回
路、31はかご内の機器と情報の授受を行うかごの親局
で、シリアル伝送インターフェイス(UART)を内蔵
している。これらはエレベータの機械室に設置されてい
る制御装置2内に設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ここで、上記第1の切替スイッチ36の共
通端子Aはインターホン子機33の音声入力端子に、端
子Bはマイク35に、端子Cは第3の切替スイッチ38
の端子Bにそれぞれ接続されている。また、上記第2の
切替スイッチ37の共通端子Aはインターホン子機33
の音声出力端子に、端子Bはスピーカ34と第3の切替
スイッチ38の端子Cに、端子Cは音声録音再生装置3
2の音声入力端子にそれぞれ接続されている。さらに、
上記第3の切替スイッチ38の共通端子Aは音声録音再
生装置32の音声出力端子に接続されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、図2に示す機械室に設置される制御
装置2の詳細ブロック図において、42はエレベータを
制御するためのデータ処理等を行うCPU、43は直列
伝送路40に接続されているUARTであり、図1のか
ごの親局31が内蔵しているUARTである。44は処
理プログラムや固定データ等を格納したROM、45は
演算結果等を格納するRAM、46は監視室5に設けら
れた音声録音再生操作スイッチ25の情報を取り込む入
力ポートである。これらはバスライン47を介して接続
されており、この図2の構成により図1に示す音声録音
再生制御装置29と制御回路30及びかごの親局31の
機能を有している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】次に、ステップS13で、音声録音再生操
作スイッチ25により再生開始が指示されているかの条
件判断を行い、指示されていればステップS14に進
む。ステップS14では録音再生回路52が音声用メモ
リ55の対応するアドレスから音声データを読み出し、
その音声データを録音再生回路52によりアナログ信号
に復調し、その音声信号を出力アンプ54を介してイン
ターホン子機33の音声入力端子に入力し、インターホ
ン子機33からインターホン親機26を通じてインター
ホン親機26に備えられたスピーカ28により出力す
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】次に、通常の運行状態のときに、エレベー
タの動きに応じた放送内容をかご室7に放送する場合に
ついて説明する。音声録音再生操作スイッチ25で再生
モードの指定がされたことを音声録音再生装置32が受
信すると、ステップS8の条件判断でステップS11に
進み、さらにステップS11の条件判断でステップS1
5に進む。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】ステップS15では制御回路30によりか
ごの親局31から直列伝送路40を介して送信される
エレベータの動きに応じた放送内容の再生を指示する制
御信号を、音声録音再生装置32が受信すると、ステッ
プS16に進む。ステップS16では録音再生回路52
が音声用メモリ55の指定したフレーズに対応したアド
レスから音声データを読み出し、録音再生回路52によ
りアナログ信号に復調し、出力アンプ54を介してイン
ターホン子機33に備えられているスピーカ35により
放送する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また、かご室だけなく各乗場にも音声案
内を行うこの発明の請求項2におけるエレベータの放送
装置によれば、かご室の音声録音装置の音声用メモリ
を、かご室に放送する音声データを格納する第1の音声
用メモリと、各乗場に放送する音声データを変更すると
きに録音した音声データを一時的に格納する第2の音声
用メモリとにより構成したので、各乗場に設けられた音
声再生装置の音声データを変更する場合も同様の構成で
実現することができ、実施例1と同様の効果を得ること
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの監視室に、マイク及びスピ
    ーカを有するインターホン親機と、音声録音時及び再生
    時の動作を設定するための設定手段とを備えると共に、
    かご室に、マイク及びスピーカを有し上記インターホン
    親機と接続されるインターホン子機と、上記設定手段の
    情報に基づいて音声信号を録音及び再生するための音声
    録音再生装置と、上記インターホン子機のマイクから入
    力された音声信号と上記音声録音再生装置により再生さ
    れた音声信号のいずれかを切替えて上記インターホン子
    機の音声入力部に入力するための第1の切替手段と、上
    記インターホン親機のマイクを通じて上記インターホン
    子機に入力された音声信号を、上記インターホン子機の
    スピーカと上記音声録音再生装置のいずれかに切替えて
    出力するための第2の切替手段と、上記音声録音再生装
    置で再生された音声信号を、上記インターホン子機のス
    ピーカとインターホン子機の音声入力部のいずれかに切
    替える第3の切替手段と、上記音声録音再生装置からの
    信号に基づいて上記各切替手段の切替えを制御する切替
    制御手段とを備えたことを特徴とするエレベータの放送
    装置。
  2. 【請求項2】 エレベータの監視室に、マイク及びスピ
    ーカを有するインターホン親機と、音声録音時及び再生
    時の動作を設定するための設定手段とを備え、エレベー
    タの各乗場には、音声案内を行うための音声再生装置を
    備えると共に、かご室に、マイク及びスピーカを有し、
    上記インターホン親機と接続されるインターホン子機
    と、上記設定手段の情報に基づいてかご室に放送する音
    声信号を格納する第1の音声用メモリ及び各乗場に放送
    する音声信号を一時的に格納する第2の音声用メモリを
    有し、音声信号を録音及び再生するための音声録音再生
    装置とを備えたことを特徴とするエレベータの放送装
    置。
JP29027792A 1992-10-28 1992-10-28 エレベータの放送装置 Pending JPH06135649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29027792A JPH06135649A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 エレベータの放送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29027792A JPH06135649A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 エレベータの放送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06135649A true JPH06135649A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17754063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29027792A Pending JPH06135649A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 エレベータの放送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06135649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095548A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの音声出力システム
JP2011016614A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータかご内bgm装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095548A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの音声出力システム
JP2011016614A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータかご内bgm装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5625350A (en) Audio/video communication system and method
JP2001042884A (ja) 音声認識制御システム及び音声認識制御方法
US6845308B2 (en) On-vehicle audio video control device
JPH04326834A (ja) 車載用データ通信システム
JPH06135649A (ja) エレベータの放送装置
JP2000209699A (ja) 音声出力制御装置
JP4496981B2 (ja) 音響再生装置
JP2001154689A (ja) 音声認識装置
JPH11281375A (ja) 情報表示制御装置
JPH11170922A (ja) 車載用オーディオシステム
JP2006205866A (ja) 車載電子機器制御システム及び車載電子機器の制御方法
JP2000138999A (ja) 信号切替え装置
JP3926529B2 (ja) オーディオシステム
JP2004039085A (ja) オーディオ入力切替装置及びオーディオ入力切替方法
JP4292933B2 (ja) 映像音響機器の制御装置
JP3715305B2 (ja) オーディオ装置
JP2001333500A (ja) Av機器及びav機器の音声入力方法
JPH0684500U (ja) カラオケ装置
JP2600179Y2 (ja) 音響機器
JP2556752Y2 (ja) 音響機器
JP2579759Y2 (ja) オートファンクション機能を備えたオーディオ装置
JP2002279721A (ja) オーディオシステム
JP2002135882A (ja) 車載用音響システム
JP4352176B2 (ja) マルチチャンネル再生システム、それに用いられる音源装置、及び増幅装置
JPH04326900A (ja) 車載用データ通信システム