JPH06134959A - ウェブ料紙の調幅方法及び調幅装置及び調幅装置を有 する平版輪転印刷機 - Google Patents

ウェブ料紙の調幅方法及び調幅装置及び調幅装置を有 する平版輪転印刷機

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JPH06134959A
JPH06134959A JP4309476A JP30947692A JPH06134959A JP H06134959 A JPH06134959 A JP H06134959A JP 4309476 A JP4309476 A JP 4309476A JP 30947692 A JP30947692 A JP 30947692A JP H06134959 A JPH06134959 A JP H06134959A
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雄耕 富田
Masayoshi Sato
昌良 佐藤
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孝之 飯島
Hideo Ota
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F13/00Common details of rotary presses or machines
    • B41F13/02Conveying or guiding webs through presses or machines
    • B41F13/025Registering devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H23/00Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸湿乃至吸水によって生起するウェブ料紙の
拡大に起因する印刷画線のずれをなくし、各印刷部によ
って印刷される画線がよく整合した、品質の良好な印刷
物を得る。 【構成】 印刷部Pに向かって走行しているウェブ料紙
Wの一方面の、幅方向の適宜の部位を押圧して、ウェブ
料紙Wの長手方向と略平行な波打ちを形成させることを
特徴とするウェブ料紙Wの調幅方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、印刷用のウェブ料
紙を印刷部の手前でその幅を調整するウェブ料紙の調幅
方法及びこの方法を行うウェブ料紙の調幅装置及びこの
装置を少なくとも1つ具備するとともに印刷部を複数有
し、複数印刷部を順次通過するウェブ料紙に各印刷部が
印刷することによって印刷画像を調える平版輪転印刷機
に関する。
【0002】
【従来の技術】 多色刷用平版輪転印刷機は、たとえば
従来の多色刷用平版輪転印刷機の概略正面を表す図22
に示すような版胴PCとブランケット胴BCの組み合わ
せを2組、それぞれのブランケット胴BCを圧接可能に
上下に配設して印刷部Pを構成するものが知られてい
る。この多色刷用平版輪転印刷機では、印刷部Pを4個
横並べに設置し、ウェブ料紙Wを略水平に走行せしめ、
圧接させたブランケット胴BC、BC間を順次通過させ
てウェブ料紙Wの両面に印刷するものである。あるい
は、他の従来の多色刷用平版輪転印刷機を表す図23に
示すような版胴PCとブランケット胴BCの組み合わせ
を4組、それぞれのブランケット胴BCを共通圧胴IC
の周面に共通圧胴ICに対して圧接可能に配設してそれ
ぞれ印刷部Pとするものが知られている。この多色刷用
平版輪転印刷機では、ウェブ料紙Wを共通圧胴ICの周
面にめぐらせ、共通圧胴ICの回転に連れて共通圧胴I
Cとこれに圧接した各ブランケット胴BCとの間を順次
通過させて、ウェブ料紙Wの片面に印刷する。
【0003】更に近年において、例えば新聞印刷の多色
化が進められるようになって、多頁多色かつ大量印刷を
限られた設置スペース内で実施したいという要求が大き
くなり、更に他の従来の多色刷用平版輪転印刷機を表す
図24、図25に示すような版胴PCとブランケット胴
BCの組み合わせを2組、それぞれのブランケット胴B
Cを圧接可能に左右に配設して印刷部Pとして、この印
刷部Pを4個重ねて設置するものが公開されている。こ
の従来の多色刷用平版輪転印刷機では、ウェブ料紙Wを
略垂直に走行せしめ、圧接させたブランケット胴BC、
BC間を順次通過させてウェブ料紙Wの両面に印刷する
ものである(例えば、INCA−FIEJ Research
Association(アイエヌシーエー−エフアイイージェー
リサーチ アソシエーション)発行のIFRA News
paper Techniques English Edition(アイエフアールエ
ー ニューズペーパー テクニクス イングリィッシュ
エディション)1988.APRILの64頁乃至73
頁参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、このウェ
ブ料紙は、一般に、叩解処理したパルプ繊維を水中に分
散した後脱水、乾燥し、繊維を水素結合によって相互に
接着したものである。そして、パルプ繊維が吸湿乃至吸
水によって長さ方向に1パーセント弱程度、直径方向に
20乃至30パーセント程度寸法変化するので、ウェブ
料紙は吸湿乃至吸水によって幅方向及び長さ方向に拡大
し、特にウェブ料紙では、機械抄きによって多くの繊維
がウェブ料紙の長さ方向に配列しているので幅方向に大
きく拡大する。
【0005】そのため平版印刷、特に湿し水を使う平版
印刷では、ウェブ料紙は、印刷部を通過するときに画線
を印刷させるとともに水を付与されて拡大し、そこに印
刷された画線も拡大に連れて変形する。従って、湿し水
を使う2以上の平版印刷部によって同一ウェブ料紙に順
次連続して画線を印刷する多色刷用平版輪転印刷機で
は、最初の印刷部で印刷された画線と2番目以後の印刷
部で印刷された画線とが整合せず、品質の良好な印刷物
が得られない課題を有した。
【0006】この発明は、上記のような湿し水を使う2
以上の平版印刷部によって同一ウェブ料紙に順次連続し
て画線を印刷する場合でも、吸湿乃至吸水によって生起
するウェブ料紙の拡大に起因する印刷画線のずれをなく
し、各印刷部によって印刷される画線がよく整合した、
品質の良好な印刷物を得ることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この発明は、
【0008】印刷部に向かって走行するウェブ料紙の幅
方向における適宜の部位を、一方面から押圧する過程
【0009】及び
【0010】走行するウェブ料紙の一方面に対向させ
て、ウェブ料紙の幅方向における適宜の部位を押圧する
押圧機構を有する押圧手段を設けた構成
【0011】及び
【0012】ウェブ料紙の走行路に沿って複数の平版印
刷部を設置するとともに、平版印刷部の上流側に、走行
するウェブ料紙の一方面に対向させた押圧機構を有する
押圧手段を具備した、ウェブ料紙の調幅装置を配設した
構成
【0013】を、それぞれ、調幅方法、調幅装置、調幅
装置を有する平版輪転印刷機の基本構成とするものであ
る。
【0014】
【作用】 この発明の構成によれば、印刷部に向かって
走行しているウェブ料紙を、一方面側から、そのウェブ
料紙の幅方向における適宜の部位を押圧できるように設
けた押圧機構で押圧すると、この押圧力とウェブ料紙の
走行張力との共同作用によって、ウェブ料紙は、押圧さ
れた箇所が長手方向に略平行な状態で他方面側に膨ら
み、ウェブ料紙に長手方向と略平行な波打ちが発生し、
ウェブ料紙両側間が短縮された状態になる。
【0015】ウェブ料紙は、料紙両側間が短縮された状
態で印刷部に達する。
【0016】印刷部に達したウェブ料紙は、波打ちによ
って短縮された料紙両側間が回復しきらない状態で、か
つウェブ料紙にしわのない状態で印刷部のニップを通過
し印刷が施される。
【0017】波打ちによって短縮された料紙両側間が回
復しきらない状態で、かつウェブ料紙にしわが発生しな
い状態でウェブ料紙が印刷部のニップを通過出来る理由
は明確ではないが、波打ち部が印刷部のニップを通過す
るときに、そこに目視で確認出来ない程度の聚合の発
生、例えば料紙を構成する繊維の集合乃至重なりの増加
が印圧によってプレスされて繊維の聚合となって安定す
る等の作用によるものと考えられる。
【0018】そこで、先行の印刷で付与された湿し水を
吸水することによって次の印刷部に達する間に発生する
ウェブ料紙の幅方向の拡大を、次の印刷部に向かって走
行するウェブ料紙に適宜の波打ちを発生させて次の印刷
部のニップを通過するときの料紙両側間(即ちウェブ料
紙の幅方向)を縮小させて相殺することにより、複数の
印刷部でウェブ料紙に印刷される画線が整合し、印刷画
像が適正に調う。
【0019】
【実施例】次に、この発明の実施例について、図面に従
って説明する。
【0020】図1は、版胴PCとブランケット胴BCの
組み合わせを2組、それぞれのブランケット胴BCを圧
接可能に左右に配設して印刷部P1、P2、P3、P4
とし、これら印刷部P1、P2、P3、P4を重ねて設
置する。更に、図1は、重ねられた印刷部P1、P2、
P3、P4の中間の適宜の位置に、後に説明するウェブ
料紙調幅装置20を設けた平版輪転印刷機を示す。
【0021】図1において、INはインキ供給部、DP
は湿水供給部を示す。
【0022】次に、図2乃至図面21に示すウェブ料紙
調幅装置20について説明する。
【0023】図2に示すウェブ料紙調幅装置20におい
て、1はウェブ料紙Wを一方の面から押圧する押圧機構
である。押圧機構1は、ウェブ料紙Wの幅方向にわたっ
てウェブ料紙Wと略平行に設けられた軸1gに、それぞ
れ回転自在に、かつ相互に離隔されて取り付けられたコ
ロ1a、1b、1c、1d、1e、1fからなる。軸1
gは、両端部が、コロ1a乃至1fの周面をウェブ料紙
Wに対して進退させる第1移動機構3に連係される。
【0024】第1移動機構3は、図示しないフレームの
穴に周面3aa、3bbが回転自在に嵌合されるととも
に、その偏心位置に軸2aの端部を保持する偏心スリー
ブ3a、3bと、各偏心スリーブ3a、3bと一体で回
動する歯車3c、3dと、軸2aと平行に設けられた通
し軸3e及びその両端にそれぞれ前記歯車3c、3dと
噛合させて設けられ通し軸3eと一体で回動する歯車3
f、3gと、歯車3fと一体で回動するように設けられ
たウォームホイール3hと、ウォームホイール3hと噛
合されるとともに駆動体3jで回動駆動されるウォーム
3iとからなる。
【0025】4は自動制御手段である。自動制御手段4
は、テンキー等の入力手段4a、ウェブ料紙Wの走行速
度に関連する情報(例えば印刷機を駆動するメインモー
ター50の回転速度)を得るための検出手段4b、ウェ
ブ料紙Wの印刷画線のズレ量に関する情報(例えばウェ
ブ料紙Wの中央部の印刷画線のズレ量とウェブ料紙Wの
側部の印刷画線のズレ量の差)を得るための検出手段4
cと連係させるとともに、偏心スリーブ3aの回転位相
を検出する検出手段4d及び駆動体3jと連係させて設
ける。4eはセンサー部である。
【0026】尚、図2では、便宜上、第1移動手段3の
1つと連係させて自動制御手段4を示したが、自動制御
手段4は、複数の第1移動機構3と連係させ、図1に示
す複数のウェブ料紙調幅手段20を1つの自動制御手段
4で制御して良い。また、自動制御手段4と各手段及び
駆動体との連係は、各種の通信手段(図示せず)によっ
て良い。
【0027】図3乃至図7は、前記図2に示すウェブ料
紙調幅装置20の実施例の、押圧機構1の形態を相異さ
せた実施例を、自動制御手段4及びこれに連係する各手
段を省略して示したものである。
【0028】図3に示す実施例は、押圧機構1として、
凹凸状の周面を有する凹凸ローラー1hを、ウェブ料紙
Wの幅方向にわたってウェブ料紙Wと略平行に設けたも
ので、凹凸ローラー1hの軸の端部が、ベアリング1
i、1i(一方は図示せず)を介して、偏心スリーブ3
a’、3b’に回動自在に支持されて設けられている。
【0029】その他の構成は、図2に示す実施例と同様
である。
【0030】図4に示す実施例は、押圧機構1として、
外周面をブラシ状にしたブラシコロ1a’、1b’、1
c’、1d’、1e’、1f’が、ウェブ料紙Wの幅方
向にわたってウェブ料紙Wと略平行に設けられた軸1g
に、それぞれ回動自在に、かつ相互に離隔されて設けら
れている。
【0031】その他の構成は、図2に示す実施例と同様
である。
【0032】図5に示す実施例は、押圧機構1として、
凸部をブラシ状とした凹凸状の周面を有する凹凸ブラシ
ローラー1h’を、ウェブ料紙Wの幅方向にわたってウ
ェブ料紙Wと略平行に設けたもので、凹凸ブラシローラ
ー1h’の軸の端部が、ベアリング1i、1i(一方は
図示せず)を介して、偏心スリーブ3a、3bに回動自
在に支持されて設けられている。
【0033】その他の構成は、図2に示す実施例と同様
である。
【0034】図6に示す実施例は、押圧機構1として、
滑らかな摺接面を有する摺接部材1j、1k、1l、1
m、1n、1oが、ウェブ料紙Wの幅方向にわたってウ
ェブ料紙Wと略平行に設けられた軸1gに、それぞれ所
定の姿勢で、かつ相互に離隔されて取り付けられてい
る。
【0035】その他の構成は、図2に示す実施例と同様
である。
【0036】図7に示す実施例は、押圧機構1として、
滑らかな摺接面を有する摺接凸部を備えた摺接バー1p
を、ウェブ料紙Wの幅方向にわたってウェブ料紙Wと略
平行に、かつ摺接バー1pの両端を、それぞれ偏心スリ
ープ3a、3bの偏心位置に保持されて設けられてい
る。
【0037】その他の構成は、図2に示す実施例と同様
である。
【0038】図8に示す実施例は、放出流体によってウ
ェブ料紙Wを押圧するようにした押圧機構1を有する実
施例である。この実施例では、流体は圧縮エアーであ
る。
【0039】押圧機構1は、ウェブ料紙Wの幅方向にわ
たってウェブ料紙Wと略平行に、かつ一方端を閉鎖して
設けられた流体供給パイプ1w、及び流体供給パイプ1
wに相互に離隔されて設けられた流体放出部1q、1
r、1s、1t、1u、1vからなる。流体供給パイプ
1wは、両端近傍が、流体放出部1q、1r、1s、1
t、1u、1vをウェブ料紙Wに対して進退させる第1
移動機構3に連係されるとともに、流体供給パイプ1w
の他方端は、流体の放出流量を調節する流量調節機構5
(例えばバルブ5)及び流体の放出圧力を調節する圧力
調節機構6(例えばレギュレーター6)を介在させた管
路によって、流体供給源60に連係される。
【0040】第1移動機構3は、流体供給パイプ1wの
両端近傍にそれぞれ設けられた雌ねじ部材3k、雌ねじ
部材3kと螺合されるとともに、一端に歯車3mを設け
られた雄ねじ部材3l、歯車3mと噛合されるととも
に、駆動体3o(一方は図示せず)で回動駆動される歯
車3nとからなる。
【0041】4は自動制御手段である。自動制御手段4
は、テンキー等の入力手段4a、ウェブ料紙Wの走行速
度に関連する情報(例えば印刷機を駆動するメインモー
ター50の回転速度)を得るための検出手段4b、ウェ
ブ料紙Wの印刷画線のズレ量に関する情報(例えばウェ
ブ料紙Wの中央部の印刷画線のズレ量とウェブ料紙Wの
側部の印刷画線のズレ量の差)を得るための検出手段4
cと連係させるとともに、流体放出部1q乃至1vのウ
ェブ料紙Wからの距離に関する情報(例えば雄ねじ部材
3lの回動量)を検出するための検出手段4f、及び流
体放出部1q乃至1vから放出される流体の放出流量又
は放出圧力に関係する情報(例えばバルブ5及びレギュ
レーター6の操作量)を検出するための検出手段4gと
連係させ、更に、駆動体3o、及びバルブ5、レギュレ
ーター6のそれぞれの自動操作部5a、6aと連係させ
て設ける。4eはセンサー部である。また、Mは自動制
御手段4が一方側の駆動体3oと連係されることを、E
は自動制御手段4が一方側の検出手段4f(流体放出部
1q乃至1vのウェブ料紙Wからの距離に関する情報を
検出する検出手段)と連係されることを示している。
【0042】尚、図8では、便宜上、第1移動機構3、
流量調節機構5、圧力調節機構6のそれぞれ1つとのみ
連係させて自動制御手段4を示したが、自動制御手段4
は、複数の第1移動機構3、複数の流量調節機構5、複
数の圧力調節機構6と連係させ、図1に示す複数のウェ
ブ料紙調幅装置20を、1つの自動制御手段4で制御し
て良い。また、自動制御手段4と各手段及び駆動体、自
動操作部との連係は、各種の通信手段(図示せず)によ
って良い。
【0043】以上説明した図2乃至図8に示す実施例
が、押圧機構1を有する押圧手段と押圧手段を自動制御
する自動制御手段とによって構成されたウェブ料紙調幅
装置20の実施例であるのに対し、図9乃至図19に示
す実施例は、押圧手段と自動制御手段4との構成に、少
なくとも押返手段を加えて構成されたウェブ料紙調幅装
置20の実施例である。押返手段は、少なくとも、押返
機構2を具備している。
【0044】押返機構2は、押圧機構1によって一方面
側から押圧されたウェブ料紙Wを、他方面側から押し返
すもので、ウェブ料紙Wを挟んで、押圧機構1とは反対
側に設けられる。
【0045】図9に示す実施例は、図2に示す実施例の
構成に、押返機構2を付加して設けたものである。
【0046】押返機構2は、押圧機構1の軸1gに対し
て略平行に、かつウェブ料紙Wの走行方向上流側にずら
されて設けられた軸2fに、それぞれ回動自在に、かつ
押圧機構1のコロ1a乃至1fとはウェブ料紙Wの幅方
向にずれて位置するように相互に離隔されて取り付けら
れたコロ2a、2b、2c、2d、2eからなる。
【0047】軸2fは、両端部が、図示しないフレーム
の穴に周面3pp、3qqを回転自在に嵌合された偏心
スリーブ3p、3qの偏心位置に保持されており、各偏
心スリーブ3p、3qと一体で回動するとともに、第1
移動機構3の歯車3c、3dとそれぞれ噛合する歯車3
r、3sを介して、第1移動機構3に連係されており、
第1移動機構3の作動によって、押返機構2は、ウェブ
料紙Wに対して進退させられる。
【0048】その他の構成は、図2に示す実施例と同様
である。また、この実施例では、押返機構2を、押圧機
構1に対して、ウェブ料紙Wの走行方向の上流側にずら
して設けられる例を示したが、押返機構2はウェブ料紙
Wの走行方向の上流側、下流側のいずれにずらして設け
られても良く、正対して設けられても良い。更に、この
実施例では、押返機構2のウェブ料紙Wに対する進退動
作が第1移動手段3によって行われる例を示したが、図
2に示す第1移動機構3と同様の構成よりなる第2移動
機構(図示せず)を、第1移動機構3とは別個に独立さ
せて設け、これによって押返機構2をウェブ料紙Wに対
して進退させるようにして良い。そして、第2移動手段
(図示せず)を、設けたときは、第2移動手段を、第1
移動手段を自動制御する自動制御手段4と連係して自動
制御する構成としても、他の自動制御手段(図示せず)
を設け、これと連係して自動制御する構成としても、い
ずれでも良い。
【0049】図10乃至図14は、前記図9に示すウェ
ブ料紙調幅装置20の実施例の、押圧機構1と押返機構
2の形態を相違させた実施例を、自動制御手段4及びこ
れに連係する各手段を省略して図示したものである。
【0050】図10に示す実施例は、押圧機構1とし
て、凹凸状の周面を有する凹凸ローラー1hを、ウェブ
料紙Wの幅方向にわたってウェブ料紙Wと略平行に設け
たもので、凹凸ローラー1hの軸の端部がベアリング1
i、1i(一方は図示せず)を介して、偏心スリーブ3
a、3bに回動自在に支持されて設けられている。
【0051】また押返機構2として、押圧機構1の凹凸
ローラー1hに対して略平行に、かつウェブ料紙Wの走
行方向上流側にずらされて設けられた凹凸ローラー2g
が設けられ、その周面の凸部が、押圧機構1の凹凸ロー
ラー1hの周面の凹部に対応するように配設され、更
に、凹凸ローラー2gの軸の端部が、ベアリング2h、
2h(一方は図示せず)を介して、偏心スリーブ3p、
3qに回動自在に支持されて設けられている。
【0052】その他の構成は、図9に示す実施例と同様
である。
【0053】図11に示す実施例は、押圧機構1とし
て、外周面をブラシ状にしたブラシコロ1a’、1
b’、1c’、1d’、1e’、1f’が、ウェブ料紙
Wの幅方向にわたってウェブ料紙Wと略平行に設けられ
た軸1gに、それぞれ回動自在に、かつ相互に離隔され
て設けられている。
【0054】また押返機構2として、押圧機構1の軸1
gに対して略平行に、かつウェブ料紙Wの走行方向上流
側にずらされて設けられた軸2fに、それぞれ回動自在
に、かつ押圧機構1のブラシコロ1a’乃至1f’とは
ウェブ料紙Wの幅方向にずれて位置するように相互に離
隔されて取り付けられたブラシコロ2a’、2b’、2
c’、2d’、2e’が設けられる。
【0055】図12に示す実施例は、押圧機構1とし
て、凸部をブラシ状とした凹凸状の周面を有する凹凸ブ
ラシローラー1h’を、ウェブ料紙Wの幅方向にわたっ
てウェブ料紙と略平行に設けたもので、凹凸ブラシロー
ラー1h’の軸の端部がベアリング1i、1i(一方は
図示せず)を介して、偏心スリーブ3a、3bに回動自
在に支持されて設けられている。
【0056】また押返機構2として、押圧機構1の凹凸
ブラシローラー1h’に対して略平行に、かつウェブ料
紙Wの走行方向上流側にずらされて設けられた凹凸ブラ
シローラー2g’が設けられ、その周面の凸部が、押圧
機構1の凹凸ブラシローラー1h’の周面の凹部に対応
するように配設され、更に、凹凸ブラシローラー2g’
の軸の端部が、ベアリング2h、2h(一方は図示せ
ず)を介して、偏心スリープ3p、3qに回動自在に支
持されて設けられている。
【0057】その他の構成は、図9に示す実施例と同様
である。
【0058】図13に示す実施例は、押圧機構1とし
て、滑らかな摺接面を有する摺接部材1j、1k、1
l、1m、1n、1oが、ウェブ料紙Wの幅方向にわた
ってウェブ料紙Wと略平行に設けられた軸1gに、それ
ぞれ所定の姿勢で、かつ相互に離隔されて取り付けられ
て設けられている。
【0059】また押返機構2として、滑らかな摺接面を
有する摺接部材2i、2j、2k、2l、2mが、押圧
機構1の軸1gに対して略平行に、かつウェブ料紙Wの
走行方向上流側にずらされて設けられた軸2fに、それ
ぞれ所定の姿勢で、かつ押圧機構1の摺接部材1j乃至
1oとはウェブ料紙Wの幅方向にずれて位置するように
相互に離隔されて取り付けられて設けられている。
【0060】その他の構成は、図9に示す実施例と同様
である。
【0061】図14に示す実施例は、押圧機構1とし
て、滑らかな摺接面を有する摺接凸部を備えた摺接バー
1pを、ウェブ料紙Wの幅方向にわたってウェブ料紙W
と略平行に、かつ摺接バー1pの両端を、それぞれ偏心
スリープ3a、3bの偏心位置に保持されて設けられて
いる。
【0062】また押返機構2として、滑らかな摺接面を
有する摺接凸部を備えた摺接バー2nが、押圧機構1の
摺接バー1pと略平行に、かつその摺接凸部が押圧機構
1の摺接バー1pにおける摺接凸部の各中間に位置する
ように、しかも摺接バー2nの両端を、それぞれ偏心ス
リーブ3p、3qの偏心位置に保持されて設けられてい
る。
【0063】その他の構成は、図9に示す実施例と同様
である。
【0064】図15に示す実施例は、図8に示す実施例
の構成に、放出流体によってウェブ料紙Wを押し返すよ
うにした押返機構2を付加し、更に、図8に示す実施例
の押圧機構1の流体供給パイプ1wの両端近傍と連係さ
れた第1移動機構を改変し、その片方を、押返機構2を
ウェブ料紙Wに対して進退させる第2移動機構7とした
ものである。
【0065】押圧機構1は、図8に示す実施例と同様
に、ウェブ料紙Wの幅方向にわたってウェブ料紙Wと略
平行に、かつ一方端を閉鎖されて設けられた流体供給パ
イプ1w、及び流体供給パイプ1wに相互に離されて設
けられた流体放出部1q、1r、1s、1t、1u、1
vからなる。流体供給パイプ1wは、一方端近傍が、流
体放出部1q、1r、1s、1t、1u、1vをウェブ
料紙Wに対して進退させる第1移動機構3に連係される
とともに、他方端の近傍が、第2移動機構7に連係され
て、第1移動機構3の作動による流体供給パイプ1wの
移動のときに案内される。
【0066】押返機構2は、押圧機構1の流体供給パイ
プ1wに対して略平行に、かつウェブ料紙Wの走行方向
上流側にずらされて、しかも一方端を閉鎖されて設けら
れた流体供給パイプ2o、及び流体供給パイプ2oに、
押圧機構1の流体放出部1q乃至1vとはウェブ料紙W
の幅方向にずれて位置するように相互に離隔されて設け
られた流体放出部2p、2q、2r、2s、2tからな
る。流体供給パイプ2oは、他方端近傍が、流体放出部
2p、2q、2r、2s、2tをウェブ料紙Wに対して
進退させる第2移動機構7に連係されるとともに、一方
端の近傍が、第1移動機構3に連係されて、第2移動機
構3の作動による流体供給パイプ1wの移動のときに案
内される。
【0067】更に、押圧機構1の流体供給パイプ1w及
び押返機構2の流体供給パイプ2oのそれぞれの他方端
は、流体の放出流量を調節する流量調節機構5(例えば
バルブ5)及び流体の放出圧力を調節する圧力調節機構
6(例えばレギュレーター6)を介在された管路によっ
て、流体供給源60に連係される。
【0068】尚、図15に示す実施例では、バルブ5及
びレギュレーター6をそれぞれ1つとし、これらによっ
て調節された流体を、前記2つの流体供給パイプ1w、
2oに一斉に供給するようにした構成としているが、バ
ルブ5及びレギュレーター6を、2つの流体供給パイプ
1w、2oに流体を供給する管路毎に設け(図示せ
ず)、それぞれに供給する流体毎に別個に調節するよう
にしても良い。
【0069】第1移動機構3は、流体供給パイプ1wの
一方端近傍に設けられた雌ねじ部材3k、雌ねじ部材3
kと螺合されるとともに、その一方側のねじ無し周面が
流体供給パイプで2oの一方端近傍に設けられた摺動部
材3tと係合され、更に、一方側の端部に歯車3mを設
けられた雄ねじ部材3l’、歯車3mと噛合されるとと
もに、駆動体3oで回転駆動される歯車3nとからな
る。
【0070】第2移動機構7は、流体供給パイプ2oの
他方端近傍に設けられた雌ねじ部材7k、雌ねじ部材7
kと螺合されるとともに、その一方側のねじ無し周面が
流体供給パイプ1wの他方端近傍に設けられた摺動部材
7tと係合され、更に、一方側の端部に歯車7mを設け
られた雄ねじ部材7l’、歯車7mと噛合されるととも
に、駆動体7oで回転駆動される歯車7nとからなる。
【0071】4は自動制御手段である。自動制御手段4
は、テンキー等の入力手段4a、ウェブ料紙Wの走行速
度に関連する情報(例えば印刷機を駆動するメインモー
ター50の回転速度)を得るための検出手段4b、ウェ
ブ料紙Wの印刷画線のズレ量に関する情報(例えばウェ
ブ料紙Wの中央部の印刷画線のズレ量とウェブ料紙Wの
側部の印刷画線のズレ量の差)を得るための検出手段4
cと連係させるとともに、流体放出部1q乃至1vのウ
ェブ料紙Wからの距離に関する情報(例えば雄ねじ部材
3lの回動量)を検出するための検出手段4f、及び流
体放出部1q乃至1v及び2p乃至2tから放出される
流体の放出流量又は放出圧力に関係する情報(例えばバ
ルブ5およびレギュレーター6の操作量)を検出するた
めの検出手段4gと連係させ、更に、駆動体3o及び、
バルブ5、レギュレーター6のそれぞれの自動操作部5
a、6aと連係させて設ける。4eはセンサー部であ
る。
【0072】尚、図15では、便宜上、第1移動手段
3、第2移動手段7、流量調節機構5、圧力調節機構6
のそれぞれ1つとのみ連係させて自動制御手段4を示し
たが、自動制御手段4は、複数の第1移動機構3、複数
の第2移動機構7、複数の流量調節機構5、複数の圧力
調節機構6と連係させ、図1に示す複数のウェブ料紙調
幅装置20を、1つの自動制御手段4で制御して良い。
また、自動制御手段4と各手段及び駆動体、自動操作部
との連係は、各種の通信手段(図示せず)によって良
い。
【0073】また、この実施例では、押返機構2が、押
圧機構1に対して、ウェブ料紙Wの走行方向の上流側、
下流側のいずれにずらして設けられても良く、正対して
設けられても良い。更に、第1移動機構3と第2移動機
構7とを、それぞれ別個の自動制御手段によって制御す
るようにして良い。
【0074】図16乃至図18は、前記図9に示すウェ
ブ料紙調幅装置20の実施例の、押返機構2の形態を相
違させ、周面に凹凸のないローラーとした実施例を、自
動制御手段4おらびこれに連係する各手段を省略して示
したものである。
【0075】図16の実施例は、押返手段2として、少
なくとも表層部がエアーバッグによって覆われたエアー
バッグローラー2uを設けた例である。
【0076】図17の実施例は、押返機構2として、少
なくとも表層部がブラシ状であるブラシローラー2vを
設けた例である。
【0077】図18の実施例は、押返機構2として、少
なくとも表層部がスポンジ状であるスポンジローラー2
wを設けた例である。
【0078】図16乃至図18に示すいずれの実施例に
おいても、各ローラー2u、2v、2wは、押圧機構1
の軸1gに対して略平行に、かつウェブ料紙Wの走行方
向上流側にずらされて設けられ、各ローラー2u、2
v、2wの軸の端部が、ベアリング2h、2h(一方は
図示せず)を介して、偏心スリーブ3p、3qに回転自
在に支持されて設けられている。
【0079】その他の構成は、図9に示す実施例と同様
である。
【0080】尚、前記各ローラー2u、2v、2wは、
いずれも表層部が比較的容易に変形復帰可能な構成とし
たが、表層部が変形し難いローラーを押返機構2として
設けても良い。ただしこの場合は、ローラーは押圧機構
1と正対させられた状態では設けられない。
【0081】図19は、前記図2に示すウェブ料紙調幅
装置20の実施例に、放出流体によってウェブ料紙Wを
押し返すようにした押返機構を付加するとともに、押返
機構2をウェブ料紙Wに対して進退させる第2移動機構
7を付加して設けたものである。
【0082】押返機構2は、押圧機構1の軸1gに対し
て略平行に、かつウェブ料紙Wの走行方向上流側にずら
されて、しかも一方端を閉鎖されて設けられた流体供給
パイプ2o、及び流体供給パイプ2oに、押圧機構1の
コロ1a乃至1fとはウェブ料紙Wの幅方向にずれて位
置するように相互に離隔されて設けられた流体放出部2
p、2q、2r、2s、2tからなる。流体供給パイプ
2oは、両端近傍が、流体放出部2p、2q、2r、2
s、2tをウェブ料紙に対して進退させる第2移動機構
7に連係されるとともに、流体供給パイプ2oの他方端
は、流体の放出流量を調節する流量調節機構5(例えば
バルブ5)及び流体の放出圧力を調節する圧力調節機構
6(例えばレギュレーター6)を介在させた管路によっ
て、流体供給源60に連係される。
【0083】第2移動機構7は、流体供給パイプ2oの
両端近傍にそれぞれ設けられた雌ねじ部材7k、雌ねじ
部材7kと螺合されるとともに、一端に歯車7mを設け
られた雄ねじ部材7l、歯車7mと噛合されるととも
に、駆動体7oで回動駆動される歯車7nとからなる。
【0084】4は自動制御手段である。自動制御手段4
は、テンキー等の入力手段4a、ウェブ料紙Wの走行速
度に関連する情報(例えば印刷機を駆動するメインモー
ター50の回転速度)を得るための検出手段4b、ウェ
ブ料紙Wの印刷画線のズレ量に関する情報(例えばウェ
ブ料紙Wの中央部の印刷画線のズレ量とウェブ料紙Wの
側部の印刷画線のズレ量の差)を得るための検出手段4
cと連係させるとともに、偏心スリーブ3aの回転位相
を検出する検出手段4d、流体放出部2p乃至2tのウ
ェブ料紙Wからの距離に関する情報(例えば雄ねじ部材
7lの回動量)を検出するための検出手段4f、及び流
体放出部2p乃至2tから放出される流体の放出流量は
又は放出圧力に関係する情報(例えばバルブ5及びレギ
ュレーター6の操作量)を検出するための検出手段4g
と連係させ、更に、駆動体3j、駆動体7o及び、バル
ブ5、レギュレーター6のそれぞれの自動操作部5a、
6aと連係させて設ける。4eはセンサー部である。
【0085】その他の構成は、図2に示す実施例と同様
である。
【0086】尚、図19では、便宜上、第1移動機構
3、第2移動機構7、流量調節機構5、圧力調節機構6
のそれぞれ1つとのみ連係させて自動制御手段4を示し
たが、自動制御手段4は、複数の第1移動機構3、複数
の第2移動機構7、複数の流量調節機構5、複数の圧力
調節機構6と連係させ、図1に示す複数のウェブ料紙調
幅装置20を、1つの自動制御手段4で制御して良い。
また、自動制御手段4と各手段及び駆動体、自動操作部
との連係は、各種の通信手段(図示せず)によって良
い。
【0087】また、この実施例では、押返機構2が、押
圧機構1に対して、ウェブ料紙Wの走行方向の上流側、
下流側のいずれにずらして設けられても良く、正対して
設けられても良い。更に、第1移動機構3と第2移動機
構7とを、それぞれ別個の自動制御手段によって制御す
るようにして良い。
【0088】図20は、押圧機構1又は押返機構2にお
ける、コロ1a乃至1f、2a乃至2e又は、ブラシコ
ロ1a’乃至1f’、2a’乃至2e’の、ウェブ料紙
Wの面に対する進退位置決めをするための偏心部材10
を示したものである。
【0089】例えば図9に示されるウェブ料紙調幅装置
20では、軸1g、2fを偏心スリーブ3a、3b、3
p、3qで支持し、偏心スリーブ3a、3b、3p、3
qを回動して軸1g、2fを変位させ、軸1g、2fに
取付けられたコロ1a乃至1f、2a乃至2eを一斉に
進退させるようにしたものであるのに対し、図20に示
される偏心部材10は、コロ1a乃至1f、2a乃至2
eを、個別に軸1g、2fに偏心状態で支持し、コロ1
a乃至1f、2a乃至2eを、ウェブ料紙Wの面に対し
て個別に進退位置決めができるようにするものである。
【0090】図21は、押圧機構1又は押返機構2にお
ける凹凸ローラー1h、2g又は凹凸ブラシローラー1
h’、2g’に適用し得るローラー形状15を示したも
のである。
【0091】この発明のウェブ料紙調幅装置20は、以
上説明した実施例に局限されるものではない。即ち、例
えば押圧機構1と押返機構2はどのような組み合わせで
あっても良く、また、図16乃至図18に示す周面に凹
凸のないローラーを押圧機構1とし、図2乃至図8に示
す各押圧機構1を押返機構2とする組み合わせであって
もよい。更に、自動制御手段4を設けずに、マニュアル
操作によって調整するようにしておくとよく、自動制御
手段4による自動調整とマニュアル操作による調整を併
用できる構成としてもよい。
【0092】以上の実施例の構成において、ウェブ料紙
Wを図1の印刷部P1、P2、P3、P4を順次連続し
て通過するよう、かつ途中のウェブ料紙調幅装置20の
押圧機構1又は押圧機構1と押返機構2の作用域を通過
するように紙通しする。
【0093】続いて又は前もって、自動制御手段4に、
入力手段4aを介して印刷に使用するウェブ料紙Wの銘
柄情報を入力する。自動制御手段4は、入力された銘柄
情報に基づいて、検出手段4d、4fからの情報を参照
しつつ駆動体3j、3o又は7oに作動信号を出力して
これを進退作動させ、押圧機構1及び押返機構2をウェ
ブ料紙Wの銘柄毎にあらかじめ設定した初期位置となる
ように制御し、更に検出手段4gからの情報を参照しつ
つ、流量調節機構5及び圧力調節機構6をウェブ料紙W
の銘柄毎にあらかじめ設定した初期放出流量、初期放出
圧力となるよう、即ち初期状態となるように制御する。
【0094】次に輪転印刷機を始動してウェブ料紙Wを
走行させるとともに、各印刷部P1、P2、P3、P4
を印刷作動させる。
【0095】輪転印刷機が始動すると、検出手段4bが
メインモーター50の回転速度(即ちウェブ料紙Wの走
行速度に関する速度)を検出し、その情報を自動制御手
段4に入力する。自動制御手段4は、メインモーター5
0の回転速度、即ちウェブ料紙Wの走行速度に応じて、
初期位置にある押圧機構1及び押返機構2の位置を適宜
の位置に変更調整する。または/および、初期状態にあ
る流量調節機構5及び圧力調節機構6を操作して、流体
の放出流量、放出圧力を適宜に変更調整する。
【0096】輪転印刷機の作動によって走行するウェブ
料紙Wは、まず先行の印刷部P(P1、P2、P3)に
至り、先行の画線を印刷されるとともに、版面の非画線
部から、ブランケット胴BCのブランケット面を介して
湿し水を付与される。湿し水を付与されたウェブ料紙W
は、経時とともに繊維が吸水して幅方向に拡大しつつ、
先行の印刷部P(P1、P2、P3)から次の印刷部
P’(P2、P3、P4)に向かって走行させられる。
ウェブ料紙Wは途中でウェブ料紙調幅装置20を通過さ
せられ、このとき、押圧機構1の押圧作用又は押圧機構
1の押圧作用と押返機構2の押返作用の共同作用によっ
て波打ちWAを形成させられ、料紙両側間の距離が実際
のウェブ料紙Wの幅寸法よりl1、l2だけ短縮させら
れてlとなる。
【0097】料紙両側間の距離が短縮されたウェブ料紙
Wは、ウェブ料紙調幅装置20を通過して次の印刷部
P’(P2、P3、P4)に至る間に、波打ちが徐々に
解消して短縮された料紙両側間の距離が実際のウェブ料
紙Wの幅寸法に近付く。しかし、料紙両側間の距離が実
際のウェブ料紙Wの幅寸法と等しくなりきる前に、次の
印刷部P’(P2、P3、P4)に至り、料紙両側間の
距離が、先行の印刷部P(P1、P2、P3)で付与さ
れた湿し水を吸水して幅方向に拡大した分を相殺するだ
け実際のウェブ料紙Wの幅寸法より短縮された状態で、
かつその両面に目視できるしわ等の瑕疵の発生のない状
態で印圧を加えられ、次の画線を先行の画線と整合した
状態で印刷される。同時に先行の印刷部P(P1、P
2、P3)と同様に、版面の非画線部からブランケット
胴BCのブランケット面を介して湿し水を付与させる。
【0098】次の印刷部P’(P2、P3、P4)で再
び湿し水を付与されたウェブ料紙Wは、先行の印刷部P
(P1、P2、P3)を通過した後次の印刷部P’(P
2、P3、P4)で次の画線を印刷されるまでと同様の
作用乃至挙動を示す。
【0099】このようにして印刷部P1、P2、P3、
P4を通過したウェブ料紙Wには、印刷部P1、P2、
P3、P4でそれぞれ画線が印刷されている。そこで、
この画線のデーターをセンサー部4eを介して検出手段
4cにとり込み、画線にズレがあるときは、ウェブ料紙
Wの中央部における印刷画線のズレ量とウェブ料紙Wの
側部における印刷画線のズレ量の差を求め、これを自動
制御手段4に入力する。
【0100】自動制御手段4は、検出手段4cから入力
されたデーターに基づいて、押圧機構1及び押返機構2
の位置を適宜の位置に変更調整する。または/および流
量調節機構5及び圧力調節機構6を操作して、流体の放
出流量、放出圧力を適宜に変更調整する。
【0101】前記したようにウェブ料紙Wの走行速度に
応じて押圧機構1及び押返機構2の位置や、流体の放出
流量、放出圧力を変更調整するのは、ウェブ料紙Wの吸
水による幅方向の拡大量が経時とともに大きくなるのに
対応させて、ウェブ料紙Wの走行速度が遅いときに、ウ
ェブ料紙調幅装置20による調幅量を大きくするためで
ある。
【0102】以上の通り、ウェブ料紙調幅装置20によ
るウェブ料紙Wの先行の印刷部P(P1、P2、P3)
乃至次の印刷部P’(P2、P3、P4)間の調幅量を
適正に定めることによって、次の印刷部P’(P2、P
3、P4)で印刷されるときのウェブ料紙Wの幅寸法
を、先行の印刷部P(P1、P2、P3)で印刷された
ときのウェブ料紙Wの幅寸法と同じにすることができ、
印刷部P1を通過した後、その都度ウェブ料紙調幅装置
20を経て順次印刷部P2乃至印刷部P4を走行通過す
るウェブ料紙Wに、印刷部P2乃至印刷部P4によっ
て、二番目乃至四番目の画線を、先に印刷された画線と
整合した状態に印刷することが可能となる。
【0103】出願人によるテストでは、図3に示すよう
にP1とP2間、P2とP3間、P3とP4間のそれぞ
れにウェブ料紙調幅装置20を設け、新聞巻取紙A巻
(1626mm幅)を使用して印刷した結果、ウェブ料
紙調幅装置20を設けずに印刷したときに、ウェブ料紙
Wが吸水して生じた幅方向の拡大によって生じた、印刷
部P1乃至印刷部P4の画線のずれをなくすことができ
た。ちなみに、巻取紙の銘柄によって幅方向の拡大量が
相違するが、ウェブ料紙調幅装置20を使用した印刷で
は、ウェブ料紙調幅装置20を使用しない印刷では発生
していた印刷部P1と印刷部P4との印刷画線のずれ約
2mm(新聞巻取紙A巻使用)を解消することができ
た。
【0104】自動制御手段4を設けない構成において
は、自動制御手段4による調整をマニュアル操作によっ
て行うことは勿論である。
【0105】この発明は、以上記載の実施例のみに限定
されるものではなく、例えばウェブ料紙調幅装置20に
おける押圧機構1、押返機構2、第1移動機構3、第2
移動機構7は別の形態によって構成されてよく、その組
み合わせも適宜でよい。また、入力手段4aによって自
動制御手段4に与える情報として、印刷部P(P1、P
2、P3)においてウェブ料紙Wに付与される湿し水に
関係する情報、即ちその印刷部P(P1、P2、P3)
における刷版の画線比率(又は非画線比率)を入力する
ように構成し、この情報に基づいて自動制御手段4によ
る各調整を行い得る構成としても良い。要は、特許請求
の範囲を逸脱しない設計上の改変を含むものである。
【0106】
【効果】 この発明の実施によって、湿し水を使う2以
上の平版印刷部によって同一ウェブ料紙に順次連続して
印刷する場合でも、先行の印刷部から次の印刷部に至る
間にウェブ料紙の幅寸法を調整し、ウェブ料紙の吸水に
よる幅方向の拡大を相殺するようにしたので、印刷走行
中に印刷部で印刷と同時に付与される湿し水を吸水する
ことによって生起するウェブ料紙の幅方向の拡大に起因
する、先に印刷された印刷画線とそれ以後の印刷画線の
ずれをなくすことができる。従って品質の良好な印刷物
を得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のウェブ料紙調幅装置を有する平版
輪転印刷機の実施例の概略構成を示す正面図
【図2】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図3】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図4】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図5】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図6】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図7】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図8】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図9】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の概
略構成を示す斜視図
【図10】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図11】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図12】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図13】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図14】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図15】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図16】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図17】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図18】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図19】 この発明のウェブ料紙調幅装置の実施例の
概略構成を示す斜視図
【図20】 押圧機構及び押返機構のウェブ料紙に対す
る進退位置決めをする機構の他の実施例を示す断面図
【図21】 押圧機構及び押返機構に適用できるローラ
ーの他の形状の実施例を示す一部省略斜視図
【図22】 従来の平版輪転印刷機の概略構成を示す正
面図
【図23】 従来の平版輪転印刷機の概略構成を示す正
面図
【図24】 従来の平版輪転印刷機の概略構成を示す正
面図
【図25】 従来の平版輪転印刷機の概略構成を示す正
面図
【符号の説明】
1 押圧機構 1a コロ 1b コロ 1c コロ 1d コロ 1e コロ 1f コロ 1a’ ブラシコロ 1b’ ブラシコロ 1c’ ブラシコロ 1d’ ブラシコロ 1e’ ブラシコロ 1f’ ブラシコロ 1g 軸 1h 凹凸ローラー 1h’ 凹凸ブラシローラー 1i ベアリング 1j 摺接部材 1k 摺接部材 1l 摺接部材 1m 摺接部材 1n 摺接部材 1o 摺接部材 1p 摺接バー 1q 流体放出部 1r 流体放出部 1s 流体放出部 1t 流体放出部 1u 流体放出部 1v 流体放出部 1w 流体供給パイプ 2 押返機構 2a コロ 2b コロ 2c コロ 2d コロ 2e コロ 2a’ ブラシコロ 2b’ ブラシコロ 2c’ ブラシコロ 2d’ ブラシコロ 2e’ ブラシコロ 2f 軸 2g 凹凸ローラー 2g’ 凹凸ブラシローラー 2h ベアリング 2i 摺接部材 2j 摺接部材 2k 摺接部材 2l 摺接部材 2m 摺接部材 2n 摺接バー 2o 流体供給パイプ 2p 流体放出口 2q 流体放出口 2r 流体放出口 2s 流体放出口 2t 流体放出口 2u エアーバッグローラー 2v ブラシローラー 2w スポンジローラー 3 第1移動機構 3a 偏心スリーブ 3b 偏心スリーブ 3aa 偏心スリーブの周面 3bb 偏心スリーブの周面 3c 歯車 3d 歯車 3e 通し軸 3f 歯車 3g 歯車 3h ウォームホイール 3i ウォーム 3j 駆動体 3k 雌ねじ部材 3l 雄ねじ部材 3l’ 雄ねじ部材 3m 歯車 3n 歯車 3o 駆動体 3p 偏心スリーブ 3q 偏心スリーブ 3pp 偏心スリーブの周面 3qq 偏心スリーブの周面 3r 歯車 3s 歯車 3t 摺動部材 4 自動制御手段 4a 入力手段 4b 検出手段 4c 検出手段 4d 検出手段 4e センサー部 4f 検出手段 5 流量調節機構(又はバルブ) 5a 流量調節機構の自動操作部 6 圧力調節機構(又はレギュレーター) 6a 圧力調節機構の自動操作部 7 第2移動機構 7k 雌ねじ部材 7l 雄ねじ部材 7l’ 雄ねじ部材 7m 歯車 7n 歯車 7o 駆動体 7t 摺動部材 10 偏心部材 15 凹凸ローラー及び凹凸ブラシローラーに適用し
得るローラー形状 20 ウェブ料紙調幅装置 50 メインモーター 60 流体供給源 P 印刷部 P’ 印刷部 P1 印刷部 P2 印刷部 P3 印刷部 P4 印刷部 PC 版胴 BC ブランケット胴 IC 圧胴(共通圧胴) IN インキ供給部 DP 湿し水供給部 W ウェブ料紙 WA ウェブ料紙に形成された波打ち l 波打ちが形成された状態のウェブ料紙両側間の
距離 l1 ウェブ料紙両側間の距離の短縮量 l2 ウェブ料紙両側間の距離の短縮量 E 自動制御手段が検出手段に連係されることを示
す符号 M 自動制御手段が駆動体に連係されることを示す
符号

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷部に向かって走行しているウェブ料
    紙の一方面の、幅方向の適宜の部位を押圧して、ウェブ
    料紙の長手方向と略平行な波打ちを形成させることを特
    徴とするウェブ料紙の調幅方法。
  2. 【請求項2】 印刷部に向かって走行しているウェブ料
    紙の一方面の、幅方向の適宜の部位を押圧するととも
    に、ウェブ料紙の幅方向の少なくとも前記適宜の部位以
    外の部位に押し返す向きの力を付与して、ウェブ料紙の
    長手方向と略平行な波打ちを形成させることを特徴とす
    るウェブ料紙の調幅方法。
  3. 【請求項3】 印刷部に向かって走行するウェブ料紙の
    一方面側に、ウェブ料紙の幅方向の適宜の部位を押圧す
    る押圧機構を有する押圧手段を設けたことを特徴とする
    ウェブ料紙の調幅装置。
  4. 【請求項4】 押圧手段が、ウェブ料紙の幅方向におけ
    る複数箇所でウェブ料紙を押圧する押圧機構を有するこ
    とを特徴とする、請求項3の調幅装置。
  5. 【請求項5】 押圧手段が、押圧機構をウェブ料紙面に
    対して進退移動させる第1移動機構を有することを特徴
    とする、請求項3又は請求項4に記載の調幅装置。
  6. 【請求項6】 押圧手段が、回動部材によってウェブ料
    紙を押圧する押圧機構を有することを特徴とする、請求
    項3又は請求項4又は請求項5に記載の調幅装置。
  7. 【請求項7】 押圧手段が、停止部材によってウェブ料
    紙を押圧する押圧機構を有することを特徴とする、請求
    項3又は請求項4又は請求項5に記載の調幅装置。
  8. 【請求項8】 押圧手段が、流体放出部を有して放出流
    体によってウェブ料紙を押圧する押圧機構を有すること
    を特徴とする、請求項3又は請求項4又は請求項5に記
    載の調幅装置。
  9. 【請求項9】 押圧手段が、放出流体の放出流量を調節
    する流量調節機構を有することを特徴とする、請求項8
    に記載の調幅装置。
  10. 【請求項10】 押圧手段が、放出流体の放出圧力を調
    節する圧力調節機構を有することを特徴とする、請求項
    8又は請求項9に記載の調幅装置。
  11. 【請求項11】 押圧手段と連係させて自動制御手段を
    設け、少なくともウェブ料紙の銘柄情報又はウェブ料紙
    の走行速度に関する情報又は印刷画線のズレ量情報に基
    づいて、放出流体の放出流量を自動的に調節することを
    特徴とする、請求項9又は請求項10に記載の調幅装
    置。
  12. 【請求項12】 押圧手段と連係させて自動制御手段を
    設け、少なくともウェブ料紙の銘柄情報又はウェブ料紙
    の走行速度に関する情報又は印刷画線のズレ量情報に基
    づいて、放出流体の放出圧力を自動的に調節することを
    特徴とする、請求項10に記載の調幅装置。
  13. 【請求項13】 押圧手段と連係させて自動制御手段を
    設け、少なくともウェブ料紙の銘柄情報又はウェブ料紙
    の走行速度に関する情報又は印刷画線のズレ量情報に基
    づいて、押圧機構をウェブ料紙に対して自動的に進退移
    動させるようにしたことを特徴とする、請求項5、請求
    項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請
    求項11又は請求項12のいずれかに記載の調幅装置。
  14. 【請求項14】 ウェブ料紙の他方面側に、一方面側か
    らの押圧に対抗してウェブ料紙を押し返す押返機構を有
    する押返手段を設けたことを特徴とする、請求項3、請
    求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請
    求項9、請求項10、請求項11、請求項12又は請求
    項13のいずれかに記載の調幅装置。
  15. 【請求項15】 押返手段の押返機構を押圧手段の押圧
    機構に対してウェブ料紙の長手方向の略同じ位置に設け
    たことを特徴とする、請求項14に記載の調幅装置。
  16. 【請求項16】 押返手段の押返機構を押圧手段の押圧
    機構に対してウェブ料紙の長手方向にずれた位置に設け
    たことを特徴とする、請求項14に記載の調幅装置。
  17. 【請求項17】 押返手段の押返機構が、ウェブ料紙の
    幅方向における全体にわたってウェブ料紙を押し返すこ
    とを特徴とする、請求項14又は請求項15又は請求項
    16に記載の調幅装置。
  18. 【請求項18】 押返手段の押返機構が、ウェブ料紙の
    幅方向における複数箇所でウェブ料紙を押し返すことを
    特徴とする、請求項14又は請求項15又は請求項16
    に記載の調幅装置。
  19. 【請求項19】 押返手段の押返機構が、ウェブ料紙の
    幅方向における押圧手段の押圧機構による押圧箇所と相
    違する箇所を押し返すことを特徴とする、請求項18に
    記載の調幅装置。
  20. 【請求項20】 押返手段が、押返機構をウェブ料紙面
    に対して進退移動させる第2移動機構を有することを特
    徴とする、請求項14、請求項15、請求項16、請求
    項17、請求項18又は請求項19のいずれかに記載の
    調幅装置。
  21. 【請求項21】 押返手段が、押圧手段の第1移動機構
    と連動する第2移動機構を有することを特徴とする、請
    求項20に記載の調幅装置。
  22. 【請求項22】 押返手段が、回動部材によってウェブ
    料紙を押し返す押返機構を有することを特徴とする、請
    求項14、請求項15、請求項16、請求項17、請求
    項18、請求項19、請求項20又は請求項21のいず
    れかに記載の調幅装置。
  23. 【請求項23】 押返手段が、停止部材によってウェブ
    料紙を押し返す押返機構を有することを特徴とする、請
    求項14、請求項15、請求項16、請求項17、請求
    項18、請求項19、請求項20又は請求項21のいず
    れかに記載に調幅装置。
  24. 【請求項24】 押返手段が、流体放出部材を有して放
    出流体によってウェブ料紙を押し返す押返機構を有する
    ことを特徴とする、請求項14、請求項15、請求項1
    6、請求項17、請求項18、請求項19、請求項20
    又は請求項21のいずれかに記載の調幅装置。
  25. 【請求項25】 押返手段が、放出流体の放出流量を調
    節する流量調節機構を有することを特徴とする、請求項
    24に記載の調幅装置。
  26. 【請求項26】 押返手段が、押圧手段と流量調節機構
    を共有することを特徴とする、請求項25に記載の調幅
    装置。
  27. 【請求項27】 押返手段が、放出流体の放出圧力を調
    節する圧力調節機構を有することを特徴とする、請求項
    24又は請求項25又は請求項26に記載の調幅装置。
  28. 【請求項28】 押返手段が、押圧手段と圧力調節機構
    を共有することを特徴とする、請求項27に記載の調幅
    装置。
  29. 【請求項29】 押返手段と連係させて自動制御手段を
    設け、少なくともウェブ料紙の銘柄情報又はウェブ料紙
    の走行速度に関する情報又は印刷画線のズレ量情報に基
    づいて、放出流体の放出流量を自動的に調節することを
    特徴とする、請求項24又は請求項25又は請求項26
    に記載の調幅装置。
  30. 【請求項30】 押返手段と連係させて自動制御手段を
    設け、少なくともウェブ料紙の銘柄情報又はウェブ料紙
    の走行速度に関する情報又は印刷画線のズレ量情報に基
    づいて、放出流体の放出圧力を自動的に調節することを
    特徴とする、請求項27又は請求項28に記載の調幅装
    置。
  31. 【請求項31】 押返手段と連係させて自動制御手段を
    設け、少なくともウェブ料紙の銘柄情報又はウェブ料紙
    の走行速度に関する情報又は印刷画線のズレ量情報に基
    づいて、押返機構をウェブ料紙に対して自動的に進退移
    動させるようにしたことを特徴とする、請求項20、請
    求項21、請求項22、請求項23、請求項24、請求
    項25、請求項26、請求項27、請求項28、請求項
    29又は請求項30のいずれかに記載の調幅装置。
  32. 【請求項32】 押返手段が、押圧手段と自動制御手段
    を共有することを特徴とする、請求項29又は請求項3
    0又は請求項31に記載の調幅装置。
  33. 【請求項33】 ウェブ料紙の走行路に沿って複数の印
    刷部を配設するとともに、印刷部の上流側に、請求項3
    乃至請求項32のいずれかに記載の調幅装置を配設し、
    走行するウェブ料紙にウェブ料紙と略平行な波打ちを形
    成させることによって、ウェブ料紙の幅を調整しながら
    印刷できる構成としたことを特徴とする平版輪転印刷
    機。
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