JPH06134902A - 木質建築材 - Google Patents

木質建築材

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Publication number
JPH06134902A
JPH06134902A JP28822992A JP28822992A JPH06134902A JP H06134902 A JPH06134902 A JP H06134902A JP 28822992 A JP28822992 A JP 28822992A JP 28822992 A JP28822992 A JP 28822992A JP H06134902 A JPH06134902 A JP H06134902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wooden
grooves
plate
building material
wooden building
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28822992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
Toru Yamamoto
透 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反りの発生を低減する。 【構成】 木質板1の背面に複数本の溝2を切欠形成す
る。この溝2内に金属板3を差し込んで接着固定する。
木質板1の水分の移動を溝2と金属板3で低減して反り
を抑制すると共に、木質板1に反りが発生することを金
属板3の剛性で押さえこむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床材や壁材、天井材、
その他木質造作部材や木質家具材などとして使用される
木質建築材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木質建築材は水分の移動で伸び縮みし、
本来反り易いものである。従って木質建築材は反ること
を前提として扱われ、多少反っていても施工時の努力で
ごまかして、後は釘打ちや接着して固定してしまうこと
によって、特に問題が生じることなく使用するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の新しい
動きとして、木質建築材を固定することなく着脱できる
状態で使用することがおこなわれようとしている。例え
ば床板の場合、コンクリートスラブ等の上に敷並べて施
工する置き床が普及しつつある。このように木質建築材
を施工するにあたって釘打ちや接着をすることができな
いことになるものが現れつつあり、反りが非常に問題に
なっているものである。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、反りの発生を低減することができる木質建築材を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る木質建築材
は、木質板1の背面に複数本の溝2を切欠形成し、この
溝2内に金属板3を差し込んで接着固定して成ることを
特徴とするものである。本発明にあって、木質板1の含
水率を4〜7重量%に調整するのが好ましい。
【0006】以下本発明を詳細に説明する。木質板1と
しては特に限定されないが、高級な外観を得るために無
垢の木材で形成したものが好ましい。反りを低減するた
めに無垢材を用いずに合板等の表面に突き板を張ったも
のを使用されることが多いが、外観上高級感に乏しくな
ったり叩いた際の音が悪い等の問題があるので、木質板
1として無垢の木材で形成したものを用いるのが好まし
い。また木材の平衡含水率は一般に8〜12重量%であ
るが、木質板1は平均含水率を4〜7重量%に調整して
使用するのが好ましい。
【0007】この木質板1の背面には複数本の平行な溝
2が設けてある。溝2は鋸引き等することによって幅の
狭いスリット状に形成されるものであり、木質板1の厚
みの50%以上の深さで形成するのがよい。そして図1
に示すように、溝2の幅寸法より僅かに薄い厚みの金属
板3を各溝2内に全長に亘って差し込んで埋め込み、接
着剤で接着することによって、本発明に係る木質建築材
Aを作成することができるものである。
【0008】このように作成される木質建築材Aにあっ
て、木質板1の背部は溝2で区分されていると共に金属
板3でこの溝2が埋められているために、木質板1の水
分の移動を低減して反りを抑制することができると共
に、木質板1に反りが発生することを金属板3の剛性で
押さえこむことができ、木質建築材Aに発生する反りを
低減することができるものである。そしてこの木質建築
材Aにあっては木質板1の背部の溝2に金属板3を埋め
込んでいるだけであるので、木質板1の無垢の木材で形
成される高級感は何ら損なわれることがなく、重量が増
加し過ぎるようなこともないものである。尚、金属板3
は木質板1の端部に存在しないために木質建築板Aは端
部の反り上がりに弱く中央の膨れには強いが、上記のよ
うに木質板1の含水率を4〜7重量%の範囲に低く調整
することによって、木質建築材が施工後に反るとして
も、吸湿で中央部が膨れるように反ることになって端部
が反り上がるようなことがないようにすることができ、
反りを低減する効果を一層高く得ることができるもので
ある。金属板3の挿入本数は必要に応じて任意に増減す
ることができるものである。
【0009】図2は本発明の他例を示すものであり、こ
のものでは木質板1の背面とほぼ同じ大きさの金属背板
4の表面に溝2と同じ間隔で複数の金属板3を立設し、
木質板1の溝2に金属板3を差し込んで接着すると共に
木質板1の背面に金属背板4を接着するようにしてあ
る。金属板3を立設した金属背板4は例えばアルミニウ
ムの押出成形で作成することができる。このものでは、
木質板1の背面のほぼ全面が金属背板4で補強されるの
で、反りの発生を一層抑制して低減することができる。
【0010】上記のように作成される本発明に係る木質
建築材は、例えば置き床用の床板として用いることがで
きる他、造作部材では脱着可能な木部材として利用する
ことができ、また金属やプラスッチクの窓やドアにも取
付治具を用いて取り付けることができて木質材の適用が
容易になるものである。
【0011】
【作用】木質板1の背面に複数本の溝2を切欠形成し、
この溝2内に金属板3を差し込んで接着固定しているた
めに、木質板1の水分の移動を溝2と金属板3で低減し
て反りを抑制することができると共に、木質板1に反り
が発生することを金属板3の剛性で押さえこむことがで
きる。
【0012】
【実施例】次に、本発明を実施例によって例証する。 (実施例1)木質板1として、図3(a)に示すよう
な、20×80×2000mmの寸法の人工乾燥済みレ
ッドオーク小割り材(含水率4〜7重量%)を用いた。
またアルミニウムの押出成形で図3(b)のような厚み
2.7mmの金属板3と金属背板4を作成した。そして
木質板1の背面に幅3.0mm、深さ17mmの溝2を
3本加工し、ウレタン接着剤(住友ベークライト株式会
社製「GA855」)を溝2に十分に滴下した後に溝2
に金属板3を押し込み、10時間放置して接着固定する
ことによって木質建築板を作成した。
【0013】(比較例1,2,3)比較のために、実施
例1と同様の木質板を用いて溝を設けないと共に金属板
を取り付けないで木質建築材を作成し、これを含水率1
3〜17%に調整して比較例1、含水率8〜12%に調
整して比較例2、含水率4〜7%に調整して比較例3と
した。
【0014】上記実施例1及び比較例1〜3の木質建築
板について、40℃、90%RHの雰囲気に1週間放置
し、あるいは40℃、20%RHの雰囲気に1週間放置
する乾湿テストをおこない、またアンダーグラス内に1
ヵ月間放置する耐光テストをおこない、反りの発生量を
測定した。結果を表1に示す。表1において、「1.0
/2000」とは2000mmの長さにおいて表面が凸
となる1.0mmの反りが生じたことを、「−0.5/
2000」とは2000mmの長さにおいて表面が凹と
なる−0.5mmの反りが生じたことを示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明は、木質板の背面に
複数本の溝を切欠形成し、この溝内に金属板を差し込ん
で接着固定するようにしたので、木質板の水分の移動を
溝と金属板で低減して反りを抑制することができると共
に、木質板に反りが発生することを金属板の剛性で押さ
えこむことができるものであり、反りの発生を低減する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の他例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例を示すものであり、(a)は木
質板の側面図、(b)は金属板の側面図である。
【符号の説明】
1 木質板 2 溝 3 金属板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質板の背面に複数本の溝を切欠形成
    し、この溝内に金属板を差し込んで接着固定して成るこ
    とを特徴とする木質建築材。
  2. 【請求項2】 木質板の含水率を4〜7重量%に調整し
    て成ることを特徴とする請求項1に記載の木質建築材。
JP28822992A 1992-10-27 1992-10-27 木質建築材 Withdrawn JPH06134902A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28822992A JPH06134902A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 木質建築材

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JP28822992A JPH06134902A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 木質建築材

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Publication Number Publication Date
JPH06134902A true JPH06134902A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17727511

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28822992A Withdrawn JPH06134902A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 木質建築材

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JP (1) JPH06134902A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004012111B3 (de) * 2004-03-12 2005-07-07 Ross Design Gmbh Plattenförmiges Element mit Inlay
CN104074338A (zh) * 2014-07-23 2014-10-01 李登刚 一种木质地板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004012111B3 (de) * 2004-03-12 2005-07-07 Ross Design Gmbh Plattenförmiges Element mit Inlay
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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104