JPH06134226A - 焼却可能な活性炭フィルタ - Google Patents

焼却可能な活性炭フィルタ

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JPH06134226A
JPH06134226A JP4310845A JP31084592A JPH06134226A JP H06134226 A JPH06134226 A JP H06134226A JP 4310845 A JP4310845 A JP 4310845A JP 31084592 A JP31084592 A JP 31084592A JP H06134226 A JPH06134226 A JP H06134226A
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activated carbon
carbon filter
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active carbon
cassettes
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Tetsuo Kitada
哲夫 北田
Osamu Furukawa
修 古川
Sadaichi Ichikawa
貞一 市川
Hayato Takeda
隼人 武田
Nobuyuki Tono
伸幸 東野
Kazuhiro Takahashi
和宏 高橋
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NIPPON ISOTOPE KYOKAI
Nitta Corp
Nippon Muki Co Ltd
Shinwa Corp
Kondo Kogyo Co Ltd
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NIPPON ISOTOPE KYOKAI
Nitta Corp
Nippon Muki Co Ltd
Shinwa Corp
Kondo Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は軽量で取り扱い性に優れ、作業環境
を悪くすることなくフィルタ全体を焼却でき、従来より
大幅に減容できる活性炭フィルタを提供することを目的
とする。 【構成】 焼却可能な活性炭フィルタであって、合成樹
脂で形成され内部に活性炭20を充填した複数個の通気
性カセット30を可燃性箱形フレーム10内にシール材
40を介して気密にジグザグ状に配置したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性同位元素、また
は放射線発生装置を使用している事業所、例えば医療機
関のRI使用室等の排気系に使用される焼却可能な活性
炭フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の活性炭フィルタとしては、
例えば図5に示すとおり、鋼板またはSUS板から成る
箱形フレームa内にガスケットbを介してW型に折り曲
げられた2枚の平行なパンチング板c,cを設け、その
パンチング板c,c間に活性炭dを充填したものが知ら
れている。このような活性炭フィルタは、使用後におい
ては集荷した後、次の要領で解体し、焼却処理が成され
ている。即ち、活性炭フィルタのフレームaの上蓋eの
ビスfを外して上蓋eを取り外し、活性炭フィルタを専
用の装置で傾けながら内の活性炭dを回収容器内に移
し、活性炭dは焼却炉へ定量投入して炉内で旋回しなが
ら焼却すると共に、フレームa等は圧縮処理装置で圧縮
してドラム缶に封入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の活性炭フィルタは、重くて取り扱いにくく、また活
性炭dを回収容器内に移し変える際に粉塵が発生して作
業環境が悪くなり、更にはフレームaが鋼板またはSU
S板から成るために焼却出来ず、解体作業が面倒である
ばかりでなく、解体後に圧縮しても減容率が小さく、貯
蔵するドラム缶の数量が多くなり廃棄物貯蔵施設が手狭
になるという不都合を有していた。そこで本発明は軽量
で取り扱い性に優れ、作業環境を悪くすることなくフィ
ルタ全体を焼却でき、従来より大幅に減容できる活性炭
フィルタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の焼却可能な活性炭フィルタは、合成樹脂で
形成され内部に活性炭を充填した複数個の通気性カセッ
トを可燃性箱形フレーム内にシール材を介して気密にジ
グザグ状に配置したことを特徴とする。
【0005】前記活性炭フィルタは、現行の前記W型フ
ィルタと同一形状、同一寸法(610mm×610mm
×292mm)として、現行のフィルタと互換性を持た
せ得、しかも現行のフィルタ性能である定格風量28.
3m3 /分、圧力損失25.4mmAq以下を満足させ
得、更には輸送等を含む通常の取扱操作及び使用状態に
おいて変形、破損等を生じさせないこと等を考慮して、
現行フィルタと同量の活性炭24kgを前記各カセット
に2kg宛充填し、そのカセット12個をジグザク状に
6山となるよう前記ケーシング内に設ける構成とするの
が好ましい。
【0006】また、前記各通気性カセットは焼却可能で
かつ焼却時において有害ガスの発生を少なくすることを
考慮してABS樹脂を射出成形した合成樹脂製枠体に4
0メッシュ程度のポリエチレン製メッシュを張設した構
成とするのが好ましい。
【0007】また、本発明活性炭フィルタは、フィルタ
性能の内、漏洩率1.0%以下を満足させるため、従来
一般空調では考慮されていないフレームとカセットとの
間をシール材でシールするようにした。このようなシー
ル材としては可燃性のポリウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリアミド樹脂等が使用でき、特に、焼却の容易さ
および燃焼時における有害ガスの発生を少なくするとい
う観点からポリウレタン樹脂の使用が好ましい。
【0008】また、フレームは、焼却可能な木製の合板
やパーティクルボード、或いはABS樹脂等の可燃性樹
脂で構成できるが、燃焼時における有害ガスの発生を少
なくするという観点からベニア合板で構成するのが好ま
しい。
【0009】
【作用】本発明活性炭フィルタによれば、従来のよう
に、鋼板やSUS板から成るフレームやパンチング板を
用いないので、活性炭フィルタの重量が大幅に軽減で
き、取り扱い性が容易となる。また、同時に解体作業も
容易で、しかも殆どの構成部材が焼却可能な材料で構成
されているためフィルタ全体を焼却でき、従来のように
作業環境を悪くすることなく大きな減容が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明活性炭フィルタの斜視図を示し、ベニ
ア合板で構成された可燃性箱形フレーム10内に、合成
樹脂で形成され内部に活性炭20を充填した複数個の通
気性カセット30がシール材40を介して気密にジグザ
グ状に配置されている。
【0011】図示のものでは、現行フィルタと同量の活
性炭24kgを前記各カセット30内に2kg宛充填
し、そのカセット30を12個ジグザク状に6山となる
ように前記箱形フレーム内に設けてある。
【0012】また、各カセット30とフレーム10間並
びに各隣接カセット30間はポリウレタン樹脂からなる
シール材40でシールするようにした。
【0013】前記各通気性カセット30は、図3及び図
4に示すように、上枠体30aと下枠体30bとで構成
され、各枠体30a、30bにはそれぞれポリエチレン
製の40メッシュ程度の合成樹脂メッシュ31が張設さ
れ、活性炭20がこぼれることなくカセット30に通気
性を持たせ、被処理気流が通過できるようにしてある。
図中32は活性炭20の充填口であり、充填後はカバー
部材33で封口できるようになっている。
【0014】前記活性炭フィルタを組み立てるには、ま
ず活性炭20を充填したカセット30を用意する。即
ち、合成樹脂メッシュ31を接着剤を用いて張設した枠
体30aと30bとをホットメルト等の接着剤にて張り
合わせてカセット30を組み立て、充填口32から活性
炭20を充填後、カバー部材33で充填口32を封口す
る。このようにして、12個のカセット30を用意し、
次に片側の側板11を外した状態のフレーム10にカセ
ット支持体12によって位置決めしつつ、前記12個の
カセット30をジグザク状に6山となるように前記箱形
フレーム10内に配置する。その後、前記側板11を閉
じ、活性炭フィルタの前後面各中央部に支持体12を取
付けスクリュウ釘13を用いて固定する。そして、最後
に、各カセット30とフレーム10間並びに各隣接カセ
ット30間をポリウレタン樹脂からなるシール材40で
シールする。尚、特に図示しないが、活性炭フィルタの
箱形フレーム10の処理装置設置側には、クロロプレン
スポンジ等のガスケットを貼着する。
【0015】このようにして得られた活性炭フィルタ
は、形状並びに寸法は現行の活性炭フィルタと同様であ
るが、重量は40kgと従来の活性炭フィルタが65k
g程度であったのに対し大幅に軽量化された。またフィ
ルタの特性試験を行ったところ、定格風量28.3m3
/分、圧力損失25.4mmAq以下、漏洩率1.0%
以下であり、また通常の取り扱い操作及び使用状態では
変形や破損等がなかった。
【0016】次に、前記活性炭フィルタを解体せずにそ
のままロータリープレス型破砕機にて破砕したところ1
台当たり5分程度で破砕でき、大部分の構成部材が50
mm角程度の破砕体となり、一方フィルタ内部の活性炭
は箱形フレームの破砕初期に大部分が排出された。この
結果、活性炭フィルタは破砕処理することで箱形フレー
ムと活性炭とに容易に分離することができた。次に活性
炭フィルタの箱形フレーム等と活性炭との混合焼却を2
時間程度行った。箱形フレーム等は破砕処理後20リッ
トルポリエチレン袋に4kg程度宛43袋に袋詰めを行
い、通常の廃棄物と同一条件で焼却を行った。活性炭は
焼却炉上部に設置されている活性炭専用投入口より8k
g/hrの投入量で焼却炉内に供給した。この結果、通
常の廃棄物と同一条件で焼却処理設備に悪影響を与える
ことなく良好に焼却処理ができ、活性炭フィルタは1/
100程度に減容できた。
【0017】
【発明の効果】このように、本発明の活性炭フィルタに
よれば、活性炭フィルタをそのまま破砕機で破砕でき、
解体作業が容易でしかも解体時の作業環境も良好であ
り、しかも焼却減容率が大であるためドラム缶貯蔵にお
いて従来よりも廃棄物貯蔵スペースを小さくすることが
できる。また、従来のW型構造の活性炭フィルタと互換
性を持たせるために、同一形状、同一寸法に構成して
も、従来のW型構造の活性炭フィルタと同等の定格風
量、圧力損失、漏洩率を満足し得、しかも取り扱い操作
や使用状態で変形や破損が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明活性炭フィルタの一実施例の斜視図
【図2】前記活性炭フィルタのII−II線断面図
【図3】前記活性炭フィルタに組み込む通気性カセット
の斜視図
【図4】前記通気性カセットを分解した状態を示す斜視
【図5】従来の活性炭フィルタの斜視図
【符号の説明】
10 箱形フレーム 11 側板 12 支持体 13 スクリュウ釘 20 活性炭 30 通気性カセット 30a 上枠体 30b 下枠体 31 合成樹脂メッシュ 32 充填口 33 カバー部材 40 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000232760 日本無機株式会社 東京都千代田区神田錦町3丁目1番地 (72)発明者 北田 哲夫 東京都文京区本駒込二丁目28番45号 社団 法人日本アイソトープ協会内 (72)発明者 古川 修 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字留が森348−1 社団法人日本アイソトープ協会 滝沢研 究所内 (72)発明者 市川 貞一 東京都港区六本木六丁目3番18号 近藤工 業株式会社内 (72)発明者 武田 隼人 東京都千代田区九段南四丁目8番21号 進 和テック株式会社内 (72)発明者 東野 伸幸 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 (72)発明者 高橋 和宏 茨城県結城市作の谷415 日本無機株式会 社結城工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂で形成され内部に活性炭を充填
    した複数個の通気性カセットを可燃性箱形フレーム内に
    シール材を介して気密にジグザグ状に配置したことを特
    徴とする焼却可能な活性炭フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記各通気性カセットは合成樹脂製枠体
    に合成樹脂製メッシュを張設したものから成り、前記可
    燃性箱形フレームはベニア合板から成り、前記シール材
    はポリウレタン樹脂から成る請求項1記載の焼却可能な
    活性炭フィルタ。
JP31084592A 1992-10-27 1992-10-27 焼却可能な活性炭フィルタ Expired - Lifetime JP3305380B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0608034A1 (en) 1993-01-19 1994-07-27 CARBON HEALTHFILTER V.o.f. Filter device
DE19647768B4 (de) * 1996-11-19 2013-07-11 BLüCHER GMBH Verfahren zur Herstellung eines Faltenfilters
JP2017064681A (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 日本無機株式会社 活性炭フィルタ
CN116920568A (zh) * 2023-08-23 2023-10-24 连云港鼎昌塑料包装有限公司 一种塑料编织袋生产用废气处理设备

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CN116920568B (zh) * 2023-08-23 2024-05-17 连云港鼎昌塑料包装有限公司 一种塑料编织袋生产用废气处理设备

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