JPH06133577A - モータ速度制御装置 - Google Patents

モータ速度制御装置

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JPH06133577A
JPH06133577A JP4304631A JP30463192A JPH06133577A JP H06133577 A JPH06133577 A JP H06133577A JP 4304631 A JP4304631 A JP 4304631A JP 30463192 A JP30463192 A JP 30463192A JP H06133577 A JPH06133577 A JP H06133577A
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JP
Japan
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rotation speed
rotational speed
motor
signal
integrator
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Application number
JP4304631A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Sasaki
佐々木  邦彦
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的の回転速度に対するモータの追従性を良
好とする。 【構成】 指令回転速度発生回路44からの指令回転速
度信号52と、回転速度検出回路45からの回転速度信
号53とにより回転速度誤差検出回路46が回転速度誤
差信号54を出力する。回転速度誤差信号を積分する積
分器2の前後に所定の定数倍を行う比例制御器1,3を
設ける。比例制御器1,3にダイミックレンジ制御信号
6を入力してモータ50の回転速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ速度制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のモータ速度制御装置の構成を図9
に、図9を伝達関数により機能的に表したブロック線図
を図10に示す。図9において、44指令回転速度発生
回路、45は回転速度検出回路、46は指令回転速度発
生回路44により得られる指令回転速度信号52と回転
速度検出回路45により得られる回転速度信号53との
差を検出する回転速度誤差検出回路、47は不動作機能
を備えた積分器であり、積分器不動作制御信号55によ
って回転速度誤差検出回路46により得られる回転速度
誤差信号54をそのまま出力するか積分して出力するか
を制御する。48はモータ速度制御系が安定な範囲内で
指令回転速度に追従できるようにゲイン・位相の操作を
行う速度補償器、49は速度補償器48により得られる
回転速度制御信号57からモータ駆動電流58を発生を
させる電力制御回路、50はモータ、51はモータ50
の回転量に応じた回転位置信号59を出力する回転位置
検出器である。
【0003】図10における符号45〜51は図9にお
ける同一符号の部分を機能的に表している。1/sは積
分器を機能的に表した伝達関数、Gcompは速度補償器を
機能的に表した伝達関数、Gpwm は電力制御回路を機能
的に表した伝達関数、Gmoto r はモータを機能的に表し
た伝達関数、Gvfb は回転位置検出器と回転速度検出回
路を機能的に表した伝達関数である。なお、図10にお
いては回転位置検出器51と回転速度検出回路45をま
とめて表している。
【0004】上記構成において、回転速度誤差信号54
は積分器47に入力され、その積分結果を積分器出力信
号56として速度補償器48に出力する。速度補償器4
8では良好なサーボ系を構成するための補償を行い、回
転速度制御信号57として電力制御回路49へ出力す
る。ここで、ある負荷トルクを有したモータ50を定常
時一定回転速度に保持する為の定常誤差は、回転速度誤
差信号54ではなく回転速度制御信号57より与えられ
る。また、不動作機能を備えた積分器47の積分作用に
より指令回転速度信号52と回転速度信号53の差であ
る回転速度誤差信号54は零となる。従って、モータ5
0の負荷トルクが変動しても回転速度制御信号57が変
動するだけで回転速度誤差信号54は零のままであり、
回転速度の変動が抑えられる。
【0005】モータ50の起動時は回転速度誤差信号5
4が大きく、また不動作機能を備えた積分器47の帯域
が低いため応答が遅く、定常状態への切り替え後の回転
速度の収束が遅れるので、積分器不動作制御信号55に
より起動時不動作機能を備えた積分器47を不動作状態
にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
速度制御装置では、速度制御系の一巡伝達関数Gloop
積分器不動作制御信号55により以下のように異なる。
【0007】積分器動作時においては Gloop=1/s×Gcomp×Gpwm ×Gmotor ×Gvfb ・・・式1 積分器不動作時においては Gloop=Gcomp×Gpwm ×Gmotor ×Gvfb ・・・式2
【0008】積分器不動作時は、ある時刻毎の指令回転
速度信号52と回転速度信号53の偏差の値に応じたモ
ータ駆動電流58がモータ50に出力される。しかし積
分器動作時は、指令回転速度信号52と回転速度信号5
3の偏差の値を積分し(すなわち時間と共に偏差を加算
し続ける。)、その積分結果に応じた値をモータ駆動電
流58としてモータ50に出力する。すなわち、積分器
が動作することにより、ある時刻に検出した速度から求
めた偏差に対して、偏差が蓄積されるまでの遅れたタイ
ミングでモータ駆動電流58がモータ50に出力され、
指令回転速度信号52に対するモータ回転速度の追従性
が悪くなる。すなわち偏差の累積の度合により、モータ
駆動電流58が与えられるのである。この遅れを小さく
するために速度補償器48のゲインを大きくすると、積
分器が動作しているためにオーバーシュートが現れ、振
動系となってしまう。従って、積分器が動作するかしな
いかを切り替えることにより、伝達特性が変化し、切り
替え時に挙動が不安定になり振動し易い問題がある。
【0009】また、起動時に、実際の回転速度が指令回
転速度に十分近づかない内に切り替えると、積分器が動
作するので回転速度誤差を累積して積分器の出力が飽和
し易い。逆に積分器不動作で定常状態に移行してから切
り替えると、切り替え前の実際の回転速度は指令回転速
度との間に定常偏差が残り、指令通りの回転速度に到達
するのは切り替え時の振動が安定した後になってしまう
問題がある。
【0010】従って、本発明は上記事情を考慮してなさ
れものであり、伝達特性を変えることなく、積分器出力
が飽和せずに定常偏差をなくすことが可能なモータ速度
制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、本発明は、積分器の入力側と出力側に指令
回転速度値によってダイナミックレンジが切り替えられ
る比例制御器を配設している。図1は本発明によるモー
タ速度制御装置の構成を示し、図9と同一の要素は同一
の符号で対応させてある。同図において、1は回転速度
誤差信号54を定数倍して前段比例制御器出力信号4を
出力する前段比例制御器、2は前段比例制御器出力信号
4を積分して積分器出力信号5を出力する積分器、3は
積分器出力信号5を定数倍して後段比例制御器出力信号
7を出力する後段比例制御器、6はダイナミックレンジ
制御信号であり、前段比例制御器1と後段比例制御器3
に入力されて、これらの比例倍定数の切り替えを制御す
る。この切り替えは前段比例制御器1と後段比例制御器
3を同時に行う。
【0012】図2は図1に示す構成を伝達関数を用いて
機能的に表したブロック線図であり、1〜3,45,4
6,48〜51は図1における同一符号の部分を機能的
に表している。KA はダイナミックレンジを狭くし分解
能を上げたときの前段比例制御器1の定数倍の値、KB
は分解能を粗くしダイナミックレンジを広げたときの前
段比例制御器1の定数倍の値、Kc はダイナミックレン
ジを狭くし分解能を上げたときの後段比例制御器3の定
数倍の値、KD は分解能を粗くしダイナミックレンジを
広げたときの後段比例制御器3の定数倍の値である。こ
れらKA ,KB,KC ,KD は、 KA ×KC =KB ×KD ・・・式3 KA >KB ・・・式4 となるように定める。
【0013】上記構成において、定常時は、ダイナミッ
クレンジ制御信号6により前段比例制御器1,後段比例
制御器3の定数倍の値はそれぞれKA ,KC が選択され
ている。回転速度誤差信号54は前段比例制御器1でK
A 倍されると、積分器2で積分され、後段比例制御器3
でKC 倍されて、速度補償器48、電力制御回路49を
介してモータ50にモータ駆動電流58として印加され
る。実際の回転速度は回転位置検出器51、回転速度検
出回路45によって検出され、回転速度誤差検出回路4
6において指令回転速度信号52との差を算出して回転
速度誤差信号54が生成される。ここでKA >KB であ
り、積分される信号の分解能が高く、指令回転速度信号
52により近づこうとしてもモータ速度制御系が作動
し、精度の高いモータ速度制御が可能となる。この定常
時には回転速度誤差信号は小さくなっているから、前段
比例制御器1の定数倍の値が大きくても、前段比例制御
器出力信号4、積分器出力信号5、後段比例制御器出力
信号7が飽和しない様にすることが容易である。
【0014】次に起動時は、回転速度誤差信号54が大
きいことから、前段比例制御器1の定数倍の値を前段比
例制御器出力信号4、積分器出力信号5、後段比例制御
器出力信号7が飽和しない様な値KB とする。前段比例
制御器1、後段比例制御器3の定数倍の値に対するそれ
ぞれのKB ,KD の選択はダイナミックレンジ制御信号
6が行う。起動時でも各制御信号が飽和しないことか
ら、指令回転速度信号52に対し高速に応答でき、制御
範囲を越えないことから飽和解除後の不安定な挙動もな
い。
【0015】速度制御系における定常時の一巡伝達関数
lpa と起動時の一巡伝達関数Glpb は、それぞれ以下
のようになる。
【0016】 Glpa =KA ×1/s×KC ×Galt ・・・式5 Glpb =KB ×1/s×KD ×Galt ・・・式5 (但し、Galt =Gcomp×Gpwm ×Gmotor ×Gvfb
ある。)
【0017】ここで、式3に示したように定数倍の値を
与えることにより、定常時と起動時の一巡伝達関数が等
しくなる。従って、ダイナミックレンジ制御信号6の切
り替えを行っても伝達特性が変わることがなく、切り替
え時に挙動が不安定になり振動することがなくなる。
【0018】なお、上記説明ではダイナミックレンジが
2種類の制御装置について説明したが、ダイナミックレ
ンジ制御信号6のビット数を増やすことにより3種類以
上のレンジについても対応できる。
【0019】
【実施例1】図3ないし図5は本発明の実施例1を示
し、図3はそのハードウェア構成である。8はデジタル
制御回路であり、全体の制御を行うCPU11と、メモ
リ装置としてのROM14,RAM15と、1/0とポ
ートとなるインターフェィス回路16と、PWM回路1
2と、カウンタ13と、A/D回路17とを備え、これ
らがバス18により接続されている。このデジタル制御
回路8におけるPWM回路12は電力制御回路9に接続
され、インターフェィス回路16はデジタル制御回路8
を上位で制御する上位コントローラ21に接続されてい
る。この場合、上位コントローラ21はメジャーループ
として位置制御系を構成した場合のコトンローラであ
る。10はサーボモータ部であり、モータ19と、モー
タ19の回転位置を検出するエンコーダ20とを備え、
エンコーダ20の検出値がデジタル制御回路8のカウン
タ13に出力される。
【0020】図4はCPU11で処理されるソフトウェ
アプログラムのフローチャートである。peは回転位置
誤差値、ω* は回転速度指令値、ωは回転速度検出値、
Aはダイナミックレンジを狭くし分解能を上げたとき
の前段比例制御器1の定数倍の値、KB は分解能を粗く
しダイナミックレンジを広げたときの前段比例制御器1
の定数倍の値、KC はダイナミックレンジを狭くし分解
能を上げたときの後段比例制御器3の定数倍の値、KD
は分解能を粗くしダイナミックレンジを広げたときの後
段比例制御器3の定数倍の値である。22はカウンタ1
3でカウントされた回転位置誤差値peや回転速度検出
値ω、さらに回転位置誤差値peに位置補償演算を施し
た出力の回転速度指令値ω* などの読み込みステップ、
23は回転速度指令値ω* と回転速度検出値ωの差をと
って回転速度誤差値を求める演算ステップ、24は回転
位置誤差値peとの切り替え誤差レベルslとの比較を
行うステップ、25はKA 倍演算のステップ、26はK
B 倍演算のステップ、27は積分演算のステップ、28
はKC 倍演算のステップ、29はKD 倍演算のステッ
プ、30は速度補償演算のステップ、31はデジタル制
御回路8から電力制御回路9への出力を行うステップで
ある。
【0021】図5は図3および図4で示された構成を伝
達関数を用いて機能的に表したブロックス線図である。
図5において、9,19,20,13は図3における同
一符号と対応したハードウェアの構成を機能的に表して
いる。23〜30は図4における同一符号と対応したソ
フトウェアの構成を機能的に表している。
【0022】上記構成においては、ソフトウェア等によ
り任意の回転速度指令ω* を発生させ、カウンタ13か
ら得られる回転速度検出値ωとの差をCPU11により
ソフトウェア演算を行う。その結果としての回転速度誤
差値は、KA 倍演算25あるいはKB 倍演算26、積分
演算27、KC 倍演算28あるいはKD 演算29、速度
補償演算30のソフトウェア演算を経てデジタル制御回
路8から出力される。これらのKA 倍演算25あるいは
B 倍演算26と、それに連動したKC 倍演算28ある
いはKD 倍演算29の切り替えは、回転位置誤差値pe
の大小により定常時か起動時かを判別して行う。定常時
のときは、回転速度誤差値が小さいので、KB より大き
いKA 倍演算とそれに連動したKC 倍演算を選択するこ
とにより制御分解能を向上することができる。起動時の
ときは、回転速度誤差が大きいので、KA より小さいK
B 倍演算とそれに連動したKD 倍演算を選択することに
より、各演算でオーバーフローすることなく演算でき
る。
【0023】このような本実施例では、ダイナミックレ
ンジを切り替えることでモータ速度制御範囲を広くする
ことができ、各演算量がオーバーフローや飽和したり、
分解能の不足することがなくなる。また、速度制御系を
デジタル化しているため、経時変化等に良好に対応する
ことができる。
【0024】
【実施例2】図6ないし図8は本発明の実施例2を示
し、図6はそのハードウェア構成を示す。同図におい
て、9,10,19,20は図3における同一符号の部
分と対応している。31は指令回転速度発生回路、32
は回転速度誤差検出回路、33は前段比例制御器、34
は積分器、35は後段比例制御器、36は速度補償器、
37は回転速度検出回路であり、F/V変換回路38と
LPF39から成る。40はダイナミックレンジ制御回
路であり、切り替えレベル設定用トリマ41と回転位置
誤差検出回路42とコンパレータ43とを備えている。
【0025】図7は図6における回転速度誤差検出回路
32から後段比例制御器35までの回路を示す。32
a,33a,34a,35aはオペアンプ、32b,3
2c,32d,32eは抵抗値R1 の抵抗、33c,3
3c,35cは抵抗値R5 の抵抗、33f,33g,3
5f,35gはアナグロスウィッチ、33bは抵抗値R
2 の抵抗、33dは抵抗値R3 の抵抗、33eは抵抗値
4 の抵抗、33hは抵抗値R6 の抵抗、34bは抵抗
値R7 の抵抗、34dは容量C1 のコンデンサ、34e
は抵抗値R8 の抵抗、35bは抵抗値R9 の抵抗、35
dは抵抗値R10の抵抗、35eは抵抗値R11の抵抗、3
5hは抵抗値R12の抵抗である。
【0026】図8は図7の構成を機能的に表したブロッ
クス線図である。同図において、9,19,20,32
〜36,38,39は図6における同一符号の部分と対
応し、33f,35fは図7における同一符号の部分と
対応している。
【0027】上記構成において、指令回転速度発生回路
31からの指令回転速度信号と回転速度検出回路37か
らの回転速度検出信号は、ゲイン1の差動増幅回路をな
す回転速度誤差検出回路32に入力されることにより回
転速度誤差信号となる。この回転速度誤差信号は増幅回
路をなす前段比例制御回路33、積分器34、増幅回路
をなす後段比例制御回路35、速度補償系36、電力制
御回路9を介してモータ駆動電流としてモータ19に印
加される。モータ19はこのモータ駆動電流に応じて回
転し、エンコーダ20で回転量に比例した数のパルスが
出力される。このパルスをF/V変換回路38によりF
/V変換することにより回転速度を検出する。なおLP
F39はリップル除去のために挿入されている。
【0028】ここで、定常時には、ダイナミックレンジ
制御回路40からの信号によりアナログスイッチ33
f,33g,35f,35gはOFFになっている。ダ
イナミックレンジ制御回路40では、切り替えレベル設
定用トリマ41で設定した電圧値と、回転位置誤差検出
回路42から出力して図示しない絶対値回路を介して電
圧換算された回転位置誤差とが、コンパレータ43によ
り比較され、切り替えレベルよりも回転位置誤差が小さ
いためにダイナミックレンジ制御信号は「H」となり、
アナログスイッチに入力される。これにより、前段比例
制御回路33のゲインGpfと後段比例制御回路35のゲ
インGpbは以下に示すようになる。
【0029】 Gpf=−R3 /R2 ・・・式7 Gpb=−R10/R9 ・・・式8 定常時には回転速度誤差信号が小さいため、ケインGpf
が大きくなるようにR2,R3 ,R9 ,R10の値を定め
て制御分解能を上げる。
【0030】次に起動時には、ダイナミックレンジ制御
信号が「L」となりアナログスイッチ33f,33g,
35f,35gはONになる。これにより前段比例制御
回路33のゲインGpfと後段比例制御回路35のゲイン
pbは以下に示すようになる。
【0031】 Gpf=−R3 /R4 ×(R2 +R6 )/{R2 ×R6 ×(R3 +R4 )} ・・・式9 Gpb=−R10/R11×(R9 +R12)/{R9 ×R12×(R10+R11)} ・・・式10
【0032】このとき、レンジ切り替えを行っても速度
制御系の一巡伝達関数が変わらない条件である式3は、
以下のように抵抗値を選ぶことで満たすことができる。
【0031】 R2 /R6 =R3 /R4 ・・・式11 R9 /R12=R10/R11 ・・・式12
【0032】さらに、起動時には回転速度誤差が大きい
ため、ゲインGpfが小さくなるように抵抗値を定めて制
御信号の飽和を防止する。このような本実施例において
はもダイナミックレンジを切り替えることでモータ速度
制御範囲を広くすることができ、各演算量が飽和した
り、分解能が不足することがなくなる。しかも本実施例
では、高ゲイン・高精度のオペアンプを用いる必要がな
くなり、構成が簡単で安価に製造することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ダイナミックレンジを切り替えるため各制御量が飽和や
オーバーフローすることがないと共に、分解能が不足す
ることなく、モータ粗度制御範囲を広くすることがで
き、これにより高精度なモータ速度制御を広範囲に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ速度制御装置の構成を示す図で
ある。
【図2】本発明を機能的に表したブロック線図である。
【図3】実施例1におけるハードウェア構成を示す図で
ある。
【図4】実施例1におけるソフトウェアプログラムのフ
ローチャートである。
【図5】実施例1における構成を機能的に表したブロッ
ク線図である。
【図6】実施例2におけるハードウェア構成を示す図で
ある。
【図7】実施例2の回転速度誤差検出回路から後段比例
制御器までの回路図である。
【図8】実施例2の構成を機能的に表したブロック線図
である。
【図9】従来のモータ速度制御装置の構成を示す図であ
る。
【図10】従来の構成を機能的に表したブロック線図で
ある。
【符号の説明】
1 前段比例制御器 2 積分器 3 後段比例制御器 6 ダイナミックレンジ制御信号 44 指令回転速度発生回路 45 回転速度検出回路 46 回転速度誤差検出回路 50 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指令回転速度と実際の回転速度との差で
    ある回転速度誤差信号によってモータの回転速度を制御
    するモータ速度制御装置において、前記回転速度誤差信
    号を積分する積分器の入力側と出力側とにダイナミック
    レンジが切り替えられる比例制御器を配設したことを特
    徴とするモータ速度制御装置。
JP4304631A 1992-10-16 1992-10-16 モータ速度制御装置 Pending JPH06133577A (ja)

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JP4304631A JPH06133577A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 モータ速度制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014134368A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Noritz Corp 温風暖房装置及び温風暖房装置の送風機制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20010904