JPH0613301Y2 - 天窓の網戸取付装置 - Google Patents
天窓の網戸取付装置Info
- Publication number
- JPH0613301Y2 JPH0613301Y2 JP1988000276U JP27688U JPH0613301Y2 JP H0613301 Y2 JPH0613301 Y2 JP H0613301Y2 JP 1988000276 U JP1988000276 U JP 1988000276U JP 27688 U JP27688 U JP 27688U JP H0613301 Y2 JPH0613301 Y2 JP H0613301Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- screen
- screen door
- window
- shoji
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、障子框の内周側に窓ガラスを張った障子を窓
枠に開閉可能に枢支した天窓の屋内側に配設する網戸
を、前記天窓の窓枠に着脱可能に保持させる天窓の網戸
取付装置に関するものである。
枠に開閉可能に枢支した天窓の屋内側に配設する網戸
を、前記天窓の窓枠に着脱可能に保持させる天窓の網戸
取付装置に関するものである。
従来、実公昭61-34428号公報などに示されているよう
に、障子框の内周側に窓ガラスを張った障子を、この障
子の障子框の上部(棟側部)を窓枠に上方への回動可能
に枢支することにより、開閉可能にした天窓が知られて
いる。
に、障子框の内周側に窓ガラスを張った障子を、この障
子の障子框の上部(棟側部)を窓枠に上方への回動可能
に枢支することにより、開閉可能にした天窓が知られて
いる。
このような天窓では、障子を開いて屋内に外気を入れて
いるが、障子を開いた時に屋内に昆虫の侵入か木の葉な
どが入るので、障子の室内側に網戸を配設することが必
要な場合が多い。
いるが、障子を開いた時に屋内に昆虫の侵入か木の葉な
どが入るので、障子の室内側に網戸を配設することが必
要な場合が多い。
又、実開昭58-128277号公報に開示された天窓の防虫装
置や実公昭52-51678号公報に記載された扉用ハンドルも
知られていた。
置や実公昭52-51678号公報に記載された扉用ハンドルも
知られていた。
ところで、天窓の網戸は、障子の開放時に外気に曝され
るので、ほこりやごみが付着し、清掃や洗浄が必要にな
るが、通常の網戸と異なり、天窓が高所にあり、その網
戸も高所にあって清掃や洗浄などのために着脱がしにく
いので、網戸を屋内側からの操作で容易に脱着できるよ
うにすることが課題となっている。
るので、ほこりやごみが付着し、清掃や洗浄が必要にな
るが、通常の網戸と異なり、天窓が高所にあり、その網
戸も高所にあって清掃や洗浄などのために着脱がしにく
いので、網戸を屋内側からの操作で容易に脱着できるよ
うにすることが課題となっている。
又、実開昭58-128277号に記載された天窓の防虫装置で
は、取付けられた網戸(防虫網)の取外しのために偏心
回転係合板を網戸框の数ケ所に取付ける他、網戸の傾斜
下部側に開閉自在な施錠金具操作用の小窓が設けられて
おり、この小窓から手を入れて開き障子の開閉と施錠,
解錠を操作するというものであった。
は、取付けられた網戸(防虫網)の取外しのために偏心
回転係合板を網戸框の数ケ所に取付ける他、網戸の傾斜
下部側に開閉自在な施錠金具操作用の小窓が設けられて
おり、この小窓から手を入れて開き障子の開閉と施錠,
解錠を操作するというものであった。
このため、網戸の小窓を介して天窓の障子の開閉、施錠
及び解錠を行うことを考案の目的の中心とした構成とな
っており、偏心回転係合板を操作して行う網戸の取外し
は、工具が必要となり、取外し作業は簡単に行いにくい
という問題があった。
及び解錠を行うことを考案の目的の中心とした構成とな
っており、偏心回転係合板を操作して行う網戸の取外し
は、工具が必要となり、取外し作業は簡単に行いにくい
という問題があった。
更に、実公昭52-51678号に記載されているものは、受座
の加工の際に、一連の大径孔部、中径孔部及び小径孔部
よりなる段付軸受孔を設ける必要があって加工が面倒で
あると共に、この受座には扉パネルを取付けるために雌
ねじ部が螺設され、この雌ねじ部と六角ナットで前記パ
ネルを締付けて固定するという複雑な構成であった。
の加工の際に、一連の大径孔部、中径孔部及び小径孔部
よりなる段付軸受孔を設ける必要があって加工が面倒で
あると共に、この受座には扉パネルを取付けるために雌
ねじ部が螺設され、この雌ねじ部と六角ナットで前記パ
ネルを締付けて固定するという複雑な構成であった。
本考案は、前記のような諸課題を解決するためになされ
たもので、網戸を天窓の窓枠に対し室内側から工具を用
いることなしに容易に脱着させることができると共に、
取付状態では網戸を窓枠に確実に保持でき、落下する恐
れがない天窓の網戸取付装置を提供することを目的とし
ている。
たもので、網戸を天窓の窓枠に対し室内側から工具を用
いることなしに容易に脱着させることができると共に、
取付状態では網戸を窓枠に確実に保持でき、落下する恐
れがない天窓の網戸取付装置を提供することを目的とし
ている。
本考案に係る網戸取付装置は、障子框(2)の内周側に窓
ガラスを張った障子(1)を窓枠(5)に開閉可能に枢支した
天窓の屋内側に、網戸框(10)を内外方向に貫通する回動
軸(13)と、この回動軸(13)の外端部に設けて網戸框(10)
の屋外側に配設した係止片(13a)と、回動軸(13)の内端
部に設けて網戸框(10)の屋内側に配設した操作片(14)
と、この操作片(14)と網戸框(10)との間に介在させたコ
イルばねとからなる係止具(12)で網戸(9)を取付けた天
窓の網戸取付装置において、 前記係止具(12)を網戸框(10)の少くとも左,右框(10a)
の上部に取付けると共に、網戸框(10)の下部を前記窓枠
(5)の内周下部に配設した網戸支持部(20)の段部(20a)外
面に支持させ、 前記係止片(13a)を窓枠(5)の内周部に設けた網戸枠(17)
の上部外面に係脱可能に係止し、 前記係止片(13a)と網戸框(10)の上部とによって前記網
戸枠(17)の上部を弾性挟持したものである。
ガラスを張った障子(1)を窓枠(5)に開閉可能に枢支した
天窓の屋内側に、網戸框(10)を内外方向に貫通する回動
軸(13)と、この回動軸(13)の外端部に設けて網戸框(10)
の屋外側に配設した係止片(13a)と、回動軸(13)の内端
部に設けて網戸框(10)の屋内側に配設した操作片(14)
と、この操作片(14)と網戸框(10)との間に介在させたコ
イルばねとからなる係止具(12)で網戸(9)を取付けた天
窓の網戸取付装置において、 前記係止具(12)を網戸框(10)の少くとも左,右框(10a)
の上部に取付けると共に、網戸框(10)の下部を前記窓枠
(5)の内周下部に配設した網戸支持部(20)の段部(20a)外
面に支持させ、 前記係止片(13a)を窓枠(5)の内周部に設けた網戸枠(17)
の上部外面に係脱可能に係止し、 前記係止片(13a)と網戸框(10)の上部とによって前記網
戸枠(17)の上部を弾性挟持したものである。
本考案による天窓の網戸取付装置は、係止具(12)を網戸
框(10)の少くとも左,右框(10a)の上部に取付けると共
に、網戸框(10)の下部を前記窓枠(5)の内周下部に配設
した網戸支持部(20)の段部(20a)外面に支持させ、前記
係止片(13a)を窓枠(5)の内周部に設けた網戸枠(17)の上
部外面に係脱可能に係止し、前記係止片(13a)と網戸框
(10)の上部とによって前記網戸枠(17)の上部を弾性挟持
したので、網戸の取付状態では、網戸框の下部が網戸支
持部の段部外面に比較的広い面積で支持されると共に、
前記網戸框の上部に取付けた係止具の係止片と網戸框の
上部とにより、網戸框と係止具との間に介在させたばね
の弾発力によって、窓枠の網戸枠上部がしっかりと挟持
されて、網戸が窓枠に確実に保持され、網戸が落下する
恐れがない。
框(10)の少くとも左,右框(10a)の上部に取付けると共
に、網戸框(10)の下部を前記窓枠(5)の内周下部に配設
した網戸支持部(20)の段部(20a)外面に支持させ、前記
係止片(13a)を窓枠(5)の内周部に設けた網戸枠(17)の上
部外面に係脱可能に係止し、前記係止片(13a)と網戸框
(10)の上部とによって前記網戸枠(17)の上部を弾性挟持
したので、網戸の取付状態では、網戸框の下部が網戸支
持部の段部外面に比較的広い面積で支持されると共に、
前記網戸框の上部に取付けた係止具の係止片と網戸框の
上部とにより、網戸框と係止具との間に介在させたばね
の弾発力によって、窓枠の網戸枠上部がしっかりと挟持
されて、網戸が窓枠に確実に保持され、網戸が落下する
恐れがない。
更に、この取付状態で、屋内側から踏み台や脚立などに
乗って、作業者が係止具の操作片を持ち、ばねの弾発力
に抗して係止片を網戸枠外面から離間させ、回動軸を中
心として係止具を回すことで、係止片の網戸枠への係止
を工具を用いることなく、容易に外すことできる。即
ち、網戸框の下部は網戸支持部の段部外面に広い面積で
支持されているので、斜め屋内側に網戸を引き出すだけ
で、網戸框の下部を網戸支持部の段部から外すことがで
き、このように簡単に窓枠から網戸を取り外すことがで
きる。
乗って、作業者が係止具の操作片を持ち、ばねの弾発力
に抗して係止片を網戸枠外面から離間させ、回動軸を中
心として係止具を回すことで、係止片の網戸枠への係止
を工具を用いることなく、容易に外すことできる。即
ち、網戸框の下部は網戸支持部の段部外面に広い面積で
支持されているので、斜め屋内側に網戸を引き出すだけ
で、網戸框の下部を網戸支持部の段部から外すことがで
き、このように簡単に窓枠から網戸を取り外すことがで
きる。
又、これとほぼ逆の手順で前記段部を利用して網戸を窓
枠に取付けることができるので、作業者にかかる網戸の
荷重は少くて済み、しかも屋内側から網戸の脱着作業が
障子を閉じたままで容易にできる。
枠に取付けることができるので、作業者にかかる網戸の
荷重は少くて済み、しかも屋内側から網戸の脱着作業が
障子を閉じたままで容易にできる。
以下、本考案の一実施例につき第1図ないし第4図を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図ないし第3図において、(1)は障子であり、この
障子(1)は外框(2a)と内框(2b)とがビス止め固定されて
障子框(2)が構成され、外框(2a),内框(2b)の内周側に
は外窓ガラス(3a),内窓ガラス(3b)がそれぞれ気密に張
られ、外窓ガラス(3a),内窓ガラス(3b)と障子框(2)で
囲まれた内部に断熱空間(4)が形成されている。
障子(1)は外框(2a)と内框(2b)とがビス止め固定されて
障子框(2)が構成され、外框(2a),内框(2b)の内周側に
は外窓ガラス(3a),内窓ガラス(3b)がそれぞれ気密に張
られ、外窓ガラス(3a),内窓ガラス(3b)と障子框(2)で
囲まれた内部に断熱空間(4)が形成されている。
(5)は窓枠であり、窓枠(5)の屋内側上部の外周面に枢支
部材(6)がビス止め固定され、枢支部材(6)に設けた受け
部(6a)に前記障子框(2)の上部屋内側の内周面に形成さ
れた枢支軸部(2c)が回動可能に嵌合支持され、枢支軸部
(2c)を中心とし障子(1)が屋外方向に回動して開き、屋
内方向に回動して閉じるように構成され、障子(1)の閉
時には障子框(2)の屋内側面が窓枠(5)の屋外側面に装着
されたシール材(7)に気密を保って支持される。
部材(6)がビス止め固定され、枢支部材(6)に設けた受け
部(6a)に前記障子框(2)の上部屋内側の内周面に形成さ
れた枢支軸部(2c)が回動可能に嵌合支持され、枢支軸部
(2c)を中心とし障子(1)が屋外方向に回動して開き、屋
内方向に回動して閉じるように構成され、障子(1)の閉
時には障子框(2)の屋内側面が窓枠(5)の屋外側面に装着
されたシール材(7)に気密を保って支持される。
(8)は天窓開口の周囲に配置された木材製の取付台であ
り、取付台(8)は図示しない建物の母屋などの支持部材
に固定され、取付台(8)に窓枠(5)の断面アングル状の屋
内側部(5a)が支持固定されている。
り、取付台(8)は図示しない建物の母屋などの支持部材
に固定され、取付台(8)に窓枠(5)の断面アングル状の屋
内側部(5a)が支持固定されている。
(9)は障子(1)下方に配設された網戸であり、網戸(9)は
網戸框(10)の内周側に網(11)が張られている。
網戸框(10)の内周側に網(11)が張られている。
又、第4図にも示すように、網戸框(10)の左,右框(10
a)の上部(棟側部)にはそれぞれ係止具(12)が取付けら
れている。
a)の上部(棟側部)にはそれぞれ係止具(12)が取付けら
れている。
この係止具(12)は、ナイロンなどの合成樹脂の成形品か
らなるローレット状のつまみ部を有する回動軸(13)付の
操作片(14)と、係止片(13a)と、ビス(15)と、ばね(16)
との4つの部材から形成されている。そして、前記回動
軸(13)が左,右框(10a)の角筒状部を内外方向に貫通し
て、左,右框(10a)に回動及び軸方向に摺動可能に支持
され、係止片(13a)は回動軸(13)の軸方向と直角に突出
して、網戸框(10)の屋外側に配設されている。
らなるローレット状のつまみ部を有する回動軸(13)付の
操作片(14)と、係止片(13a)と、ビス(15)と、ばね(16)
との4つの部材から形成されている。そして、前記回動
軸(13)が左,右框(10a)の角筒状部を内外方向に貫通し
て、左,右框(10a)に回動及び軸方向に摺動可能に支持
され、係止片(13a)は回動軸(13)の軸方向と直角に突出
して、網戸框(10)の屋外側に配設されている。
前記回動軸(13)の外端部と係止片(13a)の外端部(13b)と
は、凹凸で回動自在となるように係合され、外端部(13
b)の外側からのビス(15)により、操作片(14)と係止片(1
3a)とがビスどめされる。
は、凹凸で回動自在となるように係合され、外端部(13
b)の外側からのビス(15)により、操作片(14)と係止片(1
3a)とがビスどめされる。
前記回動軸(13)には遊び嵌めされたコイルばね(16)が
左,右框(10a)と操作片(14)との間に介在され、前記ば
ね(16)によって係止具(12)が屋内側に附勢され、回動軸
(13)の外端部(13b)が左,右框(10a)の屋外側面に当接さ
れるように構成されている。
左,右框(10a)と操作片(14)との間に介在され、前記ば
ね(16)によって係止具(12)が屋内側に附勢され、回動軸
(13)の外端部(13b)が左,右框(10a)の屋外側面に当接さ
れるように構成されている。
前記窓枠(5)には、屋内側部(5a)から屋外側に直角に屈
曲した内周起立部(5b)が形成され、内周起立部(5b)に網
戸枠(17)の外周部(17a)に設けた係合溝(17b)が係合され
て、窓枠(5)に網戸枠(17)が固定されている。
曲した内周起立部(5b)が形成され、内周起立部(5b)に網
戸枠(17)の外周部(17a)に設けた係合溝(17b)が係合され
て、窓枠(5)に網戸枠(17)が固定されている。
網戸枠(17)は、外周部(17a)の外端部から直角に内周側
に屈曲する当接部(17c)と、当接部(17c)の内周部から屋
外側に直角に屈曲する係止部(17d)とが一体に形成され
ている。
に屈曲する当接部(17c)と、当接部(17c)の内周部から屋
外側に直角に屈曲する係止部(17d)とが一体に形成され
ている。
更に、網戸枠(17)の下部内側に電動装置(18)のケース(1
9)が設けられ、このケース(19)は、外周部が取付台(8)
の下部に支持されてその内周側に配設され、ケース(19)
の内周部屋外側隅部には段部(20a)の外側に内周に開口
する開口部(20b)を一体に形成し、外端に抑え部(20c)を
設けた断面形状の網戸支持部(20)が設けられている。
尚、電動装置(18)は、詳細を図示省略したが、障子(1)
を回動させて開くのに用いる従来公知のものである。
9)が設けられ、このケース(19)は、外周部が取付台(8)
の下部に支持されてその内周側に配設され、ケース(19)
の内周部屋外側隅部には段部(20a)の外側に内周に開口
する開口部(20b)を一体に形成し、外端に抑え部(20c)を
設けた断面形状の網戸支持部(20)が設けられている。
尚、電動装置(18)は、詳細を図示省略したが、障子(1)
を回動させて開くのに用いる従来公知のものである。
前記網戸(9)を窓枠(5)に取付けるには、まず網戸(9)を
斜めにして、網戸框(10)の下框(10c)を窓枠(5)の内周下
部に配設されている網戸支持部(20)の開口部(20b)に屋
内側から挿入し、網戸(9)を障子(1)と平行にすること
で、上框(10b)を網戸支持部(20)の段部(20a)外面に支持
させると共に、網戸框(10)の上框(10b)及び左,右框(10
a)を窓枠(5)に固定した網戸枠(17)の当接部(17c)内面に
当接させる。
斜めにして、網戸框(10)の下框(10c)を窓枠(5)の内周下
部に配設されている網戸支持部(20)の開口部(20b)に屋
内側から挿入し、網戸(9)を障子(1)と平行にすること
で、上框(10b)を網戸支持部(20)の段部(20a)外面に支持
させると共に、網戸框(10)の上框(10b)及び左,右框(10
a)を窓枠(5)に固定した網戸枠(17)の当接部(17c)内面に
当接させる。
次に、網戸枠(17)の係止部(17d)より内周側に位置させ
てあった係止具(12)の操作片(14)をばね(16)に抗して押
し上げ、回動軸(13)を介入して係止片(13a)を網戸枠(1
7)の係止部(17d)の上端部より屋外側に位置させる。
てあった係止具(12)の操作片(14)をばね(16)に抗して押
し上げ、回動軸(13)を介入して係止片(13a)を網戸枠(1
7)の係止部(17d)の上端部より屋外側に位置させる。
続いて操作片(14)を回動させ、回動軸(13)を介して係止
片(13a)をその先端部が外周側に向くようにし、操作片
(14)の押上力を解除することにより、係止片(13a)を網
戸枠(17)の係止部(17d)外面に係止し、係止片(13a)と網
戸框(10)の左,右框(10a)の上部とによって、網戸枠(1
7)の内周部の上部を挟んで、ばね(16)の復元力によって
弾持し、網戸(9)を障子(1)の屋内側に配置して窓枠(5)
に保持させる。
片(13a)をその先端部が外周側に向くようにし、操作片
(14)の押上力を解除することにより、係止片(13a)を網
戸枠(17)の係止部(17d)外面に係止し、係止片(13a)と網
戸框(10)の左,右框(10a)の上部とによって、網戸枠(1
7)の内周部の上部を挟んで、ばね(16)の復元力によって
弾持し、網戸(9)を障子(1)の屋内側に配置して窓枠(5)
に保持させる。
前述した装着状態では、網戸(9)は網戸框(10)の下框(10
c)が網戸支持部(20)の段部(20a)外面に広い面積で支持
され、かつ、網戸框(10)の左,右框(10a)の上部と、こ
れらに設けた係止具(12)の係止片(13a)がばね(16)の弾
発力によって窓枠(5)の網戸枠(17)上部を強力に挟持し
ていることと相まって、3個所での支持になるため、網
戸(9)は確実に安定して窓枠(5)に保持され、落下する恐
れがない。
c)が網戸支持部(20)の段部(20a)外面に広い面積で支持
され、かつ、網戸框(10)の左,右框(10a)の上部と、こ
れらに設けた係止具(12)の係止片(13a)がばね(16)の弾
発力によって窓枠(5)の網戸枠(17)上部を強力に挟持し
ていることと相まって、3個所での支持になるため、網
戸(9)は確実に安定して窓枠(5)に保持され、落下する恐
れがない。
又、装着状態の網戸(9)を外すには、係止具(12)の操作
片(14)を押し上げて、係止片(13a)を網戸枠(17)の係止
部(17d)外側に離間させ、この状態で操作片(14)を回動
させて係止片(13a)を網戸枠(17)の係止部(17d)から外
し、係止部(17d)の内周側に移動させ、操作片(14)の押
上力を解除し、係止具(12)をばね(16)の復元力で屋内側
に移動させ、その後、網戸(9)を斜め屋内側に引き出し
て、網戸框(10)の下框(10a)を網戸支持部(20)の開口部
(20b)から引き抜くことにより、網戸(9)を窓枠(5)から
外すことができる。
片(14)を押し上げて、係止片(13a)を網戸枠(17)の係止
部(17d)外側に離間させ、この状態で操作片(14)を回動
させて係止片(13a)を網戸枠(17)の係止部(17d)から外
し、係止部(17d)の内周側に移動させ、操作片(14)の押
上力を解除し、係止具(12)をばね(16)の復元力で屋内側
に移動させ、その後、網戸(9)を斜め屋内側に引き出し
て、網戸框(10)の下框(10a)を網戸支持部(20)の開口部
(20b)から引き抜くことにより、網戸(9)を窓枠(5)から
外すことができる。
本実施例では、前述のようにして、障子(1)の下方に配
設した網戸(9)を窓枠(5)に対して着脱できるので、障子
(1)の開閉状態と無関係に、作業者が踏み台や脚立に乗
って屋内側から容易に網戸(9)を着脱することができ、
網戸(9)の清掃や洗浄が行ないやすい。
設した網戸(9)を窓枠(5)に対して着脱できるので、障子
(1)の開閉状態と無関係に、作業者が踏み台や脚立に乗
って屋内側から容易に網戸(9)を着脱することができ、
網戸(9)の清掃や洗浄が行ないやすい。
尚、前述した実施例では、係止具を網戸框の左,右框に
設けたが、本考案は係止具を網戸框の上框の左,右端部
などに設けてもよい。
設けたが、本考案は係止具を網戸框の上框の左,右端部
などに設けてもよい。
又、前述した実施例では、電動装置によって障子を開閉
するようにしたが、本考案は、操作棒を用いて屋内側か
ら手動操作によって障子を開閉するようにしてもよく、
この場合には、網戸框の下部に操作棒が挿脱される切欠
部を設け、電動装置に代えて開閉機構のケースを下部を
窓枠の内周側下部に設ければよく、網戸支持部は窓枠に
設けた網戸枠の下部に固定してもよい。
するようにしたが、本考案は、操作棒を用いて屋内側か
ら手動操作によって障子を開閉するようにしてもよく、
この場合には、網戸框の下部に操作棒が挿脱される切欠
部を設け、電動装置に代えて開閉機構のケースを下部を
窓枠の内周側下部に設ければよく、網戸支持部は窓枠に
設けた網戸枠の下部に固定してもよい。
そして、本実施例のように内,外窓ガラスを断熱空間を
介して2重に設けたものでは、断熱空間内に屋内側から
開閉できるブラインドや日除け用のカーテンなどを設け
てもよいが、本考案は、必ずしも内,外2重の窓ガラス
を有するものに限られることなく、1重の窓ガラスの天
窓にも適用できる。
介して2重に設けたものでは、断熱空間内に屋内側から
開閉できるブラインドや日除け用のカーテンなどを設け
てもよいが、本考案は、必ずしも内,外2重の窓ガラス
を有するものに限られることなく、1重の窓ガラスの天
窓にも適用できる。
以上説明したように、本考案によれば、係止具(12)を網
戸框(10)の少くとも左,右框(10a)の上部に取付けると
共に、網戸框(10)の下部を前記窓枠(5)の内周下部に配
設した網戸支持部(20)の段部(20a)外面に支持させ、前
記係止片(13a)を窓枠(5)の内周部に設けた網戸枠(17)の
上部外面に係脱可能に係止し、前記係止片(13a)と網戸
框(10)の上部とによって前記網戸枠(17)の上部を弾性挟
持したので、網戸の取付状態では、網戸框の下部が網戸
支持部の段部外面に比較的広い面積で支持されると共
に、前記網戸框の上部に取付けた係止具の係止片と網戸
框の上部とにより、網戸框と係止具との間に介在させた
ばねの弾発力によって、窓枠の網戸枠上部がしっかりと
挟持されて、網戸が窓枠に確実に保持され、網戸が落下
する恐れがない。
戸框(10)の少くとも左,右框(10a)の上部に取付けると
共に、網戸框(10)の下部を前記窓枠(5)の内周下部に配
設した網戸支持部(20)の段部(20a)外面に支持させ、前
記係止片(13a)を窓枠(5)の内周部に設けた網戸枠(17)の
上部外面に係脱可能に係止し、前記係止片(13a)と網戸
框(10)の上部とによって前記網戸枠(17)の上部を弾性挟
持したので、網戸の取付状態では、網戸框の下部が網戸
支持部の段部外面に比較的広い面積で支持されると共
に、前記網戸框の上部に取付けた係止具の係止片と網戸
框の上部とにより、網戸框と係止具との間に介在させた
ばねの弾発力によって、窓枠の網戸枠上部がしっかりと
挟持されて、網戸が窓枠に確実に保持され、網戸が落下
する恐れがない。
更に、この取付状態で、屋内側から踏み台や脚立などに
乗って、作業者が係止具の操作片を持ち、ばねの弾発力
に抗して係止片を網戸枠外面から離間させ、回動軸を中
心として係止具を回すことで、係止片の網戸枠への係止
を工具を用いることなく、容易に外すことができる。即
ち、網戸框の下部は網戸支持部の段部外面に広い面積で
支持されているので、斜め屋内側に網戸を引き出すだけ
で、網戸框の下部を網戸支持部の段部から外すことがで
き、このように簡単に窓枠から網戸を取り外すことがで
きる。
乗って、作業者が係止具の操作片を持ち、ばねの弾発力
に抗して係止片を網戸枠外面から離間させ、回動軸を中
心として係止具を回すことで、係止片の網戸枠への係止
を工具を用いることなく、容易に外すことができる。即
ち、網戸框の下部は網戸支持部の段部外面に広い面積で
支持されているので、斜め屋内側に網戸を引き出すだけ
で、網戸框の下部を網戸支持部の段部から外すことがで
き、このように簡単に窓枠から網戸を取り外すことがで
きる。
又、これとほぼ逆の手順で前記段部を利用して網戸を窓
枠に取付けることができるので、作業者にかかる網戸の
荷重は少くて済み、しかも屋内側から網戸の脱着作業が
障子を閉じたままで容易にできるという多くの効果を有
する。
枠に取付けることができるので、作業者にかかる網戸の
荷重は少くて済み、しかも屋内側から網戸の脱着作業が
障子を閉じたままで容易にできるという多くの効果を有
する。
第1図は本考案の一実施例による網戸取付装置を備えた
天窓の概略平面図、第2図及び第3図は第1図のA−A
線及びB−B線に沿う拡大断面図、第4図は網戸の底面
図である。 (1)……障子、(2)……障子框、 (2a)……外框、(2b)……内框、 (2c)……枢支軸部、(3a)……外窓ガラス、 (3b)……内窓ガラス、(4)……断熱空間、 (5)……窓枠、(5a)……屋内側部、 (5b)……内周起立部、(6)……枢支部材、 (6a)……受け部、(7)……シール材、 (8)……取付台、(9)……網戸、 (10)……網戸框、(10a)……左,右框、 (10b)……上框、(10c)……下框、 (11)……網、(12)……係止具、 (13)……回動軸、(13a)……係止片、 (13b)……外端部、(14)……操作片、 (15)……ビス、(16)……ばね、 (17)……網戸枠、(17a)……外周部、 (17b)……係合溝、(17c)……当接部、 (17d)……係止部、(18)……電動装置、 (19)……ケース、(20)……網戸支持部、 (20a)……段部、(20b)……開口部、 (20c)……抑え部。
天窓の概略平面図、第2図及び第3図は第1図のA−A
線及びB−B線に沿う拡大断面図、第4図は網戸の底面
図である。 (1)……障子、(2)……障子框、 (2a)……外框、(2b)……内框、 (2c)……枢支軸部、(3a)……外窓ガラス、 (3b)……内窓ガラス、(4)……断熱空間、 (5)……窓枠、(5a)……屋内側部、 (5b)……内周起立部、(6)……枢支部材、 (6a)……受け部、(7)……シール材、 (8)……取付台、(9)……網戸、 (10)……網戸框、(10a)……左,右框、 (10b)……上框、(10c)……下框、 (11)……網、(12)……係止具、 (13)……回動軸、(13a)……係止片、 (13b)……外端部、(14)……操作片、 (15)……ビス、(16)……ばね、 (17)……網戸枠、(17a)……外周部、 (17b)……係合溝、(17c)……当接部、 (17d)……係止部、(18)……電動装置、 (19)……ケース、(20)……網戸支持部、 (20a)……段部、(20b)……開口部、 (20c)……抑え部。
Claims (1)
- 【請求項1】障子框(2)の内周側に窓ガラスを張った障
子(1)を窓枠(5)に開閉可能に枢支した天窓の屋内側に、
網戸框(10)を内外方向に貫通する回動軸(13)と、この回
動軸(13)の外端部に設けて網戸框(10)の屋外側に配設し
た係止片(13a)と、回動軸(13)の内端部に設けて網戸框
(10)の屋内側に配設した操作片(14)と、この操作片(14)
と網戸框(10)との間に介在させたコイルばねとからなる
係止具(12)で網戸(9)を取付けた天窓の網戸取付装置に
おいて、 前記係止具(12)を網戸框(10)の少くとも左,右框(10a)
の上部に取付けると共に、網戸框(10)の下部を前記窓枠
(5)の内周下部に配設した網戸支持部(20)の段部(20a)外
面に支持させ、 前記係止片(13a)を窓枠(5)の内周部に設けた網戸枠(17)
の上部外面に係脱可能に係止し、 前記係止片(13a)と網戸框(10)の上部とによって前記網
戸枠(17)の上部を弾性挟持した ことを特徴とする天窓の網戸取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988000276U JPH0613301Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 天窓の網戸取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988000276U JPH0613301Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 天窓の網戸取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105124U JPH01105124U (ja) | 1989-07-14 |
JPH0613301Y2 true JPH0613301Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31199160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988000276U Expired - Lifetime JPH0613301Y2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 天窓の網戸取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613301Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002266569A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Nifco Inc | 網戸付窓および網戸固定ピース |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5251678U (ja) * | 1975-10-11 | 1977-04-13 | ||
JPS58128277U (ja) * | 1982-02-25 | 1983-08-31 | 新日軽株式会社 | 天窓の防虫装置 |
-
1988
- 1988-01-07 JP JP1988000276U patent/JPH0613301Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105124U (ja) | 1989-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6149698A (en) | Apparatus for installing a ventilation fan | |
DE69908116T2 (de) | Ein dachfenster mit einem oberen rahmenelement zur belüftung | |
US3879894A (en) | Sliding screen door | |
JPH0613301Y2 (ja) | 天窓の網戸取付装置 | |
US2926397A (en) | Window assembly | |
JP3024921B2 (ja) | 天 窓 | |
JPH0326861Y2 (ja) | ||
JP3129712B2 (ja) | 天 窓 | |
JP4347106B2 (ja) | 面格子の取付構造 | |
JP3224713B2 (ja) | 建物開口部用網戸の取付機構 | |
JP3540011B2 (ja) | 後付脱出面格子の取付施工方法 | |
JPH0325070Y2 (ja) | ||
JP3200423B2 (ja) | 天 窓 | |
JP3086778B2 (ja) | 通風扉 | |
JPH0536063Y2 (ja) | ||
JPS6319512Y2 (ja) | ||
JPH0145336Y2 (ja) | ||
JP2001020640A (ja) | 網戸用外れ止め | |
JPH0320471Y2 (ja) | ||
JPH0452374Y2 (ja) | ||
JPH0750544Y2 (ja) | 面格子の施錠装置 | |
JP3134216B2 (ja) | トップライトの突出し窓の取付構造 | |
JPH0828161A (ja) | 上げ下げサッシの網戸装置 | |
JPH0616060Y2 (ja) | ルーバーサッシの補助錠 | |
JP3022186U (ja) | 網戸収納雨戸 |