JPH06132725A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JPH06132725A
JPH06132725A JP28194392A JP28194392A JPH06132725A JP H06132725 A JPH06132725 A JP H06132725A JP 28194392 A JP28194392 A JP 28194392A JP 28194392 A JP28194392 A JP 28194392A JP H06132725 A JPH06132725 A JP H06132725A
Authority
JP
Japan
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power supply
terminal
circuit
oscillation
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP28194392A
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English (en)
Inventor
Yasushi Miyata
康司 宮田
Masaaki Ito
政明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は発振回路に関し、電源電流供給開始
時の貫通電流を低減する。 【構成】 電源端子5とグランドとの間に接続されたイ
ンバータ2と、電源端子5を介してインバータ2にバッ
テリEからの電源電流IE を供給するスイッチSと、イ
ンバータ2の入力端子と出力端子との間に接続された帰
還回路4に設けられ所定の発振周波数を設定する水晶発
振子3と、スイッチSによるインバータ2への電源電流
供給開始時においてインバータ2の入力端子に水晶発振
子3により設定される発振周波数よりも低い周波数のノ
イズを付与するランダムノイズジェネレータ12とによ
り構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば現場設置形全電池駆動
の温度圧力補正装置などに使用される発振回路として、
図3に示すような相捕型MOS−ICを増幅器として用
いた発振回路が知られている。図3に示す発振回路1
は、相捕型MOS−ICである例えばTC74HC04によ
り構成されるインバータ(増幅手段)2、例えば1MH
zの水晶発振子(設定手段)3と例えば1MΩの帰還抵
抗Rの並列回路により構成されインバータ2の入力端子
と出力端子間に接続される帰還回路4、インバータ2の
入力端子及び出力端子を交流的に接地する数十pFのコ
ンデンサC1 及びC 2 により構成される。インバータ2
の電源端子5には、バッテリEからの直流電源がスイッ
チ(スイッチ手段)Sを介して供給され、発振回路1は
水晶発振子3で決まる所定の発振周波数(1MHz)で
発振する。
【0003】インバータ2は、電源端子5とグランド間
にPチャネルMOSFET(MOS型電界効果トランジ
スタ)とNチャネルMOSFETとを直列に接続した負
荷を介して出力電圧を取り出す周知の構成であり、通常
は入力電圧e1 の値に応じてどちらか一方のFETのみ
がオンする構成のため、定常状態では極めて低消費電力
であることから、広く一般に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の発振回路では、スイッチSをオフからオンに切換え
て電源電流の供給を開始した直後の消費電流が大きくな
る欠点があった。
【0005】すなわち、スイッチSがオフからオンに切
換えられて水晶発振子3が発振を開始するまでは、イン
バータ2の入力電圧e1 と出力電圧e2 は共に電源電圧
Eの1/2の直流電圧となっているためインバータ2
は利得の大きな反転増幅器として動作しており、このと
き、PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFET
とが共にオンし、電源端子5から両FETのソース、ド
レインを貫通してグランドへ流れる貫通電流が流れ、図
4に示すとおり電源電流IE が増大する。
【0006】したがって、図5に示すとおり、時刻t1
でスイッチSがオンしてから水晶発振子3が発振を開始
し時間T1 後に入力電圧e1 がVE を中心に振れ出すま
では(同図(A)参照)、インバータ2への電源電流I
E が極めて大となる(同図(B)参照)問題があり、特
にバッテリEの内部インピーダンスZが高い場合や、電
源のオンオフを頻繁に行う場合に問題となっていた。
【0007】本発明は、上記の問題を解決した発振回路
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題は次のとおり
構成することにより解決される。
【0009】すなわち、電源端子と、電源端子とグラン
ドとの間に接続された増幅手段と、電源端子を介して増
幅手段にバッテリからの電源電流を供給するスイッチ手
段と、増幅手段の入力端子と出力端子との間に接続され
た帰還回路に設けられ、所定の発振周波数を設定する設
定手段と、スイッチ手段による増幅手段への電源電流供
給開始時において、増幅手段の入力端子に設定手段によ
り設定される発振周波数よりも低い周波数のノイズを付
与するノイズ付与手段とを具備することにより解決され
る。
【0010】
【作用】上記した増幅手段への電源電流供給開始時に増
幅手段の入力端子に発振周波数よりも低い周波数のノイ
ズを付与するノイズ付与手段を設けたことにより、入力
端子の電圧は電源端子の電圧の1/2の直流電圧を中心
としてノイズ電圧分だけ上下に振れるため、増幅手段の
入力端子の電圧が電源端子の電圧の1/2の電圧になる
時間は極めて短くなるよう作用する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例の回路図であり、同
図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。図1に示す発振回路11は、図3の発振
回路1にノイズ付与手段であるランダム・ノイズ・ジェ
ネレータ(Random NoiseGenerator ;RNG)12とカ
ップリングコンデンサC3 とを追加して設けた構成であ
る。
【0012】RNG12は周知の如く不特定の複数の周
波数成分を含むノイズを生成する発振器であり、その発
振出力は、設定手段である水晶発振子3で決まる発振回
路11の発振周波数の整数分の一の低い周波数成分を含
んでいる。スイッチSの開閉状態にかかわらず、RNG
12には常に所定の電源が供給されており、RNG12
の発振出力はコンデンサC3 を介して増幅手段であるイ
ンバータ2の入力端子に供給されている。
【0013】したがって、スイッチ手段であるスイッチ
Sがオンになった直後はインバータ2の入力電圧e1
電源電圧VE の1/2の直流電圧にRNG12からの発
振出力が重畳された電圧となっており、VE /2を中心
としてたとえば約300mVの振幅で不特定の周波数で
振れている。
【0014】このため、スイッチSがオフからオンに切
換って水晶発振子3が発振を開始するまでの間に入力電
圧e1 が電源電圧VE の1/2の電圧となる時間はほん
の一瞬とされ、ほとんど、前記したインバータ2の両F
ETのいずれかがオンしている状態となる。よって、電
源端子5を介して両FETのソース、ドレインを貫通し
てグランドに流れるバッテリEからの貫通電流(電源電
流IE )が大幅に低減され、図2(B)に示すとおり、
従来の発振回路に比べてインバータ2への電源電流IE
の増大が緩和される。
【0015】また、電源電流IE の増大が緩和されるこ
とによりバッテリEの内部インピーダンスZによるイン
バータ2に供給される電源電圧の低下が緩和されるた
め、図2(A)に示すとおり、時刻t1 においてスイッ
チSがオンに切換えられてから水晶発振子3が発振を開
始して定常状態となるまでの時間T2 が、従来の時間T
1 (図5参照)に比べ短縮される。
【0016】このように、バッテリEの内部インピーダ
ンスZが大きい場合でも、インバータ2への電源電流I
E の供給を開始してすぐに発振出力e2 を利用すること
が出来ると共に、上記したとおり電源電流IE を削減し
てバッテリの消耗を抑えることが可能になる。したがっ
て、スイッチSを頻繁にオンオフする間欠動作をさせる
場合に、特に有効である。
【0017】本実施例では、インバータ2の入力直流電
圧にRNG12からランダムノイズを重畳する構成とし
たが、スイッチSがオンになって水晶発振子3が発振を
開始するまでの間に入力電圧e1 ができるだけ電源電圧
E の1/2の電圧とならないように構成すればRNG
12を用いなくともよい。たとえば、他の回路装置に含
まれるCPUのクロックパルス等を利用することも考え
られる。
【0018】たとえば、現場設置形全電池駆動の温度圧
力補正装置では、数分間に1回間欠動作するA/Dコン
バータの水晶発振回路として本願発明の水晶発振回路が
使用されるが、この温度圧力補正装置には同様に間欠動
作するCPUが含まれている。したがって、本願発明の
水晶発振回路のノイズ付与手段としてこのCPUのクロ
ックパルスを使用することが出来る。この場合、水晶発
振子3の発振周波数成分の高調波を含むクロックパルス
であれば、上記実施例と同様の効果を得ることが出来
る。
【0019】また、ランダムノイズ又はクロックパルス
は、インバータ2への電源電流の供給を開始した時から
発振回路が安定に発振するまでの間、インバータ2の入
力直流電圧に重畳されればよい。
【0020】さらに、本実施例ではインバータを使用し
た水晶発振回路について説明したが、インバータに限ら
ず相捕型MOS−ICを帰還増幅器として使用し、例え
ばLC共振回路、セラロック(村田製作所の商品名)あ
るいはその他の共振子により発振周波数が設定される構
成の発振回路に本発明を適用することも考えられる。
【0021】尚、スイッチSの切換えは手動によって行
ってもよいし、たとえば現場設置形全電池駆動の温度圧
力補正装置などの他の外部装置の動作に応じた切換え信
号によって自動的に切換わるよう構成してもよい。
【0022】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、増幅手段へ
の電源電流の供給を開始した時に増幅手段の入力端子の
電圧が電源端子の電圧の1/2の電圧になる時間が極め
て短くなるため、増幅手段の貫通電流が大幅に低減され
て電源電流の供給を開始した直後の電源電流を低消費電
流とすることができ、また、バッテリの内部インピーダ
ンスによる電源電圧低下を緩和することができて回路が
安定に発振するまでの時間を短縮することができる等の
特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1の発振回路の動作説明図である。
【図3】従来の発振回路の一例の回路図である。
【図4】相捕型MOS−ICの動作説明図である。
【図5】図1の発振回路の動作説明図である。
【符号の説明】
1,11 水晶発振回路 2 インバータ(増幅手段) 3 水晶発振子(設定手段) 4 帰還回路 5 電源端子 12 RNG(ノイズ付与手段) S スイッチ(スイッチ手段) E バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源端子と、 該電源端子とグランドとの間に接続された増幅手段と、 前記電源端子を介して該増幅手段にバッテリからの電源
    電流を供給するスイッチ手段と、 前記増幅手段の入力端子と出力端子との間に接続された
    帰還回路に設けられ、所定の発振周波数を設定する設定
    手段と、 前記スイッチ手段による該増幅手段への電源電流供給開
    始時において、該増幅手段の入力端子に該設定手段によ
    り設定される発振周波数よりも低い周波数のノイズを付
    与するノイズ付与手段とを具備したことを特徴とする発
    振回路。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ付与手段は外部CPUからの
    クロックパルスであることを特徴とする請求項1記載の
    発振回路。
JP28194392A 1992-10-20 1992-10-20 発振回路 Pending JPH06132725A (ja)

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JP28194392A JPH06132725A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 発振回路

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JP28194392A JPH06132725A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 発振回路

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JPH06132725A true JPH06132725A (ja) 1994-05-13

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JP28194392A Pending JPH06132725A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 発振回路

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