JPH06132238A - 希釈排気装置 - Google Patents

希釈排気装置

Info

Publication number
JPH06132238A
JPH06132238A JP4307586A JP30758692A JPH06132238A JP H06132238 A JPH06132238 A JP H06132238A JP 4307586 A JP4307586 A JP 4307586A JP 30758692 A JP30758692 A JP 30758692A JP H06132238 A JPH06132238 A JP H06132238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
diluted
passage
inert gas
ejector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4307586A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Tanaka
英男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4307586A priority Critical patent/JPH06132238A/ja
Publication of JPH06132238A publication Critical patent/JPH06132238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被希釈ガスの濃度を低下させても被希釈ガス
放出装置側に多大な負圧がかからない希釈排気装置を提
供すること。 【構成】 被希釈ガスと不活性ガスとをエジェクター5
にて混合し、所定濃度にした被希釈ガスを排気する希釈
排気装置1で、エジェクター5を貫通する流通孔51の
入口5aに不活性ガスを供給する流入通路21を連通
し、絞り込み部5bに被希釈ガスを導入する導入通路2
2を連通し、さらに出口5cに所定濃度にした被希釈ガ
スを排気する排気通路23を取り付け、流入通路21と
導入通路22との間にバイパス通路24およびニードル
バルブ6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置等から
放出される毒性および可燃性ガス等を不活性ガスにて希
釈して排気する希釈排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において使用する拡散
装置や成膜装置等の半導体製造装置からは、毒性の高い
ガスや可燃性の高いガスが放出される。このようなガス
をそのまま排気すると非常に危険であるため、不活性ガ
スを用いて安全な濃度に希釈してから排気している。
【0003】この半導体製造装置から放出されるガスを
希釈して排気する希釈排気装置を図3のブロック図に基
づいて説明する。すなわち、この希釈排気装置1は、半
導体製造装置等の被希釈ガス放出装置8から放出される
水素等の被希釈ガスと、窒素等の不活性ガスとをエジェ
クター5にて混合して排気するものである。
【0004】エジェクター5には貫通する流通孔51が
設けられており、その入口5aには流入通路21が連通
状態で取り付けられている。また、不活性ガスの供給圧
力を調整する減圧弁2および開閉を行うバルブ3、さら
に流量を計測するための流量計4が設けられている。流
通孔51の略中央に設けられた絞り込み部5bには、被
希釈ガス放出装置8から放出される被希釈ガスを送り込
む導入通路22が取り付けられており、圧力計7にて導
入通路22内の圧力を計測している。また、流通孔51
の出口5cには、エジェクター5に供給される不活性ガ
スで所定の濃度に希釈された被希釈ガスを排気するため
の排気通路23が取り付けられている。
【0005】この希釈排気装置1を用いて排気を行うに
は、減圧弁2により不活性ガスを所定の圧力にしてバル
ブ3を開き、流入通路21を介してエジェクター5の流
通孔51に不活性ガスを供給する。エジェクター5に供
給された不活性ガスは、流通孔5の絞り込み部5bに流
れ込むことでその流速が増加して出口5cに流れる。こ
の流速の増加により絞り込み部5bに連通する導入通路
22内が負圧となり、被希釈ガスを流通孔51内に導入
することになる。これにより、被希釈ガスと不活性ガス
とが混合し、排気通路23を介してに所定濃度の被希釈
ガスが排出される。また、希釈濃度を薄くしたい場合に
は、不活性ガスの流量を増加すればよく、反対に希釈濃
度を濃くしたい場合には、不活性ガスの流量を減少すれ
ばよい。このような不活性ガスの流量調整により、安全
基準を満たす濃度にして被希釈ガスを排気する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな希釈排気装置には次のような問題がある。すなわ
ち、被希釈ガスの濃度を薄くする場合において、エジェ
クターに供給する不活性ガスの流量の増加にともない、
導入通路の圧力が低下することになり、被希釈ガス放出
装置側の圧力が低下することになる。この導入通路が被
希釈ガス放出装置の真空系に連通している場合には、導
入通路の圧力低下による真空系の真空度に悪影響を及ぼ
すことになる。特に、可燃性の被希釈ガスを排気する場
合には、安全基準を満たすために大量の不活性ガスをエ
ジェクターに供給する必要があり、被希釈ガス放出装置
側にかかる負圧が多大なものとなる。よって、本発明は
被希釈ガスの濃度を低下させても被希釈ガス放出装置側
に多大な負圧がかからない希釈排気装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された希釈排気装置である。すな
わち、被希釈ガス放出装置から放出される被希釈ガス
と、所定流量の不活性ガスとをエジェクターにて混合
し、被希釈ガスを所定濃度にして排気する希釈排気装置
であって、エジェクターの内部を貫通する流通孔の入口
に不活性ガスを供給するための流入通路を連通し、流通
孔の略中央に設けられた絞り込み部に被希釈ガス放出装
置から被希釈ガスを導入するための導入通路を連通し、
さらに流通孔の出口に所定濃度にした被希釈ガスを排気
するための排気通路を取り付けたもので、この流入通路
と導入通路との間にバイパス通路を設ける。また、この
バイパス通路には、導入通路に送り込む不活性ガスの流
量を調整するためのニードルバルブを設ける。
【0008】
【作用】流入通路と導入通路との間に設けられたバイパ
ス通路により、供給された不活性ガスが導入通路を介し
てエジェクターに送り込まれることになる。このため、
エジェクター内の流通孔の入口から絞り込み部に向けて
流れる不活性ガスの流量が低下することになり、導入通
路の圧力の低下が減少することになる。また、供給され
る不活性ガスの全体の量は変わらないため、排気通路に
送られる被希釈ガスの濃度の低減量は変わらない。この
バイパス通路にニードルバルブを設けることで、被希釈
ガスの濃度に応じて導入通路に送り込む不活性ガスの流
量を調整できることになる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の希釈排気装置の実施例を図
に基づいて説明する。図1は本発明の希釈排気装置を説
明するブロック図、図2はエジェクターを説明する断面
図である。すなわち、この希釈排気装置1は、半導体製
造装置等から成る被希釈ガス放出装置8から放出される
水素等の被希釈ガスと、窒素等の不活性ガスとをエジェ
クター5に送り込み、これらを混合することで所望の濃
度に希釈した被希釈ガスを排気するものである。
【0010】エジェクター5内には貫通する流通孔51
が設けられており、この入口5aに不活性ガスを供給す
るための流入通路21が連通しており、この流入通路2
1を流れる不活性ガスの流量を減圧弁2にて調整してい
る。また、不活性ガスの流れを開閉するバルブ3と流量
を計測する流量計4も設けられている。
【0011】エジェクター5内に設けられた流通孔51
の略中央には入口5aよりも内径の小さい絞り込み部5
bが設けられており(図2参照)、この絞り込み部5b
に被希釈ガス放出装置8から放出される被希釈ガスを導
入するための導入通路22が連通している。また、エジ
ェクター5内の流通孔51の出口5cには、不活性ガス
と被希釈ガスとの混合ガスを排気するための排気通路2
3が取り付けられている。
【0012】さらに、エジェクター5の流通孔51の入
口5aと連通する流入通路21と、絞り込み部5bに連
通する導入通路22との間には、バイパス通路24が設
けられており、不活性ガスの一部を導入通路22側に送
り込むようになっている。また、このバイパス通路24
にニードルバルブ6を取り付けて、導入通路22に送り
込む不活性ガスの流量を調整できるようにしてもよい。
【0013】次に、この希釈排気装置1を用いて排気を
行うには、減圧弁2を調整してバルブ3を開け、流量計
4を介して流入通路21側に不活性ガスを流す。この
際、流入通路21に設けられたバイパス通路24によ
り、供給される不活性ガスは流入通路21側とバイパス
通路24側とに分岐されることになる。図2に示すよう
に、エジェクター5内の流通孔51の入口5aから供給
される不活性ガスが絞り込み部5bに向けて流れること
によりその流速が増加して、絞り込み部5bと連通する
導入通路22内の圧力が低下し、水素等の被希釈ガスが
エジェクター5内に吸い込まれる。しかし、バイパス通
路24により供給される不活性ガスが分岐されているた
め、エジェクター5内の流通孔51の入口5aから絞り
込み部5bに向けて流れる不活性ガスの流量がその分低
減して、導入通路22の圧力低下が低減することにな
る。
【0014】また、この低減した分の不活性ガスは導入
通路22側に送り込まれ、被希釈ガスと一緒に絞り込み
部5bからエジェクター5内に導入される。したがっ
て、排気通路23に流れる不活性ガスの流量は、初めに
供給した不活性ガスの流量と変わることがない。そし
て、供給する不活性ガスの流量に応じて希釈された被希
釈ガスが排気通路23を介して排気されることになる。
【0015】このバイパス通路24にニードルバルブ6
を設けた場合には、バイパス通路24を介して導入通路
22に送り込まれる不活性ガスの流量を調整することが
できる。希釈濃度を変更する場合において、このニード
ルバルブ6にて調整することにより、被希釈ガス放出装
置8に多大な負圧をかけないよう排気できる最適な流量
にすることができる。特に排気ガスの安全基準が高い場
合には、エジェクター5に供給する不活性ガスの量が多
くなるため、ニードルバルブ6で調整を行う必要があ
る。
【0016】ここで、希釈排気の具体的な一例として、
100%の水素から成る被希釈ガスを4%以下に希釈し
て排気する場合について説明する。例えば、被希釈ガス
放出装置8から被希釈ガスが1l/minの流量で流れ
ている場合、窒素等の不活性ガスをバルブ3を開け流量
が25l/minとなるようにする。次に、ニードルバ
ルブ6を用いて、導入通路22に送り込む不活性ガスの
流量を調整し、そして、導入通路22に設けられた圧力
計7を用いて、導入通路22内の圧力が例えば50mm
Agとなるようにする。これにより、被希釈ガス放出装
置8側に多大な負圧をかけることなく、水素と窒素とが
エジェクター5で混合され、100%の水素を4%以下
に希釈して排気通路23から排気できることになる。
【0017】また、他の濃度に希釈する場合には、不活
性ガスの流量を調整するとともに、ニードルバルブ6を
調整して、導入通路22内の圧力を被希釈ガス放出装置
8に悪影響が及ばないようにすればよい。例えば、被希
釈ガス放出装置8として半導体製造装置を用いた場合に
おいて、この半導体製造装置の真空系とこの希釈排気装
置1とが連通していても、多大な負圧がこの真空系にか
かることがなくなる。なお、本発明の希釈排気装置1は
半導体製造装置に適応するものに限定されず、排気ガス
を放出する他の装置にも適応できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の希釈排気
装置によれば次のような効果がある。すなわち、被希釈
ガスの濃度を低減する場合において、エジェクターに供
給する不活性ガスの流量を増加しても、導入通路の圧力
低下を低減できるため、被希釈ガス放出装置側に悪影響
を及ぼす負圧をかけることがなくなる。このため、被希
釈ガス放出装置の動作が安定するため、製品の品質向上
につながることになる。また、不活性ガスをエジェクタ
ーに多量に供給する必要がある場合においても、所望の
希釈濃度を保持しつつ被希釈ガス放出装置に多大な負圧
をかけることがない。このため、排気ガスの希釈濃度に
関する安全基準が厳しい場合において本発明は特に有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の希釈排気装置を説明するブロック図で
ある。
【図2】エジェクターを説明する断面図である。
【図3】従来例を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 希釈排気装置 2 減圧弁 3 バルブ 4 流量計 5 エジェクター 5a 入口 5b 絞り込み部 5c 出口 6 ニードルバルブ 7 圧力計 8 被希釈ガス放出装 21 流入通路 22 導入通路 23 排気通路 24 バイパス通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被希釈ガス放出装置から放出される被希
    釈ガスと、所定流量の不活性ガスとをエジェクターにて
    混合し、該エジェクターから所定濃度にした被希釈ガス
    を排気する希釈排気装置であって、 前記エジェクターの内部を貫通する流通孔の入口と連通
    し、前記不活性ガスを供給するための流入通路と、 前記流通孔の略中央に設けられた絞り込み部と連通し、
    前記被希釈ガス放出装置から前記被希釈ガスを導入する
    ための導入通路と、 前記流通孔の出口に取り付けられ、前記所定濃度にした
    被希釈ガスを排気するための排気通路とが設けられ、 前記流入通路と前記導入通路との間にバイパス通路が設
    けられていることを特徴とする希釈排気装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス通路には、前記導入通路に
    送り込む不活性ガスの流量を調整するニードルバルブが
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の希釈排
    気装置。
JP4307586A 1992-10-20 1992-10-20 希釈排気装置 Pending JPH06132238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4307586A JPH06132238A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 希釈排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4307586A JPH06132238A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 希釈排気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06132238A true JPH06132238A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17970852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4307586A Pending JPH06132238A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 希釈排気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06132238A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222808A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置およびその圧力制御方法
JP2008081810A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Ulvac Japan Ltd 排気装置及び排気方法
JP2015202462A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 大陽日酸株式会社 排気ガス処理システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222808A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置およびその圧力制御方法
JP4597393B2 (ja) * 2001-01-29 2010-12-15 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置
JP2008081810A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Ulvac Japan Ltd 排気装置及び排気方法
JP2015202462A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 大陽日酸株式会社 排気ガス処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3332053B2 (ja) チャンバーへのガス供給方法
KR19990085442A (ko) 연속기체분사에 의한 반도체 박막증착장치
US5433238A (en) Pumping system for evacuating reactor chambers
KR20050033841A (ko) 반도체 제조 장치 및 반도체 제조 방법
US8029874B2 (en) Plasma processing apparatus and method for venting the same to atmosphere
JPH06132238A (ja) 希釈排気装置
WO2012017812A2 (ja) 真空分析装置
US6843809B2 (en) Vacuum/purge operation of loadlock chamber and method of transferring a wafer using said operation
JPH03255618A (ja) 縦型cvd装置
JPH05304099A (ja) 流量制御装置
JPS62143427A (ja) 処理ガス供給装置
JP2001007192A (ja) コンテナに貯蔵した物品の処理方法及びデバイス並びにそのデバイスを備えた設備
JPH08104984A (ja) ガス導入装置及び方法及びタングステン薄膜の形成方法
JPH06318116A (ja) ガス流量制御装置
JP2003167635A (ja) 背圧制御弁
CN114571029A (zh) 自动逆火恢复装置
KR100621799B1 (ko) 반도체 공정 챔버의 압력 조절 시스템
JP2003218042A (ja) ガス供給方法、ガス逆拡散防止方法、ガス逆拡散防止装置、ガス逆拡散防止機構付き操作弁、ガス逆拡散防止機構付き気化器、液体材料気化供給方法と液体材料気化供給装置、及び半導体製造装置におけるガス供給方法と半導体製造装置
JPH0729833A (ja) 反応ガス供給ポート
JPS6024017A (ja) 処理ガス圧力調整方法
JPH08111398A (ja) ドライエッチング方法
JPH0383898A (ja) 逆流防止機構付き有機金属原料供給装置
JPH03110072A (ja) 活性ガスプラズマアーク加工装置
JPH08139041A (ja) 減圧処理装置のガス給排装置及びガス導入方法
JPH10321636A (ja) 固体製造装置