JPH06130647A - 光学マスク及びその欠陥修正方法 - Google Patents

光学マスク及びその欠陥修正方法

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JPH06130647A
JPH06130647A JP4282693A JP28269392A JPH06130647A JP H06130647 A JPH06130647 A JP H06130647A JP 4282693 A JP4282693 A JP 4282693A JP 28269392 A JP28269392 A JP 28269392A JP H06130647 A JPH06130647 A JP H06130647A
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JP
Japan
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optical mask
phase
phase shifter
transparent film
phase shift
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JP4282693A
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English (en)
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Isamu Hairi
勇 羽入
Satoru Asai
了 浅井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/30Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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    • G03F1/72Repair or correction of mask defects

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学マスク及びその欠陥修正方法に関し、僅
かな手段を付加するのみで、位相シフタに生じた欠陥部
分を部分的に修正しても、位相シフタと位相シフタ再生
部分との接続部がウエハ上に転写されることがないよう
にする。 【構成】 石英基板11と透過光に位相差を与える為の
位相シフタ15との間に同じく透過光に所要の位相差を
与える為の透明膜14を介在させてあり、欠陥が生じた
場合には、欠陥部分及び下地の透明膜14を共に除去
し、新たな位相シフタ、或いは、新たな透明膜を形成す
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置などを製造
するのに必要な投影露光装置で用いる光学マスク及びそ
の光学マスクに発生する欠陥を修正する方法に関する。
【0002】現在、超LSI(large scale
integrated circuit)の開発に於
いては、高速化及び高集積化を実現する為、サブ・ミク
ロンからハーフ・ミクロンのパターンを形成することが
必要になってきた。例えば、4M−DRAM(dyna
mic random access memory)
では0.8〔μm〕が、また16M−DRAMでは0.
5〜0.6〔μm〕が設計ルールであり、更に64M−
DRAMでは0.3〔μm〕になろうとしている。
【0003】このような微細化を実現するには、パター
ン形成の基本であるリソグラフィ工程に於いて、量産性
及び解像性に優れた縮小投影露光装置(所謂ステッパ)
が必須のものとなっている。
【0004】然しながら、そのような装置の進歩よりも
微細化の進行が速い為、ステッパの公称解像度では得ら
れないようなサイズのパターン形成が要求されていると
ころであり、レジスト材料やレジスト・プロセス、或い
は光学マスクの改良で装置の限界を越えるような結果を
得る努力がなされている。
【0005】さて、装置限界を向上させる手段として、
前記したように、光学マスクの改良を上げることがで
き、これは、一部に露光光の位相を逆転させる位相板を
設けたものであって、位相シフト・マスクと呼ばれ、ま
た、そのような光学マスクを用いるリソグラフィ技術を
位相シフト・リソグラフィ法と呼んでいる。
【0006】他のリソグラフィ技術でも当然であるが、
位相シフト・リソグラフィ法に於いても、欠陥がない光
学マスクが必要である。然しながら、従来の技術に依っ
た場合、光学マスク上に新たに位相シフタを形成するよ
うにしていることから、欠陥が発生することを回避でき
ない状態にある。
【0007】従って、パターン微細化に有効な位相シフ
ト・リソグラフィ法を超LSIの製造に用いる為には、
欠陥を発生し難い構成の光学マスクの実現が重要である
と共に発生した欠陥を簡単且つ良好に修正する方法の実
現も重要である。
【0008】
【従来の技術】一般に、位相シフト・リソグラフィ技術
を実施する際に用いる光学マスクである位相シフト光学
マスクに発生する位相シフタの欠陥としては、位相シフ
タが必要とされる部分に存在していないか、或いは、存
在していても、一部が欠損している場合、不要な部分に
位相シフタ材が被着されている場合の二通りがある。
【0009】図28乃至図32は位相シフト・リソグラ
フィ法を実施する際に用いる光学マスクである位相シフ
ト光学マスクに発生した欠陥を修正する方法を解説する
為の工程要所に於ける位相シフト光学マスクの要部切断
側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明す
る。尚、ここでは、石英基板1にCrからなる遮光パタ
ーン膜2及びそれを覆うエッチング停止層3を形成した
光学マスクに位相シフタ4を形成したところ、その位相
シフタ4に欠陥が発生したので、それを修正する場合の
事例を挙げて説明する。
【0010】図28参照 28−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、蒸着
法、リフト・オフ法を適用することに依って、光学マス
ク上にSiO2 からなる位相シフタ4を形成し、位相シ
フト光学マスクを作成したところ、位相シフタ4に欠陥
部分4Aが発生した。
【0011】図29参照 29−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用す
ることに依り、欠陥部分4Aをもつ位相シフタ4を露出
させる開口5Aをもつレジスト膜5を形成する。
【0012】図30参照 30−(1) レジスト膜5をマスクとして欠陥部分4Aをもつ位相シ
フタ4のエッチングを行なって除去する。
【0013】図31参照 31−(1) レジスト膜5を残したまま、蒸着法を適用することに依
ってSiO2 膜を形成する。
【0014】図32参照 32−(1) レジスト剥離液中に全体を浸漬してレジスト膜5を剥離
するリフト・オフ法に依って、前記工程31−(1)で
形成したSiO2 膜のパターニングを行い新たな位相シ
フタ6を完成する。
【0015】図33乃至図36は前記図28乃至図32
について説明した欠陥とは異なる欠陥を修正する方法を
解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスクの
要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ
説明する。尚、ここでは、石英基板1にCr膜からなる
遮光パターン膜2及びそれを覆うエッチング停止層3が
形成した光学マスクに位相シフタ4を形成したところ、
位相シフタが存在してはならない部分に位相シフタ材が
被着されたので、それを修正する場合の事例を挙げて説
明する。
【0016】図33参照 33−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、蒸着
法、リフト・オフ法を適用することに依って、光学マス
ク上にSiO2 からなる位相シフタ4を形成し、位相シ
フト光学マスクを作成したところ、位相シフタが存在し
てはならない箇所に位相シフタ材からなる残留物4Bが
生成された。
【0017】図34参照 34−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用す
ることに依り、位相シフタ材からなる残留物4Bを露出
させる開口5Aをもつレジスト膜5を形成する。
【0018】図35参照 35−(1) レジスト膜5をマスクとして位相シフタ材からなる残留
物4Bのエッチングを行なって除去する。
【0019】図36参照 36−(1) レジスト剥離液中に全体を浸漬してレジスト膜5を剥離
し、残留物4Bがなく且つ所要の位相シフタ4のみをも
つ位相シフト光学マスクを完成する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図28乃至図32と図
33乃至図36について解説した欠陥を修正する方法の
うち、図28乃至図32について解説した欠陥の修正に
は二通りの方法があり、その説明は平面図を参照すると
理解し易い。
【0021】図37は欠陥の修正について説明するため
の位相シフト光学マスクを表す要部平面図であり、図2
8乃至図32に於いて用いた記号と同記号は同部分を表
すか或いは同じ意味を持つものとする。尚、図37で
は、簡明にする為、エッチング停止層3を省略してあ
る。
【0022】図に於いて、7は位相が0°のパターン、
即ち、Crからなる遮光パターン膜2が存在しない領
域、8は180°の位相差を与えるSiO2 からなる位
相シフタ、8Aは位相シフタ8に生成された欠陥部分を
それぞれ示している。
【0023】さて、図37の場合、欠陥部分8Aをもつ
位相シフタ8は全て除去し、必要とする位相シフタを改
めて形成するのが一つの方法である。然しながら、この
場合、連続した大きな面積の位相シフタを全て修正の対
象にすることになるから、修正時のパターニングに必要
な修正用マスク・データを元のマスク・データから抽出
するのに手間が掛かり、しかも、露光には高い精度の露
光機が必要である。また、例えば配線パターンやメモリ
に於けるビット線及びワード線などの長いパターンで
は、修正時のパターニングに長時間を必要とするのは勿
論のこと、修正の領域が広いので、新たな欠陥が発生す
る虞がある。
【0024】図37について説明した方法の他、欠陥部
分8Aを部分的に修正する方法も考えられている。図3
8及び図39は欠陥の修正について説明するための位相
シフト光学マスクを表す要部平面図であり、図28乃至
図32と図37に於いて用いた記号と同記号は同部分を
表すか或いは同じ意味を持つものとする。尚、図38並
びに図39では、簡明にする為、エッチング停止層3を
省略してある。
【0025】図38参照 38−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用す
ることに依り、欠陥部分8Aを表出させる開口9を有す
るレジスト膜(図示せず)を形成する。 38−(2) 前記工程38−(1)で形成したレジスト膜をマスクと
し且つエッチャントを緩衝フッ化水素酸(HF+NH4
F)とするウエット・エッチング法を適用することに依
り、欠陥部分8Aを含む位相シフタ8の一部を除去す
る。
【0026】図39参照 39−(1) 前記工程39−(1)で形成したレジスト膜を残した状
態で蒸着法を適用することに依って全面にSiO2 膜を
形成する。 39−(2) レジスト剥離液中に全体を浸漬してレジスト膜を剥離す
るリフト・オフ法に依って、前記工程39−(1)で形
成したSiO2 膜のパターニングを行い、新たな位相シ
フタ再生部分8Bを形成する。
【0027】このように、欠陥部分8Aをもつ位相シフ
タ8の部分的な修正を行なった場合、位相シフタ8と位
相シフタ再生部分8Bとは一体化されず、それらの接続
部に位相差が0°の部分、即ち、位相シフタ8に依って
シフトされる位相とは異なる位相の部分が生成されてし
まい、それがウエハ上に転写される旨の問題がある。
【0028】本発明は、僅かな手段を付加するのみで、
位相シフタに生じた欠陥部分を部分的に修正しても、位
相シフタと位相シフタ再生部分との接続部がウエハ上に
転写されることがないようにする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明では、位相シフタ
と位相シフタ再生部分との間に不連続な接続部が存在し
ても、予め、そこに所要の位相差をもたせるようにし
て、ウエハには転写され難いようにすることが基本にな
っている。
【0030】前記したところから、本発明に依る光学マ
スク及びその欠陥修正方法に於いては、 (1)光学マスク基板(例えば石英基板11)と透過光
に位相差を与える為の位相シフタ(例えば位相シフタ1
5)との間に同じく透過光に所要の位相差を与える為の
透明膜(例えば透明膜14)を介在させてなることを特
徴とするか、或いは、
【0031】(2)前記(1)に於いて、光学マスク基
板と透過光に所要の位相差を与える為の透明膜との間に
エッチング停止層(例えばエッチング停止層13)を介
在させてなることを特徴とするか、或いは、
【0032】(3)前記(1)に於いて、透過光に所要
の位相差を与える為の透明膜と位相シフタとの間にエッ
チング停止層を介在させてなることを特徴とするか、或
いは、
【0033】(4)透過光に所要の位相差を与える透明
膜(例えば透明膜14)及び同じく透過光に位相差を与
える為の位相シフタ(例えば位相シフタ15)が順に形
成された光学マスク基板(例えば石英基板11)の前記
位相シフタに於ける欠陥部分(例えば欠陥部分15A)
を下地の前記透明膜と共に除去する工程と、次いで、前
記除去が行なわれた跡に前記透明膜及び前記位相シフタ
が与える位相差に実質的に等しい位相差を与える新たな
位相シフタ(例えば新たな位相シフタ17)を形成する
工程とが含まれてなることを特徴とするか、或いは、
【0034】(5)透過光に所要の位相差を与える透明
膜及び同じく透過光に位相差を与える為の位相シフタが
順に形成された光学マスク基板の前記位相シフタが存在
してはならない部分に生成された前記位相シフタ材から
なる残留物(例えば残留物16)を下地の前記透明膜と
共に除去する工程と、次いで、前記除去が行なわれた跡
に前記透明膜が与える位相差に実質的に等しい位相差を
与える新たな透明膜(例えば新たな透明膜14A)を形
成する工程とが含まれてなることを特徴とする。
【0035】
【作用】本発明に依った場合、透過光に位相差を与える
ことが可能な透明膜を位相シフタとは別に形成する旨の
極めて僅かな手段を付加するのみで、位相シフタに生じ
た欠陥部分を局部的に修正しても、位相シフタと位相シ
フタ再生部分との接続部である位相欠陥部がウエハ上に
転写されるのを防止することができる。
【0036】
【実施例】図1は本発明一実施例を解説する為の位相シ
フト光学マスクを表す要部切断側面図である。図に於い
て、11は光学マスク基板である石英基板、12は厚さ
例えば800〔Å〕のCrからなる遮光パターン膜、1
3は例えば酸化アルミニウムからなるエッチング停止
層、14は例えば90°の位相差を与えるSiO2 から
なる透明膜、15は例えば180°の位相差を与えるS
iO2 からなる位相シフタをそれぞれ示している。
【0037】図2は図1に見られる位相シフト光学マト
リクスを作成する際に生成される欠陥を修正する方法の
一実施例について解説する為の工程要所に於ける位相シ
フト光学マスクを表す要部平面図であり、そして、図3
乃至図7は図2に見られる線X1−X1に沿って切断し
た要部切断側面図、図8乃至図12は図2に見られる線
Y1−Y1に沿って切断した要部切断側面図であり、以
下、これ等の図を参照しつつ詳細に説明する。尚、特に
断らないが、図2は適宜参照するものとし、また、ここ
では位相シフタ自体に欠陥が生じたので、それを修正す
る場合を対象としている。
【0038】図3及び図8参照 3−(1) 通常の技法を適用することに依り、石英基板11にCr
からなる遮光パターン膜12及びそれを覆う厚さ例えば
1100〔Å〕の酸化アルミニウムからなるエッチング
停止層13を形成して光学マスクを作成する。 3−(2) 蒸着法を適用することに依り、エッチング停止層13上
に厚さが約1900〔Å〕のSiO2 からなる透明膜1
4を形成する。尚、この透明膜14は、i線(365
〔nm〕)を用いた場合に90°の位相差を与える。
【0039】3−(3) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、蒸着
法、リフト・オフ法を適用することに依り、透明膜14
上に厚さ例えば3800〔Å〕SiO2 からなる位相シ
フタ15を形成し、位相シフト光学マスクを作成したと
ころ、位相シフタ15に欠陥部分15Aが発生した。
尚、位相シフタ15は、正常であれば、i線を用いた場
合に180°の位相差を与える。
【0040】図4及び図9参照 4−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用す
ることに依って、欠陥部分15Aをもつ位相シフタ15
を露出させる開口19Aをもつレジスト膜19を形成す
る。
【0041】図5及び図10参照 5−(1) レジスト膜15をマスクとしてエッチャントを緩衝フッ
化水素酸とするウエット・エッチング法、或いはエッチ
ング・ガスをCF4 系ガスとするドライ・エッチング法
を適用することに依って、欠陥部分15Aをもつ位相シ
フタ15及び開口19A内に表出される透明膜14のエ
ッチングを行なって除去する。この工程を経ると、開口
19A内には、エッチング停止層13の一部が表出され
る。
【0042】図6及び図11参照 6−(1) 開口19Aをもつレジスト膜19を残したまま、蒸着法
を適用することに依って厚さ例えば5700〔Å〕のS
iO2 膜を形成する。
【0043】図7及び図12参照 7−(1) レジスト剥離液中に全体を浸漬し、前記工程6−(1)
で形成したSiO2膜が積層されているレジスト膜19
を剥離するリフト・オフ法を適用することに依り、Si
2 膜のパターニングを行なって新たな位相シフタ17
を完成する。尚、この位相シフタ17は、前記した通り
厚さが5700〔Å〕であるから、i線を用いた場合に
270°の位相差を与える。
【0044】このようにして得られた位相シフト光学マ
スクに於いて、欠陥を修正した際に生じた接続部18に
於ける位相差は透明膜14を有する光透過部に対し−9
0°になる。
【0045】前記実施例では、本来の位相シフタ15と
欠陥部分15Aを修正することで新たに形成した位相シ
フタ17との間には接続部18が生成され、その接続部
18は換言すると位相欠陥と表現すべき部分である。こ
こで、透明膜14のみが存在する光透過部を0°透過部
とすると、位相シフタ15或いは位相シフタ17が存在
する光透過部は0°透過部に対して180°透過部であ
り、前記位相欠陥がある接続部18は透明膜14も無く
なっていて、0°透過部に対して−90°(90°でも
同じ)透過部となっている。
【0046】図13は位相シフタ自体に発生した欠陥部
分を本発明に依って修正した場合の修正部分近傍に於け
る光強度分布を説明する為の光強度対位置の関係を表す
線図であり、縦軸には光強度を、また、横軸には位置を
それぞれ採ってある。図に於いて、実線は前記実施例に
依って位相シフタの欠陥部分を修正した場合に於ける特
性線であり、0°透過部に対して、位相欠陥がある接続
部18に於ける位相差は90°である。また、破線は比
較の為に挙げた前記実施例に依らない場合の特性線であ
り、0°透過部に対して位相差が0°である。尚、図で
は、横軸に於ける0.0なる位置が接続部18の中心と
考えて良い。図から判るように、接続部18に於ける位
相差が90°の場合に於ける光強度の低下は少ないが、
位相差が0°の場合には落ち込みが大きくなっている。
【0047】図14は位相シフタ自体に発生した欠陥部
分を本発明に依ることなく修正した場合の修正部分近傍
に於ける光強度分布を説明する為の光強度対位置の関係
を表す線図であり、この場合、縦軸及び横軸には位置を
採ってあり、光強度は等高線で表してある。
【0048】ここに示したデータは、図7或いは図12
に見られる位相シフト光学マスクと同様な位相シフト光
学マスクではあるが、位相欠陥部である接続部の位相が
0°であるものを用いて露光を行った場合のウエハ面上
での光強度、即ちマスクの投影像に於ける光強度分布を
等高線で示したものであり、光強度は充分に広い光透過
部での光の強さで正規化してある。
【0049】図の横軸に0.0で指示された位置は、位
相が0°である接続部の中心であって、この位相欠陥部
での光強度は0.4程度にまで低下している。通常、ポ
ジ型レジストを用いた場合、露光した際の光強度が0.
3程度以上になった部分ではレジストが現像され、従っ
て、パターンが形成される。このようなことから、図示
の上下二つの等高線のうち、上側の等高線は、位相欠陥
部である接続部で等高線が細くなっている。実際には、
前記した位相欠陥に依って光強度が0.4程度に落ち込
んでいることから、図示されている以上に細くなり、ま
た、ウエハがステッパに於けるレンズの焦点位置からず
れるとパターン切れしてしまう。尚、図はステッパに於
けるレンズの焦点が合った状態である。
【0050】図15は位相シフタ自体に発生した欠陥部
分を本発明に依って修正した場合の修正部分近傍に於け
る光強度分布を説明する為の光強度対位置の関係を表す
線図であり、この場合も、縦軸及び横軸には位置を採っ
てあり、光強度は等高線で表してある。
【0051】このデータは、図7或いは図12に見られ
る位相シフト光学マスクを用いて露光を行った場合のウ
エハ面上での光強度、即ちマスクの投影像に於ける光強
度分布を等高線で示したものであり、光強度は充分に広
い光透過部での光の強さで正規化してある。
【0052】図の横軸に0.0で指示された位置は、本
発明に於けるように位相が90°になっている接続部1
8の中心であり、位相欠陥部での光強度は0.6となっ
ている。ここで、光強度が0.3である等高線を見ると
理解できるが、殆ど細っていないことが看取される。
【0053】前記したように、位相が90°である接続
部18をもつ位相シフト光学マスクでは、位相が0°で
ある接続部をもつ位相シフト光学マスクに比較して、接
続部18に於ける光強度の低下が少ないのであるが、そ
の理由は、接続部18及びその近傍の180°部を透過
した光のウエハ上での回折光を考えると理解できる。
【0054】例えば、図12に於いて、90°透過部で
ある接続部18を中心において考えると、その左右には
180°透過部である位相シフタ15及び17が存在し
ている。それ等を透過してウエハ上に到達する回折光を
足し合わせたものが、合成した回折光振幅であって、そ
れを二乗したものが光強度となる。
【0055】ここで、接続部が0°透過部であれば、1
80°透過部である位相シフタ15及び17を透過した
回折光とは完全な逆位相であるから、その分、合成され
た回折光振幅は小さくなってしまう。ところが、本発明
に於けるように、接続部18が90°透過部であれば、
そこを透過した回折光及び180°透過部を透過した回
折光を合成すると回折光振幅は大きくなるのであり、こ
れらは、回折光振幅をベクトルで表して合成を行えば直
ちに理解されるところである。
【0056】図16乃至図25は図1に見られる位相シ
フト光学マスクを作成する際に生成される欠陥を修正す
る方法の他の実施例について解説する為の工程要所に於
ける位相シフト光学マスクを表すもので、図16乃至図
20は図2に見られる線X2−X2に沿って切断した要
部切断側面図、図21乃至図25は図2に見られる線Y
2−Y2に沿って切断した要部切断側面図であり、以
下、これ等の図を参照しつつ詳細に説明する。尚、本実
施例でも特に断らないが、図2は適宜参照するものと
し、また、ここでは位相シフタが存在してはならない部
分に位相シフタ材が被着されたので、それを修正する場
合を対象としている。
【0057】図16及び図21参照 16−(1) 通常の技法を適用することに依り、石英基板11にCr
からなる遮光パターン膜12及びそれを覆う厚さ例えば
1100〔Å〕の酸化アルミニウムからなるエッチング
停止層13を形成して光学マスクを作成する。 16−(2) 蒸着法を適用することに依り、エッチング停止層13上
に厚さが約1900〔Å〕のSiO2 からなる透明膜1
4を形成する。尚、この透明膜14は、i線(365
〔nm〕)を用いた場合に90°の位相差を与える。
【0058】16−(3) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、蒸着
法、リフト・オフ法を適用することに依り、透明膜14
上に厚さ例えば3800〔Å〕SiO2 からなる位相シ
フタ15を形成し、位相シフト光学マスクを作成したと
ころ、位相シフタが存在してはならない箇所に位相シフ
タ材からなる残留物16が生成された。尚、正常に形成
された位相シフタ15は、i線を用いた場合に180°
の位相差を与える。
【0059】図17及び図22参照 17−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用す
ることに依って、位相シフタ材からなる残留物16を露
出させる開口19Aをもつレジスト膜19を形成する。
【0060】図18及び図23参照 18−(1) レジスト膜19をマスクとしてエッチャントを緩衝フッ
化水素酸とするウエット・エッチング法を適用すること
に依って、残留物16及び開口19A内に表出される透
明膜14のエッチングを行なって除去する。この工程を
経ると、開口19A内には、エッチング停止層13の一
部が表出される。
【0061】図19及び図24参照 19−(1) 開口19Aをもつレジスト膜19を残したまま、蒸着法
を適用することに依って厚さ例えば1900〔Å〕のS
iO2 膜を形成する。
【0062】図20及び図25参照 20−(1) レジスト剥離液中に全体を浸漬して、前記工程19−
(1)で形成したSiO2 膜が積層されているレジスト
膜19を剥離するリフト・オフ法を適用することに依
り、SiO2 膜のパターニングを行なって新たな透明膜
14Aを完成する。尚、この透明膜14Aは、前記した
通り、厚さが1900〔Å〕であって、i線を用いた場
合に90°の位相差を与える。
【0063】このようにして得られた位相シフト光学マ
スクに於いて、欠陥を修正することに依って生じた接続
部18に於ける位相差は透明膜14を有する光透過部に
対して−90°であり、図3乃至図12について説明し
た工程を採って得られた位相シフト光学マスクと同じ原
理で接続部18のウエハ上への転写は実用上無視できる
程度に緩和される。
【0064】図26は本発明一実施例を解説する為の位
相シフト光学マスクを表す要部切断側面図であり、図1
に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同
じ意味を持つものとする。図から明らかなように、本実
施例では、石英基板11と遮光パターン膜12との間に
エッチング停止層13、透明膜14、位相シフタ15が
積層して介挿された構成になっていて、図1に見られる
実施例と比較すると、遮光パターン膜12が表面に在る
点が顕著に相違している。
【0065】このようにすると、透明膜14の形成を遮
光膜12の形成及びパターニングに先立って行うことが
できる為、透明膜14の形成時に不良及び欠陥が生じた
ものは検査して排除することができる。即ち、マスク作
成工程に於いて、大変な手間を必要とするパターニング
工程に入る前に透明膜付きのマスク基板として常に完全
なものを用意することができる。
【0066】図27は本発明一実施例を解説する為の位
相シフト光学マスクを表す要部切断側面図であり、図1
に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同
じ意味を持つものとする。図から明らかなように、本実
施例では、石英基板11と遮光パターン膜12との間に
エッチング停止層13、透明膜14が積層して介挿さ
れ、位相シフタ15は、図1に見られる実施例と同様、
表面に在る構成になっている。この場合もパターニング
工程に入る前にエッチング停止層13と透明膜14が形
成された良品のマスク基板のみを用いることができる。
【0067】本発明に於いては、前記図示説明した実施
例の他、多くの改変を実施することができ、例えば透明
膜14と位相シフタ15との間にエッチング停止層13
を介在させたり、また、透明膜14の膜厚は90°+1
80°×n(n:整数)の位相差を与えるものであって
良く、更にまた、遮光パターン膜をもたない、所謂、ク
ロムレス位相シフト光学マスクにも適用することができ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明に依る光学マスク及びその欠陥修
正方法に於いては、光学マスク基板と透過光に位相差を
与える為の位相シフタとの間に同じく透過光に所要の位
相差を与える為の透明膜を介在させてあり、欠陥が生じ
た場合には、欠陥部分及び下地の透明膜を共に除去し、
新たな位相シフタ或いは新たな透明膜を形成する。
【0069】前記構成を採ると、透過光に位相差を与え
ることが可能な透明膜を位相シフタとは別に形成する旨
の極めて僅かな手段を付加するのみで、位相シフタに生
じた欠陥部分を局部的に修正しても、位相シフタと位相
シフタ再生部分との接続部である位相欠陥部がウエハ上
に転写されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例を解説する為の位相シフト光学
マスクを表す要部切断側面図である。
【図2】図1に見られる位相シフト光学マトリクスを作
成する際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部平面図である。
【図3】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成す
る際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につい
て解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスク
を表す要部切断側面図である。
【図4】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成す
る際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につい
て解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスク
を表す要部切断側面図である。
【図5】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成す
る際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につい
て解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスク
を表す要部切断側面図である。
【図6】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成す
る際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につい
て解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスク
を表す要部切断側面図である。
【図7】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成す
る際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につい
て解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスク
を表す要部切断側面図である。
【図8】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成す
る際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につい
て解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスク
を表す要部切断側面図である。
【図9】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成す
る際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につい
て解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マスク
を表す要部切断側面図である。
【図10】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につ
いて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マス
クを表す要部切断側面図である。
【図11】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につ
いて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マス
クを表す要部切断側面図である。
【図12】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の一実施例につ
いて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マス
クを表す要部切断側面図である。
【図13】位相シフタ自体に発生した欠陥部分を本発明
に依って修正した場合の修正部分近傍に於ける光強度分
布を説明する為の光強度対位置の関係を表す線図であ
る。
【図14】位相シフタ自体に発生した欠陥部分を本発明
に依ることなく修正した場合の修正部分近傍に於ける光
強度分布を説明する為の光強度対位置の関係を表す線図
である。
【図15】位相シフタ自体に発生した欠陥部分を本発明
に依って修正した場合の修正部分近傍に於ける光強度分
布を説明する為の光強度対位置の関係を表す線図であ
る。
【図16】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図17】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図18】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図19】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図20】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図21】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図22】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図23】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図24】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図25】図1に見られる位相シフト光学マスクを作成
する際に生成される欠陥を修正する方法の他の実施例に
ついて解説する為の工程要所に於ける位相シフト光学マ
スクを表す要部切断側面図である。
【図26】本発明一実施例を解説する為の位相シフト光
学マスクを表す要部切断側面図である。
【図27】本発明一実施例を解説する為の位相シフト光
学マスクを表す要部切断側面図である。
【図28】位相シフト・リソグラフィ法を実施する際に
用いる光学マスクである位相シフト光学マスクに発生し
た欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於ける
位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図29】位相シフト・リソグラフィ法を実施する際に
用いる光学マスクである位相シフト光学マスクに発生し
た欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於ける
位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図30】位相シフト・リソグラフィ法を実施する際に
用いる光学マスクである位相シフト光学マスクに発生し
た欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於ける
位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図31】位相シフト・リソグラフィ法を実施する際に
用いる光学マスクである位相シフト光学マスクに発生し
た欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於ける
位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図32】位相シフト・リソグラフィ法を実施する際に
用いる光学マスクである位相シフト光学マスクに発生し
た欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於ける
位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図33】図14乃至図18について説明した欠陥とは
異なる欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於
ける位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図34】図28乃至図32について説明した欠陥とは
異なる欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於
ける位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図35】図28乃至図32について説明した欠陥とは
異なる欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於
ける位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図36】図28乃至図32について説明した欠陥とは
異なる欠陥を修正する方法を解説する為の工程要所に於
ける位相シフト光学マスクの要部切断側面図である。
【図37】欠陥の修正について説明するための位相シフ
ト光学マスクを表す要部平面図である。
【図38】欠陥の修正について説明するための位相シフ
ト光学マスクを表す要部平面図である。
【図39】欠陥の修正について説明するための位相シフ
ト光学マスクを表す要部平面図である。
【符号の説明】
11:光学マスク基板である石英基板 12:Crからなる遮光パターン膜 13:酸化アルミニウムからなるエッチング停止層 14:SiO2 からなる透明膜 15:SiO2 からなる位相シフタ 15A:欠陥部分 16:残留物 17:新たな位相シフタ 18:接続部 19:レジスト膜 19A:開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学マスク基板と透過光に位相差を与える
    為の位相シフタとの間に同じく透過光に所要の位相差を
    与える為の透明膜を介在させてなることを特徴とする光
    学マスク。
  2. 【請求項2】光学マスク基板と透過光に所要の位相差を
    与える為の透明膜との間にエッチング停止層を介在させ
    てなることを特徴とする請求項1記載の光学マスク。
  3. 【請求項3】透過光に所要の位相差を与える為の透明膜
    と位相シフタとの間にエッチング停止層を介在させてな
    ることを特徴とする請求項1記載の光学マスク。
  4. 【請求項4】透過光に所要の位相差を与える透明膜及び
    同じく透過光に位相差を与える為の位相シフタが順に形
    成された光学マスク基板の前記位相シフタに於ける欠陥
    部分を下地の前記透明膜と共に除去する工程と、 次いで、前記除去が行なわれた跡に前記透明膜及び前記
    位相シフタが与える位相差に実質的に等しい位相差を与
    える新たな位相シフタを形成する工程とが含まれてなる
    ことを特徴とする光学マスクの欠陥修正方法。
  5. 【請求項5】透過光に所要の位相差を与える透明膜及び
    同じく透過光に位相差を与える為の位相シフタが順に形
    成された光学マスク基板の前記位相シフタが存在しては
    ならない部分に生成された前記位相シフタ材からなる残
    留物を下地の前記透明膜と共に除去する工程と、 次いで、前記除去が行なわれた跡に前記透明膜が与える
    位相差に実質的に等しい位相差を与える新たな透明膜を
    形成する工程とが含まれてなることを特徴とする光学マ
    スクの欠陥修正方法。
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