JPH06130483A - データ写し込み可能なカメラ - Google Patents

データ写し込み可能なカメラ

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JPH06130483A
JPH06130483A JP27870192A JP27870192A JPH06130483A JP H06130483 A JPH06130483 A JP H06130483A JP 27870192 A JP27870192 A JP 27870192A JP 27870192 A JP27870192 A JP 27870192A JP H06130483 A JPH06130483 A JP H06130483A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真撮影を制御する制御回路にデータ写し込
み手段を付設したデータ写し込み可能なカメラにおい
て、写し込むべきデータに応じて中央処理装置(CP
U)の起動の間隔を適宜に変化させ、消費電流を低減す
る。 【構成】 写真撮影を制御する制御回路1内に、起動信
号出力手段7を内蔵しており、短時間計時手段5より1
分ごとに第1の起動信号が、長時間計時手段6より10
分ごとに第2の起動信号が起動信号検出手段8に供給さ
れる構成で、データ写しこみが時刻モード(分単位の表
示)に設定されている場合、第1の起動信号によってC
PU9を起動し、メモリ9dの時刻データに1分ずつ加
算する。日付モード(日単位の表示)に設定されている
場合、第2の起動信号によってCPU9を起動し、時刻
データに10分ずつ加算する。写真撮影時には、メモリ
9dの日付または時刻データを写し込み手段18に出力
し、フィルムに写し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時刻や日付などのデー
タをフィルムに写し込み可能なカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムにデータを写し込み可能
なカメラにおいて、年月日や曜日などを表示する日付デ
ータを写し込むモードと、日時分を表示する時刻データ
を写し込むモードとを選択できるものがある。
【0003】そして、このようなデータ写し込み可能な
カメラにおいては、カメラの写真撮影を制御する制御回
路とは別に、発振回路、分周器、年月日演算手段などを
含む時計回路を独立して有するものがある。この場合
は、1つのカメラに、制御回路を構成するものと、時計
回路を構成するものとの2つのマイクロコンピュータを
内蔵する必要があり、カメラの構造が複雑になるととも
に高価格化を招く。そこで、単一のマイクロコンピュー
タからなる制御回路に、発振回路や分周回路を含み一定
時間ごとに起動信号を出力する起動信号出力手段を内蔵
させ、この起動信号により中央処理装置(以下「CP
U」という。)が一定時間ごとに起動して時刻データを
更新していく構成のカメラがある(特開平3−1409
31号公報など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】起動信号発生手段を内
蔵して一定時間ごとにCPUを起動させ時刻データを更
新する構成の場合、常に、写し込み可能な最少単位時間
毎に時刻データの更新を行なう。すなわち、従来の構成
では少なくとも1分毎にCPUを起動して時刻データの
更新を行なう必要があり、上記公報の例では、1秒ごと
にCPUを起動している。しかし、日付データを写し込
むモードに設定されている時には、実際に表示データの
変更を行なうのは24時間に1回のみであるため、1分
毎にデータ更新を行なう必要はなく、もっと長い間隔を
おいてデータ更新を行なっても実用上支障はない。この
ように従来のカメラによると、写し込み手段のモードに
拘らず、またカメラのメインスイッチがオフされて撮影
不能状態にある時にも、常に最少単位時間毎にCPUを
起動し時刻データの更新を行なっているため、必要以上
に電流を消費している。
【0005】そこで本発明の目的は、データ写し込み可
能なカメラにおいて、制御回路に起動信号発生手段を内
蔵させることによって構成を簡単にし低価格化するとと
もに、時刻データの更新の間隔を適宜に変化させること
により、消費電流の低減を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るデータ写し込み可能なカメラは、フィ
ルムにデータを写し込む写し込み手段と、写真撮影動作
を制御するとともに写し込み手段にデータを出力する制
御回路とを備えており、この制御回路は、起動信号出力
手段と中央処理装置とを含んでいる。起動信号出力手段
は、発振回路と、発振回路より分周回路を介して供給さ
れた基準クロック信号を計時する少なくとも一つの計時
手段とを有し、第1の設定時間ごとに第1の起動信号を
出力するとともに、第1の設定時間よりも長い第2の設
定時間ごとに第2の起動信号を出力するものである。そ
して、中央処理装置は、第1の起動信号または第2の起
動信号のうちのいずれかを選択するように設定され、当
該選択された起動信号により起動されて、日付および時
刻データを更新するものである。
【0007】具体的には、この起動信号出力手段は、発
振回路より分周回路を介して供給された基準クロック信
号に基づいて第1の起動信号を出力する短時間計時手段
と、基準クロック信号に基づいて第2の起動信号を出力
する長時間計時手段とを含むものが採用される。
【0008】あるいは、起動信号出力手段は、基準クロ
ック信号および第1の起動信号を出力する分周回路と、
基準クロック信号に基づいて第2の起動信号を出力する
計時手段とを含む構成が採用されることもある。
【0009】写し込み手段は、日付データまたは時刻デ
ータを選択的にフィルムに写し込み可能なものであり、
中央処理装置は、写し込み手段が時刻データを写し込む
ように設定された時には第1の起動信号により第1の設
定時間毎に起動され、日付データを写し込むように設定
された時には第2の起動信号により起動されるものであ
る。
【0010】さらに、中央処理装置は、カメラのメイン
スイッチがオフされて撮影不能状態にある時には、第2
の起動信号により起動されるように設定されるものであ
ると効果的である。
【0011】
【実施例】図1に本発明の第1の実施例のブロック図を
示している。これは、カメラの撮影制御回路にデータ写
し込み用の機能も持たせたものである。カメラの全動作
を電気的に制御する制御回路1は、水晶振動子2が付設
された発振回路3,発振回路3に接続された分周回路
4,分周回路4から基準クロック信号が供給される短時
間計時手段5,短時間計時手段5から信号が供給される
長時間計時手段6からなる起動信号出力手段7と、短時
間計時手段5から1分間隔で第1の起動信号が、長時間
計時手段5から10分間隔で第2の起動信号が供給され
る起動信号検出手段8と、起動信号検出手段8により起
動される中央処理装置(以下「CPU」という。)9な
どから構成されている。発振回路3は約32KHz で発振
し、分周回路4はこれを受けて1秒間隔で基準クロック
信号を出力する。短時間計時手段5は基準クロック信号
を受けて1分ごとに第1の起動信号を出力し、長時間計
時手段6は10分ごとに第2の起動信号を出力するもの
である。
【0012】CPU9には、加算カウンタ9a,日時分
演算手段9b,年月日演算手段9c,日付および時刻デ
ータが記憶されるメモリ9d,自動復帰カウンタ9eな
どが内蔵されている。加算カウンタ9aは起動信号に応
じて加算していき、分単位でカウントする。その加算結
果を日時分演算手段9bにおいて1440で除し、その
商によって日数を算出し、その剰余を60で除すことに
よって時間を算出し、さらにその剰余によって分を表
す。このようにして時・分を求める。次いで、年月日演
算手段9cにおいて、予め記憶されているカレンダーと
求めた日数とを対照させて、大の月、小の月、閏年など
を考慮した上で年・月・日を算出する。以上のように、
日時分演算手段9bと年月日演算手段9cとによって、
年・月・日・時・分を求め、その結果をメモリ9dに記
憶させる構成となっている。
【0013】このような制御回路1に、レリーズスイッ
チ10,被写体の明るさを測定する測光手段11,被写
体までの距離を測定する測距手段12,撮影レンズ(図
示せず。)の繰り出しを行なう合焦手段13,フィルム
(図示せず。)に露光する露光手段14,カメラのメイ
ンスイッチ15,バリア開閉手段16,フィルム巻上げ
手段17が接続されて撮影動作を制御可能に構成されて
いる。また、制御回路1には、CPU9より出力された
データをフィルムに写し込む写し込み手段18,写し込
むデータを選択するための切換スイッチ19,写し込む
データを表示する液晶パネルなどを含む表示手段20が
接続されている。
【0014】この構成のカメラにおいて、CPU9が起
動されてなんらかの処理を行なう場合のフローチャート
を図2〜3に示している。まず図2について説明する
と、最初に、短時間計時手段5からの起動信号または長
時間計時手段6からの起動信号によってCPUが起動さ
れたのか否かを判別する(S1)。
【0015】ステップS1においてNOの場合、すなわ
ち、計時手段5,6による起動でない場合は、使用者が
切換スイッチ19を操作したことによる起動か否かを判
断する(S2)。切換スイッチ19が操作された場合
は、写し込みデータを変更することになる。本実施例で
は、切換スイッチ19を押す度に日付モード(年月日や
曜日を表示するモード)と時刻モード(日時分を表示す
るモード)が交互に切り換わる構成であるため、使用者
が切換スイッチ19を押した時点でいずれのモードであ
ったかを確認する(S3)。時刻モードの状態であった
場合は、日付モードに変更するため、CPU9のメモリ
9dから、年月日を表す日付データを表示手段20に出
力する(S4)。これによって、年月日のデータ表示が
可能になる。そして、長時間計時手段6をリセットして
“0”にする(S5)。さらに、長時間計時手段6から
の第2の起動信号を有効にし(S6)、短時間計時手段
5からの第1の起動信号を無効にするようにセットする
(S7)。なお本実施例では、両計時手段5,6からの
駆動信号は常に起動信号検出手段8に入力されるが、ソ
フト上の処理によりいずれか一方の駆動信号のみを有効
とし他方を無効とするように設定されるものである。
【0016】ステップS3において日付モードの状態で
あった場合は、時刻モードに変更するため、まず、長時
間計時手段6において計時中であった積算内容(0〜9
分)をCPU9の加算カウンタ9aに加算する(S
8)。すると、加算カウンタ9aの加算結果に基づい
て、日時分演算手段9bおよび年月日演算手段9cによ
って日付および時刻データを算出し、メモリ9dに保持
する。そしてこのメモリ9dから、日時分の時刻データ
を表示手段20に出力する(S9)。これによって、日
時分の時刻データの表示が可能になる。そして、短時間
計時手段5からの第1の起動信号が有効に(S10)、
長時間計時手段6からの第2の起動信号が無効になるよ
うにセットする(S11)。
【0017】ステップS1においてYES の場合、すなわ
ち計時手段5または6から起動信号が供給された場合
は、ステップS3と同様に、時刻モードに設定されてい
るか、日付モードに設定されているかを判断する(S1
2)。ここで時刻モードに設定されている場合は、短時
間計時手段5からの1分間隔の第1の起動信号を受けた
ものであるため、CPU9の加算カウンタ9aに1分加
算し(S13)、日時分演算手段9bおよび年月日演算
手段9cによって日付および時刻データを算出し、メモ
リ9dに保持する。そして、メモリ9dから時刻データ
を表示手段20に出力する(S14)。また、自動復帰
カウンタ9eのカウント値nに“1”を加算する(S1
5)。この自動復帰カウンタ9eの値nが所定値(本実
施例では“30”、すなわち30分経過時)に達すると
(S16)、自動的に日付モードに切り換わるようにな
っており、前述のステップS4〜7が行なわれる。
【0018】日付モードに設定されている場合は、長時
間計時手段6からの10分間隔の第2の起動信号を受け
たものであるため、CPU9の加算カウンタ9aに10
分加算し(S17)、日時分演算手段9bおよび年月日
演算手段9cによって日付および時刻データを算出し、
メモリ9dに保持する。そして、メモリ9dから日付デ
ータを表示手段20に出力する(S18)。
【0019】ステップS2において、切換スイッチ19
が操作されていなかった場合、図3に示すステップA以
降のフローへ移行する。まず、メインスイッチ15が操
作されて起動されたものか否かを判別する(S19)。
使用者によりメインスイッチ15が操作されたことが判
断されると、バリア開閉手段16により、バリア(図示
せず。)が開放されているか閉鎖されているかを判別す
る(S20)。バリアが開放状態であった場合、使用者
は撮影を完了して撮影不能状態にするためにメインスイ
ッチ15を操作したのであるから、バリアの閉鎖処理を
行なう(S21)。具体的には、まずバリア開閉手段1
6によりバリアを閉鎖してレンズを保護し、それととも
に、レリーズスイッチ10および切換えスイッチ19が
操作されてもCPU9が起動しないように、起動信号検
出手段8を設定する。
【0020】続いて、データ写し込みがいずれのモード
であるかを判別する(S22)。時刻モードである場
合、日付モードに変更するため、まず、CPU9のメモ
リ9dから日付データを表示手段20に出力する(S2
3)。それから長時間計時手段6をリセットして“0”
にして(S24)、長時間計時手段6からの第2の起動
信号を有効にし(S25)、短時間計時手段5からの第
1の起動信号を無効にするようにセットする(S2
6)。撮影不能状態にある間はデータの写し込みは行な
われないので、1分間隔で細かくデータの更新を行なう
必要はなく、10分間隔でCPUを起動してデータ更新
を行ない、消費電流を低減するためである。
【0021】ステップS22において日付モードであっ
た場合は、モードの変更を行なう必要はないため動作は
終了する。
【0022】ステップS20においてバリアが閉じられ
ていた場合は、バリアの開放処理を行なう(S27)。
詳しくは、バリアを閉鎖するとともに、レリーズスイッ
チ10および切換えスイッチ19の操作によってCPU
9が起動するように、起動信号検出手段8を設定し、撮
影準備状態となる。
【0023】S19においてメインスイッチ15が操作
されていなかった場合、レリーズスイッチ10の操作に
よりCPUが起動されたのか否かを確認する(S2
8)。レリーズスイッチ2がオンされた場合は、測距手
段12による測距(S29)、測光手段11による測光
(S30)を行ない、ステップS29における測距結果
に基づいて合焦手段13により合焦を行ない(S3
1)、その後、ステップS30における測光結果に基づ
いて露光手段14により露光を行なう(S32)。フィ
ルムに被写体を写すための露光が完了したら、CPU9
のメモリ9d内の日付データまたは時刻データが写し込
み手段18に出力され、写し込み手段18からフィルム
に日付データまたは時刻データを写し込む(S33)。
なお、写し込みモードは、予め時刻データまたは日付デ
ータのいずれかに設定されており、表示手段20に表示
されている。それから、フィルム巻上げ手段17により
フィルムを1駒分巻き上げて(S34)、写真撮影動作
が完了する。
【0024】なお、ステップS29において、レリーズ
スイッチ2がオンされていなかった場合は、撮影や写し
込みモード切換以外のカメラのなんらかのシーケンス処
理が行なわれる(S35)。このシーケンス処理として
は巻戻し動作などが考えられるが、ここでは詳述しな
い。
【0025】以上のようにしてCPU9の1回の起動に
よる動作は終了するが、その後もなんらかの要因でCP
U9が起動する度に、上記のフローチャートに従って処
理が行なわれる。なお、データ写し込みが時刻モードで
ある場合は、1分に1回ずつ短時間計時手段5からの第
1の起動信号による起動が行なわれ、データ写し込みが
日付モードである場合は、10分に1回ずつ長時間計時
手段6からの第2の起動信号による起動が行なわれる。
【0026】図4には、第2の実施例のブロック図を示
している。基本構成は第1の実施例と同一であり、同一
の部分には同一符号を付与している。第1の実施例との
相違点は、32KHz で発振する発振回路3に接続された
分周回路21が、1分間隔で基準クロック信号を計時手
段22に送出するとともに第1の起動信号を起動信号検
出手段8に送出するところにある。そして計時手段22
は、10分間隔で第2の起動信号を起動信号検出手段8
に送出する。これによると、分周回路の構成を変えるだ
けで、計時手段を1個しか用いずに2種類の起動信号送
出が可能になり、構成が簡単になる。
【0027】なお本発明の主旨は、分単位のデータを写
し込む場合のように短い間隔で時刻データを更新する必
要がある場合には、短い間隔毎にCPUに起動信号を出
力し、日単位のデータを写し込む場合や撮影不能状態に
保持される場合のように、比較的時刻データ更新の間隔
が長くてもよい場合は、より長い間隔をおいてCPUに
起動信号を出力する起動信号出力手段を用いることにあ
る。従って、上記実施例に限られずその主旨に沿ったも
のであれば様々な変更が可能である。例えば、短時間計
時手段の方を1秒間隔で起動信号を出力するように設定
し、長時間計時手段はそれよりも長い時間間隔(例えば
1分)をおいて起動信号を出力するように設定するな
ど、時間間隔は任意に設定される。長時間計時手段とし
ては、年月日の表示を行なうような場合、精度さえ保て
れば24時間に1回起動信号を出力する構成とすること
も可能である。また、計時手段は2種類以下に限られ
ず、3種類以上の計時手段を設けて適宜に使い分ける構
成とすることも可能である。
【0028】なお上記実施例では、時刻写し込みモード
に設定してから30分経過すると、自動的に日付モード
に切り換わるように構成してあり、低消費電力化に寄与
しているが、この切り換わる時間についても任意に設定
可能なものである。あるいは、自動復帰カウンタを省略
し、時刻モードから日付モードへの自動切換えを行なわ
ない構成としてもよい。
【0029】また、詳述しないが、レリーズスイッチと
タイマ(カウンタ)を連動させ、バリア開放状態のまま
所定時間(3分程度)以上レリーズスイッチがオンされ
ない場合に自動的にメイン電源がオフされるカメラにお
いて、メイン電源がオフされると、時刻モードから日付
モードに自動的に切換わるような構成とし、消費電力を
さらに低減させることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によると、時刻や日付などのデー
タを写し込む機能を有するカメラにおいて、カメラの撮
影制御回路以外に時計装置を別設する必要がなく、構成
が簡単で小型化が可能であり、しかも、写し込むデータ
の種類に応じて適宜にCPUを起動する間隔を変えるこ
とにより、消費電流の低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図
【図2】本実施例の作動を示すフローチャート
【図3】図2に示すステップA以降のフローチャート
【図4】第2の実施例を示すブロック図
【符号の説明】
1 制御手段 3 発振回路 4 分周回路 5 短時間計時手段 6 長時間計時手段 7 起動信号出力手段 9 中央処理装置(CPU) 15 メインスイッチ 18 写し込み手段 21 分周回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムにデータを写し込む写し込み手
    段と、写真撮影動作を制御するとともに上記写し込み手
    段に上記データを出力する制御回路とを備えており、 上記制御回路は、 発振回路と、上記発振回路より分周回路を介して供給さ
    れた基準クロック信号を計時する少なくとも一つの計時
    手段とを有し、第1の設定時間ごとに第1の起動信号を
    出力するとともに、上記第1の設定時間よりも長い第2
    の設定時間ごとに第2の起動信号を出力する起動信号出
    力手段と、 上記第1の起動信号または上記第2の起動信号のうちの
    いずれかを選択するように設定され、当該選択された起
    動信号により起動されて、日付および時刻データを更新
    する中央処理装置とを含むことを特徴とするデータ写し
    込み可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 上記起動信号出力手段は、上記発振回路
    より分周回路を介して供給された基準クロック信号に基
    づいて上記第1の起動信号を出力する短時間計時手段
    と、上記基準クロック信号に基づいて上記第2の起動信
    号を出力する長時間計時手段とを含むことを特徴とする
    請求項1記載のデータ写し込み可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 上記起動信号出力手段は、上記基準クロ
    ック信号および上記第1の起動信号を出力する上記分周
    回路と、上記基準クロック信号に基づいて上記第2の起
    動信号を出力する上記計時手段とを含むことを特徴とす
    る請求項1記載のデータ写し込み可能なカメラ。
  4. 【請求項4】 上記写し込み手段は、日付データまたは
    時刻データを選択的にフィルムに写し込み可能なもので
    あり、 上記中央処理装置は、上記写し込み手段が上記時刻デー
    タを写し込むように設定された時には、上記第1の起動
    信号により上記第1の設定時間ごとに起動され、上記日
    付データを写し込むように設定された時には、上記第2
    の起動信号により起動されるものであることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のデータ写し込み可能
    なカメラ。
  5. 【請求項5】 上記中央処理装置は、カメラのメインス
    イッチがオフされて撮影不能状態にある時には、上記第
    2の起動信号により起動されるように設定されることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデータ写し
    込み可能なカメラ。
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