JPH05232569A

JPH05232569A - カメラの表示装置

Info

Publication number: JPH05232569A
Application number: JP4036487A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Wakabayashi; 央若林; Yuji Katano; 勇次片野
Original assignee: Nikon Corp
Current assignee: Nikon Corp
Priority date: 1992-02-24
Filing date: 1992-02-24
Publication date: 1993-09-10

Abstract

(57)【要約】【目的】デート写し込み装置と同一の表示形態で撮影日
時をディジタル表示するとともに、目盛板上を回転駆動
される指針により撮影日時以外の各種撮影情報を表示す
るカメラの表示装置を提供する。【構成】各種撮影情報を表示するカメラの表示装置に適
用され、デート写し込み装置でフィルムに写し込まれる
撮影日時と同一の表示形態で撮影日時をディジタル表示
する第１の表示部５０と、目盛板上を回転駆動される指
針により撮影日時以外の各種撮影情報を表示する第２の
表示部１０〜４０とを備え、それぞれの撮影情報に最適
な表示部で各種撮影情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は各種撮影情報を表示する
カメラの表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、各種撮影情報をカメラに表示させ
る装置として、液晶表示装置により日付，時刻，シャッ
ター秒時などをデジタル表示したり、セルフタイマーモ
ードなどを絵表示するものが知られている。また、撮影
日時などをフィルムに写し込むデート写し込み装置を備
えたカメラでは、液晶表示装置に表示された撮影日時が
同じ表示形態で写し込み装置の表示器に表示され、その
ままフィルムに写し込まれる。さらに、シャッター秒
時、絞りなどを設定する回転式ダイアルを設けて撮影条
件の設定と表示とを兼ねるようにしたものも知られてい
る。

【０００３】ところが、液晶表示装置や回転ダイアルを
限られたカメラの上面や背面に設置すると、表示文字が
小さくなってしまい、撮影条件を含む各種撮影情報が見
ずらくなる。

【０００４】そこで、モータにより回転駆動される指針
と、この指針により各種撮影情報を指示するための目盛
板とを設け、カメラの限られたスペースを利用して各種
撮影情報を表示することが考えられる。例えば、図７に
示すように、撮影枚数１〜３６を示す目盛板と、撮影ご
とに１目盛ずつ回転駆動される指針とを備えた表示装置
により撮影枚数を表示する場合である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ート写し込み装置で写し込まれる撮影日時は、「年月
日」，「日月年」，「月日年」など、世界の地域ごとに
その表示形態が異なり、撮影日時の写し込みに際してそ
の表示形態が確認できることが望ましい。しかしなが
ら、目盛板上を回転駆動される指針により各種撮影情報
を表示する後者の表示装置では、デート写し込み装置の
表示形態で撮影日時を表示することができないので、ど
のような表示形態で撮影日時が写し込まれるのか確認で
きないという問題がある。

【０００６】また、後者の表示装置で年月日や時刻の表
示を行なうためには、目盛板の各目盛に日時を示す数字
または文字を細かく表記しなければ日時が読み取りにく
いため、表示装置が大きくなるという問題もある。

【０００７】本発明の目的は、デート写し込み装置と同
一の表示形態で撮影日時をディジタル表示するととも
に、目盛板上を回転駆動される指針により撮影日時以外
の各種撮影情報を表示するカメラの表示装置を提供する
ことにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】一実施例を示す図１に対
応づけて本発明を説明すると、本発明は、各種撮影情報
を表示するカメラの表示装置に適用され、デート写し込
み装置でフィルムに写し込まれる撮影日時と同一の表示
形態で撮影日時をディジタル表示する第１の表示部５０
と、目盛板上を回転駆動される指針により撮影日時以外
の各種撮影情報を表示する第２の表示部１０〜４０とを
を備え、これにより、上記目的を達成する。

【０００９】

【作用】第１の表示部５０によりデート写し込み装置で
フィルムに写し込まれる撮影日時と同一の表示形態で撮
影日時がディジタル表示され、第２の表示部１０〜４０
により撮影日時以外の各種撮影情報がアナログ表示され
る。つまり、それぞれの撮影情報に最適な表示部で各種
撮影情報が表示される。

【００１０】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。

【００１１】

【実施例】図１（ａ）は本発明に係わる表示装置を備え
たカメラの上面を示し、図１（ｂ）はその背面を示す。
また、図２はカメラの上面に設けられた表示器を拡大し
て示す。カメラ１の上面には、目盛板上を回転駆動され
る指針により撮影日時以外の各種撮影情報を表示する表
示器１０〜４０が設けられている。撮影枚数表示器１０
は、フィルム給送に連動して回転駆動される指針１１
と、その指針１１により撮影枚数を指示するための目盛
板１２とを備えている。撮影距離表示器２０は、後述す
る測距装置の測距結果に従って回転駆動される指針２１
と、その指針により撮影距離を指示するための目盛板２
２とを備えている。また絞り表示器３０は、後述する測
光装置の測光結果に従って回転駆動される指針３１と、
その指針３１により絞り値を指示するための目盛板３２
とを備えている。

【００１２】さらにストロボモード表示器４０は、スト
ロボモード切り換えボタン４５によるモード設定に従っ
て回転駆動される指針４１と、その指針４１により設定
されたストロボモードを指示するための目盛板４２とを
備えている。目盛板４２上の指標「AUTO」４２ａはスト
ロボ発光を自動で行なうオートモード示し、指標４２ｂ
はストロボを強制発光させる強制発光モードを示し、指
標４２ｃはいわゆる赤目防止のためにストロボをプリ発
光させるプリ発光モードを示し、指標４２ｄはストロボ
発光を禁止する発光禁止モードを示す。ストロボモード
切り換えボタン４５を操作すると、押し下げるごとに目
盛板４２上を指針４１が９０度ずつ時計回転方向に回転
し、ストロボモードが切り換わる。なお、ストロボによ
る閃光撮影モードはカメラ１の上面に設けられたモード
設定ダイアル２によって設定される。

【００１３】カメラ１の背面には、液晶などの表示素子
により撮影日時を表示する外部表示器５０と、その表示
モードを切り換えるモード切り換えボタン５１と、表示
データを修正するときに修正桁を切り換える修正桁切り
換えボタン５２と、修正桁の表示データを修正する修正
ボタン５３とが設けられる。

【００１４】図３は外部表示器５０の表示モードと各モ
ードにおける撮影日時の表示例を示す。図に示すよう
に、モード切り換えボタン５１を操作するごとに表示モ
ードが切り換わり、各モードごとに表示形態が変化す
る。なお、「日時分」の表示モードでは「時」と「分」
との間にコロンが表示される。モード切り換えボタン５
１により所望の表示モードに切り換えた後、表示データ
の修正が必要であれば、修正桁切り換えボタン５２およ
び修正ボタン５３を次のように操作して修正を行なう。
例えば、「年月日」表示モードにおいて「日」を修正す
る場合は、まず修正桁切り換えボタン５２を操作して修
正桁を「日」に切り換える。修正桁切り換えボタン５２
は押し下げるごとに表示桁が「年」，「月」，「日」の
順に切り換わり、選択された修正可能な表示桁の表示デ
ータが点滅する。次に、「日」の表示桁が点滅している
ことを確認して修正ボタン５３を操作すると、押し下げ
るごとに日数が１，２，・・，３１，１，・・の順に切
り換わる。表示データの修正後、所定時間が経過すると
修正桁が点滅状態から点灯状態に切り換わり、修正され
た表示データが確定する。

【００１５】図４は本発明に係わる一実施例の表示装置
を備えたカメラの構成を示す。図において、制御回路３
は、マイクロコンピュータおよびその周辺部品から構成
され、カメラ１のシーケンスおよび種々の演算を行なう
とともに、表示器１０〜６０の表示制御を行なう。撮影
枚数表示駆動回路１３は、ステップモータ１４を駆動し
て撮影枚数表示器１０の指針１１を回転させる。撮影距
離表示駆動回路２３は、ステップモータ２４を駆動して
撮影距離表示器２０の指針２１を回転させる。また絞り
表示駆動回路３３は、ステップモータ３４を駆動して絞
り表示器３０の指針３１を回転させる。さらにストロボ
モード表示駆動回路４３は、ステップモータ４４を駆動
してストロボモード表示器４０の指針４１を回転させ
る。なお、これらのステップモータには時計用のステッ
プモータを使用するのが好ましい。次に、外部表示器駆
動回路５４は外部表示器５０を駆動して撮影日時を表示
させ、写し込みデータ表示駆動回路６１は写し込み表示
器６０を駆動してフィルムに写し込む撮影日時を表示さ
せる。写し込み表示器６０に表示された撮影日時は、写
し込みランプ駆動回路６２により駆動される写し込みラ
ンプ６３で照明され、フィルムに写し込まれる。なお、
写し込み表示器６０には外部表示器５０と同じ表示形態
の撮影日時が表示される。しかし、上述したモード切り
換えボタン５１によって写し込みなしのモードが選択さ
れたときは、両表示器５０，６０には何も表示されな
い。

【００１６】測距装置７１は被写体までの撮影距離を測
定し、測光装置７２は被写界を測光して輝度を検出す
る。さらに、露出制御装置７３は不図示のシャッター機
構部および絞り機構部を駆動制御して露出処理を行な
い、フィルム給送装置７４は不図示のフィルム給送モー
タを駆動制御してフィルムの巻上げ・巻き戻しを行な
う。また、スイッチ５１ａはモード切り換えボタン５１
を押し下げたときにオンするスイッチ、スイッチ５２ａ
は修正桁切り換えボタン５２を押し下げたときにオンす
るスイッチ、スイッチ５３ａは修正ボタン５３を押し下
げたときにオンするスイッチである。さらに、スイッチ
４５ａはストロボモード切り換えボタン４５が押し下げ
られたときにオンするスイッチ、スイッチ５ａは図１
（ａ）に示すシャッターレリーズボタン５を半押しした
ときにオンするスイッチ、スイッチ５ｂは同ボタン５を
全押ししたときにオンするスイッチである。

【００１７】図５，６は、制御回路３のマイクロコンピ
ュータで実行される制御プログラム例を示すフローチャ
ートである。これらのフローチャートにより、各表示器
１０〜６０の表示動作を説明する。制御回路３は図１に
示すカメラ１のメインスイッチ４がオンされるとこの制
御プログラムの実行を開始する。実行開始後のステップ
Ｓ１において、カメラ１のモード設定ダイアル２で不図
示のストロボによる閃光撮影モードが設定されているか
否かを判別し、閃光撮影モードが設定されていればステ
ップＳ２へ進み、そうでなければステップＳ４へ進む。
ステップＳ２では、スイッチ４５ａによりストロボモー
ド切り換えボタン４５が操作されたか否かを判別し、ス
トロボモード切り換えボタン４５が押し下げられたらス
テップＳ３へ進み、そうでなければステップＳ４へ進
む。

【００１８】ステップＳ３において、ストロボモード表
示駆動回路４３を制御して、ステップモータ４４により
ストロボモード表示器４０の指針４１を９０度回転さ
せ、ステップＳ２へ戻る。ステップＳ２でふたたびスト
ロボモード切り換えボタン４５が操作されたか否かを判
別し、操作されるとステップＳ３でストロボモード表示
器４０の指針４１をさらに９０度回転させる。ストロボ
モード切り換えボタン４５が操作されていなければ、現
在表示器４０に表示されているストロボモードが選択さ
れたと判断してステップＳ４へ進む。このようにしてス
トロボモードを設定した後、ステップＳ４でスイッチ５
ａによりシャッターレリーズボタン５が半押しされたか
否かを判別し、半押しされるとステップＳ５へ進み、そ
うでなければステップＳ１へ戻る。

【００１９】シャッターレリーズボタン５が半押しされ
るとステップＳ５で、測距装置７１および測光装置７２
により測距および測光を行なう。続くステップＳ６で、
測距結果の撮影距離に基づいて不図示の撮影レンズの焦
点調節を行なってステップＳ７へ進む。ステップＳ７に
おいて、撮影距離表示駆動回路２３を制御してステップ
モータ２４を駆動し、撮影距離表示器２０の指針２１を
上記ステップで検出された撮影距離の位置まで回転させ
る。さらにステップＳ８で、上記ステップで検出された
被写体輝度に基づいて絞り値を算出するとともに、絞り
表示駆動回路３３を制御してステップモータ３４を駆動
し、絞り表示器３０の指針３１を算出された絞り値の位
置まで回転させる。次にステップＳ９でスイッチ５ｂに
よりシャッターレリーズボタン５が全押しされたか否か
を判別し、全押しされると図６のステップＳ２０へ進
み、そうでなければステップＳ１へ戻る。

【００２０】図６のステップＳ２０で、露出制御装置７
３を制御してシャッター機構部および絞り機構部を駆動
し、一連の露出動作を行なう。露出後のステップＳ２１
で、写し込みランプ駆動回路６２を制御して写し込みラ
ンプ６３を所定時間点灯し、写し込み表示器６０に予め
設定されている撮影日時をフィルムに写し込む。なおこ
のとき、外部表示器５０には写し込み表示器６０と同じ
撮影日時が表示されている。撮影日時の写し込みが完了
したらステップＳ２２へ進み、フィルム上の全ての駒に
対して撮影が完了したか否かを判別し、完了したらステ
ップＳ２５へ進み、そうでなければステップＳ２３へ進
む。撮影が完了していないときは、ステップＳ２３でフ
ィルム給送装置７４を制御してフィルムの１駒巻上げを
行ない、続くステップＳ２４で、撮影枚数表示駆動回路
１３を制御してステップモータ１４を駆動し、撮影枚数
表示器１０の指針１１を１駒分回転させた後、図５のス
テップＳ１へ戻る。

【００２１】一方、フィルム上の全ての駒に対する撮影
が完了したときは、ステップＳ２５でフィルム給送装置
７４を制御してフィルムをカートリッジへ巻戻す。さら
にステップＳ２６で不図示の裏蓋開放検出スイッチによ
りカメラ１の裏蓋が開放されたか否かを判別し、開放さ
れたら撮影済みのフィルムがカメラ１から取り出された
と判断してステップＳ２７へ進む。ステップＳ２７で
は、撮影枚数表示駆動回路１３を制御してステップモー
タ１４を駆動し、撮影枚数表示器１０の指針１１をスタ
ート位置「Ｓ」まで回転させる。以上の処理を完了する
と、制御回路３はプログラムの実行を終了する。

【００２２】このように、液晶などの外部表示器５０に
デート写し込み装置でフィルムに写し込まれる撮影日時
と同一の表示形態で撮影日時をディジタル表示し、目盛
板上を回転駆動される指針による表示器１０〜４０に撮
影日時以外の各種撮影情報を表示するようにしたので、
デート写し込み装置で写し込まれる撮影日時の表示形態
が外部表示器５０で確認できるとともに、それぞれの撮
影情報に対して最適な表示器により表示されるので、各
種撮影情報が読み取りやすく、カメラの限られたスペー
スを合理的に利用した小形の表示装置を提供することが
できる。

【００２３】なお、上記実施例では目盛板上を回転駆動
される指針により各種撮影情報を表示する表示器により
撮影枚数，撮影距離，絞り値およびストロボモードを表
示する例を示したが、撮影日時以外の撮影情報であれば
どのような情報でもこの形式の表示器で表示することが
できる。

【００２４】また、目盛板と指針を有する表示器の配置
は上記実施例に限定されない。さらに、撮影日時をディ
ジタル表示する表示器の表示形態、表示データの切り換
え方法、表示データの修正方法は上記実施例に限定され
ない。

【００２５】さらにまた、上記実施例ではデート写し込
み装置を備えたカメラを例に上げて説明したが、デート
写し込み装置を装備しないカメラに対しても本発明の表
示装置を適用できる。

【００２６】以上の実施例の構成において、外部表示器
５０が第１の表示部を、表示器１０〜４０が第２の表示
部をそれぞれ構成する。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ート写し込み装置でフィルムに写し込まれる撮影日時と
同一の表示形態で撮影日時をディジタル表示し、目盛板
上を回転駆動される指針により撮影日時以外の各種撮影
情報を表示するようにしたので、デート写し込み装置で
写し込まれる撮影日時の表示形態が確認できるととも
に、それぞれの撮影情報に対して最適な表示器により表
示されるので、各種撮影情報が読み取りやすく、カメラ
の限られたスペースを合理的に利用した小形の表示装置
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わる表示装置を備えたカメラの上面
および背面図。

【図２】カメラの上面に設けられた表示器を示す図。

【図３】撮影日時の表示モードと表示例を示す図。

【図４】一実施例の表示装置の構成を示すブロック図。

【図５】表示制御プログラム例を示すフローチャート。

【図６】表示制御プログラム例を示すフローチャート。

【図７】目盛板上を回転駆動される指針により撮影枚数
を表示する表示器を示す図。

【符号の説明】

１カメラ２モード設定ダイアル３制御回路４メインスイッチ５シャッターレリーズボタン５ａ，５ｂ，４５ａ，５１ａ〜５３ａスイッチ１０撮影枚数表示器１１，２１，３１，４１指針１２，２２，３２，４２目盛板１３撮影枚数表示駆動回路１４，２４，３４，４４ステップモータ２３撮影距離表示駆動回路３３絞り表示駆動回路４２ａ〜４２ｄ指標４３ストロボモード表示駆動回路４５ストロボモード切り換えボタン５０外部表示器５１モード切り換えボタン５２修正桁切り換えボタン５３修正ボタン５４外部表示器表示駆動回路６０写し込み表示器６１写し込みデータ表示駆動回路６２写し込みランプ駆動回路６３写し込みランプ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】各種撮影情報を表示するカメラの表示装置
において、デート写し込み装置でフィルムに写し込まれる撮影日時
と同一の表示形態で前記撮影日時をディジタル表示する
第１の表示部と、目盛板上を回転駆動される指針により前記撮影日時以外
の前記各種撮影情報を表示する第２の表示部とを備える
ことを特徴とするカメラの表示装置。