JPH06130327A - オーバーヘッドプロジェクタ - Google Patents
オーバーヘッドプロジェクタInfo
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- JPH06130327A JPH06130327A JP28316692A JP28316692A JPH06130327A JP H06130327 A JPH06130327 A JP H06130327A JP 28316692 A JP28316692 A JP 28316692A JP 28316692 A JP28316692 A JP 28316692A JP H06130327 A JPH06130327 A JP H06130327A
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- Japan
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- screen
- light
- projector
- light beam
- overhead projector
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリーン上の画像をなんら隠すことなく、
しかもスクリーン上の任意の個所を安定して指し示すこ
とができる機能をもったオーバーヘッドプロジェクタを
提供することを目的とする。 【構成】 光ビームを投光するとともに光ビームの輝度
を調節する輝度調節手段を有する投光器と、この光ビー
ムを光軸と直交する2方向に各々独立に振る偏向手段
と、この輝度調節手段と偏向手段とを駆動するための制
御信号を入力する信号入力手段とを設け、偏向手段を駆
動して光ビームの照射による光スポットをスクリーン上
で移動させることによってスクリーン上の画像を指し示
すオーバーヘッドプロジェクタ。また、オーバーヘッド
プロジェクタ本体から投光器と偏向手段を取り外せるオ
ーバーヘッドプロジェクタ。
しかもスクリーン上の任意の個所を安定して指し示すこ
とができる機能をもったオーバーヘッドプロジェクタを
提供することを目的とする。 【構成】 光ビームを投光するとともに光ビームの輝度
を調節する輝度調節手段を有する投光器と、この光ビー
ムを光軸と直交する2方向に各々独立に振る偏向手段
と、この輝度調節手段と偏向手段とを駆動するための制
御信号を入力する信号入力手段とを設け、偏向手段を駆
動して光ビームの照射による光スポットをスクリーン上
で移動させることによってスクリーン上の画像を指し示
すオーバーヘッドプロジェクタ。また、オーバーヘッド
プロジェクタ本体から投光器と偏向手段を取り外せるオ
ーバーヘッドプロジェクタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーバーヘッドプロジェ
クタに関し、詳しくは投影スクリ−ン上の画像を指示す
る機能を備えた、オーバーヘッドプロジェクタに関する
ものである。
クタに関し、詳しくは投影スクリ−ン上の画像を指示す
る機能を備えた、オーバーヘッドプロジェクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】オーバーヘッドプロジェクタを使用して
いるときに投影画像の一部を指示したいときには、これ
までは伸縮自在の指示棒でスクリーン上の投影画像を指
し示したり、あるいはオーバーヘッドプロジェクタにセ
ットされている原稿の所要部をペン等で指し示したりし
ている。これらの方法は簡便ではあるが、指示棒やペ
ン、さらには指示する人の手や身体の一部で投影画像が
部分的に隠されてしまうことがあった。
いるときに投影画像の一部を指示したいときには、これ
までは伸縮自在の指示棒でスクリーン上の投影画像を指
し示したり、あるいはオーバーヘッドプロジェクタにセ
ットされている原稿の所要部をペン等で指し示したりし
ている。これらの方法は簡便ではあるが、指示棒やペ
ン、さらには指示する人の手や身体の一部で投影画像が
部分的に隠されてしまうことがあった。
【0003】こうした不都合を解消するために、最近で
はレーザポインタが利用されることが多い。レーザポイ
ンタは、半導体レーザから放射される可視光をビーム状
にして投光するもので、プロジェクタ本体やスクリーン
から離れた位置でも、スクリーン上の任意の位置を光ス
ポットにより指示することができる。
はレーザポインタが利用されることが多い。レーザポイ
ンタは、半導体レーザから放射される可視光をビーム状
にして投光するもので、プロジェクタ本体やスクリーン
から離れた位置でも、スクリーン上の任意の位置を光ス
ポットにより指示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記レ
ーザポインタは手持ちで操作されるため、手振れによっ
てスクリーン上で光スポットが揺れ動き、非常に見苦し
いものになっている。このような弊害は、レーザポイン
タをスクリーンから離れた位置で操作するときほど顕著
になり、スクリーン上で光スポットが揺れ動くために指
示個所が判然としないだけでなく、落ち着いてスクリー
ン上の画像を観察しようとするときには、かえって邪魔
になるなどの難点があった。
ーザポインタは手持ちで操作されるため、手振れによっ
てスクリーン上で光スポットが揺れ動き、非常に見苦し
いものになっている。このような弊害は、レーザポイン
タをスクリーンから離れた位置で操作するときほど顕著
になり、スクリーン上で光スポットが揺れ動くために指
示個所が判然としないだけでなく、落ち着いてスクリー
ン上の画像を観察しようとするときには、かえって邪魔
になるなどの難点があった。
【0005】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
するためになされたもので、スクリーン上の画像を何ら
隠すことなく、しかもスクリーン上の任意の個所を安定
して指し示すことができる機能をもったオーバーヘッド
プロジェクタを提供することを目的とする。
するためになされたもので、スクリーン上の画像を何ら
隠すことなく、しかもスクリーン上の任意の個所を安定
して指し示すことができる機能をもったオーバーヘッド
プロジェクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、光ビームを投光する投光器と、この光ビー
ムを光軸と直交する2方向に各々独立に振る偏向手段
と、この偏向手段を駆動するための制御信号を入力する
信号入力手段とを設け、偏向手段を駆動して光ビームの
照射による光スポットをスクリーン上で移動させる構成
にした。また、前記投光器は光ビームの輝度を調節する
輝度調節手段を含み、この輝度調節手段は前記信号入力
手段によって駆動されるようにした。したがって、光ス
ポットがスクリーン上で振動したりすることがなく、光
ビームの輝度を的確に調節できるので、安定で見やすい
指示表示を行うことができる。また、前記投光器と偏向
手段をオーバーヘッドプロジェクタ本体から取外し自在
な形態とすることによって、前記投光器と偏向手段を有
しないオーバーヘッドプロジェクタでも前記投光器と偏
向手段を用いることができるようにしたものである。
するために、光ビームを投光する投光器と、この光ビー
ムを光軸と直交する2方向に各々独立に振る偏向手段
と、この偏向手段を駆動するための制御信号を入力する
信号入力手段とを設け、偏向手段を駆動して光ビームの
照射による光スポットをスクリーン上で移動させる構成
にした。また、前記投光器は光ビームの輝度を調節する
輝度調節手段を含み、この輝度調節手段は前記信号入力
手段によって駆動されるようにした。したがって、光ス
ポットがスクリーン上で振動したりすることがなく、光
ビームの輝度を的確に調節できるので、安定で見やすい
指示表示を行うことができる。また、前記投光器と偏向
手段をオーバーヘッドプロジェクタ本体から取外し自在
な形態とすることによって、前記投光器と偏向手段を有
しないオーバーヘッドプロジェクタでも前記投光器と偏
向手段を用いることができるようにしたものである。
【0007】
【実施例】本発明を用いたオーバーヘッドプロジェクタ
の外観を示す図1において、本体基部1の上面にはフレ
ネルミラー4が設けられ、その上に透明シートに画像を
記録した原稿5が載置される。本体基部1にはアーム2
が軸着され、アーム2の自由端側に投影ヘッド3が軸着
されている。図示のようにアーム2を起立して投影ヘッ
ド3を使用位置にセットし、投影ヘッド3に内蔵された
ランプを点灯すると、ランプからの照明光は一旦原稿を
透過した後、フレネルミラー4の反射により原稿5を裏
面側から照明する。これにより原稿5の画像は、図2に
示したように投影レンズ6,投影ミラー7を経て、スク
リーン8に投影される。
の外観を示す図1において、本体基部1の上面にはフレ
ネルミラー4が設けられ、その上に透明シートに画像を
記録した原稿5が載置される。本体基部1にはアーム2
が軸着され、アーム2の自由端側に投影ヘッド3が軸着
されている。図示のようにアーム2を起立して投影ヘッ
ド3を使用位置にセットし、投影ヘッド3に内蔵された
ランプを点灯すると、ランプからの照明光は一旦原稿を
透過した後、フレネルミラー4の反射により原稿5を裏
面側から照明する。これにより原稿5の画像は、図2に
示したように投影レンズ6,投影ミラー7を経て、スク
リーン8に投影される。
【0008】投影ヘッド3にはレーザ指示装置10と受
光器11とが組み込まれている。レーザ指示装置10
は、図3に示したように投光器12を備えている。投光
器12は、可視光域のレーザ光を放射するレーザ発振器
と、その光を細い光ビーム13にするレンズとを内蔵し
ている。投光器12には、ギヤ14を固着した垂直な回
転軸15が一体化されており、この回転軸15は可動カ
バー17の軸受部18,18によって回転自在に取り付
けられている。したがって、ステッピングモータ19を
駆動すると、その駆動軸に固定したギヤ20と前記ギヤ
14を介し、投光器12は回転軸15を中心にして水平
面に沿って回動する。
光器11とが組み込まれている。レーザ指示装置10
は、図3に示したように投光器12を備えている。投光
器12は、可視光域のレーザ光を放射するレーザ発振器
と、その光を細い光ビーム13にするレンズとを内蔵し
ている。投光器12には、ギヤ14を固着した垂直な回
転軸15が一体化されており、この回転軸15は可動カ
バー17の軸受部18,18によって回転自在に取り付
けられている。したがって、ステッピングモータ19を
駆動すると、その駆動軸に固定したギヤ20と前記ギヤ
14を介し、投光器12は回転軸15を中心にして水平
面に沿って回動する。
【0009】可動カバー17の中央部には開口17aが
形成され、またその両端には水平方向に延びた回転軸2
2が一体に設けられている。回転軸22にはギヤ23が
固着され、ステッピングモータ25の駆動軸に固定した
ギヤ26と噛合している。回転軸22は外装カバー27
の軸受部28に回転自在に取り付けられている。したが
って、ステッピングモータ25を駆動すると、ギヤ2
8,23を介し、可動カバー17は回転軸22を中心に
して垂直面に沿って回動する。また、外装カバー27
は、受光器11を取り付けた後、投影ヘッド3に固定さ
れる。
形成され、またその両端には水平方向に延びた回転軸2
2が一体に設けられている。回転軸22にはギヤ23が
固着され、ステッピングモータ25の駆動軸に固定した
ギヤ26と噛合している。回転軸22は外装カバー27
の軸受部28に回転自在に取り付けられている。したが
って、ステッピングモータ25を駆動すると、ギヤ2
8,23を介し、可動カバー17は回転軸22を中心に
して垂直面に沿って回動する。また、外装カバー27
は、受光器11を取り付けた後、投影ヘッド3に固定さ
れる。
【0010】レーザ指示装置10は、図1に示したよう
にリモートコントローラ30からの指令により作動され
る。リモートコントローラ30は、スクリーン8に表示
される光スポットの表示態様に対応した各種の指示キー
31、例えば光スポットをスポット状態のまま表示させ
るスポット表示キーや、光スポットを所定の長さ範囲で
スキャンして水平あるいは垂直方向のラインとして表示
するときに操作されるライン表示キー、また、光スポッ
トのスキャンによりスクリーン上に適宜の大きさの矩
形,円形を表示させるときに操作される図形表示キーの
他、これらのスポット表示,ライン表示,図形表示をス
クリーン8上で上下左右に移動させるためのカーソルキ
ー等を備えている。
にリモートコントローラ30からの指令により作動され
る。リモートコントローラ30は、スクリーン8に表示
される光スポットの表示態様に対応した各種の指示キー
31、例えば光スポットをスポット状態のまま表示させ
るスポット表示キーや、光スポットを所定の長さ範囲で
スキャンして水平あるいは垂直方向のラインとして表示
するときに操作されるライン表示キー、また、光スポッ
トのスキャンによりスクリーン上に適宜の大きさの矩
形,円形を表示させるときに操作される図形表示キーの
他、これらのスポット表示,ライン表示,図形表示をス
クリーン8上で上下左右に移動させるためのカーソルキ
ー等を備えている。
【0011】リモートコントローラ30は、指示キー3
1の操作に対応して変調された信号光(近赤外光)32
を投光部33から放射する。そして投光部33から放射
された信号光32は、オーバーヘッドプロジェクタに組
み込まれた受光器11で受光される。図4に示したよう
に、受光器11は信号光32を受けて電気信号に変換し
て受信器34に入力する。受信器34は、受光器11か
らの光電信号中から信号成分を復調して制御回路35に
入力する。
1の操作に対応して変調された信号光(近赤外光)32
を投光部33から放射する。そして投光部33から放射
された信号光32は、オーバーヘッドプロジェクタに組
み込まれた受光器11で受光される。図4に示したよう
に、受光器11は信号光32を受けて電気信号に変換し
て受信器34に入力する。受信器34は、受光器11か
らの光電信号中から信号成分を復調して制御回路35に
入力する。
【0012】制御回路35は、受信器34で復調された
信号成分に対応してステッピングモータ制御回路36,
輝度調節回路37,レーザ駆動回路38を作動させる。
ステッピングモータ制御回路36は、ステッピングモー
タ19,25を各々独立して駆動する。これにより、投
光器12は光ビーム13の光軸の方向に対し、水平,垂
直方向に振られるようになる。また、レーザ駆動回路3
8は輝度調節回路37によって決められた所定の輝度が
得られるようにレーザ発振器12aを駆動し、レンズ1
2bを介して光ビーム13がスクリーン8へと放射され
る。
信号成分に対応してステッピングモータ制御回路36,
輝度調節回路37,レーザ駆動回路38を作動させる。
ステッピングモータ制御回路36は、ステッピングモー
タ19,25を各々独立して駆動する。これにより、投
光器12は光ビーム13の光軸の方向に対し、水平,垂
直方向に振られるようになる。また、レーザ駆動回路3
8は輝度調節回路37によって決められた所定の輝度が
得られるようにレーザ発振器12aを駆動し、レンズ1
2bを介して光ビーム13がスクリーン8へと放射され
る。
【0013】以下、上記構成による作用について説明す
る。フレネルミラー4の上に原稿5を載置し、投影ヘッ
ド3に内蔵されているランプを点灯させると、図2に示
したように原稿5に記録された画像がスクリーン8に投
影される。そこで説明者がリモートコントローラ30の
電源スイッチをオンすると、その信号光32が投光部3
3から受光器11へと放射され、制御回路35,輝度調
節回路37,レーザ駆動回路38によりレーザ発振器1
2aからレーザ光が放射される。このレーザ光はレンズ
12bにより光ビーム13となってスクリーン8に照射
され、スクリーン8上には投影画像とともに光ビーム1
3による所定輝度の光スポット39が表示される。
る。フレネルミラー4の上に原稿5を載置し、投影ヘッ
ド3に内蔵されているランプを点灯させると、図2に示
したように原稿5に記録された画像がスクリーン8に投
影される。そこで説明者がリモートコントローラ30の
電源スイッチをオンすると、その信号光32が投光部3
3から受光器11へと放射され、制御回路35,輝度調
節回路37,レーザ駆動回路38によりレーザ発振器1
2aからレーザ光が放射される。このレーザ光はレンズ
12bにより光ビーム13となってスクリーン8に照射
され、スクリーン8上には投影画像とともに光ビーム1
3による所定輝度の光スポット39が表示される。
【0014】スクリーン8上で光スポット39の照射位
置を移動させるときには、リモートコントローラ30の
カーソルキーを操作する。スクリーン8上で光スポット
39を上方に移動させるときには、該当するカーソルキ
ーを押す。こうしてカーソルキーが押圧されている間、
投光部12からは光ビーム13を上向きに偏向させるた
めの信号光32が放射される。この信号光32が受光器
11で受光されると、受信器34,制御回路35,ステ
ッピングモータ制御回路36を介してステッピングモー
タ25が時計方向に駆動される。
置を移動させるときには、リモートコントローラ30の
カーソルキーを操作する。スクリーン8上で光スポット
39を上方に移動させるときには、該当するカーソルキ
ーを押す。こうしてカーソルキーが押圧されている間、
投光部12からは光ビーム13を上向きに偏向させるた
めの信号光32が放射される。この信号光32が受光器
11で受光されると、受信器34,制御回路35,ステ
ッピングモータ制御回路36を介してステッピングモー
タ25が時計方向に駆動される。
【0015】ステッピングモータ25の駆動により、可
動カバー17は図3において回転軸22を中心に反時計
方向に回動する。これにより投光器12は回転軸15ご
と上向きに角度を変えるから、スクリーン8上では光ス
ポット39の位置が上に移動する。そして使用者がスク
リーン8を観察しながら所定の位置まで光スポット39
が移動した時点でカーソル操作を止めれば、ステッピン
グモータ25の駆動が停止して光スポット39の移動が
停止する。
動カバー17は図3において回転軸22を中心に反時計
方向に回動する。これにより投光器12は回転軸15ご
と上向きに角度を変えるから、スクリーン8上では光ス
ポット39の位置が上に移動する。そして使用者がスク
リーン8を観察しながら所定の位置まで光スポット39
が移動した時点でカーソル操作を止めれば、ステッピン
グモータ25の駆動が停止して光スポット39の移動が
停止する。
【0016】光スポット39を左右方向に移動させると
きには、リモートコントローラ30の所定のカーソルを
操作する。このときにはステッピングモータ19が駆動
され、投光器12はそのカーソルが押されている期間、
回転軸15を中心にして水平方向に回動する。したがっ
て、適当な時期にカーソル操作を止めれば、左右方向の
任意の位置に光スポット39を移動させることができ
る。このように、適宜のカーソル操作を行うことによっ
て、光スポット39をスクリーン8上で上下左右に移動
させることができる。そして、レーザ指示装置10はオ
ーバーヘッドプロジェクタそのものに取り付けられてい
るから、光スポット39の位置がスクリーン8上で揺れ
動くことがなく、非常に観察しやすいスポット表示を行
うことができる。
きには、リモートコントローラ30の所定のカーソルを
操作する。このときにはステッピングモータ19が駆動
され、投光器12はそのカーソルが押されている期間、
回転軸15を中心にして水平方向に回動する。したがっ
て、適当な時期にカーソル操作を止めれば、左右方向の
任意の位置に光スポット39を移動させることができ
る。このように、適宜のカーソル操作を行うことによっ
て、光スポット39をスクリーン8上で上下左右に移動
させることができる。そして、レーザ指示装置10はオ
ーバーヘッドプロジェクタそのものに取り付けられてい
るから、光スポット39の位置がスクリーン8上で揺れ
動くことがなく、非常に観察しやすいスポット表示を行
うことができる。
【0017】図5は、上記レーザ指示装置10によって
スクリーン8上に表示し得る表示パターンを例示したも
ので、光スポット39は適宜その径を変えることができ
る。そのためには、レンズ12aを光軸方向にわずかに
移動させればよい。なお、光スポット39の径が大きく
なると光量が低下する。したがって、この場合にはスポ
ット径39の拡大操作に連動してリモートコントローラ
30から受光器11に輝度調節信号を入力し、これによ
り輝度調節回路37を介してレーザ発振器12aから放
射されるレーザ光の輝度をより高輝度になるように調節
すればよい。また、スクリーン8の周囲が明るいときに
もやはり光スポット39が見にくくなるから、これにも
対応できるようにリモートコントローラ30に輝度調節
キーを設けたり、あるいは測光により自動的に輝度調節
するのがよい。
スクリーン8上に表示し得る表示パターンを例示したも
ので、光スポット39は適宜その径を変えることができ
る。そのためには、レンズ12aを光軸方向にわずかに
移動させればよい。なお、光スポット39の径が大きく
なると光量が低下する。したがって、この場合にはスポ
ット径39の拡大操作に連動してリモートコントローラ
30から受光器11に輝度調節信号を入力し、これによ
り輝度調節回路37を介してレーザ発振器12aから放
射されるレーザ光の輝度をより高輝度になるように調節
すればよい。また、スクリーン8の周囲が明るいときに
もやはり光スポット39が見にくくなるから、これにも
対応できるようにリモートコントローラ30に輝度調節
キーを設けたり、あるいは測光により自動的に輝度調節
するのがよい。
【0018】光スポット39を一定範囲内で高速で左右
にスキャンすると、符号40,41で示したようなライ
ン表示を行うことができる。リモートコントローラ30
からのキー入力によってライン表示モードを選択し、さ
らにその長さ指定を行うと、その信号光32が受光器1
1で受光される。受信器34は、信号光32の中から上
記ライン表示,ライン長さの信号成分を復調して制御回
路35に入力する。制御回路35は、その信号成分に応
じてステッピングモータ19を一定の角度範囲内で繰り
返し往復回転させる。この結果、投光器12からの光ビ
ーム13はスクリーン8上で一定の長さ範囲内をスキャ
ンし、上述したライン表示を行うことが可能となる。
にスキャンすると、符号40,41で示したようなライ
ン表示を行うことができる。リモートコントローラ30
からのキー入力によってライン表示モードを選択し、さ
らにその長さ指定を行うと、その信号光32が受光器1
1で受光される。受信器34は、信号光32の中から上
記ライン表示,ライン長さの信号成分を復調して制御回
路35に入力する。制御回路35は、その信号成分に応
じてステッピングモータ19を一定の角度範囲内で繰り
返し往復回転させる。この結果、投光器12からの光ビ
ーム13はスクリーン8上で一定の長さ範囲内をスキャ
ンし、上述したライン表示を行うことが可能となる。
【0019】さらに上記ライン表示を上下左右方向に移
動させるときには、ライン表示モードにしたままでカー
ソルキーを操作すればよい。これにより一定長さのライ
ン表示が移動するから、スクリーン8に表示された画像
のうち、例えばアンダーラインで示したいところでライ
ン表示の移動を停止させればよい。もちろん、同様にし
て垂直なライン表示も行うことができる。なお、ライン
表示を行うときにも、鮮明な表示のためラインの表示長
さに対応して輝度調節回路37を作動させ、レーザ発振
器12aを高輝度で駆動するのがよい。
動させるときには、ライン表示モードにしたままでカー
ソルキーを操作すればよい。これにより一定長さのライ
ン表示が移動するから、スクリーン8に表示された画像
のうち、例えばアンダーラインで示したいところでライ
ン表示の移動を停止させればよい。もちろん、同様にし
て垂直なライン表示も行うことができる。なお、ライン
表示を行うときにも、鮮明な表示のためラインの表示長
さに対応して輝度調節回路37を作動させ、レーザ発振
器12aを高輝度で駆動するのがよい。
【0020】さらに、ステッピングモータ19,25の
駆動を組み合わせることによって、光ビーム13により
スクリーン8上に図形表示42を行うこともできる。こ
の場合、図形表示42の円形の外径や位置はリモートコ
ントローラ30からのキー入力で任意に設定することが
できるのはもちろんである。また、円形に限らず、矩形
の図形表示を行うことも可能で、これらの図形表示はス
クリーン8に表示された画像を部分的に取り囲むための
表示として好適である。
駆動を組み合わせることによって、光ビーム13により
スクリーン8上に図形表示42を行うこともできる。こ
の場合、図形表示42の円形の外径や位置はリモートコ
ントローラ30からのキー入力で任意に設定することが
できるのはもちろんである。また、円形に限らず、矩形
の図形表示を行うことも可能で、これらの図形表示はス
クリーン8に表示された画像を部分的に取り囲むための
表示として好適である。
【0021】図6に示した本発明の他の例では、レーザ
指示装置10を本体基部1側に組み込んだもので、これ
でも全く同様の機能を得ることができる。また、本体基
部1に図示したようなキー入力パネル45を設けること
もでき、本発明は光ビーム13の制御を行うのに、必ず
しもリモートコントローラ30を用いるもののみに限定
されない。さらに、レーザ指示装置10と受光器11と
を含めた指示ユニットをオーバーヘッドプロジェクタか
ら取り外して利用できるようにし、この指示ユニットを
使用しやすい位置に設置して用いることも可能である。
指示装置10を本体基部1側に組み込んだもので、これ
でも全く同様の機能を得ることができる。また、本体基
部1に図示したようなキー入力パネル45を設けること
もでき、本発明は光ビーム13の制御を行うのに、必ず
しもリモートコントローラ30を用いるもののみに限定
されない。さらに、レーザ指示装置10と受光器11と
を含めた指示ユニットをオーバーヘッドプロジェクタか
ら取り外して利用できるようにし、この指示ユニットを
使用しやすい位置に設置して用いることも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のオーバ
ーヘッドプロジェクタによれば、スクリーンに投影され
た画像を部分的に指示するにあたり、投光器からの光ビ
ームが指向する方向を偏向手段により自在に移動できる
ようになっているから、レーザポインタを手持ちで使用
する場合のように、スクリーン上で光スポットが不規則
に振れたりすることがなく、また光スポットの径を変更
したりライン表示を行うときや、周囲の明るさに対応し
て光ビームの輝度を調節できるので、安定した見やすい
指示表示を行うことができる。
ーヘッドプロジェクタによれば、スクリーンに投影され
た画像を部分的に指示するにあたり、投光器からの光ビ
ームが指向する方向を偏向手段により自在に移動できる
ようになっているから、レーザポインタを手持ちで使用
する場合のように、スクリーン上で光スポットが不規則
に振れたりすることがなく、また光スポットの径を変更
したりライン表示を行うときや、周囲の明るさに対応し
て光ビームの輝度を調節できるので、安定した見やすい
指示表示を行うことができる。
【0023】また、投光器と偏向手段がオーバーヘッド
プロジェクタ本体から取り外せるようにしたものも本発
明に含まれており、取り外した投光器と偏向手段を通常
のオーバーヘッドプロジェクタ、すなわち投光器と偏向
手段を持たないオーバーヘッドプロジェクタの側に置い
て使用することも可能となる。
プロジェクタ本体から取り外せるようにしたものも本発
明に含まれており、取り外した投光器と偏向手段を通常
のオーバーヘッドプロジェクタ、すなわち投光器と偏向
手段を持たないオーバーヘッドプロジェクタの側に置い
て使用することも可能となる。
【図1】本発明を実施したオーバーヘッドプロジェクタ
の外観を示す斜視図である。
の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したオーバーヘッドプロジェクタを設
置した状態の側面図である。
置した状態の側面図である。
【図3】レーザ指示装置の駆動機構を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】レーザ指示装置のブロックダイアグラムであ
る。
る。
【図5】本発明のレーザ指示装置によって表示し得る指
示パターンの例である。
示パターンの例である。
【図6】本発明の別の例を実施したオーバーヘッドプロ
ジェクタのあ外観を示す斜視図である。
ジェクタのあ外観を示す斜視図である。
1 本体基部 2 アーム 3 投影ヘッド 4 フレネルミラー 5 原稿 8 スクリーン 10 レーザ指示装置 11 受光器 13 光ビーム 30 リモートコントローラ 32 信号光 39 光スポット 45 キー入力パネル
Claims (4)
- 【請求項1】 画像が投影されるスクリーンに光ビーム
を投光し、スクリーン上に光スポットを形成する投光器
と、前記光ビームを光軸と直交する2方向に各々独立に
振る偏向手段と、この偏向手段を駆動するための制御信
号を入力する信号入力手段とを備えたことを特徴とする
オーバーヘッドプロジェクタ。 - 【請求項2】 前記信号入力手段は、オーバーヘッドプ
ロジェクタ本体から分離自在のリモートコントローラで
あることを特徴とする請求項1記載のオーバーヘッドプ
ロジェクタ。 - 【請求項3】 前記投光器は光ビームの輝度を調節する
手段を含み、光ビームの輝度が信号入力手段からの信号
によって可変されることを特徴とする請求項1もしくは
2記載のオーバーヘッドプロジェクタ。 - 【請求項4】 前記投光器及び偏向手段は、オーバーヘ
ッドプロジェクタ本体から取外し自在であることを特徴
とする請求項1ないし3のいずれか記載のオーバーヘッ
ドプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28316692A JPH06130327A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | オーバーヘッドプロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28316692A JPH06130327A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | オーバーヘッドプロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130327A true JPH06130327A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17662043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28316692A Pending JPH06130327A (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | オーバーヘッドプロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06130327A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007012752A1 (de) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Laserzeigevorrichtung und Verfahren zur Ansteuerung derselben |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP28316692A patent/JPH06130327A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007012752A1 (de) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Laserzeigevorrichtung und Verfahren zur Ansteuerung derselben |
DE102007012752B4 (de) * | 2007-03-16 | 2008-11-27 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Laserzeigevorrichtung und Verfahren zur Ansteuerung derselben |
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