JPH06130317A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
ヘッドアップディスプレイ装置Info
- Publication number
- JPH06130317A JPH06130317A JP4279034A JP27903492A JPH06130317A JP H06130317 A JPH06130317 A JP H06130317A JP 4279034 A JP4279034 A JP 4279034A JP 27903492 A JP27903492 A JP 27903492A JP H06130317 A JPH06130317 A JP H06130317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display device
- image
- windshield
- display
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Filters (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示装置の表示画面が小さく制限される場合
であっても、より多くのカラー化された画像情報を表示
することができるヘッドアップディスプレイ装置を提供
する。 【構成】 画像をフロントガラス４に投射し、フロント
ガラス４で反射した画像を運転者の目に入射させること
により、フロントガラス４の外側前方にその像を結像さ
せるヘッドアップディスプレイ装置である。異なった画
像情報を異なった色で重ね合わせて表示する表示装置１
と、表示装置１から投射された表示画像を受け、特定の
波長領域の光のみをフロントガラス４に向けて反射する
複数のダイクロイックフィルタ２、３と、を備え、ダイ
クロイックフィルタ２、３は、各々相違した波長領域の
光を反射し、且つ表示装置１からの画像を順次受光する
ように表示装置１の光軸に沿って配置される。
であっても、より多くのカラー化された画像情報を表示
することができるヘッドアップディスプレイ装置を提供
する。 【構成】 画像をフロントガラス４に投射し、フロント
ガラス４で反射した画像を運転者の目に入射させること
により、フロントガラス４の外側前方にその像を結像さ
せるヘッドアップディスプレイ装置である。異なった画
像情報を異なった色で重ね合わせて表示する表示装置１
と、表示装置１から投射された表示画像を受け、特定の
波長領域の光のみをフロントガラス４に向けて反射する
複数のダイクロイックフィルタ２、３と、を備え、ダイ
クロイックフィルタ２、３は、各々相違した波長領域の
光を反射し、且つ表示装置１からの画像を順次受光する
ように表示装置１の光軸に沿って配置される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のヘッドアッ
プディスプレイ装置に関する。
プディスプレイ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネルのメー
タ等を表示する装置として、メータ等の画像をフロント
ガラスに投射し、フロントガラスで反射した画像を運転
者の目に入射させることにより、フロントガラスの外側
前方にその像を結像させ、運転者が目をそらせずにメー
タ等を視認することができるヘッドアップディスプレイ
装置が知られている。
タ等を表示する装置として、メータ等の画像をフロント
ガラスに投射し、フロントガラスで反射した画像を運転
者の目に入射させることにより、フロントガラスの外側
前方にその像を結像させ、運転者が目をそらせずにメー
タ等を視認することができるヘッドアップディスプレイ
装置が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】また、この種のヘッド
アップディスプレイ装置として、太陽光等の外光による
影響を軽減するために、特定の波長領域の光のみを反射
するホログラムをフロントガラスに取着し、ホログラム
で反射した表示画像を運転者の目に入射させる装置が、
特開平３−１０３８１６号公報等で提案されている。
アップディスプレイ装置として、太陽光等の外光による
影響を軽減するために、特定の波長領域の光のみを反射
するホログラムをフロントガラスに取着し、ホログラム
で反射した表示画像を運転者の目に入射させる装置が、
特開平３−１０３８１６号公報等で提案されている。
【０００４】しかし、この種のヘッドアップディスプレ
イ装置は、画像情報を表示する表示装置として、カラー
化されたＣＲＴ、ＥＬ表示器、或は液晶ディスプレイ等
が使用され、メータ等の画像がカラーで表示されるもの
であるが、表示装置の大きさ、つまりその表示画面の大
きさが、車両という限られた空間内に搭載する必要か
ら、小形に制限され、このために、ヘッドアップディス
プレイに表示される画像情報の情報量が制限される問題
があった。
イ装置は、画像情報を表示する表示装置として、カラー
化されたＣＲＴ、ＥＬ表示器、或は液晶ディスプレイ等
が使用され、メータ等の画像がカラーで表示されるもの
であるが、表示装置の大きさ、つまりその表示画面の大
きさが、車両という限られた空間内に搭載する必要か
ら、小形に制限され、このために、ヘッドアップディス
プレイに表示される画像情報の情報量が制限される問題
があった。
【０００５】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、表示装置の表示画面が小さく制限される場合であっ
ても、より多くのカラー化された画像情報を表示するこ
とができるヘッドアップディスプレイ装置を提供するこ
とを目的とする。
で、表示装置の表示画面が小さく制限される場合であっ
ても、より多くのカラー化された画像情報を表示するこ
とができるヘッドアップディスプレイ装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第一発明のヘッドアップディスプレイ装置は、画像
をフロントガラスに投射し、フロントガラスで反射した
画像を運転者の目に入射させることにより、フロントガ
ラスの外側前方にその像を結像させるヘッドアップディ
スプレイ装置において、異なった画像情報を異なった色
で重ね合わせて表示する表示装置と、表示装置から放射
された表示画像を受け、特定の波長領域の光のみを前記
フロントガラスに向けて反射する複数のダイクロイック
フィルタと、を備え、複数のダイクロイックフィルタ
は、各々相違した波長領域の光を反射し、且つ表示装置
からの画像を順次受光するように表示装置からの光軸に
沿って配置されていることを特徴とする。
に、第一発明のヘッドアップディスプレイ装置は、画像
をフロントガラスに投射し、フロントガラスで反射した
画像を運転者の目に入射させることにより、フロントガ
ラスの外側前方にその像を結像させるヘッドアップディ
スプレイ装置において、異なった画像情報を異なった色
で重ね合わせて表示する表示装置と、表示装置から放射
された表示画像を受け、特定の波長領域の光のみを前記
フロントガラスに向けて反射する複数のダイクロイック
フィルタと、を備え、複数のダイクロイックフィルタ
は、各々相違した波長領域の光を反射し、且つ表示装置
からの画像を順次受光するように表示装置からの光軸に
沿って配置されていることを特徴とする。
【０００７】また、第二発明のヘッドアップディスプレ
イ装置は、画像を表示する光学系にホログラムを使用
し、フロントガラスの外側前方に表示画像を結像させる
ヘッドアップディスプレイ装置において、異なった画像
情報を異なった色で重ね合わせて表示する表示装置と、
表示装置からの表示画像を受光し、特定の複数波長領域
の入射光を各々の波長領域に応じて相違した反射角で反
射するホログラムと、を備えたことを特徴とする
イ装置は、画像を表示する光学系にホログラムを使用
し、フロントガラスの外側前方に表示画像を結像させる
ヘッドアップディスプレイ装置において、異なった画像
情報を異なった色で重ね合わせて表示する表示装置と、
表示装置からの表示画像を受光し、特定の複数波長領域
の入射光を各々の波長領域に応じて相違した反射角で反
射するホログラムと、を備えたことを特徴とする
【０００８】
【作用・効果】第一発明のヘッドアップディスプレイ装
置では、表示装置から異なった画像情報が異なった色で
重ね合わせて表示され、その表示画像が、光軸に沿って
配置された複数の各ダイクロイックフィルタにより、各
々の波長領域に分離されて反射され、コンバイナとなる
フロントガラスに達する。
置では、表示装置から異なった画像情報が異なった色で
重ね合わせて表示され、その表示画像が、光軸に沿って
配置された複数の各ダイクロイックフィルタにより、各
々の波長領域に分離されて反射され、コンバイナとなる
フロントガラスに達する。
【０００９】このため、各々の波長領域つまり各々の色
の画像がフロントガラスにおける相違した各々の位置
（例えば上下位置）で反射され、運転者の目に入射す
る。したがって、運転者は、表示装置において重ね合せ
て表示された各色の画像が、フロントガラスの前方に上
下に分離して投影された像として視認することができ
る。このため、表示装置には、複数の情報、例えば車速
や各種のウオーニング表示を、例えば赤、緑、青によう
に色を相違させ、且つ重ね合せて表示することができ、
これによって、大きさに制限のある表示装置を使用した
場合でも、従来より多くの画像情報を表示することがで
きる。
の画像がフロントガラスにおける相違した各々の位置
（例えば上下位置）で反射され、運転者の目に入射す
る。したがって、運転者は、表示装置において重ね合せ
て表示された各色の画像が、フロントガラスの前方に上
下に分離して投影された像として視認することができ
る。このため、表示装置には、複数の情報、例えば車速
や各種のウオーニング表示を、例えば赤、緑、青によう
に色を相違させ、且つ重ね合せて表示することができ、
これによって、大きさに制限のある表示装置を使用した
場合でも、従来より多くの画像情報を表示することがで
きる。
【００１０】第二発明のヘッドアップディスプレイ装置
では、表示装置から異なった画像情報が異なった色で重
ね合わせて表示され、その表示画像が、光学系の一部に
配置されたホログラムに入射され、そのホログラムは、
特定の複数波長領域の入射光を各々の波長領域に応じて
相違した反射角で反射し、フロントガラス側から運転者
の方向に表示画像を導く。
では、表示装置から異なった画像情報が異なった色で重
ね合わせて表示され、その表示画像が、光学系の一部に
配置されたホログラムに入射され、そのホログラムは、
特定の複数波長領域の入射光を各々の波長領域に応じて
相違した反射角で反射し、フロントガラス側から運転者
の方向に表示画像を導く。
【００１１】このため、運転者の目には、各々の波長領
域つまり各々の色の画像が異なった角度で入射すること
になり、運転者は、表示装置において重ね合せて表示さ
れた各色の画像を、フロントガラスの前方に、例えば上
下に分離して投影された像として視認することができ
る。
域つまり各々の色の画像が異なった角度で入射すること
になり、運転者は、表示装置において重ね合せて表示さ
れた各色の画像を、フロントガラスの前方に、例えば上
下に分離して投影された像として視認することができ
る。
【００１２】このため、表示装置には、複数の情報、例
えば車速や各種のウオーニング表示を、例えば赤、緑、
青にように色を相違させ、且つ重ね合せて表示すること
ができ、これによって、大きさに制限のある表示装置を
使用した場合でも、従来より多くの画像情報を表示する
ことができる。
えば車速や各種のウオーニング表示を、例えば赤、緑、
青にように色を相違させ、且つ重ね合せて表示すること
ができ、これによって、大きさに制限のある表示装置を
使用した場合でも、従来より多くの画像情報を表示する
ことができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１４】図１は第一発明の実施例であるヘッドアッ
プディスプレイ装置の概略構成図を示している。１は、
例えば液晶ディスプレイ、ＥＬ表示器、ＣＲＴ等からな
る表示装置であり、異なった画像情報を異なった色で重
ね合わせて表示する。即ち、この表示装置は、例えば図
２に示すように、速度を示す速度画像Ｄ１を緑で表示
し、この速度画像Ｄ１と重ね合せるように、ウオーニン
グ画像（例えば燃料警報、ハンドブレーキ警報）Ｄ２を
赤で表示する。速度画像Ｄ１とウオーニング画像Ｄ２が
重なった部分は、緑と赤の合成色で表示される。
プディスプレイ装置の概略構成図を示している。１は、
例えば液晶ディスプレイ、ＥＬ表示器、ＣＲＴ等からな
る表示装置であり、異なった画像情報を異なった色で重
ね合わせて表示する。即ち、この表示装置は、例えば図
２に示すように、速度を示す速度画像Ｄ１を緑で表示
し、この速度画像Ｄ１と重ね合せるように、ウオーニン
グ画像（例えば燃料警報、ハンドブレーキ警報）Ｄ２を
赤で表示する。速度画像Ｄ１とウオーニング画像Ｄ２が
重なった部分は、緑と赤の合成色で表示される。
【００１５】表示装置１の光軸上には、２枚のダイクロ
イックフイルタ２、３が、表示装置からの画像を順次受
光するように、前後にずれた位置に配置される。このダ
イクロイックフイルタ２は緑の光のみを反射し、他の色
（波長）の光は透過させるように構成され、また、ダイ
クロイックフィルタ３は赤の光のみを反射し、他の色
（波長）の光は透過させるように構成される。
イックフイルタ２、３が、表示装置からの画像を順次受
光するように、前後にずれた位置に配置される。このダ
イクロイックフイルタ２は緑の光のみを反射し、他の色
（波長）の光は透過させるように構成され、また、ダイ
クロイックフィルタ３は赤の光のみを反射し、他の色
（波長）の光は透過させるように構成される。
【００１６】このような２枚のダイクロイックフィルタ
２、３は、表示装置１から投射された緑と赤の光を、自
動車のフロントガラス４の方向に各々平行に反射し、そ
れらの光をコンバイナとなるフロントガラス４の異なる
位置で反射させ、運転者の目に入射させるように、配置
される。なお、フロントガラス４の内側には、酸化チタ
ン等の蒸着膜が半透過性の反射膜として付着される。
２、３は、表示装置１から投射された緑と赤の光を、自
動車のフロントガラス４の方向に各々平行に反射し、そ
れらの光をコンバイナとなるフロントガラス４の異なる
位置で反射させ、運転者の目に入射させるように、配置
される。なお、フロントガラス４の内側には、酸化チタ
ン等の蒸着膜が半透過性の反射膜として付着される。
【００１７】このように構成されたヘッドアップディス
プレイ装置では、表示装置１において、速度を示す速度
画像Ｄ１が緑で表示され、ウオーニング画像（例えば燃
料警報、ハンドブレーキ警報）Ｄ２が赤で表示される。
プレイ装置では、表示装置１において、速度を示す速度
画像Ｄ１が緑で表示され、ウオーニング画像（例えば燃
料警報、ハンドブレーキ警報）Ｄ２が赤で表示される。
【００１８】そして、その表示画像が、光軸に沿って配
置されたダイクロイックフィルタ２に達し、ここで緑の
速度画像Ｄ１がフロントガラス４に向けて反射される。
また、ダイクロイックフィルタ２を通過した光のうち、
赤のウオーニング画像（例えば燃料警報、ハンドブレー
キ警報）Ｄ２が後のダイクロイックフィルタ３よってフ
ロントガラス４に向けて反射される。
置されたダイクロイックフィルタ２に達し、ここで緑の
速度画像Ｄ１がフロントガラス４に向けて反射される。
また、ダイクロイックフィルタ２を通過した光のうち、
赤のウオーニング画像（例えば燃料警報、ハンドブレー
キ警報）Ｄ２が後のダイクロイックフィルタ３よってフ
ロントガラス４に向けて反射される。
【００１９】このとき、前後にずれた位置のダイクロイ
ックフィルタ２、３から反射された速度画像Ｄ１とウオ
ーニング画像Ｄ２は、図１のように、略平行にフロント
ガラス４に入射する。このため、速度画像Ｄ１とウオー
ニング画像Ｄ２は、図１に示すように、上下に分離した
位置で反射され、運転者の目に入射する。
ックフィルタ２、３から反射された速度画像Ｄ１とウオ
ーニング画像Ｄ２は、図１のように、略平行にフロント
ガラス４に入射する。このため、速度画像Ｄ１とウオー
ニング画像Ｄ２は、図１に示すように、上下に分離した
位置で反射され、運転者の目に入射する。
【００２０】したがって、運転者は、表示装置１におい
て重ね合せて表示された速度画像Ｄ１とウオーニング画
像Ｄ２を、フロントガラス１の前方に上下に分離して投
影された像として視認することができる。
て重ね合せて表示された速度画像Ｄ１とウオーニング画
像Ｄ２を、フロントガラス１の前方に上下に分離して投
影された像として視認することができる。
【００２１】なお、青の光のみを反射するダイクロイッ
クフィルタを新たに加えて設置し、表示装置１に、赤、
緑、青の３色の各画像情報を重ね合せて表示すれば、３
種類の画像を分離して表示することもできる。
クフィルタを新たに加えて設置し、表示装置１に、赤、
緑、青の３色の各画像情報を重ね合せて表示すれば、３
種類の画像を分離して表示することもできる。
【００２２】図３は第二発明の実施例であるヘッドアッ
プディスプレイ装置の概略構成図を示している。
プディスプレイ装置の概略構成図を示している。
【００２３】５は、例えば液晶ディスプレイ、ＥＬ表示
器、ＣＲＴ等からなる表示装置であり、異なった画像情
報を異なった色で重ね合わせて表示する。即ち、この表
示装置５は、図４に示すように、速度を示す速度画像Ｄ
３を緑で表示し、ハンドブレーキ警報画像Ｄ４を赤で表
示し、ビーム画像Ｄ５を青で表示し、且つこれらの画像
Ｄ３、Ｄ４、Ｄ５を重ね合せて表示する。各画像Ｄ３、
Ｄ４、Ｄ５は裏文字で表示され、それらの重なり部分
は、それらの合成色で表示される。
器、ＣＲＴ等からなる表示装置であり、異なった画像情
報を異なった色で重ね合わせて表示する。即ち、この表
示装置５は、図４に示すように、速度を示す速度画像Ｄ
３を緑で表示し、ハンドブレーキ警報画像Ｄ４を赤で表
示し、ビーム画像Ｄ５を青で表示し、且つこれらの画像
Ｄ３、Ｄ４、Ｄ５を重ね合せて表示する。各画像Ｄ３、
Ｄ４、Ｄ５は裏文字で表示され、それらの重なり部分
は、それらの合成色で表示される。
【００２４】自動車のフロントガラス６内にホログラム
７が封入され、上記表示装置５は表示画像をそのホログ
ラム７に投射し、ホログラム７から反射された画像を運
転者の目に入射させる位置に配設される。
７が封入され、上記表示装置５は表示画像をそのホログ
ラム７に投射し、ホログラム７から反射された画像を運
転者の目に入射させる位置に配設される。
【００２５】ホログラム７は、感光剤となる重クロム酸
ゼラチン膜に、レーザ光によって各波長領域（色）の光
を露光して作成される。このとき、ホログラム像を拡大
表示するために、凹面鏡８が物体として露光され、凹面
鏡８からの物体光をレーザ光源９からの参照光と共にホ
ログラム乾板７ａに入射させるように、ホログラム７が
作成される（図６のＡ）。
ゼラチン膜に、レーザ光によって各波長領域（色）の光
を露光して作成される。このとき、ホログラム像を拡大
表示するために、凹面鏡８が物体として露光され、凹面
鏡８からの物体光をレーザ光源９からの参照光と共にホ
ログラム乾板７ａに入射させるように、ホログラム７が
作成される（図６のＡ）。
【００２６】さらに、このホログラム７は、緑、赤、青
の波長を持つ３種類の光により多重露光して作成され、
このとき、各色の波長の光は、ホログラム使用時に、各
色の光を相違した各々の反射角で反射するように、特定
の入射角等の条件で露光される。
の波長を持つ３種類の光により多重露光して作成され、
このとき、各色の波長の光は、ホログラム使用時に、各
色の光を相違した各々の反射角で反射するように、特定
の入射角等の条件で露光される。
【００２７】即ち、図６のＡはホログラム作成（記録）
時の説明図を示し、図６のＢはホログラム再生時の説明
図を示している。ホログラムの作成時と再生時における
参照光の波長、入射角、反射角の関係において、ｓｉｎ
θ３＝ｓｉｎθ４＋λ２／λ１（ｓｉｎθ１−ｓｉｎθ
２） の式が成立する。
時の説明図を示し、図６のＢはホログラム再生時の説明
図を示している。ホログラムの作成時と再生時における
参照光の波長、入射角、反射角の関係において、ｓｉｎ
θ３＝ｓｉｎθ４＋λ２／λ１（ｓｉｎθ１−ｓｉｎθ
２） の式が成立する。
【００２８】ここで、λ１は作成時の参照光の波長、λ
２は再生時の参照光の波長、θ１は作成時の反射角、θ
２は作成時の参照光の入射角、θ３は再生時の反射角、
θ４は再生時の参照光の入射角である。
２は再生時の参照光の波長、θ１は作成時の反射角、θ
２は作成時の参照光の入射角、θ３は再生時の反射角、
θ４は再生時の参照光の入射角である。
【００２９】したがって、上記式から、特定の波長
（色）の参照光を所定の角度で露光してホログラムを作
成すれば、ホログラム使用時に、所定の波長（色）の光
を所定の角度で反射させるようにすることができる。
（色）の参照光を所定の角度で露光してホログラムを作
成すれば、ホログラム使用時に、所定の波長（色）の光
を所定の角度で反射させるようにすることができる。
【００３０】例えば、緑、赤、青の波長を持つ３種類の
光を、各々の反射角で反射するホログラムを作成する場
合、各波長の光によって図６Ａのように、露光する処理
を３回繰り返えすことになる。
光を、各々の反射角で反射するホログラムを作成する場
合、各波長の光によって図６Ａのように、露光する処理
を３回繰り返えすことになる。
【００３１】これにより、図５に示す如く、緑の光を反
射するホログラム層Ｇ、赤の光を反射するホログラム層
Ｒ、青の光を反射するホログラム層Ｂを重ねて形成した
ホログラムが作成され、再生時における各波長（色）の
入射時には、緑の場合、反射角θＧで、赤の場合、反射
角θＲで、青の場合、反射角θＢで、それらの光を反射
する。
射するホログラム層Ｇ、赤の光を反射するホログラム層
Ｒ、青の光を反射するホログラム層Ｂを重ねて形成した
ホログラムが作成され、再生時における各波長（色）の
入射時には、緑の場合、反射角θＧで、赤の場合、反射
角θＲで、青の場合、反射角θＢで、それらの光を反射
する。
【００３２】このように構成されたヘッドアップディス
プレイ装置では、表示装置５において、速度を示す速度
画像Ｄ３が緑で表示され、ハンドブレーキ警報画像Ｄ４
が赤で表示され、ビーム画像Ｄ５が青で表示される。
プレイ装置では、表示装置５において、速度を示す速度
画像Ｄ３が緑で表示され、ハンドブレーキ警報画像Ｄ４
が赤で表示され、ビーム画像Ｄ５が青で表示される。
【００３３】それらの画像Ｄ３、Ｄ４、Ｄ５は、図４の
ように裏文字で表示されると共に重ね合せて表示され、
フロントガラス６内に封入されたホログラム７に入射さ
れる。この時、ホログラム７は、図５て説明したよう
に、特定の複数波長領域の入射光を各々の波長領域に応
じて相違した反射角で反射し、つまり緑の速度画像Ｄ
３、赤のハンドブレーキ警報画像Ｄ４、青のビーム画像
Ｄ５を、各々の反射角で反射し、運転者の目に入射させ
る（図３）。
ように裏文字で表示されると共に重ね合せて表示され、
フロントガラス６内に封入されたホログラム７に入射さ
れる。この時、ホログラム７は、図５て説明したよう
に、特定の複数波長領域の入射光を各々の波長領域に応
じて相違した反射角で反射し、つまり緑の速度画像Ｄ
３、赤のハンドブレーキ警報画像Ｄ４、青のビーム画像
Ｄ５を、各々の反射角で反射し、運転者の目に入射させ
る（図３）。
【００３４】このため、運転者の目には、緑の速度画像
Ｄ３、赤のハンドブレーキ警報画像Ｄ４、青のビーム画
像Ｄ５が異なった角度で入射することになり、運転者
は、表示装置５において重ね合せて表示された各色の画
像を、フロントガラス６の前方に、図３のように、上下
に分離して投影された像として、明確に視認することが
できる。したがって、大きさに制限のある表示装置を使
用した場合でも、従来より多くの画像情報を表示するこ
とができる。
Ｄ３、赤のハンドブレーキ警報画像Ｄ４、青のビーム画
像Ｄ５が異なった角度で入射することになり、運転者
は、表示装置５において重ね合せて表示された各色の画
像を、フロントガラス６の前方に、図３のように、上下
に分離して投影された像として、明確に視認することが
できる。したがって、大きさに制限のある表示装置を使
用した場合でも、従来より多くの画像情報を表示するこ
とができる。
【００３５】なお、上記実施例では、ホログラム７をフ
ロントガラス内に設けたが、ホログラムを別の位置に設
置し、フロントガラスをコンバイナとして使用してもよ
く、この場合、ホログラムで反射した画像をフロントガ
ラスに入射させ、フロントガラスで反射させた像を運転
者の目に入射させるようにしてもよい。その時の画像は
図２のように表文字となる。
ロントガラス内に設けたが、ホログラムを別の位置に設
置し、フロントガラスをコンバイナとして使用してもよ
く、この場合、ホログラムで反射した画像をフロントガ
ラスに入射させ、フロントガラスで反射させた像を運転
者の目に入射させるようにしてもよい。その時の画像は
図２のように表文字となる。
【図１】第一発明の一実施例を示す概略説明図である。
【図２】表示装置１の正面図である。
【図３】第二発明の一実施例を示す概略説明図である。
【図４】表示装置５の正面図である。
【図５】ホログラム７の再生時の作用を示す説明図であ
る。
る。
【図６】ホログラムの作成（記録）時と再生時の作用を
示す説明図である。
示す説明図である。
１、５−表示装置、 ２、３−ダイクロイックフィルタ、 ４、６−フロントガラス、 ７−ホログラム。
Claims (2)
- 【請求項１】 画像をフロントガラスに投射し、フロン
トガラスで反射した画像を運転者の目に入射させること
により、フロントガラスの外側前方にその像を結像させ
るヘッドアップディスプレイ装置において、 異なった画像情報を異なった色で重ね合わせて表示する
表示装置と、 該表示装置から投射された表示画像を受け、特定の波長
領域の光のみを前記フロントガラスに向けて反射する複
数のダイクロイックフィルタと、 を備え、該複数のダイクロイックフィルタは、各々相違
した波長領域の光を反射し、且つ該表示装置からの画像
を順次受光するように該表示装置からの光軸に沿って配
置されていることを特徴とするヘッドアップディスプレ
イ装置。 - 【請求項２】 画像を表示する光学系にホログラムを使
用し、フロントガラスの外側前方に表示画像を結像させ
るヘッドアップディスプレイ装置において、 異なった画像情報を異なった色で重ね合わせて表示する
表示装置と、 該表示装置からの表示画像を受光し、特定の複数波長領
域の入射光を、各々の波長領域に応じて相違した反射角
で反射するホログラムと、 を備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4279034A JPH06130317A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4279034A JPH06130317A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06130317A true JPH06130317A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17605478
Family Applications (1)
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| JP4279034A Pending JPH06130317A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JPH06130317A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-10-16 JP JP4279034A patent/JPH06130317A/ja active Pending
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