JP2970033B2 - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents
ヘッドアップディスプレイInfo
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- light
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Description
ッドアップディスプレイに係り、特に鮮明な画像表示を
可能とするヘッドアップディスプレイに関するものであ
る。ヘッドアップディスプレイは、運転者の負担を軽減
する装置として航空機、戦闘機、自動車、船舶、電車な
どに搭載する事が可能である。
ィスプレイでは、特開昭61-278820号公報に開示されて
いるように、外界の風景と計器盤情報とを重ねて表示す
るホログラフィックコンバイナが、体積位相反射型のホ
ログラフィック光学素子であった。また、計器盤情報
は、CRTや液晶表示装置などの表示手段に画像として
表示され、この表示手段上の画像がホログラフィック光
学素子により反射・回折した虚像を、運転者は観察する
事になる。
ヘッドアップディスプレイでは、前記表示手段の周縁部
分からの情報が収差により歪んでしまい、鮮明な表示が
出来ない。また、この収差をガラスレンズを組み合わせ
て補正する事も考えられているが、装置全体が重く、大
型な物となってしまい実用的ではない。本発明は、従来
技術における上記のごとき欠点、すなわち収差による表
示画像の歪みをなくし、鮮明な表示を可能とする目的で
なされたものである。
ため、本発明では、計器盤情報を表示する装置をCRT
や液晶表示装置ではなく、LEDや可視光半導体レーザ
ーを2次元に配列した点光源の集合とした。
心部分では従来と同様に計器盤情報を画像として表示
し、コンバイナはこの画像光を反射回折して運転者に情
報を読み取らせる。この表示装置の中心部分には時事刻
々と変化する情報を表示する。
時的に表示するマーク等は、表示装置の周縁部分の点光
源から出た光で対応するマークを再生するように作製さ
れた体積位相反射型のディスプレイホログラムとした。
スプレイにおけるコンバイナが、狭帯域の光だけを反射
し、それ以外の波長の光は透過するように作用するホロ
グラフィック光学素子の部分と点光源から出る球面波で
画像を再生するディスプレイホログラムの部分とからな
っている。
中心部分に作製し、表示装置からの情報を比較的少ない
収差で鮮明に表示する。また、ディスプレイホログラム
の部分はコンバイナの周縁部分に作製してあり、予めホ
ログラムとして撮影してある画像を球面波で再生するた
め、これも鮮明な画像表示が可能である。加えて、計器
盤の情報源がLEDや半導体レーザー等の点光源を2次
元配列した装置であるので、光量の利用効率が高く、高
輝度の表示を可能とする。
図面に基づいて説明する。図1は、本発明によるヘッド
アップディスプレイの全体構成例を示す概略図である。
ラフィックコンバイナ2を照明し、反射・回折した光5
が操縦者7の目に到達する。このホログラフィックコン
バイナ2は、ホログラフィック光学素子の部分2bとデ
ィスプレイホログラムの部分2a、2cからなってい
る。そして、点光源3aからの光がホログラム2aを照
明すると、例えば図4の16aに示した画像を表示し、
同様に点光源3cでホログラム2cを照明して16bの
画像を表示する。一方、点光源配列である3bの部分で
は速度情報などの時事刻々と変化する情報を表示し、こ
れをホログラフィック光学素子2bで反射・回折させ表
示する。
グラフィック光学素子の部分とディスプレイホログラム
の部分の両方とも一般にリップマン型と言われているホ
ログラムと同じものであり、回折はブラッグ条件に左右
され、表示画像の混在は起こらない。
コンバイナの作製方法の一例について説明する。図2
は、ホログラフィックコンバイナ2の中心部分にあるホ
ログラフィック光学素子の作製方法を示している。ここ
で、レーザー発振器8から出たレーザー光をレンズ10
で球面波にし、ホログラム用感光材料11の表裏面から
入射させ干渉させてホログラフィック光学素子の部分を
撮影する。この時、ディスプレイホログラムの部分は露
光されないように遮光マスク12で覆われている。
周縁部分にあるディスプレイホログラム部分の作製方法
を示している。表示する画像の透明陽画16(例えば、
図4における16a、16b)はホルダー13と拡散板
14により挟侍され、レンズ10により発散したレーザ
ー光で照明される。透明陽画16を透過した光は、拡散
板14で拡散し、これがディスプレイホログラム部分2
a、2cの撮影時の物体光に相当する。一方、参照光は
反対側の1点から出る球面波である。
と球面波との干渉縞をホログラム用感光材料11の周縁
部分に撮影する。この時、16aの画像を撮影する際は
15aの位置に点光源を移動させ、16bでは15bの
位置に点光源を移動させて露光し、それ以外の部分は遮
光マスク12で覆う。
ッドアップディスプレイにおけるホログラフィックコン
バイナが、ホログラフィック光学素子の部分とディスプ
レイホログラムの部分とを有し、点光源の集合からなる
画像表示手段を備える事で、従来と同様の機能を保ち、
かつ鮮明な画像を表示することが可能となる。
構成例を示す概略説明図である。
ック光学素子の部分の作製方法の一例を示す説明図であ
る。
ホログラム部分の作製方法の一例を示す説明図である。
ホログラム部分で表示する表示画像の例を示す説明図で
ある。
を示す概略説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】画像表示手段と、前記表示手段から出射し
た表示光(計器盤情報)を反射・回折させて、乗り物の
前方ガラス窓を通して、操縦者に外界の風景と前記表示
光の両方を視認させるコンバイナとを備えたヘッドアッ
プディスプレイにおいて、ガラス窓上に貼付、またはガ
ラス窓中に狭持したコンバイナが、ある特定の部分は、
狭帯域の光だけを反射し、それ以外の波長の光は透過す
るように作用するホログラフィック光学素子であり、そ
れ以外の部分は、複数の表示画像をそれと対応する点光
源からの光により再生するディスプレイホログラムであ
り、表示光(計器盤情報)を出射する画像表示手段が、
狭帯域の光を出射する点光源の2次元配列であるという
ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9353791A JP2970033B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | ヘッドアップディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9353791A JP2970033B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | ヘッドアップディスプレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303813A JPH04303813A (ja) | 1992-10-27 |
JP2970033B2 true JP2970033B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14085030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9353791A Expired - Fee Related JP2970033B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | ヘッドアップディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970033B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6439453B2 (ja) * | 2015-01-09 | 2018-12-19 | セイコーエプソン株式会社 | 画像表示装置、及び画像表示装置の製造方法 |
CN111566571B (zh) | 2018-01-08 | 2022-05-13 | 迪吉伦斯公司 | 波导单元格中全息光栅高吞吐量记录的系统和方法 |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP9353791A patent/JP2970033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04303813A (ja) | 1992-10-27 |
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