JPH05127022A - ヘツドアツプデイスプレイ用のホログラムの作製方法 - Google Patents

ヘツドアツプデイスプレイ用のホログラムの作製方法

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JPH05127022A
JPH05127022A JP3093394A JP9339491A JPH05127022A JP H05127022 A JPH05127022 A JP H05127022A JP 3093394 A JP3093394 A JP 3093394A JP 9339491 A JP9339491 A JP 9339491A JP H05127022 A JPH05127022 A JP H05127022A
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JP
Japan
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hologram
display
image
light
head
Prior art date
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Application number
JP3093394A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Imai
信幸 今井
Toshihiro Kubota
敏弘 久保田
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輝度が高く,視認性に優れたヘッドアップデ
ィスプレイ用のホログラムを作製すること。 【構成】 レーザ光40を用い,透過型拡散板2からの
拡散光を物体光52として第1ホログラム110を作
り,次いで該第1ホログラム110を共役再生してその
再生像を物体光とした第2ホログラムを作る。その後,
該第2ホログラムを再度共役再生してその再生像である
拡散板像及び上記第1ホログラムを記録した第3ホログ
ラムを作る。そして,該第3ホログラムを,上記ヘッド
アップディスプレイのコンバイナとして用いる。該コン
バイナには,レーザビームをスキャンニングして,車速
などの自動車パネル表示等を映し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば車両前面に用い
る,ヘッドアップディスプレイ用のホログラムの作製方
法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,例えば,自動車における車速,エン
ジン回転数,燃料残量等の運転情報は,運転席前部に設
けたインストルメントパネルに設けたメータに表示され
ている。しかし,これらの表示を視認する際,ドライバ
ーは前方視界から一時目を離さなければならない。そこ
で,ホログラムをコンバイナーとして用い,上記運転情
報をフロントガラス前方に結像させる,ヘッドアップデ
ィスプレイが提案されている。例えば特開昭62−52
88号公報に示されている車両用ヘッドアップディスプ
レイは,所定の入射光及び立体角で入射する参照光と,
面物体からの物体光とを用いて作製したホログラムを用
いるものである。そして,該ホログラムに,ビームスキ
ャナを用いて,所定の入射角で上記ホログラムを走査す
ることにより,上記運転情報を,運転席前方に表示させ
る。即ち,上記公報に示される従来のホログラムは,一
般のホログラムの作製と同様に,拡散光により面ボード
を記憶させたものである。ヘッドアップディスプレイと
して使用する場合には,この記憶されたホログラムにス
キャンビーム(走査光)を当てて,平面ボードを再生す
る。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のホ
ログラムは,上記のごとく拡散光により作製したホログ
ラムであるため,上記平面ボードで反射された光は拡散
光となる。そのため,スキャンビームにより,上記ホロ
グラムにおいて反射された光は,ドライバーのアイポイ
ント(眼)方向に対して広い範囲に拡大されてしまう。
それ故,ドライバーが視認できる光量は,小さくなり,
像の輝度が低い。その結果,運転情報を判別し難い事態
を生ずる。本発明はかかる従来の問題点に鑑み,輝度が
高く,視認性に優れた,ヘッドアップディスプレイ用の
ホログラムの作製方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は,レーザビームを走査する
スキャンタイプのヘッドアップディスプレイに用いるホ
ログラムを作製する方法において,被写体としての透過
型拡散板からの拡散光を物体光として第1ホログラムを
作り,次いで該第1ホログラムを共役再生してその再生
像を物体光とした第2ホログラムを作り,その後該第2
ホログラムを再度共役再生して,その再生像である拡散
板像及び上記第1ホログラムを記録した第3ホログラム
を作ることを特徴とするヘッドアップディスプレイ用の
ホログラムの作製方法に関する。本発明において最も注
目すべきことは,上記のごとく作製した第1ホログラム
を共役再生して第2ホログラムを作製し,その後該第2
ホログラムを再度共役再生して上記第3ホログラムを作
ることにある。そして,上記第3ホログラムをコンバイ
ナーとして,これにレーザビームを走査して,ヘッドア
ップディスプレイを表示させる。また,本発明により得
られたホログラムは,自動車の運転情報のみならず,教
育機器,商品ディスプレイなどのホログラムを利用する
ヘッドアップディスプレイに用いることができる。
【0005】
【作用及び効果】本発明においては,上記のごとき順序
で第3ホログラムを作製し,これをヘッドアップディス
プレイに用いる。そのため,図4に示すごとく,第3ホ
ログラムにレーザビームでスキャン照射された拡散板像
の光は,全てホログラム乾板像の位置に集まってくる。
それ故,ヘッドアップディスプレイで再生される投映像
は輝度が高く,視認性に優れている。したがって,本発
明によれば,輝度が高く,視認性に優れた,ヘッドアッ
プディスプレイ用のホログラムの作製方法を提供するこ
とができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例にかかるホログラムの作製方
法につき,図1〜図4を用いて説明する。本例のホログ
ラムは,自動車の運転情報等を表示する,車両用ヘッド
アップディスプレイのコンバイナーに用いるものであ
る。まず,本例方法の概要を説明すれば,図1に示すご
とく,レーザ光40を用いて透過型拡散板2からの拡散
光を物体光52として,第1ホログラム乾板11上に第
1ホログラム110を作る。次に,図2に示すごとく,
該第1ホログラム110を共役再生して,その再生像を
物体光56として,第2ホログラム乾板12の上に第2
ホログラム120を作る。
【0007】その後,図3に示すごとく,該第2ホログ
ラム120を再度共役再生して,その再生像である拡散
板像20及び上記第1ホログラム110を記録した,第
3ホログラム130を第3ホログラム乾板13上に作
る。そして,図4に示すごとく,上記第3ホログラム乾
板13を,ヘッドアップディスプレイのホログラムコン
バイナーとして用い,これにレーザビーム71を走査す
る。これにより,ドライバーの眼8が視認できる,輝度
の高い投影像22が得られる。
【0008】以下これを,詳述する。まず,図1は,第
1ホログラム110の作製光学系を示している。同図に
おいて,レーザ発振器4から発振されたレーザ光40
は,ビームスプリッタ41で2方向に分割される。そし
て,一方のレーザ光はミラー45,対物レンズ46を経
て,コリメータレンズ47により平行光となり,ミラー
48により第1ホログラム乾板11に参照光53として
照射される。
【0009】また,他方のレーザ光は,ビームスプリッ
タ42,43を経て,対物レンズ44により発散光51
となる。上記発散光は,被写体である透過型拡散板2に
照射され,これを通過することにより,拡散光となる。
そして,該拡散光は,物体光52として第1ホログラム
乾板11に照射される。そして,該物体光52と上記参
照光53とが第1ホログラム乾板11上で回折縞を構成
する。これにより,第1ホログラム乾板11上に,透過
型拡散板2の像が第1ホログラム110として記録され
る。上記の透過型拡散板2としては,例えばスリガラス
を用いる。
【0010】次に,図2は,第2ホログラム120の作
製光学系を示している。ここでは,上記第1ホログラム
乾板11に対して,その第1ホログラム110を記録し
た参照光53と同じ平行光を再生光55として,上記記
録時と反対の方向から照射する。これにより,該参照光
55は,物体光56となり,拡散板像20を形成する。
このときの拡散板像20は,共役再生像である。そし
て,上記物体光56の中に第2ホログラム乾板12を配
置し,これに参照光57を照射する。これにより,該第
2ホログラム乾板12に,上記拡散板像20と第1ホロ
グラム乾板11の第1ホログラム110との共役像であ
る第2ホログラム120を記録する。
【0011】次に,図3は,第3ホログラム130の作
製光学系を示している。ここでは,上記第2ホログラム
乾板12に対して,その第2ホログラム120を記録し
た参照光57と同じ平行光を再生光61として,上記記
録時と反対の方向から照射する。これにより,再生光6
1は回折されて物体光62,63となり,拡散板像20
及びホログラム乾板像112を形成する。このときの拡
散板像20は,実像となっている。そこで,第2ホログ
ラム乾板12とホログラム乾板像112との間の上記物
体光63の中に,第3ホログラム乾板13を配置し,こ
れに参照光64を照射する。これにより,該第3ホログ
ラム乾板13に,上記拡散板像20とホログラム乾板像
112との共役像である第3ホログラム130を記録す
る。また,上記参照光64は,発散光である。これは,
第3ホログラム130をヘッドアップディスプレイとし
て用いる際に,拡散光を用いるためである。
【0012】次に,図4は,上記のようにして得た第3
ホログラム乾板13を利用した,ヘッドアップディスプ
レイの作動原理を示したものである。第3ホログラム乾
板13は,フィルムであり,自動車のフロントガラスに
接着するか,又はフロントガラス中にサンドイッチ状に
配置され,コンバイナと呼ばれる。そして,この第3ホ
ログラム乾板13(コンバイナ)に,レーザスキャナー
7から発射した細いレーザビーム71が当てると,その
レーザビーム71が当たった部分の拡散板像20の投映
像22が,人間の眼8に視認される。このようにしてレ
ーザビーム71をX軸方向,Y軸方向に走査(スキャ
ン)することにより,各種の投映像22が形成される。
そして,この投映像22の投映位置は,図3において参
照光64が照射された位置と,上記レーザスキャナ7と
の位置によって決まる。また,レーザビーム71で照射
された拡散板像20の光が,全てホログラム乾板像10
の位置に集まってくる。そのため,ヘッドアップディス
プレイで再生される投映像22は,輝度が高い,明るい
像となり,視認性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,第1ホログラム乾板の作製工
程図。
【図2】実施例における,第2ホログラム乾板の作製工
程図。
【図3】実施例における,第3ホログラム乾板の作製工
程図。
【図4】実施例におけるホログラムコンバイナの作動原
理説明図。
【符号の説明】
11...第1ホログラム乾板, 12...第2ホログラム乾板, 13...第3ホログラム乾板, 110...第1ホログラム, 120...第2ホログラム, 130...第3ホログラム, 2...透過型拡散板,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 9/00 359 A 6447−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを走査するスキャンタイプ
    のヘッドアップディスプレイに用いるホログラムを作製
    する方法において,被写体としての透過型拡散板からの
    拡散光を物体光として第1ホログラムを作り,次いで該
    第1ホログラムを共役再生してその再生像を物体光とし
    た第2ホログラムを作り,その後該第2ホログラムを再
    度共役再生して,その再生像である拡散板像及び上記第
    1ホログラムを記録した第3ホログラムを作ることを特
    徴とするヘッドアップディスプレイ用のホログラムの作
    製方法。
JP3093394A 1991-03-29 1991-03-29 ヘツドアツプデイスプレイ用のホログラムの作製方法 Pending JPH05127022A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07168518A (ja) * 1993-08-31 1995-07-04 Hughes Aircraft Co ホログラム
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US7031067B2 (en) 2004-03-10 2006-04-18 Motorola, Inc. Head-up display
JP2014106304A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Dainippon Printing Co Ltd ホログラムの製造方法およびカラーホログラムの製造方法
US11906744B2 (en) 2019-09-27 2024-02-20 Lg Chem, Ltd. Display lens manufacturing apparatus and method, and head-mounted display device comprising display lens manufactured thereby

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