JPH06129630A - ガス供給管の結び替え工事方法及びその装置 - Google Patents

ガス供給管の結び替え工事方法及びその装置

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JPH06129630A
JPH06129630A JP12895691A JP12895691A JPH06129630A JP H06129630 A JPH06129630 A JP H06129630A JP 12895691 A JP12895691 A JP 12895691A JP 12895691 A JP12895691 A JP 12895691A JP H06129630 A JPH06129630 A JP H06129630A
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Masayuki Yamagishi
正幸 山岸
Kikuo Hisada
喜久雄 久田
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 〔目的〕 ガスを止めずに結び替え工事を行う。 〔構成〕 エスチーズストッパー6と試験口c間にバイ
パスホース20を接続し、結び替え工事中はこのバイパ
スホース20を経由してガスを流す。 〔効果〕 結び替え工事中でもガスが使えると共に一旦
ガスを止めて工事を行う場合に必要となる点火試験が不
必要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、需要家に対するガスの
供給を止めることなくガス供給管の結び替え工事を行う
ことのできる工事方法とこの工事方法に用いられる装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスの供給用本支管を取り替える場合に
は、各需要家毎に分岐されている所謂供給管を旧管から
新管側へ結び替える工事が必要となる。
【0003】この際、従来は先ずメータコックを閉じ、
次に旧管のエスチーズ(分岐部材)内にストッパーを挿
入して旧本支管からのガスの流れを止めてから結び替え
工事を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、次のような
問題がある。
【0005】a.供給管結び替え工事施工時間中はガス
を停止させるため、需要家側においてガスを使用するこ
とができない。
【0006】b.ガスを停止させるため、新設供給管、
灯外内管および灯内内管のエアパージを要する。
【0007】c.さらに、エアパージが完全に行われた
ことを確認するため、ガスの点火試験を実施しなければ
ならない。
【0008】d.前項の点火試験のため、需要家の室内
に立ち入らざるをえず、需要家が不在の場合は供給管結
び替え工事を翌日に延期するか、やむを得ず結び替え工
事を施工する場合は、需要家が帰宅するまで点火試験の
ために現場で待機しなければならない。
【0009】本発明の目的は、ガスの供給を停止させず
に結び替え工事を行う方法とこの工事方法に用いられる
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は次のとお
りである。
【0011】a.新設本支管にエスチーズを取り付ける
と共にこのエスチーズ内に中空芯棒付のエスチーズスト
ッパーを挿入する、 b.前記中空芯棒の上端とガスメータの出側配管に取り
付けてある試験口間にバイパス管を取り付ける、 c.前記バイパス管内のエアーパージを行う、 d.前記バイパス管を開通し、ガスメータの入側配管に
取り付けてあるメータコックを閉じて新設本支管側から
ガスを供給する、 e.既設供給管を結び箇所で切断し、エスチーズの分岐
口とこの切断口間に引き直し管を接続する、 f.前記エスチーズと引き直し管及びメータコックに至
るまでの供給管内の気密検査を行う、 g.メータコックを開放してメータコックから新設供給
管及びエスチーズまでのエアパージを行う、 h.エスチーズ内からエスチーズストッパーをとり出
し、エスチーズの挿入口を閉塞し、試験口を閉じ、新設
本支管から新規の供給管、メータコック、ガスメータを
経由して需要家にガスを供給する、 i.方法にて行うガス供給管の結び替え工事方法。
【0012】2.a.中空芯棒の先端にストッパーゴム
を取り付けると共に中空芯棒の上端にバイパスホース接
続用のカプラーを取り付けて成るエスチーズストッパー
と、 b.エスチーズの上部挿入口に対する嵌合口を下面に形
成し、中央に前記中空芯軸固定用の孔を設けると共に上
面に気密テスト用ノズルを取り付けた気密テスト用エス
チーズキャップと、 c.試験口に対する取付口とホース接続口を有し、手動
で開閉自在のパージカランを取り付けた構成のコック
と、 d.エスチーズストッパーの中空芯棒の上端と試験口に
取り付けられたコックのホース接続口間に接続されるバ
イパスホースと、 e.から成るガス供給管の結び替え工事方法及びこの工
事方法に用いられる装置。
【0013】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。
【0014】1は新設の本支管、2はエスチーズにし
て、このエスチーズ2は本支管1に設けた供給口1aに
対する取付口3と側方に分岐口4と上部に挿入口5を設
けた構成である。
【0015】6はエスチーズストッパーにして、図2に
示すように、中空芯棒7の先端に外パイプ8、ハンドル
9により圧縮されると拡径するゴム製のストッパー10
を取り付けると共に、中空芯棒7の上端にバルブ付カプ
ラー11を取り付けた構成から成り、図1に示すように
エスチーズ2の取付口3をこのストッパー10で内側か
ら閉塞自在である。
【0016】12は図3(A)、(B)に示すように下
面に前記エスチーズ2の挿入口5に対する嵌合口13を
形成し、中央に芯棒7が通る孔14を形成すると共に上
面に気密テスト用ノズル15を取り付けたエスチーズキ
ャップである。
【0017】図1において、16は試験口cに対して取
り付けられたコックにして、このコック16にはパージ
用手動式カラン18とバルブ付カプラー19が取り付け
られている。
【0018】20はバイパスホースにして、このホース
20の一端はTホース21を経由して前記エスチーズス
トッパー6の芯棒7のカプラー11に接続され、他端は
前記バルブ付カプラー19に接続されている。
【0019】次に、上記工具を用いて行う本発明の工事
方法を図4を中心にして説明する。
【0020】先ず、図4(A)に示すように、新設本支
管1に穿孔機を用いて穿孔を行い、ここにエスチーズ2
を取り付けると共にエスチーズ2内にエスチーズストッ
パー6を挿入し、ストッパー10によりエスチーズ2の
取付口3から分岐口4側への流れを閉塞する。同時に図
1に示すように、エスチーズ2の挿入口5にキャップ1
2を被せる。
【0021】次に図4(B)に示すように試験口cにコ
ック16を取り付けると共にこのコック16のカプラー
19とエスチーズストッパー6の芯棒7のカプラー11
間にTホース21、バイパスホース20を接続し、カラ
ン18を開いてバイパスホース20内にガスを流してエ
アパージを行い、次に(C)に示すようにカラン18を
閉じ、コック16を開いてメータコックbを閉じ、バイ
パスホース20を経由して灯内内管d側へガスを流し続
け、ガス器具の使用を可能にしておく。
【0022】次に、(D)に示すように灯外内管eを結
び箇所で切断し、(E)に示すように、エスチーズ2の
分岐口4と切断箇所内に結び管fを接続する。
【0023】次に、(E)に示すようにエスチーズ2の
キャップ12のノズル15に空気圧入器22′及び自記
圧力計22を接続し、自記圧力計22により気密テスト
を行う。
【0024】気密テスト終了後、空気圧入器22′及び
自記圧力計22を取り外し、(F)に示すようにメータ
コックbを開き、このメータコックbから新設供給管エ
スチーズ2までのエアーをエスチーズ2のキャップ12
のノズル15より放出し、エアパージを行う。このよう
にして、エアパージ終了後、エスチーズ2内からエスチ
ーズストッパー6を取り外し、挿入口5をプラグにて閉
塞し、コック16を閉じて新規の供給管を経由してガス
を供給し、コック16、バイパスホース20を取り外
し、試験口cを塞ぎ、作業を終了する。図中gは旧本支
管を示す。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように、ガスを止めずに
結び替え工事を行うことができるので、次の如き効果を
奏する。
【0026】a.工事中ガスの使用ができる。
【0027】b.灯内内管のエアパージの必要がない。
【0028】c.点火試験の必要がない。
【0029】d.計画的な工事を行うことができると共
に点火試験等のために需要家が帰宅するまで待機する必
要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体を示す説明図。
【図2】エスチーズストッパーの説明図。
【図3】(A)キャップの正面図。
【図3】(B)キャップの平面図。
【図4】(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、
(F)本発明に係る結び替え工事の説明図。
【符号の説明】
1 新設本支管 2 エスチーズ 6 エスチーズストッパー 12 キャップ 16 コック 18 カラン 20 バイパスホース a ガスメータ b メータコック c 試験口 d 灯内内管 e 灯外内管 f 結び管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体を示す説明図。
【図2】エスチーズストッパーの説明図。
【図3】キャップの正面図。
【図4】キャップの平面図。
【図5】新設本支管にエスチーズを取り付けた状態の説
明図。
【図6】バイパスホースを取り付けた状態の説明図。
【図7】バイパスホースを経由してガスを流している状
態の説明図。
【図8】灯外内管を切断した状態の説明図。
【図9】結び管を接続した状態の説明図。
【図10】エアーパージ状態の説明図。
【符号の説明】 1 新設本支管 2 エスチーズ 6 エスチーズストッパー 12 キャップ 16 コック 18 カラン 20 バイパスホース a ガスメータ b メータコック c 試験口 d 灯内内管 e 灯外内管 f 結び管
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.新設本支管にエスチーズを取り付け
    ると共にこのエスチーズ内に中空芯棒付のエスチーズス
    トッパーを挿入する、 b.前記中空芯棒の上端とガスメータの出側配管に取り
    付けてある試験口間にバイパス管を取り付ける、 c.前記バイパス管内のエアーパージを行う、 d.前記バイパス管を開通し、ガスメータの入側配管に
    取り付けてあるメータコックを閉じて新設本支管側から
    ガスを供給する、 e.既設供給管を結び箇所で切断し、エスチーズの分岐
    口とこの切断口間に引き直し管を接続する、 f.前記エスチーズと引き直し管及びメータコックに至
    るまでの供給管内の気密検査を行う、 g.メータコックを開放してメータコックから新設供給
    管及びエスチーズまでのエアパージを行う、 h.エスチーズ内からエスチーズストッパーをとり出
    し、エスチーズの挿入口を閉塞し、試験口を閉じ、新設
    本支管から新規の供給管、メータコック、ガスメータを
    経由して需要家にガスを供給する、 i.方法にて行うガス供給管の結び替え工事方法。
  2. 【請求項2】 a.中空芯棒の先端にストッパーゴムを
    取り付けると共に中空芯棒の上端にバイパスホース接続
    用のカプラーを取り付けて成るエスチーズストッパー
    と、 b.エスチーズの上部挿入口に対する嵌合口を下面に形
    成し、中央に前記中空芯軸固定用の孔を設けると共に上
    面に気密テスト用ノズルを取り付けた気密テスト用エス
    チーズキャップと、 c.試験口に対する取付口とホース接続口を有し、手動
    で開閉自在のパージカランを取り付けた構成のコック
    と、 d.エスチーズストッパーの中空芯棒の上端と試験口に
    取り付けられたコックのホース接続口間に接続されるバ
    イパスホースと、 e.から成るガス供給管の結び替え工事方法及びこの工
    事方法に用いられる装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266440A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Koichi Araki 可燃ガス配管用エアパージ具
JP2009024710A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Tokyo Gas Co Ltd 可燃ガス配管工事用エアパージ装置

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JP2006266440A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Koichi Araki 可燃ガス配管用エアパージ具
JP4572132B2 (ja) * 2005-03-25 2010-10-27 扶桑技研株式会社 可燃ガス配管用エアパージ具
JP2009024710A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Tokyo Gas Co Ltd 可燃ガス配管工事用エアパージ装置

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