JP3935040B2 - ガス配管の漏洩検査方法及びそれに用いる漏洩検査装置 - Google Patents

ガス配管の漏洩検査方法及びそれに用いる漏洩検査装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータを交換したり、配管施工したり、配管の点検をしたりするときガスメータから屋内までのガス配管の漏洩検査を行うガス配管の漏洩検査方法及び漏洩検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガスメータを交換したり、配管施工したり、配管の点検をしたりするときガス配管に漏れがないかを確認するする必要がある。その確認方法としてはガス配管内の所定圧力に加圧し、その圧力減少がないことを確認する(屋内に供給する燃焼ガスの供給圧力を使って漏れがないことを確認する場合もあるが、通常、都市ガス等の燃料ガスの供給圧力は低圧で大気圧と余り差圧がなく、漏れがあっても圧力降下が小さいため、漏れを確認するのに長時間かかるものであり、ここでは都市ガス等の燃料ガスの供給圧力による漏れの検査方法でなく、より積極的に周囲の大気圧と圧力差を生じさせ、有意に漏洩が確認できるように加圧して行う検査方法を対象とする。)。
【0003】
ガス配管内を加圧しているとき、仮に漏れがあれば、圧力はその漏れ量に比例した圧力降下を起こし、漏れが目視(水柱やゲージによる)あるいは電子的(例えは、圧力に応じて信号を出力する圧力計の出力を集積回路等で判定する。)に確認され、本来なら目にみえない漏れという現象を確認することができる。このようにガス配管内部を加圧してその圧力降下の監視により漏れの有無を確認する方法を漏洩検査と呼ぶが、これらガス配管の漏洩検査をする場合、ガス配管の検査する区間に何らかの流体を加圧して投入する必要がある。
【0004】
図9に従来の漏洩検査の一例を示す。ガス配管1は供給源側(都市ガスの場合ガス会社の本管、LPガスの場合ボンベ)から屋内の末端まで配管してあり、このガス配管1の途中にガスメータ2を配置してある。ガスメータ2より上流側の部分でガス配管1には管路を開閉する供給側元栓3を装着してあり、ガス配管1の屋内側の末端のガス取り出し口4に取り出し側元栓5を装着してある。屋内では一般にガス配管1が複数に分岐してあり、複数のガス取り出し口4が設けられていると共に各ガス取り出し口4に取り出し側元栓5が設けられている。ガス取り出し口4にはガス器具6が接続されている。漏洩検査装置A′は例えばT字状の3つの接続口a,b,cを有すると共に2つの開閉弁d,eを有する三方弁部材fと圧力計gと手動式の加圧ポンプhとで構成されており、接続口bに圧力計gが接続され、接続口cに加圧ポンプhが接続されている。この漏洩検査装置A′でガス配管1の供給側元栓3とガス取り出し口4との間の検査区間の検査をするとき、接続口aを接続ホースi等を介してガス取り出し口4に接続し、供給側元栓3を閉じると共に漏洩検査装置A′を接続したガス取り出し口4の取り出し側元栓5を開き、開閉弁dを閉じると共に開閉弁eを開き、加圧ポンプhを操作して空気を加圧してガス配管1の検査する区間に充填して所定圧力に加圧し、その後開閉弁dを開くと共に開閉弁eを閉じ、圧力計gで圧力変化を監視して漏洩の有無を確認する。ガス配管1の漏洩がないことを確認すると、漏洩検査装置A′を外し、ガス配管1に充填した空気をパージして燃料ガスと入れ替え、取り出し側元栓5を閉じる。
【0005】
上記従来例では屋内で漏洩検査装置A′をガス取り出し口4に接続して屋内から漏洩検査をしているが、屋外で漏洩検査装置A′を接続して漏洩検査する方法もある。この場合、ガスメータ2を外し、ガスメータ2の出口に接続する出口側接続口7に上記漏洩検査装置A′の接続口aを接続し、上記と同様に加圧ポンプhにて空気を加圧してガス配管1の検査区間に圧入し、上記と同様に漏洩検査を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また図10に従来の漏洩検査の他の例を示す。この例の漏洩検査装置A″は上記漏洩検査装置A′の加圧ポンプに代えて加圧用ボンベjを設けてあり、加圧用ボンベjに屋内に供給する燃料ガスと同じ種類のガスを加圧充填してある。そしてこの漏洩検査装置A″でガス配管1の供給側元栓3とガス取り出し口4との間の検査区間の検査をするとき、接続口aを接続ホースi等を介してガス取り出し口4に接続し、供給側元栓3を閉じると共に漏洩検査装置A″を接続したガス取り出し口4の取り出し側元栓5を開き、加圧用ボンベjから燃料ガスをガス配管1の検査区間に充填して所定圧力に加圧し、その後圧力計gで圧力変化を監視して漏洩の有無を確認する。そして漏洩がないことを確認した後に漏洩検査装置A″を取り外し、取り出し用元栓5を閉じる(例えば特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−337942号公報
【特許文献2】
特開平10−185751号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の図9に示す従来例では屋内に入って屋内のガス取り出し口4に漏洩検査装置A′を接続して検査しなければならなく、検査員が屋内に立ち入らなければ検査できない。このためガス取り出し口4がある屋内が住戸の場合、検査のために住戸内に検査員を入れる必要があり、住居者から見れば、プライベートな場所を見られるなどの不快を感じられることがある。またガス配管1の検査区間に空気を加圧して充填して検査するため、検査を終えた後にガス配管1の空気をパージして供給する燃料ガスと置換する必要があり、この作業に手間がかかるという問題がある。
【0009】
またガスメータ2を取り外してこのガスメータ2の接続箇所で漏洩検査装置A′を接続して検査する場合、屋内に入らなくても検査することができるが、漏洩検査をした後、ガス配管1の空気をパージして供給する燃料ガスと置換する必要があり、この作業に手間がかかるという問題がある。また漏洩検査のときには屋内に立ち入らなくてもできるが、空気をパージして燃料ガスと置換するときには屋内に立ち入らなければならないという問題がある。
【0010】
また上記の図10に示す従来例でも屋内のガス取り出し口4に漏洩検査装置A″を接続して検査しなければならなく、検査員が屋内に立ち入らなければ検査できないという問題がある。この従来例の場合、加圧用ボンベjから燃料ガスを充填してガス配管1の検査区間を加圧するため、検査後に空気をパージして燃料ガスと置換する手間を必要としなくなるが、漏洩検査装置A″は加圧用ボンベj(実用上では、市販のスプレー缶のようなものでは十分に加圧できる容量がなく、10リットル以上且つ、0.1Mpa以上のボンベ)を有するために重い加圧用ボンベjを持ち運ばなければならなく、漏洩検査装置A″の取り扱いがしにくいと共に労力を要するという問題がある。
【0011】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、屋内に入らなくても漏洩検査ができ、しかも検査後に空気をパージして燃料ガスと置換する手間を要しないようにできるガス配管の漏洩検査方法及びそれに用いる漏洩検査装置を提供することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のガス配管の漏洩検査方法は、ガスメータ2と屋内の末端との間のガス配管1の漏洩を検査するにあたって、ガスメータ2の出口に接続するガス配管1の出口側接続口7からガス配管1の検査区間内に燃料ガスを通常の燃料ガスの供給圧力より高い圧力で充填し、上記充填をした燃料ガスの圧力を出口側接続口7側から監視することで燃料ガスの漏洩の有無を検査することを特徴とする。
【0013】
上記のようにガスメータ2を設置してある屋外で出口側接続口7から燃料ガスを充填すると共にこの充填した燃料ガスの圧力を出口側接続口7側で監視して漏洩を検査するためにガスメータ2の設置箇所から検査できて屋内に立ち入らないで検査できる。またガス配管1に燃料ガスを充填して検査するために漏洩検査後に空気をパージして燃料ガスと置換する手間を要しないと共にこの作業をするために屋内に立ち入ることも必要なくなる。
【0014】
た、ガスメータ2のガスの入口に接続するガス配管1の入口側接続口8から上記出口側接続口7を介してガス配管1の検査区間内に燃料ガスを加圧して送入することで通常の燃料ガス供給圧力より高い圧力で充填することを特徴とする。
【0015】
これにより、ガス供給源から供給される燃料ガスを加圧して充填することで検査するために加圧用ボンベから燃料ガスを供給するもののように重い加圧用ボンベの取り扱いを要せず、検査が容易にできる。
【0016】
また本発明のガス配管の漏洩検査装置Aはガスメータ2の入口に接続するガス配管1の入口側接続口8とガスメータ2の出口に接続する出口側接続口7との間に配置する管路9と、管路9の一端に設けられて入口側接続口8に接続し得る入口側被接続口10と、管路9の他端に設けられて出口側接続口7に接続し得る出口側被接続口11と、管路9の途中に設けられて、都市ガスの本管又はLPガスのボンベで構成されるガス配管1の供給源から供給される燃料ガスを加圧する加圧手段12と、加圧手段12と出口側被接続口11との間で管路9に連通するように配置されて管路9内の圧力を監視する圧力監視手段13と、加圧手段12と圧力監視手段13との間で管路9に設けられて管路9を開閉する管路開閉手段14と、管路開閉手段14と出口側被接続口11との間で管路9に連通するように配置されて管路9内の空気を外に抜くための抜き管15と、抜き管15に配置されて抜き管15を開閉する抜き管用開閉弁16とを具備したことを特徴とする。
【0017】
上記漏洩検査装置Aで検査する場合、ガスメータ2を取り外した部分に漏洩検査装置Aを配置して入口側被接続口10をガス配管1の入口側接続口8に接続すると共に出口側被接続口11をガス配管1の出口側接続口7に接続し、管路開閉手段14を開くと共に抜き管用開閉弁16を開き、入口側接続口8から燃料ガスを供給して抜き管15から管路9内の空気をパージすると共に燃料ガスと置換し、抜き管用開閉弁16を閉じて加圧手段12で加圧してガス配管1の検査区間に加圧した燃料ガスを充填し、検査区間を所定の圧力に加圧した状態で管路開閉手段14を閉じ、圧力監視手段13で所定の時間圧力を監視して漏洩の有無の検査をする。検査を終えると、漏洩検査装置Aを取り外してガスメータ2を取り付ける。上記のようにガスメータ2を取り付ける箇所に漏洩検査装置Aを取り付け検査するために屋外で漏洩検査をすることができて屋内に立ち入ることなく検査を行うことができる。また燃料ガスをガス配管1の検査区間に充填して検査するために検査後に空気をパージして燃料ガスと置換する手間を要しないと共にこの作業をするために屋内に立ち入ることも必要なくなる。またガス配管1の入口側接続口8から供給される燃料ガスを加圧手段12で加圧して充填するので加圧用ボンベから燃料ガスを供給するもののように重い加圧用ボンベの取り扱いを要せず、検査が容易にできる。またガス配管1の検査区間に燃料ガスを加圧して充填する前に漏洩検査装置Aの管路9内の空気を抜き管15からパージして燃料ガスと置換するので、ガス配管1の検査区間に空気が入り込む弊害を防止できる。
【0018】
また上記漏洩検査装置Aにおいて、出口側被接続口11に管路9を開閉する出口側開閉弁17を配置したことを特徴とすることも好ましい。この場合、抜き管用開閉弁16を開いて管路9の空気をパージするとき出口側開閉弁17を閉じておくことで空気がガス配管1の検査区間に流入するのを防止でき、空気をパージした後に抜き管用開閉弁16を閉じて出口側開閉弁17を開くことにより燃料ガスをガス配管1の検査区間に加圧充填できる。これによりガス配管1の検査区間に空気が入り込む弊害を一層防止できる。
【0019】
また上記漏洩検査装置において、所定以下の圧力では気体が流れるのを阻止すると共に所定以上の圧力では気体が流れるようにする通気規制部18を出口側被接続口11に設けたことを特徴とすることも好ましい。この場合、抜き管用開閉弁16を開いて管路9の空気をパージするとき空気が通気規制部18でガス配管1の検査区間に流入するのを防止でき、空気をパージした後、抜き管用開閉弁16を閉じることより通気規制部18に燃料ガスを通過させてガス配管1の検査区間に燃料ガスを加圧充填できる。これによりガス配管1の検査区間に空気が入り込む弊害を一層防止できる。また上記のように出口側開閉弁17を設けるもののように弁の開閉操作を必要としなくて取り扱いが簡単になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1に示すようにガス配管1は供給源側(都市ガスの場合ガス会社の本管、LPガスの場合ボンベ)から住戸等の屋内の末端まで配管してあり、このガス配管1の途中にガスメータ2を配置してある。ガスメータ2より上流側の部分でガス配管1には管路を開閉する供給側元栓3を装着してあり、ガス配管1の屋内側の末端のガス取り出し口4に取り出し側元栓5を装着してある。屋内では一般にガス配管1が複数に分岐してあり、複数のガス取り出し口4が設けられていると共に各ガス取り出し口4に取り出し側元栓5が設けられている。ガス取り出し口4にはガス器具6が接続されている。ガスメータ2の入口にはガス配管1の入口側接続口8を袋ナット等で着脱可能に接続してあり、ガスメータ2の出口にはガス配管1の出口側接続口7を袋ナット等で着脱可能に接続してある。
【0021】
このガス配管1の漏洩検査装置Aは例えば図3に示すように構成されている。ガスを流通させることができる管路9の一端には入口側被接続口10を設けてあって、この入口側被接続口10が上記ガス配管1の入口側接続口8に着脱可能に接続し得るようになっており、管路9の他端には出口側被接続口11が設けてあって、この出口側被接続口11が上記ガス配管の1の出口側接続口7に着脱可能に接続し得るようにしてある。この管路9の途中には加圧手段12を配置してあり、管路9内の流体を加圧して送ることができるようになっている。かかる加圧手段12は本例の場合、内部が中空の弾性ボール体20に逆止弁21を設けて形成されており、弾性ボール体20の握り操作を繰り返すことにより手動で流体を加圧して送ることができるようになっている。本例の場合、2連の弾性ボール体20を設けてあり、高い圧力に加圧できるようになっている。また管路9には管路9を開閉する管路開閉手段14が設けられるが、この管路開閉手段14は本例の場合管路開閉弁14aであり、加圧手段12より出口側被接続口11側で管路9に管路開閉弁14aを配置してある。管路9の出口側被接続口11の位置に管路9を開閉する出口側開閉弁17を配置してある。管路開閉弁14aと出口側開閉弁17との間で管路9に連通するように管路9内の圧力を監視する圧力監視手段13を設けてある。この圧力監視手段13は例えばデジタルマノメータと称されるもので電子的に圧力を監視できるようになっている。本例の場合、圧力監視手段13と管路9とを連通させる連通管22に開閉する圧力監視用開閉弁23を配置してある。出口側開閉弁17より僅かに管路開閉弁14a側の位置には管路9から分岐した抜き管15を分岐してあり、抜き管15にて管路9内の空気をパージすることができるようになっている。この抜き管15は抜き管15を開閉する抜き管用開閉弁16を設けてある。
【0022】
上記のように構成せる漏洩検査装置Aを用いてガス配管1の漏洩検査を次のように行う。なお、本例ではガス配管1の出口側接続口7と取り出し側元栓5との間の区間を検査する。まず、図1の状態で供給側元栓3を閉めてガスの供給を遮断し、入口側接続口8や出口側接続口7の接続を外してガスメータ2を取り外す。次にガスメータ2を取り外した位置に漏洩検査装置Aを配置し、漏洩検査装置Aの入口側被接続口10とガス配管1の入口側接続口8とを接続すると共に漏洩検査装置Aの出口側被接続口11とガス配管1の出口側接続口7とを接続して図2のように漏洩検査装置Aを取り付ける。この状態では管路開閉弁14a及び圧力監視用開閉弁23を開いてあり、出口側開閉弁17及び抜き管用開閉弁16を閉じてある。漏洩検査装置Aを取り付けた後、供給側元栓3を開いて抜き管用開閉弁16を開く。すると、入口側接続口8から通常のガス供給圧で燃料ガスが管路9内に供給され、管路9内の空気は抜き管15からパージされて管路9の空気が燃料ガスと置換される。このとき出口側開閉弁17を閉じてあるために空気がガス配管1の検査区間に流入するのが防止される。抜き管15から空気がパージされると抜き管用開閉弁16を閉じで出口側開閉弁17を開く。次いで加圧手段12で加圧して燃料ガスをガス配管1の検査区間に充填して所定の圧力(通常の燃料ガスの供給圧より十分に高い圧力、例えばガスの供給圧が通常2kPaであるのに対して7〜8kPa)まで加圧する。この所定の圧力まで加圧すると、供給側元栓3及び管路開閉弁14aを閉じて、圧力監視手段13で圧力変動を所定の時間監視して漏洩の有無を確認する。
【0023】
漏洩の有無の検査を完了すると、抜き管用開閉弁16を開いて圧力を下げ、出口側開閉弁17を閉じる。次いで漏洩検査装置Aの入口側被接続口10とガス配管1の入口側接続口8との接続を外すと共に漏洩検査装置Aの出口側被接続口11とガス配管1の出口側接続口7との接続を外して漏洩検査装置Aを取り外す。このとき、空気の流入を防ぐために入口側接続口8や出口側接続口7をゴム栓で閉塞する。次いでガスメータ2を図1のように取り付ける。
【0024】
上記のようにしてガス配管1の漏洩の検査をするが、ガスメータ2の設置箇所に漏洩検査装置Aを取り付け、この箇所から燃料ガスを加圧して充填すると共にこの箇所で圧力を監視して漏洩の検査を行うために住戸等の屋内に立ち入らなくても検査できる。また燃料ガスをガス配管1に加圧充填して検査を行うために空気を充填するもののように検査後にガス配管1の空気をパージして燃料ガスと置換する必要がなくなり、このような手間を要しないと共にこの操作をするのに住戸等の屋内に立ち入る必要がなくなる。またガス配管1に加圧充填する燃焼ガスはガスメータ2より上流側から供給される燃料ガスを加圧手段12で加圧して供給するものであるために、従来のように加圧用ボンベ等を要しなく、取り扱いが簡便に行える。またガス配管1に燃料ガスを加圧充填する前に抜き管15から空気をパージして燃料ガスに置換するために管路9に空気があってもガス配管1に空気が流入してしまう弊害を防止できる。
【0025】
なお、上記の例では抜き管15と管路開閉弁14aとの間で管路9に連通管22を接続して圧力監視手段13により監視するようにしたが、この圧力監視手段13を連通管22により抜き管用開閉弁16と取り外し自在なように接続すると、抜き管15と管路開閉弁14aとの間で分岐するように連通管22を接続する必要がなく、抜き管15を分岐した部分で圧力監視をすることできる。つまり、抜き管15から空気をパージした後、抜き管用開閉弁16に連通管22を接続することで圧力監視手段13にて圧力監視できる。このようにすると管路構造を簡単にできると共に開閉弁を兼用して部品点数を少なくできる。
【0026】
また図4は漏洩検査装置Aの他の例を示すものである。本例のものも上記例と基本的に同じであるが、上記のものと加圧手段12が異なる。本例の場合、シリンダ式の手動ポンプであって、管路9と連通するシリンダ25と、シリンダ25内に摺動自在に配置したピストン26と、ピストン26を往復させる操作ロッド27と、シリンダ25の流入側及び流出側に設けた逆止弁28とで構成されている。
【0027】
また管路開閉手段14は管路9の圧力を保持する目的で設けられるが、加圧手段12の逆流を防止する目的の逆止弁28等が管路9の圧力を保持する管路開閉手段14の働きをするならばこの逆止弁28等を管路開閉手段14とできる。従って上記の例のように別途管路開閉弁14aのような管路開閉手段14を設ける必要がなく、このような開閉手段は省略できる。但し、その場合、加圧手段12が圧力により変形したり、また駆動部分が動いたりし、その結果、圧力変動が起こるおそれがあるが、上記のように逆止弁28に管路開閉手段14の働きをさせる場合、上記圧力変動を防止する手段を(例えば手動部分のストッパーなど)が必要となる場合がある。また、上記図4の例の場合、操作ロッド27を固定するストッパーを設けることにより圧力変動を防止でき、逆止弁28を管路開閉手段14と兼用でき、別途管路開閉手段14を設ける必要がない。
【0028】
また図5は漏洩検査装置Aの他の例を示すものである。本例のものも上記例と基本的に同じであるが、上記の例の出口側開閉弁17を設ける代わりに通気規制部18を設けた点が異なる。この通気規制部18は所定以下の圧力では気体が流れるのを阻止すると共に所定以上の圧力では気体が流れるように気体の流れを規制するものである。つまり、抜き管用開閉弁16を開いて管路9の空気を抜き管15からパージするときは通気規制部18に所定以下の圧力しかかからなくて通気規制部18に空気が通気されないが、抜き管用開閉弁16を閉じて加圧した燃料ガスを送ったとき通気規制部18を燃料ガスが通過してガス配管1に燃料ガスが充填されるようになっている。従って抜き管用開閉弁16を開いて管路9の空気をパージするとき空気が通気規制部18でガス配管1の検査区間に流入するのを防止でき、これによりガス配管1の検査区間に空気が入り込む弊害を一層防止できる。また上記のように出口側開閉弁17を設けるもののように弁の開閉操作を必要としなくて取り扱いが簡単になる。
【0029】
上記通気規制部18は図6(a)(b)のように2枚の板状体30を僅かな隙間を介して重ねてこれらで通路を塞ぐように構成しても、図7に示すような多孔質材31で構成しても、図8(a)(b)に示すように管状集合体32で構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、ガスメータと屋内の末端との間のガス配管の漏洩を検査するにあたって、ガスメータの出口に接続するガス配管の出口側接続口からガス配管の検査区間内に燃料ガスを通常の燃料ガスの供給圧力より高い圧力で充填し、上記充填をした燃料ガスの圧力を出口側接続口側から監視することで燃料ガスの漏洩の有無を検査するので、ガスメータの設置箇所から漏洩検査できて屋内に立ち入らないで検査できるものであり、しかもガス配管に燃料ガスを充填して検査するために漏洩検査後に空気をパージして燃料ガスと置換する手間を要しないと共にこの作業をするために屋内に立ち入ることも必要なくなるものである。
【0032】
た、ガスメータのガスの入口に接続するガス配管の入口側接続口から上記出口側接続口を介してガス配管の検査区間内に燃料ガスを加圧して送入することで通常の燃料ガス供給圧力より高い圧力で充填するので、ガス供給源から供給される燃料ガスを加圧して充填することで検査するために加圧用ボンベから燃料ガスを供給するもののように重い加圧用ボンベの取り扱いを要せず、検査が容易にできるものである。
【0033】
また本発明の請求項2の発明は、ガスメータの入口に接続するガス配管の入口側接続口とガスメータの出口に接続する出口側接続口との間に配置する管路と、管路の一端に設けられて入口側接続口に接続し得る入口側被接続口と、管路の他端に設けられて出口側接続口に接続し得る出口側被接続口と、管路の途中に設けられて、都市ガスの本管又はLPガスのボンベで構成されるガス配管1の供給源から供給される燃料ガスを加圧する加圧手段と、加圧手段と出口側被接続口との間で管路に連通するように配置されて管路内の圧力を監視する圧力監視手段と、加圧手段と圧力監視手段との間で管路に設けられて管路を開閉する管路開閉手段と、管路開閉手段と出口側被接続口との間で管路に連通するように配置されて管路内の空気を外に抜くための抜き管と、抜き管に配置されて抜き管を開閉する抜き管用開閉弁とを具備した漏洩検査装置であるので、ガスメータを取り外した部分に漏洩検査装置を配置して入口側被接続口をガス配管の入口側接続口に接続すると共に出口側被接続口をガス配管の出口側接続口に接続し、管路開閉手段を開くと共に抜き管用開閉弁を開き、入口側接続口から燃料ガスを供給して抜き管から管路内の空気をパージすると共に燃料ガスと置換し、抜き管用開閉弁を閉じて加圧手段で加圧してガス配管の検査区間に加圧した燃料ガスを充填し、検査区間を所定の圧力に加圧した状態で管路開閉手段を閉じ、圧力監視手段で所定の時間圧力を監視して漏洩の有無の検査をすることができるものであって、上記のようにガスメータを取り付ける箇所に漏洩検査装置を取り付けて検査するために屋外で漏洩検査をすることができて屋内に立ち入ることなく検査を行うことができるものであり、しかも燃料ガスをガス配管の検査区間に充填して検査するために検査後に空気をパージして燃料ガスと置換する手間を要しないと共にこの作業をするために屋内に立ち入ることも必要なくなるものであり、さらにガス配管の入口側接続口から供給される燃料ガスを加圧手段で加圧して充填するので加圧用ボンベから燃料ガスを供給するもののように重い加圧用ボンベの取り扱いを要せず、検査が容易にできるものであり、さらにまたガス配管の検査区間に燃料ガスを加圧して充填する前に漏洩検査装置の管路内の空気を抜き管からパージして燃料ガスと置換するので、ガス配管の検査区間に空気が入り込む弊害を一層防止できるものである。
【0034】
また本発明の請求項3の発明は、請求項2において、出口側被接続口に管路を開閉する出口側開閉弁を配置したので、抜き管用開閉弁を開いて管路の空気をパージするとき出口側開閉弁を閉じておくことで空気がガス配管の検査区間に流入するのを防止でき、空気をパージした後に抜き管用開閉弁を閉じて出口側開閉弁を開くことにより燃料ガスをガス配管の検査区間に加圧充填できるものであって、ガス配管の検査区間に空気が入り込む弊害を一層防止できるものである。
【0035】
また本発明の請求項4の発明は、請求項2において、所定以下の圧力では気体が流れるのを阻止すると共に所定以上の圧力では気体が流れるようにする通気規制部を出口側被接続口に設けたので、抜き管用開閉弁を開いて管路の空気をパージするとき空気が通気規制部でガス配管の検査区間に流入するのを防止でき、空気をパージした後、抜き管用開閉弁を閉じることより通気規制部に燃料ガスを通過させてガス配管の検査区間に燃料ガスを加圧充填できるものであって、これによりガス配管の検査区間に空気が入り込む弊害を一層防止できるものであり、また請求項3の出口側開閉弁を設けるもののように弁の開閉操作を必要としなくて取り扱いが簡単になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を説明するものでガス配管の管路図である。
【図2】同上の検査する状態を説明する一部分解管路図である。
【図3】同上の漏洩検査装置を示す正面図である。
【図4】同上の漏洩検査装置の他の例を示す正面図である。
【図5】同上の漏洩検査装置の他の例を示す正面図である。
【図6】同上の通気規制部の一例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図7】同上の通気規制部の他の例を示す斜視図である。
【図8】同上の通気規制部の他の例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図9】(a)は一従来例の検査する状態の管路図、(b)は(a)のX部を拡大せる一部切欠正面図、(c)は(b)のY部を拡大せる一部切欠正面図である。
【図10】他の従来の検査の状態を説明する管路図である。
【符号の説明】
A 漏洩検査装置
1 ガス配管
2 ガスメータ
7 出口側接続口
8 入口側接続口
9 管路
10 入口側被接続口
11 出口側被接続口
12 加圧手段
13 圧力監視手段
14 管路開閉手段
14a 管路開閉弁
15 抜き管
16 抜き管用開閉弁
17 出口側開閉弁
18 通気規制部

Claims (4)

  1. ガスメータと屋内の末端との間のガス配管の漏洩を検査するにあたって、ガスメータのガスの入口に接続するガス配管の入口側接続口から上記出口側接続口を介してガス配管の検査区間内に燃料ガスを加圧して送入することで、ガスメータの出口に接続するガス配管の出口側接続口からガス配管の検査区間内に燃料ガスを通常の燃料ガスの供給圧力より高い圧力で充填し、上記充填をした燃料ガスの圧力を出口側接続口側から監視することで燃料ガスの漏洩の有無を検査することを特徴とするガス配管の漏洩検査方法。
  2. ガスメータの入口に接続するガス配管の入口側接続口とガスメータの出口に接続する出口側接続口との間に配置する管路と、管路の一端に設けられて入口側接続口に接続し得る入口側被接続口と、管路の他端に設けられて出口側接続口に接続し得る出口側被接続口と、管路の途中に設けられて、都市ガスの本管又はLPガスのボンベで構成されるガス配管の供給源から供給される燃料ガスを加圧する加圧手段と、加圧手段と出口側被接続口との間で管路に連通するように配置されて管路内の圧力を監視する圧力監視手段と、加圧手段と圧力監視手段との間で管路に設けられて管路を開閉する管路開閉手段と、管路開閉手段と出口側被接続口との間で管路に連通するように配置されて管路内の空気を外に抜くための抜き管と、抜き管に配置されて抜き管を開閉する抜き管用開閉弁とを具備したことを特徴とするガス配管の漏洩検査装置。
  3. 出口側被接続口に管路を開閉する出口側開閉弁を配置したことを特徴とする請求項2記載のガス配管の漏洩検査装置。
  4. 所定以下の圧力では気体が流れるのを阻止すると共に所定以上の圧力では気体が流れるようにする通気規制部を出口側被接続口に設けたことを特徴とする請求項2記載のガス配管の漏洩検査装置。
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