JPH06129466A - エアダンパー装置 - Google Patents

エアダンパー装置

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Publication number
JPH06129466A
JPH06129466A JP30493092A JP30493092A JPH06129466A JP H06129466 A JPH06129466 A JP H06129466A JP 30493092 A JP30493092 A JP 30493092A JP 30493092 A JP30493092 A JP 30493092A JP H06129466 A JPH06129466 A JP H06129466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
supported
air damper
damper device
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP30493092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Daimaru
重徳 大丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP30493092A priority Critical patent/JPH06129466A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多方向の振動に対して良好な減衰特性を示す
エアダンパー装置を提供することを目的とする。 【構成】 可撓性の袋状本体16の開口部を硬質の蓋体
18で閉塞するとともに、蓋体18に該袋状本体16内
部に連通するオリフィス20を設け、袋状本体16の底
部を支持部材10に、また反対側の端部26を被支持部
材12に固定し、それら支持部材10及び被支持部材1
2の接近・離間運動に伴う袋状本体16の圧迫及び開放
運動により、オリフィス20を通じてエアを流通させ、
その際の流通抵抗に基づいて振動減衰を行なわせる。ま
た支持部材10及び被支持部材12に、それらが接近・
離間方向と直角方向に相対変位したとき、袋状本体16
を圧迫する圧迫部32,34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCDプレーヤ等機器の
振動防止用として好適なエアダンパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等にCDプレーヤを搭載する場合、
車両等の振動がそのままCDプレーヤの本体ユニットに
伝達されて音飛びを生ずるのを防止すべく、従来その本
体ユニットと支持部材との間にエアダンパー装置を介在
させることが行なわれている。
【0003】図2は従来用いられているエアダンパー装
置の例を示したものである。この図において100は支
持部材102と被支持部材(CDプレーヤの本体ユニッ
ト)104との間に介装されたエアダンパー装置であっ
て、ゴム製の袋状本体106と、袋状本体106の開口
部を閉塞する硬質の蓋体108とから成っており、その
蓋体108に、袋状本体106の内部と外部とを連通さ
せるオリフィス110が設けられている。
【0004】このエアダンパー装置100は、支持部材
102と被支持部材104とが相対変位したとき袋状本
体106が体積変化し、これに伴うオリフィス110を
通じてのエアの流通により、具体的にはその際の流通抵
抗に基づいてエネルギー吸収し、振動減衰を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのエアダン
パー装置100においては、支持部材102と被支持部
材104とが互いに接近・離間する方向、つまり図中A
方向(上下方向)に相対変位したとき袋状本体106が
体積変化を起して良好に振動減衰を行なうが、これら支
持部材102及び被支持部材104が平行方向、つまり
図中B方向(左右方向)に相対変位したとき、袋状本体
106が十分に体積変化を起さず、このため同方向にお
いて良好な振動減衰が行なわれないといった問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、可
撓性の袋状本体の開口部を硬質の蓋体で閉塞するととも
に、該蓋体に該袋状本体内部に連通するオリフィスを設
け、該袋状本体の底部を支持部材又は被支持部材の一方
に固定するとともに反対側の端部を他方に固定し、それ
ら支持部材及び被支持部材の接近・離間運動に伴う該袋
状本体の圧迫及び開放運動により、前記オリフィスを通
じてエアを流通させてその際の流通抵抗に基づき振動減
衰を行なわせるように成したエアダンパー装置におい
て、前記支持部材側及び/又は被支持部材側に、それら
が前記接近・離間方向と直角方向に相対変位したとき前
記袋状本体を圧迫する圧迫部を設けたことにある。
【0007】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、支持部
材と被支持部材とが接近・離間方向と直角方向に相対変
位したときに袋状本体を圧迫する圧迫部を設けたもの
で、かかるエアダンパー装置においては、支持部材と被
支持部材とが接近・離間方向に相対変位した場合はもと
より、これと直角方向に相対変位した場合にも袋状本体
部が十分に体積変化させられ、オリフィスを通じてエア
が十分に強制流通させられる。従ってその際に大きな流
通抵抗が生ぜしめられ、振動減衰が効果的に行なわれ
る。
【0008】本発明における上記圧迫部は、支持部材と
被支持部材との、接近・離間方向と直角方向の最大相対
変位を規制するストッパとしての機能も有する。この結
果被支持部材が安定的に支持されるようになると同時に
エアダンパー装置、特に可撓性の袋状本体の変形・変位
が小さく抑制されることとなり、これにより袋状本体に
おける局部歪が小さく抑えられてその耐久寿命が向上す
る効果が得られる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は支持部材、12はCDプ
レーヤの本体ユニット等の被支持部材であり、14はそ
れら支持部材10と被支持部材12との間に介装された
エアダンパー装置である。このエアダンパー装置14
は、ゴム製の袋状本体16と、その開口部を閉塞する硬
質の蓋体18とから成っており、その蓋体18に袋状本
体16の内部と外部とを連通させるオリフィス20が形
成されている。
【0010】このエアダンパー装置14は、袋状本体1
6の底部において固定プレート22及びビス24にて支
持部材10に固定されている。また反対側の端部、この
例では開口側端部が厚肉部26とされていてそこに嵌合
溝28が形成され、この嵌合溝28において被支持部材
12の板状の取付部30に嵌合固定されている。
【0011】この板状の取付部30には、下方への立下
り部32がその先端において曲げ形成されている。この
立下り部32は、袋状本体16の外周面に沿った円弧形
状を成しており、その全体がかかる袋状本体16の対応
する外周面に略接触させられている。
【0012】他方、支持部材10には立下り部32と反
対側において立上り部34が形成されている。この立上
り部34もまた袋状本体16の外周面に沿った円弧形状
を成しており、その全体が袋状本体16の対応する外周
面に略接触せられている。
【0013】尚このエアダンパー装置14は、支持部材
12を間にした反対側(図中右側)にも配置されている
(図示省略)。
【0014】本例のエアダンパー装置14においては、
支持部材10と被支持部材12とが互いに接近・離間す
る方向、つまり図中A方向に相対変位したとき、袋状本
体16が十分に圧縮及び圧縮開放されてオリフィス20
をエアが十分に強制流通させられ、その際の抵抗に基づ
き良好に振動減衰が行われる。
【0015】他方支持部材10と被支持部材12とが図
中B方向に相対変位したとき、特に立下り部32と立上
り部34とが互いに接近する方向に相対変位したとき、
袋状本体16が立下り部32と立上り部34とにより圧
迫され、その際の体積変化に基づいて袋状本体16の内
部のエアがオリフィス20を強制流通させられ、その際
の大きな流通抵抗により、同方向において十分な振動減
衰が行なわれる。
【0016】尚、図中B方向において立下り部32と立
上り部34とが互いに離れる向きに相対変位した場合、
図に示すダンパー装置14においては十分な振動減衰が
得られないが、上記のようにこのダンパー装置14は被
支持部材12を間にした反対側にも配置されており、そ
のダンパーにおいて袋状本体16が立下り部と立上り部
とで圧迫される形となってそこで十分な振動減衰が行な
われる。
【0017】尚(B)に示すダンパー装置35のよう
に、立下り部32及び立上り部34と袋状本体16の外
周面とを接着剤36にて固着した場合、図示のダンパー
装置35において立下り部32と立上り部34とが接近
する向きに相対変位した場合はもとより、互いに離間す
る向きに相対変位した場合においても一定の減衰効果が
得られる。
【0018】表1は図1(A),(B)に示すダンパー
装置14及び35における振動減衰特性を、図2に示す
従来のエアダンパー装置との比較において示したもので
ある。
【0019】
【表1】
【0020】表1から、本実施例に係るエアダンパー装
置の場合、従来のエアダンパー装置に比べて特にB方向
の振動に対して良好な減衰特性を示すことが分る。
【0021】尚上記立下り部32及び立上り部34は、
支持部材10と被支持部材12とのB方向の相対変位を
規制するストッパとしての機能も有しており、これによ
りそれら支持部材10と被支持部材12とのB方向の振
幅が小さく抑制される効果が得られ、また袋状本体16
に生ずる局部歪も小さく抑えられて、その耐久寿命が向
上する効果が得られる。
【0022】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた
形態で構成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアダンパー装置を示
す図である。
【図2】従来のエアダンパー装置を示す図である。
【符号の説明】
10 支持部材 12 被支持部材 14,35 エアダンパー装置 16 袋状本体 18 蓋体 20 オリフィス 32 立下り部 34 立上り部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の袋状本体の開口部を硬質の蓋体
    で閉塞するとともに、該蓋体に該袋状本体内部に連通す
    るオリフィスを設け、該袋状本体の底部を支持部材又は
    被支持部材の一方に固定するとともに反対側の端部を他
    方に固定し、それら支持部材及び被支持部材の接近・離
    間運動に伴う該袋状本体の圧迫及び開放運動により、前
    記オリフィスを通じてエアを流通させてその際の流通抵
    抗に基づき振動減衰を行なわせるように成したエアダン
    パー装置において前記支持部材側及び/又は被支持部材
    側に、それらが前記接近・離間方向と直角方向に相対変
    位したとき前記袋状本体を圧迫する圧迫部を設けたこと
    を特徴とするエアダンパー装置。
JP30493092A 1992-10-16 1992-10-16 エアダンパー装置 Pending JPH06129466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30493092A JPH06129466A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 エアダンパー装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP30493092A JPH06129466A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 エアダンパー装置

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JPH06129466A true JPH06129466A (ja) 1994-05-10

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ID=17939029

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30493092A Pending JPH06129466A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 エアダンパー装置

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