JPH0245550Y2 - - Google Patents

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JPH0245550Y2
JPH0245550Y2 JP10187285U JP10187285U JPH0245550Y2 JP H0245550 Y2 JPH0245550 Y2 JP H0245550Y2 JP 10187285 U JP10187285 U JP 10187285U JP 10187285 U JP10187285 U JP 10187285U JP H0245550 Y2 JPH0245550 Y2 JP H0245550Y2
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JP
Japan
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base plate
spherical surface
convex spherical
absorbing device
vibration absorbing
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JP10187285U
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、レコードプレーヤ等の音響機器や
その他の精密機器に好適な振動吸収装置に関する
ものである。
〔考案の技術的背景〕
レコードプレーヤやスピーカ等を収納ラツク等
の固定台上にセツトするにあたつては、例えば外
来伝播振動に基因するハウリング現象を防止する
ため、もしくはその機器自体から発生される内部
振動を吸収する目的において、一般にインシユレ
ータと呼ばれている振動吸収装置が用いられてい
る。
この種の振動吸収装置としては、中空ゴムボー
ル状の構造簡単なものから例えばスプリングとオ
イルダンパーとの組合せからなるグレードの高い
ものまで種々市販されているが、そのいずれにお
いても比較的背が高いためコンパクトに設計され
ている収納ラツク等には適用し得ない場合があ
り、また、上下方向の振動に対しては高い吸収能
力を示すが、横方向(水平方向)振動の吸収能力
はさほどでもない。
〔考案の目的〕
この考案は上記した従来の欠点に鑑みなされた
もので、その目的は、比較的背が低い薄形である
とともに、上下方向振動はもとより横方向振動に
対してもすぐれた振動吸収能力を示す振動吸収装
置を提供することにある。
〔実施例〕
以下、この考案を添付図面に示されている一実
施例を参照しながら詳細に説明する。
この振動吸収装置は、図示しないテーブル等の
固定台上に載置されるベースプレート1と、逆椀
状をなしベースプレート1との間に所定容積の空
気室3を形成する軟質ゴム等の弾性材料からなる
ケーシング2とを含む。この実施例においては、
ベースプレート1はケーシング2と同様に軟質ゴ
ム等の弾性材料からなり、両者は例えば加熱融着
等により一体的に結合されている。
ケーシング2のほぼ中央部には、その上壁部か
らベースプレート1に向つて延びる柱状突起4が
設けられていて、この柱状突起4の下端は凸球面
5となつている。これに対し、ベースプレート1
のほぼ中央部には、上記凸球面5と協働する凹球
面6が形成されている。この場合、凸球面5の曲
率半径をR1とし、凸球面6の曲率半径をR2とす
ると、R1<R2なる関係にあり、かつ、柱状突起
4の高さは無負荷時においても凸球面5が凹球面
6上に接触し得るように選ばれている。また、凸
球面5と凹球面6の接触する部位には適当な潤滑
剤、例えば液体ブチルゴム、カーボン、二硫化モ
リブテン、ヤシ油等が塗布されている。
なお、ケーシング2の上部には、図示しないレ
コードプレーヤ等を支持するための支持フレーム
7が取付けられている。
上記した構成において、この装置に振動が加え
られると、その上下方向成分は主に柱状突起4の
ゴム弾性による緩衝作用と空気室3のエアクツシ
ヨン作用とにより減衰され、横方向(水平方向)
の振動成分は柱状突起4の凸球面5とベースプレ
ート1の凹球面6との間に生ずるすべり摩擦と求
心作用とにより減衰される。すなわち、凸球面5
と凹球面6はその曲率半径が上記の如くR1<R2
の関係にあるため、柱状突起4には常に凹球面6
の中心位置に戻される求心力が作用し、この求心
作用にて横方向の振動成分が速やかに減衰される
ことになる。
なお、上記実施例では、無負荷時においても凸
球面5が凹球面6に接触するように構成されてい
るが、無負荷時には離れていて、負荷時にのみ接
触するようにしてもよい。また、ベースプレート
1は必ずしも軟質ゴム等の弾性材料である必要は
なく、場合によつては金属製、合成樹脂製であつ
てもよい。
〔効果〕
上記した実施例に説明から明らかなように、こ
の考案によれば、上下方向の振動および横方向の
振動のいずれに対しても高い振動吸収能力を有す
るとともに、装置全高を低くしてより一層の薄形
化を図ることができる振動吸収装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による振動吸収装置の一実施
例を示す正面図、第2図は第1図における−
線断面図である。 図中、1はベースプレート、2はケーシング、
3は空気室、4は柱状突起、5は凸球面、6は凹
球面、7は支持フレームである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) レコードプレーヤ等の音響機器や精密機械等
    をテーブル等の固定台上に載置する際にそれら
    の間に介在される振動吸収装置において、 上記固定台上に載置されるベースプレート
    と、該ベースプレート上に一体的に成形されて
    いて該ベースプレートとの間において所定容積
    の空気室を形成する軟質ゴム等の弾性材料から
    なる逆椀状のケーシングとを含み、該ケーシン
    グのほぼ中央にはその上壁部から上記ベースプ
    レートに向つて延びていて該ベースプレートに
    接触する下端が所定曲率の凸球面に形成されて
    なる柱状突起が設けられいるとともに、上記ベ
    ースプレートの上記柱状突起と対向する部分に
    は上記凸球面の曲率よりも大なる曲率をもつて
    形成された凹球面が設けられていることを特徴
    とする振動吸収装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記柱
    状突起は無負荷時においてもその下端の凸球面
    が上記ベースプレートの凹球面に接触する長さ
    を有していることを特徴とする振動吸収装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲(1)または(2)におい
    て、上記凸球面と上記凹球面との接触面には適
    当な潤滑剤が塗布されていることを特徴とする
    振動吸収装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲(1),(2)または(3)にお
    いて、上記ベースプレートは、上記ケーシング
    と同様に軟質ゴム等の弾性材料にて形成されて
    いることを特徴とする振動吸収装置。
JP10187285U 1985-07-04 1985-07-04 Expired JPH0245550Y2 (ja)

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JP10187285U JPH0245550Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JPS629745U JPS629745U (ja) 1987-01-21
JPH0245550Y2 true JPH0245550Y2 (ja) 1990-12-03

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JP6386717B2 (ja) * 2013-10-31 2018-09-05 ローランド株式会社 防振台

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JPS629745U (ja) 1987-01-21

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