JPH06129137A - 建屋の外部に面する構造体 - Google Patents

建屋の外部に面する構造体

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Publication number
JPH06129137A
JPH06129137A JP4281834A JP28183492A JPH06129137A JP H06129137 A JPH06129137 A JP H06129137A JP 4281834 A JP4281834 A JP 4281834A JP 28183492 A JP28183492 A JP 28183492A JP H06129137 A JPH06129137 A JP H06129137A
Authority
JP
Japan
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outside
building
facing
surface side
impact force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4281834A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kamibayashi
厚志 上林
Akiyoshi Tamura
明義 田村
Tetsuo Shirai
哲男 白井
Masatoshi Ueda
真稔 上田
Hajime Taniguchi
元 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP4281834A priority Critical patent/JPH06129137A/ja
Publication of JPH06129137A publication Critical patent/JPH06129137A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外壁の外面側に作用した荷重が内面側へ伝達
されない建屋の外壁を得る。 【構成】 建屋の外壁18には、建屋の内面側と外面側
との間にゴム板20が配設されている。このため、外壁
18の外面側へ衝突した重量物Mの衝撃力の伝達がゴム
板20によって遮断され、外壁18の内面側へ伝達され
ないので、内面側のコンクリートが衝撃力によって剥げ
落ちることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電等の耐衝撃
性が要求される建屋の外部に面する構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電等の重要構造物の建屋の外部
に面する構造体は、台風等によって飛来衝突する重量物
により破損されないように、耐衝撃性が大きい鉄筋コン
クリート、すなわち、壁厚の十分大きな鉄筋コンクリー
トで構築されている。
【0003】しかしながら、このように壁厚の大きいコ
ンクリートでは、コンクリートの発熱によってクラック
が生じたり、鉄筋量及びコンクリートの使用量が増加
し、建設コストを上昇させていた。また、図4に示すよ
うに、外部に面する構造体50の外面側へ飛来した重量
物Mが衝突するとその衝撃力が内側へ伝達され、内面側
のコンクリートCが剥げ落ちるという不都合も生じてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、外部に面する構造体の外面側に作用した荷重が内
面側へ伝達されない建屋の外部に面する構造体を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の建屋の
外部に面する構造体は、耐衝撃性が要求される建屋の外
部に面する構造体において、前記建屋の内面側と外面側
との間に衝撃力非伝達層が形成されたことを特徴として
いる。
【0006】請求項2に記載の建屋の外部に面する構造
体は、前記衝撃力非伝達層が、空隙あるいは緩衝材で形
成されたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成の建屋の外部に面する構造体では、建
屋の内面側と外面側との間に衝撃力非伝達層が形成され
ている。このため、外部に面する構造体の外面側へ衝突
した重量物の衝撃力の伝達が衝撃力非伝達層によって遮
断され、外部に面する構造体の内面側へ伝達されないの
で、内面側のコンクリートが衝撃力によって剥げ落ちる
ことがない。また、外部に面する構造体の外面側をクラ
ッシュ層と考えれば、外部に面する構造体全体を一体と
考え、衝撃力に抵抗できる壁厚とする必要もなくなる。
【0008】なお、この衝撃力非伝達層は、空隙あるい
は緩衝材で形成することができる。
【0009】
【実施例】図1には、本実施例に係る外部に面する構造
体が適用された建屋の断面図が示されている。この建屋
10は、柱12、床14、梁16、及び外部に面する構
造体18により構築される鉄筋コンクリート構造となっ
ている。この外部に面する構造体18(本実施例では、
屋上スラブ及び壁を外部に面する構造体と定義する)の
厚み方向の中央部には、緩衝材としてゴム板20が、建
屋10の外周を覆うように連続して配設されている。
【0010】ここで、この外部に面する構造体18の構
築方法を説明する。図2に示すように、外部に面する構
造体18のコンクリート打設用のパネル22は、セパレ
ーター24で間隔が保持され、コンクリート打設時のパ
ネル22のはらみが防止される。このセパレーター24
の両端部は、木コーン26に締着されている。この木コ
ーン26には、パネル22の外側から長ボルト28がね
じ込まれ、縦ばた30及び横ばた32の受け材を介し
て、フォームタイ34で締め付けられている。
【0011】このパネル22の間には、ゴム板20が配
設され、このゴム板20を境に、打設されるコンクリー
トが左右(外側と内側)に縁を切られるようになってい
る。また、ゴム板20の両側には、補強用の鉄筋36が
組付けられている。
【0012】このように、組み立てられた型枠内へ図示
しないコンクリートを打設すると、図3に示すような外
部に面する構造体18が構築される。
【0013】この外部に面する構造体18に外面側へ飛
来した重量物Mが衝突すると、衝撃力は矢印A方向へコ
ンクリート中を伝達され、ゴム板20に当たる。このゴ
ム板20によって、衝撃力は吸収され、内側へは伝達さ
れない。このため、内面側のコンクリートが衝撃力によ
って剥げ落ちることがない。また、衝突力に対して外部
に面する構造体18が一体となって抵抗するように、鉄
筋コンクリートを設計する必要がないので、外部に面す
る構造体を薄くでき、コンクリート及び鉄筋の使用量が
低減する。
【0014】なお、本実施例では、ゴム板20を緩衝材
として外部に面する構造体18に配設したが、外面に作
用した荷重が内面側へ伝達されない構造であればよく、
例えば、ゴム板20の替わりに空隙を形成してもよい。
また、本実施例のような外部に面する構造体18をPC
として予めコンクリート工場で製造し、現場で組付けて
もよい。さらに、ゴム板20及び外部に面する構造体1
8は、想定される衝突荷重の速度及び重量によって、経
済的な厚み、及び厚比を有するように設定される。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、外部に面
する構造体の壁厚を必要以上に厚くする必要がなく、外
部に面する構造体の内面側のコンクリートが剥げ落ちる
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外部に面する構造体が適用された
建屋の概略断面図である。
【図2】本発明に係る外部に面する構造体の施工方法を
示した断面図である。
【図3】本発明に係る外部に面する構造体の断面図であ
る。
【図4】従来の外部に面する構造体の断面図である。
【符号の説明】
18 外部に面する構造体 20 ゴム板(衝撃力非伝達層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 真稔 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 谷口 元 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐衝撃性が要求される建屋の外部に面す
    る構造体において、前記建屋の内面側と外面側との間に
    衝撃力非伝達層が形成されたことを特徴とする建屋の外
    部に面する構造体。
  2. 【請求項2】 前記衝撃力非伝達層が、空隙あるいは緩
    衝材で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建
    屋の外部に面する構造体。
JP4281834A 1992-10-20 1992-10-20 建屋の外部に面する構造体 Pending JPH06129137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4281834A JPH06129137A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 建屋の外部に面する構造体

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JP4281834A JPH06129137A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 建屋の外部に面する構造体

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JPH06129137A true JPH06129137A (ja) 1994-05-10

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JP4281834A Pending JPH06129137A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 建屋の外部に面する構造体

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JP (1) JPH06129137A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012072564A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Shimizu Corp コンクリート構造体
US8316613B2 (en) 2003-04-07 2012-11-27 Life Shield Engineered Systems, Llc Shrapnel containment system and method for producing same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8316613B2 (en) 2003-04-07 2012-11-27 Life Shield Engineered Systems, Llc Shrapnel containment system and method for producing same
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