JPH0612894Y2 - コンクリート枕木用型枠に対するレール取付金具の締結装置 - Google Patents

コンクリート枕木用型枠に対するレール取付金具の締結装置

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JPH0612894Y2
JPH0612894Y2 JP1988056145U JP5614588U JPH0612894Y2 JP H0612894 Y2 JPH0612894 Y2 JP H0612894Y2 JP 1988056145 U JP1988056145 U JP 1988056145U JP 5614588 U JP5614588 U JP 5614588U JP H0612894 Y2 JPH0612894 Y2 JP H0612894Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート製の枕木に埋設されるレール取
付金具の型枠に対する締結装置に関するものである。
〔従来の技術〕
上記のレール取付金具は、アンカー部と、コンクリート
枕木用型枠の底板部に対する当接部、及び、レール押え
具を挿通させるための挿通孔を備えており、1本のレー
ルを支持するコンクリート枕木においては、当該レール
取付金具の2個一対がコンクリート枕木に埋設され、2
本のレールを支持するコンクリート枕木においては、当
該レール取付金具の2個一対の2組がコンクリート枕木
に埋設される。
かかるレール取付金具をコンクリート枕木に埋設させる
に際して、当該レール取付金具をコンクリート枕木用型
枠に締結させるのに従来は、第6図に示すように、複数
個のコンクリート枕木用型枠31…を所定間隔を隔てて
巾方向に並設する一方、該型枠31の各底板部32に形
成された長手方向で隣る2個(図面では1個だけが示さ
れている。)の開口部33に、夫々レール取付金具34
のレール押え具挿通孔35を型枠下方に突出させた状態
で挿入し、そして、レール取付金具34の両側に対応す
る部位に偏心カム体36を備えた回転操作軸37を、型
枠31の巾方向で隣るレール取付金具34群のレール押
え具挿通孔35…に一連に挿通させて、当該操作軸37
を回転させることで、型枠下面を反力点にするカム作用
で前記レール取付金具34を型枠下方に付勢突出させた
状態で型枠31に締結させている。
尚、前記開口部33は、1本レール用のコンクリート枕
木用型枠には2個を一対にして1組設けられ、2本レー
ル用のコンクリート枕木用型枠には2個を一対にして2
組設けられるが、以下2本レール用の型枠を対象にして
説明する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の構成によれば、複数個のコンクリート枕木用型枠
31にセットされた型枠長手方向で4組のレール取付金
具34群を、該型枠31に対して一挙に付勢保持させる
ことができるので、作業能率の面で好ましいのである
が、複数個の型枠2にわたる長尺の操作軸37を、各組
におけるレール取付金具34群の挿通孔35…に挿通さ
せる作業が極めて煩わしく、しかも、長尺の操作軸37
を挿脱操作するための広い操作スペースを要し、その
上、レール取付金具34の製作誤差や型枠31の歪み等
によって、前記複数個のレール取付金具34の個々をガ
タツキなく所定通りに型枠31に付勢保持させることが
困難で、締結の確実性に欠ける点で改善の余地があっ
た。
本考案は、上記従来の欠点を一挙に解消した使用面で有
用なるレール取付金具の締結装置を提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、コンクリート枕
木用型枠の底板部に形成された開口部に、レール取付金
具を、該レール取付金具の一部を前記底板部上面に当接
させると共にレール押え具挿通孔を前記底板部よりも下
方に突出させた状態で挿入し、当該レール取付金具を前
記型枠に締結させるためのレール取付金具の締結装置に
おいて、筒部材の両側に2個の係合部材を抜け止め状態
で内嵌すると共に、該係合部材の係合部を筒部材両側に
付勢突出させるスプリングを設けて、前記レール押え具
挿通孔に対して挿脱自在で且つ自由状態で前記係合部が
前記レール押え具挿通孔から突出する付勢係合部材を構
成し、かつ、該付勢係合部材を前記挿通孔に挿入保持さ
せる一方、前記係合部を係止させるための係止部を有す
る係止体を前記開口部の両側に相対向させて前記底板部
の下方に配置して、前記スプリングの付勢力に抗して前
記レール取付金具を前記開口部に対し挿脱自在に構成す
ると共に、該レール取付金具の前記開口部に対する挿入
下において、前記スプリングの弾性変形下で前記係合部
材を前記両係止体に係合させて、前記レール取付金具を
下方に付勢させた状態で型枠に締結させるように構成し
た点に特徴を有する。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、付勢係合部材に内装されたス
プリングの付勢力に抗して、当該付勢係合部材を保持さ
せたレール取付金具を型枠の内部側から開口部に押し込
んで、前記付勢係合部材の筒部材両側に付勢突出させた
係合部を型枠側の係止部に係合させるワンタッチの操作
で、コンクリート枕木用型枠に対するレール取付金具の
締結がガタツキを伴わせないで簡易に達成される。
また、前記スプリングの付勢力に抗してレール取付金具
を引き上げることで、換言すれば、コンクリートを打設
して所定の養生後に、レール取付金具を埋設させたコン
クリート枕木を脱型させることで、コンクリート枕木用
型枠に対するレール取付金具の締結が自動的に解除され
る。
そして、付勢係合部材を挿通孔から抜き出すことで、レ
ール取付金具を埋設させたコンクリート枕木が製造され
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は複数本のコンクリート枕木の製造装置を示し、
1はフレーム枠、2は前記フレーム枠1の上枠1aに架
設されたコンクリート枕木用型枠で、巾方向に複数本並
設されている。
前記コンクリート枕木用型枠2は、第2図に示すよう
に、底板部3の巾方向両側に側板部4,4を立ち上げ建
設すると共に、該両板部3、4,4の長手方向両端側
(一端側のみを示す。)に端面板部5を連設し、かつ、
この端面板部5にストレス導入用のアンボンドPC鋼線
a…を保持させると共に、前記底板部3の長手方向両側
に長手方向で隣る2個一対の2組(図面では1組)の開
口部6,6を形成し、そして、前記端面板部5と側板部
4,4の上縁部に架設用フランジ7を設けて成る。
尚、図中の8,8は、前記開口部6,6の三方に付設し
たシール部材である。
第1図に戻って及び第2図において、9はレール取付金
具で、このレール取付金具9は、アンカー部10と、コ
ンクリート枕木用型枠2の開口部6まわりの底板部3上
面に当接する当接部11、及び、レール押え具挿通孔b
が形成された挿通孔部12から成り、前記当接部11を
底板部3上面に当接させた状態で前記挿通孔部12が型
枠内部側から前記開口部6,6に挿入されている。
尚、前記2個の開口部6,6に対するレール取付金具9
の挿入下において、前記レール押え具挿通孔bの孔軸芯
が型枠2の巾方向に向かうように構成されている。
13はコンクリート枕木用型枠2に対するレール取付金
具9の締結装置であって、詳しくは第3図に示すよう
に、2個の筒体を螺合連結した筒部材14の両側に、抜
け止め状態で2個の球形の係合部材15,15を内嵌す
ると共に、この係合部材15における球面の係合部cを
筒部材14の両側に付勢突出させるスプリング16を設
けて、前記レール押え具挿通孔bに対して挿脱自在で且
つ自由状態で前記係合部cが挿通孔bから突出する付勢
係合部材17を構成し、かつ、この付勢係合部材17を
前記挿通孔bに挿通保持させている。
一方、前記係合部材15の係合部cを係止させるための
凹入球面状の係止部eが形成された係止体18を、型枠
開口部6の両側に相対向させて底板部3の下方に配置し
ている。
尚、前記レール取付金具9の挿通孔部12を型枠2の開
口部6に挿通させ且つ当接部11を型枠2の底板部3に
当接させた状態において、型枠底板部3の上面から一対
の係止部e,eの球芯を結ぶ線までの寸法を、型枠底板
部3の上面から挿通孔bの孔軸芯までの寸法よりもやゝ
大に設定している。
上記の構成によれば、レール取付金具9の挿通孔bに付
勢係合部材17をセットして、この付勢係合部材17が
備えるスプリング16の付勢力に抗して当該レール取付
金具9を型枠2の内部側から開口部6に押し込むと、係
合部材15の係合部cが係止体18に押し当たって、そ
の押圧力を受けて係合部材15がスプリング16の付勢
力に抗して筒部材14の内方に移動される。
そして、更にレール取付金具9を押し込むと、前記スプ
リング16の付勢力によって係合部材15,15の係合
部c,cが係止体18,18の係止部e,eに付勢係合
される。
このとき、係止部e,eの球芯を結ぶ線とレール押え具
挿通孔bの孔軸芯との寸法関係を上記のように設定して
いるので、前記係合部材15の係合部cは、係止部eの
上縁部側に付勢係止されることになり、而して、前記ス
プリング16が弾性変形下にあることから、前記レール
取付金具9は、当接部11を底板部3の上面に付勢当接
させる状態で、それの挿通孔部12を開口部6の下方に
確実に付勢突出させることになり、レール取付金具9を
開口部6に押し込むワンタッチの操作で、当該レール取
付金具9を型枠2の開口部6に強固に締結させることが
できる。
一方、前記スプリング16の付勢力に抗してレール取付
金具9を引き上げることで、コンクリート枕木用型枠2
に対するレール取付金具9の締結が自動的に解除される
もので、後述する型枠2からのコンクリート枕木の脱型
を容易に行うことができるのである。
即ち、レール押え具挿通孔bに付勢係合部材17を保持
させたレール取付金具9を型枠2の各開口部6に締結さ
せて、前記端面板部5にアンボンドPC鋼線a…を張設
し、当該型枠2内にコンクリートを打設すると共に、必
要に応じてフレーム枠1にバイブレーションを掛け、か
つ、コンクリートの硬化後に前記端面板部5を分離して
コンクリート成形物を脱型すると、係合部材15の係合
部cが係止部eから離脱して、コンクリート枕木用型枠
2に対するレール取付金具9の締結が自動的に解除さ
れ、後はレール押え具挿通孔bから付勢係合部材17を
抜き出すことで、第4図および第5図に示すように、所
定箇所にレール取付金具9を埋設させたコンクリート枕
木19が製造されるのである。
そして、前記レール取付金具9,9間にレール20を配
置すると共に、このレール20のフランジ部dの両側に
レール押え21を位置させ、かつ、このレール押え21
を押圧させるように、前記レール取付金具9の挿通孔b
にレール押え具22を装着することでレール20の敷設
が行われるのである。
尚、前記係合部材15を球形にして、係合部cを球面に
する実施形態をとっているが、この係合部cを円錐面や
テーパー面にする形態での実施が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のコンクリート枕木用型枠に
対するレール取付金具の締結装置によれば、型枠開口部
に対するレール取付金具のワンタッチの押し込み操作に
よって、ガタツキを伴わせないで極めて簡易に且つ強固
に、レール取付金具を型枠開口部に締結させることがで
き、その締結の解除もコンクリート枕木の脱型によって
自動的に達成される。
しかも、型枠側には一対の係止体を設けるだけであっ
て、締結装置の主要構成体である付勢係合部材を、レー
ル取付金具が備えるレール押え具挿通孔に納めてしまう
構成であるから、締結装置の全体をコンパクトに纏め上
げることができ、而して、従来のように長尺の操作軸を
挿脱するための煩わしい操作や広い操作スペースを一切
必要とせず、全体として、合理的な改良によって従来欠
点を悉く解消できるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンクリート枕木の製造装置の断面図、第2図
はコンクリート枕木用型枠の一部とレール取付金具とを
示す斜視図、第3図は締結装置の要部を示す横断平面
図、第4図はコンクリート枕木の断面図、第5図はコン
クリート枕木の平面図である。 第6図は従来例のコンクリート枕木製造装置の断面図で
ある。 2…コンクリート枕木用型枠、3…底板部、6…開口
部、9…レール取付金具、14…筒部材、15…係合部
材、16…スプリング、17…付勢係合部材、18…係
止体、19…コンクリート枕木、b…レール押え具挿通
孔、c…係合部、e…係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート枕木用型枠の底板部に形成さ
    れた開口部に、レール取付金具を、該レール取付金具の
    一部を前記底板部上面に当接させると共にレール押え具
    挿通孔を前記底板部よりも下方に突出させた状態で挿入
    し、当該レール取付金具を前記型枠に締結させるための
    レール取付金具の締結装置であって、筒部材の両側に2
    個の係合部材を抜け止め状態で内嵌すると共に、該係合
    部材の係合部を筒部材両側に付勢突出させるスプリング
    を設けて、前記レール押え具挿通孔に対して挿脱自在で
    且つ自由状態で前記係合部が前記レール押え具挿通孔か
    ら突出する付勢係合部材を構成し、かつ、該付勢係合部
    材を前記挿通孔に挿入保持させる一方、前記係合部を係
    止させるための係止部を有する係止体を前記開口部の両
    側に相対向させて前記底板部の下方に配置して、前記ス
    プリングの付勢力に抗して前記レール取付金具を前記開
    口部に対し挿脱自在に構成すると共に、該レール取付金
    具の前記開口部に対する挿入下において、前記スプリン
    グの弾性変形下で前記係合部材を前記両係止体に係合さ
    せて、前記レール取付金具を下方に付勢させた状態で型
    枠に締結させるように構成してあることを特徴とするコ
    ンクリート枕木用型枠に対するレール取付金具の締結装
    置。
JP1988056145U 1988-04-25 1988-04-25 コンクリート枕木用型枠に対するレール取付金具の締結装置 Expired - Lifetime JPH0612894Y2 (ja)

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