JPH06128057A - タイル表面の乾式印刷方法 - Google Patents

タイル表面の乾式印刷方法

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JPH06128057A
JPH06128057A JP30492892A JP30492892A JPH06128057A JP H06128057 A JPH06128057 A JP H06128057A JP 30492892 A JP30492892 A JP 30492892A JP 30492892 A JP30492892 A JP 30492892A JP H06128057 A JPH06128057 A JP H06128057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
paint
screen
printing
tile surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP30492892A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Hayase
暁紀 早瀬
Yasuhisa Hirano
靖久 平野
Masami Yamada
正美 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイル表面に凹凸があっても、また釉粒が敷
並べられていても、更には生素地状態のタイルにも支障
なく印刷できる方法を提供する。 【構成】 所定の絵具16を用いてタイル表面にスクリ
ーン印刷を施すに際し、絵具16として粉末状態のもの
を用い、その粉末絵具16をスクリーン12の網目を通
してタイル10表面に所定パタ−ンで落下させることに
よりタイル表面に加飾を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタイル表面の乾式印刷
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイル表面に所定の絵柄等加飾を
施す方法としてスクリーン印刷が広く用いられている。
このスクリーン印刷は、図2(A)に示しているように
タイル表面にスクリーン100を押し当て、そしてスク
リーン100上に載せたペースト状の絵具102をスキ
ージ104によりスクリーン100の網目を通して押し
出し、タイル表面に圧着するといったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のス
クリーン印刷にあっては、図2(A)に示しているよう
にタイル表面に凹凸があった場合、スキージ104で絵
具102を押し出すように操作したとき、スクリーン1
00がタイルの凹凸形状に追従できず、凹部に対して絵
具102を圧着することができないという問題があっ
た。即ちタイル表面にこのような凹凸がある場合、スク
リーン印刷による加飾が困難であった。
【0004】一方タイルの加飾方法として、図2(B)
に示しているようにタイル表面に釉粒106を敷き並
べ、これを焼成することによって釉による加飾を施すと
いったことが行われているが、上記スクリーン印刷にあ
ってはタイル表面にこのような釉粒が敷き並べてある場
合においても実施が困難である問題があった。
【0005】以上はタイル表面が凹凸状である場合の問
題点であるが、従来の方式のスクリーン印刷の場合、印
刷時のタイルの強度が弱い場合においても実施に際して
次のような不都合が生ずる。
【0006】従来、タイルの製造はタイル素地を一旦素
焼きした上でその表面に釉薬を施し、しかる後本焼成す
るという工程(2度焼き)を経て行っているが、近時タ
イル生素地を素焼きせずに直接釉薬を施し、その後にこ
れを焼成する(1度焼き)方向に移行しつつある。
【0007】後者の場合、所定の絵具をタイル表面にス
クリーン印刷するとき、タイル素地が生素地の状態にあ
って強度が弱いため、スクリーンをタイル表面に押し当
てて印刷を行った場合、タイルが割れる等の不都合を生
じるのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、所
定の絵具を用いてタイル表面にスクリーン印刷を施すに
際し、該絵具として粉末状態のものを用い、該粉末状絵
具をスクリーンの網目を通して該タイル表面に所定パタ
−ンで落下させることにより、該タイル表面に加飾を施
すことにある。
【0009】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は絵具とし
て従来のようなペースト状のものではなく粉末状のもの
を用い、これを所定パターンでタイル表面に落下させて
付着させ、所定の絵柄等加飾を施すものである。本発明
の特長は非接触でタイル表面に印刷を施し得ることにあ
り、従ってタイル表面に凹凸があっても支障無く印刷を
施すことができる。
【0010】即ち本発明は凹凸状のタイル表面に印刷を
施す場合に適用して効果が大きい。尤も一見平滑と見え
るタイルにおいても大なり小なり凹凸があるが、ここで
言う凹凸とはフラットな仮想基準面に対して±1mm以
上の凹凸がある場合であり、特に本発明は±3mm以上
の凹凸があるタイル表面への印刷方法として好適であ
る。
【0011】この他、本発明によればタイル表面に釉粒
が敷き並べてある場合にも支障無く印刷を施すことが可
能であり、更にタイルが生素地状態にあって強度が弱い
場合にも支障無く印刷を施すことができ、印刷に際して
タイルに割れ等を発生させたりする不都合を回避でき
る。
【0012】尚、本発明においては粉末状絵具として粒
度の細かいものを用いるのが望ましい。具体的には、平
均粒径で1μm以下の粒度のものを用いるのが望まし
い。このような細かい粒度の絵具を用いることによっ
て、粉末状絵具の流動性を高めるとともに加飾模様,図
柄の鮮明度を高めることができる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10はタイルであって、表面が
凹凸状となっている。具体的には、基準平滑面に対して
±3mmの凹凸を有する形状となっている。
【0014】本発明の方法では、タイル10のこの凹凸
表面に対してスクリーン12,スキージ14を用いて絵
具16を非接触でスクリーン印刷する。ここで絵具16
は粒径が1μm以下の流動性に富んだ粉末状(乾粉状)
のものである。
【0015】かかる粉末状の絵具16をスクリーン12
の上に載せ、そして絵具16をスクリーン12上に押し
付けるようにしてスキージ14をスクリーン12に沿っ
て移動させると、粉末状の絵具16がスクリーン12に
形成された所定パターンの網目を通じて落下し、タイル
10表面に付着する。即ちタイル10表面に粉末状の絵
具16が所定パターンで施される。
【0016】しかる後これを焼成すると、絵具16がタ
イル10表面に焼き付けられ同時に固有の色を発色す
る。ここで粉末状の絵具16は、粒度が1μm以下の微
細なものが用いられているので、スクリーン12の網目
を円滑に通過でき、加えて鮮明な図柄等加飾模様が得ら
れる。
【0017】以上は凹凸状のタイル表面にスクリーン印
刷を施す場合の例であるが、タイル表面に釉粒が並べら
れている場合にも同様にして印刷を施すことができ、ま
たタイルが生素地状態にあって強度が弱い場合において
も、タイルを何ら損傷することなく印刷を施すことが可
能である。
【0018】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は小さなタイルから大きな
タイル、例えば1辺の大きさが30cm以上のタイルに
対しても適用可能であるし、また複数色の絵具を各色ご
とに複数回印刷するに際して適用することも勿論可能で
あるなど、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者
の知識に基づき様々な変更を加えた態様で実施可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である印刷方法の説明図であ
る。
【図2】本発明の背景説明図である。
【符号の説明】
10 タイル 12 スクリーン 16 絵具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の絵具を用いてタイル表面にスクリ
    ーン印刷を施すに際し、該絵具として粉末状態のものを
    用い、該粉末状絵具をスクリーンの網目を通して該タイ
    ル表面に所定パタ−ンで落下させることにより、該タイ
    ル表面に加飾を施すことを特徴とするタイル表面の乾式
    印刷方法。
JP30492892A 1992-10-16 1992-10-16 タイル表面の乾式印刷方法 Pending JPH06128057A (ja)

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JPH06128057A true JPH06128057A (ja) 1994-05-10

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ID=17939003

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100089A (ja) * 1986-10-16 1988-05-02 杉山重工株式会社 陶磁器板の模様形成方法
JPS63190784A (ja) * 1987-02-03 1988-08-08 株式会社イナックス 湿式及び乾式方式による施釉方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100089A (ja) * 1986-10-16 1988-05-02 杉山重工株式会社 陶磁器板の模様形成方法
JPS63190784A (ja) * 1987-02-03 1988-08-08 株式会社イナックス 湿式及び乾式方式による施釉方法

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