JPH0612781B2 - アクティブマトリクス基板の製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス基板の製造方法

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JPH0612781B2
JPH0612781B2 JP7403588A JP7403588A JPH0612781B2 JP H0612781 B2 JPH0612781 B2 JP H0612781B2 JP 7403588 A JP7403588 A JP 7403588A JP 7403588 A JP7403588 A JP 7403588A JP H0612781 B2 JPH0612781 B2 JP H0612781B2
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善昭 渡辺
昇 罍
芳久 荻原
勝夫 白井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アクティブマトリクス基板の製造方法に関す
るものである。
[従来の技術] 近年薄型の画像表示器として、液晶マトリクス表示器、
とりわけ各画素毎にスイッチング素子を設けた、いわゆ
るアクティブマトリクス型の液晶表示器が各所で研究開
発されている。スイッチング素子としては非晶質シリコ
ン(以下、a−Siという)を用いたMIS型の薄膜ト
ランジスタ(以下、TFTという)が主として利用され
ている。
第3図は、上記TFTを用いたアクティブマトリクス型
の液晶表示器の回路構成例を表わしたものである。
走査信号線21のなかで、例えばXiが選択されると、
これに連なるTFT23のゲートは一斉にオンし、これ
らオンしたTFT23のソースを通して、画像信号線2
2より、画像情報に対応した信号電圧がTFT23のド
レインに伝達される。ドレインには画素電極24が接続
され、この画素電極24と、液晶層25をはさんで他方
の基板上に形成された対向電極26との電圧差により、
液晶層25の光透過率を変化させて画像表示を行う。X
iが非選択状態になると、引き続きXi+1が選択さ
れ、上記と同様な動作が行われる。なおゲートがオフし
た後も、画素電極24と対向電極26間の電圧差は、次
に同一走査信号線が選択されるまで液晶層25により保
存されるため、液晶層25はスタティック駆動されるこ
とになり、高コントラストの表示を得ることができる。
第4図は、上記TFTに用いられるa−SiTFTの製
造工程を表わした断面図である。同図において、1は絶
縁性基板、2はゲート電極、3はゲート絶縁層、4は非
晶質シリコン層、5はリンドープシリコン層、6はIT
O(Indium Tin Oxide)層、8、9、10、11はそれ
ぞれITO層6により形成されたソース電極、ドレイン
電極、画素電極およびソース配線、12はフォトレジス
ト、13は窒化シリコン層である。
以下、同図の(a)から(b)に従い製造工程の説明を
行う。
(a)絶縁性基板1上にゲート電極2およびゲート配線
(図示せず)を形成する。引き続き、ゲート絶縁層3、
非晶質シリコン層4および不純物としてリを含んだリン
ドープシリコン層5を堆積し、上記非晶質シリコン層4
およびリンドープシリコン層5をゲート電極2と重なる
ような形状にパターニングする。
(b)ITO層6を真空蒸着法により堆積し、フォトレ
ジスト12を塗布して、このフォトレジスト12をソー
ス電極8、ドレイン電極9、画素電極10およびソース
配線11の形状に現像する。このフォトレジスト12を
マスクとしてITO層6をエッチングする。
(c)上記フォトレジスト12をマスクとして、リンド
ープシリコン層5を除去し、ソース電極8、ドレイン電
極9、画素電極10およびソース配線11を形成し、フ
ォトレジスト12を剥離する。
(d)保護膜として窒化シリコン層13をプラズマCV
D法により堆積する。
[解決しようとする課題] 保護膜として窒化シリコン層13を使用する場合、窒化
シリコン層13は、アンモニア等の還元性ガス雰囲気中
で形成されるため、ITO層6が還元され、ITO層6
の透明度が著しく低下する。ITO層6は画素電極10
として使用されるため、透明度が低下すると画像品質が
劣化するという問題を生じる。
本発明は、上記従来の課題に対してなされたものであ
り、保護膜として窒化シリコン層を使用してもITO層
が還元されないようなアクティブマトリクス基板の製造
方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明におけるアクティブマトリクス基板の製造方法
は、ゲート電極が形成された絶縁性基板上に、ゲート絶
縁層、非晶質シリコン層およびリン・ドープシリコン層
を順次形成し、上記非晶質シリコン層およびリン・ドー
プシリコン層をゲート電極と重なるようにパターニング
する工程と、上記パターニングされたリン・ドープシリ
コン層を有する上記絶縁性基板上に、ITO(Indium T
in Oxide)層と酸化シリコン層を順次形成し、上記酸化
シリコン層および上記ITO層をソース電極、ドレイン
電極および画素電極の形状にパターニングする工程と、
上記パターニングされた酸化シリコン層の存在しない部
分のリン・ドープシリコン層を除去して非晶質シリコン
層を露出させる工程と、上記露出した非晶質シリコン層
を有する上記絶縁性基板上に、還元性ガスを含んだ混合
ガスを用いてプラズマCVD法により、窒化シリコン層
を形成する工程とを有することを特徴とする。
[実施例] 以下本発明における実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、1は絶縁性基板、2はゲート電極、3
はゲート絶縁層、4は非晶質シリコン層、5はリンドー
プシリコン層、6はITO層、7は酸化シリコン層、
8、9、10、11はそれぞれ上記ITO層6により形
成されたソース電極、ドレイン電極、画素電極およびソ
ース配線、12はフォトレジスト、13は窒化シリコン
層である。
以下、同図の(a)から(d)に示された工程順に従い
説明を行う。
(a)ガラス等の絶縁性基板1上に、ゲート配線(図示
せず)およびゲート電極2(以下、両者を総称してゲー
ト電極という)を形成する。窒化シリコンを用いたゲー
ト絶縁層3、非晶質シリコン層4、リンドープシリコン
層5をプラズマCVD法により堆積し、上記非晶質シリ
コン層4およびリドープシリコン層5をCF系のガス
を用いたプラズマエッチング法により選択的にエッチン
グして、ゲート電極2と重なるパターンを形成する。
(b)ITO層6を真空蒸着法により形成し、さらに酸
化シリコン層7をプラズマCVD法により形成する。上
記酸化シリコン層7上にフォトレジスト12を塗布し、
このフォトレジストをソース電極8、ドレイン電極9、
画素電極10、ソース配線11の形状に現像する。この
フォトレジスト12をマスクとして酸化シリコン層をフ
ッ酸:フッ化アンモニウム=1:6の溶液にてエッチン
グし、引き続きITO層6を塩化第二鉄系溶液にてエッ
チングする。なお、ITO層6をエッチングする前にフ
ォトレジスト12を剥離して、酸化シリコン層7のパタ
ーンをマスクとしてITO層6をエッチングしてもよ
い。また、酸化シリコン層7を堆積後、窒化シリコン層
を堆積してフォトレジスト12を塗布してもよい。この
とき窒化シリコン層は酸化シリコン層7のエッチング溶
液で、酸化シリコン層7と同時にエッチングを行えばよ
い。
(c)フォトレジスト12または酸化シリコン層7のパ
ターンをマスクとして、リンド−プシリコン層5をフッ
酸:硝酸:酢酸=1:60:60の溶液を用いてエッチ
ングする。フォトレジスト12をマスクとして用いたと
きは、これを剥離する。なお、(b)の工程で酸化シリ
コン層7上に窒化シリコン層を形成したときには、これ
をマスクとしてリンドープシリコン層5をエッチングし
てもよい。
(d)シランとアンモニアの混合ガスを用いて窒化シリ
コン層13をプラズマCVD法により形成し、保護膜と
する。
以上の製造工程にて製造されたa−SiTFTでは、I
TO層6上に酸化シリコン層7がITO層6と同一パタ
ーンで形成されているため、窒化シリコン層13を形成
するときに、ITO層6がアンモニア等の還元性ガス雰
囲気に晒されることはない。従ってITO層6は還元さ
れることはないため、透明度が低下することはない。な
お酸化シリコン層7は透明であるため、画素電極10の
透明度は低下しない。さらに窒化シリコン層13をプラ
ズマCVD法で形成する時に、酸化シリコン層7により
ITO層6に含まれるIn、Sn等の貴金属やアルカリ
イオンの飛散を防止できるため、a−SiTFTの信頼
性低下を防止することができる。
第2図には他の実施例を示してあり、本例では、リンド
ープシリコン層5とITO層6の間にTiやCr等で形
成された金属層14を設置したものであるが、上記第1
の実施例に対し以下の工程を付加することにより製造す
ることができ、第1の実施例と同様の効果を得ることが
できる。
(1)(a)の工程で、非晶質シリコン層4およびリン
ドープシリコン層5をエッチングする前に金属層14を
エッチングする。
(2)(c)の工程で、リンドープシリコン層5をエッ
チングする前に金属層14をエッチングする。
[発明の効果] 本発明によれば、ITO層上に酸化シリコン層が形成さ
れているため、窒化シリコン層を形成するときの還元性
ガスにITO層が晒される事がない。したがって、IT
O層の透明度が低下することがなく、また配線の抵抗値
も増加することがない。
また、窒化シリコン層をプラズマCVD法で形成する場
合、酸化シリコン層によりITO層が直接プラズマに晒
されることがないので、ITO層に含まれるIn、Sn
等の重金属やアルカリイオンの飛散を防止することがで
き、a−SiTFTの信頼性向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における第1の実施例を示した工程断面
図、第2図は本発明における第2の実施例を示した断面
図、第3図はアクティブマトリクス型の液晶表示器の原
理を示した電気回路図、第4図は従来例を示した工程断
面図である。 1……絶縁性基板 2……ゲート電極 3……ゲート絶縁層 4……非晶質シリコン層 5……リンドープシリコン層 6……ITO層 7……酸化シリコン層 8……ソース電極 9……ドレイン電極 10……画素電極 13……窒化シリコン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 罍 昇 栃木県那須郡塩原町大字下田野531―1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (72)発明者 荻原 芳久 栃木県那須郡塩原町大字下田野531―1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (72)発明者 白井 勝夫 栃木県那須郡塩原町大字下田野531―1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (72)発明者 斎藤 和則 栃木県那須郡塩原町大字下田野531―1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲート電極が形成された絶縁性基板上に、
    ゲート絶縁層、非晶質シリコン層およびリン・ドープシ
    リコン層を順次形成し、上記非晶質シリコン層およびリ
    ン・ドープシリコン層をゲート電極と重なるようにパタ
    ーニングする工程と、 上記パターニングされたリン・ドープシリコン層を有す
    る上記絶縁性基板上に、ITO(Indium Tin Oxide)層
    と酸化シリコン層を順次形成し、上記酸化シリコン層お
    よび上記ITO層をソース電極、ドレイン電極および画
    素電極の形状にパターニングする工程と、 上記パターニングされた酸化シリコン層の存在しない部
    分のリン・ドープシリコン層を除去して非晶質シリコン
    層を露出させる工程と、 上記露出した非晶質シリコン層を有する上記絶縁性基板
    上に、還元性ガスを含んだ混合ガスを用いてプラズマC
    VD法により、窒化シリコン層を形成する工程と を有することを特徴とするアクティブマトリクス基板の
    製造方法。
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