JPH06127081A - リライタブルカード取扱い装置 - Google Patents

リライタブルカード取扱い装置

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JPH06127081A
JPH06127081A JP27873392A JP27873392A JPH06127081A JP H06127081 A JPH06127081 A JP H06127081A JP 27873392 A JP27873392 A JP 27873392A JP 27873392 A JP27873392 A JP 27873392A JP H06127081 A JPH06127081 A JP H06127081A
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JP
Japan
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temperature
printing
rewritable card
state
card
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Pending
Application number
JP27873392A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Tokita
守 鴇田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リライタブルカードに対する印字処理速度の
向上を図るとともに、装置の小型化を図る。 【構成】 リライタブルカード取扱い装置のヘッド駆動
回路21に、ORゲート26、ANDゲート27a、2
7bおよびインバータ28を設け、この回路構成によ
り、リライタブルカードに印字を行う場合はパルス幅の
長いPWM1を選択し、消去する場合はパルス幅の短い
PWM0を選択する。これにより印字と消去を同時に行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気カード取扱い装
置に関し、特に、書き替え可能な記録表示部を有する磁
気カードを取り扱う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気カードはわが国に於いて既に
定着し、普及しているカードである。その用途は、決済
用のメディアとして使用されることが多く、テレフォン
カードを初めとするプリペイドカードにも用いられ、そ
の用途は拡大している。そしてプリペイドカードにおい
て、カードを使用した後の残高はカードの磁気層に記録
されており、その残高を消費者に知らせていた。知らせ
る方法の一つとして、書き替え可能な記録表示部を有す
る磁気カード(以後、リライタブルカードという。)が
開発されている。
【0003】このリライタブルカードは、熱可逆性記録
材料を積層した印字面と磁気データの記録を行う磁気記
録面を有するカードであり、印字面に残高表示などの印
字が可能で、しかもこの残高表示を消去して再印字を可
能し、また磁気記録面での磁気データの読取り、書き込
みを行うようにしたものである。
【0004】図5は熱可逆性材料を積層したリライタブ
ルカードの構成例を示す。図において、1は印刷層であ
り、印刷部を除いた部分に積層されている。2は熱可逆
性材料による記録表示層、3は反射層、4は基材PET
(乳白色ポリエステルフィルム)、5は磁気層、6は保
護層である。図6はリライタブルカードの記録表示に使
われている熱可逆性記録材料の透明状態と白濁状態の差
異を示している。
【0005】同図において、透明状態では符号11で示
すように、熱可逆性記録材料中の有機低分子物質の粒子
10が比較的大きな単結晶で構成されている。それ故、
熱可逆性記録材料中に入射した光11aは、結晶の界面
を通る回数が少なく、散乱されることなく透過して、熱
可逆性記録材料全体では透明にみえる。一方、白濁状態
では符号12で示すように、有機低分子物質の粒子は多
結晶で構成されている。それ故、熱可逆性記録材料2中
に入射した光12aは、結晶の界面で何度も屈折し、散
乱され、熱可逆性記録材料2全体では白濁して見える。
【0006】リライタブルカードの印字にはサーマルヘ
ッドが使用されており、サーマルヘッドの駆動時のエネ
ルギーはリライタブルカード表面の印字面を白濁させる
温度になるように調製されている。また印字面の消去に
は、ヒーターが用いられている。ヒーターは、カードの
印字面を透明にさせる温度に設計されており、このヒー
ターをリライタブルカードの印字面に押し付ける事によ
って、印字面に書かれている文字等は消去される。
【0007】図7に消去用ヒーターユニットの一構成例
を示す。同図において、消去用ヒーター21はソレノイ
ド22により駆動される。リライタブルカードは搬送路
23上を搬送ローラ24により搬送される。文字等の消
去を行う場合は、ソレノイド22を駆動し、消去用ヒー
ター21を伝達層25を介してリライタブルカードに圧
接することにより行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のリライタブルカードの印字、消去方法では、印字用に
サーマルヘッド、消去用にヒーターおよびヒーターを駆
動するアクチュエータが必要となる。それ故、印字ユニ
ットと消去ユニットの両方を用意しなければならないの
で、装置が大型になるという問題があった。また再印字
する時は、消去ユニットによりカードの印字面の消去を
おこなった後、印字ユニットによりカードの印字面への
印字を行うので、カードの印字処理の時間が長くなって
しまうという問題もあった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、サーマルヘッドによりリライタブルカ
ードへの印字と消去を同時に行うことにより、小型で印
字処理速度の速い優れた装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、加熱することにより発色、消色する熱可逆
性記録材料を有するリライタブルカードに、発熱素子か
らなるサーマルヘッドを駆動して印字を行うリライタブ
ルカード取扱い装置において、前記発熱素子を印字用温
度に設定する第1の温度設定手段と、前記発熱素子を消
去用温度に設定する第2の温度設定手段とを設け、印字
データに基いて、駆動する発熱素子に対しては第1の温
度設定手段により温度を設定し、駆動しない発熱素子に
対しては第2の温度設定手段により温度を設定するよう
にしたものである。
【0011】
【作用】リライタブルカードに印字を行う場合、印字デ
ータにより駆動すべき発熱素子に対しては第1の温度設
定手段により印字用温度に設定する。これによりカード
の熱可逆性記録材料にドットが印字される。この時、熱
可逆性記録材料の、発熱素子に対応する部分が発色して
いても、していなくても発色状態になる。また駆動しな
い発熱素子に対しては第2の温度設定手段により消去用
温度に設定する。この時、熱可逆性記録材料の、駆動し
ない発熱素子に対応する部分が発色していても、してい
なくても消色状態になる。このようにして印字と消去を
同時に行う。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面にしたがっ
て詳細に説明する。なお各図面に共通する要素には同一
の符号を付す。図1は本発明に係る実施例のヘッド駆動
回路を示す回路図、図2は本実施例で使用する熱可逆性
記録材料の状態変化を示す説明図、図3は本実施例を説
明するための説明図である。まず図2にしたがって熱可
逆性記録材料について説明する。なお本実施例で使用す
るリライタブルカードは図5に示すリライタブルカード
と同様である。
【0013】図2において、熱可逆性記録材料2は加熱
および冷却により透明−白濁の状態の変化を繰り返す。
最初、記録材料2が室温(温度T0以下)で白濁状態に
あるとする(A点)。これを加熱し、温度がT0(B
点)を越えると、記録材料2は透明化しはじめ、温度T
1(C点)からT1′(C′点)の間で最大透明状態と
なる。これをT0以下の温度(室温))に冷却しても透
明状態は維持される(E点)。
【0014】次に、この室温で最大透明状態の記録材料
2を温度T1′以上に加熱すると、記録材料2は白濁し
はじめ(C′点)、T2からさらにT2′まで加熱する
と、最大透明状態と最大白濁状態の中間状態(D点、
D′点)になる。これをふたたび温度T0以下に冷却す
ると、元の白濁状態に戻る(A点、B点)。この様に、
熱可逆性記録材料2に上記温度サイクルで加熱、冷却を
くりかえすことにより、室温にて透明状態にも、白濁状
態にもすることができる。
【0015】次に、図3により本実施例の原理を説明す
る。同図において、丸印はサーマルヘッドにより印字さ
れたドットを示しており、丸印の中に斜線が書かれてい
るのは、リライタブルカードの印字面が白濁している状
態を示し、丸印のみは透明な状態を示している。今、A
の状態からBの状態へドットのパターンを変えることを
考える。この時、Aの状態を一旦すべて透明な状態にし
てからBの状態にするのではなく、Aの状態から一度の
操作で直接Bの状態にすることを考える。
【0016】A1は白濁状態である。これをB1の状
態、つまり透明状態に変えるには、図2に示したように
室温からT1〜T1′の室温まで加熱してから室温にま
で冷却することにより行う。A2の状態からB2の白濁
状態にかえるには、図2により室温からT2′の温度ま
で加熱してから室温にまで冷却することにより行う。A
3からB3は同じ白濁状態であるので操作は必要ないの
であるが、白濁状態で室温からT2′の温度まで加熱し
てから室温にまで冷却しても白濁状態に戻る。したがっ
て、この操作による状態の変化は無い。
【0017】A4からB4は同じ透明状態であるが、透
明状態で室温からT1〜T1′の温度まで加熱してから
室温にまで冷却しても透明状態にもどり、この操作によ
る状態の変化はない。以上のように、Aの状態からBの
状態に変化させるには、Aがどういう状態かにかかわら
ず、Bのドットパターンにしたがって温度を変えれば良
いことが分かる。
【0018】上述の操作によりリライタブルカードの印
字面への印字を行えば、前にかいてあった文字等を消去
せずに新しい文字等を上書きすることができるのであ
る。またその際に、前にかかれていた状態については全
く知る必要が無いのである。
【0019】次に、図1にしたがって、サーマルヘッド
駆動回路について説明する。本実施例では、ライン型の
サーマルヘッドを使用している。同図において、サーマ
ルヘッド駆動回路21には、発熱抵抗体22、トランジ
スタ23、ラッチ24、シフトレジスタ25、ORゲー
ト26、ANDゲート27a、27bおよびインバータ
28が設けられている。発熱抵抗体22、トランジスタ
23、ラッチ24、シフトレジスタ25、ORゲート2
6およびインバータ28はそれぞれ複数(N個)設けら
れている。
【0020】発熱抵抗体22は、図5に示す熱可逆性記
録材料2を加熱することによりドットを形成する。AN
Dゲート27aの出力はORゲート26の一方の入力に
接続され、ANDゲート27bの出力はORゲート26
の他方の入力に接続される。ANDゲート27aの一方
の入力端子には、駆動パルスPWM1が増幅器29を介
して入力され、他方の入力端子にはラッチ24が接続さ
れる。また、ANDゲート27bの一方の入力端子に
は、駆動パルスPWM0が増幅器30を介して入力さ
れ、他方の入力端子にはラッチ24がインバータ28を
介して接続されている。シフトレジスタ25にはクロッ
ク信号と同期したNドット/ライン分の印字データがセ
ットされる。ラッチ24、シフトレジスタ25は印字デ
ータをシリアルからパラレルに変換し、1ライン分の印
字データをセットする。
【0021】次に、本実施例の動作を図4にしたがって
説明する。図4は本実施例の動作を示すタイムチャート
である。今、Nドット/ライン分の印字データを入力し
て印字するまでを説明する。クロック信号と同期したN
ドット/ライン分の印字データは、クロック信号の立上
がりまたは立ち下がりで、図1に示すDATA INよ
りシフトレジスタ25にセットされる。N個のデータの
セットが終了すると、ラッチ24により印字データが保
持される。この時印字データは、リライタブルカードの
熱可逆性記録材料2を白濁させるドットは“1”、透明
なドットは“0”と対応させてある。また本実施例にお
いては、発熱抵抗体22の駆動はPWM(パルス幅変
調)駆動方式で行う。図1に示すPWM1およびPWM
0には、それぞれ異なる幅の駆動パルスが入力される。
【0022】ここで、印字エネルギーEと駆動パルスと
の関係について説明する。印字エネルギーEと駆動パル
スとの関係は図4のようなパルス列を考えると次の式1
で表せる。 E=V2 ・ton・m/R ・・・・・・(1) ここで、Vは発熱抵抗体22の端子間電圧、tonはパ
ルス幅、mはパルスの数、Rは発熱抵抗体22の抵抗値
である。また、印字エネルギーEと発熱抵抗体22によ
ってリライタブルカードの記録表示層2が加熱される温
度Tとの関係は、 T∝E となる。したがって、図4に示すパルス列のton0ま
たはton1によって、リライタブルカードの記録表示
層2に加えられる温度を変化させられるので、リライタ
ブルカードの表面を白濁状態または透明状態にすること
ができることになる。
【0023】RWM0に入力するパルスは、印字データ
“0”、つまりカード表面を透明にする温度に対応した
エネルギーから式1を使ってtonを求めたものであ
る。PWM1に入力するパルスも同様に、印字データ
“1”、つまりカード表面を白濁する温度に対応したエ
ネルギーから式1を使ってtonを求めたものである。
【0024】ラッチ24にセットされた印字データか
ら、ORゲート26、ANDゲート27a、27b、イ
ンバータ28で構成される選択回路により発熱抵抗体2
2を駆動するパルスをPWM0、PWM1のいずれかか
ら選択する。つまり、印字データが“0”ならPWM
0、印字データが“1”ならPWM1が選択される。
【0025】そして、PWM0およびPWM1から入力
されたパルスにより、N個のトランジスタ23がオンさ
れ、N個の発熱抵抗体22の温度が制御され、リライタ
ブルカードの印字(白濁)または消去(透明)が行われ
る。以上説明したように、一列印字するときに、一列を
構成する各ドットごとに2つの温度設定が同時にできる
ので、前述した上書き印字が実現できる。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、リライタブルカードの熱可逆性記録材料に対して特
別に消去動作を行わずに、印字動作と同時に消去動作を
行うようにしたので、印字処理速度が向上する効果を奏
する。また、印字動作と同時に行う消去動作をサーマル
ヘッドで行うので、消去用ヒーターを別途設ける必要が
なく、取扱い装置の小型化が図れる効果がある。本発明
は、リライタブルカードに限らず、熱可逆性記録材料を
使用した他の媒体に対しても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のヘッド駆動回路を示す回
路図である。
【図2】熱可逆性記録材料の状態変化を示す説明図であ
る。
【図3】実施例を説明するための説明図である。
【図4】実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図5】リライタブルカードの構造を示す説明図であ
る。
【図6】熱可逆性記録材料の状態を示す説明図である。
【図7】消去用ヒーターユニットを示す説明図である。
【符号の説明】
21 ヘッド駆動回路 22 発熱抵抗体 26 ORゲート 27a,27b ANDゲート 28 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/08 A 7165−5B G06K 1/12 G 7459−5L // B41M 5/26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱することにより発色、消色する熱可
    逆性記録材料を有するリライタブルカードに、発熱素子
    からなるサーマルヘッドを駆動して印字を行うリライタ
    ブルカード取扱い装置において、 前記発熱素子を印字用温度に設定する第1の温度設定手
    段と、 前記発熱素子を消去用温度に設定する第2の温度設定手
    段とを設け、 印字データに基いて、印字する発熱素子に対しては第1
    の温度設定手段により温度を設定し、印字しない発熱素
    子に対しては第2の温度設定手段により温度を設定する
    ことを特徴とするリライタブルカード取扱い装置。
JP27873392A 1992-10-16 1992-10-16 リライタブルカード取扱い装置 Pending JPH06127081A (ja)

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JP27873392A JPH06127081A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 リライタブルカード取扱い装置

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JP27873392A JPH06127081A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 リライタブルカード取扱い装置

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JPH06127081A true JPH06127081A (ja) 1994-05-10

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ID=17601451

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27873392A Pending JPH06127081A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 リライタブルカード取扱い装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002279363A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Nippon Signal Co Ltd:The 表示機能付きカード処理装置およびそれを用いたシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002279363A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Nippon Signal Co Ltd:The 表示機能付きカード処理装置およびそれを用いたシステム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000314