JPH06126593A - 工作機械における振動監視方法 - Google Patents

工作機械における振動監視方法

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JPH06126593A
JPH06126593A JP28117192A JP28117192A JPH06126593A JP H06126593 A JPH06126593 A JP H06126593A JP 28117192 A JP28117192 A JP 28117192A JP 28117192 A JP28117192 A JP 28117192A JP H06126593 A JPH06126593 A JP H06126593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
spindle
machine tool
criterion
judging
Prior art date
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Pending
Application number
JP28117192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Tanaka
慎治 田中
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Seiko Ltd filed Critical Hitachi Seiko Ltd
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Publication of JPH06126593A publication Critical patent/JPH06126593A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】使用中の主軸の振動を検出し、主軸と空気軸受
の損傷を未然に防止する。 【構成】主軸頭7に取付けられた加速度ピックアップ1
3の出力を、危険状態を判定するための第1の判定基準
を設定する第1の設定器と、警報発生状態を判定するた
めの第2の判定基準を設定する第2の設定器と、加速度
ピックアップ13の出力と各設定器の設定値を比較する
第1、第2の比較器と、第2の比較器の出力を受けて時
間の計測を行うタイマーとを備えた振動判定器14で判
定し、その結果に基づいて、制御装置15が、工作機械
のテーブル2、コラム4および主軸頭7の移動と、主軸
10の回転を制御するとともに、警報表示ランプ16に
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械における主軸
の回転に伴って発生する振動により、主軸を支える軸受
が損傷を受けるのを防止するための振動監視方法にかか
り、特に、主軸を高速回転させる工作機械に好適な振動
監視方法に関するものである。
【従来の技術】マシニングセンタなどの工作機械で、ア
ルミニウム、あるいはアルミニウム合金製のワークを効
率良く加工するため、工作機械の主軸には数万rpmの
高速回転が要求されている。工作機械の主軸を支持する
軸受として、一般に、回転速度が比較的遅く、高剛性を
要求される場合に転がり軸受、高速回転が要求される場
合には流体軸受が用いられている。前記流体軸受として
は、通常空気軸受が用いられている。空気軸受は、主軸
と空気軸受の間に形成された微小な間隙に、圧縮空気を
送って空気の膜を形成し、この空気の膜で主軸と空気軸
受の接触を防止するようになっている。このため、前記
間隙に異物が侵入したり、主軸の回転による振動が大き
くなると、主軸と空気軸受が接触して焼き付きを起こ
し、主軸や空気軸受を損傷する。
【発明が解決しようとする課題】前記主軸は、高精度に
バランス調整されているが、たとえば、加工中の工具に
切粉が巻き付いたり、工具の切れ味が低下したり、ある
いは工具が破損したりして、主軸の振動を大きくするこ
とがある。しかし、従来このような加工に伴う振動の変
化に応じて、主軸や空気軸受をどのように保護するかは
検討されていなかった。本発明の目的は、上記の事情に
鑑み、使用中の主軸の振動を検出し、主軸と空気軸受の
損傷を未然に防止するようにした工作機械における振動
監視方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、危険状態になったことを判定す
るための判定基準を設定し、工作機械の主軸頭から検出
された振動と前記判定基準を比較する。また、振動判定
基準として、危険状態になったことを判定するための第
1の判定基準と、通常の振動レベルと危険状態のときの
振動レベルとの間に、警報を発生するための第2の判定
基準とを設定し、工作機械の主軸頭から検出された振動
と前記判定基準を比較する。
【作用】そして、主軸頭から検出された振動が、前記判
定基準を越えたとき、工作機械の送り動作を停止させた
後、主軸の回転を止める。また、主軸頭から検出された
振動が、前記第2の判定基準を越えたとき、その振動レ
ベルが継続する時間を計測し、振動の継続時間が予め定
められた時間を越えたとき、主軸に保持されている工具
の交換指令を発振し、前記第1の判定基準を越えたと、
工作機械の送り動作を停止させた後、主軸の回転を止め
る。
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。◆図2において、1はベッド。2は
テーブルで、ベッド1に移動可能に支持されている。3
はモータで、図示しないねじ送り機構を介してテーブル
2をX(図面の前後)方向に移動させる。4はコラム
で、ベッド1に移動可能に支持されている。5はモータ
で、ねじ送り機構6を介してコラム4をY方向に移動さ
せる。7は主軸頭で、コラム4に移動可能に支持されて
いる。8はモータで、ねじ送り機構9を介して主軸頭7
をZ方向に移動させる。10は主軸で、主軸頭7に回転
可能に支持されている。11はモータで、主軸10を回
転させる。12は工具で、主軸10に着脱可能に支持さ
れている。13は加速度ピックアップで、主軸頭7に取
付けられている。14は振動判定器で、危険状態を判定
するための第1の判定基準を設定する第1の設定器と、
警報発生状態を判定するための第2の判定基準を設定す
る第2の設定器と、加速度ピックアップ13の出力と各
設定器の設定値を比較する第1、第2の比較器と、第2
の比較器の出力を受けて時間の計測を行うタイマーとを
備えている。15は制御装置で、前記テーブル2、コラ
ム4および主軸頭7の移動と、主軸10の回転を制御す
る。16は警報表示ランプで、制御装置15に接続され
ている。このような構成で、振動監視方法を図1に示す
フローチャートに基づいて説明する。主軸10に工具1
2を取り付け回転させると共に、モータ3、5、8を作
動させ加工を行う。このとき、主軸10に発生する振動
を主軸頭7を介して加速度ピックアップ13で検出し、
振動レベルに対応する電圧を出力する(ステップ10
1)。◆加速度ピックアップ13で検出された振動レベ
ルを、振動判定器14で、予め設定されている危険値と
比較する(ステップ102)。検出された振動レベルが
危険値を越えている場合、振動判定器14は制御装置1
5に非常停止指令と出力する(ステップ103)。する
と、制御装置15は、モータ3、5、8に停止指令を与
え、テーブル2、コラム4および主軸頭7の移動を停止
させる(ステップ104)。ついで、モータ11に停止
指令を与え、主軸10の回転を停止させる(ステップ1
05)。検出された振動レベルが危険値より小さい場
合、振動判定器14は、検出された振動レベルを予め設
定されている警報値と比較する(ステップ106)。検
出された振動レベルが警報値より小さいときには、その
まま加工を継続する。検出された振動レベルが警報値よ
り大きいときには、振動判定器14は、制御装置15に
警報表示指令を出力し、この指令を受けた制御装置15
は、警報表示ランプを点灯させる(ステップ107)。
同時に、振動判定器14は、タイマーを作動させ、振動
レベルが警報値を越えている時間を測定する(ステップ
108)。なお、このタイマーは、検出された振動レベ
ルが、警報値より小さくなるとリセットされる。警報値
を越える振動レベルの継続時間を判定する(ステップ1
09)。予め設定された時間まで継続していない場合、
加工を継続する。警報値を越える振動が、予め設定され
た時間まで継続すると、振動判定器14は、制御装置1
5にたいして、工具交換指令を出力する(ステップ11
0)。工具交換指令を受けた制御装置15は、モータ
2、5、8に停止指令を与え、テーブル2、コラム4お
よび主軸頭7の移動を停止させる(ステップ111)と
ともに、モータ11に停止指令を与え、主軸10の回転
を停止させ(ステップ112)加工を中断する。その
後、主軸10を工具交換を行うために原点に復帰させ
(ステップ113)、工具12の交換を行う(ステップ
114)。上記のように、主軸10の振動レベルが大き
くなった時、危険値を越えたら非常停止を行い、それ以
下のレベルのときには、一定時間様子を見て、工具交換
などの処置をするようにしたので、主軸10や空気軸受
の焼き付きを防止することができ、しかも、機械の稼動
効率を低下させることも防止することができる。なお、
本発明は、主軸を空気軸受で支持したものだけでなく、
転がり軸受で主軸を支持するものであってもよい。ま
た、警報値を越える振動レベルが一定時間以上継続する
場合、加工を停止させるようにしても良い。また、警報
の表示は、ランプによる光だけでなく、ブザーなど音で
あっても良いし、それらを併用しても良い。
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、危険
状態になったことを判定するための判定基準を設定し、
工作機械の主軸頭から検出された振動が、前記判定基準
を越えたとき、工作機械の送り動作を停止させた後、主
軸の回転を止めるようにしたので、主軸や空気軸受の焼
き付きを防止することができる。また、振動判定基準と
して、危険状態になったことを判定するための第1の判
定基準と、通常の振動レベルと危険状態のときの振動レ
ベルとの間に、警報を発生するための第2の判定基準と
を設定し、工作機械の主軸頭から検出された振動が、前
記第2の判定基準を越えたとき、その振動レベルが継続
する時間を計測し、振動の継続時間が予め定められた時
間を越えたとき、主軸に保持されている工具の交換指令
を発振し、検出された振動レベルが前記第1の判定基準
を越えたと、工作機械の送り動作を停止させた後、主軸
の回転を止めるようにしたので、主軸や空気軸受の焼き
付きを防止し、しかも、機械の稼動効率を低下させるこ
とも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における振動監視方法を示すフローチャ
ート図。
【図2】本発明を適用する工作機械の一例を示すマシニ
ングセンタの側面図。
【符号の説明】
7 主軸頭 10 主軸 14 振動判定器 15 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】危険状態になったことを判定するための判
    定基準を設定し、工作機械の主軸頭から検出された振動
    が、前記判定基準を越えたとき、工作機械の送り動作を
    停止させた後、主軸の回転を止めることを特徴とする工
    作機械における振動監視方法。
  2. 【請求項2】振動判定基準として、危険状態になったこ
    とを判定するための第1の判定基準と、通常の振動レベ
    ルと危険状態のときの振動レベルとの間に、警報を発生
    するための第2の判定基準とを設定し、工作機械の主軸
    頭から検出された振動が、前記第2の判定基準を越えた
    とき、その振動レベルが継続する時間を計測し、振動の
    継続時間が予め定められた時間を越えたとき、主軸に保
    持されている工具の交換指令を発振し、検出された振動
    レベルが前記第1の判定基準を越えたと、工作機械の送
    り動作を停止させた後、主軸の回転を止めることを特徴
    とする工作機械における振動監視方法。
JP28117192A 1992-10-20 1992-10-20 工作機械における振動監視方法 Pending JPH06126593A (ja)

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JP (1) JPH06126593A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0971054A1 (de) * 1998-07-09 2000-01-12 Wacker Siltronic Gesellschaft für Halbleitermaterialien Aktiengesellschaft Stütztiegel zur Stützung von Schmelztiegeln
JP2012152835A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Okuma Corp 振動判定装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0971054A1 (de) * 1998-07-09 2000-01-12 Wacker Siltronic Gesellschaft für Halbleitermaterialien Aktiengesellschaft Stütztiegel zur Stützung von Schmelztiegeln
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