JPH06126339A - 波形金属板用ロールベンダー - Google Patents

波形金属板用ロールベンダー

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Publication number
JPH06126339A
JPH06126339A JP30665092A JP30665092A JPH06126339A JP H06126339 A JPH06126339 A JP H06126339A JP 30665092 A JP30665092 A JP 30665092A JP 30665092 A JP30665092 A JP 30665092A JP H06126339 A JPH06126339 A JP H06126339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated metal
roll
metal plate
bender
rolls
Prior art date
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Pending
Application number
JP30665092A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Yamanobe
勇 山野辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Light Steel Co Ltd filed Critical Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Priority to JP30665092A priority Critical patent/JPH06126339A/ja
Publication of JPH06126339A publication Critical patent/JPH06126339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波形金属板の幅方向両端エッジ部における縁
波の発生を抑制する。 【構成】 水平面内において間隔をあけて平行に配され
た2つの凹部12A が形成された2本の下ロール12と、下
ロール12間の中央上方部に下ロール12と平行に配され
た、下ロール12の凹部12A と合致する凸部13A が形成さ
れた昇降自在な1本の上ロール13と、下ロール12を同一
方向に回転駆動するための駆動手段19とからなる波形金
属板用ロールベンダーにおいて、上ロール13の両側に、
波形金属板の両側面を押圧するための縁波矯正用サイド
ロール22が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、波形鋼板用ロールベ
ンダー、特に、ガードレール用等の波形金属板を円弧状
に曲げ加工する際に、波形金属板の幅方向両端エッジ部
における縁波の発生を抑制することができる波形金属板
用ロールベンダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガードレール用等の波形金属板を
円弧状に曲げ加工するためのロールベンダーの一例につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0003】図5は、従来の波形金属板用ロールベンダ
ーを示す正面図、図6は、同、側面図である。
【0004】図5および図6において、1は、水平面内
において間隔をあけて平行に配された、それぞれ2つの
凹部1Aが形成された2本の下ロール、2は、下ロール1
間の中央上方部に下ロール1と平行に配された1本の上
ロールであり、上ロール2には、下ロール1の凹部1Aと
合致する凸部2Aが形成されている。下ロール1および上
ロール2は、それぞれ架台3に回転自在に取り付けられ
ている。上ロール2は、架台3に螺合した螺子軸4のハ
ンドル5を回転させることによって、軸受6と共にガイ
ド7に沿って昇降する。8は、2本の下ロール1を同一
方向に回転駆動するための駆動手段であり、モーター9
および減速ギヤ10からなっている。
【0005】このように構成されている、従来の波形金
属板用ロールベンダーによれば、上ロール2と下ロール
1との間に波形金属板を挿入し、駆動手段8を作動させ
て波形金属板を送り出せば、波形金属板は、連続的に円
弧状に曲げ加工される。通常は、波形金属板を上ロール
2の下降量を調整しながら上ロール2と下ロール1との
間を複数回、通過させて波形金属板を所望の曲率に曲げ
加工している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来の波形
金属板用ロールベンダーは、簡単な構造で高い曲げ加工
効率を得ることができるので広く使用されているが、図
7に示すように、波形金属板11をその山部11A が凹状に
なるように円弧状に曲げ加工する、所謂、凸曲げする
と、凸曲げされた波形金属板11の両端エッジ部に縁波11
B が発生する。この縁波11B は、波形金属板11のパス回
数が多い程、および、曲げ半径が長い程、発生し難い
が、パス回数の増加は、加工能率の低下につながる。
【0007】従って、この発明の目的は、波形金属板の
幅方向両端エッジ部における縁波の発生を抑制すること
ができる波形金属板用ロールベンダーを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、水平面内に
おいて間隔をあけて平行に配された、それぞれ少なくと
も1つの凹部が形成された少なくとも2本の下ロール
と、前記下ロール間の中央上方部に前記下ロールと平行
に配された、前記下ロールの前記凹部と合致する凸部が
形成された昇降自在な1本の上ロールと、前記下ロール
を同一方向に回転駆動するための駆動手段とからなる波
形金属板用ロールベンダーにおいて、前記上ロールの両
側に、前記波形金属板の両側面を押圧するための縁波矯
正用サイドロールが取り付けられていることに特徴を有
するものである。なお、前記サイドロールによる前記波
形金属板の両側面への押圧力は、前記金属板の塑性変形
が可能な加圧力の段階まで含むものである。
【0009】次に、この発明の波形金属板用ロールベン
ダーの一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、この発明の波形金属板用ロールベ
ンダーを示す正面図、図2は、この発明の波形金属板用
ロールベンダーによる波形金属板の曲げ加工状態を示す
部分正面図である。
【0011】図1および図2において、12は、水平面内
において間隔をあけて平行に配された、それぞれ2つの
凹部12A が形成された2本の下ロール、13は、下ロール
12間の中央上方部に下ロール12と平行に配された1本の
上ロールであり、上ロール13には、下ロール12の凹部12
A と合致する凸部13A が形成されている。下ロール12お
よび上ロール13は、それぞれ架台14に回転自在に取り付
けられている。上ロール13は、架台14に螺合した螺子軸
15のハンドル16を回転させることによって、軸受17と共
にガイド(図6参照)に沿って昇降する。19は、2本の
下ロール12を同一方向に回転駆動するための駆動手段で
あり、モーター20および減速ギヤ21からなっている。
【0012】22は、上ロール13の両側の軸受17下部に、
波形金属板11の両側面を押圧するための縁波矯正用サイ
ドロールである。サイドロール22は、油圧シリンダー23
のロッド24の先端に上ロール13の両側面13B の傾斜に合
わせて斜めに取り付けられている。サイドロール22は、
上ロール13の軸受17に取り付けられているので、上ロー
ル13と一体的に昇降する。ロッド24には、シリンダー23
内に設けられたスプリング25の弾性力によって常時、上
ロール13の側面13B から離れる方向の力が付与されてい
て、サイドロール22が水平方向に移動可能になってい
る。サイドロール22を定位置に固定せず、水平方向に移
動可能としたのは、曲げ加工開始時において、波形金属
板11を下ロール12と上ロール13との間に差し込むとき
に、波形金属板11の先端がサイドロール22に当たらない
ようにするため以外に、次の理由による。
【0013】曲げ加工前の波形金属板11は、その加工工
程によって幅寸法にバラツキが生じることがある。波形
金属板11のエッジ部が立ち上がるように加工されて、波
形金属板の幅寸法が目標寸法より短い場合には、波形金
属板11の幅方向端部と上ロール13の側面13B との間に隙
間が生じる。この場合、サイドロール22が定位置に固定
されていると、波形金属板11のエッジ部を押圧できな
い。一方、波形金属板11のエッジ部が寝るように加工さ
れて、波形金属板の幅寸法が目標寸法より長い場合に
は、波形金属板11のエッジ部がサイドロール22に当たり
ロール間に差し込めない。従って、サイドロール22は、
定位置に固定せず、たえず、波形金属板の側面を押圧で
きるように水平方向に移動可能とした。
【0014】上述のように構成されている、この発明の
波形金属板用ロールベンダーによれば、上述した、従来
の波形金属板用ロールベンダーにおけると同様にして、
下ロール12と上ロール13とによって矯正的に波形金属板
11を送り出すことによって、波形金属板11を円弧状に曲
げ加工することができるが、曲げ加工と同時にサイドロ
ール22をシリンダー23により、波形金属板11の幅方向エ
ッジ部に押し当てることによって、前記エッジ部におけ
る縁波の発生を抑制することができる。
【0015】この発明の波形金属板用ロールベンダーに
よる縁波発生の抑制効果を、サイドロール22が取り付け
られていない、従来の波形金属板用ロールベンダーによ
る縁波の発生状況と合わせて表1に示す。曲げ加工した
波形金属板としての波形鋼板の断面形状および寸法は、
図3に示す通りであり、厚さは2.3mm 、長さは4330mmの
ものであった。表1において、縁波の最大量とは、図4
に示すように、波形金属板の端部長さ(L)が800mm の
範囲内における縁波の谷部と山部との間の差(高さ)を
示す。
【0016】
【0017】表1から明らかなように、従来の波形金属
板用ロールベンダーによれば、曲げ半径の長短にかかわ
らず縁波の発生が認められるが、この発明の波形金属板
用ロールベンダーによれば、曲げ半径が長い場合には、
縁波の発生は全く認められず、曲げ半径が短くなっても
縁波の発生量は、従来のベンダーに比べて大幅に少ない
ことが分かる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、1本の上ロールと少なくとも2本の下ロールからな
る波形金属板用ロールベンダーに、更に、縁波矯正用サ
イドロールを設けることによって、波形金属板の幅方向
両端エッジ部における縁波の発生を抑制することがで
き、その結果、加工回数(パス回数)が減少するので、
加工能率が向上し、非常に経済的である等、有用な効果
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の波形金属板用ロールベンダーを示す
正面図である。
【図2】この発明の波形金属板用ロールベンダーによる
波形金属板の曲げ加工状態を示す部分正面図である。
【図3】この発明の実施例に使用した波形金属板の正面
図である。
【図4】波形金属板の幅方向エッジ部に発生する縁波の
発生曲線である。
【図5】従来の波形金属板用ロールベンダーを示す正面
図である。
【図6】従来の波形金属板用ロールベンダーを示す側面
図である。
【図7】縁波が発生した波形金属板の斜視図である。
【符号の説明】
1、12:下ロール、 2、13:上ロール、 3、14:架台、 4、15:螺子軸 5、16:ハンドル、 6、17:軸受、 7:ガイド、 8、19:駆動手段、 9、20:モーター、 10、21:減速ギヤ、 11:波形金属板、 22:サイドロール、 23:シリンダー、 24:ロッド、 25:スプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面内において間隔をあけて平行に配
    された、それぞれ少なくとも1つの凹部が形成された少
    なくとも2本の下ロールと、前記下ロール間の中央上方
    部に前記下ロールと平行に配された、前記下ロールの前
    記凹部と合致する凸部が形成された昇降自在な1本の上
    ロールと、前記下ロールを同一方向に回転駆動するため
    の駆動手段とからなる波形金属板用ロールベンダーにお
    いて、前記上ロールの両側に、前記波形金属板の両側面
    を押圧するための縁波矯正用サイドロールが取り付けら
    れていることを特徴とする波形金属板用ロールベンダ
    ー。
JP30665092A 1992-10-20 1992-10-20 波形金属板用ロールベンダー Pending JPH06126339A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104148466A (zh) * 2014-08-06 2014-11-19 中国电子科技集团公司第四十八研究所 一种冷却槽圆弧成形装置
CN105195562A (zh) * 2015-09-23 2015-12-30 佛山高富中石油燃料沥青有限责任公司 一种可调节的管材成型装置
CN105689417A (zh) * 2016-04-29 2016-06-22 江苏盛日机械设备制造有限公司 一种轧钢出口扭转总成

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