JPH061260U - 薬用瓶の密封構造 - Google Patents

薬用瓶の密封構造

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Publication number
JPH061260U
JPH061260U JP4073792U JP4073792U JPH061260U JP H061260 U JPH061260 U JP H061260U JP 4073792 U JP4073792 U JP 4073792U JP 4073792 U JP4073792 U JP 4073792U JP H061260 U JPH061260 U JP H061260U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
bottle
mouth
medicated
outer lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4073792U
Other languages
English (en)
Inventor
隆夫 橋本
和義 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
Priority to JP4073792U priority Critical patent/JPH061260U/ja
Publication of JPH061260U publication Critical patent/JPH061260U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 薬用瓶の密封構造において、蓋本体円筒部の
下端に壁部を設け、蓋本体を王冠状に形成した。 【構成】 薬用瓶10の口部11を密封する蓋50を、
弾性材からなる中栓20と、軟質金属板を逆有底円筒状
に加工し、天面部131には中央貫通孔132と周方向
に連続した脆弱部133を設け、周囲の円筒部137に
は下端に襞部139を連続して設けて王冠状に成形した
蓋本体130と、天面部内面中央に突起部42を設けた
外蓋40とで構成し、中栓20は垂下部23を薬用瓶1
0の口部11に押し込んで取り付け、外蓋40を蓋本体
130に被せ、蓋本体130の貫通孔132から突出し
た突起部42を軟化させて蓋本体130と外蓋40を一
体化し、この一体化した蓋本体130と外蓋40を中栓
20を装着した薬用瓶10の口部11に外装し、蓋本体
130の襞部139を内方に折り曲げて薬用瓶10の段
部12に係合した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、注射液や輸液などの薬品を収容する薬用瓶の口部を蓋で密封する構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬用瓶の密封構造として図3に示すものが広く使用されている。 この密封構造において、薬品を収容するガラス製薬用瓶(以下「瓶」と略す。 )10の口部11外周には、周方向に連続して段部12が形成されている。蓋5 0は、中栓20と、蓋本体30と、外蓋40の3部品で構成され、中栓20は天 然ゴムまたは合成ゴムで一体的に形成され、本体21の上面には窪み22が形成 され、下面には略円筒状の垂下部23が形成されている(図4参照)。蓋本体3 0はアルミニウムなどの軟質金属板を逆有底円筒状に成形したもので、天面部3 1には中央貫通孔32と該中央貫通孔32の外側で周方向に連続した脆弱部33 が形成されている。上記脆弱部33は、切目34を断続的に設けたもので、切目 34を中断する複数のブリッジ35により、脆弱部33に囲まれた分離部36が その外側の天面部本体に保持されている。外蓋40はポリプロピレンなどの熱可 塑性樹脂で一体的に形成されており、内面41の中央部に突起部42が形成され ている。
【0003】 上記蓋50は、図4に示すように、中栓20がその垂下部23を瓶10の口部 11に押し込んで取り付けられる。外蓋40は蓋本体30の上部に装着され、中 央貫通孔32を介して蓋本体30の内部に突出する突起部42を熱軟化し、その 変形部43を分離部36の下面に係合して固定される。外蓋40が固定された蓋 本体30は、上述のように中栓20を取り付けた瓶10の口部11に装着され、 上方から蓋本体30を押圧して中栓本体21を瓶10の上端面13に押し付け、 図示しない巻締機により外周円筒部37の下端38を内方に折り曲げ、この折り 曲げ部を瓶段部12に係合して固定される。
【0004】 以上のようにして蓋50を取り付けた瓶10は、外蓋40を押し上げると、変 形された突起部(変形部)43により分離部36が持ち上げられ、脆弱部33に おけるブリッジ35が切れて分離部36と共に外蓋40が外れる。瓶10の内容 液である薬液は、図5,6に示すように蓋本体30の天面部31から露出した中 栓20に例えば注射針または点滴用導入管を射し、これら注射針等を通じて取り 出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、薬品を取り出した瓶10は、蓋50を除去し、残りの薬液を完全に 抜き出した状態で廃棄処理される。しかしながら、上記瓶50の密封構造では、 薬液を取り出した状態の瓶10には蓋本体30と中栓20が残っており、しかも 蓋本体30は外周円筒部37の下端38を折り曲げて瓶段部12に係合させてあ る。したがって、従来、蓋本体30の上端を工具で挾持して引き抜いたり、分離 部36の跡に形成される開口部に工具を引っ掛けて蓋本体30を引き裂いたりし ていたが、いずれも工具の使い方に無理があり、指を怪我したり、瓶を割ったり 、また薬品や内容液が衣服や身体に付着して衛生上の問題を生じるという問題点 を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するためになされたもので、上記薬用瓶の密封構造 において、蓋本体円筒部の下端に襞部を連続して設け、蓋本体を王冠状に形成し たものである。
【0007】
【作用】
上記薬用瓶の密封構造によれば、瓶に固定されている蓋本体は、外蓋を外した 状態で、栓抜きによって外される。
【0008】
【実施例】 以下、添付図面を参照して本考案の実施例について説明する。 図1は本考案にかかる薬用瓶の密封構造における蓋本体130を示し、外周円 筒部137の下端に王冠襞部139が周知の方法により連続して形成されている 。蓋本体130のその他の構成は上述の蓋本体30と同一であり、同一部分には “100”を加えた符号を付して説明を省略する。また、その他の部品は上述の 密封構造における部品と共通しており、図面への表現は削除するとともに、以下 の説明において同一部品および同一部分には同一符号を使用する。
【0009】 上記蓋本体130は、その天面部131に外蓋40を装着し、内側に突出する 外蓋40の突起部42を熱軟化し、その変形部43を分離部136の下面に係合 して固定される。外蓋40が固定された蓋本体130は、上述のように中栓20 を固定した瓶10の口部11に装着され、上方から蓋本体30を押圧しながら図 示しない王冠締機により外周襞部139を内方に折り曲げ、この襞部139を瓶 段部12に係合して固定される。
【0010】 上記蓋本体130を備えた瓶10は、外蓋40を押し上げ、この外蓋40と蓋 本体130の分離部136が外される。薬品を抜き出した後の瓶10は、図示し ない栓抜きにより普通に王冠を外す要領で蓋本体130が外される。また、中栓 20は本体21を持って容易に外すことができる。
【0011】 なお、外蓋40が装着されている状態では、この外蓋40は弾性材で形成され ているので、栓抜きの支点部分を外蓋40に当てても十分な反力が得られず、つ まり梃子の原理を応用した栓抜きが機能せず、蓋本体130を外すことはできな い。
【0012】 また、襞部139の係合する瓶段部12、特にその角部は、従来の王冠蓋の場 合に一般に採用されているように直径0.5mmの曲面にしてもよいし、直径1 .0mmの曲面としてもよい。ただし、減菌処理温度が高い場合(例えば121 ℃,30分)、従来の王冠のように直径0.5mmとするのが好ましい。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案にかかる薬用瓶の密封構造によれば、蓋 本体はその円筒部下端に襞部を設けて王冠状に形成されているので、この蓋本体 は栓抜きによって簡単容易に薬用瓶から外すことができる。つまり、従来の蓋本 体は、工具によって無理に引き抜いたり引き裂いたりする必要があったが、本願 の蓋本体は栓抜きで簡単に外すことができるので、怪我をすることもないし、薬 品が衣服や身体に付着するという危険もない。 また、瓶及びキャップの生産は金型により容易に製造することができ、コスト 高となるおそれがない。したがって、本考案は、従来の問題点を解消した密封構 造として、その実用価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる薬用瓶の密封構造における蓋
本体の斜視図である。
【図2】 外蓋を外した本考案にかかる薬用瓶の部分断
面図である。
【図3】 従来の薬用瓶の分解斜視図である。
【図4】 従来の薬用瓶の部分断面図である。
【図5】 外蓋を外した従来の薬用瓶の斜視図である。
【図6】 外蓋を外した従来の薬用瓶の部分断面図であ
る。
【符号の説明】
10…薬用瓶、11…口部、12…段部分、20…中
栓、23…垂下部、40…外蓋、42…突起部、50…
蓋、130…蓋本体、131…天面部、132…中央貫
通孔、133…脆弱部、137…円筒部、139…襞
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬用瓶の口部を蓋で密封する密封構造
    を、上記薬用瓶には口部外周に周方向に連続した段部を
    設ける一方、上記蓋を、上記薬用瓶の口部上端面を覆う
    本体の下面に円筒状の垂下部を一体に設けた弾性材から
    なる中栓と、軟質金属板を逆有底円筒状に加工し、天面
    部には中央貫通孔と該中央貫通孔の外側で周方向に連続
    した脆弱部を設け、周囲の円筒部には下端に襞部を連続
    して設けることにより王冠状に成形した蓋本体と、天面
    部内面中央に突起部を設けた熱可塑性樹脂からなる外蓋
    とで構成し、上記中栓は該中栓の垂下部を薬用瓶の口部
    に押し込んで取り付け、上記外蓋を蓋本体に被せ、蓋本
    体の貫通孔から内方に突出した外蓋の突起部を軟化させ
    て蓋本体と外蓋を一体化し、この一体化した蓋本体と外
    蓋を上記中栓を装着した薬用瓶の口部に外装し、蓋本体
    の襞部を内方に折り曲げて薬用瓶の段部に係合したこと
    を特徴とする薬用瓶の密封構造。
JP4073792U 1992-06-15 1992-06-15 薬用瓶の密封構造 Pending JPH061260U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4073792U JPH061260U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 薬用瓶の密封構造

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JP4073792U JPH061260U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 薬用瓶の密封構造

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Publication Number Publication Date
JPH061260U true JPH061260U (ja) 1994-01-11

Family

ID=12588949

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JP4073792U Pending JPH061260U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 薬用瓶の密封構造

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JP (1) JPH061260U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252967U (ja) * 1975-10-14 1977-04-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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